JP2950803B2 - 緯糸入れ装置 - Google Patents

緯糸入れ装置

Info

Publication number
JP2950803B2
JP2950803B2 JP30739897A JP30739897A JP2950803B2 JP 2950803 B2 JP2950803 B2 JP 2950803B2 JP 30739897 A JP30739897 A JP 30739897A JP 30739897 A JP30739897 A JP 30739897A JP 2950803 B2 JP2950803 B2 JP 2950803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
arm
shuttle
frame
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30739897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11140747A (ja
Inventor
明彦 伊豆蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HINAYA KK
Original Assignee
HINAYA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HINAYA KK filed Critical HINAYA KK
Priority to JP30739897A priority Critical patent/JP2950803B2/ja
Publication of JPH11140747A publication Critical patent/JPH11140747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2950803B2 publication Critical patent/JP2950803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、綜絖により上方
と下方に二分された経糸群へ杼によって緯糸を通す緯糸
入れ装置に関する。
【0002】
【背景技術】織物を織成する際、綜絖により上方と下方
に二分された経糸群へ緯糸を通す道具として、従来から
舟形状を呈した杼が使用されている。このものは、緯糸
が巻回された糸管が回動可能に内部に設けられ片側面に
開孔された孔を介して繰出し可能に構成されており、手
動又は周知技術であるバッタン装置等の所望の打出し手
段によって杼口へ打出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの上記
した杼は、杼自体に緯糸を保持する構造のため限られた
長さの緯糸しか保持できない。そのため、糸切れの度に
機織り作業を中止し、上記した糸管に糸を巻回、補充し
てから機織り作業を再開させている。特に広幅の織物を
織成する場合は糸切れが頻繁に生じるため、緯糸の補充
作業に時間と手間をかなり要してしまい、極めて非効率
的である。しかも、このような効率的な問題もさること
ながら、糸切れを起こし機織り作業を一旦中止させる
と、それまで連続していた緯糸の張架状態が開放され、
また新たに織りが始まることにより緯糸の張りが部分的
に相違したり、再開時における筬打ちの打ち込み加減が
微妙に相違したりして織むらが生じてしまうことが往々
にしてあり、均一な織物が織成しずらいといった問題点
を有していた。そこで本発明は、長期に亘って緯糸を補
充することなく連続して織物を織成できる緯糸入れ装置
を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために下記の技術的手段を講じた。 (請求項1)片側面に長手方向に沿って相対する一対の
アームを有し、そのアームに緯糸を引掛けて、筬打ちす
る框の両端部に対向配置された杼箱間を往復走行して綜
絖通しされた経糸群へ緯糸を通す杼と、その杼の外部に
設けられ緯糸が巻回された一対のコーンと、前記杼箱近
傍、且つ、走行側のアームよりも前方に配置されアーム
に引掛けられた緯糸を外す離脱手段とを備え、前記一対
のアームの内走行側とは反対側のアームが前記杼の走行
時にコーンから繰出された緯糸を引掛けると共に、前記
離脱手段が框における筬打ち方向への動作に連動して、
アームに引掛けられた緯糸を外す方向に作動するように
され、その離脱手段は、緯糸掛部を有した回転板が備え
られ、その回転板が筬の筬打ち方向への動作に連動して
緯糸を外す方向に回転し、緯糸掛部が前記アームに引掛
けられた緯糸を外すようにした。 (請求項2)上記一対のコーンを框よりも下方に位置さ
せると共に、前記コーンより経糸群を挟んで両側に両側
に繰出された一対の緯糸をアームにかかるように交互に
吊上げる上下動可能なフック部を走行側のアームを挟ん
で前記離脱手段と対向して設けた。
【0005】上記した技術的手段によれば下記の作用を
奏する。 (請求項1)所望の打出し手段で杼箱の一方に位置した
杼を他方の杼箱に向かって打出すと、杼の側面から突出
した一対のアームの内走行側とは反対側のアームがコー
ンから一方側(杼と同方向)に繰り出された緯糸を引掛
けて、綜絖により上方と下方に二分した経糸群に通しな
がら他方の杼箱に向かって走り杼箱(他方の)内で停止
し、緯糸を引掛けたアームの方向は走行側になる。杼が
停止した状態で筬打ちを行うが、このとき框の筬打ち動
作に連動して離脱手段の回転板が緯糸を外す方向へ回転
して緯糸掛部が走行側のアームに引掛けられた緯糸を外
す。そして、筬打ちを行った後、他方の杼箱に移動した
杼を元の杼箱(一方の)に向かって打出すと、杼の側面
から突出した一対のアームの内走行側とは反対側のアー
ムがコーンから他方側(杼と同方向)に繰り出された緯
糸を引掛けて、綜絖により上方と下方に二分した経糸群
に通しながら他方の杼箱に向かって走り、元の杼箱(一
方の)内で停止する。このときも緯糸を引掛けたアーム
の方向は走行側になり、筬の筬打ち動作に連動して離脱
手段が作動して引掛けてきた緯糸をアーム(走行側)か
ら外す。このようにしてコーンより経糸群を挟んで両側
に繰り出された一対の緯糸を交互に掛脱して、綜絖通し
された経糸群へ一対の緯糸を交互に通し筬打ちを繰り返
すことで織物を織成する。上記回転板を回転させる構造
としては、例えばリミットスイッチやセンサー等を用い
て框の筬打ち動作を感知して電動モーターやソレノイド
により回転板を回転させるようにしたもの、また、回転
板と織機の枠体等の不動部材とを伸縮部材(引っ張りば
ね、ゴムひも等)を用いて連結し、框の筬打ち動作で引
っ張られる伸縮部材の収縮により回転板を引っ張って回
転させるようにしたものなどが挙げられる。 (請求項2)フック部が框よりも下方に位置したコーン
より繰出された緯糸をアームに掛かる高さに吊上げる。
【0006】本発明は、上記技術的手段により下記の利
点がある。 (請求項1)往復走行する杼における一対のアームの走
行側とは反対側のアームが経糸群を挟んで杼の外部に配
置された一対のコーンから両側に繰り出された緯糸を交
互に引掛け、框の筬打ち動作に連動して作動する離脱手
段が走行側のアームに引掛けられた緯糸を外すという動
作を繰り返して織物を織成するため、長期に亘って緯糸
を補充することなく連続して織物を織成できる上に、織
りむらの発生を防止できるから均一な織物が織成するこ
とができる。その上、緯糸は必ず走行側とは反対側のア
ームに引っ掛り、杼箱内での停止状態ではアームに引掛
けられた緯糸が走行側に位置しており、しかも緯通しか
ら続く筬打ちという一連の動作において杼が走行すると
きには緯糸は必ず外れているから、杼の往復動での緯糸
同士の絡まりを防止することができる。しかも、回転板
という簡単な構造で離脱手段を構成することで、メンテ
ナンスや修理が簡単にできる上に、低コストで製作する
ことができる。 (請求項2)更に、緯通しの際に対向するコーンから繰
り出される緯糸を下げておき、杼の走行直前にフック部
で走行側とは反対側のアームにかかる高さに吊上げるよ
うにすることで、緯糸同士の絡まりを防止する上で非常
に有効であるし、緯糸を確実にアームに引掛けるという
ことについても有効である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃び図2に示すように、本発
明にかかる緯糸入れ装置を具備した織機Aを示し、送出
部1と、綜絖部2と、筬部3と、緯糸入れ装置4と、巻
取部5とを備えている。
【0008】送出部1は、複数本の経糸Cが一列状に巻
回され回転可能に支持された糸巻きロール 101が、電動
モータ(図示せず)と連絡されて後述する巻取部5とで
経糸Cに一定の張力を付与するように連係して送出すよ
うになっている。
【0009】綜絖部2は、機枠上部に設けられ電動モー
タに連絡されたクランク(両者とも図示せず)と、中央
部に挿通孔を設けた針金状の綜絖杆(両者とも図示せ
ず)が複数個掛止された複数個の綜絖枠 201とが、ワイ
ヤ 202で連絡されており、クランクとワイヤ 202を介し
て電動モータの回転で夫々の綜絖枠 201が交互に昇降動
して挿通孔に通された(綜絖通し)複数本の経糸Cが上
方と下方に交互に二分されるようになっている。
【0010】筬部3は、框部 301と、杼箱 302と、筬体
303と、駆動機構 304とから構成されている。框部 301
は、機枠M上部に架設された軸棒 305に回動可能に軸支
され所定間隔をおいて垂設された立杆 306の下端部と框
307とがほぞとほぞ穴による係合で固定支持されてお
り、後述する杼 403が二分された下方の経糸Cを挟んで
この框 307上を走行するようになっている。杼箱 302
は、後述するアーム410,410’が巻取部5側にくるよう
に載置され框307端部に走行してきた杼 403の両側面を
案内するように、且つアーム410,410’に当接しないよ
うに枠組みされており、この杼箱 302の上部には、杼の
端部を受ける受部 308を有した直方体状の杼打ち体 309
がスライド可能に設けられていると共に杼打ちの際、前
進した該杼打ち体 309に当接させて杼箱 302からの飛出
しを防止するストッパ 310が出入部近傍に設けられて構
成されている。
【0011】筬体 303は、立杆 306間に架設され帯板状
部材が並設された櫛状を呈してなり、綜絖通しされた複
数本の経糸Cが交互に上方と下方とに分かれるような関
係でもってこの筬体 303に筬通しされている。駆動機構
304は、リンク部 311と駆動部 312とから構成されてい
る。リンク部 311は、綜絖部2と筬部3との間で機枠M
下部に筬部3を挟んで対向して設けられた一対の軸受け
313に回動可能に架設された軸棒 314と、その軸棒の両
端にコーナー部が固定支持されたL型状の一対のリンク
315と、該リンク 315の上位端部と立杆 306とを揺動可
能に連絡する棒状のリンク 316と、機枠下部に固定支持
され一方のL型状のリンク 315の下位端部に回動可能に
軸支された棒状のリンク 317とその棒状のリンク 317に
回動可能に軸支された円盤状のクランク 318を介して一
方のL型状のリンク 315の下位端部と連絡された電動モ
ータ 319とからなる。かかるように構成された筬部3
は、その電動モータ 319の回転で筬部3が機枠M上部に
架設された軸棒 305を支点に揺動可能に構成されてお
り、綜絖枠 201が交互に昇降動して上方と下方に二分さ
れて形成された杼口に後述する緯糸入れ装置4によって
緯糸D、D´が挿通される度に後述する巻取部5側に揺
動して筬打ちするように制御されている。また、機枠M
における筬部付近の符号Bは後述する電動モーターの回
転方向を正逆切換えるリミットスイッチであり、電動モ
ーターと配線され、揺動する筬部3が交互に接触離反す
ることにより電動モーターの回転方向を切替えるように
なっている。
【0012】緯糸入れ装置4は、動力変換手段 401と、
線条部材 402と、杼 403と、コーン404, 404’と、フッ
ク部 405と、緯糸の離脱手段406とからなる。動力変換
手段 401は、立杆 306上部に掛け渡された構成杆 320の
中央に設けられ、ブレーキ付き電動モータ(図示せず)
と外部に露出したプーリー 407とが電磁クラッチ(図示
せず)を介して連絡されている共に、引張りバネ(図示
せず)とベルト(図示せず)とが連結され、その引張り
バネ側の端部をフレーム 408に固定して固定端とし、ベ
ルト側端部をその電磁クラッチとプーリー 407との間に
電動モータの回転で巻回されるように連結されて構成さ
れている。以上のように構成された動力変換手段 401
は、電磁クラッチをつないだ状態下においてブレーキ付
き電動モータを回動させてベルトを介して引張りバネを
引張り、所要のタイミングに基づいて電動モータを停止
(ブレーキ)させ、しかるのち電磁クラッチを切ること
でフリー状態になったプーリーが引張りバネの復元力で
所定角度回動するようになっている。なお、この動力変
換手段401 は、本件出願人が特願平 9−81043 号で提案
済みのものである。
【0013】線条部材402 は紐からなり、前記電動モー
タが停止した状態下(引張りバネを引張った状態)にお
いてプーリー407 の下死点に位置するように、かつ、そ
の下死点に位置した際に線条部材402 が緊張して杼箱30
2 後部に杼打ち体309 が停止するような所定長さで、一
端をプーリー 407に巻回可能に他方を杼打ち体309 上面
に固定されて框 307の両端部に対向して設けられた杼打
ち体 309とプーリー 407とを連絡している。
【0014】図3乃至図5に示したように、杼403 は、
杼本体409 とその杼本体の長手方向に沿って相対するア
ーム410 ,410 ’とからなる。杼本体409 は、木や合成
樹脂等を用いて両端に突き当て片411 ,411 を有する略
舟形に形成されている。アーム410 ,410 ’は、夫々金
属の棒片を用いてその中ほどを折り曲げて上記杼本体40
9 の側部に折り曲げた先端方向を相互に向き合うように
固定されている。尚、後述では杼403 が杼箱302 内に停
止している状態で走行側に位置するアームを走行側アー
ムと称し符号410 ’を付し、他方のアームを引掛けアー
ムと称して符号410 を付して説明する。
【0015】コーン404 ,404 ’は、緯糸D,D´とな
る糸材が巻回され框307 を挟んで框下方に設けられてお
り、その一対のコーン404 ,404 ’から繰り出された緯
糸D,D´は、框両端部下面に設けられ糸の繰出しに所
要のテンションをかけて緯糸D,D´を上方と下方に二
分された経糸群へ通した際の緯糸D,D´の弛み止めと
不必要な緯糸D,D´の繰り出しを防止する周知構造の
テンション部421 と框両端部の側面(巻取部5側方向
の)に設けられたリング422 とを介して後述するフック
部405 へと繰出されている。
【0016】フック部40 5は、框両側に設けられた杼箱
302 の上部に固定され、杼箱302 内に停止した杼におけ
る一対のアーム410 ,410 ’の間、且つ、引掛けアーム
410よりに位置している。上記フック部405 は、先部が
釣針状に形成された棒状のフック本体423 が往復動可能
なソレノイド424 に連結され、繰出された緯糸D,D’
が掛けられたフック本体 423を吊上げた際にアーム416
に緯糸D,D’がかかるようになっている。なお、この
フック本体423 を前記した綜絖枠201 を交互に昇降動さ
せる機構(例えばジャガード)と連動するように連繋さ
せる構造とすることも良いものであり、この場合にはソ
レノイド 424が不要となる。
【0017】離脱手段406 は、電動モーター431 を内蔵
した機能ボックス432 と、該機能ボックス432 の外側に
位置し、前記電動モーター431 のモーター軸433 と連結
された回転板434 とで構成されている。上記機能ボック
ス432 は、杼箱 302の下側の框307 に、回転板434 が杼
箱302内に停止した杼403 における走行側アーム410 ’
よりも前方に位置するように固定されている。また、機
能ボックス432 の上面にはコーン404 ,404 ’から繰り
出される緯糸D,D’を引掛け保持する保持部435 が設
けられている。電動モーター431 は、框部301 が筬打ち
方向へ動作すると、上述したリミットスイッチBによ
り、回転板434 を緯糸D’を外す方向に回転すると共
に、框部301 が筬打ち方向とは逆方向へ動作すると、リ
ミットスイッチBにより、回転板434 を定位置に戻す方
向に回転するようになっている。回転板434 は、略扇形
に成型されており、その扇形の円弧部を框方向に向ける
と共に、一方の直線部を框307 上面に対して平行状にし
て緯糸掛け部436 とし、その緯糸掛け部436 と他方の直
線部が交差する部位をモーター軸433 に連結して緯糸
D’の緯通し方向と直交する方向に回転するように配設
されている。このようにしたことにより、框部301 が筬
打ち方向へ動作すると、回転板434が、緯糸掛け部436
が緯糸に向かうように回転して該緯糸掛け部436 が緯糸
D’を引掛けて外す。また、框部301 が筬打ち方向とは
逆方向へ動作すると、回転板434 は定位置に戻る。
【0018】巻取部5は、回転可能に支持された布巻き
ロール501 が電動モータ502 と連絡されて前述した巻取
部5とで経糸Cに一定の張力を付与するように連係して
巻取るようになっている。
【0019】次に以上のように構成された緯糸入れ装置
4を具備した織機の織り動作を説明をする。尚、この説
明では、筬打ち、綜絖により開口が行われた後左側のコ
ーン404 ’から繰り出された緯糸D’を緯通しして杼が
右側の杼箱302 内に停止している状態から説明する。
(図3,図4,図5)このとき、左側のフック本体423
を下降させて下方に位置している。まず、上記の状態か
ら框部301 を筬打ち方向に方向に動作させて緯糸D’を
筬打ちすると、離脱手段406 における回転板が回転して
走行側アーム410 ’に引掛けられた緯糸D’を外す。
(図6,図7)続いて、框部301 が定位置に戻ると同時
に右側のコーン404 から繰り出された緯糸Dを右側のフ
ック本体423 が上昇して吊上げ、上記したバネの復元力
を駆動源にして所要のタイミングに基づいて瞬時にプー
リー 407を回動させて線条部材402を巻回させ、アーム
416が左方向に向いた杼 403の端部を受けた杼打ち体 30
9を、杼箱 302内のストッパ 310に当接し停止するまで
移動させて対向する左側の杼箱 302に向かって杼 403を
勢い良く打出す。すると杼は、引掛けアームが吊上げら
れた緯糸Dを引掛けて左側の杼箱 302に向かって走行す
る。(図8,図9)このとき、プーリー 407は直ちに下
死点に復帰すると共に、右側のフック本体423は下降す
る。上記した工程を交互に繰り返して織成された織物を
巻取部5で巻き取る。
【0020】尚、図中符号Eは送風機であり、外した緯
糸D,D’が緯通しする緯糸に巻き込まれないよう吹き
飛ばすものである。また、符号Fは経糸Cと同様に綜絖
通しされた複数の糸群であり、最も端に位置する経糸C
から所望幅の間隔を空けて綜絖通しされ、綜絖により経
糸Cと同様に上下に二分されて開口し、外した緯糸D,
D’を挟み付けて保持するものである。また、本発明に
かかる緯糸入れ装置を具備した本実施の形態の織機は、
綜絖運動、筬打ち運動、巻取運動、杼打ち運動といった
各運動を電動モータを駆動源に自動化された動力織機を
示しているが、このものに限定されるものではなく各運
動を手動で行う従来の手織にもそのまま適用できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる緯糸入れ装置を具備した手機
の概略を示す縦断正面図である。
【図2】 同、概略を示す側面図。
【図3】 杼が杼箱内に停止した状態の拡大正面図であ
る。
【図4】 図3の(4)−(4)線断面図である。
【図5】 図3の(5)−(5)線断面図である。
【図6】 図4において框部を筬打ち方向へ動作させて
緯糸を外す状態を示す。
【図7】 図5において框部を筬打ち方向へ動作させて
緯糸を外す状態を示す。
【図8】 図3において杼を打ち出した直後の状態を示
す。
【図9】 図4において杼を打ち出した直後の状態を示
す。
【符号の説明】
4…緯糸入れ装置 403…杼 410、410’・・・アーム
409…杼本体 415…回動部 404,404’…コーン 302…杼箱
D,D´…緯糸 C…経糸 412…開口部 405…フック部 406…
離脱手段 431・・・電動モーター 432・・・機能ボックス 433・・・
モーター軸 434・・・回転板 436・・・保持部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−136960(JP,A) 特開 昭48−93758(JP,A) 特公 昭51−25497(JP,B1) 実公 昭56−36946(JP,Y2) 実公 昭48−34535(JP,Y1) 実公 昭48−22211(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 49/26 D03J 5/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片側面に長手方向に沿って相対する一対
    のアームを有し、そのアームに緯糸を引掛けて、筬打ち
    する框の両端部に対向配置された杼箱間を往復走行して
    綜絖通しされた経糸群へ緯糸を通す杼と、その杼の外部
    に設けられ緯糸が巻回された一対のコーンと、前記杼箱
    近傍、且つ、走行側のアームよりも前方に配置されアー
    ムに引掛けられた緯糸を外す離脱手段とを備え、前記一
    対のアームの内走行側とは反対側のアームが前記杼の走
    行時にコーンから繰出された緯糸を引掛けると共に、前
    記離脱手段が框における筬打ち方向への動作に連動し
    て、アームに引掛けられた緯糸を外す方向に作動するよ
    うにされ、その離脱手段は、緯糸掛部を有した回転板が
    備えられ、その回転板が筬の筬打ち方向への動作に連動
    して緯糸を外す方向に回転し、緯糸掛部が前記アームに
    引掛けられた緯糸を外すようにしている緯糸入れ装置。
  2. 【請求項2】 上記一対のコーンが框よりも下方に位置
    すると共に、前記コーンより経糸群を挟んで両側に両側
    に繰出された一対の緯糸をアームにかかるように交互に
    吊上げる上下動可能なフック部が走行側のアームを挟ん
    で前記離脱手段と対向して設けられている請求項1に記
    載の緯糸入れ装置。
JP30739897A 1997-11-10 1997-11-10 緯糸入れ装置 Expired - Fee Related JP2950803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30739897A JP2950803B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 緯糸入れ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30739897A JP2950803B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 緯糸入れ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11140747A JPH11140747A (ja) 1999-05-25
JP2950803B2 true JP2950803B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=17968579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30739897A Expired - Fee Related JP2950803B2 (ja) 1997-11-10 1997-11-10 緯糸入れ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2950803B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11140747A (ja) 1999-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3297057A (en) Device for grasping and guiding travelling ends of wefts
US4600039A (en) Process and device for the formation of a tucked selvedge, especially suitable for terry looms
JP3455538B2 (ja) 小幅織機用ひ投げ針及び小幅織機
US2141152A (en) Apparatus and method for the manufacture of pile fabrics
JP2950803B2 (ja) 緯糸入れ装置
US3255783A (en) Gauze weave mechanism for looms
US10287713B2 (en) Warp shedding apparatus of loom
US3426807A (en) Loom
US4140156A (en) Weft strand positioning at the exit end of the shed in a weaving machine
US3910317A (en) Weaving machine for terry cloth
CN110714260A (zh) 一种双剑杆多经轴的绒毯织机
US3456691A (en) Shed-forming apparatus for a loom
US4039008A (en) Method of and a machine for manufacturing at least one nap fabric strip
US6953067B2 (en) Method for deflecting a warp thread during weaving and a weaving machine
JP2006336183A (ja) ウォータージェット織機の織物製織装置
US3042081A (en) High speed carpet loom and method of weaving
JPH01266240A (ja) ジェット織機で開口内にミスピックされた緯糸を解除し、補修する方法
JPS6316496B2 (ja)
US489731A (en) coley
JPH037424Y2 (ja)
EP0959160B1 (en) Fringed selvage retainer operating device
JPH0426462Y2 (ja)
JPH1121747A (ja) 緯糸入れ装置
JP3628459B2 (ja) 三軸織機
JPS6211099B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees