JPH0426462Y2 - - Google Patents

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JPH0426462Y2
JPH0426462Y2 JP10951788U JP10951788U JPH0426462Y2 JP H0426462 Y2 JPH0426462 Y2 JP H0426462Y2 JP 10951788 U JP10951788 U JP 10951788U JP 10951788 U JP10951788 U JP 10951788U JP H0426462 Y2 JPH0426462 Y2 JP H0426462Y2
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JP
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weft
tension
tension bar
pulley
rotating member
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は細巾織機において、キヤリヤーによつ
て経糸開口内に挿入する緯糸に補助張力を附与す
る装置に関する。
(従来の技術) 従来細巾織機における緯糸の張力附与装置は第
5図に示すように揺動レバー20の先端に曲折し
て設けたテンシヨンバー21を揺動装置(図示し
ない)の揺動運動で、経糸開口内に挿入される緯
糸Yに経糸開口内の端部で係合せしめて張力を附
与するように構成されているため、テンシヨンバ
ー21の尖端は並列された経糸間に進入する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の緯糸張力附与
装置では筬打運動とテンシヨンバーの揺動タイミ
ングの調整が困難で、筬とテンシヨンバーが衝突
し筬を破損したり、又テンシヨンバー尖端で経糸
を切断する恐れがあつた。特に織機を高速化した
場合緯糸のテンシヨンが上昇するため耳吊り及び
緯糸のテンシヨン斑が生じ、これが原因で緯糸挿
入側の織物の耳端が波状を呈し、品質を阻害する
欠点がある。このようなことから織機の高速化わ
出来ない問題があつた。
本考案は高速運転による緯糸のテンシヨン上昇
に円滑に追随し、テンシヨン斑の発生による弊害
及び経糸切断の誘発を防止しすることを目的とし
た張力附与装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の緯糸張力附与装置を細巾織機
に取付けた平面図を示すものであつて、挿入緯糸
Yを係止、離脱する曲折状テンシヨンバー1を上
下に揺動可能に回動部材2に支持し、前記回動部
材の外周に同心的に平面カム3を固定して設け、
前記回転部材の軸5にプーリー6を回動可能に緩
合し、該プーリーと駆動プーリー7間にベルト8
を掛け渡し、プーリー7に固定した揺動レバー9
の一端に摺動杆10の一端を取付ける。
(作用) 次に作用を第1図を参照して説明する。
摺動杆10の往復摺動運動により揺動レバー9
を介しプーリー7と連動してプーリー6を正逆回
動せしめ、プーリー6に一体的に設けた回動部材
2に上下揺動可能に支持したテンシヨンバー1を
平面カム3のカム曲線に沿つて上下に揺動せし
め、緯糸挿入キヤリヤー11の尖端に設けた孔に
挿通した供給緯糸Yを実線で示すキヤリヤー11
の緯糸挿入開始時、供給緯糸Yを実線で示したテ
ンシヨンバー1の曲折部に係合せしめ、経糸Wの
開口内に挿入を行いキヤリヤー11の二点鎖線で
示す緯糸挿入終了後、テンシヨンバー1を平面カ
ム3のカム曲線に沿つて下方に揺動せしめ緯糸Y
をテンシヨンバーより離脱せしめ筬打ちを行うも
のである。
(実施例) 第2図、第3図は本考案の実施例を示す図であ
る。第2図、第3図において、1は尖端が曲折さ
れたテンシヨンバー、2は回動部材で、軸5に設
けたプーリー6に一体的に固定されている。前記
テンシヨンバーはその基部を回動部材2にピン1
3で上下に揺動可能に支持されている。3は平面
カムで回動部材2の外周に同心的に設けられ、前
記テンシヨンバー1に設けた転子14をスプリン
グ(図示しない)の押圧力で平面カム3に当接せ
しめ、回動部材2の正逆回動で転子14を平面カ
ム3に沿つて往復動せしめテンシヨンバー1をカ
ム曲線に沿つて昇降せしめるように構成されてい
る。平面カム3のカム曲線は第4図の展開図に示
すように弧面の略々3分1後部が傾斜したカムで
形成されて、第1図に示すキヤリヤー11の往復
揺動による緯糸Yの挿入後、筬打ち前に緯糸Yの
係合をテンシヨンバー1の下降で離脱するもので
ある。6は軸5に緩合したプーリー、7は軸16
に緩合した駆動プーリー、15は前記駆動プリー
に正逆回動運動を与える駆動手段で、前記駆動プ
リーのボスに一体的に取付けた揺動レバー9に往
復摺動装置(図示しない)に連結した摺動杆10
の一端を取付け、前記往復摺動装置を動源として
駆動プリー7に正逆回転運動を与え、駆動プリー
7とプリー6間に掛渡したヘルド8(タイミング
ベルト)を介しプーリー6と共に回動部材2を正
逆回動駆動するように構成されている。
次にこの実施例による作動を第1図を参照して
説明する。駆動プーリー7を動源として回動部材
2に矢印に示すように正逆回転運動を与え、緯糸
Yの挿入開始に際し、実線で示すキヤリヤー11
の尖端に挿通した緯糸Yを実線で示したテンシヨ
ンバー1の曲折部に係合せしめておき、キヤリヤ
ー11の緯入揺動運動に追随して緯糸Yを係合し
たまゝ二点鎖線で示す位置にテンシヨンバー1を
平面カム3の傾面3′に沿つて二点鎖線す位置に
移動せしめ、経糸Wの開口内に緯糸Yの挿入後の
筬打ち直前にテンシヨンバー1を第4図にした平
面カム3のカム曲線に沿つて第3図の二点鎖線に
示すように下降せしめ緯糸Yの係合を離脱せしめ
るものである。
上記したテンシヨンバー1をキヤリヤー11の
揺動による緯糸挿入のタイミングに合せ昇降せし
め製織に際し、供給緯糸Yをパイプ内に空気の噴
射力で貯溜を行うエアー式テンシヨン装置Tと協
動して緯糸に補助的に張力の附与を行うものであ
る。
(考案の効果) 本考案は上記の構成であるから従来のようにテ
ンシヨンバーが経糸開口内に挿入し、これが原因
で筬と衝突したり経糸を切断することが皆無とな
り、高速運転に伴う緯糸テンシヨンの上昇に際し
ても、緯糸テンシヨンを一定に保持し耳吊り現象
による弊害も解消すると共に耳端の揃つた品質良
好な織物を高速運転を以て製織する事が出来る効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置を取付けた細巾織機
の平面図、第2図は本考案装置の拡大平面図で、
第3図はその側面図、第4図は平面カムの展開カ
ム曲線図、第5図は従来の張力附与装置の説明図
を示すものである。 1……テンシヨンバー、2……回動部材、3…
…平面カム、7……駆動プーリー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 挿入緯糸を係止、離脱する曲折状に形成したテ
    ンシヨンバー1を、軸5に緩合したプーリー6に
    一体的に設けた回動部材2に上下に揺動可能に支
    持すると共に、前記回動部材の外周に同心的に平
    面カム3を設け、前記平面カムにテンシヨンバー
    1に設けた転子14を当接し、前記プーリーの駆
    動プーリー7に回動部材2の正逆回転駆動手段を
    連結して成る細巾機械における緯糸張力附与装
    置。
JP10951788U 1988-08-19 1988-08-19 Expired JPH0426462Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10951788U JPH0426462Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19

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JP10951788U JPH0426462Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19

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Publication Number Publication Date
JPH0233285U JPH0233285U (ja) 1990-03-01
JPH0426462Y2 true JPH0426462Y2 (ja) 1992-06-25

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JP10951788U Expired JPH0426462Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19

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JPH0233285U (ja) 1990-03-01

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