JPS6119739Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は洗面装置に関するもので、鏡のくも
り止めと温風による手の乾燥を可能とすることを
目的とする。

この考案の一実施例を図面を用いて説明する。
すなわち、この洗面装置は、ミラーキヤビネツト
本体１と洗面台２を一体化した洗面化粧台に適用
したもので、ミラーキヤビネツト本体１の前面に
鏡３と手差込凹部４を設けて鏡３の裏面側に温風
循環空洞部（図示省略）を形成し、鏡３の下部裏
面側に温風フアン５を設置して、温風を手差込凹
部４と温風循環空洞部へ吹込可能としたものであ
る。温風フアン５は、鏡３の下方に配設したスイ
ツチ６により駆動制御され、すなわち手乾燥スイ
ツチ６ａを押すと手差込凹部４へ温風が吹き込ま
れ、くもり止めスイツチ６ｂを押すと鏡３裏面の
温風循環空洞部へ温風が吹込まれてその空洞部内
を循環し、切スイツチ６ｃを押すと温風フアン５
が停止する。また、手差込凹部４の両側面前端側
に赤外線センサ７を取付け、その赤外線が遮光さ
れたときにも、温風フアン５が駆動して手差込凹
部４へ温風が吹込まれるようにしている。また、
ミラーキヤビネツト本体１の上端には張出部１ａ
を設けて、その下面側に照明器具（図示省略）を
取付けている。また、洗面台２の上面には、給水
栓８，給湯栓９，蛇口１０，シンク１１からなる
洗面部が形成される。１２は収納部扉である。

このように構成した結果、くもり止めスイツチ
６ｂを押すと、温風が温風循環空洞部内を循環し
て鏡３が裏面側から暖められるため、洗面台２で
熱湯を使用したような場合でも鏡３がくもること
はない。また、洗面台２で手を洗つた後、濡れた
手をそのまま手差込凹部４へ差し込めば、赤外線
センサ７により温風フアン５が自動的に作動して
手差込凹部４へ温風が吹き付けられるため、手軽
に手を清潔乾燥することができる。もちろん、手
乾燥スイツ６ａを押すことにより温風フアン５を
作動して手の乾燥を行なつてもよい。また、一台
の温風フアン５に鏡３のくもり止めと手の乾燥の
両機能をもたせたため、各機能別に温風フアンを
設置した場合に比べて費用も安価となる。

なお、この考案は、洗面化粧台以外にも適用可
能である。

以上のように、この考案の洗面装置は、洗面部
と、この洗面部の後端から上方へ立上げた立上面
に取付けた鏡と、この立上面の洗面部近傍に形成
した手差込凹部と、前記鏡の裏面側に形成した温
風循環空洞部と、温風を前記手差込凹部と前記温
風循環空洞部へ吹込む温風発生装置と、この温風
発生装置を作動するスイツチとを備えたため、鏡
のくもり止めと温風による手の乾燥を行なえると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例の斜視図である。 １……本体、２……洗面台、３……鏡、４……
手差込凹部、５……温風フアン、６……スイツ
チ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗面部と、この洗面部の後端から上方へ立上げ
   た立上面に取付けた鏡と、この立上面の洗面部近
   傍に形成した手差込凹部と、前記鏡の裏面側に形
   成した温風循環空洞部と、温風を前記手差込凹部
   と前記温風循環空洞部へ吹込む温風発生装置と、
   この温風発生装置を作動するスイツチとを備えた
   洗面装置。