JPS61204254A - ポリビニルアルコ−ルフイルム - Google Patents

ポリビニルアルコ−ルフイルム

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JPS61204254A
JPS61204254A JP4585285A JP4585285A JPS61204254A JP S61204254 A JPS61204254 A JP S61204254A JP 4585285 A JP4585285 A JP 4585285A JP 4585285 A JP4585285 A JP 4585285A JP S61204254 A JPS61204254 A JP S61204254A
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JP
Japan
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polyvinyl alcohol
film
polyacrylic acid
degree
water
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JP4585285A
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English (en)
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JPS6347743B2 (ja
Inventor
Shoichi Aoki
正一 青木
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷水可溶性ポリビニルアルコール系組成物及
びフィルムに関する。更に詳しくは、その成分中にケン
化度98モル%以上のポリビニルアルコールを使用した
冷水可溶性完全ケン化ポリビニルアルコール系組成物及
びフィルムに関する。
〔従来の技術〕
従来、ポリビニルアルコールは、水溶性高分子であるこ
とから、水溶性フィルム等に広く使用されてきた。しか
し、水溶性を有するポリビニルアルコールは、ケン化度
80〜95モル%の領域であり、この領域を外れると水
溶性は期待できない、また、ケン化度80〜95モル%
のポリビニルアルコール系フィルムは、内容物が酸性モ
しくは中性のものについては極めて優れているが、アル
カリ性の内容物に関しては、速やかに加水分解が生じ、
水溶性は失われる。
(発明が解決しようとする問題点〕 この様な性質を改良するため、ポリビニルアルコールの
部分アルドールアセタール化物が特公昭42−2084
5号公報に開示されている。しかし、この技術は反応と
均一に行うことが難しく、コスト的にも問題があり、汎
用の水溶性包装材料としては適当でない。
また、ケン化度80〜95モル%のポリビニルアルコー
ルに対して種々の添加剤を配合した技術が特公昭43−
1487号公報、特開昭50−98952号公報、特開
昭53−24351号公報に開示されているが、これら
は何れもアルカリ性成分に対して不安定であり、加水分
解の進行による水への不溶化現象は避けられない。
更に、ケン化度95〜99モル%のポリビニルアルコー
ルに対して硫酸亜鉛を添加した技術が特公昭43−89
92号公報に開示されているが、溶解速度が充分でなく
、特に冷水に対する溶解性が劣っている。
また、特開昭57−125240号公報に、水溶性ポリ
ビニルアルコール、即ちケン化度80〜95モル%のポ
リビニルアルコールと分子130.000〜400.0
00のポリアクリル酸よりなる水溶性フィルムの技術が
開示されているが、この技術もアルカリ性成分に対して
は、加水分解の進行による水への不溶化現象は避けられ
ない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、かかる事情に鑑み、種々の検討を重ねた結
果、従来の技術では不可能とされていた冷水に対し速や
かに溶解する完全ケン化ポリビニルアルコール系組成物
及びフィルムを見出した。即ち、ケン化度98モル%以
上、平均重合度250以上のポリビニルアルコールに対
し、分子量28.000以下のポリアクリル酸を添加す
ることにより冷水可溶性完全ケン化ポリビニルアルコー
ル系組成物及びフィルムが得られることを見出した。
次に、本発明に於いて、水溶性を付与する機構について
説明する。
完全ケン化ポリビニルアルコールが現在まで速やかな水
溶性が期待できないといわれている理由は、ポリビニル
アルコール分子の水酸基同志が、分子内及び分子間の水
素結合を発生し、この結合が極めて強固なため水への溶
解性が著しく阻害されるということにある。
これに対して、ケン化度80〜95モル%のポリビニル
アルコールに水溶性があるということは、分子内に存在
する酢酸基によるものである。この酢酸基自体は疎水性
であるが、これが分子中に5〜20モル%存在すること
により、分子間の鎖の配列を乱す立体障害として働き、
このため水溶性が得られる。
本発明では完全ケン化ポリビニルアルコールに水溶性を
付与するため、ポリアクリル酸を配合しているが、これ
はポリアクリル酸のカルボン酸基がポリビニルアルコー
ル分子の水酸基と水素結合を生じ、分子間に於いて立体
障害として働いており、分子間の鎖の配列を乱している
と考えられる。
そして、この完全ケン化ポリビニルアルコール組成物及
びフィルムが、水の中に投入されると、ポリアクリル酸
が速やかに水中に移行し、このため、ポリビニルアルコ
ール分子の間に水が入り込み、ポリビニルアルコール分
子が解離し、結果として水溶性が得られるものと考えら
れる。
また、本発明に使用されるーポリアクリル酸は、そのア
ルカリ金属塩は水溶性を有しており、従うて本発明のフ
ィルムを使用した包装材料の内容物が塩基性アルカリ金
属、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等を含むものであっても水溶
性が失われることはない。
本発明に使用されるポリビニルアルコールは、ケン化度
が98モル%以上、平均重合度は250以上であり、好
ましくは製造されるフィルムの状態を考慮して400〜
2,000が適当である。
また、本発明に使用されるポリアクリル酸は、分子量が
28.000以下のものである。28.000以上では
ポリビニルアルコールフィルムの水溶性を低下させ、特
に50.000以上ではポリビニルアルコールフィルム
の水溶性はなくなる。従ってポリアクリル酸としては分
子1200〜28.000のものが適当である。更にポ
リビニルアルコールに対するポリアクリル酸の配合割合
は、好ましくは5重量%以上であり、10〜60重量%
が適当である。
なお、本発明に於いて、フィルムの状態を任意にコント
ロールするために、グリセリン等公知のポリビニルアル
コールに適する可塑剤及び添加剤、更には有機カルボン
酸を添加することも可能であり、フィルムの外観を考慮
してエンボス加工を施してもよい。
以上の様に、本発明のポリビニルアルコールフィルムは
、完全ケン化ポリビニルアルコールを用いながら、冷水
に速やかに溶解し、内容物がアルカリ性であっても水溶
性を失わないものであり、その用途が極めて広いもので
ある。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例につき説明するが、本発明はこれ
らの実施例にのみ限定されるものではない。
実施例1 ポリビニルアルコール(ケン化度99.0モル%、平均
重合度550)の2重量%固形分水溶液を調製し、ポリ
ビニルアルコールに対する割合が5重量%になるように
ポリアクリル酸(分子量8.000)を加え、充分に攪
拌を行って均一溶液とし、10×10CI11のガラス
プレートに流し込み、60℃の電気乾燥器で3時間乾燥
し、厚さ20ミクロンのフィルムを得た。
実施例2 ポリビニルアルコール(ケン化度98.4モル%、平均
重合度1 、000)の2重量%固形分水溶液を調製し
、ポリビニルアルコールに対する割合が40重量%にな
るようにポリアクリル酸(分子量14.000)を加え
、実施例1の手法によりフィルムを調製し、厚さ20ミ
クロンのフィルムを得た。
実施例3 ポリビニルアルコール(ケン化度99.0モル%、平均
重合度2,000)の2重量%固形分水溶液を調製し、
ポリビニルアルコールに対する割合が60重量%になる
ようにポリアクリル酸(分子量28、000)を加え、
実施例1の手法によりフィルムを調製し、厚さ20ミク
ロンのフィルムを得た。
実施例4 ポリビニルアルコール(ケン化度99.0モル%、平均
重合度260)の2重量%固形分水溶液を調製し、ポリ
ビニルアルコールに対する割合が10重量%になるよう
にポリアクリル酸(分子量500)を加え、実施例1の
手法によりフィルムを調製し、厚さ20ミクロンのフィ
ルムを得た。
比較例1 ポリビニルアルコール(ケン化度98.4モル%、平均
重合度550)の2重量%固形分水溶液を調製し、ポリ
ビニルアルコールに対する割合が10重量%になるよう
にグリセリンを加え、実施例1の手法によりフィルムを
調製し、厚さ20ミクロンのフィルムを得た。
比較例2 ポリビニルアルコール(ケン化度99.0モル%、平均
重合度1700)の2重量%固形分水溶液を調製し、ポ
リビニルアルコールに対する割合が20重量%になるよ
うにポリアクリル酸(分子量35、000)を加え、実
施例1の手法によりフィルムを調製し、厚さ20ミクロ
ンのフィルムを得た。
実施例1〜4及び比較例1〜2で製造した完全ケン化ポ
リビニルアルコールフィルムについて、相溶性、水溶性
、ブリード性、ヒートシール性、耐アルカリ性を評価し
た。試験方法を以下に、又評価結果は第1表に示す。
〔試験方法〕
1、相溶性 調製したフィルムの状態を顕微鏡により50倍で観察し
た。
2、水溶性 フィルムを2×2c11に切り、10℃の水に落下させ
、溶解時間を測定した。
3、 ブリード性 フィルムを40℃の恒温室に7日間放置し、室温に冷却
後、顕微鏡により50倍でブリード性のを無を確認した
4、 ヒートシート性 ヒートシーラーにより、180℃で1秒間接着させ、そ
の状態を確認した。
5、 耐アルカリ性 フィルムを2X2CI11に切り、炭酸ナトリウム粉末
の中に投入し、30℃に4日間放置後、10℃の水で水
溶性を測定した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ケン化度98モル%以上、平均重合度250以上の
    ポリビニルアルコールと分子量28,000以下のポリ
    アクリル酸を含有してなるポリビニルアルコールフィル
    ム。 2 ポリビニルアルコールに対するポリアクリル酸の配
    合量が5重量%以上である特許請求の範囲第1項記載の
    ポリビニルアルコールフィルム。
JP4585285A 1985-03-08 1985-03-08 ポリビニルアルコ−ルフイルム Granted JPS61204254A (ja)

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JPS59219359A (ja) * 1983-05-27 1984-12-10 Kuraray Co Ltd 流動性の改善された樹脂水性分散液

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