JPS6296626A - 摺動用部材 - Google Patents
摺動用部材Info
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- JPS6296626A JPS6296626A JP9487985A JP9487985A JPS6296626A JP S6296626 A JPS6296626 A JP S6296626A JP 9487985 A JP9487985 A JP 9487985A JP 9487985 A JP9487985 A JP 9487985A JP S6296626 A JPS6296626 A JP S6296626A
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- fibers
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- fiber
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/04—Heavy metals
- F05C2201/0433—Iron group; Ferrous alloys, e.g. steel
- F05C2201/0448—Steel
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2203/00—Non-metallic inorganic materials
- F05C2203/08—Ceramics; Oxides
- F05C2203/0865—Oxide ceramics
- F05C2203/0869—Aluminium oxide
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2253/00—Other material characteristics; Treatment of material
- F05C2253/04—Composite, e.g. fibre-reinforced
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、互いに当接して相対的に摺動する二つの部材
の組合せに係り、更に詳細には一方の部材がアルミナ繊
維及びアルミナ−シリカ繊維を強化繊維とする複合材料
にて構成され他方の部材が鋼にて構成された二つの部材
の組合せに係る。
の組合せに係り、更に詳細には一方の部材がアルミナ繊
維及びアルミナ−シリカ繊維を強化繊維とする複合材料
にて構成され他方の部材が鋼にて構成された二つの部材
の組合せに係る。
従来の技術
各種機械の構成要素や部材に於ては、部分的に特別な機
械的特性を要求されることが多い。例えば、自動車用エ
ンジンに於ては、エンジンの性能に対する要求が高くな
るにつれて、ピストンの如き部材はその比強度や剛性が
優れていることに加えて、その摺動面が耐摩耗性に優れ
ていることが強(要請されるようになってきた。かかる
部材の比強度や耐摩耗性等を向上させる一つの手段とし
て、それらの部材を各種の無機質繊維等を強化材としア
ルミニウム合金の如き金属をマトリックスとする複合材
料にて構成することが試られている。
械的特性を要求されることが多い。例えば、自動車用エ
ンジンに於ては、エンジンの性能に対する要求が高くな
るにつれて、ピストンの如き部材はその比強度や剛性が
優れていることに加えて、その摺動面が耐摩耗性に優れ
ていることが強(要請されるようになってきた。かかる
部材の比強度や耐摩耗性等を向上させる一つの手段とし
て、それらの部材を各種の無機質繊維等を強化材としア
ルミニウム合金の如き金属をマトリックスとする複合材
料にて構成することが試られている。
かかる繊維強化金属複合材料の一つとして、本願出願人
と同一の出願人の出願にかかる特願昭60−
号に於て、アルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維を強
化繊維とし、アルミニウム合金などをマトリックスとす
る繊維強化金属複合材料が既に提案されており、かかる
繊維強化金属複合材料によれば、それらにて構成された
部材の比強度や耐摩耗性等を向上させることができ、ま
たアルミナ繊維等を強化繊維とする複合材料に比して低
廉な複合材料を得ることができる。
と同一の出願人の出願にかかる特願昭60−
号に於て、アルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維を強
化繊維とし、アルミニウム合金などをマトリックスとす
る繊維強化金属複合材料が既に提案されており、かかる
繊維強化金属複合材料によれば、それらにて構成された
部材の比強度や耐摩耗性等を向上させることができ、ま
たアルミナ繊維等を強化繊維とする複合材料に比して低
廉な複合材料を得ることができる。
発明が解決しようとする問題点
しかし、互いに当接して相対的にl!f肋する二つの部
材の組合せに於て、その一方の部材を上述の如き繊維強
化金属複合材料にて構成した場合には、その他方の部材
の材質によってはその他方の部材の摩耗が著しく増大し
、従ってそれらを互いに当接して相対的に摺動する摺動
部材の組合せとして使用することはできない。
材の組合せに於て、その一方の部材を上述の如き繊維強
化金属複合材料にて構成した場合には、その他方の部材
の材質によってはその他方の部材の摩耗が著しく増大し
、従ってそれらを互いに当接して相対的に摺動する摺動
部材の組合せとして使用することはできない。
本願発明者等は、互いに当接して相対的に活動する二つ
の部材の組合せであって、その一方の部材が強度及び剛
性に優れたアルミナ繊維及びアルミナ繊維に比して遥か
に低廉であるアルミナ−シリカIl雑を強化lINとし
アルミニウム合金の如き金属をマトリックスとするmM
強化金属複合材料にて構成され、その他方の部材が鋼に
て構成された部材の組合せに於て、それら両方の部材の
摩耗績を最小限に抑えるためには、それらの材質や性質
の組合せとしては如何なるものが適切であるかについて
種々の実験的研究を行なった結果、それぞれ特定の特徴
及び特定の性質を有するものでなければならないことを
見出した。
の部材の組合せであって、その一方の部材が強度及び剛
性に優れたアルミナ繊維及びアルミナ繊維に比して遥か
に低廉であるアルミナ−シリカIl雑を強化lINとし
アルミニウム合金の如き金属をマトリックスとするmM
強化金属複合材料にて構成され、その他方の部材が鋼に
て構成された部材の組合せに於て、それら両方の部材の
摩耗績を最小限に抑えるためには、それらの材質や性質
の組合せとしては如何なるものが適切であるかについて
種々の実験的研究を行なった結果、それぞれ特定の特徴
及び特定の性質を有するものでなければならないことを
見出した。
本発明は、本願発明者等が行なった上述の如き実験的研
究の結果得られた知見に基づき、一方の部材がアルミナ
IIN及びアルミナ−シリカ繊維を強化IINとしアル
ミニウム合金の如き金属をマトリックスとする繊維強化
金属複合材料にて構成され、その他方の部材が鋼にて構
成された互いに当接して相対的に摺動する二つの部材の
組合せであって、それら両方の部材の互いに他に対する
摺動面に於ける摩耗特性が改善された二つの部材の組合
せを提供することを目的としている。
究の結果得られた知見に基づき、一方の部材がアルミナ
IIN及びアルミナ−シリカ繊維を強化IINとしアル
ミニウム合金の如き金属をマトリックスとする繊維強化
金属複合材料にて構成され、その他方の部材が鋼にて構
成された互いに当接して相対的に摺動する二つの部材の
組合せであって、それら両方の部材の互いに他に対する
摺動面に於ける摩耗特性が改善された二つの部材の組合
せを提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段
上述の如き目的は、本発明によれば、互いに当接して相
対的に摺動する第一の部材と第二の部材との組合せにし
て、前記第一の部材の少なくとも前記第二の部材に対す
る1習動面部はsowt%以上のAlgOa、残部実質
的に5iOpなる組成を有するアルミナ繊維と、35〜
65wt%△1203.65〜35 wt%S i O
2)O〜10wt%他の成分なる組成を有するアルミナ
−シリカ繊維であって、その集合体中に含まれる非繊維
化粒子の総量及び粒径150μ以上の非繊維化粒子含有
量がそれぞれ17wt%以下、7wt%以下であるアル
ミナ−シリカ繊維とよりなるハイブリッド繊維を強化M
&雑とし、アルミニウム、マグネシウム、銅、亜鉛、鉛
、スズ及びこれらを主成分とする合金よりなる肝より選
択された金属をマトリックス金属とし、前記ハイブリッ
ド繊維の体積率が1%以上である複合材料にて構成され
ており、前記第二の部材の少なくとも前記第一の部材に
対する摺動面部は硬さHv(10kg)が200以上の
鋼にて構成されていることを特徴とする部材の組合せに
よって達成される。
対的に摺動する第一の部材と第二の部材との組合せにし
て、前記第一の部材の少なくとも前記第二の部材に対す
る1習動面部はsowt%以上のAlgOa、残部実質
的に5iOpなる組成を有するアルミナ繊維と、35〜
65wt%△1203.65〜35 wt%S i O
2)O〜10wt%他の成分なる組成を有するアルミナ
−シリカ繊維であって、その集合体中に含まれる非繊維
化粒子の総量及び粒径150μ以上の非繊維化粒子含有
量がそれぞれ17wt%以下、7wt%以下であるアル
ミナ−シリカ繊維とよりなるハイブリッド繊維を強化M
&雑とし、アルミニウム、マグネシウム、銅、亜鉛、鉛
、スズ及びこれらを主成分とする合金よりなる肝より選
択された金属をマトリックス金属とし、前記ハイブリッ
ド繊維の体積率が1%以上である複合材料にて構成され
ており、前記第二の部材の少なくとも前記第一の部材に
対する摺動面部は硬さHv(10kg)が200以上の
鋼にて構成されていることを特徴とする部材の組合せに
よって達成される。
発明の作用及び効果
本発明によれば、第一の部材の摺動面部を構成する複合
材料に於ては、強度及び硬度が高く炭化ケイ素繊維等に
比して低廉であるアルミナ繊維と、アルミナ繊維よりも
更に一層低廉であるアルミナ−シリカ繊維とよりなるハ
イブリッド繊維により体積率1%以上にてマトリックス
金属が強化され、またアルミナ−シリカ繊維の集合体中
に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径150μ以上の
非繊維化粒子含有量がそれぞれ20wt%以下、7wt
%以下に維持され、第二部材の摺動面部は硬さHv(1
0kg)が200以上の鋼にて構成されるので、互いに
当接して相対的に摺動する二つの部材の組合せにあって
、それら両方の部材の互いに他に対する摺動面は耐摩耗
性に優れており、従ってそれら両方の部材のそれぞれの
摺動面に於ける摩耗量を最小限に抑えると共に、粒子の
脱落に起因する異常摩耗を回避することができ、しかも
その一方の部材は比強度、剛性の如き機械的性質や機械
加工性にも優れ低廉である部材の組合せを得ることがで
きる。
材料に於ては、強度及び硬度が高く炭化ケイ素繊維等に
比して低廉であるアルミナ繊維と、アルミナ繊維よりも
更に一層低廉であるアルミナ−シリカ繊維とよりなるハ
イブリッド繊維により体積率1%以上にてマトリックス
金属が強化され、またアルミナ−シリカ繊維の集合体中
に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径150μ以上の
非繊維化粒子含有量がそれぞれ20wt%以下、7wt
%以下に維持され、第二部材の摺動面部は硬さHv(1
0kg)が200以上の鋼にて構成されるので、互いに
当接して相対的に摺動する二つの部材の組合せにあって
、それら両方の部材の互いに他に対する摺動面は耐摩耗
性に優れており、従ってそれら両方の部材のそれぞれの
摺動面に於ける摩耗量を最小限に抑えると共に、粒子の
脱落に起因する異常摩耗を回避することができ、しかも
その一方の部材は比強度、剛性の如き機械的性質や機械
加工性にも優れ低廉である部材の組合せを得ることがで
きる。
一般にアルミナ−シリカ系繊維はその組成及び製法の点
からアルミナ繊維とアルミナ−シリカ繊維に大別される
。Al20a含有量が70wt%以上であり5ide含
有量が30wt%以下の所謂アルミナ繊維は、有機の語
調な溶液とアルミニウムの1w機塩との混合物にて1a
M化し、これを高温にて酸化焙焼することにより製造さ
れている。かかるアルミナ繊維は特にAIgOa含有量
が8Qwt%以上の場合に安定であり、マトリックス金
属の溶湯との反応やそれに伴う繊維の劣化が少ない。
からアルミナ繊維とアルミナ−シリカ繊維に大別される
。Al20a含有量が70wt%以上であり5ide含
有量が30wt%以下の所謂アルミナ繊維は、有機の語
調な溶液とアルミニウムの1w機塩との混合物にて1a
M化し、これを高温にて酸化焙焼することにより製造さ
れている。かかるアルミナ繊維は特にAIgOa含有量
が8Qwt%以上の場合に安定であり、マトリックス金
属の溶湯との反応やそれに伴う繊維の劣化が少ない。
従って本発明の部材の組合せに於ては、80W【5以上
のA l l! 03、残部実質的に3i02なる組成
を有するアルミナ繊維が使用される。
のA l l! 03、残部実質的に3i02なる組成
を有するアルミナ繊維が使用される。
また前述の91クアルミナには種々の結晶構造の゛もの
があり、これらのうちαアルミナが最も安定な@造であ
り、硬さや弾性率も高いことが知られている。例えば耐
熱材として市販されているアルミナ4A繊維1は、耐熱
性や寸法安定性等の点から、αアルミナ含有率(アルミ
ナ繊維中の全アルミナの重量に対するαアルミナの重量
の割合)が60wt%以上であるものが多い。かかるα
アルミナ及びαアルミナを含有するアルミナ繊維の性質
から判断すると、αアルミナを含有するアルミナ繊維を
強化繊維としアルミニウム合金等をマトリックス金属と
する複合材料に於ては、αアルミナ含有率が轟くなれば
なるほどその複合材料自身の機械的強度、剛性、耐摩耗
性等は向上するが、相手部材の摩耗量が増大し、また加
工性が低下するものと推測される。
があり、これらのうちαアルミナが最も安定な@造であ
り、硬さや弾性率も高いことが知られている。例えば耐
熱材として市販されているアルミナ4A繊維1は、耐熱
性や寸法安定性等の点から、αアルミナ含有率(アルミ
ナ繊維中の全アルミナの重量に対するαアルミナの重量
の割合)が60wt%以上であるものが多い。かかるα
アルミナ及びαアルミナを含有するアルミナ繊維の性質
から判断すると、αアルミナを含有するアルミナ繊維を
強化繊維としアルミニウム合金等をマトリックス金属と
する複合材料に於ては、αアルミナ含有率が轟くなれば
なるほどその複合材料自身の機械的強度、剛性、耐摩耗
性等は向上するが、相手部材の摩耗量が増大し、また加
工性が低下するものと推測される。
しかるに本願発明者等が行った実験的研究の結果によれ
ば、上述の如き予想に反し、アルミナ繊維のαアルミナ
含有率が5〜60wt%、特に10〜50wt%の範囲
にある場合に複合材料の耐摩耗性や加工性を向上させる
ことができ、しかも相手部材の摩耗量を低減することが
でき、更に上述の範囲は疲労強度の如き機械的性質にと
っても好ましいという特筆すべき事実が認められた。従
って本発明の一つの詳細な特徴によれば、アルミナ繊維
のαアルミナ含有率は5〜60’wt%、好ましくは1
0〜50wt%とされる。
ば、上述の如き予想に反し、アルミナ繊維のαアルミナ
含有率が5〜60wt%、特に10〜50wt%の範囲
にある場合に複合材料の耐摩耗性や加工性を向上させる
ことができ、しかも相手部材の摩耗量を低減することが
でき、更に上述の範囲は疲労強度の如き機械的性質にと
っても好ましいという特筆すべき事実が認められた。従
って本発明の一つの詳細な特徴によれば、アルミナ繊維
のαアルミナ含有率は5〜60’wt%、好ましくは1
0〜50wt%とされる。
一方Alpha含有111カ35〜65wt%1’aす
SiO2含有最が35〜55wt%であるいわゆるアル
ミナ−シリカ繊維は、アルミナとシリカの混合物がアル
ミナに比して低融点であるため、アルミナとシリカの混
合物を電気炉などにて溶融し、その融液をブローイング
法やスピニング法にて繊雑化することにより比較的低置
に且大量に生産されている。特にAlpha含有量が6
5wt%以上であり5lo2含有量が35wt%以上の
場合にはアルミナとシリカとの混合物の融点が高くなり
過ぎまた融液の粘性が低く、一方△1203含有潰が3
5wt%以下であり5fOt含有量が65Wし%以上の
場合には、ブローイングやスピニングに必要な適正な粘
性が得られない等の理由から、これらの低置な製造法を
適用し難い。
SiO2含有最が35〜55wt%であるいわゆるアル
ミナ−シリカ繊維は、アルミナとシリカの混合物がアル
ミナに比して低融点であるため、アルミナとシリカの混
合物を電気炉などにて溶融し、その融液をブローイング
法やスピニング法にて繊雑化することにより比較的低置
に且大量に生産されている。特にAlpha含有量が6
5wt%以上であり5lo2含有量が35wt%以上の
場合にはアルミナとシリカとの混合物の融点が高くなり
過ぎまた融液の粘性が低く、一方△1203含有潰が3
5wt%以下であり5fOt含有量が65Wし%以上の
場合には、ブローイングやスピニングに必要な適正な粘
性が得られない等の理由から、これらの低置な製造法を
適用し難い。
またアルミナとシリカとの混合物の融点や粘性を調整し
たり、繊維に特殊な性能を付与する目的から、アルミナ
とシリカとの混合物にCa O,M(I O,Na I
! o、 Fe i! 03 、Qr t Oa 、Z
r0y 、Ti Ot 、Pb 013n Op 、Z
n o、 Mo 03 、Ni O,に20、Mn 0
2.320n 1V20s 、COO,Co 304な
どの金属酸化物が添加されることがある。本願発明者等
が行なった実験的研究の結果によれば、これらの成分は
10wt%以下に抑えられることが好ましいことが認め
られた。更にアルミナ−シリカ繊維に於ては、アルミナ
含有率が高い程マトリックス金属の溶湯との反応による
劣化及びこれに起因する繊維の強度低下が少なくなる。
たり、繊維に特殊な性能を付与する目的から、アルミナ
とシリカとの混合物にCa O,M(I O,Na I
! o、 Fe i! 03 、Qr t Oa 、Z
r0y 、Ti Ot 、Pb 013n Op 、Z
n o、 Mo 03 、Ni O,に20、Mn 0
2.320n 1V20s 、COO,Co 304な
どの金属酸化物が添加されることがある。本願発明者等
が行なった実験的研究の結果によれば、これらの成分は
10wt%以下に抑えられることが好ましいことが認め
られた。更にアルミナ−シリカ繊維に於ては、アルミナ
含有率が高い程マトリックス金属の溶湯との反応による
劣化及びこれに起因する繊維の強度低下が少なくなる。
従って本発明の部材の組合せに於けるアルミナ−シリカ
繊維の組成は35〜55wt%△l e Oy 、65
〜35wt%S I Ol! NO〜1owt%他の成
分、好ましくは40〜65wt%Al t O3,40
〜35wt%S j Ot 、O〜10wt%他の成分
に設定される。
繊維の組成は35〜55wt%△l e Oy 、65
〜35wt%S I Ol! NO〜1owt%他の成
分、好ましくは40〜65wt%Al t O3,40
〜35wt%S j Ot 、O〜10wt%他の成分
に設定される。
またブローイング法やスピニング法によるアルミナ−シ
リカ繊維の製造に於ては、繊維と同時に非繊維化粒子が
不可避的に多階に生成し、従ってアルミナ−シリカmr
/11の集合体中には出較的多邑の非繊維化粒子が含ま
れている。本願発明者等が行った実験的研究の結果によ
れば、かかる非繊維化粒子は複合材料の機械的性質及び
加工性を悪化させ、複合材料の強度を低下せしめる原因
となり、更には粒子の脱落に起因して相手材に対し異常
摩耗の如き不具合を発生させる原因ともなり、かかる不
具合は粒径が150μを越える粒子の場合に特に顕著で
ある。従って本発明の部材の組合せに於ては、アルミナ
−シリカ繊維の集合体中に含まれる非繊維化粒子の総階
は17wt%以下、特に10wt%以下、更には7wt
%以下に抑えられ、また粒径150μ以上の非繊維化粒
子の含有看は7wt%以下、特に2wt%以下、更には
1wt%以下に抑えられる。
リカ繊維の製造に於ては、繊維と同時に非繊維化粒子が
不可避的に多階に生成し、従ってアルミナ−シリカmr
/11の集合体中には出較的多邑の非繊維化粒子が含ま
れている。本願発明者等が行った実験的研究の結果によ
れば、かかる非繊維化粒子は複合材料の機械的性質及び
加工性を悪化させ、複合材料の強度を低下せしめる原因
となり、更には粒子の脱落に起因して相手材に対し異常
摩耗の如き不具合を発生させる原因ともなり、かかる不
具合は粒径が150μを越える粒子の場合に特に顕著で
ある。従って本発明の部材の組合せに於ては、アルミナ
−シリカ繊維の集合体中に含まれる非繊維化粒子の総階
は17wt%以下、特に10wt%以下、更には7wt
%以下に抑えられ、また粒径150μ以上の非繊維化粒
子の含有看は7wt%以下、特に2wt%以下、更には
1wt%以下に抑えられる。
また本願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、
アルミナ繊維とアルミナ−シリカ繊維とよりなるハイブ
リッド繊維を強化繊維とし、アルミニウム、マグネシウ
ム、銅、亜鉛、鉛、スズ及びこれらを主成分とする合金
をマトリックス金属とする複合材料に於ては、ハイブリ
ッドmatの体積率が1%程度であっても複合材料の耐
摩耗性が著しく向上する。従って本発明の部材の組合せ
に於ては、ハイブリッド繊維の体積率は1%以上、特に
3%以上、更には10%以上とされる。
アルミナ繊維とアルミナ−シリカ繊維とよりなるハイブ
リッド繊維を強化繊維とし、アルミニウム、マグネシウ
ム、銅、亜鉛、鉛、スズ及びこれらを主成分とする合金
をマトリックス金属とする複合材料に於ては、ハイブリ
ッドmatの体積率が1%程度であっても複合材料の耐
摩耗性が著しく向上する。従って本発明の部材の組合せ
に於ては、ハイブリッド繊維の体積率は1%以上、特に
3%以上、更には10%以上とされる。
また本願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、
アルミナ繊維、とアルミナ−シリカ繊維とを組合せてハ
イブリッド化することによる複合材料の耐摩耗性向上効
果は、特に相手材が鋼である場合には後に詳細に説明す
る如く、ハイブリッド繊維中のアルミナ繊維の体積比が
5〜80%の場合に、特に10〜70%の場合に顕著で
ある。また複合材料及びこれと摩擦する相手材の摩耗量
はハイブリッド繊維中のアルミナ繊維の体積比が20〜
90%の範囲、特に40〜80%の範囲に於て小さい値
になる。従って本発明の他の一つの詳細な特徴によれば
、ハイブリッド繊維中のアルミナ繊維の体積比は20〜
90%、好ましくは40〜80%とされる。
アルミナ繊維、とアルミナ−シリカ繊維とを組合せてハ
イブリッド化することによる複合材料の耐摩耗性向上効
果は、特に相手材が鋼である場合には後に詳細に説明す
る如く、ハイブリッド繊維中のアルミナ繊維の体積比が
5〜80%の場合に、特に10〜70%の場合に顕著で
ある。また複合材料及びこれと摩擦する相手材の摩耗量
はハイブリッド繊維中のアルミナ繊維の体積比が20〜
90%の範囲、特に40〜80%の範囲に於て小さい値
になる。従って本発明の他の一つの詳細な特徴によれば
、ハイブリッド繊維中のアルミナ繊維の体積比は20〜
90%、好ましくは40〜80%とされる。
また本願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、
相手材が鋼であってハイブリッド繊維中のアルミナ繊維
の体積比が上述の好ましい範囲5〜80%にある場合に
は、ハイブリッド繊維の体積率が1%、特に3%以上で
なければ複合材料の十分な耐摩耗性を確保することが困
難であり、ハイブリッド繊維の体積率が25%、特に3
0%を越えると相手材の摩耗mが増大する。従って本発
明の更に他の一つの詳細な特徴によれば、ハイブリッド
繊維中のアルミナ繊維の体積比は20〜90%、特に4
0〜80%であり、ハイブリッド繊組の体積率は1〜3
0%、好ましくは3〜25%とされる。
相手材が鋼であってハイブリッド繊維中のアルミナ繊維
の体積比が上述の好ましい範囲5〜80%にある場合に
は、ハイブリッド繊維の体積率が1%、特に3%以上で
なければ複合材料の十分な耐摩耗性を確保することが困
難であり、ハイブリッド繊維の体積率が25%、特に3
0%を越えると相手材の摩耗mが増大する。従って本発
明の更に他の一つの詳細な特徴によれば、ハイブリッド
繊維中のアルミナ繊維の体積比は20〜90%、特に4
0〜80%であり、ハイブリッド繊組の体積率は1〜3
0%、好ましくは3〜25%とされる。
また本願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、
ハイブリッド繊維中のアルミナ繊維の体積比の如何に拘
らず、アルミナ−シリカ繊維の体積率が20%、特に2
2.5%を越えると複合材料の強度及び耐摩耗性が低下
する。従って本発明の更に他の一つの詳細な特徴によれ
ば、ハイブリッド繊維中のアルミナ繊維の体積比の如何
に拘らず、アルミナ−シリカ繊維の体積率は22.5%
以下、好ましくは20%以下とされる。
ハイブリッド繊維中のアルミナ繊維の体積比の如何に拘
らず、アルミナ−シリカ繊維の体積率が20%、特に2
2.5%を越えると複合材料の強度及び耐摩耗性が低下
する。従って本発明の更に他の一つの詳細な特徴によれ
ば、ハイブリッド繊維中のアルミナ繊維の体積比の如何
に拘らず、アルミナ−シリカ繊維の体積率は22.5%
以下、好ましくは20%以下とされる。
更にアルミナtstt及びアルミナ−シリカmts相互
の混合状態が不均一である場合には、複合材料の強度や
耐摩耗性が不均一になり易い。従って本発明の更に他の
一つの詳細な特徴によれば、ハイブリッド繊維中のアル
ミ繊維及びアルミナ−シリカ繊維は互いに実質的に均一
に混合された状態にされる。
の混合状態が不均一である場合には、複合材料の強度や
耐摩耗性が不均一になり易い。従って本発明の更に他の
一つの詳細な特徴によれば、ハイブリッド繊維中のアル
ミ繊維及びアルミナ−シリカ繊維は互いに実質的に均一
に混合された状態にされる。
高弟−の部材の構成材料として、強度、耐摩耗性の如き
機械的性質に優れ、しかも相手材に対する摩擦摩耗特性
に優れた複合材料を得るためには、アルミナ繊維は、本
願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、短繊維
の場合には0.5〜30μの平均繊維径及び1μ〜5Q
ssの平均繊維長を有し、長繊維の場合には5〜30μ
の繊維径を有することが好ましい。一方アルミナーシリ
カ繊維はその構成材料たるアルミナ−シリカ繊維の溶融
状態に於ける粘性が比較的小さく、またアルミナ−シリ
カ繊維がアルミナ繊維i等に比して比較的脆弱であるこ
とから、アルミナ−シリカ繊維は繊維径0.5〜10μ
、繊維長1μ〜約50−程度の短編II(不連続繊維)
の形態にて製造されている。
機械的性質に優れ、しかも相手材に対する摩擦摩耗特性
に優れた複合材料を得るためには、アルミナ繊維は、本
願発明者等が行った実験的研究の結果によれば、短繊維
の場合には0.5〜30μの平均繊維径及び1μ〜5Q
ssの平均繊維長を有し、長繊維の場合には5〜30μ
の繊維径を有することが好ましい。一方アルミナーシリ
カ繊維はその構成材料たるアルミナ−シリカ繊維の溶融
状態に於ける粘性が比較的小さく、またアルミナ−シリ
カ繊維がアルミナ繊維i等に比して比較的脆弱であるこ
とから、アルミナ−シリカ繊維は繊維径0.5〜10μ
、繊維長1μ〜約50−程度の短編II(不連続繊維)
の形態にて製造されている。
従って低置なアルミナ−シリカ繊維の入手性を考慮すれ
ば、本発明の複合材料に於て使用されるアルミナ−シリ
カ繊維の平均繊維径は1〜7μ程度であり、平均繊維長
は10μ〜0.5cm+fj度であることが好ましい。
ば、本発明の複合材料に於て使用されるアルミナ−シリ
カ繊維の平均繊維径は1〜7μ程度であり、平均繊維長
は10μ〜0.5cm+fj度であることが好ましい。
また複合材料の製造方法を考慮すると、アルミナ−シリ
カ繊維の平均繊維長は加圧鋳造法の場合には10μ〜0
.5c−程度、粉末冶金法の場合には10μ〜3Il1
m程度であることが好ましい。
カ繊維の平均繊維長は加圧鋳造法の場合には10μ〜0
.5c−程度、粉末冶金法の場合には10μ〜3Il1
m程度であることが好ましい。
また本発明に於ける第一の部材を構成する複合材料のマ
トリックス金属としての合金は、それぞれJIS)!4
格でAC4C,AC8A、AC8B。
トリックス金属としての合金は、それぞれJIS)!4
格でAC4C,AC8A、AC8B。
ADCl 0.ADCl 2の如きアルミニウム合金、
MDCl−A、MC2)MC7、MC8の如きマグネシ
ウム合金、KJ3、KJ4、PBC2A。
MDCl−A、MC2)MC7、MC8の如きマグネシ
ウム合金、KJ3、KJ4、PBC2A。
HBSBElの如き銅合金、ZDCl、ZDC2の如き
亜鉛合金、WJ8、WJ 10の如き鉛合金、WJl、
WJ2の如きスズ合金であってよい。
亜鉛合金、WJ8、WJ 10の如き鉛合金、WJl、
WJ2の如きスズ合金であってよい。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
宮」L医」−
ICI株式会社製のアルミナ繊維(商品名「サフィル」
)に対し脱粒処理を行い、繊維集合体中に含まれる非繊
維化粒子の総量及び粒径150μ以上の非繊維化粒子含
有量をそれぞれ0.1wt%、0.02wt%とするこ
とにより、下記の表1に示されている如ぎアルミナmm
を用意した。
)に対し脱粒処理を行い、繊維集合体中に含まれる非繊
維化粒子の総量及び粒径150μ以上の非繊維化粒子含
有量をそれぞれ0.1wt%、0.02wt%とするこ
とにより、下記の表1に示されている如ぎアルミナmm
を用意した。
また下記の表2に示されたイソライト・バブコック耐火
株式会社製のアルミナ−シリカ繊維(商品名「カオウー
ル」)に対し脱粒処理を行うことにより、繊維集合体中
に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径150μ以上の
非繊維化粒子含有量をそれぞれ0,5wt%、Q、1w
t%とした。
株式会社製のアルミナ−シリカ繊維(商品名「カオウー
ル」)に対し脱粒処理を行うことにより、繊維集合体中
に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径150μ以上の
非繊維化粒子含有量をそれぞれ0,5wt%、Q、1w
t%とした。
表 1
表 2
次いで上述のアルミナ繊維及びアルミナ−シリカ111
Mを種々の体積比にてフロイダルシリ力中に分散させ、
そのコロイダルシリ力を攪拌することによりアルミナI
jAM及びアルミナ−シリカlINを均一に聞合し、か
くしてアルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維が均一に
分散されたコロイダルシリカより真空成形法により第1
図に示されている如<80x80X20isの繊維形成
体1を形成し、更にそれを600℃にて焼成することに
より個々のアルミナmM2及びアルミナ−シリカ繊M2
aをシリカにて結合させた。この場合、第1図に示され
ている如く、個々のアルミナ8N2及びアルミナ−シリ
カ1AIII2aはx−y平面内に於てはランダムに配
向され、2方向に積重ねられた状態に配向された。
Mを種々の体積比にてフロイダルシリ力中に分散させ、
そのコロイダルシリ力を攪拌することによりアルミナI
jAM及びアルミナ−シリカlINを均一に聞合し、か
くしてアルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維が均一に
分散されたコロイダルシリカより真空成形法により第1
図に示されている如<80x80X20isの繊維形成
体1を形成し、更にそれを600℃にて焼成することに
より個々のアルミナmM2及びアルミナ−シリカ繊M2
aをシリカにて結合させた。この場合、第1図に示され
ている如く、個々のアルミナ8N2及びアルミナ−シリ
カ1AIII2aはx−y平面内に於てはランダムに配
向され、2方向に積重ねられた状態に配向された。
次いで第2図に示されている如く、繊維成形体1を鋳型
3のモールドキャビティ4内に配置し、該モールドキャ
ビティ内に730℃のアルミニウム合金(JIS規格A
C8A)の溶湯5を注湯し、該溶湯を鋳型3に嵌合する
プランジャ6により1500kg/Jの圧力に加圧し、
その加圧状態を溶湯5が完全に凝固するまで保持し、か
くして第3図に示されている如く外径1101111I
、高さ50mmの円柱状の凝固体7を鋳造し、更に該凝
固体に対し前処[’ T sを施し、各凝固体よりアル
ミナ繊維及びアルミナ−シリカm維を強化繊維としアル
ミニウム合金をマトリックスとする複合材料1′を切出
し、それらの複合材料より大きさが16×6X10I1
mFあり、その一つの面(16X10mm。
3のモールドキャビティ4内に配置し、該モールドキャ
ビティ内に730℃のアルミニウム合金(JIS規格A
C8A)の溶湯5を注湯し、該溶湯を鋳型3に嵌合する
プランジャ6により1500kg/Jの圧力に加圧し、
その加圧状態を溶湯5が完全に凝固するまで保持し、か
くして第3図に示されている如く外径1101111I
、高さ50mmの円柱状の凝固体7を鋳造し、更に該凝
固体に対し前処[’ T sを施し、各凝固体よりアル
ミナ繊維及びアルミナ−シリカm維を強化繊維としアル
ミニウム合金をマトリックスとする複合材料1′を切出
し、それらの複合材料より大きさが16×6X10I1
mFあり、その一つの面(16X10mm。
第1図のx−y平面に垂直)を試験面とする摩耗試験用
のブロック試験片A o ” Ato。を機械加工によ
って作成した。尚上述の各複合材料A o ”□ Al
o。
のブロック試験片A o ” Ato。を機械加工によ
って作成した。尚上述の各複合材料A o ”□ Al
o。
のアルミナ1a紺及びアルミナ−シリカ繊維の体積率、
強化18Hの総体積率、強化繊維の総量に対するアルミ
ナ繊維の体積比はそれぞれ下記の表3に示されている通
りであった。
強化18Hの総体積率、強化繊維の総量に対するアルミ
ナ繊維の体積比はそれぞれ下記の表3に示されている通
りであった。
また比較の目的で、アルミニウム合金(J■S規格AC
8A)のみよりなり前処@!T6が施された同一寸法の
ブロック試験片Aを作成した。
8A)のみよりなり前処@!T6が施された同一寸法の
ブロック試験片Aを作成した。
次いで各ブロック試験片を順次摩擦*耗試験機にセット
し、相手部材である外径35gv、内径30I驕、幅1
01−の軸受鋼(J Is規格5UJ2)Hv −81
,0’)製の円筒試験片の外周面と接触させ、それらの
試験片の接触部に常温(20℃)の潤滑油(キャッスル
モータオイル5W−30>を供給しつつ、接触面圧20
ko/ as” 、滑り速度0゜3 ml secに
て1時間円筒試験片を回転させる摩耗試験を行なった。
し、相手部材である外径35gv、内径30I驕、幅1
01−の軸受鋼(J Is規格5UJ2)Hv −81
,0’)製の円筒試験片の外周面と接触させ、それらの
試験片の接触部に常温(20℃)の潤滑油(キャッスル
モータオイル5W−30>を供給しつつ、接触面圧20
ko/ as” 、滑り速度0゜3 ml secに
て1時間円筒試験片を回転させる摩耗試験を行なった。
この摩耗試験の結果を第4図に示す。第4図に於て、上
半分はブロック試験片の摩耗量(摩耗痕深さμ)を表わ
しており、下半分は相手部材である円筒試験片の摩耗[
1(摩耗域1)so)を表わしており、横軸は強化繊維
の総量に対するアルミナ繊維の体積比(%)を表わして
いる。
半分はブロック試験片の摩耗量(摩耗痕深さμ)を表わ
しており、下半分は相手部材である円筒試験片の摩耗[
1(摩耗域1)so)を表わしており、横軸は強化繊維
の総量に対するアルミナ繊維の体積比(%)を表わして
いる。
第4図より、アルミナIBM及びアルミナ−シリカ繊維
にて強化されたアルミニウム合金よりなるブロック試験
片の摩耗量はアルミニウム合金のみよりなるブロック試
験片Aの摩耗量に比して遥かに小さい値であることが解
る。またブロック試験片の摩耗量はアルミナMIHの体
積比の増大につれて低下し、特にアルミナ繊維の体積比
が0〜60%の範囲に於て著しく低下し、アルミナ繊維
の体積比が80%以上の領域に於ては実質的に一定の値
になることが解る。また円筒試験片の摩耗量はアルミナ
繊維の体積比の増大につれて実質的に線形的に僅かに1
四大することが解る。従って鋼を相手部材とする場合に
於てブロック試験片及び円筒試験片両方の摩耗量を低減
するためには、アルミナ繊維の体積比は20〜90%、
特に40=80%であることが好ましいことが解る。
にて強化されたアルミニウム合金よりなるブロック試験
片の摩耗量はアルミニウム合金のみよりなるブロック試
験片Aの摩耗量に比して遥かに小さい値であることが解
る。またブロック試験片の摩耗量はアルミナMIHの体
積比の増大につれて低下し、特にアルミナ繊維の体積比
が0〜60%の範囲に於て著しく低下し、アルミナ繊維
の体積比が80%以上の領域に於ては実質的に一定の値
になることが解る。また円筒試験片の摩耗量はアルミナ
繊維の体積比の増大につれて実質的に線形的に僅かに1
四大することが解る。従って鋼を相手部材とする場合に
於てブロック試験片及び円筒試験片両方の摩耗量を低減
するためには、アルミナ繊維の体積比は20〜90%、
特に40=80%であることが好ましいことが解る。
複合材料は一般に設計可能な材料といわれており、複合
剤が成立すると考えられている。今強化繊維の総量に対
するアルミナ繊維の体積比をX%とすれば、X−0%で
ある場合のブロック試験片の摩耗量は32μであり、x
=ioo%である場合のブロック試験片の摩耗量は10
μであるので、複合材料の摩耗量について複合剤が成立
するとすれば、X−0〜100%の範囲に於けるブロッ
ク試験片の摩耗量は Y −(32−10)X/100+10であるものと推
測される。第4図に於ける仮想線はかかる複合剤に基づ
くブロック試験片の摩耗量の推測値を表わしている。ま
た第5図はかがる複合剤に基づくブロック試験片の摩耗
量の推測値と実ysmとの差ΔYを強化IIIのIl!
i量に対するアルミナ繊維の体積比Xを横軸にとって示
している。
剤が成立すると考えられている。今強化繊維の総量に対
するアルミナ繊維の体積比をX%とすれば、X−0%で
ある場合のブロック試験片の摩耗量は32μであり、x
=ioo%である場合のブロック試験片の摩耗量は10
μであるので、複合材料の摩耗量について複合剤が成立
するとすれば、X−0〜100%の範囲に於けるブロッ
ク試験片の摩耗量は Y −(32−10)X/100+10であるものと推
測される。第4図に於ける仮想線はかかる複合剤に基づ
くブロック試験片の摩耗量の推測値を表わしている。ま
た第5図はかがる複合剤に基づくブロック試験片の摩耗
量の推測値と実ysmとの差ΔYを強化IIIのIl!
i量に対するアルミナ繊維の体積比Xを横軸にとって示
している。
この第5図よりアルミナIl#1の体積比が5〜80%
の範囲、特に10〜70%の範囲に於てブロック試験片
の摩耗量が推11mより著しく低減されることが解る。
の範囲、特に10〜70%の範囲に於てブロック試験片
の摩耗量が推11mより著しく低減されることが解る。
実施例2
下記9表4に示されたIC1株式会社製のアルミナ繊M
(商品名「サフィル」)と下記の表5に示されたイソラ
イト・バブコック耐火株式会社製のアルミナ−シリカ繊
維(商品名「カオウール」)とを使用して、上述の実施
例1の場合と同一の要領の真空成形法により、互いに均
一に混合された種々の体積比のアルミナmIIとアルミ
ナ−シリカ繊維とよりなる80X80X20+l1mの
繊維成形体を形成した。次いで上述の実施例1の場合と
同様の要領の高圧鋳造法(溶湯温度1100℃、溶湯に
対する加圧力1000k(J/cj)にて、アルミナ繊
維とアルミナ−シリカ繊維とよりなるハイブリッド繊維
を強化繊維とし銅合金(Cu−10wt%Sn>をマト
リックス金属とする複合材料を製造した。次いで各複合
材料より大きさが16X6X10mlであり、その一つ
の而(16X 10ms、第1図のx−y平面に垂直)
を試験面とするブロック試験片B(1−[310゜を機
械加工によって作成した。
(商品名「サフィル」)と下記の表5に示されたイソラ
イト・バブコック耐火株式会社製のアルミナ−シリカ繊
維(商品名「カオウール」)とを使用して、上述の実施
例1の場合と同一の要領の真空成形法により、互いに均
一に混合された種々の体積比のアルミナmIIとアルミ
ナ−シリカ繊維とよりなる80X80X20+l1mの
繊維成形体を形成した。次いで上述の実施例1の場合と
同様の要領の高圧鋳造法(溶湯温度1100℃、溶湯に
対する加圧力1000k(J/cj)にて、アルミナ繊
維とアルミナ−シリカ繊維とよりなるハイブリッド繊維
を強化繊維とし銅合金(Cu−10wt%Sn>をマト
リックス金属とする複合材料を製造した。次いで各複合
材料より大きさが16X6X10mlであり、その一つ
の而(16X 10ms、第1図のx−y平面に垂直)
を試験面とするブロック試験片B(1−[310゜を機
械加工によって作成した。
尚上述の各複合材料Be〜B1゜。のアルミナ繊維及び
アルミナ−シリカ繊維の体積率、強化繊維の総体積率、
強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の体積比はそれぞ
れ下記の表6に示されている通りであプた。
アルミナ−シリカ繊維の体積率、強化繊維の総体積率、
強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の体積比はそれぞ
れ下記の表6に示されている通りであプた。
また比較の目的で、銅合金(Cu−10wt%Sn)の
みよりなる同一寸法の10ツク試験片Bを作成した。
みよりなる同一寸法の10ツク試験片Bを作成した。
表 4
表 5
次いで各ブロッ試験片について上述の実施例2の場合と
同一の条件にて軸受鋼(JISNA格5UJ2)Hv−
810)製の円筒試験片を相手部材とする摩耗試験を行
った。この摩耗試験の結果を第6図に示す。第6図に於
て、上半分はブロック試験片の摩耗I(摩耗痕深さμ)
を表わしており、下半分は相手部材である円筒試験片の
摩耗量(摩耗減量1(1)を表わしており、横軸は強化
繊維の総量に対するアルミナ繊維の体積比(%)を表わ
しており、仮想線は複合剤に基づくブロック試験片の摩
耗量の推測値を表わしている。
同一の条件にて軸受鋼(JISNA格5UJ2)Hv−
810)製の円筒試験片を相手部材とする摩耗試験を行
った。この摩耗試験の結果を第6図に示す。第6図に於
て、上半分はブロック試験片の摩耗I(摩耗痕深さμ)
を表わしており、下半分は相手部材である円筒試験片の
摩耗量(摩耗減量1(1)を表わしており、横軸は強化
繊維の総量に対するアルミナ繊維の体積比(%)を表わ
しており、仮想線は複合剤に基づくブロック試験片の摩
耗量の推測値を表わしている。
第6図より、アルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維に
て強化された銅合金よりなるブロック試験片の摩耗量は
銅合金のみよりなるブロック試験片Bの摩耗量に比して
適かに小さい値であることが解る。またこの実゛施例に
於てもブロック試験片の摩耗量はアルミナ4M雑の体積
比の増大につれて低下し、特にアルミナ繊維の体積比が
0〜40%の範囲に於て比較的大きく低下し、アルミナ
m維の体積比が60%以上の領域に於ては実質的に一定
の値になることが解る。また円筒試験片の摩耗量は比較
的小さい値の範囲内に於てアルミナ繊維の体積比の増大
につれてごく僅かに増大することが解る。従ってマトリ
ックス金属が銅合金である場合にも、鋼を相手部材とす
る場合に於けるブロック試験片及び円筒試験片両方の摩
耗量を低減するためには、アルミナMINの体積比は2
0〜90%、特に40〜80%であることが好ましいこ
とが解る。
て強化された銅合金よりなるブロック試験片の摩耗量は
銅合金のみよりなるブロック試験片Bの摩耗量に比して
適かに小さい値であることが解る。またこの実゛施例に
於てもブロック試験片の摩耗量はアルミナ4M雑の体積
比の増大につれて低下し、特にアルミナ繊維の体積比が
0〜40%の範囲に於て比較的大きく低下し、アルミナ
m維の体積比が60%以上の領域に於ては実質的に一定
の値になることが解る。また円筒試験片の摩耗量は比較
的小さい値の範囲内に於てアルミナ繊維の体積比の増大
につれてごく僅かに増大することが解る。従ってマトリ
ックス金属が銅合金である場合にも、鋼を相手部材とす
る場合に於けるブロック試験片及び円筒試験片両方の摩
耗量を低減するためには、アルミナMINの体積比は2
0〜90%、特に40〜80%であることが好ましいこ
とが解る。
また第7図は複合剤に基づくブロック試験片の摩耗量の
推測値と実測値ΔYを強化繊維の総量に対するアルミナ
繊維の体積比Xを横軸にとって示す第5図と同様のグラ
フである。この第7図より、アルミナ繊維の体積比Xが
10〜70%の範囲、特に20〜60%の範囲に於てブ
ロック試験片の摩耗量が推測値より大きく低減されるこ
とが解る。
推測値と実測値ΔYを強化繊維の総量に対するアルミナ
繊維の体積比Xを横軸にとって示す第5図と同様のグラ
フである。この第7図より、アルミナ繊維の体積比Xが
10〜70%の範囲、特に20〜60%の範囲に於てブ
ロック試験片の摩耗量が推測値より大きく低減されるこ
とが解る。
111工
αアルミナ含有率が41t%、34wt%、4Bwt%
、100wt%である点を除き玉揚の表1に示されたア
ルミナ繊維と同一の諸元のICI株式会社製の三種類の
アルミナm帷(商品名「サフィル」)と、玉揚の表2に
示されたアルミナ−シリカlINとを使用して、上述の
実施例1の場合と同一の要領の真空成形法により、互い
に均一に混合された帰々の体積比のアルミナ繊維とアル
ミナ−シリカ繊維とよりなる80x80x20m−の繊
維形成体を形成した。次いで上述の実施例1の場合と同
様の要領の高圧&6造法(溶m温度730℃、溶湯に対
する加圧力1500ko/aI>にてアルミニウム合金
(JIS規格AC8A>をマトリックス金属とし、強化
繊維の総体積率が7.5%であり、強化繊維の総量に対
するアルミナ繊維の体積比が0%、20%、60%、1
00%である16fli類の複合材料を製造し、各複合
材料に対し熱処理T6を施した。
、100wt%である点を除き玉揚の表1に示されたア
ルミナ繊維と同一の諸元のICI株式会社製の三種類の
アルミナm帷(商品名「サフィル」)と、玉揚の表2に
示されたアルミナ−シリカlINとを使用して、上述の
実施例1の場合と同一の要領の真空成形法により、互い
に均一に混合された帰々の体積比のアルミナ繊維とアル
ミナ−シリカ繊維とよりなる80x80x20m−の繊
維形成体を形成した。次いで上述の実施例1の場合と同
様の要領の高圧&6造法(溶m温度730℃、溶湯に対
する加圧力1500ko/aI>にてアルミニウム合金
(JIS規格AC8A>をマトリックス金属とし、強化
繊維の総体積率が7.5%であり、強化繊維の総量に対
するアルミナ繊維の体積比が0%、20%、60%、1
00%である16fli類の複合材料を製造し、各複合
材料に対し熱処理T6を施した。
次いで各複合材料より摩擦摩耗試験用のブロック試験片
を形成し、上述の実施例1の場合と同一の条件にて軸受
鋼(JIS規格5LIJ 2)Hv −810)製の円
筒試験片を相手部材とする摩耗試験を行った。この摩耗
試験の結果を第8図に示す。
を形成し、上述の実施例1の場合と同一の条件にて軸受
鋼(JIS規格5LIJ 2)Hv −810)製の円
筒試験片を相手部材とする摩耗試験を行った。この摩耗
試験の結果を第8図に示す。
第8図に於て、上半分はブロック、試験片の摩耗m(摩
耗痕深さμ)を表しており、下半分は相手部材である円
筒試験片の摩耗量(摩耗減量I1g)を表しており、横
軸は強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の体積比(%
)を表している。
耗痕深さμ)を表しており、下半分は相手部材である円
筒試験片の摩耗量(摩耗減量I1g)を表しており、横
軸は強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の体積比(%
)を表している。
第8図より、鋼を相手部材とする場合に於てブロック試
験片及び円筒試験片両方の摩耗量を低減するためには、
アルミナ繊維のαアルミナ含有率は34%前後の如く比
較的小さい値であることが好ましく、またアルミナ繊維
のαアルミナ含有率が34%の如く比較的小さい値であ
る場合には、強化lIMの総量に対するアルミナm帷の
体積比が比較的高い領域に於ても円筒試験片の摩耗量を
小さい値に維持することができることが解る。
験片及び円筒試験片両方の摩耗量を低減するためには、
アルミナ繊維のαアルミナ含有率は34%前後の如く比
較的小さい値であることが好ましく、またアルミナ繊維
のαアルミナ含有率が34%の如く比較的小さい値であ
る場合には、強化lIMの総量に対するアルミナm帷の
体積比が比較的高い領域に於ても円筒試験片の摩耗量を
小さい値に維持することができることが解る。
実施例4
α7 ルミナ含有率がOwt%、4wt%、16wt%
、2!111t%、34wt%、48wt%、62wt
%、83wt%、100wt%である点を除き玉揚の表
1に示されたアルミナ繊維と同一の諸元のアルミナ繊維
と、玉揚の表2に示されたアルミナ−シリカIllとを
使用して、上述の実施例1の場合と同一の要領及び同一
の条件にて、アルミナ繊維とアルミナ−シリカ繊維とよ
りなるハイブリッドmMを強化繊維とし、アルミニウム
合金(JISM格AC8A)をマトリックス金属とし、
強化繊維の総体積率が8%であり、強化繊維の総量に対
するアルミナ繊維の体積比が50%である複合材料を製
造し、各複合材料に対し熱処理T6を施した。
、2!111t%、34wt%、48wt%、62wt
%、83wt%、100wt%である点を除き玉揚の表
1に示されたアルミナ繊維と同一の諸元のアルミナ繊維
と、玉揚の表2に示されたアルミナ−シリカIllとを
使用して、上述の実施例1の場合と同一の要領及び同一
の条件にて、アルミナ繊維とアルミナ−シリカ繊維とよ
りなるハイブリッドmMを強化繊維とし、アルミニウム
合金(JISM格AC8A)をマトリックス金属とし、
強化繊維の総体積率が8%であり、強化繊維の総量に対
するアルミナ繊維の体積比が50%である複合材料を製
造し、各複合材料に対し熱処理T6を施した。
次いで各複合材料より摩擦摩耗試験用のブロック試験片
を形成し、上述の実施例1の場合と同一の条件にて軸受
鋼(JIS虜格SUJ 2)ト1v −810)製の円
筒試験片を相手部材とする摩耗試験を行った。この摩耗
試験の結果を第9図に示す。
を形成し、上述の実施例1の場合と同一の条件にて軸受
鋼(JIS虜格SUJ 2)ト1v −810)製の円
筒試験片を相手部材とする摩耗試験を行った。この摩耗
試験の結果を第9図に示す。
尚第9図に於て、上半分はブロック試験片の摩耗ff1
(摩耗痕深さμ)を表わしており、下半分は円筒試験片
の摩耗量〈摩耗域@mQ)を表わしており、横軸はアル
ミナ繊維のαアルミナ含有率(wt%)を表わしている
。
(摩耗痕深さμ)を表わしており、下半分は円筒試験片
の摩耗量〈摩耗域@mQ)を表わしており、横軸はアル
ミナ繊維のαアルミナ含有率(wt%)を表わしている
。
第9図より、ブロック試験片の摩耗量はアルミナ繊維の
αアルミナ含有率が5〜60wt%の範囲又は7Qwt
%以上の場合、特に10〜5Qwt%の範囲又は75w
t%以上の場合に小さく、円筒試験片の摩耗量はαアル
ミナ含有率が5〜60wt%、特に10〜50*t%の
場合に小さく、従って鋼を相手部材とする場合に於てブ
ロック試験片及び円筒試験−片両方の摩耗量を低減する
ためには、アルミナ繊維のαアルミナ含有率は5〜5Q
vt%、特に10〜50wt%であることが好ましいこ
とが解る。
αアルミナ含有率が5〜60wt%の範囲又は7Qwt
%以上の場合、特に10〜5Qwt%の範囲又は75w
t%以上の場合に小さく、円筒試験片の摩耗量はαアル
ミナ含有率が5〜60wt%、特に10〜50*t%の
場合に小さく、従って鋼を相手部材とする場合に於てブ
ロック試験片及び円筒試験−片両方の摩耗量を低減する
ためには、アルミナ繊維のαアルミナ含有率は5〜5Q
vt%、特に10〜50wt%であることが好ましいこ
とが解る。
実施例5
αアルミナ含有率が8%である点を除き上掲の表1に示
されたアルミナmIIと同一の諸元のアルミナ繊維及び
上掲の表2に示されたアルミナ−シリカ繊維を使用して
、上述の実施例1の場合と同一の要領及び同一の条件に
てアルミナ繊維とアルミナ−シリカamとよりなるハイ
ブリッド繊維を強化繊維とし、アルミニウム合金(JI
S#1格AC8A)をマトリックス金属とし、強化繊維
の総体積率が5.6%、15%、20%であり、強化繊
維の総量に対するアルミナ繊維の体積比が0%、20%
、60%、ioo%である12種類の複合材料を製造し
、各複合材料に対し熱処理T6を施した。
されたアルミナmIIと同一の諸元のアルミナ繊維及び
上掲の表2に示されたアルミナ−シリカ繊維を使用して
、上述の実施例1の場合と同一の要領及び同一の条件に
てアルミナ繊維とアルミナ−シリカamとよりなるハイ
ブリッド繊維を強化繊維とし、アルミニウム合金(JI
S#1格AC8A)をマトリックス金属とし、強化繊維
の総体積率が5.6%、15%、20%であり、強化繊
維の総量に対するアルミナ繊維の体積比が0%、20%
、60%、ioo%である12種類の複合材料を製造し
、各複合材料に対し熱処理T6を施した。
次いで各複合材料より摩擦摩耗試験用のブロック試験片
を形成し、上述の実施例1の場合と同一の条件にて軸受
鋼(JIs規格SUJ 2.1(v=810)製の円筒
試験片を相手部材とする摩耗試験を行った。この摩耗試
験の結果を第10図に示す。尚第10図に於て、上半分
はブロック試験片の摩耗II(摩耗痕深さμ)を表わし
ており、下半分は円筒試験片の摩耗1t(Jl!l減耗
1(1>を表わしており、横軸は強化繊維の総量に対す
るアルミナ繊維の体積比(%)を表わしている。
を形成し、上述の実施例1の場合と同一の条件にて軸受
鋼(JIs規格SUJ 2.1(v=810)製の円筒
試験片を相手部材とする摩耗試験を行った。この摩耗試
験の結果を第10図に示す。尚第10図に於て、上半分
はブロック試験片の摩耗II(摩耗痕深さμ)を表わし
ており、下半分は円筒試験片の摩耗1t(Jl!l減耗
1(1>を表わしており、横軸は強化繊維の総量に対す
るアルミナ繊維の体積比(%)を表わしている。
第10図より、ブロック試験片の摩耗量は強化繊維の総
体積率が高くなるにつれて小さい値になるのに対し、円
筒試験片の摩耗量は強化繊維の総体積率が高くなる′に
つれて増大することが解る。
体積率が高くなるにつれて小さい値になるのに対し、円
筒試験片の摩耗量は強化繊維の総体積率が高くなる′に
つれて増大することが解る。
実施例6
上述の実施例5に於て使用されたアルミナ繊維及びアル
ミナ−シリカ繊維を使用して、上述の実施例1の場合と
同一の要領及び同一の条件にてアルミナ繊維とアルミナ
−シリカ繊維とよりなるハイブリッド繊維を強化繊維と
し、アルミニウム合金(JIS規格AC8A>をマトリ
ックス金属とし、強化繊維のm麺に対するアルミナ繊維
の体積比が50%であり、強化繊維の総体積率が1%、
10%、20%、30%、35%である複合材料を製造
し、各複合材料に対し熱処理T8を施した。
ミナ−シリカ繊維を使用して、上述の実施例1の場合と
同一の要領及び同一の条件にてアルミナ繊維とアルミナ
−シリカ繊維とよりなるハイブリッド繊維を強化繊維と
し、アルミニウム合金(JIS規格AC8A>をマトリ
ックス金属とし、強化繊維のm麺に対するアルミナ繊維
の体積比が50%であり、強化繊維の総体積率が1%、
10%、20%、30%、35%である複合材料を製造
し、各複合材料に対し熱処理T8を施した。
次いで各複合材料より摩擦摩耗試験用のブロック試験片
を形成した。また比較の目的でアルミニウム合金(JI
sI格AC8A)のみよりなり熱処理T6が施された同
一寸法のブロック試験片を形成した。
を形成した。また比較の目的でアルミニウム合金(JI
sI格AC8A)のみよりなり熱処理T6が施された同
一寸法のブロック試験片を形成した。
次いで各ブロック試験片について上述の実施例1の場合
と同一の条件にて軸受#14(J■S規格5tJJ2.
1lv−810)製の円筒試験片を相手部材とする摩耗
試験を行った。この摩耗試験の結果を第11図に示す。
と同一の条件にて軸受#14(J■S規格5tJJ2.
1lv−810)製の円筒試験片を相手部材とする摩耗
試験を行った。この摩耗試験の結果を第11図に示す。
尚第11図に於て、上半分はブロック試験片の摩耗量(
摩耗痕深さμ)を表わしており、下半分は円筒試験片の
摩耗量(摩耗減all(1)を表わしており、横軸は強
化繊維の総体積率(%)を表わしている。
摩耗痕深さμ)を表わしており、下半分は円筒試験片の
摩耗量(摩耗減all(1)を表わしており、横軸は強
化繊維の総体積率(%)を表わしている。
第11図より、ブロック試験片の摩耗量は強化繊維の総
体積率が1%以上、特に3%以上、更には10%以上の
場合に小さく、円筒試験片の摩耗量は強化繊維の総体積
率が25%、特に30%を越えると急激に増大すること
が解る。従って鋼を相手部材とする場合に於てブロック
試験片及び円筒試験片両方の摩耗量を低減するためには
、強化m雑の総体積率は1〜30%、特に3〜25%で
あることが好ましいことが解る。
体積率が1%以上、特に3%以上、更には10%以上の
場合に小さく、円筒試験片の摩耗量は強化繊維の総体積
率が25%、特に30%を越えると急激に増大すること
が解る。従って鋼を相手部材とする場合に於てブロック
試験片及び円筒試験片両方の摩耗量を低減するためには
、強化m雑の総体積率は1〜30%、特に3〜25%で
あることが好ましいことが解る。
実施例7
上述の実施例1に於て使用されたアルミナ繊維及びアル
ミナ−シリカ繊維を用いて上述の実施例1の場合と同様
の要領にて繊維成形体を形成し、該繊維成形体を強化材
とし、マグネシウム合金(JIS規格MOCI−A)を
マトリックス金属とし、強化繊維の総体積率が1゛0%
であり、強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の体積比
が50%である複合材料を高圧鋳造法(S温690℃、
溶層に対する加圧力1500kO/a/)にて製造し、
該複合材料より大きさが16X6x10m−であり、そ
の一つの面(16X10ms、第1図のx−y平面に垂
直)を試験面とするブロック試験片CIを作成した。
ミナ−シリカ繊維を用いて上述の実施例1の場合と同様
の要領にて繊維成形体を形成し、該繊維成形体を強化材
とし、マグネシウム合金(JIS規格MOCI−A)を
マトリックス金属とし、強化繊維の総体積率が1゛0%
であり、強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の体積比
が50%である複合材料を高圧鋳造法(S温690℃、
溶層に対する加圧力1500kO/a/)にて製造し、
該複合材料より大きさが16X6x10m−であり、そ
の一つの面(16X10ms、第1図のx−y平面に垂
直)を試験面とするブロック試験片CIを作成した。
また上述の実施例1に於て使用されたアルミナ繊維及び
アルミナ−シリカ繊維を用いて、上述の実施例1の場合
と同様の要領にて繊維成形体を形成し、該繊維成形体を
強化材とし、亜鉛合金(JIs規格ZDC1)、鉛合金
1jlsJJ1格WJ8)、スズ合金(JIS規格WJ
2)をマトリックス金属とし、強化繊維の総体積率が1
0%であり、強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の体
積比が50%である複合材料を高圧鋳造法(それぞれ瀉
11500℃、410℃、330℃、溶湯に対する加圧
力500k(1/cj)にて製造し、各複合材料より大
きさが16X6x10s−であり、その一つの面(16
X10+ue、第1図のX−V平面に垂直)を試験面と
するブロック試験片D+−F+を作成した。更に比較の
目的で、マグネシウム合金(JIs規格MDC1−A>
、亜鉛合金(JIs規格ZDC1)、&に合金(JI
SMA格WJ8)、スズ合金JIS規格WJ2)のみよ
りなる同一寸法のブロック試験片Go=Foを作成した
。
アルミナ−シリカ繊維を用いて、上述の実施例1の場合
と同様の要領にて繊維成形体を形成し、該繊維成形体を
強化材とし、亜鉛合金(JIs規格ZDC1)、鉛合金
1jlsJJ1格WJ8)、スズ合金(JIS規格WJ
2)をマトリックス金属とし、強化繊維の総体積率が1
0%であり、強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の体
積比が50%である複合材料を高圧鋳造法(それぞれ瀉
11500℃、410℃、330℃、溶湯に対する加圧
力500k(1/cj)にて製造し、各複合材料より大
きさが16X6x10s−であり、その一つの面(16
X10+ue、第1図のX−V平面に垂直)を試験面と
するブロック試験片D+−F+を作成した。更に比較の
目的で、マグネシウム合金(JIs規格MDC1−A>
、亜鉛合金(JIs規格ZDC1)、&に合金(JI
SMA格WJ8)、スズ合金JIS規格WJ2)のみよ
りなる同一寸法のブロック試験片Go=Foを作成した
。
次いでブロック試験片Go、C+については上述の実施
例1の場合と同一の条件にて、また他のブロック試験片
については血圧が5kg/J、試験時間が30分にそれ
ぞれ設定された点を除き上述の実施例1の場合と同一の
条件にて、輪受鋼(J187112格5tJJ2)l−
1v−810)Wの円筒試験片を相手部材とする摩耗試
験を行つた。このl!i粍試験の結果を下記の表7に示
す。尚表7に於て、ブロック試験片の摩耗量比率とはそ
れぞれブロック試験片Co−Faの摩耗量(摩耗痕深さ
SS+)に対するブロック試験片C+−F+の摩耗ff
1(FJ耗痕深さl)の百分率を意味し、円筒試験片の
摩耗mとはブロック試験片C+−F+ と摩擦された円
筒試験片の摩耗量(摩耗減量Il1g)を意味する。尚
ブロック試験片Go=Foと摩擦された円筒試験片の摩
耗量は測定不可能なほど小さく、実質的に0であった。
例1の場合と同一の条件にて、また他のブロック試験片
については血圧が5kg/J、試験時間が30分にそれ
ぞれ設定された点を除き上述の実施例1の場合と同一の
条件にて、輪受鋼(J187112格5tJJ2)l−
1v−810)Wの円筒試験片を相手部材とする摩耗試
験を行つた。このl!i粍試験の結果を下記の表7に示
す。尚表7に於て、ブロック試験片の摩耗量比率とはそ
れぞれブロック試験片Co−Faの摩耗量(摩耗痕深さ
SS+)に対するブロック試験片C+−F+の摩耗ff
1(FJ耗痕深さl)の百分率を意味し、円筒試験片の
摩耗mとはブロック試験片C+−F+ と摩擦された円
筒試験片の摩耗量(摩耗減量Il1g)を意味する。尚
ブロック試験片Go=Foと摩擦された円筒試験片の摩
耗量は測定不可能なほど小さく、実質的に0であった。
表 7
表7より、アルミナ繊維とアルミナ−シリカ繊維とより
なるハイブリッド繊維にてマグネシウム合金、亜鉛合金
、鉛合金、スズ合金を強化すれば、相手材の摩耗量を実
質的に増大させることなくそれらの合金の摩耗量を大幅
に低減し得ることが解る−この実施例の結果より、マト
リックス金属がマグネシウム合金、スズ合金、鉛合金、
亜鉛合金であり相手材が鋼である場合に於て、ハイブリ
ッドimeiの体積率、非west化粒子の総量、粒径
150μ以上の非繊維化粒子の含有量、アルミナ繊維の
αアルミナ含有率などが本発明の範囲に属する場合には
、ブロック試験片及び円筒試験片両方の摩耗量が非常に
小さい値になることが解る。
なるハイブリッド繊維にてマグネシウム合金、亜鉛合金
、鉛合金、スズ合金を強化すれば、相手材の摩耗量を実
質的に増大させることなくそれらの合金の摩耗量を大幅
に低減し得ることが解る−この実施例の結果より、マト
リックス金属がマグネシウム合金、スズ合金、鉛合金、
亜鉛合金であり相手材が鋼である場合に於て、ハイブリ
ッドimeiの体積率、非west化粒子の総量、粒径
150μ以上の非繊維化粒子の含有量、アルミナ繊維の
αアルミナ含有率などが本発明の範囲に属する場合には
、ブロック試験片及び円筒試験片両方の摩耗量が非常に
小さい値になることが解る。
尚上述の実施例1〜7の摩耗試験と同様の摩耗試験をク
ロム鋼LJrS規格5Cr420)、ステンレス鋼(J
IS規格S LJ S 340 ) ヲ相手材として各
実施例と同一の条件にて行ったところ、それぞれ対応す
る各実施例の結果と同様の結果が得られた。
ロム鋼LJrS規格5Cr420)、ステンレス鋼(J
IS規格S LJ S 340 ) ヲ相手材として各
実施例と同一の条件にて行ったところ、それぞれ対応す
る各実施例の結果と同様の結果が得られた。
次にエンジン用ピストンとピストンリングとの組合せに
対し適用された本発明による部材の組合せの具体的実施
例について説明する。
対し適用された本発明による部材の組合せの具体的実施
例について説明する。
第12図は上述の実施例を示す解図的縦断面図、第13
図はその要部を示す解図的拡大部分縦断面図、第14図
はピストンリング(トップリング)を拡大して示す解図
的部分縦断面図である。これらの図に於て、11はピス
トンであり、アルミニウム合金(JIS規格AC8A)
にて構成されている。ピストン11の側部外周面12に
は、燃焼ガスがピストン11とシリンダブロック13の
シリンダ壁面との間を経てエンジンの燃焼室より漏洩す
るのを防止するコンプレッションリング14及び15を
受入れる二つのリング溝16及び17と、余分のオイル
を掻落すオイルリング18を受入れるリング溝19とが
形成されている。
図はその要部を示す解図的拡大部分縦断面図、第14図
はピストンリング(トップリング)を拡大して示す解図
的部分縦断面図である。これらの図に於て、11はピス
トンであり、アルミニウム合金(JIS規格AC8A)
にて構成されている。ピストン11の側部外周面12に
は、燃焼ガスがピストン11とシリンダブロック13の
シリンダ壁面との間を経てエンジンの燃焼室より漏洩す
るのを防止するコンプレッションリング14及び15を
受入れる二つのリング溝16及び17と、余分のオイル
を掻落すオイルリング18を受入れるリング溝19とが
形成されている。
図示の実施例に於ては、ピストン11の側部外周面12
に沿うピストンヘッド20よりトップリング溝16の下
面21の下方までの部分は、平均繊維径3.2μ、平均
繊維長2.5mm、αアルミナ含有率30wt%(7)
7/LzミtmN(95wt%A1t Oa 、5 w
t%5if2)と平均lJA維径2.8μ、平均SIN
長3.0+gvのアルミナ−シリカ繊M(55wt%A
t l! Oa 、45wt%Sf O2)とを欅々の
体積比にて均一に混合し、カサ密度0.18+1/am
3(体積率6%に相当)にて実質的に無作為に配向して
なる繊維成形体を強化材とし、ピストン11の他の部分
を構成するアルミニウム合金(J ISMI!4AC8
△)をマトリックスとする複合材料22にて構成されて
いる。この複合材料22はトップリング14を受入れる
トップリング溝16の壁面を郭定しており、またピスト
ンの側部外周面12に露出する部分にてトップランド2
3及びセカンドランド24の一部を郭定している。
に沿うピストンヘッド20よりトップリング溝16の下
面21の下方までの部分は、平均繊維径3.2μ、平均
繊維長2.5mm、αアルミナ含有率30wt%(7)
7/LzミtmN(95wt%A1t Oa 、5 w
t%5if2)と平均lJA維径2.8μ、平均SIN
長3.0+gvのアルミナ−シリカ繊M(55wt%A
t l! Oa 、45wt%Sf O2)とを欅々の
体積比にて均一に混合し、カサ密度0.18+1/am
3(体積率6%に相当)にて実質的に無作為に配向して
なる繊維成形体を強化材とし、ピストン11の他の部分
を構成するアルミニウム合金(J ISMI!4AC8
△)をマトリックスとする複合材料22にて構成されて
いる。この複合材料22はトップリング14を受入れる
トップリング溝16の壁面を郭定しており、またピスト
ンの側部外周面12に露出する部分にてトップランド2
3及びセカンドランド24の一部を郭定している。
尚、かかるピストンはそれを鋳造するための鋳型のモー
ルドキャビティ底壁土にam成形体を載置し、その鋳型
内にアルミニウム合金の溶場を注渇し、その鋳型に液密
的に嵌合するプランジャにより溶湯を加圧しつつ凝固さ
せてピストン予成形体とし、それに前処1g!T aを
施した後所定の寸法に加工し、更にリング溝16.17
.19を形成することによりて製造されてよい。
ルドキャビティ底壁土にam成形体を載置し、その鋳型
内にアルミニウム合金の溶場を注渇し、その鋳型に液密
的に嵌合するプランジャにより溶湯を加圧しつつ凝固さ
せてピストン予成形体とし、それに前処1g!T aを
施した後所定の寸法に加工し、更にリング溝16.17
.19を形成することによりて製造されてよい。
上述の如ぎピストン11と互いに当接して相対的に摺動
するトップリング14は、軸受鋼(JIS規格5UJ2
)Hv=720)にて構〜成されている。特に図示の実
施例は7°のキーストンリングとして構成されており、
そのシリンダブロック13のシリンダ壁面との摺動面部
にモリブデン溶射Fm25が形成されたものである。
するトップリング14は、軸受鋼(JIS規格5UJ2
)Hv=720)にて構〜成されている。特に図示の実
施例は7°のキーストンリングとして構成されており、
そのシリンダブロック13のシリンダ壁面との摺動面部
にモリブデン溶射Fm25が形成されたものである。
上述の如く構成されたピストンとピストンリングとを4
気筒4サイクルデイーゼルエンジンに組込み、下記の表
8に示す試験条件にて摩耗試験を行なった。
気筒4サイクルデイーゼルエンジンに組込み、下記の表
8に示す試験条件にて摩耗試験を行なった。
表8:試験条件
使用エンジン: 4気筒4サイクル
デイーゼルエンジン
シリンダボア径:90Il111
ストローク=861111m
圧縮比: 21.5
総排気量: 2188cc
使用燃料: 軽油
エンジン回転数: 5200 rpIIIエンジン負
荷: 全負荷 試験時間: 500時間 この摩耗試験の結果、トップリング溝16の上面26及
び下面21の摩耗屑はアルミナ繊維の体積比が20wt
%以上の範囲に於ては3.5μ以下であり、特にアルミ
ナm維の体積比が50〜80wt%範囲に於ては3.2
μと小さい値になり、またトップリング14の下面27
の摩耗量はアルミナ繊維の体積比率が0〜80wt%の
範囲に於ては3.0μ以下であるが、アルミナ繊維の体
積比がQQwt%以上の範囲に於ては6μと高い値にな
ることが解った。この試験結果より、上述の実施例によ
るピストンとピストンリングとの組合せによれば、現在
汎用されているアルミニウム合金(JIs規格AC8A
)製のピストンと鋳鉄製のピストンリングとの組合せに
比較して、リング溝の摩耗量は約1/8に低減され、ま
たピストンリング上下面の摩耗量は約1/2に低減され
ることが解る。
荷: 全負荷 試験時間: 500時間 この摩耗試験の結果、トップリング溝16の上面26及
び下面21の摩耗屑はアルミナ繊維の体積比が20wt
%以上の範囲に於ては3.5μ以下であり、特にアルミ
ナm維の体積比が50〜80wt%範囲に於ては3.2
μと小さい値になり、またトップリング14の下面27
の摩耗量はアルミナ繊維の体積比率が0〜80wt%の
範囲に於ては3.0μ以下であるが、アルミナ繊維の体
積比がQQwt%以上の範囲に於ては6μと高い値にな
ることが解った。この試験結果より、上述の実施例によ
るピストンとピストンリングとの組合せによれば、現在
汎用されているアルミニウム合金(JIs規格AC8A
)製のピストンと鋳鉄製のピストンリングとの組合せに
比較して、リング溝の摩耗量は約1/8に低減され、ま
たピストンリング上下面の摩耗量は約1/2に低減され
ることが解る。
以上に於【は本発明を本願発明者等が行った実験的研究
の一部との国連に於て種々の実施例につい(詳細に説明
したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
なく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であ
ることは当業者にとって明らかであろう。
の一部との国連に於て種々の実施例につい(詳細に説明
したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
なく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であ
ることは当業者にとって明らかであろう。
第1図はアルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維よりな
る繊維成形体の繊維配向状態を示す斜視図、第2図は高
圧鋳造法による複合材料の製造工程を示す解図、第3図
は第2図の高圧鋳造により形成された凝固体を示す斜視
図、第4図はアルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維を
強化繊維としアルミニウム合金をマトリックス金属とす
る複合材料と軸受鋼との間にて行われた摩耗試験の結果
を、強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の体積比を横
軸にとって示すグラフ、第5図は第4図に示されたデー
タに基づき複合材料の摩耗量の複合則に基づく推測値と
実測値との差を強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の
体積比を横軸にとって示すグラフ、第6図はアルミナ繊
維及びアルミナ−シリカ繊維を強化繊維とじ銅合金をマ
トリックス金属とする複合材料と軸受鋼との間にて行わ
れた摩耗試験の結果を強化繊維の総量に対するアルミナ
IIHの体積比を横軸にとって示すグラフ、第7は第6
図に示されたデータに基づき複合材料の摩耗量の複合則
に基づく推測値と実測値と差を強化繊維の総量に対する
アルミナ繊維の体積比を横軸にとって示すグラフ、第8
図はαアルミナ含有率が種々の値に設定されたアルミナ
繊維及びアルミナ−シリカ繊維を強化繊維としアルミニ
ウム合金をマトリックス金属とする複合材料と軸受鋼と
の間にて行われた摩耗試験の結果を、強化lINの総量
に対するアルミナ繊維の体積比を横軸にとって示すグラ
フ、第9図はαアルミナ含有率が種々の値に設定された
アルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維を強化繊維とし
アルミニウム合金をマトリックス金属とする複合材料と
軸受鋼との間にて行われた摩耗試験の結果をアルミナ繊
維のαアルミナ含有率を横軸にとって示ずグラフ、第1
0図はアルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維を強化繊
維繊維とし、アルミニウム合金をマトリックス金属とし
強化繊維の総体積率が異なる3種類の複合材料と軸受鋼
との間にて行われた摩耗試験の結果を、強化Ia111
の総量に対するアルミナ繊維の体積比を横軸にとって示
すグラフ、第11図はアルミナ繊維及びアルミナ−シリ
カ繊維を強化繊維としアルミニウム合金をマトリックス
金属とし強化繊維の総体積率が種々の値に設定された複
合材料と軸受鋼との間にて行われた摩耗試験の結果を強
化繊維の総体積率を横軸にとって示すグラフ、第12図
はエンジン用ピストンとピストンとの組合せに対し適用
された本発明による部材の組合せの具体的実施例を示す
解図的断面図、第13図は第12図に示された実施例の
要部を示す解図的拡大部分縦断面図、第14図はピスト
ンリング(トップリング)を拡大して示す解図的部分縦
断面図である。 1・・・繊維成形体、1′・・・複合材料、2・・・ア
ルミナ繊維、2a・・・アルミナ−シリカ繊維、3・・
・鋳型。 4・・・モールドキャピテイ、5・・・層温、6・・・
プランジャ、7・・・凝固体、11・・・ピストン、1
2・・・側部外周面、13・・・シリンダブロック、1
4.15・・・コンプレッションリング、16.17・
・・リング溝。 18・・・オイルリング、19・・・リング溝、20・
・・ピストンヘッド、21・・・下面、22・・・複合
材料、23・・・トップランド、24・・・セカンドラ
ンド、25・・・モリブデン溶射層、26・・・上面、
27・・・下面第1図 第3図 第2図 第4図 (m9) 第5図 アルミナ繊維の体(1比×(′/l) 第 6 図 第7図 アルミナ繊維の体積kLX(′/l) 第8図 第9図 第10図 第12図 第13図 第14図 手続補正層 昭和60年6月14日 特許庁長官 志 賀 学 殿 f/−“1 1、事件の表示 昭和60年特許願第094879号2
)発明の名称 部材の組合せ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県豊田布トヨタ町1tr地名 称 (
320) トヨタ自動車株式会社4、代理人 居 所 ・104東京都中央区新川1丁目5番19号
茅場町長岡ビル3階 電話551−41717、補正の
対象 明111N 8、補正の内容 (1)明ms第4頁第12行〜第13行の[特願昭60
手続補正書 昭和61年10月30日 1、事件の表示 昭和60年特許願第094879号2
)発明の名称 部材の組合せ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県豊田布トヨタ町1番地名 称 (3
20)トヨタ自動車株式会社4、代理人
る繊維成形体の繊維配向状態を示す斜視図、第2図は高
圧鋳造法による複合材料の製造工程を示す解図、第3図
は第2図の高圧鋳造により形成された凝固体を示す斜視
図、第4図はアルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維を
強化繊維としアルミニウム合金をマトリックス金属とす
る複合材料と軸受鋼との間にて行われた摩耗試験の結果
を、強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の体積比を横
軸にとって示すグラフ、第5図は第4図に示されたデー
タに基づき複合材料の摩耗量の複合則に基づく推測値と
実測値との差を強化繊維の総量に対するアルミナ繊維の
体積比を横軸にとって示すグラフ、第6図はアルミナ繊
維及びアルミナ−シリカ繊維を強化繊維とじ銅合金をマ
トリックス金属とする複合材料と軸受鋼との間にて行わ
れた摩耗試験の結果を強化繊維の総量に対するアルミナ
IIHの体積比を横軸にとって示すグラフ、第7は第6
図に示されたデータに基づき複合材料の摩耗量の複合則
に基づく推測値と実測値と差を強化繊維の総量に対する
アルミナ繊維の体積比を横軸にとって示すグラフ、第8
図はαアルミナ含有率が種々の値に設定されたアルミナ
繊維及びアルミナ−シリカ繊維を強化繊維としアルミニ
ウム合金をマトリックス金属とする複合材料と軸受鋼と
の間にて行われた摩耗試験の結果を、強化lINの総量
に対するアルミナ繊維の体積比を横軸にとって示すグラ
フ、第9図はαアルミナ含有率が種々の値に設定された
アルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維を強化繊維とし
アルミニウム合金をマトリックス金属とする複合材料と
軸受鋼との間にて行われた摩耗試験の結果をアルミナ繊
維のαアルミナ含有率を横軸にとって示ずグラフ、第1
0図はアルミナ繊維及びアルミナ−シリカ繊維を強化繊
維繊維とし、アルミニウム合金をマトリックス金属とし
強化繊維の総体積率が異なる3種類の複合材料と軸受鋼
との間にて行われた摩耗試験の結果を、強化Ia111
の総量に対するアルミナ繊維の体積比を横軸にとって示
すグラフ、第11図はアルミナ繊維及びアルミナ−シリ
カ繊維を強化繊維としアルミニウム合金をマトリックス
金属とし強化繊維の総体積率が種々の値に設定された複
合材料と軸受鋼との間にて行われた摩耗試験の結果を強
化繊維の総体積率を横軸にとって示すグラフ、第12図
はエンジン用ピストンとピストンとの組合せに対し適用
された本発明による部材の組合せの具体的実施例を示す
解図的断面図、第13図は第12図に示された実施例の
要部を示す解図的拡大部分縦断面図、第14図はピスト
ンリング(トップリング)を拡大して示す解図的部分縦
断面図である。 1・・・繊維成形体、1′・・・複合材料、2・・・ア
ルミナ繊維、2a・・・アルミナ−シリカ繊維、3・・
・鋳型。 4・・・モールドキャピテイ、5・・・層温、6・・・
プランジャ、7・・・凝固体、11・・・ピストン、1
2・・・側部外周面、13・・・シリンダブロック、1
4.15・・・コンプレッションリング、16.17・
・・リング溝。 18・・・オイルリング、19・・・リング溝、20・
・・ピストンヘッド、21・・・下面、22・・・複合
材料、23・・・トップランド、24・・・セカンドラ
ンド、25・・・モリブデン溶射層、26・・・上面、
27・・・下面第1図 第3図 第2図 第4図 (m9) 第5図 アルミナ繊維の体(1比×(′/l) 第 6 図 第7図 アルミナ繊維の体積kLX(′/l) 第8図 第9図 第10図 第12図 第13図 第14図 手続補正層 昭和60年6月14日 特許庁長官 志 賀 学 殿 f/−“1 1、事件の表示 昭和60年特許願第094879号2
)発明の名称 部材の組合せ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県豊田布トヨタ町1tr地名 称 (
320) トヨタ自動車株式会社4、代理人 居 所 ・104東京都中央区新川1丁目5番19号
茅場町長岡ビル3階 電話551−41717、補正の
対象 明111N 8、補正の内容 (1)明ms第4頁第12行〜第13行の[特願昭60
手続補正書 昭和61年10月30日 1、事件の表示 昭和60年特許願第094879号2
)発明の名称 部材の組合せ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県豊田布トヨタ町1番地名 称 (3
20)トヨタ自動車株式会社4、代理人
Claims (7)
- (1)互いに当接して相対的に摺動する第一の部材と第
二の部材との組合せにして、前記第一の部材の少なくと
も前記第二の部材に対する摺動面部は80wt%以上の
Al_2O_3、残部実質的にSiO_2なる組成を有
するアルミナ繊維と、35〜65wt%Al_2O_3
、65〜35wt%SiO_2、0〜10wt%他の成
分なる組成を有するアルミナ−シリカ繊維であつて、そ
の集合体中に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径15
0μ以上の非繊維化粒子含有量がそれぞれ17wt%以
下、7wt%以下であるアルミナ−シリカ繊維とよりな
るハイブリッド繊維を強化繊維とし、アルミニウム、マ
グネシウム、銅、亜鉛、鉛、スズ及びこれらを主成分と
する合金よりなる群より選択された金属をマトリックス
金属とし、前記ハイブリッド繊維の体積率が1%以上で
ある複合材料にて構成されており、前記第二の部材の少
なくとも前記第一の部材に対する摺動面部は硬さHv(
10kg)が200以上の鋼にて構成されていることを
特徴とする部材の組合せ。 - (2)特許請求の範囲第1項の部材の組合せに於て、前
記アルミナ繊維のαアルミナ含有率は5〜60wt%で
あることを特徴とする部材の組合せ。 - (3)特許請求の範囲第1項又は第2項の部材の組合せ
に於て、前記ハイブリッド繊維中の前記アルミナ繊維の
体積比は20〜90%であり、前記ハイブリッド繊維の
体積率は1〜30%であることを特徴とする部材の組合
せ。 - (4)特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかの部
材の組合せに於て、前記アルミナ−シリカ繊維の体積率
は22.5%以下であることを特徴とする部材の組合せ
。 - (5)特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかの部
材の組合せに於て、前記アルミナ−シリカ繊維の前記集
合体中に含まれる非繊維化粒子の総量及び粒径150μ
以上の非繊維化粒子含有量はそれぞれ10wt%以下、
2wt%以下であることを特徴とする部材の組合せ。 - (6)特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかの部
材の組合せに於て、前記アルミナ繊維のαアルミナ含有
率は10〜50wt%であることを特徴とする部材の組
合せ。 - (7)特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかの部
材の組合せに於て、前記ハイブリッド繊維中の前記アル
ミナ繊維及び前記アルミナ−シリカ繊維は互に実質的に
均一に混合された状態にあることを特徴とする部材の組
合せ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60094879A JPH0629473B2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 摺動用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60094879A JPH0629473B2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 摺動用部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6296626A true JPS6296626A (ja) | 1987-05-06 |
JPH0629473B2 JPH0629473B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=14122336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60094879A Expired - Lifetime JPH0629473B2 (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | 摺動用部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629473B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6882864B2 (en) | 2001-03-28 | 2005-04-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Cellular phone with imaging device |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5974247A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-26 | Toyota Motor Corp | 複合材料部材の製造方法 |
-
1985
- 1985-05-02 JP JP60094879A patent/JPH0629473B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5974247A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-26 | Toyota Motor Corp | 複合材料部材の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6882864B2 (en) | 2001-03-28 | 2005-04-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Cellular phone with imaging device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0629473B2 (ja) | 1994-04-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |