JP2561005Y2 - 流量制御装置 - Google Patents

流量制御装置

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JP2561005Y2
JP2561005Y2 JP781092U JP781092U JP2561005Y2 JP 2561005 Y2 JP2561005 Y2 JP 2561005Y2 JP 781092 U JP781092 U JP 781092U JP 781092 U JP781092 U JP 781092U JP 2561005 Y2 JP2561005 Y2 JP 2561005Y2
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憲宏 斉田
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車のパワーステ
アリング装置に用いられる作動液の供給流量を制御する
ための流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用パワーステアリング装
置は、車両の停止時及び低速走行時、即ちエンジンの低
回転時では操舵力を十分に助勢する必要があるが、高速
走行時、即ちエンジンの高回転時では操舵安定性を向上
させるために操舵力の助勢はそれほど必要としない。と
ころで、自動車用パワーステアリング装置の液圧源とし
ては、例えばエンジンにより駆動されるベーンポンプ等
の回転式容積形ポンプが広く使用されており、エンジン
の回転速度が上昇すると、ポンプ回転数も上昇して作動
液の吐出流量が増大するから、エンジンの回転速度の上
昇に応じて増大する液圧ポンプの吐出流量をそのままパ
ワーステアリング装置に供給することは好ましくない。
【0003】そこで、液圧ポンプには、ポンプ回転数が
所定値以上になった時、パワーステアリング装置への作
動液供給量を減少させるいわゆるフローダウン機能を備
えた流量制御弁が設けられている。この種の流量制御弁
には例えば図4に示すものがある。この流量制御弁で
は、ポンプハウジング20に形成された筒体状のスプー
ル収納孔21内にスプール弁22を介して、第一圧力室
231 と第二圧力室232 が区画形成され、第二圧力室
232 には、スプール弁22を第一圧力室231側に押
し戻す戻しスプリング24が配置されている。前記ポン
プハウジング20には、ポンプの吐出側に接続された流
入ポート25と、図示しないパワーステアリング装置の
操舵助勢力を発生させる液圧回路に接続された吐出ポー
ト26とが設けられ、これらの流入ポート25と吐出ポ
ート26との間にはメインオリフィス27及びポンプの
吸込側に接続されてスプール弁22により開閉されるド
レンポート28が設けられている。第一圧力室23
1 は、流入ポート25に常時連通し、かつメインオリフ
ィス27を介して吐出ポート26に連通している。更
に、第一圧力室231 はドレンポート28に対してスプ
ール弁22の位置に応じて異なる開度で連通可能となっ
ている。また、第二圧力室232 は、連通路29を介し
て吐出ポート26に連通しており、これによって第二圧
力室232 の圧力が吐出ポート26の圧力と実質的に等
しくなっている。
【0004】また、前記スプール弁22の中央部外周に
は、前記連通路29に連通ポート30を介し常時連通す
る環状溝31が形成されており、この環状溝31に臨ま
せて、スプール弁22により開閉されるサブオリフィス
32が第2流入ポート33からスプール収納孔21への
出口部に設けられている。
【0005】以上の構成において、エンジンの回転速度
が上昇してポンプから第一圧力室231 に流入する作動
液の流量が増加した場合、スプール弁22が図4の右方
向に移動し、ドレンポート28の有効開口面積が増大す
るため、第一圧力室231 の圧力上昇が回避されるか
ら、第一圧力室231 と第二圧力室232 との間の差圧
は、ポンプからの作動液流入量の増加に影響されること
なく、ほぼ一定値に保持される。また、ステアリング操
作が行われて吐出ポート26の圧力が上昇した場合、吐
出ポート26に連通している第二圧力室232 の圧力も
上昇し、これによりスプール弁22が図4の左方向に移
動し、ドレンポート28の有効開口面積が減少するた
め、第一圧力室231 の圧力が上昇するから、第一圧力
室231 と第二圧力室232 との間の差圧は、ステアリ
ング操作に影響されることなく、ほぼ一定値に保持され
る。従って、メインオリフィス27を通って第一圧力室
231内から吐出ポート26に流れる作動液の流量(メ
イン流路の流量)はほぼ一定値に保持される。
【0006】また、ポンプから第一圧力室231 への作
動液流入量が比較的に少ないポンプの低速回転時には、
スプール弁22は図4の左方向に移動しており、このス
プール弁22でサブオリフィス32が閉じられていない
ため、サブオリフィス32、スプール弁22の環状溝3
1、連通ポート30、連通路29を介して吐出ポート2
6に作動液が流れ、その流量(サブ流路の流量)と前記
メイン流量を加えた一定流量の作動液が吐出ポート26
に供給されることになる。
【0007】更に、ポンプ回転数が上昇してポンプから
第一圧力室231 への作動液流入量が増大するにつれて
スプール弁22は図4の右方向に移動し、ポンプ回転数
が所定値に達すると、スプール弁22によりサブオリフ
ィス32が閉じられ始め、スプール弁22が更に図4の
右方向に移動した時点でスプール弁22によりサブオリ
フィス32が完全に閉じられて、前記液圧回路への作動
液供給量はメイン流量だけとなり、フローダウン機能が
得られる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の流量制御弁では、戻しスプリング24はスプール弁
22を図4の左方向に押し戻すものとしてばね力が大き
く、圧縮される程、ばね力が大きくなる性質を有してい
る。このため、第一圧力室231 に流入する作動液の流
量の増加でスプール弁22が図4の右方向に移動するた
めには、戻しスプリング24のばね力に打ち勝つ必要が
あり、エネルギーロスとなるばかりでなく、スプール弁
22の移動感度を悪化させていた。
【0009】また、吐出ポート26内の圧力が上昇した
際、第二圧力室232 の圧力も上昇し、第一圧力室23
1 と第二圧力室232 の間の差圧を一定に保つようにス
プール弁22は図4の左方向に移動するが、前記戻しス
プリング24のばね力が大きいため、スプール弁22が
それまで閉塞していたサブ流路を開放してしまったり、
或いはサブ流路の開度を増大させるおそれがあり、これ
により吐出流量が増加してフローダウン機能が失われる
か、不十分になることがあった。
【0010】この考案は前記従来の課題を解決するため
になされたもので、戻しスプリングのばね力を小さくし
ながらフローダウン機能を確保できる流量制御装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この考案は、スプール収納孔内にスプール弁を介
して、ポンプ吐出圧が導入される第一圧力室と、パワー
ステアリング装置への供給圧が導入される第二圧力室と
を区画形成し、第二圧力室に、前記スプール弁を第一圧
力室側に押し戻す戻しスプリングを配置した流量制御弁
と、前記戻しスプリングと独立して前記スプール弁を第
一圧力室側に押すプランジャを備えたアクチュエータ
と、このアクチュエータを制御するコントローラと、こ
のコントローラに接続されたポンプ回転数センサー及び
車速センサーとで構成され、ポンプ回転数又は車速の少
なくとも一方に応じて前記アクチュエータで前記スプー
ル弁を付勢するようにしたものである。
【0012】
【作用】エンジンによりポンプが回転されると、その時
のポンプ回転数と車速はポンプ回転数センサーと車速セ
ンサーにより検出されてコントローラに入力され、この
コントローラから制御信号がアクチュエータに送られ、
このアクチュエータのプランジャでスプール弁がポンプ
回転数又は車速の少なくとも一方に応じた位置まで第一
圧力室側に押される。このため、パワーステアリング装
置への供給流量を適切に調整することができる。つま
り、停車中の据切り時や低速走行時には助勢を比較的大
きくし、エンジンの高回転時のフローダウンを行い、し
かもこのフローダウンを、高負荷運転時では小さく抑え
て助勢力を比較的大きくし、低負荷運転時では大きくし
て助勢力を比較的小さくするなど、ポンプ回転数又は車
速の条件に応じた程度で行うことができる。
【0013】第二圧力室が縮小する方向にスプール弁が
移動している状態でエンジンが停止したような場合に
は、戻しスプリングによりスプール弁が押し戻される。
このため、エンジンの始動で直ちに液圧回路への作動液
供給量を得て、停車中の据切り時や低速走行時に十分な
助勢力を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1及び図2に
より説明する。
【0015】図1(1)は流量制御装置を示す概要図、
図1(2)は同図(1)に示す流量制御装置中の流量制
御弁を示す断面図、図2はポンプ回転数と作動液供給流
量との関係を示す線図、図3は車速と作動液供給流量と
の関係を示す線図である。
【0016】この流量制御装置は、流量制御弁1と比例
ソレノイド2とコントローラ3とポンプ回転数センサー
4と車速センサー5とで構成されている。
【0017】流量制御弁1はポンプ6に付設されてお
り、ポンプハウジング6aに形成されてスプール弁7が
嵌入された筒状のスプール収納孔8内には前記スプール
弁7を介して第一圧力室91 と第二圧力室92 が区画形
成され、第二圧力室92 には、スプール弁7を第一圧力
室91 側に押し戻す戻しスプリング10が配置されてい
る。
【0018】前記ポンプハウジング6aには、ポンプ6
の吐出側に接続された流入ポート11と、図示しないパ
ワーステアリング装置の操舵助勢力を発生させる液圧回
路に接続された吐出ポート12が設けられ、これらの流
入ポート11と吐出ポート12との間にはメインオリフ
ィス13及び前記ポンプ6の吸込側に接続されてスプー
ル弁7により開閉されるドレンポート14が設けられて
いる。
【0019】第一圧力室91 は、流入ポート11に連通
し、かつメインオリフィス13を介して吐出ポート12
に連通している。この第一圧力室91 はドレンポート1
4に対してスプール弁7の位置に応じて異なる開度で連
通可能となっている。
【0020】また、第二圧力室92 は連通路15を介し
て吐出ポート12に連通しており、これによって第二圧
力室92 の圧力と吐出ポート12の圧力は実質的に等し
くなっている。
【0021】そして、第一圧力室91 に導入されたポン
プ6の吐出圧に応じてスプール弁7が移動してドレンポ
ート14からのドレン流量が増減することで、メインオ
リフィス13を介して吐出ポート12から必要流量を前
記液圧回路に導き、この必要流量に対する余剰流量をポ
ンプ6の吸込側に戻すように構成されている。
【0022】比例ソレノイド2はポンプケーシング6a
に装着されてスプール収納孔8の閉塞部8aを形成して
おり、そのプランジャ2aはスプール収納孔8内にスプ
ール弁7に向かって軸方向に挿入されている。
【0023】前記戻しスプリング10は、比例ソレノイ
ド2のプランジャ2aに独立して巻回されてスプール収
納孔8の閉塞部8aとスプール弁7との間に介装されて
いる。
【0024】前記ポンプ6の入力軸にはプーリ16が装
着され、このプーリ16にはベルト17を介して、エン
ジン18の出力軸に装着されたプーリ19が結合されて
おり、エンジン18によりポンプ6が回転可能となって
いる。
【0025】ポンプ回転数センサー4はポンプ回転数を
検出するもので、前記ポンプ6の入力軸側に設置されて
いる。尚、ポンプ6側ではなく、エンジン18側に設置
しても良いことは言うまでもない。
【0026】車速センサー5は、エンジン負荷が大きけ
れば車速が落ち、エンジン負荷が小さければ車速が上が
ることから、負荷の程度を判断するために車速を検出す
るもので、ミッション20等に設置されている。
【0027】前記比例ソレノイド2にはコントローラ3
が接続され、このコントローラ3には前記ポンプ回転数
センサー4及び車速センサー5が接続されている。
【0028】コントローラ3は、ポンプ回転数センサー
4から送られるポンプ回転数Nと車速センサー5から送
られる車速Vとに応じた電流値を前記比例ソレノイド2
に送るように設定されている。
【0029】次に、以上のように構成された流量制御装
置の作用について説明する。
【0030】エンジン18からプーリ19、ベルト1
7、プーリ16を経て動力が伝達されてポンプ6が回転
されると、その時のポンプ回転数Nと車速Vがそれぞれ
ポンプ回転数センサー4と車速センサー5により検出さ
れてコントローラ3に入力され、このコントローラ3か
らポンプ回転数N及び車速Vの各条件に応じた値の電流
が比例ソレノイド2に送られる。一般に、比例ソレノイ
ド2には、印加された電流値(コイル励磁電流値)に比
例した位置でプランジャ2aが停止するという特性があ
るから、プランジャ2aにより図1(2)の右方向(第
二圧力室92 が縮小する方向)でスプール弁7の移動を
阻止可能となる。
【0031】比例ソレノイド2のプランジャ2aにより
スプール弁7の移動を阻止しない状態においては、エン
ジン18の回転速度が上昇してポンプ6から第一圧力室
1に流入する作動液の流量が増加した場合、スプール
弁7は、第一圧力室91 に導入されるポンプ吐出圧を受
けて図1(2)の右方向に移動し、これによりドレンポ
ート14の有効開口面積が増大するから、第一圧力室9
1 の圧力上昇が回避され、第一圧力室91 と第二圧力室
2 との間の差圧は、ポンプ6からの作動液流入量の増
加に影響されることなく、ほぼ一定値に保持されて、メ
インオリフィス13を通って第一圧力室91 内から吐出
ポート12に流れる作動液の流量はほぼ一定値Qに保持
される。このように、スプール弁7の移動を阻止しない
状態で差圧が生じた時のスプール弁7の位置より第一圧
力室91 側でプランジャ2aによりスプール弁7を停止
させれば、その際に第一圧力室91 と第二圧力室92
の間に生じる差圧に対応する前記流量Qより多い流量Q
1 の作動液を第一圧力室91 内から吐出ポート12に流
すことができる。
【0032】そして、コントローラ3から比例ソレノイ
ド2に送られる電流値がポンプ回転数N及び車速Vに応
じて小さい値に調整されると、比例ソレノイド2のプラ
ンジャ2aが図1(2)の右方向に移動し、第二圧力室
2 が縮小する方向でスプール弁7の移動限位置が設定
される。これによって、ドレンポート14の有効開口面
積が増加して、これに伴って第一圧力室91 と第二圧力
室92 との間の差圧が小さくなるから、メインオリフィ
ス13を通って第一圧力室91 内から吐出ポート12に
流れる作動液の流量がQ1 から減少し、エンジン18の
高回転時、所定値N1 以上のポンプ回転数で液圧回路へ
の作動液供給量を減少させるフローダウンが行われる。
【0033】具体的には、比例ソレノイド2のプランジ
ャ2aにより前記スプール弁7の移動限位置を、液圧回
路への作動液供給量Q1 、Q2 、Q3 又はQ4 (>Q)
が得られるように段階的に設定できるから、図2、図3
に示すように、停車中の据切り時や低速走行時には流量
をQ1 として助勢を比較的大きくできると共に、エンジ
ン18の高回転時における様々な状況に対応して、登坂
する時等の高負荷運転時には流量をQ2 、通常負荷運転
時には流量をQ3 、坂を下る時等の低負荷運転時には流
量をQ4 とすることができる。
【0034】第二圧力室92 が縮小する方向にスプール
弁7が移動している状態でエンジン18が停止したよう
な異常発生時には、比例ソレノイド2に対する通電がカ
ットされることでプランジャ2aの位置制御力が消滅
し、戻しスプリング10によりスプール弁7が押し戻さ
れるから、エンジン18の始動後直ちに液圧回路への作
動液供給量Q1 を得て、停車中の据切り時や低速走行時
に十分な助勢力を得ることができる。
【0035】また、ステアリング操作が行われて吐出ポ
ート12の圧力が上昇した場合、吐出ポート12に連通
している第二圧力室92 の圧力も上昇し、これによりス
プール弁7が図2の左方向に前進し、ドレンポート14
の有効開口面積が減少するため、第一圧力室91 の圧力
が上昇するから、第一圧力室91 と第二圧力室92 との
間の差圧は、ステアリング操作に影響されることなく、
ほぼ一定値に保持されて、メインオリフィス13を通っ
て第一圧力室91 内から吐出ポート12に流れる作動液
の流量はほぼ一定値に保持される。
【0036】尚、実施例では、アクチュエータとして比
例ソレノイド2を使用したが、流量制御弁1のスプール
弁7を第一圧力室91 側に押し戻すプランジャを備え、
コントローラ3により制御されるもの、例えばプランジ
ャをステッピングモータ等で移動可能にしたもの等であ
っても良い。
【0037】また、実施例では、流量制御弁1の第二圧
力室が縮小する方向でのスプール弁7の移動限位置をポ
ンプ回転数N及び車速Vの双方に応じて調整するように
したが、ポンプ回転数N又は車速Vの少なくとも一方に
応じて調整すれば良い。
【0038】
【考案の効果】以上の通り、この考案は、スプール収納
孔内にスプール弁を介して、ポンプ吐出圧が導入される
第一圧力室と、パワーステアリング装置への供給圧が導
入される第二圧力室とを区画形成し、第二圧力室に、前
記スプール弁を第一圧力室側に押し戻す戻しスプリング
を配置した流量制御弁と、前記戻しスプリングと独立し
て前記スプール弁を第一圧力室側に押すプランジャを備
えたアクチュエータと、このアクチュエータを制御する
コントローラと、このコントローラに接続されたポンプ
回転数センサー及び車速センサーとで構成され、ポンプ
回転数又は車速の少なくとも一方に応じて前記アクチュ
エータで前記スプール弁を付勢するようにしているか
ら、ポンプ回転数又は車速の少なくとも一方に応じて第
二圧力室が縮小する方向でのスプール弁の移動限位置を
調整してパワーステアリング装置への供給流量を適切に
調整することができる。このため、戻しスプリングのば
ね力を必要最小限にすることができ、その分スプール弁
の移動抵抗を低減できてポンプの駆動抵抗が小さくなり
動力損失を低減できる。また、停車中の据切り時や低速
走行時には助勢を比較的大きくできることは勿論、エン
ジンの高回転時のフローダウンを確実に行える。しかも
フローダウンを、高負荷運転時では小さく抑えて助勢力
を比較的大きくし、低負荷運転時では大きくして助勢力
を比較的小さくするなど、ポンプ回転数又は車速の条件
に応じた程度で行うことができることになり、エンジン
負荷にかかわらずステアリング操作を常時軽くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1) この考案の一実施例の流量制御装置を
示す概要図である。 (2) (1)に示す流量制御装置中の流量制御弁を示
す断面図である。
【図2】図1(1)に示す流量制御装置におけるポンプ
回転数とパワーステアリング装置の液圧回路への作動液
供給量との関係図である。
【図3】図1(1)に示す流量制御装置における車速と
パワーステアリング装置の液圧回路への作動液供給量と
の関係図である。
【図4】従来例の流量制御弁を示す断面図である。
【符号の説明】
1 流量制御弁 2 比例ソレノイド 2a プランジャ 3 コントローラ 4 ポンプ回転数センサー 5 車速センサー 6 ポンプ 7 スプール弁 8 スプール収納孔 91 第一圧力室 92 第二圧力室 10 戻しスプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール収納孔内にスプール弁を介し
    て、ポンプ吐出圧が導入される第一圧力室と、パワース
    テアリング装置への供給圧が導入される第二圧力室とを
    区画形成し、第二圧力室に、前記スプール弁を第一圧力
    室側に押し戻す戻しスプリングを配置した流量制御弁
    と、前記戻しスプリングと独立して前記スプール弁を第
    一圧力室側に押すプランジャを備えたアクチュエータ
    と、このアクチュエータを制御するコントローラと、こ
    のコントローラに接続されたポンプ回転数センサー及び
    車速センサーとで構成され、ポンプ回転数又は車速の少
    なくとも一方に応じて前記アクチュエータで前記スプー
    ル弁を付勢するようにしたことを特徴とする流量制御装
    置。
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