JPS6121074A - 味噌風味・液状食品の製造法 - Google Patents

味噌風味・液状食品の製造法

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JPS6121074A
JPS6121074A JP59141734A JP14173484A JPS6121074A JP S6121074 A JPS6121074 A JP S6121074A JP 59141734 A JP59141734 A JP 59141734A JP 14173484 A JP14173484 A JP 14173484A JP S6121074 A JPS6121074 A JP S6121074A
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miso
soup
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liquid
salt
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Michio Sugawara
道夫 菅原
Masashi Kushibuchi
櫛淵 正史
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MASHIKO MISO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は味噌風味の液状食品及びその製造法に関する。
さらに詳しくは低食塩味噌を原料として得られる液状味
噌を含むクリーム状またはペースト状の液状食品に関す
る。
近年、食生活の変化あるいは多様化にともなって、食品
に対する嗜好、使用態様等も多様化しており、日本の代
表的調味料である味噌についても、その傾向がみられる
。勿論、味噌の新たな使用態様の提供は、新たな味噌の
需要拡大を喚起するものであり、斯界に於て本発明の目
的とするような製品の出現が強く要望されていた。
本発明は、ここにスープ類例えば、コーンポタージュ、
かぼちゃクリームスープ、グリーン・ピーススープ、カ
レースープ等のクリーム状スープ、ならびにペースト類
例えばカレー等と、低食塩味噌を原料として得られた液
状味噌とを組合せることによる新しい風味の液状食品を
提供するものである。
従来の技術とその欠点 市販味噌を素材としてそれらを混合してスープの様な液
状の食品を製造する場合、味噌の塩分が高いためにその
使用量を微量に抑えねばならなかった。さらに味噌粒子
が粗いため、均一でなめらかなものが製造できないとい
う欠点があった。すなわち、そのようにして得られたも
のは食感上ざらつきがあり、従来の同種製品に見られる
ような一様な性状を有していなかった。
そこで、当然原料として用いる味噌の粒子を小さくする
かあるいは粗い粒子がなくなるようにすればよいのであ
るが、そのような方法としては篩別法、攪拌破壊法、高
圧噴射破壊法等の公知手段があった。そこで、前記各種
方法を実施してみると篩別法に於ては味噌粒子が篩目の
目づまりをひきおこし、継続的に実施することができな
かった。
また、攪拌破壊法に於ては味噌が粘稠なために攪拌不良
になり、そのため味噌粒子の細分化が十分になされない
という欠点があった。さらに高圧噴射破壊法に於ては、
味噌粒子の細分化は一応十分になしうるが、その反面、
細分化した味噌粒子が大豆の青臭みを有しているという
欠点があった。
しかして本発明の出願人は、この高圧噴射破壊法を用い
る改良法として、先に「味噌と水とを混合し、得られる
混合物を比較的低温の下で、加圧下に均質化(高圧噴射
破壊法)し、熟成させ、次いで加熱するというような諸
工程を含む、分散安定化した液状味噌の製造方法」を出
願している。
(特願昭56−145699号;特公昭58−4745
8号)本発明は、この出願のその後の発展に係るもので
ある。
本発明の構成 本発明の味噌風味液状食品は、まず味噌粒子が十分に微
細化しており、しかも青臭みのない「液状味噌」をまず
得、次いでこの液状味噌に、50%以上の割合でスープ
類あるいはペースト類を添加してなるものである。
本発明でいう前記「液状味噌Jは、前述の本件特許出願
人提示の特願昭56−145699号に記載されている
方法の一部改良法にて行なう。
すなわち、本発明の先願に示す液状味噌は、味噌と水と
の混合物を比較的低温(35〜45℃)の下で高圧(8
0〜100kg/cut)噴射破壊法により均質化処理
し、熟成(40〜45℃)し、次いで殺菌と酵素の失活
を兼ね加熱する(約70℃)ことにより得られるもので
あるが、本発明でいう「液状味噌」は、(1)原料味噌
として塩分3〜7%の低食塩味噌を用い、かつ(11)
均質化処理に於ける高圧噴射破壊の圧力を、100kg
/cnt以上にしその後の(iii )熟成工程を省略
することに於て相違するものである。
前記の如く本発明に於ては、高圧噴射破壊を、先願の方
法(80〜100kg/cJ)よりも高い100kg/
cnf以上の圧力で行う。このような圧力を採用するこ
とにより味噌粒子が一層微細化されるので、実質的に食
感上のなめらかさが増したしかも塩分の少ない液状味噌
が生ずる。なお、高圧噴射破壊の圧力は、高圧噴射装置
の機械的制約を除けば、高いほど望ましい。
従来公知の方法では味噌粒子の過度の微細化は製品が青
臭みを有するようになるので余り好ましいことではない
とされていた。しかし本発明はこの問題を別の構成すな
わち、低食塩味噌を原料にするということにより、解消
したのである。
要するに従来公知の方法に於て、液状味噌に青臭みが生
じるのは、その原料となる味噌が高塩分(約12%)で
あるために、(第1表参照)熟成工程で大豆が酵素によ
り十分に分解されないことによる。
本発明者等は、意外にも、従来の味噌よりも塩分が少な
い、すなわち塩分濃度3〜7%の低食塩味噌を原料にす
ると、熟成工程で原料大豆の、醗酵分解が十分になされ
ているために青臭みのない液状味噌が得られることを見
出した。
更に好ましいことには、この分解物が俗に言う「うま味
」をかもち出すので液状味噌にコクのある風味を付与す
るのである。しかも塩分が少ないので利用範囲を広げる
ことが出来た。一方、塩分が3%以下の、いわゆる減塩
味噌を原料として用いると、熟成工程で過分解く醗酵過
剰)がおこる′−7× 訳 訴 訳 ン 譜 譜 譜 
エキ 旧 巡 × × よ 、zzx、zz  訳 畷くト畑くト@畑惟謬 ので、液状味噌にしたとき青臭みはなくなるが、その反
面過分解生成物が風味を損なうので好ましくない。さら
に製品が保存にたえないという問題も生ずる。
従って、本発明に於ては、塩分を3〜7%含有する低食
塩味噌を原料にすることが必須である。
本発明に於ては、ついで、得られた「液状味噌」に、通
常のスープ類あるいはペースト類を通常の方法により混
ぜる。かくて、新しい風味の液状食品を得ることができ
る。
次に実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1:醗酵型低食塩味噌を原料とする液状味噌の製
造。
醗酵型低食塩味噌(食塩4.9%、含水率43.2%)
20kgを水12β中に混合分散させ、高圧噴射破壊圧
100kg/c++tでホモジナイザーを使用して均質
化処理し、温度を70℃に高めてこの温度で15分間保
ち殺菌並びに酵素を失活させて分散性の良好な塩分の少
ない液状味噌を得た。
この液状味噌と原料味噌の粒度分析を行ない第2表の結
果を得た。
比較例1;淡色辛口味噌(長期熟成)を原料とする液状
味噌の製造。
市販の淡色辛口味噌(長期熟成)(食塩12.4%、含
水率44.3%)を原料として実施例1と同様に液状味
噌を製造し、粒度分析を行った。第3表にその結果を示
す。
比較例2:淡色辛口味噌(短期熟成)を原料とする液状
味噌の製造。
市販の淡色辛口味噌(短期熟成)(食塩12.3%、含
水率46.5%)を原料として実施例1と同様に液状味
噌を製造し、粒度分析を行った。第4表にその結果を示
す。
実施例2:味噌風味コーンスープ 実施例1で得た本発明の液状味噌と次に示す原材料のコ
ーンスープを通常の方法で混ぜ、味噌風味コーンスープ
を製造した。
原材料〈2人前〉 コーンスープ スィートコーン       42  gたまねぎ  
        45  gバク−13g 小麦粉           8g 牛  乳                  50 
  d!スープストック       200  ml
!生クリーム          30  gサラダ油
           6g 実施例1の液状味噌       38  g比較例3
:コーンスープ 次に示す原材料のコーンスープを通常の方法で製造した
原材料く2人前〉 スィートコーン       60  gたまねぎ  
        65  gバク−13g 小麦粉           8g 牛  乳                 50  
rr11スープストック       200  m生
クリーム           303サラダ油   
        6g 実施例3:味噌風味かぼちゃクリームスープ実施例1で
得た本発明の液状味噌と次に示す原材料のかぼちゃのク
リームスープを通常の方法で混ぜて味噌風味かぼちゃク
リームスープを製造した。
原材料く2人前〉 かぼちゃのクリームスープ 裏ごしかぼちゃ       224gバク−28g 小麦粉            8g ブイヨン(固形)        4g水      
               360 ml生クリー
ム           50  g実施例1の液状味
噌      96  g実施例4:味噌風味グリーン
ピーススープ実施例1で得た本発明の液状味噌と次に示
す原材料のグリーンピーススープを通常の方法で混ぜて
味噌風味グリーンピーススープを製造した。
原材料く2人前〉 グリーンピーススープ 裏ごしグリーンピース    64  gたまねぎ  
        16  gバター         
    111  g小麦粉           9
g スープストック       480  ml!生クリ
ーム          10  g塩       
              1g実施例1の液状味噌
       20  g比較例4:カレー 次に示す原材料のカレーを通常の方法で製造した。
原材料く2人前〉 カレールウ         49  g豚  肉  
                78   g玉ねぎ
           89  gじゃがいも    
     67  gにんじん          3
4  g実施例5.6:味噌風味カレー 実施例1で得た本発明の液状味噌で比較例4のカレーの
原材料の野菜類を次に示す割合でそれぞれ置換して原材
料とし、味噌風味カレーを製造した。
(実施例5:味噌風味カレー) (原材料2人前) 比較例4の野菜類の2割を実施例1の液状味alと置換 カレールウ          49  g豚  肉 
                 78   g玉ね
ぎ           71  gじゃがいも   
      53  gにんじん          
27  g実施例1の液状味噌     38  g(
実施例6:味噌風味カレー) (原材料2人前) 比較例4の野菜類の5割を実施例1の液状味噌と置換 カレールウ          49  g豚  肉 
                 78   g玉ね
ぎ           45  gじゃがいも   
      34  gにんじん          
17  g実施例1の液状味噌     95  g本
発明の効果 実施例1及び比較例1.2に示した粒度分析から液状味
噌の粒子が十分に微細化していることがわかる。このこ
とは、液状味噌と通常のスープ類あるいはペースト類と
を混合して、本発明の味噌風味液状食品を製造した場合
に、食感上のざらつきがないことを裏づけでいる。
なお、液状食品に粗い粒子(35メッンユ以上)が微量
(原料味噌100g中0.3g以下)存在しているが、
これは大豆種皮等の繊維膜状のものであり。粒子型では
ないので食感上のざらつきの原因にはならない。
本発明による味噌風味液状食品は、新たな風味を有する
新規な製品である。しかも従来のスープ類あるいはペー
スト類のなめらかな舌ざわりを併せ有するのでスープ類
の新たな需要分野を開くものである。なお、本発明の液
状味噌に添加する、スープ類あるいはペースト類の種類
に特に限定はない。またその添加量も任意であるが、出
来上り製品の食塩濃度を考慮して液状味噌51%未満と
し、残部をスープ類あるいはペースト類とすれば従来の
味噌汁ともスープ類又はペースト類とも異なる風味の、
味噌風味液状食品を得る。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低食塩味噌を原料とする液状味噌50%未満、及
    び残部がスープ類あるいはペースト類である味噌風味・
    液状食品。
  2. (2)スープ類がスイートコーンスープである特許請求
    の範囲第(1)項記載の味噌風味液状食品。
  3. (3)スープ類がかぼちゃのスープである特許請求の範
    囲第(1)項記載の味噌風味液状食品。
  4. (4)スープ類がグリンピースのスープである特許請求
    の範囲第(1)項記載の味噌風味液状食品。
  5. (5)ペースト類がカレーである特許請求の範囲第(1
    )項記載の味噌風味液状食品。
  6. (6)食塩を3〜7%含有する低食塩味噌と水とを混合
    し、得られる混合物を高圧噴射破壊圧100kg/cm
    ^2以上で均質化処理し、次いで加熱処理を行って塩分
    の少ない液状味噌を得、これに50%以上のスープ類あ
    るいはペースト類を添加することを特徴とする味噌風味
    液状食品の製造法。
  7. (7)スープ類がスイートコーンスープである特許請求
    の範囲第(6)項記載の味噌風味液状食品の製造法。
  8. (8)スープ類がかぼちゃのスープである特許請求の範
    囲第(6)項記載の味噌風味液状食品の製造法。
  9. (9)スープ類がグリンピースのスープである特許請求
    の範囲第(6)項記載の味噌風味液状食品の製造法。
  10. (10)ペースト類がカレーである特許請求の範囲第(
    6)項記載の味噌風味液状食品の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63233767A (ja) * 1987-03-23 1988-09-29 Marudai:Kk ポタ−ジユ風ス−プおよびその製造方法
JP2007006834A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Marukome Kk 味噌及び味噌食品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5813366A (ja) * 1981-07-13 1983-01-25 Lion Corp みそ含有乳化液状ドレッシング
JPS5847475A (ja) * 1981-09-16 1983-03-19 Mashiko Miso Kk ス−プの素

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