JPS61201054A - 織機用筬 - Google Patents

織機用筬

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JPS61201054A
JPS61201054A JP3883185A JP3883185A JPS61201054A JP S61201054 A JPS61201054 A JP S61201054A JP 3883185 A JP3883185 A JP 3883185A JP 3883185 A JP3883185 A JP 3883185A JP S61201054 A JPS61201054 A JP S61201054A
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JP
Japan
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reed
ceramic
loom
weaving
stainless steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP3883185A
Other languages
English (en)
Inventor
高木 匡亢
下埜 勝
牛込 韶雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、織機用筬に関し、さらに詳しくは特にウォー
タージェットルーム用あるいはエアージェットルーム用
の筬として好適な、lT11蝕性、耐摩耗性に優れた筬
に関するものである。
(従来技術) 現状の無杼織機、特にウォータジェットルームの製織機
構について説明すると、第1図に示すように、経糸18
は綜絖12による上下運動によって杼口14を形成し、
該杼口に緯糸17がジェットノズル16の噴射水によっ
て挿入された後、筬13によって打込まれて所定の密度
を形成し織物15を形成するものである。
なお、同図において、1は緯糸チーズ、2はテンサー、
3はプールパイプ、4はフィードローラー、5はグリッ
パ−16は貯水タンク、7がボンデであり、これらが緯
糸に関係する機構である。
また、8はヒートカツタト、9は仮ヨリスピンドル、1
0は捨て糸処理系、11は耳組装置であり。
これらが耳部に関係する機構である。
これらの関係において、現在使用されている筬の材質は
耐蝕性に優れたステンレスが採用されている。
(発明が解決しようとする問題点) 一方、最近のウォータージェットルームは、400〜1
000rpmもの高速回転で、かつ、緯糸の杼口挿入に
際し、1ピック当り2〜4cc程度の水を噴射しながら
製織されるため、経糸の原糸油剤は、はとんどが洗い流
され9通常、糸重量に対して0.6〜1.0%付着して
いる油分量は1オーダー以上低下し、はとんど裸光に近
い状態で筬羽と接触し、そして高速で筬打ちを繰返すた
め、筬羽が短時間のうちに摩耗してしまい、耐久性に劣
るという欠点がある。
ここで、第4図にモデルを示すように、製織に際して経
糸の筬入れ幅は9通常は織物15の幅よりも広く、織物
中央部では、筬15の筬羽と経糸18は、はぼ平行とな
るものであるが、織縮みのため織物耳部付近では、筬羽
と経糸は接触角を有することになり、筬羽の摩耗状態も
中央部より耳部の方において摩耗が著しいものである。
筬羽が摩耗すること、経糸毛羽を誘発し、開口不良とな
り、緯糸の杼口ぺの挿入を妨げ、織機は停台する。また
経糸毛羽による停台は、緯糸飛走不良による停台に比べ
、再運転するまでの処理時間が大幅に増大するばかりで
なく、生機品質の低下を招く。また、筬羽の摩耗が進む
につれ、経糸毛羽あるいは経糸切れのため、製織不可能
となり製織途中で筬の交換を余儀なくされ、織機運転効
率の大幅な低下、経済的でない等の欠点を招くものであ
る。
このような問題点に対し、今日まで使用されてきたステ
ンレス製の筬は、耐摩耗性において必ずしも優れてはい
ないのにも拘らず、依然として適切な材質開発が試みら
れないかあるいは、たとえ試みられたことがあったとし
ても未だ成功しないまま今日に至っている。
なお、上記は主としてクォータジェットルームに関して
の説明をしたが、やはり高速回転をするエアージェット
ルームにおいても、筬羽の摩耗。
耐久性という同様な問題が存在するものである。
上記したような点に鑑み2本発明の主目的は。
耐蝕性、耐摩耗性に優れた無杼織機用の筬を提供せんと
することにある。
本発明の他の目的は、液交換周期の延長、及び経糸毛羽
発生を減少させ、織機効率の向上及び生機品質の低下防
止を可能ならしめる無杼織機用筬を提供せんとすること
にある。
(問題点会解決するための手段) 上記した目的を達成するため9本発明は以下の構成から
なる。
すなわち、筬羽のうち少なくとも1枚以上がセラミック
スまたはセラミックス複合体で構成されてなることを特
徴とする織機用液である。
(作用) 以下、さらに詳しく本発明について説明する。
本発明にかかる筬は上記した通りの構成を有し。
特に筬羽をステンレスあるいは金属とし、その表面にセ
ラミックスまたはセラミックス複合体をコーティングし
てなるものでもよい。
本発明者の各種知見によれば、特にウォータージェット
ルーム用液では、織物耳部から0.5〜3in  程度
をセラミックスまたはセラミックス複合体で構成された
筬羽を用い、その他の筬羽(織物の中央部)をステンレ
ス製の筬羽とした筬では。
ステンレス製の筬羽のみを用いたものでは得られない耐
摩耗性が付与される。そして、更に上記法で、少なくと
も織物全幅あるいはそれ以上をセラミックスまたはセラ
ミック複合体で構成したものは、筬羽の耐久性はさらに
一層延長することができるものである。
第2図(A) 、 (B) 、 (C)は、筬羽の断面
形状を示すものであり、第2図(A)に示した従来のス
テンレス製筬羽19の断面形状と、第2図(B)に示し
た本発明にかかるセラミック裂筬羽20の断面形状とは
基本的には同一で差支えない。また、第2図(C)はス
テンレン製筬羽21にセラミック粒子をコーティングし
、セラミックコーティング層22を設けてなるものを示
しているが、この場合でも断面形状は従来のステンレス
製のものと基本的に同一であって差支えない。
第3図は、筬羽の一部にセラミック製筬羽23を使用し
たときの例を示す筬正面図であり、特に耐摩耗性の要求
される箇所には、該セラミック製筬羽25を用い、他は
通常のステンレス製筬羽24を用いた例を示したもので
ある。
本発明者らが着目した無杼織機用筬羽の材料としてのセ
ラミックスには、酸化物系と非酸化物系の2種類の側熱
材料系があり、いずれも適用できるものである。前者の
オキサイド系セラミックとしては、アルミナ系セラミッ
ク、マグネシア系セラミック、ジルコニア系セラミック
及びベリリア系セラミックの中から選択されたものが好
ましい。
このうち特にジルコニア系セラミックとアルミナ系セラ
ミックが好適である。また後者のノーオキサイド系セラ
ミックとしては、炭化珪素系セラミック、窒化珪素系セ
ラミック及び炭化チタン系セラミックの中から選択され
たものが好ましい。筬羽をこれらのセラミックから作る
ことにより、従来のステンレス製のものでは得られない
耐摩耗性に優れた筬にすることができる。
なおまた9本発明の筬羽に適用されるセラミックとして
は、セラミックと金属との複合体であるサーメットにす
ることもできる。
サーメットは、セラミックパウダーと金属パウダーとを
焼結したもので、上述した耐蝕性、耐摩耗性等に加えて
、金属の強靭性と可塑性とを兼ね備えた材料となる。こ
のサーメットとしては、セラミックが15〜85%容量
チの範囲で、残りを金属とするものがよく、アルミナク
ロム系サーメット、アルミナ炭化珪素系サーメットある
いは炭化物系サーメットなどが優れている。この炭化物
系サーメットの代表的なものとしては、タングステンO
コバルト系サーメット、炭化チタンOコバルト系サーメ
ット、多成分炭化物・コバルト系サーメット、多成分炭
化物・コバルト系サーメットなどがある。
(実施例) 以下1本発明の織機用液について、実施例に基づいて具
体的に説明するが9本発明は特にこれに限定されるもの
ではない。
実施例1 ウォータージェットルームに、従来のステンレス製放を
使用した場合を9本発明によるジルコニア系セラミック
を用いてなる筬を使用した場合と。
同じく本発明による炭化チタン−コバルト系サーメット
を用いてなる筬を使用した場合の、3種類の筬を用いて
それぞれについて製織評価による比較試験を行なった。
まず、第1番目の試験における製織条件は、リードスペ
ース150■、織機回転数80Orpmであり、経糸は
、ポリエステル50デニール18フイラメント、空気交
絡糸で、無撚、無糊とし。
緯糸は、ポリエステル75デニール36フイラメントと
し、生機密度は、経X緯=105x77本/inとして
なるものである。
その評価結果を、第1表に示した。
かかる第1表かられかる通り、経糸毛羽は、ステンレス
製放では、100万ピツク(織布長さで約330m )
当り2.1回であったが1本発明によるジルコニア系セ
ラミック製放では0.35回、炭化チタン系セラミック
製放では0.70回であった。
さらにステンレス製放では、115疋製織の段階で筬羽
にキズが入り、製織不可の状態となり、筬の交換が必要
となったが9本発明のジルコニア系セラミック製放、炭
化チタン系セラミック製放では、前者は800疋を、後
者は700疋を製織しても、筬羽のキズ入りは発生して
いない。また同表で明らかな如く9本発明にかかるセラ
ミックで構成された筬、セラミック複合体で構成された
筬では、摩耗現象は実質的に一切見られず、これに対し
て従来のステンレス製の筬においては明らかな摩耗痕跡
が観察され9両者には歴然とした差があることが確認さ
れた。
実施例2 第2図(C)に示した如きステンレス製の筬羽にセラミ
ック素材の粒子をコーティングした筬羽を用いた筬で上
記実施例1と同条件下で試験を実施した。これについて
製織性を評価した結果は実施例1の場合とほぼ同様であ
って、500疋製織しても、摩耗痕跡は観察できず、経
糸毛羽停台も100万ビツク(織布長さ約330m)当
り0.25回と非常に良好なものであった。
(発明の効果) 上述した本発明による筬は、耐蝕性が高く、かつ高い耐
摩耗性、靭性、及び可塑性によりその寿命を著しく延長
するものであり、高速回転にて製織をなす無杼織機に最
適に使用できるものであり。
ひいては、織機効率を大幅に向上し得ると共に。
生機品質の向上を図ることができるものであってこれら
が相乗効果として、無杼織機の本来もつ高生産性、低コ
ストという特徴を如何なく発揮せしめ得ることになる。
もちろん、従来シャツトル織機に使用されてもその効果
は同様である。
なお、ちなみに実施例1のデータに基づくコストモデル
試算を行なうと、同データにより8o。
疋製織する場合、従来のステンレス製放では7枚必要で
あり、これに対して本発明のジルコニア系セラミック筬
は多くとも1枚でよい。また筬交換に必要な人件費及び
織機効率ダウンに伴なう製織コストアップ分を含め人件
費とし、C反率アップ分も原料代は含まず織工賃のみ差
し引き、しかして計算される筬交換にょる製織コストア
ップ分を第2表に示した。
かかる第2表によると、1例データではあるが。
ジルコニア系セラミック筬を使用することによりステン
レス製放を使用したときよりも、筬に関係する製織コス
トは、1疋当り、196円の製織コストダウンにつなが
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、無杼織機のうち特にウォータジェットルーム
の製織機構について説明をする概略斜視図である。 第2図(A) 、 (B) 、 (C)は、筬羽の断面
形状を示すものである。 第3図は、筬羽の一部に本発明にかかるセラミック製筬
羽を使用したときの使用例を示す液圧面図である。 第4図は、織縮みによる筬入れ幅と織當幅の相異を説明
するモデル図である。 1:緯糸チーズ   12:綜絖 13:筬       14:杼口 15:織物       16:ジエツトノズル17:
緯糸       18:経糸 特許出願人  東 し 株 式 会 社71図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)筬羽のうち少なくとも1枚以上が、セラミツクス
    またはセラミツクス複合体で構成されてなることを特徴
    とする織機用筬。
JP3883185A 1985-03-01 1985-03-01 織機用筬 Pending JPS61201054A (ja)

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JP3883185A JPS61201054A (ja) 1985-03-01 1985-03-01 織機用筬

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JP3883185A JPS61201054A (ja) 1985-03-01 1985-03-01 織機用筬

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JP3883185A Pending JPS61201054A (ja) 1985-03-01 1985-03-01 織機用筬

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63270843A (ja) * 1987-04-28 1988-11-08 東レ株式会社 無杼織機
US5511587A (en) * 1990-09-28 1996-04-30 Citizen Watch Co., Ltd. Wear-resistant reed for a high-speed loom
CN103820929A (zh) * 2014-03-18 2014-05-28 湖州润源丝织有限公司 一种喷水织机异形筘干燥结构

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831141A (ja) * 1981-08-07 1983-02-23 帝人株式会社 流体噴射織機用筬
JPS6052658A (ja) * 1983-08-26 1985-03-25 大阪富士工業株式会社 金筬およびその製造方法

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