JPS63270844A - 織機 - Google Patents
織機Info
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- JPS63270844A JPS63270844A JP10707587A JP10707587A JPS63270844A JP S63270844 A JPS63270844 A JP S63270844A JP 10707587 A JP10707587 A JP 10707587A JP 10707587 A JP10707587 A JP 10707587A JP S63270844 A JPS63270844 A JP S63270844A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、特に筬羽形状に特徴のある織機に関するもの
である。
である。
(従来技術)
従来、製織に際して用いられる筬は、筬羽形状で言えば
、シャツトル織機であれあるいは無杼織機であれ、同一
形状の筬羽が所定枚数だけ端から端まで並んでなる均一
、一様な構造のものであり、そのような筬が当然のこと
として古くから使用されてきたものであり、それが、筬
についてのこの業界における専らの技術常識でもあった
のである。
、シャツトル織機であれあるいは無杼織機であれ、同一
形状の筬羽が所定枚数だけ端から端まで並んでなる均一
、一様な構造のものであり、そのような筬が当然のこと
として古くから使用されてきたものであり、それが、筬
についてのこの業界における専らの技術常識でもあった
のである。
(発明が解決しようとする問題点)
一方、実際に織機を稼動させて製織を行なっていると、
特に、筬によってもたらされる不都合というわけではな
いものの、一般的現象として製織性を低下させているい
くつかの要因、現象があるものである。
特に、筬によってもたらされる不都合というわけではな
いものの、一般的現象として製織性を低下させているい
くつかの要因、現象があるものである。
たとえば、織物の両端の耳部になるところの一番外側に
位置する経糸が、織機稼動中において織込まれて組織さ
れる以前において、非常にゆるみ(経糸ゆるみ)を生じ
やすいという現象がある。
位置する経糸が、織機稼動中において織込まれて組織さ
れる以前において、非常にゆるみ(経糸ゆるみ)を生じ
やすいという現象がある。
この現象は、シャツトル織機でもあるいは無杼織機でも
ある程度は認められるものであるが、特に、シャツトル
を使わずに非常に高い回転数で緯糸を打込んで製織をな
していく無杼織機においては、次の(1)〜(3)に記
載するような問題を招くことがあって、織機停台の致命
的原因ともなるものであった。
ある程度は認められるものであるが、特に、シャツトル
を使わずに非常に高い回転数で緯糸を打込んで製織をな
していく無杼織機においては、次の(1)〜(3)に記
載するような問題を招くことがあって、織機停台の致命
的原因ともなるものであった。
すなわち、
(1) 特に、ウォータージェットルームにおける水
噴射ノズル側(緯糸挿入側)の耳部経糸のゆるみは、正
常な経糸開口を不可能なものにし、緯糸挿入時において
ゆるんだ耳部経糸に緯糸が当たつ、で、正常な緯入れを
することが全くできない。
噴射ノズル側(緯糸挿入側)の耳部経糸のゆるみは、正
常な経糸開口を不可能なものにし、緯糸挿入時において
ゆるんだ耳部経糸に緯糸が当たつ、で、正常な緯入れを
することが全くできない。
これはまた、反ノズル側(緯糸到達側)におGプる耳部
経糸のゆるみについても言えることである。
経糸のゆるみについても言えることである。
(2) 耳部経糸のゆるんだままに製織された織物を
仕上げ加工に供する際には、耳部分が完全に組織されて
いないために、該耳組織がさらに乱れることもあり、こ
れが製品の品位を低下させ、また作業の不安定としづら
さをも招く。
仕上げ加工に供する際には、耳部分が完全に組織されて
いないために、該耳組織がさらに乱れることもあり、こ
れが製品の品位を低下させ、また作業の不安定としづら
さをも招く。
(3) 耳部経糸がゆるんだまま高速で製織すると、
その糸が毛羽等を発生して、さらには断糸となることも
ある。特に、合成繊維のマルチフィラメント糸条を経糸
に用いているときには、1本1本のフィラメントは非常
に切れやすいものであり、そして、いったん1本でもフ
ィラメントが切れてしまうとそれは無限長の連続繊維で
あるために、自然に成羽内に導かれて修復されるという
ことも少なく、ズルズルと切れたフィラメントがたまっ
ていき、これがさらに、開口不良や他フィラメント切れ
などの不都合を招くことになる。
その糸が毛羽等を発生して、さらには断糸となることも
ある。特に、合成繊維のマルチフィラメント糸条を経糸
に用いているときには、1本1本のフィラメントは非常
に切れやすいものであり、そして、いったん1本でもフ
ィラメントが切れてしまうとそれは無限長の連続繊維で
あるために、自然に成羽内に導かれて修復されるという
ことも少なく、ズルズルと切れたフィラメントがたまっ
ていき、これがさらに、開口不良や他フィラメント切れ
などの不都合を招くことになる。
などである。
本発明者らは、上記したような耳部経糸のゆるみ現象が
もたらす数々の不都合を解消し、良好な製織性を得るべ
く鋭意検討をした結果、従来は特別には注目されること
のなかった筬をうまく利用することにより、耳部経糸の
ゆるみ現象をほとんど無くすることができるという知見
を19で、本発明に到達したものである。
もたらす数々の不都合を解消し、良好な製織性を得るべ
く鋭意検討をした結果、従来は特別には注目されること
のなかった筬をうまく利用することにより、耳部経糸の
ゆるみ現象をほとんど無くすることができるという知見
を19で、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明の目的は、上記したような点に鑑み、
織機稼動中の耳部経糸ゆるみをほとんど皆無にして、耳
組織を完全なものとして、極めて高い製織性を得ること
を可能にする新規な織機を提供せんとするものである。
織機稼動中の耳部経糸ゆるみをほとんど皆無にして、耳
組織を完全なものとして、極めて高い製織性を得ること
を可能にする新規な織機を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段)
上記した目的を達成する本発明の織機は、以下の構成か
らなる。
らなる。
すなわち、本発明の織機は、ノズル側の端部に位置する
成羽の少なくとも数枚の成羽奥ゆきが、織地側に長くな
っている筬を用いてなることを特徴とする織機である。
成羽の少なくとも数枚の成羽奥ゆきが、織地側に長くな
っている筬を用いてなることを特徴とする織機である。
(作用)
以下、図面等に基づいて、ざらに詳しく本発明の織機に
ついて説明をする。
ついて説明をする。
第1図は、本発明の#II機を特に無杼織機にて構成し
て製織をなす際における緯糸と成羽、および生機との関
係をモデル的に説明する織機要部の1例概略平面図であ
り、1はウォータージェットノズル、2は成羽、3は織
地でめりいわゆる織前と呼ばれる側である。
て製織をなす際における緯糸と成羽、および生機との関
係をモデル的に説明する織機要部の1例概略平面図であ
り、1はウォータージェットノズル、2は成羽、3は織
地でめりいわゆる織前と呼ばれる側である。
矢印Cは経糸の進む方向を示し、太線4は打込まれる直
前の緯糸を示しており、この図に示した筬において、ノ
ズル側の端部に位置する成羽が幅Wを持つところの少な
くとも数枚の波調の奥ゆきが織地側に長くなっているも
のである。
前の緯糸を示しており、この図に示した筬において、ノ
ズル側の端部に位置する成羽が幅Wを持つところの少な
くとも数枚の波調の奥ゆきが織地側に長くなっているも
のである。
このような筬を用いている本発明の織機によって製織し
ているときの、織地端や打込まれる前後の緯糸の相互間
の形態や挙動をみると、まず、緯糸が打込まれた織物の
緯糸最終糸を見る限り、第1図の太線へに示すような形
状となっているものである。そして、次の緯糸4が、該
太線Aにて示した形状に沿い打込まれていくため、該緯
糸4において1番先に織物に当たる部分はB点となり、
さらにこれが打込まれていくにつれて、打込まれる前は
ほぼ直線状と言えるものだった緯糸4が、曲線Aの形状
に伸ばされて打込まれるという結果になるものである。
ているときの、織地端や打込まれる前後の緯糸の相互間
の形態や挙動をみると、まず、緯糸が打込まれた織物の
緯糸最終糸を見る限り、第1図の太線へに示すような形
状となっているものである。そして、次の緯糸4が、該
太線Aにて示した形状に沿い打込まれていくため、該緯
糸4において1番先に織物に当たる部分はB点となり、
さらにこれが打込まれていくにつれて、打込まれる前は
ほぼ直線状と言えるものだった緯糸4が、曲線Aの形状
に伸ばされて打込まれるという結果になるものである。
そして、打込みを完了した筬が俊退したとき、最後に打
込まれた緯糸は、上記により伸ばされた分の何%かが縮
もうとするものであり、このときに該緯糸張力が高くな
ることから耳部経糸の構造が経曲り構造となって、その
蓄積が耳部経糸の張力アップとなって、耳組織が完全と
なって経糸ゆるみなどの欠点が出なくなるのである。
込まれた緯糸は、上記により伸ばされた分の何%かが縮
もうとするものであり、このときに該緯糸張力が高くな
ることから耳部経糸の構造が経曲り構造となって、その
蓄積が耳部経糸の張力アップとなって、耳組織が完全と
なって経糸ゆるみなどの欠点が出なくなるのである。
また加えて、第1図に示したように、耳部の織地端が若
干ではあるが、内側(織前側)に入っているため、その
分、経糸開口時の開口量が大きくなるものであり、これ
により緯入れが容易になり製織性を高めることができる
こととなる。
干ではあるが、内側(織前側)に入っているため、その
分、経糸開口時の開口量が大きくなるものであり、これ
により緯入れが容易になり製織性を高めることができる
こととなる。
上記の通り、本発明の織機によれば、簡単な構成により
、耳部経糸の張力アップと経糸開口量アップを図ること
ができ、これらの効果が相俟って大きな製織性向上が達
成できるのである。
、耳部経糸の張力アップと経糸開口量アップを図ること
ができ、これらの効果が相俟って大きな製織性向上が達
成できるのである。
なお、本発明の織機において、反ノズル側(緯糸到達側
)の筬端部に位置する成羽のうちの少なくとも数枚の成
羽の奥ゆきについても織地側に長く構成せしめると、反
ノズル側耳部経糸の張力アップを達成することができ、
両端耳組織の完全化が達成できるので、より好ましいも
のである。
)の筬端部に位置する成羽のうちの少なくとも数枚の成
羽の奥ゆきについても織地側に長く構成せしめると、反
ノズル側耳部経糸の張力アップを達成することができ、
両端耳組織の完全化が達成できるので、より好ましいも
のである。
本発明の織機は、無杼織機においてもあるいはシャトル
織機においても構成することができる。
織機においても構成することができる。
特に、無杼織機において構成した場合にはその高い生産
性と相俟って非常に効果的なものである。
性と相俟って非常に効果的なものである。
本発明の織機を構成するに際し、筬や成羽の具体的形状
、形態は、第1図に示したもののみに特に限定されるも
のではなく、本発明の効果が損われない範囲内で他の形
状、形態を採用しても差支えない。また、成羽の材質も
、工作のしやすさや耐久性などからみて、金属やセラミ
ックスなど適宜好適なものを選択して使用すればよいも
のである。
、形態は、第1図に示したもののみに特に限定されるも
のではなく、本発明の効果が損われない範囲内で他の形
状、形態を採用しても差支えない。また、成羽の材質も
、工作のしやすさや耐久性などからみて、金属やセラミ
ックスなど適宜好適なものを選択して使用すればよいも
のである。
(発明の効果)
以上述べた通りの本発明の織機によれば、織は稼動中の
耳部経糸ゆるみをほとんど皆無にして、耳組織を完全な
ものになし)qることにより、従来の耳部経糸ゆるみに
基づく不都合が解決され、極めて高い製織性を得ること
を可能にするものである。
耳部経糸ゆるみをほとんど皆無にして、耳組織を完全な
ものになし)qることにより、従来の耳部経糸ゆるみに
基づく不都合が解決され、極めて高い製織性を得ること
を可能にするものである。
本発明を実施するに当っては、成羽形状を特殊なものに
なした筬を使用するだけという簡単な手段でもって実施
できるのであり、従来の織機の機構が大幅に変更される
というものでもなく、また、従来の織機をそのまま利用
する場合でも複雑な装δ上の改造や繁雑な作業など特別
に6釈のない極めて簡易なものである。
なした筬を使用するだけという簡単な手段でもって実施
できるのであり、従来の織機の機構が大幅に変更される
というものでもなく、また、従来の織機をそのまま利用
する場合でも複雑な装δ上の改造や繁雑な作業など特別
に6釈のない極めて簡易なものである。
本発明の織機によれば、高い製織性を得ることができ、
特に、近年生産性の高さから広く業界に普及してきた無
杼織機において本発明を採用すれば、その高い生産性と
省力化を如何なく発揮し得ることとなる。
特に、近年生産性の高さから広く業界に普及してきた無
杼織機において本発明を採用すれば、その高い生産性と
省力化を如何なく発揮し得ることとなる。
第1図は、本発明の織機を特に無杼織機にて構成して製
織をなす際における緯糸と成羽、および生機との関係を
モデル的に説明する織機要部の1例概略平面図である。 1:ウォータージェットノズル 2:成羽 3:織地 4:打込まれる直前の緯糸 A:製織されている織物中における緯糸最終糸が示す形
状 B:打込まれる直前の緯糸が1番先に織物に当たる部分 C:経糸の進む方向 W:成羽の奥ゆきが織地側に長く構成されている部分の
筬幅
織をなす際における緯糸と成羽、および生機との関係を
モデル的に説明する織機要部の1例概略平面図である。 1:ウォータージェットノズル 2:成羽 3:織地 4:打込まれる直前の緯糸 A:製織されている織物中における緯糸最終糸が示す形
状 B:打込まれる直前の緯糸が1番先に織物に当たる部分 C:経糸の進む方向 W:成羽の奥ゆきが織地側に長く構成されている部分の
筬幅
Claims (2)
- (1)ノズル側の端部に位置する筬羽の少なくとも数枚
の筬羽奥ゆきが、織地側に長くなっている筬を用いてな
ることを特徴とする織機。 - (2)無杼織機であることを特徴とする特許請求の範囲
第(1)項記載の織機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10707587A JPS63270844A (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 織機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10707587A JPS63270844A (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 織機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63270844A true JPS63270844A (ja) | 1988-11-08 |
Family
ID=14449846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10707587A Pending JPS63270844A (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 織機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63270844A (ja) |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP10707587A patent/JPS63270844A/ja active Pending
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