JP2006336183A - ウォータージェット織機の織物製織装置 - Google Patents

ウォータージェット織機の織物製織装置 Download PDF

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Abstract

【課題】織前からフリクションローラまでの距離を最大限に短縮し、筬打ち運動時の織物のバンピング現象を最小化することで、高密度織物や二重織物であっても円滑に製織できるウォータージェット織機の織物製織装置を提供する。
【解決手段】ウォータージェット織機100の両側フレーム102を連結するトップステイ150の上面に支え台160を設置し、製織された織物Cがテンプルバー115を通過した後、支え台160の上端161を通過し、支え台160の上端161を通過した織物Cが下方に折り曲げられながらトップステイ150の先端151を通過し、トップステイ150の先端151を通過した織物Cが再び方向を転換してフリクションローラ140の外周面を旋回した後、上部プレスローラ180及び下部プレスローラ181を経由して織物巻き取りローラ182に巻き取られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウォータージェット織機(Water Jet Loom)を用いて織物を製織するとき、経緯糸の交差によって織物が形成される織前から、織物の巻取り部に位置したフリクションローラ(Friction Roller)までの距離を可能な限り短くし、筬打ち運動時における織物のバンピング(Bumping)現象を最小化することで、高密度織物であっても円滑な製織が可能になるウォータージェット織機の織物製織装置に関するものである。
一般に、ウォータージェット織機を用いた織物の移動経路は、図8及び図10に示すとおりである。
まず、経糸ビーム15から経糸2が送出されながら、綜絖3の上下運動によって経糸2が開口される。その後、開口された経糸2の間に噴射水によって緯糸が緯入されるとともに、この緯入された緯糸に、筬1が織前8'まで筬打ち運動を行うことで織物8が製織される。
前記製織された織物8は、経緯糸の交差によって織物8が形成される織前8'の下端に位置したフェルプレート(Fell plate)24及びテンプルバー(Temple Bar)5を通過し、テンプルバー5を通過した織物8は、トップステイ(Top Stay)12の上部に位置する脱水管7を通過しながら、脱水管7に形成された脱水溝7'によって織物8に残留する水気を脱水するようになる。
次いで、脱水管7を通過した織物8は、上部プレスローラ(Press Roller)9、フリクションローラ10及び下部プレスローラ11を経由した後、織物巻き取りローラ13に巻き取られる。
上記の製織装置において、概して低密度の織物を製織するときは何らの問題も発生しないが、高密度の織物を製織するときは下記のような問題が引き起こされる。
すなわち、織物8は、開口された経糸2の間に緯糸が緯入され、綜絖3の上下運動及び緯入された緯糸の筬打ち運動によって経緯糸が交差することで製織される。このとき、緯糸の密度が基本密度を超えると、その基本密度を超えた分だけ、筬(Reed)1が前進(筬打ち)運動後に後進するときは、織前(Cloth fell)8'が筬1側に押されて織物の張力が維持される。また、緯糸の緯入後に筬1が再び前進するときは、筬1の運動によって織物8が後方、すなわち上部プレスローラ9側に押され、その押された分だけ張力が緩くなる。このようにガタガタ揺れる現象を、織物のバンピング現象という。
上記したように、筬打ち運動をする時毎に、張力の緩くなった織物8をフリクションローラ10でどれほど迅速に巻き取るかによって、高密度織物の製織円滑性が決定される。
しかしながら、図8に示した製織装置の場合、織前8'からフリクションローラ10までの距離が長いため、筬打ち運動時、織物に与えられる張力の緩和と緊張との差が著しく表れることで、筬打ち運動時における織物のバンピング現象が激しくなり、高密度織物の製織が円滑に行われなくなる。
一方、ウォータージェット織機を用いた織物の移動経路は、上記と異なる形態で構成することもできる。
すなわち、図10に示すように、経糸ビーム15から送出された経糸2が経糸ガイドローラ17、テンションローラ4、綜絖3及び筬1を順に通過することで、綜絖3によって経糸2が開口される。次いで、この開口された経糸2の間に噴射水によって緯糸が緯入された後、筬1が前進して筬打ち運動を行うことで織物8が製織される。
上記のように製織された織物8が、織前8'の下端に位置したフェルプレート24、テンプルバー5、及びトップステイ12の上部に位置した脱水管7を通過することで、織物8に含まれた水気が脱水される。次いで、この脱水された織物8は、上部プレスローラ9を経由せずに、直ぐにフリクションローラ10を通過した後、上部プレスローラ9及び下部プレスローラ11を経由して織物巻き取りローラ13に巻き取られる。
上記の製織装置によると、脱水管7を通過した織物8が、上部プレスローラ9を経由せずに直ぐにフリクションローラ10に連結されるので、織前8'からフリクションローラ10までの距離が減少することから、図8の製織装置に比べると高密度織物の製織に有利である。しかし、次のような問題が発生する。
すなわち、脱水管7を通過した織物8が直ちにフリクションローラ10へと折り曲げられることで、織物8にかかった全ての張力が脱水管7に集中することになる。そのため、織物の張力によって脱水管7がたわむ現象を防止するために、脱水管7を厚く構成すべきであるが、その場合、脱水溝7’が深くなって脱水効率が低下する。
さらに、上記の場合、織物8が脱水管7と接する表面積が広くなるので、緯入のための噴射水温度と作業場内の温度との偏差が大きい場合は、脱水管7の外面に結露が多く発生して脱水効果が低下する。
以下、図8及び図10に示した製織装置において、織前8'からフリクションローラ10までの移動経路(距離)を減少できない理由を説明する。
すなわち、図11に示すように、緯糸の端部切断糸を把持して外部に引き出す手段として、キャッチコード糸(Catch Cord yarn)2'が用いられる。
このとき、切断機によって切断された緯糸の端部をキャッチコード糸2'が把持するようにする手段として、トップステイ12の上部に位置するスピンドル駆動シャフト6や駆動プーリ23、ベルト18、スピンドル被駆動プーリ19、スピンドル本体20及びスピンドル21が用いられる。
上記したように、キャッチコード糸2'を作動するための関連部品が、脱水管7の下側に位置するトップステイ12上に設置されるので、織前8'とフリクションローラ10との間に位置する織物8の移動経路を短縮するためには、キャッチコード糸2'の関連部品が干渉を受けない位置に移動されるべきであるが、現在の設備では不可能であった。
したがって、現在用いられるウォータージェット織機では、織前8'からフリクションローラ10までの織物8の移動経路を短縮できないため、高密度織物の製織時、筬打ち運動を行う時毎にバンピング現象が発生することで、高密度織物の製織に最も大きな妨害要因となった。
さらに、従来のキャッチコード糸2'を作動するための関連部品、すなわち、スピンドル駆動シャフト6に嵌められた駆動プーリ23とスピンドル被駆動プーリ19とを連結するベルト18が織前8'の直後方に位置するため、緯糸を緯入するための噴射水がベルト18及び駆動プーリ23を濡らすようになる。
したがって、水によるベルト18の滑りを防止するためには、ベルト18の張力を高くすべきであるが、ベルト18及びベアリングに無理な力が加えられることで使用寿命が短くなる。一方、ベアリングの寿命を延長するために潤滑油を注入すると、それによって織物の汚染及びベルト18の滑り現象が発生するなどの問題があった。
また、キャッチコード糸を作動するためのスピンドル21には、緯糸感知器、緯糸切断機、テンプルなどが位置している。前記各装置の状態を頻繁に点検及び調整すべきであるが、多くの装置が位置することで空間が狭くなっているため、このような作業には困難が伴うこととなる。
特開2002−30547 特開平11−152652
本発明は、上記の従来の問題を解決するためになされたもので、ウォータージェット織機を用いて織物を製織するとき、織前からフリクションローラまでの距離を最大に短縮し、筬打ち運動時の織物のバンピング現象を最小化することで、高密度織物や二重織物であっても一層円滑に製織できるようにするウォータージェット織機の織物製織装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、織物移動経路上において干渉及び妨害を受けるキャッチコード糸処理用スピンドル関連部品を織機の右側フレームの前方上面に移動し、トップステイ上に支え台を設置して織物を支持できるようにする。また、支え台の前方に上部脱水板及び下部脱水板からなる脱水管を構成し、織物に含まれた水気を脱水できるようにする。さらに、場合によっては、フリクションローラの両端部に偏心カムを設置し、この偏心カムに支え台と連結される作動レバーを設置して支え台を昇降することで、織前が昇降して筬の偏摩耗現象を防止できるようにする。
本発明は、ウォータージェット織機を用いた織物製織装置を構成するにあたり、キャッチコード糸を処理するためのスピンドルをウォータージェット織機の一方のフレームの前方カバー上に移動して設置し、緯入のための噴射水からの干渉をなくすとともに、製織された織物のフリクションローラまでの移動距離を最短距離にし、筬打ち運動時の織物のバンピング現象を最小化することで、高密度織物や二重織物の製織において何らの問題も発生せず、かつ、織物に含まれた水気を一層効果的に脱水できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、ウォータージェット織機100を用いた織物製織装置の概略構成図である。従来と同様に、まず、経糸ビーム130から送出された経糸Wは、ガイドローラ131及びテンションローラ132を経由して前方に引き出されながら、綜絖120及び筬110を順に通過することで、綜絖120の開口運動によって経糸Wが開口される。次いで、この開口された経糸Wの間に緯糸が緯入された後、筬110の前進によって、織物の開始する始点である織前C'までに筬打ち運動を行って織物Cが製織される。
本発明の技術的な要旨は、織前C'の前方からフリクションローラ140までの織物Cの移動経路を最大限に短くし、筬打ち運動時の織物Cのバンピング現象を最小化することにある。
まず、トップステイ150の上部に位置したキャッチコード糸C1を作動するための位200関連部品を、図3に示すように、ウォータージェット織機100の右側フレームにおける前方一側カバー101の上面に移動して設置する。
ウォータージェット織機100の両側フレーム102の間を連結するトップステイ150の上部には、図2に示すように、支え台160を固定設置し、製織された織物Cは、支え台160の上端を経由して通過するようになる。ここで、前記支え台160の上端161は、織物Cの損傷をなくすために丸みを帯びて形成される。
トップステイ150の上面に固定設置される支え台160は、可能な限り織前C'側に近接するように設置することが好ましい。
前記支え台160の一側、及びトップステイ150の上面一側に、上部板171及び下部板172がそれぞれ固定設置され、それらの間に脱水溝(スリット)173が形成されることで、四角形状の脱水管170が構成される。
このとき、上部板171と下部板172との間に形成される脱水溝173は、支え台160の上端161とトップステイ150の先端151との連結線上に位置させる。その結果、織物Cの表面は、支え台160の上端161を経由し、トップステイ150の先端151に移動しつつ脱水溝173に接する。このようにして、織物に含まれた水気が脱水管170によって円滑に脱水される。
脱水管170の前方側には、通常のフリクションローラ140、上部プレスローラ180及び下部プレスローラ181がそれぞれ設置され、下部プレスローラ181の下側には、織物巻き取りローラ182が設置される。
このとき、図2に示すように、トップステイ150の上部に固定設置される支え台160の上端161の高さは、織前C’の下端を支持するフェルプレート111の高さよりやや低く構成される。このようにして製織された織物Cは、経糸ラインKよりも約7〜10゜傾斜した状態で案内される。次いで、トップステイ150の先端151を通過した織物Cは、フリクションローラ140、上部プレスローラ180及び下部プレスローラ181を通過して織物巻き取りローラ182に巻き取られ、二重織物の製織が円滑になる。
以下、ウォータージェット織機100の右側フレームの前方一側カバー101上に位置するスピンドル200を説明する。
図3に示すように、カバー101上にはブラケット210が設置され、このブラケット210上にはスピンドル200が回転可能に設置される。また、一側には被動プーリ220が設置され、スピンドル200は、従来のスピンドル駆動プーリ(図示せず)とベルト250で連結された被動プーリ220によって回転する。このとき、従来のスピンドル駆動シャフトは、その距離が縮小されて右側フレームの内部に設置される。
したがって、キャッチコード糸ガイド板251を経由したキャッチコード糸C1は、スピンドル200によってねじれながら、緯糸切断機によって切断された緯糸を把持してスピンドル200に案内するとともに、ガイドローラ230上、及び引き出しギア240間を通って外部に引き出されて収集される。
本発明は、図4〜5に示すように、フリクションローラ140の両側にカム141を設置し、カム141によって支え台160を昇降することで、織前C’を昇降して筬110の偏摩耗現象を防止することもできる。
すなわち、トップステイ150上に後方支持台165及び前方支持台166を固定設置し、それらの間に形成された所定間隔の空間に支え台160を嵌める。また、支え台160と前後方支持台165,166との間に摩耗防止板164を設置することで、支え台160の昇降時の摩擦を減少させて摩耗を防止する。
また、フリクションローラ140の両側に設置されたカム141には、作動レバー167の中央下端に設置された作動ボール168が接して支持される。作動レバー167の一側は、固定ピン163を通じてウォータージェット織機100のフレーム102上に固定設置される。また、作動レバー167の他側先端部169は、前後方支持台165,166の間に嵌められた支え台160に連結される。
したがって、フリクションローラ140の回転に伴い、それと一体に形成されたカム141が回転すると、カム141に接した作動ボール168の昇降によって作動レバー167が昇降し、この作動レバー167の昇降によって先端部169に連結された支え台160が昇降する。これにより、支え台160の上部に位置した織物Cも昇降することとなる。その結果、筬打ち運動時、織前C’が筬110の一箇所のみに接するということがなくなり、筬110の偏摩耗現象を防止できるようになる。
このとき、支え台160の全面に位置したテンプルバー115及び織前C’の下端に位置したフェルプレート111が共に昇降するが、テンプルバー115及びフェルプレート111を共に昇降するためには、支え台160に固定設置された連結台260が用いられる。
すなわち、図6〜7に示すように、支え台160の一側に連結台260を固定ボルト261で締結固定し、前記連結台260の中央部にテンプルバー115を位置させた後、締結片262で締結固定し、先端部にフェルプレート111を嵌めてから、ボルト263で締結固定する。このような締結固定により、支え台160の昇降時、連結台260上に固定設置されたテンプルバー115及びフェルプレート111が共に昇降する。
図1中の未説明符号300(並びに図8及び10の符号14)はロッキングシャフトであり、図3中の未説明符号310は、キャッチコード糸切断感知器である。
以下、上記のように構成された本発明のウォータージェット織機100を用いた製織過程を説明する。
まず、従来と同様に、経糸ビーム130から送出された経糸Wは、ガイドローラ131、テンションローラ132、綜絖120及び筬110を経由して通過する。次いで、筬110を通過した経糸Wは、綜絖120の運動によって開口され、この開口された経糸Wの間に緯糸が緯入される。次いで、筬110が前進して筬打ち運動を行うことで織物Cが製織され、この製織された織物Cは、織物巻き取りローラ182に移動して巻き取られる。
本発明は、製織された織物Cのフリクションローラ140までの移動距離を最小化することで、筬打ち運動時の織物Cのバンピング現象を大幅に減少させ、かつ、高密度織物や二重織物であっても円滑に製織できるようにするものである。
すなわち、本発明における織物Cの移動経路を説明すると、製織された織物Cは、フェルプレート110及びテンプルバー111を経由して支え台160に移動し、この支え台160から下方に戻るように折り曲げられてトップステイ150の先端151へと移動する。
このとき、織物Cの底面は、脱水管170の上部板171と下部板172との間に形成された脱水溝(スリット)173に接しつつ通過するので、脱水管170の空気吸入作用によって織物Cに含まれた水気を脱水できるようになる。
本発明に適用される脱水管170には、織物の張力負荷がほとんどないため、従来のように脱水管固定用ブラケットを設ける必要がない。さらに、従来のように円状の脱水管を用いる場合、脱水管を薄いパイプで製作して使用できるので、フレームの左右に設置される脱水管固定用ブラケットを設ける必要がなく、製作費を節減できるようになる。
トップステイ150の先端151を通過した織物Cは、直ちにフリクションローラ140に移動して旋回し、その後、上部プレスローラ180及び下部プレスローラ181を通過して織物巻き取りローラ182に巻き取られる。
ここで、従来にはトップステイ150上に位置していたキャッチコード糸C1処理用スピンドル200関連部品について、トップステイ150から完全に外れて干渉を受けない箇所である、ウォータージェット織機100のカバー101上にて固定設置する。これにより、織物Cのフリクションローラ140までの移動距離を大幅に減少できる。
高密度織物Cの製織過程で最も重要なことは、製織された織物Cのフリクションローラ140までの移動距離を最大限に短くすることにあり、移動距離が短くなるほど高密度織物及び二重織物の製織が有利になる。以下、その理由を簡単に説明する。
経緯糸の交差によって織物が製織され、製織過程で緯糸の基本密度を超えると、その基本密度を超えた分だけ、筬110が前進運動(筬打ち運動)後に後進するときは、織前C’が筬110側に押されるようになり、筬110が再び前進するときは、織前C’が筬110によって押されるようになる。
すなわち、筬110の後進時には織物Cの張力を維持できるが、これと反対に、筬110の最前進時には織前C’が筬110によって押され、その押された分だけ織物Cの張力が緩くなる。
上記したように、織物Cの張力が緩くなった状態で、フリクションローラ140が織物をどれほど迅速に吸収して巻き取るかによって、高密度織物の製織性が決定される。
したがって、本発明では、織物のフリクションローラ140までの移動距離を最大限に短くする構造により織物の移動経路を短くし、筬110の最前進時に張力の緩くなった織物を、短くなった移動距離に敏感に対応して巻き取ることで、高密度織物や二重織物の製織が円滑に行われる。
また、本発明において、テンプルバー115を通過した織物Cは、トップステイ150の上部に固定設置された支え台160を通過しながら急激に下方に折り曲げられた後、トップステイ150の先端部151で再び折り曲げられてフリクションローラ140に案内される。
したがって、織物Cの移動によって織物Cに加えられた張力負荷が支え台160及びトップステイ150に集中的に作用し、これら二箇所で織物の移動方向が急激に転換されるので、織物の移動時、張力による力の方向が分散され、筬110の最前進時に緩くなった織物をフリクションローラ140が迅速に吸収して巻き取るようになる。
トップステイ150の上部に設置される脱水管170は、四角形状に限定されることなく、従来より用いられている断面が円状の脱水管を用いることもできる。
本発明のウォータージェット織機100を構成するにあたり、キャッチコード糸C1を処理するためのスピンドル200関連部品を、ウォータージェット織機100の右側フレームの前方一側カバー101上に移動して設置し、製織された織物Cのフリクションローラ140までの移動距離を最大限に短くした。
前記キャッチコード糸C1を処理するためのスピンドル200の役割は、従来と同様である。
すなわち、キャッチコード糸C1によって、緯入された緯糸の端部切断糸が把持され、この把持された切断糸は、キャッチコード糸ガイド板251を通過した後、前方から見て「対角線状」ないし斜めの方向にスピンドル200の側へと移動する。そして、このスピンドル200を通過したキャッチコード糸C1は、ガイドローラ230を経由した後、引き出しギア240によって外部に引き出される。
上記したように、キャッチコード糸C1を処理するためのスピンドル200の関連部品を、ウォータージェット織機100のカバー101の前方上面に設置することで、従来と同様に、緯糸を緯入するための噴射水から何らの影響も受けなくなり、スピンドル200の耐久性が延長される。また、ベルト250によるスピンドル200の駆動時、滑り現象を防止できることとなる。
さらには、スピンドル200関連部品をカバー101の上面に移動することで、緯糸感知器、緯糸切断機、テンプルなどの箇所に、空間が確保されるので、修理及び取り扱いが容易になる。
本発明のウォータージェット織機100を構成するにあたり、図4に示すように、フリクションローラ140の両側にカム141を設置し、織前C'を上下に昇降することで、筬110の偏摩耗現象を防止することができる。
すなわち、フリクションローラ140の回転に伴い、カム141も回転するが、このカム141の回転によって、作動レバー167が固定ピン163を軸にして昇降するようになる。
このとき、作動レバー167が固定ピン163を軸にして昇降すると、作動レバー167に連結された作動ボール168がカム141の外周面と接しているため、フリクションローラ140に対するカム141の偏心の程度にしたがって作動レバー161が昇降するようになる。
上記したように、作動レバー167が昇降すると、作動レバー167の先端部169に連結された支え台160が前後方支持台165,166に案内されて昇降するので、支え台160の上端161を通過する織物Cも昇降するようになる。
支え台160の上端161に位置した織物Cが昇降すると、織前C'も昇降することで、織前C'が筬110と接する位置が上下に移動するので、筬110の偏摩耗現象を防止できるのである。
上記したように、支え台160が昇降すると、織物Cの底面を支持するテンプルバー115及びフェルプレート111も共に昇降するようになる。
すなわち、テンプルバー115及びフェルプレート111は、支え台160の全面に固定設置された連結台260に固定設置され、支え台160の昇降に伴い、連結台260も昇降するようになる。したがって、連結台260上に固定設置されたテンプルバー115及びフェルプレート111も、織物Cと共に昇降するので、織前C'の昇降による製織に何らの問題も発生しないようになる。
本発明によるウォータージェット織機の織物製織装置を示した概略構成図である。 図1の要部拡大図である。 本発明によるウォータージェット織機の織物製織装置におけるキャッチコード糸処理用スピンドル関連部分を示した斜視図である。 本発明によるウォータージェット織機の織物製織装置における筬の偏摩耗防止装置を示した構成図である。 図4の要部拡大図である。 図4の斜視図である。 図6の要部拡大図である。 従来のウォータージェット織機の織物製織装置を示した概略構成図である。 図8の要部拡大図である。 従来の他のウォータージェット織機の織物製織装置を示した概略構成図である。 従来のウォータージェット織機の織物製織装置におけるキャッチコード糸処理用スピンドル関連部分を示した斜視図である。
符号の説明
W 経糸 C 織物 C1 キャッチコード糸
C' 織前 100 ウォータージェット織機
101 カバー 102 フレーム 110 筬
111 フェルプレート 115 テンプルバー 120 綜絖
130 経糸ビーム 131 ガイドローラ 132 テンションローラ
140 フリクションローラ 141 カム 150 トップステイ
151 先端 160 支え台 161 上端
163 固定ピン 164 摩耗防止板 165 後方支持台
166 前方支持台 167 作動レバー 168 作動ボール
169 先端部 170 脱水管 171 上部板
172 下部板 173 脱水溝 180 上部プレスローラ
181 下部プレスローラ 182 織物巻き取りローラ
200 スピンドル 210 ブラケット 220 被動プーリ
230 ガイドローラ 240 引き出しギア 250 ベルト
251 キャッチコード糸ガイド板 260 連結台
261 固定ボルト 262 締結片 263 ボルト

Claims (5)

  1. 経糸ビームに巻き取られた経糸がガイドローラ、テンションローラ、綜絖及び筬を通過しながら綜絖によって開口され、この開口された経糸の間に緯糸が緯入され、筬が前進して緯糸を織前まで押し込んで織物を製織し、この製織された織物が前方に移動しながら脱水管によって織物に含まれた水気を脱水し、この脱水された織物が織物巻き取りローラに巻き取られるウォータージェット織機の織物製織装置において、
    ウォータージェット織機の両側フレームを連結するトップステイの上面に支え台を設置し、製織された織物がテンプルバーを通過した後、支え台の上端を通過し、支え台の上端を通過した織物が下方に折り曲げられながらトップステイの先端を通過し、トップステイの先端を通過した織物が再び方向を転換してフリクションローラの外周面を旋回した後、上部プレスローラ及び下部プレスローラを経由して織物巻き取りローラに巻き取られてなることを特徴とするウォータージェット織機の織物製織装置。
  2. 支え台の上端とトップステイの先端との間には、脱水溝ないしスリットを備えた脱水管が形成され、前記脱水溝ないしスリットが織物と接することを特徴とする請求項1に記載のウォータージェット織機の織物製織装置。
  3. トップステイ上に設置された支え台は、トップステイ上に固定設置された前方支持台と後方支持台との間に位置して昇降可能に構成され、支え台には連結台を固定設置し、前記連結台上にはテンプルバー及びフェルプレートを固定設置することで、支え台が昇降すると、テンプルバー及びフェルプレートも共に昇降することを特徴とする請求項1に記載のウォータージェット織機の織物製織装置。
  4. 経糸ビームに巻き取られた経糸がガイドローラ、テンションローラ、綜絖及び筬を通過しながら綜絖によって開口され、この開口された経糸の間に緯糸が緯入され、筬の前進によって緯糸を織前まで押し込んで織物を製織し、この製織された織物が前方に移動しながら織物に含まれた水気を脱水し、この脱水された織物が織物巻き取りローラに巻き取られるウォータージェット織機の織物製織装置において、
    ウォータージェット織機のキャッチコード糸ガイド板よりも前面側に位置した、キャッチコード糸のためのスピンドル関連部品は、ウォータージェット織機のフレームのカバー上に設置してなることを特徴とするウォータージェット織機の織物製織装置。
  5. カバーの上面にブラケットを固定設置し、前記ブラケットに前記スピンドルを回転自在に設置し、前記スピンドルは、駆動プーリとベルトで連結された被動プーリによって回転されることで、キャッチコード糸ガイド板を通過したキャッチコード糸が、前方から見て斜め方向に移動し、スピンドルを通ってねじれながらガイドローラ及び引き出しギアを通り外部に引き出されることを特徴とする請求項4に記載のウォータージェット織機の織物製織装置。
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