JPS61202057A - 空気調和機の電気部品収納箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、空気調和機の室外ユニットに係り、特に電
気部品を保護する空気調和機の電気部品収納箱に関する
ものである。

〔従来の技術〕

空気調和機の室外ユニットにおいては、その電気回路の
発熱部品を収納箱に収納して冷却を行っている。従来、
このような電気回路部品を収納する空気調和機の電気部
品収納箱としては、例えば特開昭５８−８３１６６号公
報に開示されているようなものがあり、第６図にそれを
示す。同図において、１は空気調和機の室外ユニット本
体、２は室外ユニット本体１内に仕切板３によって送風
機室４と区画形成された圧縮機室、５．６は送風機室４
に設置された送風機及び熱交換器、７，８は圧縮機室２
に設置された圧縮機及び電気回路部品収納箱の外箱本体
で、外箱本体８には例えばインバータを構成するパワー
トランジスタ等の発熱部品が収納されている。９は上記
本体１の外箱１０の下部に設けられた吸気口、１１は仕
切板３の下部に設けられた排気口で、圧縮機７を冷却し
た冷却風を送風機室４に送るためのものである。１２゜
１３はそれぞれ外箱本体８の側面に設けられた吸気口及
び排気口、１４は仕切板３の上部に設けられた排気口で
、外箱本体８から排出された冷却風を送風機室４へ送る
ためのものである。

次に動作について説明すると、送風機５の運転により送
風機室４内は負圧となり、外箱１０の吸気口９から外気
が吸込まれ、これが冷却風となる。

この冷却風は圧縮機Ｔを冷却した後、仕切板３の下部の
排気口１１から送風機室４内に吸込まれる。

そして、熱交換器６を冷却した後、送風機５に吸引され
て室外ユニット本体１の外部に排出される。

一方、外箱１０の吸気口９から吸込まれた外気の一部は
、上昇して外箱本体８の吸気口１２から吸込まれ、外箱
本体８内の電気回路部品を冷却した後、排気口１３から
排出される。この冷却風も同様に仕切板３の上部の排気
口１４から送風機室４内に吸込まれ、更に送風機５に吸
引されて本体１外部へ排出される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のように従来の空気調和機の電気部品収納箱は、側
面に設けた吸気口１２より外気を導入し、排気口１３か
らその冷却風を排出させるようにした構成となっている
ため、内部の電気部品に水がかかる恐れがあり、電気部
品が損傷するという問題点があった。すなわち、この種
の室外ユニットは一般に屋外に設置されているので、送
風機室４からのドレン水等が外箱本体８内に侵入する場
合があり、電気部品が損傷する恐れがある。また、水の
侵入を防止するには、外箱本体８の排気口１３を下面に
設けて冷却風路を下方に向けなければならず、この場合
通風量が減少し、冷却効率が低減するという問題点があ
る。

この発明は、このような問題点を解消するためになされ
たもので、送風機室からの水の侵入を防止でき、しかも
効率的な冷却が可能な空気調和機の電気部品収納箱を提
供することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

室外ユニット本体内に仕切板によって送風機室と区画形
成された圧縮機室に電気部品を設置する空気調和機の電
気部品収納箱において、第１の発明には、電気部品を取
り付ける取付台と、この取付台の上方から電気部品を覆
い且つ側面に排気口を有する外箱本体と、この外箱本体
の排気口と対向して取付台の側面から切り起こして形成
された防水板とが具備されており、また第２の発明には
、上記取付台と、外箱本体と、この外箱本体の排気口の
外側に下方に突き出して形成されたダクトとが具備され
ている。

〔作　用〕

第１の発明の電気部品収納箱においては、送風機の運転
により作られた冷却風は取付台上の電気部品を冷却した
後外箱本体の排気口を通して送風機室に送り出され、そ
の際外箱本体の排気口と対向して設けられた防水板によ
り送風機室からのドレン水が電気部品にかかることはな
く、効率的な冷却が行われる。また、第２の発明の電気
部品収納箱においては、電気部品を冷却した冷却風は外
箱本体の外側に設けたダクトを通して送風機室に送り出
され、このときもダクトによりドレン水が電気部品にか
かることなく、効率的な冷却が行われる。

〔実施例〕 以下、この発明の実施例を図面について説明する。なお
、従来の第６図と相当する部分については同一符号を付
して説明する。

第１図はこの発明の第１実施例を示す断面図であり、図
において、８は電気部品１５を上方から覆う外箱本体で
、側面に排気口１６が設けられている。１７は上記電気
部品１５を取り付けるアルミニラム板の取付台、１Ｂは
上記排気口１６と対向して設けられた防水板で、取付台
１７と一体形成され、取付台１７の側面から切り起こし
て形成されている。第２図に上記電気部品収納箱の斜視
図を示してあり、外箱本体８は仕切板３に固定されてい
る。

また、第３図は上記の電気部品収納箱を設置した室外ユ
ニットの要部を示す断面図である。取付台１７は室外ユ
ニット本体の外箱１０に固定されており、収納箱の外箱
本体８の下部と上記外箱１０との間には冷却風を送風機
室４に送り出すための隙間が設けられている。

このように構成された空気調和機においては、送風機５
の回転駆動に伴って冷却風が圧縮機室２から送風機室４
へ流れ、圧縮機７及び電気部品１５の冷却が行われる。

その際、送風機５０回転により図の矢印で示す如く、仕
切板３に設けられた排気口１１などの上部開口部から外
箱本体８と電気部品１５０間を経て冷却風が流れ、この
冷却風は電気部品１５を冷却した後、外箱本体８に設け
られた排気口１６及び外、箱本体８の下側から送風機室
４へ送り出される。このとき、排気口１６と対向する位
置に防水板１Ｂが設けられているので、送風機室４から
のドレン水などが侵入してもドレン水防止板１８により
遮断され、電気部品１５にかかることはない。

上記防水板１８はアルミニウム板で取付台１７と一体戊
形しであるので構造が簡単であり、また外箱本体８に排
気口１６を設けであるので、充分な送風策が得られ、効
率的な冷却が行われる。

第４図はこの発明の第２実施例を示す断面図である。こ
の実施例は、前記実施例の防水板１８に代えて、外箱本
体８の排気口１６の外側に下方に突き出したダクト１９
を設けたもので、第５図にその斜視図を示しである。

このように構成しても、ダクト１９が排気口１６の全体
を覆っているので、送風機室４からのドレン水などが遮
断され、電気部品１５がぬれる恐れはない。また、電気
部品１５を冷却した冷却風は、外箱本体８の排気口１６
からダクト１９を経て送風機室４に送り出されるため、
前記実施例と同様効率の良い冷却が可能である。この実
施例では、ダクト１９を外箱本体８と一体我形すること
ができ、より製造工程が簡略化される。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、取付台に取り
付けられた電気部品を覆う外箱本体に排気口を設けると
共に、この排気口と対向して防水板またはダクトを設け
たため、送風機室からのドレン水などが電気部品Ｋかか
るのを確実に防止することができ、且つ通風量が充分に
確保され、大きな冷却効果が得られるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例を示す断面図、第２図は
その斜視図、第３図は第１図の電気部品収納箱を設置し
た室外ユニットの要部を示す構造図、第４図はこの発明
の第２実施例を示す断面図、第５図はその斜視図、第６
図は従来の空気調和機の電気部品収納箱を示す断面図で
ある。 １・・・・・・・・・室外ユニット本体２・・・・・・
・・・圧縮機室 ３・・・・・・・・・仕切板 ４・・・・・・・・・送風機室 ５・・・・・・・・・送風機 ８・・・・・・・・・外箱本体 １５・・・・・・・・・電気部品 １６・・・・・・・・・排気口 １７・・・・・・・・・取付台 １８・・・・・・・・・ドレン防止板 １９・・・・・・・・・ダクト なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）室外ユニット本体内に仕切板によつて送風機室と
   区画形成された圧縮機室に電気部品を設置する空気調和
   機の電気部品収納箱において、前記電気部品を取り付け
   る取付台と、この取付台の上方から電気部品を覆い且つ
   側面に排気口を有する外箱本体と、この外箱本体の排気
   口と対向して前記取付台の側面から切り起こして形成さ
   れた防水板とを具備したことを特徴とする空気調和機の
   電気部品収納箱。
2. （２）取付台及び防水板は、アルミニウム板で一体成形
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の空気
   調和機の電気部品収納箱。
3. （３）室外機本体内に仕切板によつて送風機室と区画形
   成された圧縮機室に電気部品を収納する空気調和機の電
   気部品収納箱において、前記電気部品を取り付ける取付
   台と、この取付台の上方から電気部品を覆い且つ側面に
   排気口を有する外箱本体と、この外箱本体の排気口の外
   側に下方に突き出して形成されたダクトとを具備したこ
   とを特徴とする空気調和機の電気部品収納箱。
4. （４）取付台は、アルミニウム板で成形したことを特徴
   とする特許請求の範囲第３項記載の空気調和機の電気部
   品収納箱。