JPS605015Y2 - 水噴射式無杼織機における経糸保護装置 - Google Patents

水噴射式無杼織機における経糸保護装置

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Publication number
JPS605015Y2
JPS605015Y2 JP11507679U JP11507679U JPS605015Y2 JP S605015 Y2 JPS605015 Y2 JP S605015Y2 JP 11507679 U JP11507679 U JP 11507679U JP 11507679 U JP11507679 U JP 11507679U JP S605015 Y2 JPS605015 Y2 JP S605015Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warp
water
jet type
shuttleless loom
shielding plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP11507679U
Other languages
English (en)
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JPS5631585U (ja
Inventor
光雄 北島
政行 森崎
正幸 藤原
Original Assignee
ユニチカ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ユニチカ株式会社 filed Critical ユニチカ株式会社
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Publication of JPS5631585U publication Critical patent/JPS5631585U/ja
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  • Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水噴射式無杼織機における経糸保護装置に関す
るものである。
更に詳しくは緯入れに用いるノズルから緯糸と共に噴射
される水によって発生する飛散氷粒が綜絖及び又は綜絖
を通過する迄の経糸群に付着しないように綜絖と筬との
間に着脱自在な飛水遮蔽板を設けた経糸保護装置に関す
るものである。
ここでいう水噴射式無杼織機とはウォータージェットル
ームを意味し、織機回転数は300〜600rpmで、
有杼織機、グリッパ−織機、レイビヤ織機等に比べて数
倍の回転数を有し、緯入れ1ピツクに必要な水量は約2
〜5ccである。
緯入れするノズルより緯糸と共に噴射された水は綜絖に
よって開口する経糸群との接触、緯打ち運動する筬との
接触等によって霧状になった氷粒が飛散する。
飛散する氷粒の量は織機回転数、経糸の開口量、織物幅
、緯入れ1ピツクに使用する水量等によって異なるが、
共通して言えることは緯入れするノズルより噴射された
水はノズル近辺では比較的集束されているが、ノズルか
ら離れるに従って緯糸を挿入するに充分なる効力は保持
しているものの、集束力が減少し、飛走形態が所謂ラッ
パ状となるため、特に半ノズル側近辺では綜絖によって
開口する経糸群への接触、緯打ち運動する筬への接触等
が増加する。
このため飛散する氷粒の量も多くなる。
飛散した水量が綜絖及び又は綜絖を通過する迄の経糸群
に付着した場合、経糸の毛羽立ち、経糸切れによる製織
効率の低下、綜絖同志の引っ付きにより経編、経筋等が
発生し、織物の品位が低下する等非常に悪影響を及ぼす
更に詳しく述べると飛散した氷粒が綜絖を通過する迄の
経糸群に付着すると製織性の向上を目的として該経糸に
付与せしめた糊剤、油剤等の集束剤が該経糸と綜絖との
摩擦により落ちやすくなり、集束剤としての効果が半減
し、毛羽立ち、経糸切れ等の障害を起こす。
又該経糸と綜絖との摩擦によって落ちた集束剤が綜絖に
帯積され、同一ロッド間に通された綜絖同志が引っ付く
という現象が生じ、このため該経糸と綜絖との摩擦抵抗
が大となり、毛羽立ち、経糸切れ等を誘発し、製織効果
の低下を来たすと共に経編、経筋、経吊り等が発生し、
織物の品位が低下する。
飛散した氷粒が綜絖に付着した場合も前記同様の現象が
生じ、製織効果の低下、織物品位の低下の原因となる。
又製織長さが増加するに従い、前記現象は拡大され、製
織不可能になる場合もあり得る。
本考案は斯かる問題に対処すべく為されたものであり、
水噴射式無杼織機の筬と綜絖の間で且つ経糸群の上部の
位置に、経糸の筬通し幅より大なる幅の飛水遮蔽板を着
脱自在に設けてなる水噴射式無杼織機における経糸保護
装置を提供するものである。
以下本考案を実施の一例を示す図面に基づいて説明する
1は左右の綜絖枠ガイド2,2によって固定された綜絖
枠で、該ガイド2,2に夫々ブラケット3,3を取り付
けである。
4は上端に支持棒8を水平に設けたプレート状の飛水遮
蔽板で、支持棒5は該プレート状飛水遮蔽板4の上端で
巻き付けられてその両端5a、5aは該飛水遮蔽板4の
両側から突出している。
この両端5a、5aは前記ブラケット3,3の上端に形
成した凹部3a、3aに上方より嵌入してブラケット3
.3に飛水遮蔽板4が受けられている。
このとき飛水遮蔽板4は綜絖枠1と筬6との間に位置す
る。
従ってこの飛水遮蔽板4はノズル7から噴射された水に
よって発生する飛散氷粒が綜絖8及び又は綜絖8を通過
する迄の経糸群9に付着するのを防止して経糸を保護し
、加えて製織性の向上及び品質の安定を計るものである
ところで前記プレート状飛水遮蔽板4が綜絖1を通過後
の経糸9′に接触しないようにすることが重要である。
該飛水遮蔽板4が該経糸9′に接触すると経糸に毛羽、
糸切れが生じ製織性、品位が低下することがある。
この場合飛水遮蔽板は筬にも接触しないことを最も好ま
しい態様とするが、多少の接触に支障はない。
該飛水遮蔽板4としては水によって損傷を受けない材質
のものであればどのようなものでも良く、又大きさや形
状もその目的に合えばどのようなものでも良いが、少な
くともそ、の幅は経糸の筬通し幅より広いものが必要で
ある。
又前記支持棒5は前記飛水遮蔽板4の自重等で彎曲しな
い程度の曲げ強さを有するものであれば良いが、水によ
って錆が発生しない材質で作られるのが望ましい。
この支持棒5は前述のように両端5a、5aがブラケッ
ト3,3の凹部3a、3aに上方より嵌入して飛水遮蔽
板4の支持が為されているのであるが、ブラケット3に
対する支持棒5の支持は飛水遮蔽板4の脱着が容易に行
なえるものであれば上記以外どのような方法でも良い。
この場合飛水遮蔽板4が例えば高速で緯打ち運動する筬
6によって生ずる風圧や飛散した水等によって生ずる振
動をできるだけ少なくして、該飛水遮蔽板4が筬6、綜
絖枠1に接触しないようにするのが好ましい。
本考案水噴射式無杼織機における経糸保護装置は以上述
べたように実施し得るものであり、種々の集束剤を用い
た経糸についても飛散した氷粒による障害は全く無くな
り、又前記飛水遮蔽板は脱着が簡単に行なえて経糸の切
替、機掛け、清掃等においても何ら支障を来たすことが
なく、従って生産能率が向上し、安定した品質の織物が
得られる。
更に本考案は構造が極めて簡単であるため、取扱いも容
易であり、実用的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示すもので、第1図は側面
図、第2図は正面図、第3図は綜絖枠と綜絖との関係を
示す斜視図、第4図は飛水遮蔽板の正面図、第5図は同
側面図である。 1・・・・・・綜絖枠、2・・・・・・ガイド、3・・
・・・・ブラケット、3a・・・・・・凹部、4・・・
・・・飛水遮蔽板、5・・・・・・支持棒、5a・・・
・・・両端、6・・・・・・筬、7・・・・・・ノズル
、8・・・・・・綜絖、9・・・・・・経糸群。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水噴射式無杼織機の筬と綜絖の間で且つ経糸群の上部の
    位置に、経糸の筬通し幅より大なる幅の飛水遮蔽板を着
    脱自在に設けてなる水噴射式無杼織機における経糸保護
    装置。
JP11507679U 1979-08-20 1979-08-20 水噴射式無杼織機における経糸保護装置 Expired JPS605015Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11507679U JPS605015Y2 (ja) 1979-08-20 1979-08-20 水噴射式無杼織機における経糸保護装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11507679U JPS605015Y2 (ja) 1979-08-20 1979-08-20 水噴射式無杼織機における経糸保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5631585U JPS5631585U (ja) 1981-03-27
JPS605015Y2 true JPS605015Y2 (ja) 1985-02-15

Family

ID=29347312

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11507679U Expired JPS605015Y2 (ja) 1979-08-20 1979-08-20 水噴射式無杼織機における経糸保護装置

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JPS5631585U (ja) 1981-03-27

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