JPS61204171A - 5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤 - Google Patents
5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤Info
- Publication number
- JPS61204171A JPS61204171A JP60042870A JP4287085A JPS61204171A JP S61204171 A JPS61204171 A JP S61204171A JP 60042870 A JP60042870 A JP 60042870A JP 4287085 A JP4287085 A JP 4287085A JP S61204171 A JPS61204171 A JP S61204171A
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- JP
- Japan
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- fluorouracil
- higher fatty
- fatty acid
- acid
- pentaene
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
1、発明の背景
技術分野
本発明は、5−フルオロウラシ/I/銹導体およびこれ
を含有する医薬製剤に関するものである。
を含有する医薬製剤に関するものである。
本発明によって提供される5−フルオロウラシル誘導体
は新規化合物であって、強力な制癌作用を有する。また
本発明の5−フルオロウラシル誘導体は強力な血小板凝
集抑制作用も有する。
は新規化合物であって、強力な制癌作用を有する。また
本発明の5−フルオロウラシル誘導体は強力な血小板凝
集抑制作用も有する。
先行技術
α−リノレン酸は必須脂肪酸であシ、ジホモ−γ−リノ
レン酸はグロスタグランジンの前駆体であり、5,8.
11.14.17−エイコサペンタエン酸は魚油中に含
まれる高度不飽和脂肪酸である。
レン酸はグロスタグランジンの前駆体であり、5,8.
11.14.17−エイコサペンタエン酸は魚油中に含
まれる高度不飽和脂肪酸である。
5−フルオロウラシルは制癌剤として臨床で使用され【
いるが毒性が高く必ずしも満足すべき薬理とは言い難い
。
いるが毒性が高く必ずしも満足すべき薬理とは言い難い
。
■1発明の目的
本発明者等は5−フルオロウラシルの1位−カルノ々モ
イル誘導体を合成し、それらの薬理活性を鋭意研究した
結果、それらが優れ九制癌作用および血小板凝集抑制作
用を有することを見い出し、本発明を完成するに至った
。
イル誘導体を合成し、それらの薬理活性を鋭意研究した
結果、それらが優れ九制癌作用および血小板凝集抑制作
用を有することを見い出し、本発明を完成するに至った
。
従りて、本発明は新規な5−フルオロウラシル誘導体を
提供することを目的とする。さらに、本発明は該誘導体
を含有する制癌剤ならびに血小板凝集抑制剤を提供する
ことを目的とする。
提供することを目的とする。さらに、本発明は該誘導体
を含有する制癌剤ならびに血小板凝集抑制剤を提供する
ことを目的とする。
■0発明の詳細な説明
かかる目的を達成する本発明は一般式(1)(式中Rは
トリエン高級脂肪a!するいはペンタエン高級脂肪酸か
ら誘導されるアシル基である)で示される5−フルオロ
ウラシル誘導体である。
トリエン高級脂肪a!するいはペンタエン高級脂肪酸か
ら誘導されるアシル基である)で示される5−フルオロ
ウラシル誘導体である。
トリエン高級脂肪酸はα−リノレン酸あるいはゾホモー
γ−リノレン酸であることが好ましく、ペンタエン高級
脂肪酸は5.8,11,14.17−エイコサペンタエ
ン酸であることが好ましい。
γ−リノレン酸であることが好ましく、ペンタエン高級
脂肪酸は5.8,11,14.17−エイコサペンタエ
ン酸であることが好ましい。
さらに本発明により、前記一般式(1)で示される5−
フルオロウラシル誘導体を含有する制癌剤ならびに血小
板凝集抑制剤が提供される。
フルオロウラシル誘導体を含有する制癌剤ならびに血小
板凝集抑制剤が提供される。
本発明の前記式で示される5−フルオロウラシル誘導体
は、5−フルオロウラシル(以下、5−FUという)を
ジフェニルホスホリルアジドの存在下に一般式凡−NH
CH2Co2H(式中Rは前記一般式(1)における定
iと同じ。)で示される化合物とジメチルホルムアミド
とかジオキサンといった溶媒中で反応させることによシ
得られる。
は、5−フルオロウラシル(以下、5−FUという)を
ジフェニルホスホリルアジドの存在下に一般式凡−NH
CH2Co2H(式中Rは前記一般式(1)における定
iと同じ。)で示される化合物とジメチルホルムアミド
とかジオキサンといった溶媒中で反応させることによシ
得られる。
本発明の5−フルオロウラシル誘導体は臨床に用いられ
ている5−FUと動物試験において同等以上の抗腫瘍作
用(制癌作用)を示し、且つ、5− FU K較べて低
毒性である。また本発明の5−フルオロウラシル誘導体
は5− F’Uには見られない強力な血小板凝集抑制作
用を有するという特徴も持っている。
ている5−FUと動物試験において同等以上の抗腫瘍作
用(制癌作用)を示し、且つ、5− FU K較べて低
毒性である。また本発明の5−フルオロウラシル誘導体
は5− F’Uには見られない強力な血小板凝集抑制作
用を有するという特徴も持っている。
本発明の5−フルオロウラシル誘導体は制癌剤または血
小板凝集抑制剤の有効成分若しくは有効成分の1つとし
て有用に使用される。投与量は一般に成人1日量的0.
1〜3Iが好ましく。
小板凝集抑制剤の有効成分若しくは有効成分の1つとし
て有用に使用される。投与量は一般に成人1日量的0.
1〜3Iが好ましく。
必要によシ1〜3回に分けて投与するのがよい。
本発明の5−フルオロウラシル誘導体は単独または通常
の方法で製剤担体あるいは賦形剤と混合されて製剤化さ
れ、カプセル剤1錠剤、顆粒剤、シロップ剤等として経
口投与するとか、注射剤、坐剤等として非経口投与する
ことが可能である。
の方法で製剤担体あるいは賦形剤と混合されて製剤化さ
れ、カプセル剤1錠剤、顆粒剤、シロップ剤等として経
口投与するとか、注射剤、坐剤等として非経口投与する
ことが可能である。
担体あるいは賦形剤の例として炭酸カルシウム、リン酸
カルシウム、でんぷん、しょ糖、乳糖、タルク、ステア
リン酸マグネシウム等があげられる。本発明の化合物は
、上記の固形剤の他の油性懸濁剤、シロップのような液
剤とすることもできる。
カルシウム、でんぷん、しょ糖、乳糖、タルク、ステア
リン酸マグネシウム等があげられる。本発明の化合物は
、上記の固形剤の他の油性懸濁剤、シロップのような液
剤とすることもできる。
本発明の化合物をサイクロデキストリンで包接し安定化
することもできる。
することもできる。
次に本発明に係る代表的な化合物の実施例および試験例
を挙けて本発明をさらに詳細に説明するが本発明はこれ
らに限定されるものではない。
を挙けて本発明をさらに詳細に説明するが本発明はこれ
らに限定されるものではない。
実施例−1
アルゴン雰囲気下、N−(α−リルノイル)−グリシン
4.026.9(12ミリモル)、ジフェニルホスホリ
ルアジド3.632Ii(13,2ミリモA/)。
4.026.9(12ミリモル)、ジフェニルホスホリ
ルアジド3.632Ii(13,2ミリモA/)。
5−フルオロウラシル1.56g(12ミリモル)及び
トリエチルアミン9.351i(92,4ミリモル)を
室温にて乾燥N、N−ジメチ〃ホルムアεド3011t
K溶解し九。該反応混液を30分かけて室温から80℃
に加熱しつづいて80℃で3時間反応させた。反応混液
を放冷後氷水20d中に注ぎつづいて0.5規定修酸水
溶液に′C弱酸性化し。
トリエチルアミン9.351i(92,4ミリモル)を
室温にて乾燥N、N−ジメチ〃ホルムアεド3011t
K溶解し九。該反応混液を30分かけて室温から80℃
に加熱しつづいて80℃で3時間反応させた。反応混液
を放冷後氷水20d中に注ぎつづいて0.5規定修酸水
溶液に′C弱酸性化し。
エーテルにて2回抽出した。抽出有機層を水洗し、無水
硫酸す) IJウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、抽出
残渣4.421Iを得九。該残渣をシリカグルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチルー塩化メチレン2
対3溶出画分より、1−(α−リルノイルアiツメチル
カルバモイル)−5−フルオロウラシル1.461Jl
を得た。このものの物理化学的データは下記式(■)の
構造を支持する。
硫酸す) IJウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、抽出
残渣4.421Iを得九。該残渣をシリカグルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチルー塩化メチレン2
対3溶出画分より、1−(α−リルノイルアiツメチル
カルバモイル)−5−フルオロウラシル1.461Jl
を得た。このものの物理化学的データは下記式(■)の
構造を支持する。
融点:103〜105℃
IRy”HoLs(3−’) : 1715 、16
65 、1255ax ’ u−NMR(cpcz、)δ(ppm) : 0.
97 (3Ht 、 J=7.61(z)+2.80
(4Ht、 J=5.6Hz) 、 5.04(2Hd
、J =6.5f(z)、7.87(IHd 、 J=
5.3Hz) 実施例−2 アルゴン雰囲気下、N−(5,8,11,14,17−
ニイコサペンタエノイル)グリシ72.51611(7
iリモA/)、ジフェニルホスホリルアジド2.119
p(737ミリモル)、5−フルオロウラシル9111
R9(7ミリそル)、及びトリエチルアミン5.454
N(53,9ミリモル)を室@にて乾燥N、N−ジメチ
ルホルムアミド30mに溶屏した。該反応混液を30分
かけて室温から80℃に加熱し、つづいて80℃で3時
間反応させた。反応混液を放冷後、氷水20Wtl中に
注ぎつづいて0.5規定修酸水溶液にて弱酸性化、エー
テルにて2回抽出し友。抽出有機層を水洗し無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、抽出残渣3.8
31Iを得た。該残渣をシリカダルカラムクロットゲラ
フィーに付し、酢酸エチル−塩化メチレン2対3溶出画
分よシ1− (5,8,11,14,17−ニイコサベ
ンタエノイルアミノメチルカルパモイル)−5−フルオ
ロクラシルア90ダを得fC,aこのものの物理化学的
データは下記式(In)の構造を支持する。
65 、1255ax ’ u−NMR(cpcz、)δ(ppm) : 0.
97 (3Ht 、 J=7.61(z)+2.80
(4Ht、 J=5.6Hz) 、 5.04(2Hd
、J =6.5f(z)、7.87(IHd 、 J=
5.3Hz) 実施例−2 アルゴン雰囲気下、N−(5,8,11,14,17−
ニイコサペンタエノイル)グリシ72.51611(7
iリモA/)、ジフェニルホスホリルアジド2.119
p(737ミリモル)、5−フルオロウラシル9111
R9(7ミリそル)、及びトリエチルアミン5.454
N(53,9ミリモル)を室@にて乾燥N、N−ジメチ
ルホルムアミド30mに溶屏した。該反応混液を30分
かけて室温から80℃に加熱し、つづいて80℃で3時
間反応させた。反応混液を放冷後、氷水20Wtl中に
注ぎつづいて0.5規定修酸水溶液にて弱酸性化、エー
テルにて2回抽出し友。抽出有機層を水洗し無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、抽出残渣3.8
31Iを得た。該残渣をシリカダルカラムクロットゲラ
フィーに付し、酢酸エチル−塩化メチレン2対3溶出画
分よシ1− (5,8,11,14,17−ニイコサベ
ンタエノイルアミノメチルカルパモイル)−5−フルオ
ロクラシルア90ダを得fC,aこのものの物理化学的
データは下記式(In)の構造を支持する。
融点:91〜94℃
IRbtCHC’ (3−’): 1710 、166
0 、1250ax 1H−NMR(CDCt、)δ(ppm) : 0.9
7 (3Ht 、 J=7.6Hz)。
0 、1250ax 1H−NMR(CDCt、)δ(ppm) : 0.9
7 (3Ht 、 J=7.6Hz)。
5.03(2Hd、J=6.5■Z)、7.83(1■
d 、 J=5.31(z) 〔試験例〕 1、抗腫瘍作用 CDF1マウス(雄性、5週令)にP388細胞1×1
0 個/マウスを腹腔内移殖する。前記実施例で得られ
た検体のo、 5 %カル?キシルメチルセルロース懸
濁液を迎日より1日1回5日間連続し【腹腔内投与し延
命率を測定する。
d 、 J=5.31(z) 〔試験例〕 1、抗腫瘍作用 CDF1マウス(雄性、5週令)にP388細胞1×1
0 個/マウスを腹腔内移殖する。前記実施例で得られ
た検体のo、 5 %カル?キシルメチルセルロース懸
濁液を迎日より1日1回5日間連続し【腹腔内投与し延
命率を測定する。
とじて5−FUと比較した結果を表1に示す。
表 1
延命率(ILS) (チ)
表1から明らかなように本発明に係る1−(α−リルノ
イルア電フッメチルカルバモイル−5−フルオロウラシ
ルとか1−(5,8,11,14,17−ニイコサペン
タエノイルアiツメチルカルバモイル)−5−フルオロ
クラクルは5−FUにくらべて同等以上の抗腫瘍活性を
示している。また、 5−FUは投与量40〜へ7日で
は毒性によ〕マウスの生存日数が上記制癌剤を投与しな
いコントロールよシ短かくなってしまうのに反し、本発
明に係る1−(α−リルノイルアξツメチルカルバモイ
ル)−5−フルオロウラシルおよび1−(5,8,11
,14,1フーエイコサペンタエノイルアミノメチルカ
ルパモイル)−5−フルオロt y シhハ10 oW
vkg/日でもn、s(%)が36.3とか24.7で
あシ、毒性が5−FUよシ低いことが示された。
イルア電フッメチルカルバモイル−5−フルオロウラシ
ルとか1−(5,8,11,14,17−ニイコサペン
タエノイルアiツメチルカルバモイル)−5−フルオロ
クラクルは5−FUにくらべて同等以上の抗腫瘍活性を
示している。また、 5−FUは投与量40〜へ7日で
は毒性によ〕マウスの生存日数が上記制癌剤を投与しな
いコントロールよシ短かくなってしまうのに反し、本発
明に係る1−(α−リルノイルアξツメチルカルバモイ
ル)−5−フルオロウラシルおよび1−(5,8,11
,14,1フーエイコサペンタエノイルアミノメチルカ
ルパモイル)−5−フルオロt y シhハ10 oW
vkg/日でもn、s(%)が36.3とか24.7で
あシ、毒性が5−FUよシ低いことが示された。
2、血小板凝集抑制作用
3.8チクエン酸ナトリウム(1容)を入れた注射器を
用いてウサギ頚動脈より9容の血液を採取する。該血液
よシ遠心分離し血小板に富む血漿(PRP:50万個/
μj)を得る。咳PRPを用い、凝集惹起剤としてアラ
キドン酸あるいはコラ−ダンを用いて本発明に係る化合
物の血小板凝集抑制作用を測定した。例えば、アラキド
ン酸(90マイクロモル)によって誘起される血小板凝
集に対する1−(α−リルノイルアミノメチルカルパモ
イル)−5−フルオロウラシルおよび1−(5,8,1
1,14,17−ニイコサペンタエノイルアミノメチル
カルノ肴モイル)−5−フルオロウラシルの50チ抑制
濃度(I Cso)は各々4.6X10−’M。
用いてウサギ頚動脈より9容の血液を採取する。該血液
よシ遠心分離し血小板に富む血漿(PRP:50万個/
μj)を得る。咳PRPを用い、凝集惹起剤としてアラ
キドン酸あるいはコラ−ダンを用いて本発明に係る化合
物の血小板凝集抑制作用を測定した。例えば、アラキド
ン酸(90マイクロモル)によって誘起される血小板凝
集に対する1−(α−リルノイルアミノメチルカルパモ
イル)−5−フルオロウラシルおよび1−(5,8,1
1,14,17−ニイコサペンタエノイルアミノメチル
カルノ肴モイル)−5−フルオロウラシルの50チ抑制
濃度(I Cso)は各々4.6X10−’M。
4.6 X 10””Mであルノに対し5− FUハI
X 10−’M テも抑制しなかりた。
X 10−’M テも抑制しなかりた。
またコラ−ダン(7μfiAt ”) Kよる血小板凝
集に対する1−(α−リルノイルアミノメチルカルパモ
イル)−5−フルオロウラシルおよび1−(5,8,1
1,14,17−ニイコサベンタエノイルアミノメチ〃
カルバモイル)−5−フルオロウラ’/ A/ +7)
IC,。ハそれぞし8.4X10−’、 4.2X1
0−’Mであるのに対し5−FUはlXl0 Mでも
抑制せず、本発明化合物が強力な血小板凝集抑制作用を
有していることが明らかとなりた。
集に対する1−(α−リルノイルアミノメチルカルパモ
イル)−5−フルオロウラシルおよび1−(5,8,1
1,14,17−ニイコサベンタエノイルアミノメチ〃
カルバモイル)−5−フルオロウラ’/ A/ +7)
IC,。ハそれぞし8.4X10−’、 4.2X1
0−’Mであるのに対し5−FUはlXl0 Mでも
抑制せず、本発明化合物が強力な血小板凝集抑制作用を
有していることが明らかとなりた。
3、急性毒性
1−(α−リルノイルアミノメチルカルパモイル)−5
−フルオロウラシルおよび1−(5,8,11,14,
17−ニイコサペンタエノイルアミノメチルカルパモイ
ル)−5−フルオロウラシルの腹腔内投与による急性毒
性についてICRマウス(雄、7週令)を用いて調べた
結果、5−FUのLD5o値は235 mQA9である
のに対し、1−(α−リルノイルアミノメチルカルパモ
イル)−5−フルオロウラシルおよび1−(5,8,1
1,14,17−ニイコサベンタエノイルアミノメチル
カルパモイル)−5−フルオロウラシルのLD5o[は
それぞれ、447竪勺、368%4cl/であった。
−フルオロウラシルおよび1−(5,8,11,14,
17−ニイコサペンタエノイルアミノメチルカルパモイ
ル)−5−フルオロウラシルの腹腔内投与による急性毒
性についてICRマウス(雄、7週令)を用いて調べた
結果、5−FUのLD5o値は235 mQA9である
のに対し、1−(α−リルノイルアミノメチルカルパモ
イル)−5−フルオロウラシルおよび1−(5,8,1
1,14,17−ニイコサベンタエノイルアミノメチル
カルパモイル)−5−フルオロウラシルのLD5o[は
それぞれ、447竪勺、368%4cl/であった。
また、上記実施例以外の本発明に係る化合物についても
同様な試験結果が得られた。
同様な試験結果が得られた。
■0発明の効果
以上詳述し九ように本発明によれば、強力な制癌作用お
よび血小板凝集抑制作用を有する5−フルオロウラシル
誘導体が提供される。
よび血小板凝集抑制作用を有する5−フルオロウラシル
誘導体が提供される。
また、近年、血小板の凝集が、ガンの転移に関与してい
ることを示唆する結果が得られてきている。従って本発
明の5−フルオロウラシル誘導体はガン転移予防剤とし
ても使用できる。
ることを示唆する結果が得られてきている。従って本発
明の5−フルオロウラシル誘導体はガン転移予防剤とし
ても使用できる。
よって本発明の5−フルオロウラシル誘導体は制癌作用
とガン転移予防作用が相乗的に働き。
とガン転移予防作用が相乗的に働き。
かつ低毒性であるため癌治療に有効に使用することがで
きる。
きる。
さらに、本発明の5−フルオロウラシル誘導体は採取さ
れた血液の血液凝固防止用としても有効に使用すること
ができる。
れた血液の血液凝固防止用としても有効に使用すること
ができる。
Claims (9)
- (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rはトリエン高級脂肪酸あるいはペンタエン高級
脂肪酸から誘導されるアシル基である)で示される5−
フルオロウラシル誘導体。 - (2)トリエン高級脂肪酸がα−リノレン酸またはジホ
モ−γ−リノレン酸である特許請求の範囲第1項記載の
5−フルオロウラシル誘導体。 - (3)ペンタエン高級脂肪酸が5,8,11,14,1
7−エイコサペンタエン酸である特許請求の範囲第1項
記載の5−フルオロウラシル誘導体。 - (4)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rはトリエン高級脂肪酸あるいはペンタエン高級
脂肪酸から誘導されるアシル基である)で示される5−
フルオロウラシル誘導体を含有する制癌剤。 - (5)トリエン高級脂肪酸がα−リノレン酸またはジホ
モ−γ−リノレン酸である特許請求の範囲第4項記載の
制癌剤。 - (6)ペンタエン高級脂肪酸が5,8,11,14,1
7−エイコサペンタエン酸である特許請求の範囲第4項
記載の制癌剤。 - (7)一般式( I ) (式中Rはトリエン高級脂肪酸あるいはペンタエン高級
脂肪酸から誘導されるアシル基である)で示される5−
フルオロウラシル誘導体を含有する血小板凝集抑制剤。 - (8)トリエン高級脂肪酸がα−リノレン酸またはジホ
モ−γ−リノレン酸である特許請求の範囲第7項記載の
血小板凝集抑制剤。 - (9)ペンタエン高級脂肪酸が5,8,11,14,1
7−エイコサペンタエン酸である特許請求の範囲第7項
記載の血小板凝集抑制剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60042870A JPS61204171A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60042870A JPS61204171A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61204171A true JPS61204171A (ja) | 1986-09-10 |
JPH0530833B2 JPH0530833B2 (ja) | 1993-05-11 |
Family
ID=12648067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60042870A Granted JPS61204171A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 5−フルオロウラシル誘導体およびこれを含有する医薬製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61204171A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9238077B2 (en) | 2009-09-01 | 2016-01-19 | Catabasis Pharmaceuticals, Inc. | Fatty acid niacin conjugates and their uses |
USRE46608E1 (en) | 2009-09-01 | 2017-11-14 | Catabasis Pharmaceuticals, Inc. | Fatty acid niacin conjugates and their uses |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5581865A (en) * | 1978-10-30 | 1980-06-20 | Fujisawa Pharmaceut Co Ltd | 5-fluorouracil derivatives and their preparation |
JPS5663966A (en) * | 1979-10-29 | 1981-05-30 | Tokyo Kinzoku Kogyo Kk | Pyrimidine derivative and its preparation |
-
1985
- 1985-03-06 JP JP60042870A patent/JPS61204171A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5581865A (en) * | 1978-10-30 | 1980-06-20 | Fujisawa Pharmaceut Co Ltd | 5-fluorouracil derivatives and their preparation |
JPS5663966A (en) * | 1979-10-29 | 1981-05-30 | Tokyo Kinzoku Kogyo Kk | Pyrimidine derivative and its preparation |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9238077B2 (en) | 2009-09-01 | 2016-01-19 | Catabasis Pharmaceuticals, Inc. | Fatty acid niacin conjugates and their uses |
US9278136B2 (en) | 2009-09-01 | 2016-03-08 | Catabasis Pharmaceuticals, Inc. | Fatty acid niacin conjugates and their uses |
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USRE46608E1 (en) | 2009-09-01 | 2017-11-14 | Catabasis Pharmaceuticals, Inc. | Fatty acid niacin conjugates and their uses |
USRE46605E1 (en) | 2009-09-01 | 2017-11-14 | Catabasis Pharmaceuticals, Inc. | Fatty acid niacin conjugates and their uses |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0530833B2 (ja) | 1993-05-11 |
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