JP3455538B2 - 小幅織機用ひ投げ針及び小幅織機 - Google Patents

小幅織機用ひ投げ針及び小幅織機

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プロープスト,アントン
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テクスティルマ・アクチエンゲゼルシャフト
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    • D03D47/02Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein loops of continuous weft thread are inserted, i.e. double picks
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    • D03D47/38Weft pattern mechanisms

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、小幅織機用ひ投げ針及びこの形式のひ投げ
針を有する小幅織機に関する。
小幅織機の中には異なる構造形態のひ投げ針(緯糸打
込み針)が使用される。
一群の構造形態のひ投げ針(ヨーロッパ特許出願公開
第0121648号公報,英国特許出願公開第1424301号公報,
英国特許出願公開第2146665号公報)では、開口に打ち
込む緯糸を把持するフックと、別の緯糸のための糸ガイ
ドとが設けられている。糸案内は、ほぼ針長にわたり延
在するスリットにより行われる。このスリットは、糸の
中に形成されるか、又は針本体及びこれに接続されてい
る第2の部材により形成される。これらの構造形態は共
通して、糸ガイドが針本体の上方又は下方に配置され、
従って打ち込まれない緯糸が開口できず、経糸のように
浮遊して連行される欠点と、長い距離を越えて打ち込む
ことができなかった緯糸が浮遊して織物端縁で目につく
欠点とを有する。これは部分的に、ブラインド緯糸を打
ち込むことにより除去できるが、これにより生産性が低
下する欠点がある、すなわち製織効率が低域かし、糸消
費量が増加する。さらに、このようなブラインド緯糸は
織物の概観を損なう、これはとりわけ、浮遊する暗色の
紋織糸が明色の織物では透けて見えることにより起こ
る。
別の一群の構造形態ではひ投げ針は針先端に、上部又
は下部に形成されているただ1つのフックを有するだけ
である。ガイドは設けられていない。これらの構造形態
では、打ち込まれない緯糸の開口が可能である。この場
合、緯糸が片側でのみ挿入可能であり、従っていわゆる
pic−picすなわち針本体の上方及び下方からの任意の緯
糸交換が不可能であること、特別のあや取り機が必要で
あり、これにより製織速度が、極端に急速なあや取り運
動及びソーティング運動により低下することが分かっ
た。
最後に、針先端に、打ち込む緯糸を把持するフォーク
形凹部を有するひ投げ針が公知である(スイス特許出願
第636654号明細書)。このひ投げ針により任意の糸交換
が可能であるが、しかしつぎの欠点を覚悟しなければな
らない。
1. フォークの作用領域内に発生するはりつき交錯した
経糸が、緯糸として一緒に運ばれる。製織欠陥及び経糸
破断が発生する。
2. フォークが針先端に向かって開いているので、打ち
込まれた緯糸が針により戻されない。これによりより大
きい緯糸緊張力を印加しなければならなく、これにより
緯糸破断が増加する。
これら2つの点は共働して、小幅織機の生産性を減少
する。
本発明はこれらの欠点を除去する。請求の範囲に記載
の特徴を有する本発明は、ひ投げ針の中で案内される複
数の緯糸から1本の緯糸を打ち込み、その他の緯糸によ
り開口する課題を解決する。
本発明は次の利点がある。
− pic a picでのすなわち針本体の上方及び下方での
任意の緯糸交換が可能である。
− 打ち込まれない緯糸を経糸と同様に織物エッジの中
に織込み、従って見えないようにできる。
− 緯糸あや取り及び開口を従来のジャカード機により
制御できる。
− 色彩制御装置を直接に開口装置として、特別な運動
経過なしに使用できる。
− 最後に打ち込まれた緯糸を緊張し、従って微細な支
障のなく張られたステッチエッジを形成できる。
次に本発明を添付図面に基づいて説明する。
第1図は織機の一部を略示する側面図、第2図は緯糸
を打ち込む際の第1図の織機のひ口の側面図、第3図〜
第5図は3つの位置でのひ投げすなわち緯糸の打込みの
際の本発明のひ投げ針の1つの実施例を概念的に示す側
面図、第6図〜第7図は2つの位置でのひ投げの際の本
発明のひ投げ針の別の1つの実施例を概念的に示す側面
図である。
織機のフレーム1に、振動する軸2を有する駆動装置
が設けられ、軸3には、経糸15,16により形成されてい
るひ口の中に緯糸を打ち込むためのひ投げ針(緯糸打込
み針)のためのアーム3が固定されている。リード(お
さ)6は、駆動レバー7を介して駆動軸8に接続されて
おり、往復旋回運動を行って、打ち込まれた緯糸をノッ
クオフ(打ちつけエッジ)に打ちつける。
開口装置11はそうこう12を有し、そうこう12は目板13
を貫通案内されて位置決めされている。そうこう12は糸
ガイド14を有し、糸ガイド14を通って経糸15,16は所定
プログラムに従って上下に動かされ、これによりひ口が
形成される(第2図)。第1図及び第2図が示すように
さらに緯糸17,18,19が配置されており、経糸17,18,19
は、糸ガイド23を有するそうこう20,21,22は一緒に上下
運動可能であり、これにより、ひ口の中に打ち込まれる
ために配置されている経糸18が選択される。これにより
この経糸18は、ひ投げ針4,5の運動軌道の中に案内さ
れ、打込みの後にリード6により織りべり9に打ちつけ
られる。
第3図〜第6図が示すようにひ投げ針4,5は、針本体
と湾曲部材とから成り、糸打込み針4,5はアームに自由
に可動に担持されて固定されている。針本体の自由端
は、V形凹部30を有する。
第3図〜第5図に示されている実施例では針本体31
は、円弧形に形成され、湾曲部材32は、互いに平行な2
つの脚部33を有する。湾曲部材32は脚部端部を介してア
ームの中に固定され、湾曲部材32は、針本体31と脚部33
との間にそれぞれ1つのスリット34が設けられるよう
に、そして針本体31の自由端と接続区間35との間に間隔
が設けられるように針本体31を包囲する。湾曲部材32は
有利にはワイヤから成る。ひ投げ針4は、スリット34の
開放平面がひ投げ針4の運動平面に対して横方向に位置
するようにアーム3の中に配置されている(第2図)。
次に、ひ投げ針4の動作を第3図〜第5図に基づいて
3つの緯糸17,18,19を例に説明する。第3図でひ投げ針
4は、ひ口の中への打込み前の位置で示されている。打
込み前に打ち込む緯糸18は、そうこう21(第2図)によ
り針本体31の運動軌道の中に移動され、従って打込み運
動の際に緯糸18はV形凹部30の中に入れられ、針本体31
により把持される。従って緯糸打込みの際、選択された
緯糸18のみが、経糸15,16により形成されているひ口を
通され、把持されていない緯糸17,19は互いに分離され
てそれぞれスリット34の中で針本体31に沿って案内され
て開口する(第2図)。
第4図に示されている位置ではひ投げ針4は緯糸18を
ひ口に通し、次いで、略示されている緯糸織込み装置36
に引っかけて渡す。次いで、ひ投げ針4はひ口から引出
され、第5図に示されている位置をとる。この運動の際
に最終フェーズで、その他の緯糸17,19は側方へ引張ら
れ、従って打ち込まれた緯糸18は、次いでリード(お
さ)6により打ちつけることができる。
緯糸打込み針5の別の1つの実施例が第6図及び第7
図に示され、第6図ではひ投げ針は、打込み動作の開始
前の位置にあり、第7図では打込み動作終了後の位置に
ある。
ひ投げ針5は、ひ投げ針4と同一の基本構造を有す
る。ひ投げ針5は、直線形の針本体51と、2つの直線形
脚部53を有する湾曲部材52と、V形接続区間54とから成
る。湾曲部材52の自由端は、針本体51と脚部53との間に
それぞれ1つの直線形スリット55が形成されるように、
そして針本体51の自由端と接続区間54との間に間隔56が
形成されるように針本体51に固定されている。
このひ投げ針5の動作は、第3図〜第5図に関連して
説明したひ投げ針4の場合と同一であり、従ってひ投げ
針5の動作の詳細な説明は省く。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 35/00 D03D 47/06 D03D 47/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の緯糸を打ち込むための小幅織機用ひ
    投げ針であって、 先端と、該先端に形成され前記複数の緯糸のうちの一つ
    を受け取る凹部を備えた針本体と、 該針本体の両側に配設され前記針本体に沿って2つのス
    リットを形成する2本の平行な脚部と、前記2本の脚部
    を接続し前記先端から間隔を有するとともに前記複数の
    緯糸のうち前記凹部が受け取らない他の緯糸を該間隔内
    で受け取るための自由間隔を形成する接続区間とを備
    え、前記脚部および前記接続区間によって前記針本体を
    覆うように形成した湾曲部材とを、 備えたことを特徴とする小幅織機用ひ投げ針。
  2. 【請求項2】複数の緯糸を打ち込むひ投げ針と、ひ口の
    中へ前記ひ投げ針を往復運動させるための手段とを備え
    た小幅織機において、該ひ投げ針は、 先端と、該先端に形成され前記複数の緯糸のうちの一つ
    を受け取る凹部を備えた針本体と、 該針本体の両側に配設され前記針本体に沿って2つのス
    リットを形成する2本の平行な脚部と、前記2本の脚部
    を接続し前記先端から間隔を有するとともに前記複数の
    緯糸のうち前記凹部が受け取らない他の緯糸を該間隔内
    で受け取るための自由間隔を形成する接続区間とを備
    え、前記脚部および前記接続区間によって前記針本体を
    覆うように形成した湾曲部材とを備え、 前記2つのスリットの開放平面が前記ひ投げ針の往復運
    動の運動平面に対して横方向に位置するように配置され
    ていることを特徴とする小幅織機。
  3. 【請求項3】前記小幅織機はさらに前記緯糸を織込むた
    めの織込み手段を備え、 前記接続区間が、前記ひ投げ針が前記ひ口から出た後
    に、前記スリットの中にあった緯糸と最後に打ち込まれ
    た緯糸とを緊張させて、緯糸織込み装置による緯糸の固
    定保持及び織込みを容易にすることを特徴とする請求の
    範囲第2項に記載の小幅織機。
JP52477994A 1993-05-12 1994-04-20 小幅織機用ひ投げ針及び小幅織機 Expired - Fee Related JP3455538B2 (ja)

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