JPS61201745A - アルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料 - Google Patents
アルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料Info
- Publication number
- JPS61201745A JPS61201745A JP60040907A JP4090785A JPS61201745A JP S61201745 A JPS61201745 A JP S61201745A JP 60040907 A JP60040907 A JP 60040907A JP 4090785 A JP4090785 A JP 4090785A JP S61201745 A JPS61201745 A JP S61201745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- alumina
- silica
- composite material
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C47/00—Making alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments
- C22C47/02—Pretreatment of the fibres or filaments
- C22C47/025—Aligning or orienting the fibres
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C47/00—Making alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments
- C22C47/02—Pretreatment of the fibres or filaments
- C22C47/06—Pretreatment of the fibres or filaments by forming the fibres or filaments into a preformed structure, e.g. using a temporary binder to form a mat-like element
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C47/00—Making alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments
- C22C47/08—Making alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments by contacting the fibres or filaments with molten metal, e.g. by infiltrating the fibres or filaments placed in a mould
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C49/00—Alloys containing metallic or non-metallic fibres or filaments
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、繊維強化金a複合材料に係り、更に詳細には
ムライト結晶を含む結晶質アルミナ−シリカ繊維と絋物
繊維とよりなるハイブリッド繊維を強化繊維とし、アル
ミニウム、マグネシウム、銅、亜鉛、鉛、スズ及びこれ
らを主成分とする合金をマトリックス金属とする複合材
料に係る。
ムライト結晶を含む結晶質アルミナ−シリカ繊維と絋物
繊維とよりなるハイブリッド繊維を強化繊維とし、アル
ミニウム、マグネシウム、銅、亜鉛、鉛、スズ及びこれ
らを主成分とする合金をマトリックス金属とする複合材
料に係る。
従来の技術
アルミニウム、マグネシウム、銅、亜鉛、鉛、スズ及び
これらを主成分とする合金の如く比較的低融点の金属は
、相手材料との馴染みの良さから摺動材料として多用さ
れている。しかし高性能化に対する要求からこれらの材
料の使用条件が益々厳しくなって来ており、摩耗や焼付
きの如き所謂トライポロジー的問題がしばしば発生して
いる。
これらを主成分とする合金の如く比較的低融点の金属は
、相手材料との馴染みの良さから摺動材料として多用さ
れている。しかし高性能化に対する要求からこれらの材
料の使用条件が益々厳しくなって来ており、摩耗や焼付
きの如き所謂トライポロジー的問題がしばしば発生して
いる。
例えばディーゼルエンジンのアルミニウム合金製ピスト
ンに於ては、エンジンが過酷な条件にて運転されると、
そのリング溝の異常摩耗やピストンとシリンダとの焼付
きの如き問題が生じることがある。かかるトライポロジ
ー的問題を解決する一つの有効な手段として、本願出願
人と同一の出願人の出願に係る特開昭58−93948
号、特開昭58−93948号、特開昭58−9383
7号、特開昭58−93841号、特開昭59−707
36@の各公報に開示されている如く、アルミニウム合
金の如き金m−8−高硬度で強靭な強化繊維にて強化す
る技術が知られている。
ンに於ては、エンジンが過酷な条件にて運転されると、
そのリング溝の異常摩耗やピストンとシリンダとの焼付
きの如き問題が生じることがある。かかるトライポロジ
ー的問題を解決する一つの有効な手段として、本願出願
人と同一の出願人の出願に係る特開昭58−93948
号、特開昭58−93948号、特開昭58−9383
7号、特開昭58−93841号、特開昭59−707
36@の各公報に開示されている如く、アルミニウム合
金の如き金m−8−高硬度で強靭な強化繊維にて強化す
る技術が知られている。
発明が解決しようとする問題点
かかる複合材料用の強化amとしては炭化ケイ素繊維、
窒化ケイ素繊維、アルミナ118M、アルミナ−シリカ
m帷、炭素繊維、チタン酸カリ1ンム繊維、絋物繊維等
があるが、これらの強化繊維の大多数は非常に高価であ
り、このことが上述の如き複合材料を実際の部材に適用
する上で一つの最大の阻害要因となっている。上述の強
化繊維のうち、耐摩耗性向上効果に侵れ且比較的低廉で
ある点に於てアルミナ−シリカ系繊維、即ちアルミナm
維及びアルミナ−シリカ繊維(特開昭58−93837
号、特開昭58−93841号参照)が好ましく、非常
に低廉である点に於て絋物繊維(本願出願人と同一の出
願人の出願にかかる特願昭59−219091号参照)
が好ましい。
窒化ケイ素繊維、アルミナ118M、アルミナ−シリカ
m帷、炭素繊維、チタン酸カリ1ンム繊維、絋物繊維等
があるが、これらの強化繊維の大多数は非常に高価であ
り、このことが上述の如き複合材料を実際の部材に適用
する上で一つの最大の阻害要因となっている。上述の強
化繊維のうち、耐摩耗性向上効果に侵れ且比較的低廉で
ある点に於てアルミナ−シリカ系繊維、即ちアルミナm
維及びアルミナ−シリカ繊維(特開昭58−93837
号、特開昭58−93841号参照)が好ましく、非常
に低廉である点に於て絋物繊維(本願出願人と同一の出
願人の出願にかかる特願昭59−219091号参照)
が好ましい。
しかしアルミナ繊維を強化繊維とする複合材料に於ては
、優れた耐摩耗性が得られるが、アルミナ8Mが高価な
ものであるため、複合材料も高価なものになるという問
題がある。またアルミナ−シリカ繊維は従来より断熱材
料として多量に使用されており、特にハンドリング性を
考慮して一般に非晶質状態にて使用されている。この非
晶質のアルミナ−シリカ繊維を強化繊維とする複合材料
に於ては、アルミナIINを強化繊維とする場合に比し
て複合材料のコストを低減することができるが、アルミ
ナ−シリカ繊維はアルミナ繊維に比して硬さが低いため
、複合材料の耐摩耗性が不十分になり易いという問題が
あり、また非晶質のアルミナ−シリカ系繊維は構造的に
不安定であるため、マグネシウム合金の如き酸化物形成
傾向の高いマトリックス金属のWj渇との間に於て反応
を生じて劣化し、これにより繊維自体の強度が低下し、
従ってアルミナ−シリカ繊維を強化繊維とする複合材料
に於ては強度が不十分なものになり易いという問題があ
る。
、優れた耐摩耗性が得られるが、アルミナ8Mが高価な
ものであるため、複合材料も高価なものになるという問
題がある。またアルミナ−シリカ繊維は従来より断熱材
料として多量に使用されており、特にハンドリング性を
考慮して一般に非晶質状態にて使用されている。この非
晶質のアルミナ−シリカ繊維を強化繊維とする複合材料
に於ては、アルミナIINを強化繊維とする場合に比し
て複合材料のコストを低減することができるが、アルミ
ナ−シリカ繊維はアルミナ繊維に比して硬さが低いため
、複合材料の耐摩耗性が不十分になり易いという問題が
あり、また非晶質のアルミナ−シリカ系繊維は構造的に
不安定であるため、マグネシウム合金の如き酸化物形成
傾向の高いマトリックス金属のWj渇との間に於て反応
を生じて劣化し、これにより繊維自体の強度が低下し、
従ってアルミナ−シリカ繊維を強化繊維とする複合材料
に於ては強度が不十分なものになり易いという問題があ
る。
また前述の金属に於ては、#a帷強化による高強度化の
要請も大きい。アルミナには種々の結晶構造のものがあ
り、高強度の結晶構造としてはδ相γ相、α相などがあ
り、これらの結晶構造を含むアルミナ繊維としてはそれ
ぞれIC1株式会社製の「サフィル(登録商標’)RF
J 、住友化学工業株式会社製の「仕上アルミナ繊維」
、デュポン社製の[ファイバーFP(登録商りJ(10
0%αアルミナ)がある。これらのアルミナ繊維によれ
ばマトリックス金属の強度を大幅に向上させることがで
きるが、これらの繊維は硬質であるためかかる複合材料
が摺動材料として使用される場合には相手材料の摩耗暑
が増大するという問題がある。これに対しαアルミナ含
有率が5〜5Qwt%であるアルミナ繊維を強化繊維と
する複合材料(特開昭58−93841号)は、それ自
身の耐摩耗性及び相手材に対する摩擦摩耗特性に優れて
いるが、前述のアルミナ繊維を強化繊維とする複合材料
に比して強度の点で不十分である。従って強度及び耐摩
耗性の両方に浸れた複合材料を形成し得る結晶構造のア
ルミナ繊維を選定することは非常に困難である。
要請も大きい。アルミナには種々の結晶構造のものがあ
り、高強度の結晶構造としてはδ相γ相、α相などがあ
り、これらの結晶構造を含むアルミナ繊維としてはそれ
ぞれIC1株式会社製の「サフィル(登録商標’)RF
J 、住友化学工業株式会社製の「仕上アルミナ繊維」
、デュポン社製の[ファイバーFP(登録商りJ(10
0%αアルミナ)がある。これらのアルミナ繊維によれ
ばマトリックス金属の強度を大幅に向上させることがで
きるが、これらの繊維は硬質であるためかかる複合材料
が摺動材料として使用される場合には相手材料の摩耗暑
が増大するという問題がある。これに対しαアルミナ含
有率が5〜5Qwt%であるアルミナ繊維を強化繊維と
する複合材料(特開昭58−93841号)は、それ自
身の耐摩耗性及び相手材に対する摩擦摩耗特性に優れて
いるが、前述のアルミナ繊維を強化繊維とする複合材料
に比して強度の点で不十分である。従って強度及び耐摩
耗性の両方に浸れた複合材料を形成し得る結晶構造のア
ルミナ繊維を選定することは非常に困難である。
これに対しSi Ox 、Ca o、AI ! 03を
主成分とする鉱物amは上述の無機質11H1に比して
遥かに低廉であり、従って絋物繊維を強化繊維として使
用すれば複合材料のコストを大幅に低減することができ
、また鉱物繊、維はマトリックス金属の溶湯との濡れ性
がよ(、また溶湯との反応による劣化が少いため、溶湯
との濡れ性が悪いか又は溶湯との反応による劣化が生じ
る41帷を強化繊維とする場合に比して強度の如き機械
的性質に優れた複合材料を得ることができる。しかし絋
物繊維は上述の他の無機質mNに比して強度及び硬度の
点で劣っているため、鉱物uAmを強化繊維とする複合
材料に於ては上述の他の無機質繊維が使用される場合に
比して強度や耐摩耗性に優れた複合材料を製造すること
が困難であるという問題がある。
主成分とする鉱物amは上述の無機質11H1に比して
遥かに低廉であり、従って絋物繊維を強化繊維として使
用すれば複合材料のコストを大幅に低減することができ
、また鉱物繊、維はマトリックス金属の溶湯との濡れ性
がよ(、また溶湯との反応による劣化が少いため、溶湯
との濡れ性が悪いか又は溶湯との反応による劣化が生じ
る41帷を強化繊維とする場合に比して強度の如き機械
的性質に優れた複合材料を得ることができる。しかし絋
物繊維は上述の他の無機質mNに比して強度及び硬度の
点で劣っているため、鉱物uAmを強化繊維とする複合
材料に於ては上述の他の無機質繊維が使用される場合に
比して強度や耐摩耗性に優れた複合材料を製造すること
が困難であるという問題がある。
本願発明者等は、従来の繊維強化金属複合材料、特にア
ルミナ−シリカ系繊維又は鉱物msを強化繊維とする複
合材料に於ける上述の如き問題に鑑み、種々の実験的研
究を行った結果、非晶質のアルミナ−シリカ#MNを熱
処理してムライト結晶を析出させることにより得られる
ムライト結晶を含む結晶質アルミナ−シリカRa帷と絋
物繊維とを組合せて強化m維として使用すれば、上述の
如き種々の問題を解決することができ、しかも結晶質ア
ルミナ−シリカ繊維のみを強化繊維とする複合材料及び
絋物繊維のみを強化m維とする複合材料より推論される
耐摩耗性よりも適かに優れた耐摩耗性を有する非常に低
廉な複合材料を!ll造し得ることを見出した。
ルミナ−シリカ系繊維又は鉱物msを強化繊維とする複
合材料に於ける上述の如き問題に鑑み、種々の実験的研
究を行った結果、非晶質のアルミナ−シリカ#MNを熱
処理してムライト結晶を析出させることにより得られる
ムライト結晶を含む結晶質アルミナ−シリカRa帷と絋
物繊維とを組合せて強化m維として使用すれば、上述の
如き種々の問題を解決することができ、しかも結晶質ア
ルミナ−シリカ繊維のみを強化繊維とする複合材料及び
絋物繊維のみを強化m維とする複合材料より推論される
耐摩耗性よりも適かに優れた耐摩耗性を有する非常に低
廉な複合材料を!ll造し得ることを見出した。
本発明は、本願発明者等が行った種々の実験的研究の結
果得られた知見に基づき、強度、耐摩耗性の如き機械的
性質に優れ、しかも相手材に対する摩擦摩耗特性にも優
れた非常に低廉な複合材料を提供することを目的として
いる。
果得られた知見に基づき、強度、耐摩耗性の如き機械的
性質に優れ、しかも相手材に対する摩擦摩耗特性にも優
れた非常に低廉な複合材料を提供することを目的として
いる。
問題点を解決するための手段
上述の如き目的は、本発明によれば、35〜8Qwt%
At 20a 、65〜20wt%s+ 02.0〜1
0wt%他の成分なる組成を有しムライト結晶量が15
W【%以上である結晶質アルミナ−シリカ系繊維であっ
て、その集合体中に含まれる粒径150μ以上の非ta
g化粒子含有量が5wt%以下である結晶質アルミナル
シリカ繊維と、5lo2、CaO1Al l!03を主
成分としM(IQ含有伍が10wt%以下でありFem
0g含有湯が51Vt%以下でありその他の無機物含有
量が10wt%以下である鉱物V&帷であって、その集
合体中に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径150μ
以上の非繊維化粒子含有量がそれぞれ201!Ft%以
下、7wt%以下である絋物繊維とよりなるハイブリッ
ド繊維を強化繊維とし、アルミニウム、マグネシウム、
銅、亜鉛、鉛、スズ及びこれらを主成分とする合金より
なる群より選択された金属をマトリックス金属とし、前
記ハイブリッド繊維の体積率が1%以上であるアルミナ
−シリカ*m及び絋物繊維強化金w4複合材料によって
達成される。
At 20a 、65〜20wt%s+ 02.0〜1
0wt%他の成分なる組成を有しムライト結晶量が15
W【%以上である結晶質アルミナ−シリカ系繊維であっ
て、その集合体中に含まれる粒径150μ以上の非ta
g化粒子含有量が5wt%以下である結晶質アルミナル
シリカ繊維と、5lo2、CaO1Al l!03を主
成分としM(IQ含有伍が10wt%以下でありFem
0g含有湯が51Vt%以下でありその他の無機物含有
量が10wt%以下である鉱物V&帷であって、その集
合体中に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径150μ
以上の非繊維化粒子含有量がそれぞれ201!Ft%以
下、7wt%以下である絋物繊維とよりなるハイブリッ
ド繊維を強化繊維とし、アルミニウム、マグネシウム、
銅、亜鉛、鉛、スズ及びこれらを主成分とする合金より
なる群より選択された金属をマトリックス金属とし、前
記ハイブリッド繊維の体積率が1%以上であるアルミナ
−シリカ*m及び絋物繊維強化金w4複合材料によって
達成される。
発明の作用及び効果
上述の如き本発明による複合材料によれば、アルミナ繊
維等に比して逃かに低廉であり硬くて安定なムライト結
晶を含む結晶質アルミナ−シリカIIMと、結晶質アル
ミナ−シリカ繊維よりも更に一層低廉でありマトリック
ス金属の溶湯との濡れ性がよく溶湯との反応による劣化
が少ない絋物繊維とよりなるハイブリッド繊維により体
積率1%以上にてマトリックス金属が強化され、また後
に詳細に説明する如く強化繊維をハイブリッド化するこ
とにより耐摩耗性が著しく向上されるので、耐摩耗性や
強度の如き機械的性質に優れた極めて低廉な複合材料が
得られる。また結晶質アルミナーシリカ繊維の集合体中
に含まれる粒径が150μ以上の巨大で硬い非繊維化粒
子の含有量が5wt%以下に維持され、鉱物m維の集合
体中に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径150μ以
上の非繊維化粒子含有量がそれぞれ20W(%以下、7
wt%以下に維持されるので、強度及び機械加工性にも
優れ粒子の脱落に起因する相手材の異常摩耗を惹起こす
ことのない優れた複合材料が得られる。
維等に比して逃かに低廉であり硬くて安定なムライト結
晶を含む結晶質アルミナ−シリカIIMと、結晶質アル
ミナ−シリカ繊維よりも更に一層低廉でありマトリック
ス金属の溶湯との濡れ性がよく溶湯との反応による劣化
が少ない絋物繊維とよりなるハイブリッド繊維により体
積率1%以上にてマトリックス金属が強化され、また後
に詳細に説明する如く強化繊維をハイブリッド化するこ
とにより耐摩耗性が著しく向上されるので、耐摩耗性や
強度の如き機械的性質に優れた極めて低廉な複合材料が
得られる。また結晶質アルミナーシリカ繊維の集合体中
に含まれる粒径が150μ以上の巨大で硬い非繊維化粒
子の含有量が5wt%以下に維持され、鉱物m維の集合
体中に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径150μ以
上の非繊維化粒子含有量がそれぞれ20W(%以下、7
wt%以下に維持されるので、強度及び機械加工性にも
優れ粒子の脱落に起因する相手材の異常摩耗を惹起こす
ことのない優れた複合材料が得られる。
一般にアルミナ−シリカ系繊維はその組成及び製法の点
からアルミナ繊維とアルミナ−シリカ繊維に大別される
。Al2ha含有量が70wt%以上であり5102含
有量が30wt%以下の所謂アルミナ繊維は、有機の語
調な溶液とアルミニウムの無機塩との混合物にて繊維化
し、これを高温にて酸化焙焼することにより製造される
ので、強化繊維としての性能には優れているが、非常に
高価である。一方A I t Oa含有量が35〜65
wt%でありSiO2含有農が35〜65wt%である
いわゆるアルミナ−シリカ繊維は、アルミナとシリカの
混合物がアルミナに比して低融点であるため、アルミナ
とシリカの混合物を電気炉などにて溶融し、その融液を
ブローイング法やスピニング法にて繊維化することによ
り比較的低廉に且大量に生産されている。特にAl2O
3含有量が551t%以上であり5in2含有」が35
wt%以下の場合にはアルミナとシリカとの混合物の融
点が高くなり過ぎまた融液の粘性が低く、一方AlzO
a含有量が35W【%以下でありS!02含有量が65
wt%以上の場合には、ブローイングやスピニングに必
要な適正な粘性が得られない等の理由から、これらの低
廉な製造法を適用し難い。従ってA1103含有量が6
5wt%以上のアルミナ−シリカ繊維はA1gae含有
量が65wt%以下のアルミナ−シリカ繊維はど低廉で
はないが、本願発明者等が行った実験的研究の結果によ
れば、Al2O3含有量が65wt%以上の結晶質アル
ミナ−シリカ繊維と非常に低廉な鉱物m維とを組合せて
ハイブリッド化する場合にも、耐摩耗性や強度の如き機
械的性質に優れた低廉な複合材料を得ることができる。
からアルミナ繊維とアルミナ−シリカ繊維に大別される
。Al2ha含有量が70wt%以上であり5102含
有量が30wt%以下の所謂アルミナ繊維は、有機の語
調な溶液とアルミニウムの無機塩との混合物にて繊維化
し、これを高温にて酸化焙焼することにより製造される
ので、強化繊維としての性能には優れているが、非常に
高価である。一方A I t Oa含有量が35〜65
wt%でありSiO2含有農が35〜65wt%である
いわゆるアルミナ−シリカ繊維は、アルミナとシリカの
混合物がアルミナに比して低融点であるため、アルミナ
とシリカの混合物を電気炉などにて溶融し、その融液を
ブローイング法やスピニング法にて繊維化することによ
り比較的低廉に且大量に生産されている。特にAl2O
3含有量が551t%以上であり5in2含有」が35
wt%以下の場合にはアルミナとシリカとの混合物の融
点が高くなり過ぎまた融液の粘性が低く、一方AlzO
a含有量が35W【%以下でありS!02含有量が65
wt%以上の場合には、ブローイングやスピニングに必
要な適正な粘性が得られない等の理由から、これらの低
廉な製造法を適用し難い。従ってA1103含有量が6
5wt%以上のアルミナ−シリカ繊維はA1gae含有
量が65wt%以下のアルミナ−シリカ繊維はど低廉で
はないが、本願発明者等が行った実験的研究の結果によ
れば、Al2O3含有量が65wt%以上の結晶質アル
ミナ−シリカ繊維と非常に低廉な鉱物m維とを組合せて
ハイブリッド化する場合にも、耐摩耗性や強度の如き機
械的性質に優れた低廉な複合材料を得ることができる。
またAl2011含有員がB□wt%以上の繊維に於て
は、所望1(15wt%以上、好ましくは19wt%以
上)のムライト結晶を析出させることができない。
は、所望1(15wt%以上、好ましくは19wt%以
上)のムライト結晶を析出させることができない。
またアルミナとシリカとの混合物の融点や粘性を調整し
たり、m維に特殊な性能を付与する目的から、アルミナ
とシリカとの混合物にCa O,MgOlNatOlF
ew○!J N Cr !! 03、ZrOx 、Ti
02 、Pb O,Sn 02 、Zn○、Mo 0
!l 、N! 01に20、Mn 02.8203、V
20s 、Cu O,GO304などの金m酸化物が添
加されることがある。本願発明者等が行なった実験的研
究の結果によれば、これらの成分は10wt%以下に抑
えられることが好ましいことが認められた。従って本発
明の複合材料に於ける結晶質アルミナ−シリカ繊維の組
成は35〜80育t%At v Os 、65〜20w
t%Si 02 、O〜10W【%他の成分に設定され
る。
たり、m維に特殊な性能を付与する目的から、アルミナ
とシリカとの混合物にCa O,MgOlNatOlF
ew○!J N Cr !! 03、ZrOx 、Ti
02 、Pb O,Sn 02 、Zn○、Mo 0
!l 、N! 01に20、Mn 02.8203、V
20s 、Cu O,GO304などの金m酸化物が添
加されることがある。本願発明者等が行なった実験的研
究の結果によれば、これらの成分は10wt%以下に抑
えられることが好ましいことが認められた。従って本発
明の複合材料に於ける結晶質アルミナ−シリカ繊維の組
成は35〜80育t%At v Os 、65〜20w
t%Si 02 、O〜10W【%他の成分に設定され
る。
ブローイング法やスピニング法にて製造されたアルミナ
−シリカ繊維は非晶質の繊維であり、繊維の硬さはHv
700程度である。かかる非晶質状態のアルミナ−シ
リカ繊維を950℃以上の温度に加熱するとムライト結
晶が析出し、繊維の硬さが上昇する。本願発明者等行っ
た実験的研究の結果によればムライト結晶量が15W【
%程度に於て繊維の硬さが急激に増大し、ムライト結晶
量が19W【%に於ては繊維の硬さがHV1000程度
となり、ムライト結晶量がこれ以上に増大されても繊維
の硬さはそれ程増大しないことが認められた。かかるム
ライト結晶を含む結晶質アルミナ−シリカ繊維にて強化
された金属の耐摩耗性や強度はアルミナ−シリカ繊維自
身の硬さとよく対応しており、ムライト結晶量が15w
t%以上、特に19wt%以上の場合に耐摩耗性や強度
に優れた複合材料を得ることができる。従って本発明の
複合材料に於ては、結晶質アルミナ−シリカ繊維のムラ
イト結晶量は15wt%以上、好ましくは19wt%以
上とされる。
−シリカ繊維は非晶質の繊維であり、繊維の硬さはHv
700程度である。かかる非晶質状態のアルミナ−シ
リカ繊維を950℃以上の温度に加熱するとムライト結
晶が析出し、繊維の硬さが上昇する。本願発明者等行っ
た実験的研究の結果によればムライト結晶量が15W【
%程度に於て繊維の硬さが急激に増大し、ムライト結晶
量が19W【%に於ては繊維の硬さがHV1000程度
となり、ムライト結晶量がこれ以上に増大されても繊維
の硬さはそれ程増大しないことが認められた。かかるム
ライト結晶を含む結晶質アルミナ−シリカ繊維にて強化
された金属の耐摩耗性や強度はアルミナ−シリカ繊維自
身の硬さとよく対応しており、ムライト結晶量が15w
t%以上、特に19wt%以上の場合に耐摩耗性や強度
に優れた複合材料を得ることができる。従って本発明の
複合材料に於ては、結晶質アルミナ−シリカ繊維のムラ
イト結晶量は15wt%以上、好ましくは19wt%以
上とされる。
またブローイング法等によるアルミナ−シリカ繊維の製
造に於ては、繊維と同時に非繊維化粒子が不可避的に多
量に生成し、従ってアルミナ−シリカ繊維の集合体中に
は比較的多饋の非繊維化粒子が含まれている。アルミナ
−シリカ繊維の特性を向上させるべく繊維を熱処理して
ムライト結晶の析出を行うと、非繊維化粒子もムライト
結晶化して硬化する。本願発明者等が行った実験的研究
の結果によれば、特に粒径が150μを越える巨大な粒
子は複合材料の機械的性質及び加工性を悪化させ、複合
材料の強度を低下せしめる原因となり、更には粒子の脱
落に起因して相手材に対し異常摩耗の如き不具合を発生
させる原因ともなる。
造に於ては、繊維と同時に非繊維化粒子が不可避的に多
量に生成し、従ってアルミナ−シリカ繊維の集合体中に
は比較的多饋の非繊維化粒子が含まれている。アルミナ
−シリカ繊維の特性を向上させるべく繊維を熱処理して
ムライト結晶の析出を行うと、非繊維化粒子もムライト
結晶化して硬化する。本願発明者等が行った実験的研究
の結果によれば、特に粒径が150μを越える巨大な粒
子は複合材料の機械的性質及び加工性を悪化させ、複合
材料の強度を低下せしめる原因となり、更には粒子の脱
落に起因して相手材に対し異常摩耗の如き不具合を発生
させる原因ともなる。
従って本発明の複合材料に於ては、結晶質アルミナ−シ
リカ繊維の集合体中に含まれる粒径150μ以上の非繊
維化粒子の含有量は5wt%以下、特に21%以下、更
には1wt%以下に抑えられる。
リカ繊維の集合体中に含まれる粒径150μ以上の非繊
維化粒子の含有量は5wt%以下、特に21%以下、更
には1wt%以下に抑えられる。
一方絋物繊維は岩石を溶融してI維化することにより形
成されるロックウール(ロックファイバ)、−鉄スラグ
を繊維化することにより形成されるスラグウール(スラ
グファイバ)、岩石とスラグとの混合物を溶融して繊維
化することにより形成されるミネラルウール(ミネラル
ファイバ)などの人工繊維を総称したものであり、一般
に35〜50wt%Si Ox 、20〜40wt%C
ab、10〜20wt%A1gOs 、 3〜7冑t
%Mo011〜5wt%F020g、0〜10w1%そ
の他のm機物なる組成を有している。
成されるロックウール(ロックファイバ)、−鉄スラグ
を繊維化することにより形成されるスラグウール(スラ
グファイバ)、岩石とスラグとの混合物を溶融して繊維
化することにより形成されるミネラルウール(ミネラル
ファイバ)などの人工繊維を総称したものであり、一般
に35〜50wt%Si Ox 、20〜40wt%C
ab、10〜20wt%A1gOs 、 3〜7冑t
%Mo011〜5wt%F020g、0〜10w1%そ
の他のm機物なる組成を有している。
かかる絋物繊維も一般にスピニング法の如き方法にて製
造されており、従って絋物繊維の製造に於てもm帷と共
に不可避的に非繊維化粒子が生成する。かかる非繊維化
粒子も非常に硬く且繊帷径に比して遥かに大きく、その
ため結晶質アルミナ−シリカ繊維の集合体中に含まれる
非繊維化粒子の場合と同様の弊害を発生させる原因とな
る。本願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、
上述の如き弊害は非l1M化粒子の粒径が150μ以上
の場合に特に顕著であり、従って本発明の複合材料に於
ては、絋物繊維の集合体中に含まれる非繊維化粒子の総
量は20wt%以下、好ましくは10wt%以下に抑え
られ、また粒径150μ以上の非繊維化粒子の含有量は
7wt%以下、好ましくは21%以下に抑えられる。
造されており、従って絋物繊維の製造に於てもm帷と共
に不可避的に非繊維化粒子が生成する。かかる非繊維化
粒子も非常に硬く且繊帷径に比して遥かに大きく、その
ため結晶質アルミナ−シリカ繊維の集合体中に含まれる
非繊維化粒子の場合と同様の弊害を発生させる原因とな
る。本願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、
上述の如き弊害は非l1M化粒子の粒径が150μ以上
の場合に特に顕著であり、従って本発明の複合材料に於
ては、絋物繊維の集合体中に含まれる非繊維化粒子の総
量は20wt%以下、好ましくは10wt%以下に抑え
られ、また粒径150μ以上の非繊維化粒子の含有量は
7wt%以下、好ましくは21%以下に抑えられる。
また本願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、
結晶質アルミナ−シリカiagmと絋物繊維とよりなる
ハイブリッド繊維を強化繊維とし、アルミニウム、マグ
ネシウム、銅、亜鉛、鉛、スズ及びこれらを主成分とす
る合金をマトリックス金属とする複合材料に於ては、ハ
イブリッド繊維の体積率が1%程度であっても複合材料
の耐摩耗性が著しく向上し、これ以上ハイブリッド繊維
の体積率が高くされても相手材の摩耗量はそれ程増大し
ない。従って本発明の複合材料に於ては、ハイブリッド
繊維の体積率は1%以上、特に2%以−ヒ、更には4%
以上とされる。
結晶質アルミナ−シリカiagmと絋物繊維とよりなる
ハイブリッド繊維を強化繊維とし、アルミニウム、マグ
ネシウム、銅、亜鉛、鉛、スズ及びこれらを主成分とす
る合金をマトリックス金属とする複合材料に於ては、ハ
イブリッド繊維の体積率が1%程度であっても複合材料
の耐摩耗性が著しく向上し、これ以上ハイブリッド繊維
の体積率が高くされても相手材の摩耗量はそれ程増大し
ない。従って本発明の複合材料に於ては、ハイブリッド
繊維の体積率は1%以上、特に2%以−ヒ、更には4%
以上とされる。
また本願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、
結晶質アルミナ−シリカ繊維と鉱物m維とを組合せてハ
イブリッド化することによる複合材料の耐摩耗性向上効
果は、後に詳細に説明する如く、ハイブリッド#MN中
の結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比が5〜80%の
場合に、特に10〜60%の場合に顕著であり、゛従っ
て本発明の他の一つの詳細な特徴によれば、ハイブリッ
ド繊維中の結晶質アルミナ−シリカmHの体積比は5〜
80%、好ましくは10〜60%とされる。
結晶質アルミナ−シリカ繊維と鉱物m維とを組合せてハ
イブリッド化することによる複合材料の耐摩耗性向上効
果は、後に詳細に説明する如く、ハイブリッド#MN中
の結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比が5〜80%の
場合に、特に10〜60%の場合に顕著であり、゛従っ
て本発明の他の一つの詳細な特徴によれば、ハイブリッ
ド繊維中の結晶質アルミナ−シリカmHの体積比は5〜
80%、好ましくは10〜60%とされる。
また本願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、
ハイブリッドI維中の結晶質アルミナ−シリカ繊維の体
積比が比較的小さく絋物繊維の体積比が比較的高い場合
、例えばハイブリッド繊維中の結晶質アルミナ−シリカ
lI維の体積比が5〜40%である場合には、ハイブリ
ッド繊維の体積率が2%、特に4%以上でなければ複合
材料の十分な耐摩耗性を確保することが困難であり、ハ
イブリッドm雑の体積率が35%、特に40%を越える
と゛複合材料の強度及び耐摩耗性が逆に低下する。従っ
て本発明の更に他の一つの詳細な特徴によれば、ハイブ
リッド繊維中の結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比は
5〜40%、特に10〜40%であり、ハイブリッド繊
維の体積率は2〜40%、好ましくは4〜35%とされ
る。
ハイブリッドI維中の結晶質アルミナ−シリカ繊維の体
積比が比較的小さく絋物繊維の体積比が比較的高い場合
、例えばハイブリッド繊維中の結晶質アルミナ−シリカ
lI維の体積比が5〜40%である場合には、ハイブリ
ッド繊維の体積率が2%、特に4%以上でなければ複合
材料の十分な耐摩耗性を確保することが困難であり、ハ
イブリッドm雑の体積率が35%、特に40%を越える
と゛複合材料の強度及び耐摩耗性が逆に低下する。従っ
て本発明の更に他の一つの詳細な特徴によれば、ハイブ
リッド繊維中の結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比は
5〜40%、特に10〜40%であり、ハイブリッド繊
維の体積率は2〜40%、好ましくは4〜35%とされ
る。
また本願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、
ハイブリッド繊維中の結晶質アルミナ−シリカ繊維の体
積比の如何に拘らず、絋物繊維の体積率が20%、特に
25%を越えると複合材料の強度及び耐摩耗性が低下す
る。従って本発明の更に他の一つの詳細な特徴によれば
、ハイブリッド繊維中の結晶質アルミナ−シリカtjA
Hの体積比の如何に拘らず、絋物繊維の体積率は25%
以下、好ましくは20%以下とされる。
ハイブリッド繊維中の結晶質アルミナ−シリカ繊維の体
積比の如何に拘らず、絋物繊維の体積率が20%、特に
25%を越えると複合材料の強度及び耐摩耗性が低下す
る。従って本発明の更に他の一つの詳細な特徴によれば
、ハイブリッド繊維中の結晶質アルミナ−シリカtjA
Hの体積比の如何に拘らず、絋物繊維の体積率は25%
以下、好ましくは20%以下とされる。
尚強度、耐摩耗性の如き機械的性質に優れ、しかも相手
材に対する摩擦摩耗特性に優れた複合材料を得るために
は、結晶質アルミナ−シリカ繊維は、本願発明者等が行
った実験的研究の結果によれば、短繊維の場合には1.
5〜5.0μの平均繊維径及び20μ〜3mmの平均繊
維長を有し、長繊維の場合には3〜30μの繊維径を有
することが好ましい。一方絋物繊維はその構成材料たる
鉱物の溶融状態に於ける粘性が比較的小さく、また絋物
繊維がアルミナ繊維等に比して比較的脆弱であることか
ら、鉱物m紺は繊維径1〜10μ、繊維長10μ〜約1
0CI程度の短mtia<不連続繊維)の形態にて製造
されている。従って低廉な絋物繊維の入手性を考慮すれ
ば、本発明の複合材料に於て使用される鉱物IIAMの
平均lIH径は2〜8μ程度であり、平均繊維長は20
μ〜5cm程度であることが好ましい。また複合材料の
製造方法を考慮すると、鉱物ml1tの平均繊維長は加
圧鋳造法の場合には100μ〜5ce程度、粉末冶金法
の場合には20μ〜21Im8度であることが好ましい
。
材に対する摩擦摩耗特性に優れた複合材料を得るために
は、結晶質アルミナ−シリカ繊維は、本願発明者等が行
った実験的研究の結果によれば、短繊維の場合には1.
5〜5.0μの平均繊維径及び20μ〜3mmの平均繊
維長を有し、長繊維の場合には3〜30μの繊維径を有
することが好ましい。一方絋物繊維はその構成材料たる
鉱物の溶融状態に於ける粘性が比較的小さく、また絋物
繊維がアルミナ繊維等に比して比較的脆弱であることか
ら、鉱物m紺は繊維径1〜10μ、繊維長10μ〜約1
0CI程度の短mtia<不連続繊維)の形態にて製造
されている。従って低廉な絋物繊維の入手性を考慮すれ
ば、本発明の複合材料に於て使用される鉱物IIAMの
平均lIH径は2〜8μ程度であり、平均繊維長は20
μ〜5cm程度であることが好ましい。また複合材料の
製造方法を考慮すると、鉱物ml1tの平均繊維長は加
圧鋳造法の場合には100μ〜5ce程度、粉末冶金法
の場合には20μ〜21Im8度であることが好ましい
。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
イソライト・バブコック耐火株式会社製のアルミナ−シ
リカ繊維(商品名「カオウール」、45wt%At 2
0a 、 55wt%5iC)+)に対し脱粒処理を行
い、繊維集合体中に含まれる粒径150μ以上の粒子含
有働を0.21%とじた後、それらの繊維集合体を熱処
理することにより、下記の表1に示されている如くムラ
イト結晶量が20wt%である結晶質アルミナ−シリカ
繊維を形成した。
リカ繊維(商品名「カオウール」、45wt%At 2
0a 、 55wt%5iC)+)に対し脱粒処理を行
い、繊維集合体中に含まれる粒径150μ以上の粒子含
有働を0.21%とじた後、それらの繊維集合体を熱処
理することにより、下記の表1に示されている如くムラ
イト結晶量が20wt%である結晶質アルミナ−シリカ
繊維を形成した。
また下記の表2に示されたJ im Walter
Re5ources社製の絋物繊維(商品名rPMF
J (Processed M 1neral
F 1ber) )に対し脱粒処理を行うことにより、
繊維集合体中に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径1
50μ以上の粒子含有量をそれぞれ2,5wt%、0.
1wt%とした。
Re5ources社製の絋物繊維(商品名rPMF
J (Processed M 1neral
F 1ber) )に対し脱粒処理を行うことにより、
繊維集合体中に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径1
50μ以上の粒子含有量をそれぞれ2,5wt%、0.
1wt%とした。
次いで上述の結晶質アルミナ−シリカ繊維及び絋物繊維
を種々の体積比にてコロイダルシリカ中に分散させ、そ
のコロイダルシリカを攪拌することにより結晶質アルミ
ナ−シリカ繊維及び絋物繊維を均一に混合し、かくして
結晶質アルミナ−シリカ繊維及び絋物繊維が均一に分散
されたコロイダルシリカより真空成形法により第1図に
示されている如<80X80X201の4M雄影形成1
を形成し、更にそれを600℃にて焼成することにより
個々の結晶質アルミナ−シリカ繊維2及び鉱物!I稚2
aをシリカにて結合させた。この場合、第1図に示され
ている如く、個々の結晶質アルミナ−シリカ繊維2及び
絋物繊維2aはx−y平面内に於てはランダムに配向さ
れ、2方向に$A重ねられた状態に配向された。
を種々の体積比にてコロイダルシリカ中に分散させ、そ
のコロイダルシリカを攪拌することにより結晶質アルミ
ナ−シリカ繊維及び絋物繊維を均一に混合し、かくして
結晶質アルミナ−シリカ繊維及び絋物繊維が均一に分散
されたコロイダルシリカより真空成形法により第1図に
示されている如<80X80X201の4M雄影形成1
を形成し、更にそれを600℃にて焼成することにより
個々の結晶質アルミナ−シリカ繊維2及び鉱物!I稚2
aをシリカにて結合させた。この場合、第1図に示され
ている如く、個々の結晶質アルミナ−シリカ繊維2及び
絋物繊維2aはx−y平面内に於てはランダムに配向さ
れ、2方向に$A重ねられた状態に配向された。
次いで第2図に示されている如く、繊維成形体1を鋳型
3のモールドキャビティ4内に配置し、該モールドキャ
ビティ内に730℃のアルミニウム合金(JIS規格A
C8A>の溶場5を注湯し、該溶場を鋳型3に嵌合する
プランジャ6により1500 kG/ 012の圧力に
加圧し、その加圧状態を溶s5が完全に凝固するまで保
持し、かくして第3図に示されている如く外径110■
、高さ50HIの円柱状の凝固体7を鋳造し、更に該凝
固体に対し熱処理Tγを施し、各凝固体より結晶質アル
ミナ−シリカ繊維及び絋物繊維を強化繊維としアルミニ
ウム合金をマトリックスとする複合材料1′を切出し、
それらの複合材料より摩耗試験用のブロック試験片を機
械加工によって作成した。尚上述の各複合材料Ao−A
+ooの結晶質アルミナ−シリカ繊維及び絋物繊維の体
積率、強化繊維の総体積率はそれぞれ下記の表3に示さ
れている通りであった。
3のモールドキャビティ4内に配置し、該モールドキャ
ビティ内に730℃のアルミニウム合金(JIS規格A
C8A>の溶場5を注湯し、該溶場を鋳型3に嵌合する
プランジャ6により1500 kG/ 012の圧力に
加圧し、その加圧状態を溶s5が完全に凝固するまで保
持し、かくして第3図に示されている如く外径110■
、高さ50HIの円柱状の凝固体7を鋳造し、更に該凝
固体に対し熱処理Tγを施し、各凝固体より結晶質アル
ミナ−シリカ繊維及び絋物繊維を強化繊維としアルミニ
ウム合金をマトリックスとする複合材料1′を切出し、
それらの複合材料より摩耗試験用のブロック試験片を機
械加工によって作成した。尚上述の各複合材料Ao−A
+ooの結晶質アルミナ−シリカ繊維及び絋物繊維の体
積率、強化繊維の総体積率はそれぞれ下記の表3に示さ
れている通りであった。
次いで各ブロック試験片を順次摩擦摩耗試験機にセット
し、相手部材である軸受鋼(JISm格5UJ2)の焼
入れ焼戻し材(硬さHv810)製の円筒試験片の外周
面と接触させ、それらの試験片の接触部に常温(20℃
)の潤滑油(キャッスルモータオイル5W−30)を供
給しつつ、接触面圧20 k(1/l112、滑り速度
Q、 31/ SeCにて1時間円筒試験片を回転させ
る摩耗試験を行なった。尚この摩耗試験に於けるブロッ
ク試験片の被試験面は第1図に示されたx−y平面に垂
直な平面であった。この摩耗試験の結果を第4図に示す
。第4図に於て、上半分はブロック試験片の摩耗量(摩
耗痕深さμ)を表わしており、下半分は相手部材である
円筒試験片の摩耗量(摩耗減量1(1)を表わしており
、横軸は強化繊維の総量に対する結晶質アルミナ−シリ
カ繊維の体積比(%)を表わしている。
し、相手部材である軸受鋼(JISm格5UJ2)の焼
入れ焼戻し材(硬さHv810)製の円筒試験片の外周
面と接触させ、それらの試験片の接触部に常温(20℃
)の潤滑油(キャッスルモータオイル5W−30)を供
給しつつ、接触面圧20 k(1/l112、滑り速度
Q、 31/ SeCにて1時間円筒試験片を回転させ
る摩耗試験を行なった。尚この摩耗試験に於けるブロッ
ク試験片の被試験面は第1図に示されたx−y平面に垂
直な平面であった。この摩耗試験の結果を第4図に示す
。第4図に於て、上半分はブロック試験片の摩耗量(摩
耗痕深さμ)を表わしており、下半分は相手部材である
円筒試験片の摩耗量(摩耗減量1(1)を表わしており
、横軸は強化繊維の総量に対する結晶質アルミナ−シリ
カ繊維の体積比(%)を表わしている。
第4図より、ブロック試験片の摩耗量は結晶質アルミナ
−シリカ繊維の体積比の増大につれて低下し、特に結晶
質アルミナ−シリカ繊維の体積比が0〜20%の範囲に
於て著しく低下し、結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積
比が20%以上の領域に於ては実質的に一定の値になる
ことがわかる。
−シリカ繊維の体積比の増大につれて低下し、特に結晶
質アルミナ−シリカ繊維の体積比が0〜20%の範囲に
於て著しく低下し、結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積
比が20%以上の領域に於ては実質的に一定の値になる
ことがわかる。
また円筒試験片の摩耗量は結晶質アルミナ−シリカ繊維
の体積比の如何に拘らず比較的小さい実質的に一定の値
であることが解る。
の体積比の如何に拘らず比較的小さい実質的に一定の値
であることが解る。
複合材料は一般に設計可能な材料といわれており、複合
剤が成立すると考えられている。今強化繊維の総量に対
する結晶質アルミナ−シリカm雑の体積比をX%とすれ
ば、x−0%の場合のブロック試験片の摩耗量は98μ
であり、X−100%である場合のブロック試験片の摩
耗量は10μであるので、複合材料の摩耗量について複
合剤が成立するとすれば、x−0〜100%の範囲に於
けるブロック試験片の摩耗量Yは Y−(98−10)X/100+10 であるもの推測される。第4図に於ける仮想線はかかる
複合剤に基くブロック試験片の摩耗量の推測値を表わし
ている。また第5図はかかる複合剤に基くブロック試験
片の摩耗量の推測値と実測値との差ΔYを強化m雑の総
量に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比Xを横
軸にとって示している。この第5図より、体積比Xが5
〜80%の範囲に於て、特に10〜60%の範囲に於て
ブロック試験片の摩耗量が推測値より著しく低減される
ことが認められ、このことが複合材料の摩耗量に関し結
晶質アルミナ−シリカ繊維と絋物繊維とをハイブリッド
化することによる効果と考えられる。
剤が成立すると考えられている。今強化繊維の総量に対
する結晶質アルミナ−シリカm雑の体積比をX%とすれ
ば、x−0%の場合のブロック試験片の摩耗量は98μ
であり、X−100%である場合のブロック試験片の摩
耗量は10μであるので、複合材料の摩耗量について複
合剤が成立するとすれば、x−0〜100%の範囲に於
けるブロック試験片の摩耗量Yは Y−(98−10)X/100+10 であるもの推測される。第4図に於ける仮想線はかかる
複合剤に基くブロック試験片の摩耗量の推測値を表わし
ている。また第5図はかかる複合剤に基くブロック試験
片の摩耗量の推測値と実測値との差ΔYを強化m雑の総
量に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比Xを横
軸にとって示している。この第5図より、体積比Xが5
〜80%の範囲に於て、特に10〜60%の範囲に於て
ブロック試験片の摩耗量が推測値より著しく低減される
ことが認められ、このことが複合材料の摩耗量に関し結
晶質アルミナ−シリカ繊維と絋物繊維とをハイブリッド
化することによる効果と考えられる。
実施例2
下記の表4に示された三菱化成株式会社製の結晶質アル
ミナーシリカ繊維に対し脱粒処理を行うことにより、繊
1[合体中に含まれる粒径150μ以上の粒子量をo、
1wt%とじた。また下記の表5に示された日東紡績株
式会社製の絋物繊維(商品名「ミクロファイバ」)に対
し脱粒処理を行うことにより、繊維集合体中に含まれる
非繊維化粒子の総量及び粒径150μ以上の非繊維化粒
子の含有量をそれぞれ1.0wt%、Q、”1wt%と
した。次いで上述の実施例1の場合と同様の要領の真空
成形法により、互いに均一に混合された種々の体積比の
結晶質アルミナ−シリカ繊維と絋物繊維とよりなり繊維
の総体積率が約3%の繊維成形体(80X80X20a
m)を形成した。
ミナーシリカ繊維に対し脱粒処理を行うことにより、繊
1[合体中に含まれる粒径150μ以上の粒子量をo、
1wt%とじた。また下記の表5に示された日東紡績株
式会社製の絋物繊維(商品名「ミクロファイバ」)に対
し脱粒処理を行うことにより、繊維集合体中に含まれる
非繊維化粒子の総量及び粒径150μ以上の非繊維化粒
子の含有量をそれぞれ1.0wt%、Q、”1wt%と
した。次いで上述の実施例1の場合と同様の要領の真空
成形法により、互いに均一に混合された種々の体積比の
結晶質アルミナ−シリカ繊維と絋物繊維とよりなり繊維
の総体積率が約3%の繊維成形体(80X80X20a
m)を形成した。
次いで上述の各繊維成形体を用いて、上述の実施例1と
同様の要領にて高圧鋳造法(溶湯温度730℃、溶湯に
対する加圧力1500kMaI)にて、アルミラム合金
(JIS規格AC8A)をマトリックス金属とする下記
の表6に示された複合材料B・〜B1゜。を製造し、そ
れらの複合材料に対しTT熱処理を施した。これらの複
合材料より摩耗試験用のブロック試験片を切出し、球状
黒鉛鋳鉄(J ISI#!FCC70)製の円筒試験片
を相手部材として、実施例1の場合と同一の条件にて摩
耗試験を行った。
同様の要領にて高圧鋳造法(溶湯温度730℃、溶湯に
対する加圧力1500kMaI)にて、アルミラム合金
(JIS規格AC8A)をマトリックス金属とする下記
の表6に示された複合材料B・〜B1゜。を製造し、そ
れらの複合材料に対しTT熱処理を施した。これらの複
合材料より摩耗試験用のブロック試験片を切出し、球状
黒鉛鋳鉄(J ISI#!FCC70)製の円筒試験片
を相手部材として、実施例1の場合と同一の条件にて摩
耗試験を行った。
上述の摩耗試験の結果を第6図に示ず。尚第6図に於て
、上半分はブロック試験片の摩耗量(摩耗痕深さμ)を
表わしており、下半分は相手部材である円筒試験片の摩
耗量(摩耗減量1g)を表わしており、横軸は強化繊維
の総量に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比(
%)を表わしており、仮想線は複合則に基くブロック試
験片の摩耗量の推測値を表わしている。また第7図は複
合則に基くブロック試験片の摩耗量の推測値と実測値と
の差ΔYを強化繊維の総量に対する結晶質アルミナ−シ
リカ1M組の体積比Xを横軸にとって示す第5図と同様
のグラフである。
、上半分はブロック試験片の摩耗量(摩耗痕深さμ)を
表わしており、下半分は相手部材である円筒試験片の摩
耗量(摩耗減量1g)を表わしており、横軸は強化繊維
の総量に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比(
%)を表わしており、仮想線は複合則に基くブロック試
験片の摩耗量の推測値を表わしている。また第7図は複
合則に基くブロック試験片の摩耗量の推測値と実測値と
の差ΔYを強化繊維の総量に対する結晶質アルミナ−シ
リカ1M組の体積比Xを横軸にとって示す第5図と同様
のグラフである。
第6図より、球状黒鉛鋳鉄を相手部材とする場合にも、
ブロック試験片の摩耗量は結晶質アルミナ−シリカ繊維
の体積比の増大につれて低下し、特に結晶質アルミナ−
シリカ繊維の体積比が0〜40%の範囲に於て著しく低
下し、結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比が60%以
上の領域に於ては実質的に一定の値になることが解る。
ブロック試験片の摩耗量は結晶質アルミナ−シリカ繊維
の体積比の増大につれて低下し、特に結晶質アルミナ−
シリカ繊維の体積比が0〜40%の範囲に於て著しく低
下し、結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比が60%以
上の領域に於ては実質的に一定の値になることが解る。
また円筒試験片の摩耗量は上述の実施例1の場合と同様
結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比の如何に拘らず比
較的小さい実質的に一定の値であることが解る。更に第
4図と第6図との比較より、相手部材が球状黒鉛鋳鉄の
如く、遊離黒鉛を含み従って自己潤滑性に優れた材料よ
りなっている場合には、相手部材が鋼などの場合に比し
て強化II雑の総量は少なくてよいことが解る。また第
7図より結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比が10〜
80%の範囲に於てブロック試験片の摩耗量が推測値よ
り著しく低減されることが解る。
結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比の如何に拘らず比
較的小さい実質的に一定の値であることが解る。更に第
4図と第6図との比較より、相手部材が球状黒鉛鋳鉄の
如く、遊離黒鉛を含み従って自己潤滑性に優れた材料よ
りなっている場合には、相手部材が鋼などの場合に比し
て強化II雑の総量は少なくてよいことが解る。また第
7図より結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比が10〜
80%の範囲に於てブロック試験片の摩耗量が推測値よ
り著しく低減されることが解る。
11L
上掲の表4に示された結晶質アルミナ−シリカ繊維と上
掲の表2に示された絋物繊維とを使用して、上述の実施
例1の場合と同一の要領の真空成形法により、互いに均
一に混合された種々の体積比の結晶質アルミナ−シリカ
IINと絋物繊維とよりなる80X80X20m…の繊
維形成体を形成した。
掲の表2に示された絋物繊維とを使用して、上述の実施
例1の場合と同一の要領の真空成形法により、互いに均
一に混合された種々の体積比の結晶質アルミナ−シリカ
IINと絋物繊維とよりなる80X80X20m…の繊
維形成体を形成した。
次いで上述の実施例1の場合と同様の要領にて高圧鋳造
法(溶湯温度690℃、溶湯に対する加圧力1500k
g/am’)にてマグ卓シウム合金(ASTMI格AZ
91)をマトリックス金属とする下記の表7に示された
複合材料G o ” Cto。を製造した。
法(溶湯温度690℃、溶湯に対する加圧力1500k
g/am’)にてマグ卓シウム合金(ASTMI格AZ
91)をマトリックス金属とする下記の表7に示された
複合材料G o ” Cto。を製造した。
かくして得られた複合材料より摩擦摩耗試験用のブロッ
ク試験片を形成し、上述の実施例1の場合と同一の条件
にて軸受鋼LJISI格5LIJ2、硬さHv810)
製の円筒試験片を相手部材とする摩耗試験を行った。こ
の摩耗試験の結果を第8図に示す。第8図に於て、上半
分はブロック試験片の摩耗量(II!耗痕深さμ)を表
しており、下半分は相手部材である円筒試験片の摩耗置
く摩耗域j!lI1g)を表しており、横軸は強化繊維
の総量に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比(
%)を表わしており、仮想線は複合則に基くブロック試
験片の摩耗量の推測値を表わしている。
ク試験片を形成し、上述の実施例1の場合と同一の条件
にて軸受鋼LJISI格5LIJ2、硬さHv810)
製の円筒試験片を相手部材とする摩耗試験を行った。こ
の摩耗試験の結果を第8図に示す。第8図に於て、上半
分はブロック試験片の摩耗量(II!耗痕深さμ)を表
しており、下半分は相手部材である円筒試験片の摩耗置
く摩耗域j!lI1g)を表しており、横軸は強化繊維
の総量に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比(
%)を表わしており、仮想線は複合則に基くブロック試
験片の摩耗量の推測値を表わしている。
第8図より、この実施例に於てもブロック試験片の摩耗
量は結晶質アルミナ−シリカIIt11の体積比の増大
につれて低下し、特に結晶質アルミナ−シリカ繊維の体
積比が0〜40%の範囲に於て著しく低下し、結晶質ア
ルミナ−シリカ繊維の体積比が60%以上の領域に於て
は実質的に一定の値になることが解る。また円筒試験片
の摩耗量も上述の実施例1及び2の場合と同様、結晶質
アルミナ−シリカ繊維の体積比の如何に拘らず比較的小
さい実質的に一定の値であることが解る。
量は結晶質アルミナ−シリカIIt11の体積比の増大
につれて低下し、特に結晶質アルミナ−シリカ繊維の体
積比が0〜40%の範囲に於て著しく低下し、結晶質ア
ルミナ−シリカ繊維の体積比が60%以上の領域に於て
は実質的に一定の値になることが解る。また円筒試験片
の摩耗量も上述の実施例1及び2の場合と同様、結晶質
アルミナ−シリカ繊維の体積比の如何に拘らず比較的小
さい実質的に一定の値であることが解る。
また第9図は複合則に基くブロック試験片の摩耗損の推
測値と実測値ΔYを強化繊維の総量に対する結晶質アル
ミナ−シリカ繊維の体積比Xを横軸にとって示している
。この第9図より、結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積
比Xが10〜80%の範囲に於てブロック試験片の摩耗
量が推測値より著しく低減されることが解る。
測値と実測値ΔYを強化繊維の総量に対する結晶質アル
ミナ−シリカ繊維の体積比Xを横軸にとって示している
。この第9図より、結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積
比Xが10〜80%の範囲に於てブロック試験片の摩耗
量が推測値より著しく低減されることが解る。
実施例4
下記の表8に示されたイソライト・バブコック耐火株式
会社製の結晶質アルミナ−シリカ繊維(商品名「カオウ
ール」)と1掲の表2に示された鉱物iamとを使用し
、上述の実施例1の場合と同様の真空成形法により互い
に均一に混合された種々の体積比の結晶質アルミナ−シ
リカ繊維及び絋物繊維よりなり繊維の総体積率が約7%
である繊維成形体(80X80x20am)を形成した
。
会社製の結晶質アルミナ−シリカ繊維(商品名「カオウ
ール」)と1掲の表2に示された鉱物iamとを使用し
、上述の実施例1の場合と同様の真空成形法により互い
に均一に混合された種々の体積比の結晶質アルミナ−シ
リカ繊維及び絋物繊維よりなり繊維の総体積率が約7%
である繊維成形体(80X80x20am)を形成した
。
次いでその繊維成形体を用いて上述の実施例1の場合と
同様の要領の高圧鋳造法(溶湯温度730℃、溶湯に対
する加圧力1500kO/cj)にて結晶質アルミナ−
シリカ繊維及び絋物繊維を強化繊維としアルミニウム合
金(JIS規格AC8A)をマトリックス金属とする下
記の表9に示された複合材料Do〜DIooを製造し、
各複合材料に対し熱処理Trを行った。
同様の要領の高圧鋳造法(溶湯温度730℃、溶湯に対
する加圧力1500kO/cj)にて結晶質アルミナ−
シリカ繊維及び絋物繊維を強化繊維としアルミニウム合
金(JIS規格AC8A)をマトリックス金属とする下
記の表9に示された複合材料Do〜DIooを製造し、
各複合材料に対し熱処理Trを行った。
上述の如く製造された各複合材料より曲げ試験片(50
x10x2mm)を切出し、350℃に於て支点闇距離
39ssにて三点曲げ試験を行った。
x10x2mm)を切出し、350℃に於て支点闇距離
39ssにて三点曲げ試験を行った。
また比較例として、マトリックス金属としてのアルミニ
ウム合金(Jllll格AC8A)のみよりなり熱処理
Trが施された曲げ試験片についても同様の試験を行っ
た。尚試験片の50X10111の平面が第1図のx−
y平面に平行であり、試験片の破断時に於ける表面応力
M/Z (M−破断時に於ける曲げモーメント、Z−曲
げ試験片の断面係数)を曲げ強さとして測定した。この
曲げ試験の結果を第10図に示す。
ウム合金(Jllll格AC8A)のみよりなり熱処理
Trが施された曲げ試験片についても同様の試験を行っ
た。尚試験片の50X10111の平面が第1図のx−
y平面に平行であり、試験片の破断時に於ける表面応力
M/Z (M−破断時に於ける曲げモーメント、Z−曲
げ試験片の断面係数)を曲げ強さとして測定した。この
曲げ試験の結果を第10図に示す。
第10図より、強化繊維の総体積率が7%程度であって
も結晶質アルミナ−シリカ1#!雑及び絋物繊維にて複
合強化すれば、結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比の
如何に拘らず、複合材料の強度をアルミニウム合金より
も遥かに高い値にすることができることが解る。また結
晶質アルミナ−シリカ繊維及び絋物繊維にて複合強化さ
れた複合材料の強度は、結晶質アルミナ−シリカ繊維の
体積比の増大につれて線形的に増大することが解る。
も結晶質アルミナ−シリカ1#!雑及び絋物繊維にて複
合強化すれば、結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比の
如何に拘らず、複合材料の強度をアルミニウム合金より
も遥かに高い値にすることができることが解る。また結
晶質アルミナ−シリカ繊維及び絋物繊維にて複合強化さ
れた複合材料の強度は、結晶質アルミナ−シリカ繊維の
体積比の増大につれて線形的に増大することが解る。
!LLL5
上述の実施例1の場合と同一の要領及び同一の条件にて
、強化meiの総体積率が15%であり、強化繊維の総
農に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比が20
%である結晶質アルミナ−シリカ繊維と絋物繊維とより
なる繊維成形体(80X80X2011)を形成し、こ
れらのi*m成形体を用いて上述の実施例1の場合と同
様の要領の高圧鋳造法(溶湯に対する加圧力500kM
/)にて亜鉛合金(JIS規格zoci > 、純鉛(
純度99.8%)、スズ合金(J[S[1WJ2)をマ
トリックス金属とする複合材料を製造した。尚亜鉛合金
、純鉛、スズ合金の各溶湯の温度はそれぞれ500℃、
410℃、330℃であった。
、強化meiの総体積率が15%であり、強化繊維の総
農に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比が20
%である結晶質アルミナ−シリカ繊維と絋物繊維とより
なる繊維成形体(80X80X2011)を形成し、こ
れらのi*m成形体を用いて上述の実施例1の場合と同
様の要領の高圧鋳造法(溶湯に対する加圧力500kM
/)にて亜鉛合金(JIS規格zoci > 、純鉛(
純度99.8%)、スズ合金(J[S[1WJ2)をマ
トリックス金属とする複合材料を製造した。尚亜鉛合金
、純鉛、スズ合金の各溶湯の温度はそれぞれ500℃、
410℃、330℃であった。
かくして製造された複合材料より摩耗試験用のブロック
試験片を切出し、それらのブロック試験片について上述
の実施例1の場合と同一の条件(但し接触面圧5kg/
am2)にて軸受鋼(JIS規格5UJ2、硬さHv8
10)製の円筒試験片を相手部材とする摩耗試験を30
分間行ったところ、各複合材料の摩耗mはそれぞれマト
リックス金属としての亜鉛合金、純鉛、スズ合金のみよ
りなるブロック試験片の摩耗量に比してそれぞれ5%、
2%、3%であり、従って亜鉛合金、純鉛、スズ合金を
マトリックス金属とする場合にもムライト結晶を含む結
晶質アルミナ−シリカ繊維及び絋物繊維を強化繊維とす
れば複合材料の耐摩耗性が著しく改善されることが認め
られた。
試験片を切出し、それらのブロック試験片について上述
の実施例1の場合と同一の条件(但し接触面圧5kg/
am2)にて軸受鋼(JIS規格5UJ2、硬さHv8
10)製の円筒試験片を相手部材とする摩耗試験を30
分間行ったところ、各複合材料の摩耗mはそれぞれマト
リックス金属としての亜鉛合金、純鉛、スズ合金のみよ
りなるブロック試験片の摩耗量に比してそれぞれ5%、
2%、3%であり、従って亜鉛合金、純鉛、スズ合金を
マトリックス金属とする場合にもムライト結晶を含む結
晶質アルミナ−シリカ繊維及び絋物繊維を強化繊維とす
れば複合材料の耐摩耗性が著しく改善されることが認め
られた。
以上に於ては本発明を本願発明者等が行った実験的研究
の一部との関連に於て幾つかの実施例について詳細に説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能である
ことは当業者にとって明らかであろう。
の一部との関連に於て幾つかの実施例について詳細に説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能である
ことは当業者にとって明らかであろう。
第1図は繊維成形体の繊維配向状態を示す解図、第2図
は高圧鋳造法による複合材料の製造工程を示す解図、第
3図は第2図の高圧鋳造法により形成された凝固体を示
す斜視図、第4図は結晶質アルミナ−シリカmg及び絋
物繊維を強化繊維としアルミニウム合金をマトリックス
金属とする複合材料と軸受鋼との間にて行われた摩耗試
験の結果を、強化繊維の総量に対する結晶質アルミナ−
シリカ繊維の体積比を横軸にとって示すグラフ、第5図
は第4図に示されたデータに基き複合材料の摩耗量の複
合剤に基く推測値と実測値との差を強化繊維の総1に対
する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比を横軸にとっ
て示すグラフ、第6図は結晶質アルミナ−シリカ繊維及
び絋物繊維を強化繊維としアルミニウム合金をマトリッ
クス金属とする複合材料と球状黒鉛鋳鉄との間にて行わ
れた摩耗試験の結果を、強化繊維の総lに対する結晶質
アルミナ−シリカ繊維の体積比を横軸にとって示すグラ
フ、第7は第6図に示されたデータに基き複合材料の摩
耗量の複合■に基く推測値と実測値との差を強化繊維の
総量に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比を横
軸にとって示すグラフ、第8図は結晶質アルミナ−シリ
カ繊維及び絋物繊維を強化繊維としマグネシウム合金を
マトリックス金属とする複合材料と軸受鋼との間にて行
われた摩耗試験の結果を、強化繊維の総量に対する結晶
質アルミナ−シリカ繊維の体積比を横軸にとって示すグ
ラフ、第9図は第8図に示されたデータに基き複合材料
の摩耗量の複合剤に基く推測値と実測値との差を強化I
IHの総量に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積
比を横軸にとって示すグラフ、第10図は結晶質アルミ
ナ−シリカ繊維及び絋物繊維を強化mIflとしアルミ
ニウム合金をマトリックス金属とする複合材料及びアル
ミニウム合金について行われた曲げ試験の結果を示すグ
ラフである。 1・・・繊維成形体、1′・・・複合材料、2・・・結
晶質アルミナ−シリカ繊維、2a・・・絋物繊維、3・
・・鋳型、4・・・モールドキャピテイ、5・・・溶場
、6・・・プランジャ、7・・・凝固体 特 許 出 願 人 トヨタ自動車株式会社代
理 人 弁理士 明 石 昌
毅第1図 第3図 第2図 第4図 第5図 結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比×(%)第7図 結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比×(%)第8図 第9図 結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比×(%)第10図 曲 げ DOO200400600帥 Dloo 比較例昭
和60年6月27日 1.事件の表示 昭和60年特許願第040907号2
、発明の名称 アルミナ−シリカ繊維及び絋物繊維強化
金属複合材料 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県1田市トヨタ町1番地名 称 (3
20) トヨタ自動車株式会社4、代理人 居 所 $104東京都中央区新川1丁目5番19号
茅場町長岡ピル3階 電話551−4171昭和60年
6月10日(昭和60年6月25日発送)6、補正の対
象 明細書 (1)明細書第47頁第15行の「第7は」を「第7図
は」と補正する。
は高圧鋳造法による複合材料の製造工程を示す解図、第
3図は第2図の高圧鋳造法により形成された凝固体を示
す斜視図、第4図は結晶質アルミナ−シリカmg及び絋
物繊維を強化繊維としアルミニウム合金をマトリックス
金属とする複合材料と軸受鋼との間にて行われた摩耗試
験の結果を、強化繊維の総量に対する結晶質アルミナ−
シリカ繊維の体積比を横軸にとって示すグラフ、第5図
は第4図に示されたデータに基き複合材料の摩耗量の複
合剤に基く推測値と実測値との差を強化繊維の総1に対
する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比を横軸にとっ
て示すグラフ、第6図は結晶質アルミナ−シリカ繊維及
び絋物繊維を強化繊維としアルミニウム合金をマトリッ
クス金属とする複合材料と球状黒鉛鋳鉄との間にて行わ
れた摩耗試験の結果を、強化繊維の総lに対する結晶質
アルミナ−シリカ繊維の体積比を横軸にとって示すグラ
フ、第7は第6図に示されたデータに基き複合材料の摩
耗量の複合■に基く推測値と実測値との差を強化繊維の
総量に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比を横
軸にとって示すグラフ、第8図は結晶質アルミナ−シリ
カ繊維及び絋物繊維を強化繊維としマグネシウム合金を
マトリックス金属とする複合材料と軸受鋼との間にて行
われた摩耗試験の結果を、強化繊維の総量に対する結晶
質アルミナ−シリカ繊維の体積比を横軸にとって示すグ
ラフ、第9図は第8図に示されたデータに基き複合材料
の摩耗量の複合剤に基く推測値と実測値との差を強化I
IHの総量に対する結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積
比を横軸にとって示すグラフ、第10図は結晶質アルミ
ナ−シリカ繊維及び絋物繊維を強化mIflとしアルミ
ニウム合金をマトリックス金属とする複合材料及びアル
ミニウム合金について行われた曲げ試験の結果を示すグ
ラフである。 1・・・繊維成形体、1′・・・複合材料、2・・・結
晶質アルミナ−シリカ繊維、2a・・・絋物繊維、3・
・・鋳型、4・・・モールドキャピテイ、5・・・溶場
、6・・・プランジャ、7・・・凝固体 特 許 出 願 人 トヨタ自動車株式会社代
理 人 弁理士 明 石 昌
毅第1図 第3図 第2図 第4図 第5図 結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比×(%)第7図 結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比×(%)第8図 第9図 結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比×(%)第10図 曲 げ DOO200400600帥 Dloo 比較例昭
和60年6月27日 1.事件の表示 昭和60年特許願第040907号2
、発明の名称 アルミナ−シリカ繊維及び絋物繊維強化
金属複合材料 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県1田市トヨタ町1番地名 称 (3
20) トヨタ自動車株式会社4、代理人 居 所 $104東京都中央区新川1丁目5番19号
茅場町長岡ピル3階 電話551−4171昭和60年
6月10日(昭和60年6月25日発送)6、補正の対
象 明細書 (1)明細書第47頁第15行の「第7は」を「第7図
は」と補正する。
Claims (8)
- (1)35〜80wt%Al_2O_3、65〜20w
t%SiO_2、0〜10wt%他の成分なる組成を有
しムライト結晶量が15wt%以上である結晶質アルミ
ナ−シリカ繊維であつて、その集合体中に含まれる粒径
150μ以上の非繊維化粒子含有量が5wt%以下であ
る結晶質アルミナ−シリカ繊維と、SiO_2、CaO
、Al_2O_3を主成分としMgO含有量が10wt
%以下でありFe_2O_3含有量が5wt%以下であ
りその他の無機物含有量が10wt%以下である鉱物繊
維であつて、その集合体中に含まれる非繊維化粒子の総
量及び粒径150μ以上の非繊維化粒子含有量がそれぞ
れ20wt%以下、7wt%以下である鉱物繊維とより
なるハイブリッド繊維を強化繊維とし、アルミニウム、
マグネシウム、銅、亜鉛、鉛、スズ及びこれらを主成分
とする合金よりなる群より選択された金属をマトリック
ス金属とし、前記ハイブリッド繊維の体積率が1%以上
であるアルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合
材料。 - (2)特許請求の範囲第1項のアルミナ−シリカ繊維及
び鉱物繊維強化金属複合材料に於て、前記ハイブリッド
繊維中の前記結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比は5
〜80%であることを特徴とするアルミナ−シリカ繊維
及び鉱物繊維強化金属複合材料。 - (3)特許請求の範囲第2項のアルミナ−シリカ繊維及
び鉱物繊維強化金属複合材料に於て、前記ハイブリッド
繊維中の前記結晶質アルミナ−シリカ繊維の体積比は5
〜40%であり、前記ハイブリッド繊維の体積率は2〜
40%であることを特徴とするアルミナ−シリカ繊維及
び鉱物繊維強化金属複合材料。 - (4)特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかのア
ルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料に於
て、前記鉱物繊維の体積率は25%以下であることを特
徴とするアルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複
合材料。 - (5)特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかのア
ルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料に於
て、前記結晶質アルミナ−シリカ繊維のムライト結晶量
19wt%以上であることを特徴とするアルミナ−シリ
カ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料。 - (6)特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかのア
ルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料に於
て、前記結晶質アルミナ−シリカ繊維の集合体中に含ま
れる粒径150μ以上の非繊維化粒子含有量は1wt%
以下であることを特徴とするアルミナ−シリカ繊維及び
鉱物繊維強化金属複合材料。 - (7)特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかのア
ルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料に於
て、前記鉱物繊維の前記集合体中に含まれる非繊維化粒
子の総量及び粒径150μ以上の非繊維化粒子含有量は
それぞれ10wt%以下、21%以下であることを特徴
とするアルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合
材料。 - (8)特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかのア
ルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料に於
て、前記ハイブリツド繊維中の前記結晶質アルミナ−シ
リカ繊維及び前記絋物繊維は互いに実質的に均一に混合
された状態にあることを特徴とするアルミナ−シリカ繊
維及び絋物繊維強化金属複合材料。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60040907A JPS61201745A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | アルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料 |
US06/735,068 US4664704A (en) | 1985-03-01 | 1985-05-16 | Composite material made from matrix metal reinforced with mixed crystalline alumina-silica fibers and mineral fibers |
DE8585106621T DE3576831D1 (de) | 1985-03-01 | 1985-05-29 | Verbundmaterial einer metallischen matrix verstaerkt mit einem gemisch von kristallinen aluminiumoxid-siliciumoxid-fasern und minerale fasern. |
EP85106621A EP0192805B1 (en) | 1985-03-01 | 1985-05-29 | Composite material made from matrix metal reinforced with mixed crystalline alumina-silica fibers and mineral fibers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60040907A JPS61201745A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | アルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61201745A true JPS61201745A (ja) | 1986-09-06 |
Family
ID=12593577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60040907A Pending JPS61201745A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | アルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4664704A (ja) |
EP (1) | EP0192805B1 (ja) |
JP (1) | JPS61201745A (ja) |
DE (1) | DE3576831D1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62139840A (ja) * | 1985-12-12 | 1987-06-23 | Toyota Motor Corp | ムライト結晶含有アルミナ連続繊維強化金属複合材料 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4749545A (en) * | 1986-04-02 | 1988-06-07 | British Petroleum Co. P.L.C. | Preparation of composites |
US4888054A (en) * | 1987-02-24 | 1989-12-19 | Pond Sr Robert B | Metal composites with fly ash incorporated therein and a process for producing the same |
US5338330A (en) * | 1987-05-22 | 1994-08-16 | Exxon Research & Engineering Company | Multiphase composite particle containing a distribution of nonmetallic compound particles |
DE3885259T2 (de) * | 1987-12-12 | 1994-02-17 | Fujitsu Ltd | Gesintertes Verbundmaterial auf Magnesiumbasis und Verfahren zu seiner Herstellung. |
AUPN273695A0 (en) * | 1995-05-02 | 1995-05-25 | University Of Queensland, The | Aluminium alloy powder blends and sintered aluminium alloys |
US6265335B1 (en) * | 1999-03-22 | 2001-07-24 | Armstrong World Industries, Inc. | Mineral wool composition with enhanced biosolubility and thermostabilty |
US6312626B1 (en) * | 1999-05-28 | 2001-11-06 | Brian S. Mitchell | Inviscid melt spinning of mullite fibers |
US7718114B2 (en) | 2005-03-28 | 2010-05-18 | Porvair Plc | Ceramic foam filter for better filtration of molten iron |
US10434568B2 (en) | 2012-04-12 | 2019-10-08 | Loukus Technologies, Inc. | Thermal isolation spray for casting articles |
RU2607016C2 (ru) * | 2014-07-01 | 2017-01-10 | Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Уральский федеральный университет имени первого Президента России Б.Н. Ельцина" | Способ получения литого композиционного материала |
JPWO2016002943A1 (ja) * | 2014-07-04 | 2017-06-08 | デンカ株式会社 | 放熱部品及びその製造方法 |
CN104264083B (zh) * | 2014-09-15 | 2016-11-02 | 河南科技大学 | 一种碳纤维增强铝锂合金复合材料及其制备方法 |
CN109280816A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-01-29 | 宁波汇通机械联接件有限公司 | 一种铝螺管接头 |
CN113186432B (zh) * | 2021-04-22 | 2022-10-14 | 上海交通大学 | 带有矿物桥结构的氧化铝增强铝基叠层复合材料及其制备方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1236012A (en) * | 1967-03-16 | 1971-06-16 | Mini Of Aviat Supply | Fibre reinforced composites |
US3788935A (en) * | 1970-05-27 | 1974-01-29 | Gen Technologies Corp | High shear-strength fiber-reinforced composite body |
JPS5534215B2 (ja) * | 1974-02-08 | 1980-09-05 | ||
US4152149A (en) * | 1974-02-08 | 1979-05-01 | Sumitomo Chemical Company, Ltd. | Composite material comprising reinforced aluminum or aluminum-base alloy |
JPS5428204A (en) * | 1977-08-05 | 1979-03-02 | Daido Steel Co Ltd | Method of making fiberrreinforced metal compositet materials |
US4259112A (en) * | 1979-04-05 | 1981-03-31 | Dwa Composite Specialties, Inc. | Process for manufacture of reinforced composites |
US4444603A (en) * | 1981-09-01 | 1984-04-24 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Aluminum alloy reinforced with silica alumina fiber |
JPS5893837A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-03 | Toyota Motor Corp | 複合材料及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-03-01 JP JP60040907A patent/JPS61201745A/ja active Pending
- 1985-05-16 US US06/735,068 patent/US4664704A/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-05-29 EP EP85106621A patent/EP0192805B1/en not_active Expired
- 1985-05-29 DE DE8585106621T patent/DE3576831D1/de not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62139840A (ja) * | 1985-12-12 | 1987-06-23 | Toyota Motor Corp | ムライト結晶含有アルミナ連続繊維強化金属複合材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0192805B1 (en) | 1990-03-28 |
US4664704A (en) | 1987-05-12 |
EP0192805A3 (en) | 1987-10-28 |
EP0192805A2 (en) | 1986-09-03 |
DE3576831D1 (de) | 1990-05-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS61201745A (ja) | アルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料 | |
EP0074067B1 (en) | Method for the preparation of fiber-reinforced metal composite material | |
JPS61253334A (ja) | アルミナ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料 | |
JPS61201744A (ja) | アルミナ−シリカ繊維及び鉱物繊維強化金属複合材料 | |
JPS6199655A (ja) | 鉱物繊維強化金属複合材料 | |
JP2005042136A (ja) | アルミニウム基複合材料およびその製造方法 | |
US2814559A (en) | Process for the production of nodular cast iron | |
JPS61253341A (ja) | アルミナ繊維・アルミナ−シリカ繊維強化金属複合材料 | |
CN1818115A (zh) | 一种锌铝基耐磨合金材料及制备 | |
JPS61207537A (ja) | 部材の組合せ | |
JPS5893845A (ja) | 繊維強化金属型複合材料及びその製造方法 | |
JPS61207531A (ja) | 部材の組合せ | |
JPH07116537B2 (ja) | 高強度および高靭性を有する耐摩耗性Cu合金 | |
JPS61253335A (ja) | 部材の組合せ | |
JPS61207536A (ja) | 部材の組合せ | |
JPS61207535A (ja) | 部材の組合せ | |
JPS61174343A (ja) | 部材の組合せ | |
JPS61207533A (ja) | 部材の組合せ | |
JPH0362776B2 (ja) | ||
JPS61207532A (ja) | 部材の組合せ | |
JPS5839757A (ja) | 複合体の製造方法 | |
JPS62139841A (ja) | ムライト結晶含有アルミナ短繊維強化金属複合材料 | |
JPS6296626A (ja) | 摺動用部材 | |
JPS6286133A (ja) | 摺動用部材 | |
CN116219308A (zh) | 一种便于热处理的模具钢及其制备方法 |