JP2516064Y2 - 建築板 - Google Patents
建築板Info
- Publication number
- JP2516064Y2 JP2516064Y2 JP40067590U JP40067590U JP2516064Y2 JP 2516064 Y2 JP2516064 Y2 JP 2516064Y2 JP 40067590 U JP40067590 U JP 40067590U JP 40067590 U JP40067590 U JP 40067590U JP 2516064 Y2 JP2516064 Y2 JP 2516064Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- wood
- treated
- building board
- adhesive
- Prior art date
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、主として床材、壁材、
天井材等として使用する建築板に関するものである。
天井材等として使用する建築板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来からこの種の建築板としては、図３
に示すように、木質基材（イ）の表面に、同一の塗装処
理した同種の木質単板（ロ），（ロ），・・・を貼着し
た後、一部マスキング塗装して所定の場所だけ表面の艶
を変えて使用するものが汎く知られていた。
に示すように、木質基材（イ）の表面に、同一の塗装処
理した同種の木質単板（ロ），（ロ），・・・を貼着し
た後、一部マスキング塗装して所定の場所だけ表面の艶
を変えて使用するものが汎く知られていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の技術にあっては、木質基材（イ）の表面
に、同種の木質単板（ロ），（ロ），・・・を貼着した
後、一部マスキング塗装して所定の場所だけ表面の艶を
変えてあるため、多少見た感じは変わっても一目で意匠
の表現に変化をもたせることができないという問題があ
った。
ような従来の技術にあっては、木質基材（イ）の表面
に、同種の木質単板（ロ），（ロ），・・・を貼着した
後、一部マスキング塗装して所定の場所だけ表面の艶を
変えてあるため、多少見た感じは変わっても一目で意匠
の表現に変化をもたせることができないという問題があ
った。
【０００４】本考案は、従来に係る上記の問題を解決す
るために考案されたものである。すなわち、その課題
は、意匠の表現に変化のある建築板を提供することであ
る。
るために考案されたものである。すなわち、その課題
は、意匠の表現に変化のある建築板を提供することであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案の建築板は、上述
した問題を解決するするものであり、木質基材の表面
に、木質片を接着剤に混入し圧締成形して作られた処理
単板の周囲に木質単板を配して貼着されて成る建築板で
あって、処理単板と木質単板との表面艶を異ならしめて
成るものである。
した問題を解決するするものであり、木質基材の表面
に、木質片を接着剤に混入し圧締成形して作られた処理
単板の周囲に木質単板を配して貼着されて成る建築板で
あって、処理単板と木質単板との表面艶を異ならしめて
成るものである。
【０００６】
【作用】本考案の建築板は、上記した構成をしており、
木質片を接着剤に混入し圧締成形してある処理単板と該
処理単板の周囲に配した木質単板との材質の違いと、該
処理単板と木質単板との表面艶の違いでもって意匠の表
現が変化するし、処理単板の周囲に配した木質単板と木
質基材でもって、該処理単板に直接衝撃がかかりにくく
なる。
木質片を接着剤に混入し圧締成形してある処理単板と該
処理単板の周囲に配した木質単板との材質の違いと、該
処理単板と木質単板との表面艶の違いでもって意匠の表
現が変化するし、処理単板の周囲に配した木質単板と木
質基材でもって、該処理単板に直接衝撃がかかりにくく
なる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案を図面に示した実施例に基づい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【０００８】図１及び図２に示す建築板は、本考案の一
実施例であり、木質合板や木質単板等で作られた木質基
材１の表面に、木質片を接着剤に混入し圧締成形して作
られた処理単板２の周囲に木質単板３，３，・・・を配
して貼着されて成る建築板であって、処理単板２と木質
単板３，３，・・・との表面艶を異ならしめて成るもの
である。
実施例であり、木質合板や木質単板等で作られた木質基
材１の表面に、木質片を接着剤に混入し圧締成形して作
られた処理単板２の周囲に木質単板３，３，・・・を配
して貼着されて成る建築板であって、処理単板２と木質
単板３，３，・・・との表面艶を異ならしめて成るもの
である。
【０００９】処理単板２は、原木や切断した木材等を厚
さ寸法０．０５乃至０．８０ｍｍ、面積６乃至４００ｍ
ｍ2 にスライスして作成した多数の木質片を、ウレタン
樹脂、ウレタンエマルジョン接着剤、軟質のポリエステ
ル樹脂、酢酸ビニル系接着剤等の接着剤と混練して、こ
の木質片と接着剤とを混練したものを容器に収納しプレ
ス装置で圧締成形し、所定の厚さ寸法にスライスして所
定の大きさに切断し、表面が鏡面となるようにポリエス
テル樹脂系塗料であるクリアーで全艶のポリエットＦ
（中国塗料（株）製）を塗装処理することによって作成
されている。このようにして作成された処理単板２の表
面には、比較的大面積の木片パターンが現れ、木味感を
表現できる。
さ寸法０．０５乃至０．８０ｍｍ、面積６乃至４００ｍ
ｍ2 にスライスして作成した多数の木質片を、ウレタン
樹脂、ウレタンエマルジョン接着剤、軟質のポリエステ
ル樹脂、酢酸ビニル系接着剤等の接着剤と混練して、こ
の木質片と接着剤とを混練したものを容器に収納しプレ
ス装置で圧締成形し、所定の厚さ寸法にスライスして所
定の大きさに切断し、表面が鏡面となるようにポリエス
テル樹脂系塗料であるクリアーで全艶のポリエットＦ
（中国塗料（株）製）を塗装処理することによって作成
されている。このようにして作成された処理単板２の表
面には、比較的大面積の木片パターンが現れ、木味感を
表現できる。
【００１０】木質単板３は、処理単板２と同一の厚さ寸
法で所定の大きさに切断したナラ材の表面にウレタン樹
脂系塗料であるクリアーで三分艶のフロアー２Ａ（名古
屋ペイント（株）製）を塗装処理することによって作成
されている。
法で所定の大きさに切断したナラ材の表面にウレタン樹
脂系塗料であるクリアーで三分艶のフロアー２Ａ（名古
屋ペイント（株）製）を塗装処理することによって作成
されている。
【００１１】そして、上記のようにして作成された処理
単板２と木質単板３，３，・・・を、木質基材１の表面
に接着剤でもって貼着するのである。このとき処理単板
２と木質単板３，３，・・・との位置としては、処理単
板２の周囲に木質単板３，３，・・・を隣接するように
配される。
単板２と木質単板３，３，・・・を、木質基材１の表面
に接着剤でもって貼着するのである。このとき処理単板
２と木質単板３，３，・・・との位置としては、処理単
板２の周囲に木質単板３，３，・・・を隣接するように
配される。
【００１２】尚、上記実施例においては、処理単板２の
表面を鏡面塗装処理したが、処理単板２の表面を七分艶
や八分艶等の他の艶出しを行っても良い。
表面を鏡面塗装処理したが、処理単板２の表面を七分艶
や八分艶等の他の艶出しを行っても良い。
【００１３】又、上記実施例においては、木質単板３を
ナラ材とし、その表面に三分艶の塗装処理したが、木質
単板３を杉材やチーク材等の他の木材を使用して、五分
艶や六分艶等の他の艶出しを行っても良い。
ナラ材とし、その表面に三分艶の塗装処理したが、木質
単板３を杉材やチーク材等の他の木材を使用して、五分
艶や六分艶等の他の艶出しを行っても良い。
【００１４】
【考案の効果】本考案の建築板は、上記したような構成
をしており、木質基材の表面に、処理単板の周囲に木質
単板を配されて貼着され、処理単板と木質単板との表面
艶を異ならしめてあるので、処理単板の周囲に配した木
質単板との材質の違いと、該処理単板と木質単板との表
面艶の違いでもって光の反射が異なることによって、意
匠の表現の幅が大きく変化するという効果がある。しか
も処理単板の周囲に木質単板を配したので、処理単板に
直接、衝撃を受けたり異物が接触することが少ないの
で、処理単板の木質片や接着剤の欠けやクラック等の発
生が起こりにくいという効果がある。
をしており、木質基材の表面に、処理単板の周囲に木質
単板を配されて貼着され、処理単板と木質単板との表面
艶を異ならしめてあるので、処理単板の周囲に配した木
質単板との材質の違いと、該処理単板と木質単板との表
面艶の違いでもって光の反射が異なることによって、意
匠の表現の幅が大きく変化するという効果がある。しか
も処理単板の周囲に木質単板を配したので、処理単板に
直接、衝撃を受けたり異物が接触することが少ないの
で、処理単板の木質片や接着剤の欠けやクラック等の発
生が起こりにくいという効果がある。
【図１】本考案の建築板の全体斜視図である。
【図２】本考案の建築板の断面図である。
【図３】従来例の建築板の全体斜視図である。
１ 木質基材 ２ 処理単板 ３ 木質単板
Claims (1)
- 【請求項１】 木質基材の表面に、木質片を接着剤に混
入し圧締成形して作られた処理単板の周囲に木質単板を
配して貼着されて成る建築板であって、処理単板と木質
単板との表面艶を異ならしめて成る建築板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40067590U JP2516064Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 建築板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40067590U JP2516064Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 建築板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0489302U JPH0489302U (ja) | 1992-08-04 |
| JP2516064Y2 true JP2516064Y2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=31878888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40067590U Expired - Fee Related JP2516064Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 建築板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2516064Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP40067590U patent/JP2516064Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0489302U (ja) | 1992-08-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |