JP2002161454A - フィラメント織物の製織方法 - Google Patents

フィラメント織物の製織方法

Info

Publication number
JP2002161454A
JP2002161454A JP2000360737A JP2000360737A JP2002161454A JP 2002161454 A JP2002161454 A JP 2002161454A JP 2000360737 A JP2000360737 A JP 2000360737A JP 2000360737 A JP2000360737 A JP 2000360737A JP 2002161454 A JP2002161454 A JP 2002161454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
weaving
woven fabric
yarn
warp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000360737A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Ikeda
昌義 池田
Hikohiro Kojima
彦大 小嶋
Toshio Yamaoku
俊夫 山奥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2000360737A priority Critical patent/JP2002161454A/ja
Publication of JP2002161454A publication Critical patent/JP2002161454A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Woven Fabrics (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バラビケ欠点を発生させることなく、開口タイ
ミングを早めることで起こる従来の問題を解決し、致命
的なオサ摩耗を低減可能にするフィラメント織物の製織
方法を提供する。 【解決手段】タテ糸とヨコ糸がフィラメント糸からなる
織物をウオ−タジェットルームを用いて製織するに際
し、織機の開口タイミングを300°〜340°とし、
かつヨコ入れ用ノズルの噴射口中心線からクロスフエル
までの距離を30mm以下でヨコ入れすることを特徴と
するフィラメント織物の製織方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に、タテ糸が
フィラメント生糸使いで、ヨコ糸がフィラメント生糸ま
たは捲縮糸もしくは嵩高加工糸を用いた平組織の織物に
おいてしばしば発生するバラビケと呼ばれる織物欠点を
防止するのに好ましく用いることができるフィラメント
織物の製織方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バラビケ欠点は、織物表面のヨコ方向に
一見ヒケ状の間隔ムラを有する欠点であり、タテ糸フィ
ラメント生糸、ヨコ糸にフィラメント生糸または捲縮嵩
高加工糸を用いた平組織の織物において、原糸油剤や水
質、水温、室温などが複雑に関連してバラビケ欠点が発
生しやすくなるとされている。 これを解消する手段と
して従来は織機条件となる開口タイミングを早めて製織
することが、バラビケ欠点を発生しにくくすることに有
効であることが経験的に知られている。
【0003】しかし、この方法は開口タイミングを早め
ることでビーティングポイントでのオサ羽とタテ糸、ヨ
コ糸の擦過が拡大することからオサ傷が発生しやすくな
る問題を有している。
【0004】オサ傷は製織上、タテ毛羽立ちや糸切れの
原因となり、筬の耐久性が織機の作業能率や製織コスト
に大きく影響を与え、継続安定稼働できない致命的な問
題となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、バラ
ビケ欠点を発生させることなく、上述した開口タイミン
グを早めることで起こる従来の問題を解決し、致命的な
オサ摩耗を低減可能にするフィラメント織物の製織方法
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は以下の構成を採用する。 すなわち、タテ
糸とヨコ糸がフィラメント糸からなる織物をウオ−タジ
ェットルームを用いて製織するに際し、織機の開口タイ
ミングを300°〜340°とし、かつヨコ入れ用ノズ
ルの噴射口中心線からクロスフエルまでの距離を30m
m以下にすることを特徴とするフィラメント織物の製織
方法である。
【0007】また、上記フィラメント織物の製織方法に
おいて、ヨコ入れ用ノズルの噴射口から織耳部までの距
離を30mm以下でヨコ入れすることが好ましい。
【0008】さらには、噴射開始角度を50°〜80°
とし、かつ飛走終了角度を270°〜290°とすると
することが好ましい。
【0009】また、噴射水の先行角を10°以下とする
ことがバラビケ防止に対して好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いるウォータジェット
ルームは、噴射水によりヨコ入れされることから合成繊
維フィラメント織物の高速製織に適した織機である。
【0011】一方、タテ糸およびヨコ糸は水による湿潤
状態下での製織となるため、原糸油剤成分や使用する水
質、水温、あるいは室温などが複雑に関係してバラビケ
発生の有無やバラビケ強度の強弱に影響してくる。
【0012】特に原糸油剤成分と水質の関係は深く、水
の硬度分(Mg+ 、Ca+ )と原糸油剤成分が塩(スカ
ム)を形成することで筬羽への固着汚れとなりがちであ
り、製織性に悪影響を及ぼすため、通常は硬度分を排除
した軟水が使用される。
【0013】ところが、バラビケ欠点は従来より軟水使
用時に起こり易い欠点として知られている。
【0014】またバラビケ欠点は水温との関係も深く、
水温が低いと発生し易く、水温が30℃以上になると目
立たなくなる傾向がある。
【0015】さらには織機回転数が高速になればなるほ
どバラビケが目立ち易いことが判っている。
【0016】従来バラビケ欠点について、これら現象的
にはいくつか判っているものの、本質的発生メカニズム
が解明されていないため、本質的対策が取れていないの
が実状である。
【0017】本発明者らはタテ糸とヨコ糸がフィラメン
ト糸からなる織物をウオ−タジェットルームを用いて高
速製織するに際し、品質上問題となるバラビケ欠点の発
生メカニズムにつき高速度カメラを用い徹底的に観察、
解析を行う課程で、次のような新しい知見を得た。
【0018】すなわち、ヨコ糸はオサにより一旦打ち込
まれた後、多かれ少なかれ打ち戻り現象を生じること、
およびピック毎に微妙に打ち戻り量にバラツキがあると
ともに、その打ち戻り量のバラツキが大きく、かつ打ち
戻り量の大きい箇所にヨコ糸の密度差(すなわちヨコ糸
の間隔ムラ)を生じ、これがバラビケ欠点になることが
判明した。
【0019】この発生メカニズムを判りやすくするため
に織物が形成される状態の断面図を模式的に図4に示し
説明する。
【0020】図4のAにおいて4はオサ2の前進によっ
て打ち込まれつつあるヨコ糸であり、4’はその前に打
ち込まれたヨコ糸を示し、3はタテ糸、2はオサを示
す。
【0021】またAは先に打ち込まれたヨコ糸4’が他
のピックより異常に打ち戻る場合(c)を示し、Bは打
ち込み中のヨコ糸4がビーティングポイントに到達した
時、前のピックにタテ糸の緩みが生ずる様子を示す。ま
たCはオサ2が打ち込みを終え後退し、タテ糸の緩みが
伸ばされてヨコ糸を押し戻す様子を示す。この場合に前
に打ち込まれたヨコ糸4’ともう1つ前に打ち込まれて
いるヨコ糸4”の間隔が他のピックより異常に間隔が広
くなり結果として間隔ムラすなわちバラビケ部(d)と
なることをが確認できた。
【0022】ここでピック毎に打ち戻り量にバラツキを
生じる原因をさらに追求した結果、次のことが明かとな
った。
【0023】すなわち、水噴射によりヨコ入れするウォ
ータジェットルームで製織する場合の特有の現象で、水
で濡れた時のタテ糸とヨコ糸の摩擦挙動と深く拘わって
いることを見つけた。
【0024】本発明者らの実験によれば、湿潤時の摩擦
係数、特にタテ糸とヨコ糸のスティック・スリップ特性
の高低のバラツキが小さいもの程、バラビケは目立たな
いことが判った。
【0025】本発明者らは、新たに見いだしたバラビケ
欠点の発生メカニズムにヒントを得て2つの異なる発想
に至った。すなわち1つはたとえ打ち戻りのバラツキが
少々生じたとしても正規のヨコ糸の位置に物理的に誘導
し易い手段を見つけること、もう1つは湿潤時のタテ糸
とヨコ糸のスティック・スリップ特性のバラツキを押さ
える手段を見つけることである。
【0026】1つ目のたとえ打ち戻りのバラツキが少々
生じたとしても正規のヨコ糸の位置に物理的に誘導する
手段について述べる。
【0027】図2は開口タイミングおよびヨコ入れタイ
ミングを織機角度で例示したダイヤグラムである。13
は本発明の開口タイミング、13’は従来の開口タイミ
ングを示す。
【0028】織機条件面からの対応として、開口タイミ
ングを340°以下さらに望ましくは330°以下に早
め、タテ糸がヨコ糸を保持した状態でビーティングさせ
ることにより、ヨコ糸の跳ね返りを阻止し、打ち戻りの
バラツキを押さえて、バラビケを軽減させる方法であ
る。また、開口タイミングを300°より早く閉じる
と、バラビケ軽減に効果大である反面、ヨコ入れ時、ノ
ズルから噴射された水が、タテ糸左端入口での開口量が
狭くなっていることから、噴射水がタテ糸に当たること
になり、実際製織不可能となる。そのため、開口タイミ
ングは300°〜340°とするものである。
【0029】一方、この手段の大きな問題点として、タ
テ糸張力が上昇する段階でビーティングするために、ヨ
コ糸ビーティング張力上昇と相まって、タテ糸、ヨコ糸
およびオサとの擦過を増長させオサ傷発生の問題を抱え
ている。
【0030】これを解決する手段としては、図1におい
てヨコ糸噴射位置とビーティングポイントを近づけるこ
と、すなわちヨコ入れ用ノズルの噴射口中心線からクロ
スフエルまでの距離bを従来のものは40mm以上であ
ったが、本発明においては、30mm以下さらに好まし
くは15mm〜30mmにすることで、ビーティング時
のタテ糸3、ヨコ糸4およびオサ2との擦過長が短くな
り擦過抵抗を減少させることができる。その結果、打ち
戻りのバラツキも低くでき、かつオサ摩耗軽減が可能で
ある。なお、クロスフエルとはビーティングポイントで
ヨコ糸を打込むとき、水平ワープライン上であるよう
に、織前を安定させるため、織り幅方向と平行にして、
織物下部に取付けたバータイプのものである。ビーティ
ングポイントであるリード最前進位置とクロスフェル位
置は、ほぼ同等と見なしている。
【0031】さらに後述する、織り込まれる時のタテ糸
とヨコ糸のクリンプバランスを取る方法としてのヨコ糸
張力を下げる方法がオサ傷防止にも極めて有効である。
【0032】もう一つの湿潤時のタテ糸とヨコ糸のステ
ィック・スリップ特性の高低バラツキ押さえる方法とし
ては、原糸油剤に改良を加えるのが最良であるが、使用
される全ての原糸に適用することは製糸性や高次通過性
の面で問題が多く現実的には不可能である。
【0033】より現実的にはタテ糸やヨコ糸に高次で追
油する方法があるが、付着量のバラツキが大きかった
り、織機上での汚れ発生等の新たな問題が生じ、コスト
的にも不利である。
【0034】本発明者らは、湿潤時のタテ糸とヨコ糸の
スティック・スリップ特性の高低バラツキを押さえる方
法として、織り込まれる時のタテ糸とヨコ糸のクリンプ
状態に着目し、鋭意検討を行った結果、タテ糸とヨコ糸
のクリンプバランスを取ることが、正規の位置へのヨコ
糸の収まりを良くすることに極めて有効であることを見
い出した。
【0035】従来は高速製織時、ヨコ糸のピーク張力が
上がるため、織物はヨコ糸クリンプが小さく、タテ糸ク
リンプが大きい、いわゆるタテ曲がり構造となるためス
ティック・スリップ特性の高低バラツキが大きく、結果
としてヨコ糸の打ち戻り量が大きくなる。
【0036】織り込まれる時のタテ糸とヨコ糸のクリン
プバランスを取る方法としては、ヨコ糸張力を低下さ
せ、ヨコ糸クリンプを大きくすることが有効である。
【0037】ヨコ糸張力を下げる方法としては、織機の
高速度下においてもヨコ入れ搬送水の速度をできるだけ
遅くし、かつヨコ入れエネルギーをできるだけ抑える考
えである。
【0038】まずヨコ入れ搬送水の速度を遅くできるよ
うに、図1において、ヨコ入れ用ノズル噴射口6から織
耳部7までの距離aを従来のものは40mmであった
が、本発明においては30mm以下とすることが好まし
い。すなわち、このことによりヨコ入れの噴射開始時間
を早めることが可能となり、ヨコ入れのための時間が稼
げるのである。
【0039】さらに望ましい条件として、先に述べたヨ
コ入れ用ノズルの噴射口中心線からクロスフエルまでの
距離を30mm以下さらに好ましくは15mm〜30m
mにすることが、ヨコ入れの噴射開始時間を早めること
も可能となりヨコ入れのための時間が稼ぐためにも極め
て有効である。
【0040】また図2において、9は本発明の噴射開始
角度であり、9’は従来の噴射開始角度である。また1
1は本発明の飛走終了角度であり、11’は従来の飛走
終了角度を示す。またAは本発明の飛走角でBは従来の
飛走角である。
【0041】従来の噴射開始角度が90°以上と遅く、
また飛走終了角度が260°以下と早いのに対し、本発
明は噴射開始角度を80°以下に早め、かつ飛走終了角
度を270°以上に遅くすることを特徴とする。このこ
とによりヨコ入れのための時間が稼げるため、ヨコ入れ
搬送水の速度を遅くすることが可能となり、結果として
ヨコ糸張力を下げることが可能となる。
【0042】本発明においては、噴射開始角度を50°
〜80°とし、かつ飛走終了角度を270°〜290°
とすることが好ましい。ちなみに、噴射開始角度が50
°より早くなった場合、噴射水がノズル側入り口タテ糸
に当たることでヨコ入れ不可能となり、また飛走終了角
度が290°より遅くなった場合、ヨコ糸飛走ムラを誘
発することから、両者いずれかの条件であっても好まし
くない。
【0043】さらには従来15°以上とっていた噴射水
の先行角を、本発明においては10°以下好ましくは0
°とすることが、ヨコ入れのための時間を稼ぎ、ヨコ入
れ速度を遅くするのに有効である。
【0044】図3にウオータジェット・ルームのヨコ入
れ時のヨコ糸張力変化の一例を示す。横軸は織機1回転
に相当する織機角度で、縦軸はヨコ糸張力の変化を示
す。
【0045】従来の飛走角Bの場合、ヨコ入れ時間が短
いためピーク張力13’が非常に高くなるが、本発明で
は飛走角Aの如く飛走時間が長くとれるため、ピーク張
力13が低く抑えられる。
【0046】以上のように、ヨコ糸張力を低減させるこ
とで、織物のヨコ糸クリンプが大きくなり、タテ糸クリ
ンプとのバランスがとれ、いわゆるタテ・ヨコ曲がり構
造となるためスティック・スリップ特性の高低バラツキ
が小さく、ヨコ糸の打ち戻り量が小さくなる。
【0047】また以上のヨコ糸張力を下げる方法が、い
ずれもオサ傷防止にも極めて有効である。
【0048】
【実施例】タテ糸として、ポリエステルマルチフィラメ
ント糸の無撚無糊糸(56dtex−18F−丸断面
糸)を用い、ヨコ糸としてポリエステル仮撚交絡糸(1
67dtex−48F、丸断面糸)を用いて、下記条件
により平織物を下記条件で製織した。
【0049】 織物規格:生機タテ密度 :101本/25mm×ヨコ密度62本/25mm 生機幅 :166cm 織機機種:ウォータジェット・ルーム (津田駒工業製) リードスペース:180cm 製織条件:織機回転数 :600rpmと800rpm おさ入れ幅 :168cm 製織長 :1000m/水準 上記条件の下で、織機の開口タイミング、ヨコ入れ用ノ
ズルの噴射口中心線からクロスフエルまでの距離、ヨコ
入れ用ノズル噴射口から織耳部までの距離、噴射開始角
度および飛走終了角度、噴射水の先行角をそれぞれ変化
させ、バラビケおよびオサ傷について評価を行った。結
果を表1に示す。
【0050】表1に示す如く本発明の範囲内に入るよう
に製織した実施例1、2、3、4は、いずれもバラビケ
は、A反クラスないし少なくともB反クラスの合格反レ
ベルであった。
【0051】しかし従来条件の本発明の範囲外の比較例
1は、バラビケ品位がW2 でC反クラスの不合格反であ
った。また比較例1の開口タイミングのみ350°から
320°に早めた比較例2はバラビケ品位はW0 〜W1
に向上するもののオサ傷が発生し問題であった。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明のフィラメント織物の製織方法
は、タテ糸無糊糸使いで織機の高速化に伴い発生し易い
品質上の致命的欠点であるバラビケ欠点を防止するもの
であり、さらにヨコ糸張力低減により、オサ摩耗が軽減
でき、かつヨコヒケ軽減にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるウオータジェット・ルームのヨ
コ入れ部の一実施態様例を示す平面図である。
【図2】開口タイミングおよびヨコ入れタイミングを織
機角度で例示したダイヤグラムである。
【図3】ウオータジェット・ルームヨコ入れ時のヨコ糸
の張力変化の一例を示すチャートである。
【図4】本発明におけるバラビケ欠点の発生メカニズム
を説明するための織物が形成される状態を模式的に示し
た織物断面図である。
【符号の説明】
1 :水噴射ノズル 2 :リード(最後部位置) 2’:リード(クロスフェル位置) 3 :経糸 4 :ヨコ糸 5 :織物 6 :ノズルの噴射口 7 :織耳部 8 :クランパー 9 :本発明の噴射開始角度 9’:従来の噴射開始角度 10 :本発明のクランパー開角度 10’:従来のクランパー開角度 11 :本発明の飛走終了角度 11’:従来の飛走終了角度 12 :本発明の先行角 12’:従来の先行角 13 :本発明の開口タイミング 13’:従来の開口タイミング a :ノズルの噴射口から織耳部までの距離 b :ノズルの噴射口中心線からクロスフェルまでの距
離 c :打ち戻り部 d :バラビケ部 A :本発明の飛走角 B :従来の飛走角 C :本発明のヨコ糸張力変化 D :従来のヨコ糸張力変化
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L048 AA20 AB07 AB08 AB13 AB21 BA01 BA02 BC00 CA15 EA01 4L050 AA16 CB82 EA01 ED05 ED12 ED34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タテ糸とヨコ糸がフィラメント糸からなる
    織物をウオ−タジェットルームを用いて製織するに際
    し、織機の開口タイミングを300°〜340°とし、
    かつヨコ入れ用ノズルの噴射口中心線からクロスフエル
    までの距離を30mm以下でヨコ入れすることを特徴と
    するフィラメント織物の製織方法。
  2. 【請求項2】ヨコ入れ用ノズルの噴射口から織耳部まで
    の距離を30mm以下でヨコ入れすることを特徴とする
    請求項1に記載のフィラメント織物の製織方法。
  3. 【請求項3】噴射開始角度を50°〜80°とし、かつ
    飛走終了角度を270°〜290°とすることを特徴と
    する請求項1または2に記載のフィラメント織物の製織
    方法。
  4. 【請求項4】噴射水の先行角を10°以下とすることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィラメン
    ト織物の製織方法。
JP2000360737A 2000-11-28 2000-11-28 フィラメント織物の製織方法 Pending JP2002161454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000360737A JP2002161454A (ja) 2000-11-28 2000-11-28 フィラメント織物の製織方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000360737A JP2002161454A (ja) 2000-11-28 2000-11-28 フィラメント織物の製織方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002161454A true JP2002161454A (ja) 2002-06-04

Family

ID=18832283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000360737A Pending JP2002161454A (ja) 2000-11-28 2000-11-28 フィラメント織物の製織方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002161454A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019146286A1 (ja) * 2018-01-26 2020-11-19 東レ株式会社 基布、ジェットルームおよび基布の製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62153382A (ja) * 1985-12-27 1987-07-08 Terunaito:Kk 懸濁液用起泡剤
JPH02169742A (ja) * 1988-12-16 1990-06-29 Asahi Chem Ind Co Ltd ウォータージェットルームによるモノフィラメント製織方法
JPH03174054A (ja) * 1989-11-29 1991-07-29 Asahi Chem Ind Co Ltd 流体噴射織機の製織方法
JPH09195148A (ja) * 1996-01-19 1997-07-29 Tsudakoma Corp ジェットルームの緯糸張力付与装置
JP2000290860A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Toray Ind Inc 織機のイージング装置および製織方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62153382A (ja) * 1985-12-27 1987-07-08 Terunaito:Kk 懸濁液用起泡剤
JPH02169742A (ja) * 1988-12-16 1990-06-29 Asahi Chem Ind Co Ltd ウォータージェットルームによるモノフィラメント製織方法
JPH03174054A (ja) * 1989-11-29 1991-07-29 Asahi Chem Ind Co Ltd 流体噴射織機の製織方法
JPH09195148A (ja) * 1996-01-19 1997-07-29 Tsudakoma Corp ジェットルームの緯糸張力付与装置
JP2000290860A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Toray Ind Inc 織機のイージング装置および製織方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019146286A1 (ja) * 2018-01-26 2020-11-19 東レ株式会社 基布、ジェットルームおよび基布の製造方法
JP7388191B2 (ja) 2018-01-26 2023-11-29 東レ株式会社 基布、ジェットルームおよび基布の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002161454A (ja) フィラメント織物の製織方法
JP5443399B2 (ja) 浴用タオル
JP2002317349A (ja) フィラメント織物の製織方法
JP2584703B2 (ja) 吸水性ポリエステル仮撚糸を用いた織編物の製造法
JPS5988949A (ja) ポリアミドマルチフイラメント糸織物の製造方法
CN111041646A (zh) 一种防钻绒织物及其生产方法
JP4385029B2 (ja) ボディタオル及びボディタオルの製造方法
US2037548A (en) Pile fabric
Purant et al. Study of reed on high speed weaving machines
JPH0152496B2 (ja)
JP6926586B2 (ja) 織物の製造方法
JP2004300643A (ja) 織物の製織方法
JPS63270844A (ja) 織機
JPH09119042A (ja) 水流噴射式織機の緯入れ方法とその装置
JP4224188B2 (ja) 織機用タテ糸ヘルド
JPH0135096B2 (ja)
JP2000355850A (ja) エアージェット織機および織物の製造方法
JP2001303396A (ja) フィラメント織物の製織方法および製織用エアジェットルーム
JPS6316496B2 (ja)
JP2003293239A (ja) 織物の製織方法およびウォータージェットルーム
JPS6357534B2 (ja)
CN112877850A (zh) 一种兰精莫代尔精梳棉混纺平纹织物及其生产方法
JP3300260B2 (ja) 織物の製法
JP2006176901A (ja) 染色されたチーズパッケージ
JP2004277906A (ja) ウォータージェットルーム用筬および製織方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101109