JPS61207230A - 車両用油圧式変速機のクラツチ装置 - Google Patents

車両用油圧式変速機のクラツチ装置

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JPS61207230A
JPS61207230A JP60048777A JP4877785A JPS61207230A JP S61207230 A JPS61207230 A JP S61207230A JP 60048777 A JP60048777 A JP 60048777A JP 4877785 A JP4877785 A JP 4877785A JP S61207230 A JPS61207230 A JP S61207230A
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clutch
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Hisafumi Iino
尚史 飯野
Kazuya Maki
一哉 牧
Junichi Miyake
三宅 準一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明は、入力軸に連なる油圧ポンプと出力軸に連なる
油圧モータとの間に形成された油圧閉回路に、前記油圧
ポンプの吸入および吐出口間の短絡路が接続され、該短
線路にはそれを開閉するためのクラッチ弁が配設され、
該クラッチ弁の作動を制御する制御装置には、エンジン
回転数を検出する第1検出手段と、スロットル開度を検
出する第2検出手段と、車速を検出する第3検出手段と
が接続され、該制御装置は車速か設定値未満のときには
、エンジン回転数検出信号とスロットル開度検出信号と
の比較結果に基づいて前記クラッチ弁の作動を制御し、
車速か前記設定値以上となったときに前記クラッチ弁を
閉じ方向に制御すべく構成される車両用油圧式変速機の
クラッチ装置に関する。
(2)従来の技術 従来、かかるクラッチ装置は、特開昭56−95722
号公報などで知られている。
(3)発明が解決しようとする問題点 上記従来装置では、急坂を登板するときのようにエンジ
ン負荷が大きいときには、スロットル開度が大きいにも
拘らずエンジン回転数が上昇せず、したがってクラッチ
弁が全閉状態とならず、短絡路が半開き状態で車両が走
行する可能性があり、動力伝達効率が低下するので、こ
れを防止するためには車速設定値を比較的低速側に設定
する必要がある。
ところが、車速設定値を低速側に設定すると、その車速
設定値を超える車速で走行している途中に急ブレーキ操
作をしたときに、エンジンストールが生じるおそれがあ
る。すなわち、急ブレーキ操作を行なうと、エンジンに
対する負荷が増大す、るにも拘らず、車速か車速設定値
未満となるまではクラッチ弁が全閉状態となっており、
しかも設定車速未満となってから車両の停止までの時間
が極めて短いことから、車速設定値未満に車速か低下し
てもクラッチ弁の開弁動作によるエンジンに対する負荷
の低減が十分に行なわれないからである。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、車
速設定値を低速側に設定しておいても、急ブレーキ操作
によるエンジンのストールを防止し得るようにした車両
用油圧式変速機のクラッチ装置を提供することを目的と
する。
B0発明の構成 (11問題点を解決するための手段 本発明によれば、ブレーキ操作を検出する第4検出手段
が制御装置に接続され、該制御装置はブレーキ操作検出
信号の入力に応じて車速設定値を増加すべく構成される
(2)作 用 車速設定値を低速側に設定していても、急ブレーキ操作
を行なったときに該車速設定値が増加することにより、
クラッチ弁が速やかに開弁方向に作動し、エンジンに対
する負荷が軽減されるので、エンジンストールが生じる
ことが回避される。
(3)実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
先ず本発明の第1実施例を示す第1図において、自動車
の油圧式無段変速機Tは、エンジンEにより駆動される
入力軸1を有する定吐出量型油圧ポンプ2と、、車輪W
を駆動する出力軸3を有ししかも前記油圧ポンプ2と同
一軸線上に配設される可変容量型油圧モータ4とから構
成される。
油圧ポンプ2および油圧モータ4は油圧閉回路5によっ
て相互に接続されており、該油圧閉口路5には短絡路6
が接続され、この短絡路6にクラッチ弁Cvが設けられ
る。また入力軸1により駆動される補給ポンプ10の吐
出口が逆止弁8.9を介して油圧閉回路5に接続され、
油タンク12か1ら汲み上げられる作動油が不足分を補
充すべく油圧閉回路5に供給される。さらに補給ポンプ
lOの吸入右よび吐出口間にはリリーフ弁1.1 l?
<設け、られる。
クラッチ弁Cvは駆動装置13によって駆動されるもの
であり、駆動装置13の作動は制御装置14によって制
御される。この制御装置14には、エンジン回転数を検
出する第1検出手段stと、スロットル開度を検出する
第2検出手段S2と、車速を検出する第3検出手段S3
と、ブレーキ操作を検出する第4検出手段S4とが接続
されており、制御装置14はそれらの検出手段SL、S
2゜S3,34からの人力信号に基づいて駆動装置13
の作動を制御する。
第2図において、クラッチ弁Cvは変速llTの機枠1
8を貫通して配設される固定軸19と、該固定軸19内
に回動可能に嵌装される回動軸20とにより構成される
。固定軸19の外端はキー21によって機枠18に結合
され、固定軸19の内端には分配環22が偏心して取付
けられる。この分配環22によりモータシリンダ23の
内壁と分配盤24とによって画成された室25が、油圧
ポンプ2の吐出側に連通ずる高圧室25aと、油圧ポン
プ2の吸入側に連通ずる低圧室25bとに区画される。
回動軸20は、固定軸19の貫通孔26に回動可能に嵌
装されており、この回動輪20の中間部は軸受27によ
って機枠18に抜止め的に支承され、回動軸20の内端
には高圧室25aに臨む穴28が穿設される。
第3図および第4図を併せて参照して、回動軸20には
、穴28の最深部に通じる弁孔29,30が一直径線上
に設けられ、回動軸2oの所定の回動位置で弁孔29,
30に合致する短絡孔31が固定軸19に穿設される。
この短絡孔31は低圧室25bに連通ずる。
一方の弁孔29は大径部29aと小径部29bとから成
るダルマ形に形成されており、羊の大径部29aの直径
と短絡孔31のそれとはほぼ同一である。他方の弁孔3
0は円形に形成されており、この弁孔30の直径は短絡
孔31のそれとほぼ同一である。一方の弁孔29の向き
は、クラッチオフ時において大径部29aと短絡孔31
とが合致し、クラッチオンの過程においては、回動軸2
゜の回動に伴って小径部29bが短絡孔31に対面する
ように定められる。
このようなりラッチ弁C■では、クラッチオフ時には第
4図(a)で示すように一方の弁孔29の大径部29a
と他方の弁孔30とが短絡孔31に合致して短絡路6が
全開となる。またその状態から角度θ1だけ回動軸20
が回動すると、第4図山)のようになる。さらに、回動
軸20の回動角がθ2となると、第4図(C)のように
全閉状態となる。
再び第1図において、第1検出手段S1は、たとえば入
力軸lの回転に応動する油圧ガバナであり、その入力ポ
ート34は補給ポンプ10の吐出側に接続される。した
がって、第1検出手段S1の出力ボート35からは、エ
ンジンEの回転数に比例したガバナ油圧Pgが出力され
、このガバナ油圧Pgは補給ポンプ10の吐出油圧Pl
よりも小(Pg<p4)である。
第2検出手段S2は、たとえばスロットル開度−油圧変
換器であり、スロットル弁開閉装置36の動作に対応し
たスロットル油圧ptを出力ボート37から出力するも
のである。一方、第2検出手段S2の入力ポート38は
補給ポンプ10の吐出側に油路39を介して接続されて
おり、スロットル油圧ptは補給ポンプIOの吐出油圧
Pβよりも小(Pt<Pl)である。
第3検出手段S3は、たとえば出力軸3の回転から車速
を検出する車速センサであり、検出車速に応じた電気信
号を制御装置14に入力する。
第4検出手段S4は、たとえばブレーキセンサであり、
ブレーキ装置のオン・オフを操作ストロークより検出し
、電気信号を制御装置14に入力する。また制動油圧に
よりブレーキ操作を検出するものであってもよい。
駆動装置13は、たとえばサーボシリンダであり、シリ
ンダ40と、該シリンダ40に摺合されてシリンダ40
内をヘッド室41とロッド室42とに区画するピストン
43と、該ピストン43に固着されシリンダ40のロッ
ド室42側の端壁を油密的にかつ移動自在に貫通するピ
ストンロッド44と、ロッド室42に収容されピストン
43をヘッド室41側に付勢するばね45とから成る。
ピストンロッド44の突出端はクラッチ弁Cvの回動軸
20にリンク機構46を介して連結されており、ピスト
ン43がばね45のばね力に抗して左動するとクラッチ
弁Cvが閉じ方向に作動し、ピストン43が右動すると
クラッチ弁C■が開き方向に作動する。
制御装置14は、パイロット弁47と、切換弁48と、
電気制御回路49とで構成される。パイロット弁47は
、駆動装置13のヘッド室41およびロッド室42に個
別に連通する油路51.52と、補給ポンプ10の吐出
口に連なる供給油路53および油タンク12に連通ずる
解放油路54どの間に介装される4ボート絞り切換弁で
あり、スリーブ55と、該スリーブ55内で相対移動可
能なスプール56とを備える。
スリーブ55には前記油路51.52に連通ずるポート
57.58と、前記供給油路53および解放油路54に
それぞれ連通するポート59.60とが設けられる。ま
たスリーブ55には、駆動装置13におけるピストンロ
ッド44がリンク61を介して連結されており、駆動装
置13の働きがパイロット弁47にフィードバックされ
る。
スプール56は、ポート58.59およびポート57,
60を連通ずる左位置、ポート57,58およびポー1
−59.60間を遮断する中立位置およびポート57.
59およびポート58.60を連通ずる右位置の3つの
切換位置の間でスリーブ55に対して相対移動するもの
である。このスリーブ56を右方向に付勢するためにば
ね62がスプール56の左端に当接され、スプール56
を左方向に付勢するためのばね63がスプール56の右
端に当接される。またスプール56の左端に油圧を作用
させるための切換用ポート64と、スプール56の右端
に油圧を作用させるための切換用ポート65とがパイロ
ット弁47に設けられる。
このようなパイロット弁47において、スプール56の
左端に働く力Flは、ばね62の荷重F11と、スプー
ル56の左端に作用する油圧力F12との和(F1=F
11+F12)であり、スプール56の右端に働く力F
2は、ばね63の荷重F21と、スプール56の右端に
作用する油圧力F22との和(F2=F21+F22)
であり、これらの力F1.F2の釣合いの変化によりス
プール56が作動する。
たとえば、Fl<F2になると、スプール56は左動し
て右位置となり、駆動装置13のヘッド室41には補給
ポンプ10の吐出油圧PRが導入され、またロッド室4
2は油タンク12に解放される。これによりピストン4
3およびピストンロッド44が左動し、クラッチ弁Cv
が閉じ方向に作動する。
スプール56の左動によりばね62の荷重F11が増加
し、それとは逆にばね63の荷重F21が減少して、F
1=F2となると、スプール56が停止する。しかもス
リーブ55はピストンロッド44の左動によりリンク6
1を介して左動される。このために、スリーブ55およ
びスプール56の位置関係が中立位置となると、ポート
57゜59;58.60間の作動油の流通が停止して、
ピストンロッド44の左動が停止し、クラッチ弁C■の
作動も停止する。またスリーブ55もピストンロッド4
4の働きに合わせて停止する。
Fl>F2になると、スプール56は右動し、スプール
56のスリーブ55に対する相対位置は左位置となる。
これにより、駆動装置13のロッド室42に補給ポンプ
10の吐出油圧Plが導入され、ヘッド室41は油タン
ク12に解放されるので、ピストン43およびピストン
ロッド44が右動する。これにより、クラッチ弁Cvは
開弁方向に作動する。
スプール56の右動により、ばね63の荷重F21が増
加するとともにばね62の荷重Filが減少し、F1=
F2になるとスプール56の右動が停止する。このとき
、ピストンロッド44の右動に応じてスリーブ55も右
動し、スプール56との位置関係が中立位置になると、
ロッド室42への油圧の供給が停止して、ピストンロッ
ド43の右動が停止し、クラッチ弁CVの作動も停止す
る。また、スリーブ55の右動もピストンロッド44の
働きに合わせて停止する。
このような機構は、一般的なサーボ機構であり、スプー
ル56の移動量に応じてピストン43を移動させること
によりクラッチ弁Cvの開度すなわち短絡路6の開度を
調整することができる。
切換弁48は、3ポ一ト2位置電磁切換弁であり、補給
ポンプ10の吐出口に連なる油路39および第1検出手
段Slの出力ポート35に連なる油路67と、パイロッ
ト弁47の切換用ボート65に連なるパイロット油路6
8との間に介装される。この切換弁48は、右位置と左
位置との間で切換可能であり、ソレノイド69の消磁状
態では右位置であり、ソレノイド69を励磁すると左位
置になる。しかも前記右位置では油路67がパイロット
油路68に連通し、左位置では油路39がパイロット油
路68に連通ずる。
したがって、切換弁48の切換作動に応じてパイロット
弁47におけるスプール56の右端には、ガバナ油圧P
gあるいは補給ポンプ10の吐出油圧PRが作用する。
一方、パイロット弁47の切換用ポート64には、第2
検出手段S2の出力ポート37がパイロット油路70を
介して連通されており、スプール56の左端にはスロッ
トル油圧ptが作用する。
切換弁48が左位置となったときに、パイロット弁47
のスプール56にはばね63の荷重F21と吐出油圧p
zによる油圧力F22との和であるた左動力F2と、ば
ね62の荷重Filとスロットル油圧ptによる油圧力
F12との和である右動力Flとが作用するが、この際
、スプール56が左限に達するまでF2>Flなる関係
を満足するように、油圧P1、ptおよびばね62,6
3の仕様が定められる。これにより、クラッチ弁CVの
確実な全閉、すなわち短絡路6の全閉状態が得られる。
第5図において、切換弁4Bのソレノイド69を制御す
るための電気制御回路49は、ソレノイド69に直列に
接続されたNPN形トシトランジスタフ1該トランジス
タ71のベースに抵抗72を介して接続される比較器7
3と、比較器73の非反転入力端子に接続される周波数
−電圧変換器74と、その周波数−電圧変換器74の入
力端に接続される波形整形器75と、比較器73の反転
入力端子に接続される基準値設定回路76とから成る。
第3検出手段S3は波形整形器75に接続されており、
第3検出手段S3で検出された車速に対応する電気信号
は、波形整形器75で整形された後、周波数−電圧変換
器74で、第6図に示すように車速に比例した電圧信号
に変換される。
基準値設定回路76は、基準電源端子77に接続される
第1分圧抵抗78と、該第1分圧抵抗78に直列に接続
される第2分圧抵抗79と、第3分圧抵抗80およびリ
レースイッチR5を直列に接続して成りしかも第2分圧
抵抗79に並列に接続される直列回路とから成り、抵抗
7B、79゜80の接続点が比較器73の反転入力端子
に接続される。リレースイッチR3はリレーRへの導通
に応じて遮断するものであり、リレーRは第4検出手段
S4に接続される。第4検出手段S4は、たとえばブレ
ーキペダル81の踏込み操作に応じて導通するスイッチ
82を備えるものであり、該スイッチ82がリレーRに
直列に接続される。
かかる電気制御回路49では、ブレーキ操作をしないと
きには、比較器73の基準電圧が、基準電源端子77に
入力される電圧VDDを第1〜第3分圧抵抗7B、79
.80で分圧した値Eoとなり、ブレーキ操作を行なう
と、比較器73の基準電圧が電圧VDDを第1および第
2分圧抵抗78゜79で分圧した値Eo’ となる。こ
こで、前記基準電圧Eoは、第6図において比較的低速
側の一定車速Voに対応したものであり、基準電圧Eo
’は前記車速Voよりも大きな車速Vo’に対応したも
のである。
したがって、比較器73の反転入力端子には車速に応じ
た電圧Evが入力され、比較器73は該電圧Evが基準
電圧Eoあるいは802以上となったときにトランジス
タ71を導通してソレノイド69を励磁する。ここで、
基準電圧がEoとなるかEo′となるかはブレーキ操作
の有無により定まるものであり、車速およびブレーキ操
作の有無に応じたソレノイド69の作動をまとめると、
次表のようになる。
また、第3検出手段S3による検出電気信号には、切換
弁48のハンチング防止のためにヒステリシスを設けた
方が望ましい。たとえば、車速■、に対する電気信号を
E、としたときに、増速時の前記■、に対しては電気信
号をElとし、減速時には前記■1に対して電気信号を
(El −α)とし、(−α)だけのヒステリシスを設
けるようにすることが望ましい。
次にこの実施例の作用について説明すると、エンジンE
の始動前においては、補給ポンプ10は停止したままで
あり、吐出油圧P1=0である。
したがって、ガバナ油圧Pgおよびスロットル油圧pt
も0である。また、第3検出手段S3による検出車速V
もOであるので、ソレノイド69は消磁さたままであり
、切換弁48は第1図で示すように右位置にあり、パイ
ロット弁47の切換用ボート65は第1検出手段Slの
出力ボート35に接続されている。また、パイロット弁
47におけるスプール56の両端に油圧は作用しておら
ず、スプール56の位置はばね62.63のセット荷重
で定まるが、スプール56が右動して左位置となるよう
に両ばね62.63のセット荷重が定められている。ま
た、駆動装置13では、ばね45によりピストン43お
よびピストンロッド44が右動して、クラッチ弁CVを
開弁する位置にあり、パイロット弁47のスリーブ55
もリンク61を介して右動している。この状態でクラッ
チ弁Cv  。
は第4図(a)の状態であり、短絡路6の開度は全開ヤ
ある。
エンジンEの運転を開始してアイドリング状態とすると
、補給ポンプ10も回転作動して一定の吐出油圧Plが
出力され、第1検出手段S1からはその吐出油圧PRよ
りも小さなガバナ油圧Pgが出力される。また、全閉状
態に対応したスロットル油圧ptが第2検出手段S2か
ら出力される。
さらに車速VがOであるのでブレーキ操作に無関係に切
換弁48のソレノイド69は消磁状態にあり、切換弁4
8は右位置にある。これにより、パイロット弁47にお
けるスプール56の右端にはガバナ油圧Pgが作用し、
スプール56の左端にはスロットル油圧Ptが作用する
この際、スプール56の右動力Flは左動力F2よちも
わずかに小さくなるように定められており、F1=F2
となるまでスプール56は左方に向けてわずかに移動す
る。これにより、ポート59.57が連通し、補給ポン
プ10の吐出油圧Plが駆動装置13のヘッド室41に
作用する。またポート58.60が連通し、ロンド室4
2が油タンク12に連通ずる。したがって、ピストン4
3およびピストンロッド44はばね45のばね力に抗し
て左動する。しかもこの移動量は、リンク61を介して
ピストンロッド44に連結されたスリーブ55が、スプ
ール56との相対位置関係を中立位置とするまで左動す
る範囲に抑えられる。
これにより、クラッチ弁C■は角度θ1だけ回動し、第
4図(b)の状態となり、エンジンEに対して適切な初
期負荷が与えられ、発進時のエンジンEの吹上がりが防
止される。
車両の発進時には、スロットル開度に応じてスロットル
油圧Ptが上昇する。したがって、バイ゛ロット弁47
においては、スプール56の右動力Flが増加する。一
方、エンジンEの回転数の増大に応じてガバナ油圧Pg
も上昇し、スプール56の左動力F2も増加する。この
結果、左動力が右動力に打勝つと、スプール56が左動
して右位置となり、補給ポンプ10の吐出油圧pHがヘ
ッド室41に作用し、駆動装置13におけるピストン4
3およびピストンロッド44が左動してクラッチ弁CV
を閉じる方向に徐々に作動させ、油圧ポンプ2による油
圧モータ4の回転作動が開始される。この動力の伝達が
増大することにより車両が発進し、前記Fl、F2の釣
合いに応じてスプール56はさらに左動し、最終的にパ
イロット弁47は右位置となる。このとき、クラッチ弁
C■は第4図(C1で示すような全閉位置にある。
ところで、急な登板時のように、スロットル開度が大き
いのに対してエンジンEの回転数が小さい場合には、ス
ロットル油圧ptが大きいのに対し、ガバナ油圧Pgが
小さい。このため、パイロット弁47ではスプール56
の右動力F1に対して充分大きな左動力F2を確保でき
ず、該パイロット弁47が右位置に切換わることが困難
となり、半クラツチ状態の走行が続き、動力伝達効率の
低下を招くおそれがある。そこで、比較的低い車速Vo
を予め設定しておき、車速Vo以上となると切換弁48
のソレノイド69を励磁して左位置に切換え、ガバナ油
圧Pgに代えて吐出油圧PRをスプール56の右端に作
用させるようにする。この吐出油圧PRはガバナ油圧P
gおよびスロットル油圧Ptよりも大きいので、前記左
動力F2は右動力F1に比べて充分大きくなり、スプー
ル56は左限まで左動し、クラッチ弁CVは全閉状態を
維持することができる。
次に走行状態からの停止時について想定すると、ブレー
キ1桑作により、電気制御回路49では比較器73の基
準電圧が、前記車速Voに応じた値EOからより高い車
速Vo’に応じた値Eo’に切換ねる。したがって、車
速■がVo’未満となったときに、切換弁48が右位置
に切換わり、パイロット弁47のスプール56の右端に
はガバナ油圧Pgが作用するようになる。しかもエンジ
ンEの回転数の低下に伴いガバナ油圧Pgが低下するの
で、スプール56が右動し、パイロット弁47は左位置
となる。このため、駆動装置13.では5ツド室41が
油タンク12に連通し、ロンド室42に吐出油圧PRが
作用するので、ピストン43およびピストンロッド44
が右動し、クラッチ弁C■はアイドリング状態に相当す
る開度となる。
この結果、エンジンEに対する負荷が低減され、エンジ
ンストールが生じることが回避される。
ところで、車速Vo’は次のように設定されるのが望ま
しい。すなわち、車速Vo’以上の車速■で急ブレーキ
をかけたときに車速Vo’から0になるまでの時間をt
 ’1とし、切換弁48の作動してからエンジン已に対
する負荷を充分に低減し得るようなりラッチ弁C■の開
度になるまでの時間をt2としたときに、常にB>t2
となるように車速Vo’が設定される。
ブレーキを用いずに車速を減速していく場合には、一定
の車速vO未満でソレノイド69が消磁され、切換弁4
8が右位置となり、上述と同様にクラッチ弁Cvが作動
する。このときには、車速VoからOになるまでの時間
が上記時間t1に対して充分長いので、エンジンストー
ルを生じることなく車両を停止することができる。した
がって、切換弁47の切換車速を高速側に設定する必要
はない。
第7図は本発明の第2実施例を示すものであり、前述の
実施例に対応する部分には同一の参照符号を付す。この
実施例では、パイロット弁47におけるスプール56の
右端に、吐出油圧PRおよびガバナ油圧Pgを切換えて
作用させるための切換弁48′を切換え駆動するための
構成が第1実施例のものと異なる。すなわち、切換弁4
8′はバイロフト圧により、油路39をパイロット油路
68に連通ずる左位置に切換わるものであり、パイロッ
ト圧を導入するための切換用ポート85を備える。一方
、吐出油圧PRを導く油路39から油路86が分岐され
ており、この油路86は開閉弁87を介して油タンク1
2に接続される。しかも油路86には開閉弁87よりも
上流側で絞り88が設けられており、絞り88および開
閉弁87間で油路86から分岐したパイロット油路89
が切換弁48′の切換用ポート85に接続される。
開閉弁87は2ポ一ト2位置ソレノイド弁であり、ソレ
ノイド69の励磁により油路86を遮断する。このソレ
ノイド69は、前述の第5図で示した電気制御回路49
によって通電制御される。
開閉弁87が閉弁している状態では、切換弁48′の切
換用ポート85に作用する油圧は小さく、切換弁48′
は右位置の状態であるが、ソレノイド69を励磁して開
閉弁87を閉弁すると、切換弁48′は切換用ポート8
5に作用する油圧の増大に応じて左位置に切換わる。
この第2実施例によっても前述の第1実施例と同様の作
用、効果が得られる。
なお、開閉弁87をポペット型とすると、第1実施例に
比べて小さな駆動力のソレノイド69により切換弁48
′の切換作動が可能となる。
第8図は本発明の第3実施例を示すものであり、パイロ
ット弁47の切換用ポート65には第1検出手段S“1
の出力であるガバナ油圧Pgが常時作用し、切換用ポー
ト64にはスロットル油圧ptが作用するが、開閉弁9
1の働きにより切換用ポート64の油圧が適宜強制的に
0とされる。すなわち、第2検出手段S2の出力ポート
37に連なる油路92は絞り93を備え、この油路92
は開閉弁91を介して油タンク12に接続される。開閉
弁91は2ボ一ト2位置ソレノイド弁であり、ソレノイ
ド69が励磁されることにより油路92を解放するもの
であり、ソレノイド69の通電制御は電気制御回路49
によって行なわれる。また、絞り93および開閉弁91
間で油路92から分岐したパイロット油路95がパイロ
ット弁47の切換用ポート64に接続される。
この実施例では、ソレノイド69が励磁されることによ
り、切換用ポート64に作用する油圧が強制的にOとさ
れる。これにより、クラッチ弁CVの全閉状態、すなわ
ち短絡路6の全閉状態が確実に得られる。
また゛開閉弁91をポペット型とすることにより、ソレ
ノイド69の駆動力を第1実施例のものより小さくする
ことができ、さらに第2実施例の切換弁48′を省略す
ることができる。
第9図は本発明の第4実施例の電気制御回路49′の構
成を示すものであり、前述の第5図に対応する部分には
同一の参照符号を付す。ブレーキペダル81の踏込み量
に応じた制動油圧を発生するマスクシリンダMCと、車
輪Wに装着されたブレーキBとの間を結ぶ油路96の途
中には、第4検出手段S4が設けられる。この第4検出
手段S4は制動油圧を検出するものであり、制動油圧に
対応した信号を、電気制御回路49′の圧力−電圧変換
器97に入力する。
圧力−電圧変換器97では、第10図に示すように制動
油圧に比例した電圧が設定されており、この圧力−電圧
変換器97の出力が基準電圧として比較器73の反転入
力端子に入力される。
第10図において、制動油圧がOのときには電圧がEB
Oとされ、制動油圧が最大であるときには電圧がEBO
’ とされる。すなわち、制動油圧に応じて比較器73
の基準電圧が直線的に変化するものであり、前記電圧E
BOは前述の第6図と同様に低速側の車速Voに対応し
、電圧End’はより高速側の車速Vo’ に対応する
ものである。
この実施例によっても、前述の各実施例と同様に、急ブ
レーキ時にエンジンEがストールすることを回避するこ
とができる。
本発明のさらに他の実施例として、制御装置14をマイ
クロコンピュータ等を用いて構成することも可能である
。すなわち、エンジン回転数、スロットル開度、車速(
出力回転数)およびブレーキ操作の操作程度を電気的に
検出し、前述の各実施例と同様な処理機能を有するプロ
グラムが設定されたマイクロコンピュータにより、駆動
装置13の作動を制御することができる。しかも駆動装
置13としては、前述のサーボシリンダに代えて、パル
スモータ、リニアパルスモータ、直流モータ、交流モー
タを使用することが可能である。また、パイロット弁4
7として、電気−油圧式のサーボ弁や電磁比例制御弁を
用い、駆動装置としてサーボシリンダを用いることも可
能である。
さらに、本発明は、定吐出量型油圧ポンプ2と、可変容
量型油圧モータ4との組合せの車両用油圧式変速機に限
定されることなく、たとえば可変容量型油圧ポンプと定
吐出量型油圧モータとの組合せから成る車両用油圧式変
速機に関連して実施することも可能である。
C1発明の効果 以上のように本発明によれば、ブレーキ操作を検出する
第4検出手段が制御装置に接続され、該制御装置はブレ
ーキ操作検出信号の人力に応じて車速設定値を増加すべ
く構成されるので、急ブレーキ操作をしたときに、クラ
ッチ弁が速やかに開昇方向に作動してエンジンに対する
負荷が軽減され、エンジンストールが生じることを確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜第6図は本発明の第1実施例を示すものであり、
第1図は全体油圧制御回路図、第2図はクラッチ弁の構
成を示す縦断面図、第3図は第2図m−m線断面図、第
4図は弁孔と短絡孔との位置関係を順次示す図、第5図
は第1図の電気制御回路の構成を示すブロック図、第6
図は車速と基準電圧との関係を示すグラフ、第7図は本
発明の第2実施例の全体油圧制御回路図、第8図は本発
明の第3実施例の全体油圧制御回路図、第9図および第
10図は本発明の第4実施例を示すものであり、第9図
は電気制御回路の構成を示すブロック図、第1O図は第
9図の圧力−電圧変換器で設定された制動油圧に対する
電圧の関係を示すグラフである。 ■・・・入力軸、2・・・油圧ポンプ、3・・・出力軸
、4・・・油圧モータ、5・・・油圧閉回路、6・・・
短絡路、14・・・制御装置 CV・・・クラッチ弁、Sl・・・第1検出手段、S2
・・・第2検出手段、S3・・・第3検出手段、S4・
・・第4検出手段 手続補正書(自制 昭和60  年12月−2日 1、事件の表示 昭和60年 特 許願第48777号 4、代   理   人  〒105 5、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄、および図面の第1
0図 補正の内容 1、明細書第16頁第3〜第4行、 ・・・「和であるた左動力」・・・・・・とあるを、・
・・「和である左動力」・・・・・・に訂正する。 2 明細書第19頁下から第8行、 ・・・「(−α)」・・・・・・とあるを、・・・「(
α)」・・・・・・と訂正する。 3、 図面の第1θ図を別紙の通り訂正する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 入力軸に連なる油圧ポンプと出力軸に連なる油圧モータ
    との間に形成された油圧閉回路に、前記油圧ポンプの吸
    入および吐出口間の短絡路が接続され、該短絡路にはそ
    れを開閉するためのクラッチ弁が配設され、該クラッチ
    弁の作動を制御する制御装置には、エンジン回転数を検
    出する第1検出手段と、スロットル開度を検出する第2
    検出手段と、車速を検出する第3検出手段とが接続され
    、該制御装置は車速が設定値未満のときには、エンジン
    回転数検出信号とスロットル開度検出信号との比較結果
    に基づいて前記クラッチ弁の作動を制御し、車速が前記
    設定値以上となったときに前記クラッチ弁を閉じる方向
    に制御すべく構成される車両用油圧式変速機のクラッチ
    装置において、ブレーキ操作を検出する第4検出手段が
    制御装置に接続され、該制御装置はブレーキ操作検出信
    号の入力に応じて前記設定値を増加すべく構成されるこ
    とを特徴とする車両用油圧式変速機のクラッチ装置。
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US6279794B1 (en) 1998-01-07 2001-08-28 Vijay Co., Ltd. Packaging bottle with carrying handle
JP2009522522A (ja) * 2006-01-05 2009-06-11 ボルボ ラストバグナー アーベー 車両内の自動クラッチの解除を制御する方法

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