JPS61212290A - スクワレンの製造法 - Google Patents

スクワレンの製造法

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JPS61212290A
JPS61212290A JP5379985A JP5379985A JPS61212290A JP S61212290 A JPS61212290 A JP S61212290A JP 5379985 A JP5379985 A JP 5379985A JP 5379985 A JP5379985 A JP 5379985A JP S61212290 A JPS61212290 A JP S61212290A
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JP
Japan
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squalene
culture
atcc
pseudomonas
methylomonas
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Pending
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JP5379985A
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English (en)
Inventor
Sadaji Uragami
貞治 浦上
Hiromi Koga
木我 浩美
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスクワレンの製造法に関し、さらに用されるス
クワランの原料である。スクワレンは、組成としてCI
IH5G  を示す不飽和炭化水素で、2 、6.10
.1.5.、19.25−へキサメチル−2,6,10
,14,18,22−テトラコサへキサエンであり、こ
のスクワレンを水素添加することKより、スクワラン(
2、6、10゜15.19.23−ヘキサメチルテトラ
コサン)を得ることが出来る。
〔従来技術1発明が解決しようとする問題点〕スクワレ
ンは、特殊な深海さめの肝油中に多量に含まれているこ
とが知られており、従来、フィリピン、スペイン、台湾
、その他からさめ肝油を輸入し、その中よりスクワレン
な抽出精製していた。しかしながら、この特殊深海ざめ
の漁獲量の変動とスクワレン藩破増大および安定的確保
から、天然品に頼らないスクワレンの製造法が望まれて
いる。
微生物によるスクワレンの生産に関しては、糸状萌によ
る方法(油化学第61巻、1号−p−52〜54.19
82)が知られているが、糸状菌を用いる方法は、微生
物の培養の点において生産性が低(問題が多い。
本発明者らは、細菌を用いるスクワレンの生産技術を確
立することを目的とした。
〔問題を解決するための手段1作用〕 本発明者らは、スクワレンを生産する細菌を見出すべく
研究を重ねた結果、シュードモナス属、プロタミノバク
タ−属、メチロモナス属。
メタノモナス属、メチロバチルス属、アクロモバクタ−
属、アルテロモナス属、ハイホミクロビウム属、プロト
モナス属またはメチロバクテリウム属に属する菌株が菌
体中にスクワレンを生産することを見出して本発明を完
成した。
本発明において使用される細菌としては、シュードモナ
ス属、プロタミノバクタ−属、メチロモナス属、メタノ
モナス属、メチロバチルス属、γりロモバクター属、ア
ルテロモナス属。
ハイホミクロビウム属、プロトモナス属またはメチロバ
クテリウム属に属し、スクワレンを主側として、シュー
ドモナス インスエタ ATCC21276、ATCC
21455、ATCC21962,シュードモナス メ
タノリカ ATCC21704,ATCC21960、
シュードモナス、メチロトロファ NCIB  105
0B、NCIB  10509゜NCIB  1051
0、NCIB  10511゜NCIB   1051
2、 NCIB   1051!l、NCIB   1
0514.N(、IB   10515゜NCIB  
 10592.NCIB   10591NCIB  
 10594.NCIB   10595゜NCIB 
 10596.シュードモナス エスピー ATCC2
143?、シュードモナスメタノリス BNK−84(
微工研菌寄第2247号)、同BNM−56(微工研菌
寄第2248号)、同B−1539(微工研菌寄第22
50号)、プロタミノバクタ−カンデイダスATCC2
1371ATCC21959、プロタミノバクタ−チア
ミノファガス ATCC21371、ATCC2195
7、メチロモナス クララ ATCC5’1226゜メ
チロモナス メタノリカ NRRLB−5458、メチ
ロモナス サラシカ ATCC33146、メチロモナ
ス メタツカタラレスリカ B−78(微工研菌寄第4
036号)、同B−42(微工研菌寄第4037号)、
四B−452(微工研菌寄第4038号)、メチロモナ
ス メタノ7ラクトリカ B−145(微工研菌寄第4
039号)、四B−134(微工研菌寄第4040号)
、同33−148(微工研醒寄第4041号)、同B−
65(微工研菌寄第4042号)、同B−58(微工研
菌寄第4043号)、メタノモナス メチロボラ AT
CC21852,同ATCC21369゜同ATCC2
1958,同ATCC21963、メタノモナス メチ
ロボラ サブエスピー チアミ/ヒイラ ATCC21
370゜メチロバチルス グリコゲネス ATCC29
475、アクロモバクタ−メタノモナスATCC212
75、同ATCC21452、同ATCC21961、
アルテロモナスサラソメタノリカ ATCC53145
,/%イホミクロビウム エスピー DSM  1B6
9、ハイホミクロビウム プルガレ NCIB9698
−プロトモナス エクストルクエンスJCM  280
2nよびメチロバクテリウムオルガノフイラム ATC
C27B8などがある。これらの菌はすべて公知である
。また。
これらの菌株より得られた変異株も使用することが出来
る。
これらのスクワレン生産細菌を培養するに当って用いら
れる栄養培地としては、各菌株が生育可能な栄養培地で
あれば特に制限はないが。
合成培地が好ましい。炭素源として通常はメタノールお
よび/またはメチルアミンが使用される。
なお、プロトモナス エクストルフェンスおよびメチロ
バクテリウム オルガノフイラムではメタノールおよび
/またはメチルアミンにかえてフラクトースな、どの糖
類およびグリセロールなどの糖アルコール類を用いるこ
とができる。
さらに培地成分として通常の窒素源、無機物の適量が使
用される。
窒素源としては、通常はたとえば硫酸アンモニウム、尿
素、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、ペプトン
、肉エキス等が用いられ、無機塩類としては1通常はた
とえばリン酸塩、マグネシウム塩、鉄塩、その他必l!
に応じて微量金属塩が用いられる。さらに、アミノ酸、
核酸、ビタミン、酵母エキス、麦芽エキス等生育促進物
質も使用される。又、使用菌株が栄養要求性を示す場合
には、その要求性物質を培地に添加する。
また、メチロモナス サラシカ ATCC34146、
アルテロモナス サランメタノリカ A’FCC331
45などは生育KNaC1の添加を必要とするので、培
地中KNaCA!を2〜4%添加するか、あるいは培地
作成に用いる水として海水を使用する必要がある。
培養温度は通常25〜45℃の範囲で各菌株にとって生
育・増殖に適した温度を選択すればよい。培養pHは1
通常6〜8の範囲で、各菌株にとって生育・増殖に適し
たp’Hを選択する。
培養方式は、回分培養あるいは連続培養のいずれでもよ
い。
窒素源として、アンモニウム塩を使用する場合は、菌体
が増殖するに伴って培養液中のpHが低下するので、培
養期間中の培地のpHを一定に保つためにアンモニア、
苛性カリもしくは苛性ソーダ等を添加して培養液のpH
な調節する必要がある。これらの中でアンモニアが特に
好ましい。
このようKして培養して得られた培養液から。
たとえばろ過もしくは遠心分離などの通常の固液分離手
段によって菌体を分離し、そのままあるいは乾燥した菌
体を得る。
得られた菌体からスクワレンの分離、抽出は常法に従っ
て行なうことができる。たとえば。
メタノールに菌体を懸濁させた懸濁液を50〜90℃で
1〜数時間加熱抽出する。あるいは。
まずメタノール、水酸化ナトリウムおよびピロガロール
の混合物を用いて菌体中のリン脂質などのけん化性物質
なけん化し、このけん化液からn−ヘキサンのような水
き混合しない有機溶媒を加えてスクワレンを抽出する。
ついで、この抽出物をシリカゲルおよびフロリジルなど
を用いて分別精製を行なって単離する。
菌体から得られたスクワレンのI’fl定には、ベーパ
ークロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、元素
分析、核磁気共鳴スペクトルおよび質量分析などの手段
が用いられる。
また、定量法としては、スクワランを内部標準物質とす
るガスクロマトグラフィー分析法によることができる。
〔実施例〕
以下実施例によってさらに具体的に説明する。
実施例 1 純水11あたり(NH4)2SO45/、KH2PO4
1、4J/ 、Na2HPO42、111゜Mg804
−7H200,2g −CaCJ2−2H2030Q−
FsC6H507・XH2O50m9、MnCJ2・4
H20519,ZnSO4−7H205119、CuS
O4−5H200,5W、酵母エキス 0゜2g、ビタ
ミン混合液 0.1d、およびメタノール 8117を
溶解し、pHが7.1に調節された液 200−を16
容三角フラスコに入れ120℃で20分間殺菌し、これ
を培地とした。
ビタミン混合液の組成は ビオチン            20μgパントテン
酸カルシウム     4rn9葉   酸     
           2o“yイノシトール    
     20ダニコチン酸           4
■ピリドキシン塩酸塩       4mgチアミン塩
酸塩         4mgp−アミ7安息香酸  
     2■リボフラビン          21
19純   水              1000
m/である(以下の実施例でも同様)。これK、前記と
同様な培地を用いて30℃で24時間前培養された各菌
株の培養液をそれぞれ1容量%接種し、50℃で回転振
とう培養を行なった。培養開始後24時間で培養液中の
メタノール濃度は0.001%以下となった。この培養
液を遠心分離し、菌体重量および菌体中のスクワレン含
量を測定した。
結果を第1表に示す。
実施例 2 海水11あたり(NH4)2804 5fi。
KH2PO41,411,NaHPO42,1g。
MgSO4・7H200+ 2jJ、CaCj2・2H
2030W、FeC6H507XH2O50W。
MnC!I2−4H205#、ZnSO4・7I(20
5NF、CuSO4・5H200,5iy−ビタミンB
1210μyおよびメタノール 8−を溶解し、pHが
7.1に調節された液200dを11容三角フラスコに
入れ120℃で20分間殺菌し、これを培地とした。
これに、前記と同様な培地を用いて30℃で24時間前
培養されたメチロモナス サラシ力ロ ATCC35146およびアルテ寸モナスサラソメタノ
リカ A’l’CC53145をそれぞれ1容量%接種
し、30℃で回転振とう培養を行なった。
培養開始後24時間で培養液中のメタノール濃度は0.
001%以下となった。この培養液を遠心分離し、菌体
重量および菌体中のスクワレン含量を測定した。
結果を第2表に示す。
@2表 実施例 3 純水1)あたり(Nf(4)zs04 5 g、KI(
2PO41,4g、Na2HPO42,1g、M、?S
O4,7H200,2、lit 、CaCl2”2H2
05019、FeC6H:07・XH2O301!9M
nCJ2 ・4H205IRg、ZnSO47H205
#。
Cu5OtH5H200,5W、酵母エキス 0゜2y
%ビタミン混合液 0.1mおよびメチルアミン塩酸塩
 5yを溶解し、pHが7.1に調節された液200−
を11容三角フラスコに入れ120℃で20分間殺歯し
、これを培地とした。
これに、前記と同様な培地を用いて30℃で24時間前
培養された各菌株の培養液をそれぞれ1容量%接種し、
30℃で回転振とう培養を行なった。培養開始後36時
間後に培養液を遠心分離し、菌体重量および菌体中のス
クワレン含量を測定した。
結果を第3表に示す。
第5表 実施例 4 実施例1と同様な方法で培養したシュードモナス メタ
ノリス BNK−84の凍結乾燥菌体 1011をイン
プロパツール 45itjに懸濁し、これにピロガロー
ル 1.5y、50%NaOH15*j、水 151を
入れて%90℃で100分間加熱し、アルカリケン化処
理を行なったのち、ヘキサン 250W11を加え転溶
した。この転溶な2回行なった後、ヘキサン層を濃縮し
て抽出物を得た。
和光製シリカゲル C−5005G、9をヘキサンに懸
濁し、カラムに充填した。このカラムの充填層上面に前
記抽出物を載せてヘキサン有画分を分取した。
分取されたスクワレン含有液を濃縮乾固して。
スクqレンを95%含有する濃縮物を9゜5W9得た。
スクワレンの確認は質量分析および核磁気共鳴スペクト
ルで行なった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、スクワレンを細菌中より安価Kかつ安
定的に得ることが可能である。
特許出願人 三菱瓦斯化学株式会社 代表者長野和吉

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シュードモナス属、プロタミノバクター属、メチロモナ
    ス属、メタノモナス属、メチロバチルス属、アクロモバ
    クター属、アルテロモナス属、ハイホミクロビウム属、
    プロトモナス属またはメチロバクテリウム属に属するス
    クワレン生産細菌を、栄養培地に好気的に培養して菌体
    内にスクワレンを蓄積させ、菌体中に蓄積されたスクワ
    レンを取り出すことを特徴とするスクワレンの製造法
JP5379985A 1985-03-18 1985-03-18 スクワレンの製造法 Pending JPS61212290A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012531917A (ja) * 2009-07-01 2012-12-13 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア 微細藻類コロニーからの細胞外テルペノイドの抽出法
JP2016220569A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 国立大学法人広島大学 微生物、炭化水素の生産方法、廃液の処理方法及び微生物のスクリーニング方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012531917A (ja) * 2009-07-01 2012-12-13 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア 微細藻類コロニーからの細胞外テルペノイドの抽出法
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