JPS61199927A - 防食施工法 - Google Patents

防食施工法

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JPS61199927A
JPS61199927A JP60041617A JP4161785A JPS61199927A JP S61199927 A JPS61199927 A JP S61199927A JP 60041617 A JP60041617 A JP 60041617A JP 4161785 A JP4161785 A JP 4161785A JP S61199927 A JPS61199927 A JP S61199927A
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JP
Japan
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layer
tacky
corrosion protective
fiber
protective layer
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Pending
Application number
JP60041617A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Katayama
茂 片山
Akira Murakami
村上 陽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋼構築物の防食施工法に関し、更に詳しくは活
性汚泥、散水ろ床、高速エアレーション沈澱池などの汚
水処理施設や一般の橋脚、桟橋などの施設の腐食を防止
する施工法に関する。
〔従来の技術〕
鋼管、H鋼、L鋼、C鋼などの鋼構築物は、空気中の酸
素、水分、ミストなどにより容易に腐食する傾向がある
。たとえば活性汚泥、散水ろ床、高速エアレーション沈
澱池などによって有機物を酸化分解する汚水処理施設や
、その他通常の橋脚や桟橋などの施設では、常時散水、
飛沫水、冠水などの水の作用を受ける雰囲気下におかれ
るために、これ等施設に使用されている各種鋼材はその
腐食が容易に生じまた進行する。
これ等鋼構築物の上記腐食を防止する方法として従来か
ら鋼構築物の表面に塗料を塗布する方法があるが、充分
な防食性能を保証するための厚塗りを行ないにくい欠点
がある。また、鋼構築物の表面にまず防食層を形成し、
ついでこの防食層をゴムシートやFRP成形品で被覆し
て防食層を保護する方法が考えられる。ところが、鋼構
築物がH鋼、LH4、C鋼の如きものでは、防食層とゴ
ムシートとの間に隙間ができやすく、また上記形状に応
じた多種類のFRP成形品が必要となるなどの不都合が
ある。しかもゴムシートを使用するときには、このシー
トと防食層とを確実に接着させるための接着剤が必要で
あるとともに、上記シートの固定具も必要である。
この発明者らは、上記の観点から、sw+i築物の表面
に粘着防食材層を設けたのち、この層上にシート状繊維
基材と常温で硬化する非垂下性樹脂組成物とを施して上
記防食材層を被覆しさらに硬化させて繊維強化樹脂保護
層を形成するという方法をすでに提案した。この方法に
よれば、粘着防食材層と繊維強化樹脂保護層との密着性
が良好でまた鋼構築物が複雑な形状を有するものであっ
ても容易に施工できるなどの利点が得られる。
ところが、この方法にもなお解決すべき問題が残されて
いる。即ち、上記の粘着防食材層は非硬化性のパテ状物
であって軟弱な性状のため流動しやすく、特に日中太陽
光の照射によって高温にさらされるような場合には、流
動が起りやすく、もし繊維強化樹脂保護層にピンホール
がある場合には、ピンホールから粘着防食材層が外面に
流下し、美粧効果を損ねる上に、長期的に見ると防食性
能の低下も懸念される0通常、シート状繊維基材と常温
で硬化する非垂下性樹脂組成物からなる繊維強化樹脂保
護層は、非垂下性1)1脂組成物を1〜3回程度に施工
現場で塗装することにより形成されるが、工場生産のF
RPが5〜10回程度の多層塗りで形成さビることから
も判るように、この保護層にピンホールが皆無になるよ
うに塗装するのは極めて難しく、どうしてもピンホール
が生じる。
ピンホールレスにするためには、塗装回数を更に増せば
良いのであるが、施工コストが高くなり、実用的とは言
えない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記提案法を更に改良すること、更に詳しくは
上記提案法における繊維強化樹脂保護層のピンホールか
らの粘着防食材の流下を防止してより有効な防食施工法
を提供することを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は鋼構築物の表面に、(イ)粘着防食層を設
け、この層上に(ロ)B可塑性樹脂を主成分とする遮へ
い層を形成し、次いでこの遮へい層(ロ)上に、(ハ)
シート状繊維基材と常温硬化性非垂下性樹脂組成物とか
ら成る被覆を形成し硬化させて繊維強化I射脂保護層を
設けることによって達成される。
〔作用〕
本発明に於いて用いられる粘着防食材としてはペトロラ
タムを主成分とするタンニンおよび防錆剤など含むパテ
状物を挙げることが出来、好ましくはこれ等パテ状物を
ポリエステル不織布、ガラス布などのシート状繊維基材
あるいは多孔性基材に含浸させてなるテープ状又はシー
ト状のものとして用いるのが好ましい、この際使用され
るペトロラタムを主成分とするタンニンとしては、通常
ペトロラタムを1〜20重量%好ましくは3〜lO重量
%程度含有し、その他の成分を若干含有するタンニンが
使用され、ペトロラタムとしても広い範囲で各種の性状
のものが使用出来、またペトロラタム誘導体たとえば酸
化ペトロラタム等も使用することが出来る。またこの際
使用される防錆剤としても従来から使用されて来た各種
の防錆剤がいずれも有効に使用され、その代表的な具体
例を示せば亜硝酸ナトリウム、トリポリりん酸アルミニ
ウム、ジメチルアミンの通りである。防錆剤の使用量は
通常1〜5重量部程度である。
粘着防食材の性状としては半永久的に芸散あるいは硬化
せず、不透過性、内水性などの優れた防食機能を有する
もので金属表面に密着して完全に外界囲気との接触を断
つものが好ましい。
遮へい層としては熱可塑性樹脂を主成分とするものが、
就中そのフィルム状のものが使用され、通常、粘着防食
材により劣化されない材料で、粘着防食材層の上から容
易に巻装でき且つ流出を遮へいする適度な厚みを有して
いることが望まれる。
材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ナイ
ロン、ポリエステルなどがあげられる。厚みとしては、
5〜100ミクロン程度のものを用いるのが良い。
非垂下性樹脂組成物と共に用いるシート状繊維基材とし
ては有機性あるいは無機性の不織布あるいは織布(たと
えば材質がポリエステル繊維あるいはガラス繊維よりな
るもの)ならいかなるものでもよいが特にガラス繊維織
布を用いるのが好ましい。
シート状繊維基材は、厚み50〜500μmを用いるの
が良い。
物、フェノール樹脂組成物、キシレン樹脂組成物等を挙
げることが出来、これ等は常温での性状がパテ状あるい
はペースト状のものとして提供されうる。
本発明法をより明瞭になす見地より、本発明法により防
食施工された鋼構築物の一例を第1図に示す、但し第1
図はその半部縦断面図であり、同図中(1)は鋼構築物
、(2)は粘着防食材層、(3)は遮へい層、(4)は
繊維強化樹脂保護層を示す。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例 鋼管の表面を国鉄さび落し方基準に規定する3種ケレン
する。
次にこのケレン表面を粘着防食材で1..1−厚で被覆
する。
次にこの防食材層被覆面に厚さ12.7μの塩化ビニリ
デンフィルムをすし巻きで一層貼りつける。このときフ
ィルムは防食材の有する粘着性により容易に貼りつける
ことができる。またフィルムの宙ね合せ部は20sn程
度にする。
次にこの遮へい層面にガラスクロス(厚み100μ、打
込み本数縁20本/251幅、横20本/25m−幅)
をラップ巻きし、巻き初めと巻き終りは、ビニルテープ
等で仮どめを行う、またガラスクロスの重ね合せ部は3
0m5程度オーバーランプさせる。
次いでこのガラスクロス上に常温硬化型のエポキシ樹脂
非垂下性樹脂組成物を塗布し常温硬化させた。
なお上記組成物は2回塗り仕上げとした。即ち第1回塗
装が指触乾燥したとき第2回塗装を行なった・ 但し上記例で使用した粘着防食層並びに非垂下性樹脂組
成物としては夫々下記に示すものを使用した。
〈粘着防食層〉 ペトロラタム、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、 100重量部タンニン、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、  5重量部タルク、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、  50
笛量部く非垂下性樹脂組成物〉 ビスフェノールF系液状エポキシ 樹脂(エポキシ当量170)、、、、、、、、、、 1
00重量部シリカ粉、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、  40重量部アエロジルシランカッ
プリング剤、、   li量師部ポリアミドアミン、、
、、、、、、、、、、、、、  40重量部脂環族アミ
ン (イソホロンジアミン変成物)、、、、10重量部タル
ク、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、  20重量部上記各成分を均一に混合してパテ状
として使用した。
〔発明の効果〕
上記で説明した如く本発明法によると、鋼構築物の金属
表面を、その形状に合せて粘着防食材で被覆し、この層
上に熱可塑性樹脂フィルムの遮へい層を設け、この遮へ
い層上にシート状繊維基材と非垂下性樹脂組成物よりな
る繊維強化樹脂保護層を形成させるため、いかなる形状
の鋼材の施工も容易で現場作業性良好であり、かつ防食
層は遮へい層により被覆されているので繊維強化樹脂保
護層にピンホールが多少存在しても粘着防食材が流出す
ることはなく、また最外層の保護層により、衝撃や摩耗
などの外力から防食層が保護されるので優れた防食効果
、集鉱効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明法により防食施工された5wt1築物
の一例を示す半部縦断面図である。 1 、、、、、、鋼構築物 2 、、、、、、粘着防食材層 3 、、、、、、遮へい層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼構築物の表面に、(イ)粘着防食層を設け、こ
    の層上に(ロ)熱可塑性樹脂を主成分とする遮へい層を
    形成し、次いでこの遮へい層(ロ)上に、(ハ)シート
    状繊維基材と常温硬化性非垂下性樹脂組成物とから成る
    被覆を形成し硬化させて繊維強化保護層を設けることを
    特徴とする鋼構築物の防食施工法。
JP60041617A 1985-03-01 1985-03-01 防食施工法 Pending JPS61199927A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6463140A (en) * 1987-09-03 1989-03-09 Shimizu Construction Co Ltd Composite member
JP2003096715A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Sumitomo Rubber Ind Ltd 河川内コンクリート橋脚の補強方法
JP2011174254A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Nakabohtec Corrosion Protecting Co Ltd 鋼製桁構造物の内部の塗膜劣化部の補修及び防食方法
WO2018123882A1 (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社村田製作所 弾性波装置

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