JPH0481073B2 - - Google Patents

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JPH0481073B2
JPH0481073B2 JP60274214A JP27421485A JPH0481073B2 JP H0481073 B2 JPH0481073 B2 JP H0481073B2 JP 60274214 A JP60274214 A JP 60274214A JP 27421485 A JP27421485 A JP 27421485A JP H0481073 B2 JPH0481073 B2 JP H0481073B2
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JP
Japan
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engine
valve
clutch
clutch valve
spool
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JP60274214A
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JPS62137466A (ja
Inventor
Hisafumi Iino
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP86309435A priority patent/EP0231614B1/en
Priority to DE8686309435T priority patent/DE3680318D1/de
Priority to US06/937,790 priority patent/US4776165A/en
Publication of JPS62137466A publication Critical patent/JPS62137466A/ja
Publication of JPH0481073B2 publication Critical patent/JPH0481073B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W10/00Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
    • B60W10/10Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of change-speed gearings
    • B60W10/101Infinitely variable gearings
    • B60W10/103Infinitely variable gearings of fluid type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W10/00Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
    • B60W10/02Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of driveline clutches
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
    • B60W30/18Propelling the vehicle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/4043Control of a bypass valve

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、入力軸に連なる油圧ポンプと出力軸
に連なる油圧モータとの間に形成された油圧閉回
路に、前記油圧ポンプの吸入および吐出口間の短
絡路が接続され、該短絡路にはそれを開閉するた
めのクラツチ弁が配設され、クラツチ弁に連結さ
れた駆動装置には、その作動を制御する自動制御
装置が接続された車両用油圧式変速機のクラツチ
装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、かかるクラツチ装置は、たとえば特開昭
56−95722号公報などで知られている。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のクラツチ装置では、エン
ジンのアイドリング運転時には、発進時のエンジ
ンの吹き上がりを防止するために、わずかな半ク
ラツチ状態としてエンジンに適切な初期負荷が与
えられる。
ところが、エンジンのアイドリング時に半クラ
ツチ状態とすると、車両が前に出ようとする所謂
クリープ現象が生じることがある。このクリープ
現象が生じると、エンジンに回転ダウンを生じさ
せる負荷が与えられるので、その回転ダウンを補
償する分だけ、アイドル運転時のスロツトル開度
を大とする必要があり、燃料消費量が多くなる。
また車両停止時に運転者がブレーキをかけている
と、車体にエンジン振動が伝達され、乗心地を損
ねるおそれがある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、エンジンの吹き上がりおよびクリープ現象
の発生を防止するようにした車両用油圧式変速機
のクラツチ装置を提供することを目的とする。
B 発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 本発明によれば、自動制御装置は、信号値が大
となるのに応じてクラツチ弁を閉じ方向とするた
めのエンジン回転数に対応した信号ならびに信号
値が大となるのに応じてクラツチ弁を開き方向と
するためのエンジン負荷に対応した信号の入力に
より駆動装置の作動方向および作動量を設定する
作動設定手段と、クラツチ弁がその全開状態から
車両発進時のエンジンの吹き上がりを回避し得る
程度の開度までの間は前記エンジン負荷に対応す
る信号の前記作動設定手段への入力を無にし得る
信号断・接手段とを備え、作動設定手段では、エ
ンジン負荷に対応する信号の未入力状態でのエン
ジンアイドリング時のエンジン回転数に対応した
信号の入力に応じてクリープ現象の発生を回避し
得る程度にクラツチ弁の開度を定めるべく、駆動
装置の作動量および作動方向が設定される。
(2) 作用 上記構成によれば、信号断・接手段により、ク
ラツチ弁がその全開状態から車両発進時のエンジ
ンの吹き上がりを回避し得る程度の開度までの間
はエンジン負荷に対応する信号の作動設定手段へ
の入力がないので、作動設定手段によりエンジン
のアイドリング時にはクラツチ弁の開度がクリー
プ現象の発生を回避し得る程度に設定され、車両
発進時にはクラツチ弁の開度がエンジンの吹き上
がりを防止する程度に設定される。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明
すると、先ず本発明の第1実施例を示す第1図に
おいて、自動車の油圧式無段変速機Tは、エンジ
ンEにより駆動される入力軸1を有する定吐出量
型油圧ポンプ2と、車輪Wを駆動する出力軸3を
有しながら前記油圧ポンプ2と同一軸線上に配設
される可変容量型油圧モータ4とから構成され
る。油圧ポンプ2および油圧モータ4は油圧閉回
路5によつて相互に接続されており、該油圧閉回
路5には短絡路6が接続され、この短絡路6にク
ラツチ弁CVが設けられる。また入力軸2により
駆動される補給ポンプ10の吐出口が逆止弁8,
9を介して油圧閉回路5に接続され、油タンク1
2から汲み上げられる作動油が不足分を補充すべ
く油圧閉回路5に供給される。さらに補給ポンプ
10の吸入および吐出口間にはリリーフ弁11が
設けられる。
クラツチ弁CVは駆動装置13によつて駆動さ
れるものであり、駆動装置13の作動は自動制御
装置14によつて制御される。この自動制御装置
14には、エンジン回転数を検出する第1検出手
段S1と、エンジン負荷としてのスロツトル開度
を検出する第2検出手段S2とが接続されており、
自動制御装置14はそれらの検出手段S1、S2か
らの入力信号に基づいて駆動装置13の作動を制
御する。
第1検出手段S1は、たとえば入力軸1の回転
に応動する油圧ガバナであり、その入力ポート3
4は補給ポート10の吐出側に接続される。した
かつて、第1検出手段S1の出力ポート35から
はエンジンEの回転数に比例したガバナ油圧Pg
が出力される。
第2検出手段S2は、たとえばスロツトル開度
−油圧変換器であり、スロツトル弁開閉装置36
の動作に対応したスロツトル油圧Ptを出力ポー
ト37から出力するものであり、入力ポート38
は油路39を介して補給ポンプ10の吐出口に接
続される。
駆動装置13は、たとえばサーボシリンダであ
り、シリンダ40と、該シリンダ40に摺合され
てシリンダ40内をヘツド室41およびロツド室
42に区画するピストン43と、該ピストン43
に一体化されるとともにシリンダ40のロツド室
42側の端壁を油密的にかつ移動自在に貫通する
ピストンロツド44と、ロツド室42に収容され
てピストン43をヘツド室41側に付勢するばね
45とから成る。この駆動装置13におけるピス
トン43およびピストンロツド44の左動により
クラツチ弁CVが閉じ方向に駆動される。
自動制御装置14は、駆動装置13の作動方向
および作動量を設定する作動設定手段としてのパ
イロツト弁47と、第2検出手段S2からのエン
ジン負荷に対応した信号の前記パイロツト弁47
への入力をクラツチ弁CVの開度位置に応じて
断・接する信号断・接手段としての切換弁48と
で構成される。パイロツト弁47は、駆動装置1
3のヘツド室41およびロツド室42に個別に連
通する油路51,52と、補給ポンプ10の吐出
口に連なる供給油路53および油タンク12に連
通する解放油路54との間に介装される4ポート
絞り切換弁であり、スリーブ55と、該スリーブ
55内で相対移動可能なスプール56とを備え
る。
パイロツト弁47には前記油路51,52に連
通するポート57,58と、前記供給油路53お
よび解放油路54にそれぞれ連通するポート5
9,60とが設けられる。またスリーブ55に
は、駆動装置13におけるピストンロツド44が
リンク61を介して連結されており、駆動装置1
3の働きがパイロツト弁47にフイードバツクさ
れる。
スプール56は、ポート58,59およびポー
ト57,60を連通する左位置、ポート57,5
8およびポート59,60間を遮断する中立位置
およびポート57,59およびポート58,60
を連通する右位置の3つの切換位置の間でスリー
ブ55に対して相対移動するものである。このス
プール56を右方向に付勢するためにばね62が
スプール56の左端に当接され、スプール56を
左方向に付勢するためのばね63がスプール56
の右端に当接される。またスプール56の左端に
油圧を作用させるための切換用ポート64と、ス
プール56の右端に油圧を作用させるための切換
用ポート65とがパイロツト弁47に設けられ
る。
パイロツト弁47の一方の切換用ポート64に
は、絞り66を備えるパイロツト油路67を介し
て第2検出手段S2の出力ポート37が接続され、
他方の切換用ポート65にはパイロツト油路68
を介して第1検出手段S1の出力ポート35が接
続される。
このようなパイロツト弁47において、スプー
ル56の左端に働く力F1は、ばね62の荷重F11
と、スプール56の左端に作用する油圧力F12と
の和(F1=F11+F12)であり、スプール56の
右端に働く力F2は、ばね63の荷重F21と、スプ
ール56の右端に作用する油圧力F22との和(F2
=F21+F22)であり、これらの力F1、F2の釣合
いの変化によりスプール56が作動する。
たとえば、F1<F2になると、スプール56は
左動して右位置となり、駆動装置13のヘツド室
41には補給ポンプ10の吐出油圧Plが導入さ
れ、またロツド室42は油タンク12に解放され
る。これによりピストン43およびピストンロツ
ド44が左動し、クラツチ弁CVが閉じ方向に作
動する。
スプール56の左動によりばね62の荷重F11
が増加し、それとは逆にばね63の荷重F21が減
少して、F1=F2となると、スプール56が停止
する。しかもスリーブ55はピストンロツド44
の左動によりリンク61を介して左動される。こ
のために、スリーブ55およびスプール56の位
置関係が中立位置となると、ポート57,59;
58,60間の作動油の流通が停止して、ピスト
ンロツド44の作動が停止し、クラツチ弁CVの
作動も停止する。またスリーブ55もピストンロ
ツド44の働きに合わせて停止する。
F1>F2になると、スプール56は右動し、ス
プール56のスリーブ55に対する相対位置は左
位置となる。これにより、駆動装置13のロツド
室42に補給ポンプ10の吐出油圧Plが導入さ
れ、ヘツド室43およびピストンロツド44が右
動する。これにより、クラツチ弁CVは開き方向
に作動する。
スプール56の右動により、ばね63の荷重
F21が増加するとともにばね62の荷重F11が減
少し、F1=F2になるとスプール56の右動が停
止する。このとき、ピストンロツド44の右動に
応じてスリーブ55も右動し、スプール56との
位置関係が中立位置になると、ロツド室42への
油圧の供給が停止して、ピストンロツド43の右
動が停止し、クラツチ弁CVの作動も停止する。
また、スリーブ55の右動もピストンロツド44
の働きに合わせて停止する。
このような機構は、一般的なサーボ機構であ
り、スプール56の移動量に応じてピストン43
を移動させることによりクラツチ弁CVの開度す
なわち短絡路6の開度を調整することができる。
ところで、エンジンEのアイドリング時には、
パイロツト弁47におけるスプール56の左端に
は、後述の切換弁48の作用によりほぼ0とされ
たスロツトル油圧Ptが作用し、スプール56の
右端にはエンジンEの回転数に対応したガバナ油
圧Pgが作用する。したがつて、F1≒F11であり、
F2=F21+F22であるが、本発明に従えば、F1≧
F2となるようにばね62の荷重が定められる。
第2図に併せて参照して、切換弁48は、パイ
ロツト油路67における絞り56の下流側から分
岐した分岐油路69と油タンク12に連通する解
放油路70との間に介装されており、クラツチ弁
CVの作動すなわち駆動装置13の作動に応じて
切換作動する。
この切換弁48は、分岐油路60に通じるポー
ト71および解放油路70に通じるポート72を
有するシリンダ73と、該シリンダ73内に摺合
されるスプール74とを有し、スプール74は前
記両ポート71,72間を連通する位置と遮断す
る位置との間で移動可能である。しかもスプール
74に一体化された駆動棒75は、シリンダ73
の一方の端壁を油密的にかつ移動自在に貫通し、
駆動装置13のピストンロツド44に同軸に連結
される。
これにより、駆動装置13がクラツチ弁CVを
閉じる方向に作動したときに、スプール74は両
ポート71,72間を遮断すべく左動し、駆動装
置13がクラツチ弁CVを開く方向に作動したと
きに、スプール74は両ポート71,72間を連
通すべく右動する。
ここでパイロツト油路67における絞り66
は、切換弁48が左位置すなわち分岐油路69を
解放油路70に連通させる位置となり、パイロツ
ト弁47の切換用ポート64に作用する油圧を解
放したときに、第2検出手段S2からのスロツト
ル油圧Ptの解放を制限するためのものである。
したがつて、絞り66の大きさは、前記制限が可
能であり、しかもスロツトル油圧Ptの切換用ポ
ート64への応答性に大きな影響を及ぼすことが
ない程度に定められる。
クラツチ弁CVは、短絡路6に通じる一対の短
絡孔76を一直径線上に備え両端が閉塞した固定
筒77内に、有底円筒状弁体78を摺合して成
り、切換弁48のスプール74に同軸に固着され
しかもシリンダ73の他端壁および固定筒77の
一端壁を油密的かつ移動自在に貫通する連結棒7
9が弁体78に同軸に固着される。これにより、
駆動装置13のピストン43およびピストンロツ
ド44が左動すると、切換弁48が両ポート7
1,72間を遮断する方向に作動するとともに、
クラツチ弁CVが閉じ方向に作動する。また、こ
れとは逆に駆動装置13のピストン43およびピ
ストンロツド44が右動すると、切換弁48は両
ポート71,72間を連通する方向に作動し、ク
ラツチ弁CVは開き方向に作動する。
なお、クラツチ弁CVの構造としては、上記構
造以外に種々のものが考えられ、大別すると、第
2図で示すような絞り弁タイプのものと、絞りの
程度が連続的に変化する中間位置を持つ切換弁ク
イプのものとが考えられる。また絞り弁タイプで
も、第2図で示すように弁体が直線的に変化する
ものの他に、弁体の回動によるものも可能であ
る。
次にこの実施例の作用について説明すると、エ
ンジンEの始動前においては、補給ポンプ10は
停止したままであり、吐出油圧Pl=0である。し
たがつてガバナ油圧Pgおよびスロツトル油圧Pt
も0である。この際、パイロツト弁47における
スプール56の位置はばね62,63のセツト荷
重で定まるが、スプール56がクラツチ弁CVの
開方向すなわち右動して左位置となるように、ば
ね62,63のセツト荷重が定められる。また駆
動装置13では、ばね45によりピストン43お
よびピストンロツド44が右動して、第2図aで
示すように、クラツチ弁CVを開弁しかつ切換弁
48を開く位置にあり、パイロツト弁47のスリ
ーブ55もリンク61を介して右動している。
次にエンジンEの運転を開始してアイドリング
状態とすると、補給ポンプ10も作動して一定の
吐出油圧Plを出力する。また、第1検出手段S1
からはエンジンEのアイドリング回転数に応じた
ガバナ油圧Pgが出力される。一方、第2検出手
段S2からは、アイドル開度に対応したスロツト
ル油圧Ptが出力されるが、切換弁48が開弁し
て分岐油路69が解放油路70に連通しているの
で、パイロツト弁47の切換用ポート64に作用
する油圧はほぼ0である。
この際、ばね62の荷重を比較的大として、
(F1=F11)≧(F2=F21+F22)の関係が得られて
いる。このためパイロツト弁47のスプール56
が左位置もしくは中立位置となり、第2図aで示
すように、クラツチ弁CVが引き続いて全開位置
を保つ。したがつてエンジンアイドリング時に
は、クラツチ弁CVは全開状態にあり、車両のク
リープ現象は生じない。
車両の発進時にアクセルペダルを踏むと、スロ
ツトル弁が開弁するが、切換弁48が第2図aで
示すように解放状態にあるので、スロツトル油圧
Ptはほぼ0である。一方、エンジン回転数の上
昇に応じて、ガバナ油圧Pgが上昇し、パイロツ
ト弁47において、はF1<F2となつて、スプー
ル56が左動する。これにより、駆動装置13の
ヘツド室41に吐出油圧Plが作用し、ピストン4
3およびピストンロツド44はばね45のばね力
に抗して左動する。このため、切換弁48のスプ
ール77も左動し、第2図bで示すように、ポー
ト71,72間が遮断された瞬間に、第2検出手
段S2からのスロツトル開度に対応したスロツト
ル油圧Ptがスプール56の左端に作用する。こ
のときのスロツトル油圧Ptは、パイロツト弁4
7においてF1≧F2となるように定められており、
F1=F2であるときには、スプール56が前記瞬
間に停止し、F1>F2となつたときにはスプール
56が一旦右動する。このスプール56の右動に
応じてピストンロツド44も右動し、切換弁48
では両ポート71,72が連通して、再びF1<
F2となる。これにより、切換弁48のスプール
74は、両ポート71,72を連通する位置およ
び遮断する位置の境界上で停止し、これに対応し
た位置でスプール56、ピストン43およびピス
トンロツド44も停止する。
このような状態で、クラツチ弁CVは、第2図
bで示すように、短絡孔7をわずかに狭めた作動
状態にあり、これによりエンジンEに適切な初期
負荷が与えられ、発進時のエンジンEの吹き上が
りが防止される。
エンジン回転数がさらに上昇すると、スロツト
ル油圧Ptが上昇し、パイロツト弁47では右動
力F1が増加する。一方、エンジンEの回転数の
上昇に応じてガバナ油圧Pgも上昇し、左動力F2
も増加する。そして、左動力F2が右動力F1に打
ち勝つと、スプール56が左動してパイロツト弁
47は右位置となり、駆動装置13のヘツド室4
1に吐出油圧Plが作用する。これによつてピスト
ン43およびピストンロツド44が左動し、クラ
ツチ弁CVの弁体78も左通して短絡孔76の開
口面積が徐々に狭められ、油圧ポンプ2による油
圧モータ4の駆動が開始される。この動力の伝達
が増大すると車両が発進する。
またパイロツト弁47では左動力F2および右
動力F1の釣合いに応じてスプール56がさらに
左動し、最終的に左限位置まで達する。このとき
クラツチ弁CVは第2図cで示す状態にあり、短
絡孔76は全閉される。しかも、切換弁48は両
ポート71,72間を遮断した状態にある。
以上のような作用により、スロツトル弁の開度
に伴うエンジン回転数の上昇が開始されると、ス
ロツトル開度信号に拘らず、クラツチ弁CVが直
ちに第2図bで示すように短絡孔76をわずかに
狭めた作動状態となり、エンジンEに適切な初期
負荷が与えられ、エンジンEの吹き上りが防止さ
れる。
またクラツチ弁CVが第2図bで示す状態にあ
るときに、たとえばスロツトル開度が大であると
きには、エンジン回転数が引き続いて上昇して
F1<F2になると、クラツチ弁CVが閉じ方向に作
動する。さらにスロツトル開度が小さい場合に
は、エンジン回転数が引き続いてわずかに上昇す
るとF1<F2となり、クラツチ弁CVが閉じ方向に
作動する。したがつて、スロツトル開度に応じた
エンジン回転数でクラツチ弁CVを作動させるこ
とができる。
車両停止時には、アクセルペダルから足を離す
ことによりスロツトル弁が閉弁し、スロツトル油
圧Ptがそれに応じて低下するとともに、エンジ
ン回転数が徐々に低下するのに応じてガバナ油圧
Pgも低下する。これにより、パイロツト弁47
においてF1>F2となるとスプール56が右動す
る。このスプール56の右動に応じて、駆動装置
13のロツド室42に吐出油圧Plが供給され、ピ
ストン43およびピストンロツド44が右動し、
クラツチ弁CVの弁体78も右動して短絡孔76
の開口面積が大となる。これにより油圧ポート2
および油圧モータ4間の動力伝達が徐々に減少す
る。また切換弁48においてポート71,72間
が連通すると、スロツトル油圧Ptがほぼ0とな
り、パイロツト弁47において、F1>F2である
とスプール56がさらに右動する。エンジン回転
数がさらに低下すると、スプール56はさらに右
動し、アイドリング回転数となると、クラツチ弁
CVが全開状態となり、動力伝達が遮断され、車
両が停止する。
第3図は本発明の第2実施例を示すものであ
り、第1実施例に対応する部分には同一の参照符
号を付す。第2検出手段S2の出力ポート37お
よびパイロツト弁47の切換用ポート64間を結
ぶパイロツト油路67から分岐した分岐油路69
と、油タンク12に通じる解放油路70との間に
切換弁48が介装される。この切換弁48はリン
ク86、ホルダ87および駆動棒88を介して駆
動装置13のピストンロツド44に連結されてお
り、駆動装置13がクラツチ弁CVを開く方向に
作動したときに、切換用ポート64に作用してい
るスロツトル油圧Ptを解放するように作動する。
また、パイロツト弁47におけるスプール56の
左端に当接し、スプール56を右動させる方向に
ばね力を発揮するためのばね62は、ホルダ87
に収納されており、スプール56の左端に一体的
に設けられホルダ87内に突入する当接棒85に
当接する。これにより、駆動装置13におけるピ
ストンロツド44の働きがばね62にフイードバ
ツクされる。すなわち、駆動装置13がクラツチ
弁CVを閉じる方向に作動すると、ばね62のば
ね力が大となり、それとは逆に駆動装置13がク
ラツチ弁CVを開く方向に作動すると、ばね62
のばね力が小となる。
この第2実施例においても、ばね62の荷重を
比較的大とすることにより、エンジンEのアイド
リング時にクラツチ弁CVを全開状態としてクリ
ープ現象の発生を防止するとともに、車両発進時
のエンジンEの吹き上がりを防止することができ
る。
以上の各実施例では、エンジンEのアイドリン
グ時のクラツチ弁CVの開度を全開したが、車両
にクリープ現象を生じない開度とすればよく、こ
れはばね62の荷重の設定により可能である。ま
た、上記各実施例では、アイドリング時と発進時
との識別をエンジン回転数の上昇により得るよう
にしたが、本発明は特にこれに限定されるもので
はない。たとえば、車両を走行させようとする運
転者の意志、すなわちアタセルペダルの操作を検
出するようにしてもよく、その操作を検出したと
きにクラツチ弁CVを直ちに半クラツチ状態とし
てエンジンEに適切な負荷を与えるようにするこ
とが可能である。
本発明のさらに他の実施例として、自動制御装
置14をマイクロコンピユータ等を用いて構成す
ることも可能である。すなわち、エンジン回転
数、スロツトル開度、アクセルペダル操作を電気
的に検出し、前述の各実施例と同様な処理機能を
有するプログラムが設定されたマイクロコンピユ
ータにより、駆動装置13の作動を制御すること
ができる。しかも駆動装置13としては、前述の
サーボシリンダに代えてパルスモータを使用する
ことが可能である。また、パイロツト弁47とし
て、電気−油圧式のサーボ弁や電磁比例制御弁を
用い、駆動装置としてサーボシリンダを用いるこ
とも可能である。
また、上記各実施例では、油圧ポンプ2を定吐
出量型とし、油圧モータ4を可変容量型とした
が、本発明は、油圧ポンプ2を可変容量型とし、
油圧モータ4を定吐出量型とした車両用油圧式変
速機に関しても実施され得るものである。
さらに、切換弁48は、クラツチ弁CVに連動
する位置ならば、どこに配設されていてもよく、
エンジン負荷を代表する指標としてのスロツトル
開度に代えて、エンジン吸気管負圧、燃料供給
量、またはアクセルペダル以外の運転者の加速、
減速の意志を検出するもので代用してもよい。
C 発明の効果 以上のように本発明によれば、自動制御装置
は、信号値が大となるのに応じてクラツチ弁を閉
じ方向とするためのエンジン回転数に対応した信
号ならびに信号値が大となるのに応じてクラツチ
弁を開き方向とするためのエンジン負荷に対応し
た信号の入力により駆動装置の作動方向および作
動量を設定する作動設定手段と、クラツチ弁がそ
の全開状態から車両発進時のエンジンの吹き上が
りを回避し得る程度の開度までの間は前記エンジ
ン負荷に対応する信号の前記作動設定手段への入
力を無にし得る信号断・接手段とを備え、作動設
定手段では、エンジン負荷に対応する信号の未入
力状態でのエンジンアイドリング時のエンジン回
転数に対応した信号の入力に応じてクリープ現象
の発生を回避し得る程度にクラツチ弁の開度を定
めるべく、駆動装置の作動量および作動方向が設
定されるので、信号断・接手段によるエンジン負
荷に対応する信号の作動設定手段への信号入力の
断・接に応じて、車両発進時には作動設定手段に
よりクラツチ弁の開度をエンジンの吹き上がりを
防止する程度に設定し、またエンジンのアイドリ
ング時にはクリープ現象の発生を回避し得る程度
にクラツチ弁の開度を設定することができ、車両
発進時のエンジンの吹き上がりを防止することが
できるとともにエンジンアイドリング時のクリー
プ現象の発生を回避して燃費の低減および乗心地
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示
すもので、第1図は全体油圧制御回路図、第2図
は駆動装置、切換弁およびクラツチ弁の相互連動
状態を示す図、第3図は本発明の第2実施例の全
体油圧制御回路図である。 1……入力軸、2……油圧ポンプ、3……出力
軸、4……油圧モータ、5……油圧閉回路、6…
…短絡路、13……駆動装置、14……自動制御
装置、47……作動設定手段としてのパイロツト
弁、48……信号断・接手段としての切換弁、
CV……クラツチ弁、E……エンジン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力軸1に連なる油圧ポンプ2と出力軸3に
    連なる油圧モータ4との間に形成された油圧閉回
    路5に、前記油圧ポンプ2の吸入および吐出口間
    の短絡路6が接続され、該短絡路6にはそれを開
    閉するためのクラツチ弁CVが配設され、クラツ
    チ弁CVに連結された駆動装置13には、その作
    動を制御する自動制御装置14が接続された車両
    用油圧式変速機のクラツチ装置において、自動制
    御装置14は、信号値が大となるのに応じてクラ
    ツチ弁CVを閉じ方向とするためのエンジン回転
    数に対応した信号ならびに信号値が大となるのに
    応じてクラツチ弁CVを開き方向とするためのエ
    ンジン負荷に対応した信号の入力により前記駆動
    装置13の作動方向および作動量を設定する作動
    設定手段47と、クラツチ弁CVがその全開状態
    から車両発進時のエンジンEの吹き上がりを回避
    し得る程度の開度までの間は前記エンジン負荷に
    対応する信号の前記作動設定手段47への入力を
    無にし得る信号断・接手段48とを備え、作動設
    定手段47では、エンジン負荷に対応する信号の
    未入力状態でのエンジンアイドリング時のエンジ
    ン回転数に対応した信号の入力に応じてクリープ
    現象の発生を回避し得る程度にクラツチ弁CVの
    開度を定めるべく、駆動装置13の作動量および
    作動方向が設定されることを特徴とする車両用油
    圧式変速機のクラツチ装置。
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