JPS6118925A - 表示装置 - Google Patents

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JPS6118925A
JPS6118925A JP59140019A JP14001984A JPS6118925A JP S6118925 A JPS6118925 A JP S6118925A JP 59140019 A JP59140019 A JP 59140019A JP 14001984 A JP14001984 A JP 14001984A JP S6118925 A JPS6118925 A JP S6118925A
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JP
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liquid crystal
substrate
resin
layer
barrier layer
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JP59140019A
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Inventor
Jun Hoshikawa
潤 星川
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Seiko Epson Corp
Epson Corp
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Seiko Epson Corp
Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、液晶、エレクトロクロミック等の表示媒体を
プラスチック樹脂よりなる基板を用い封入した表示体を
用いた表示装置に関する。
〔従来技術〕
近年、プラスチック樹脂よりなる基板を用いた表示体を
用いた表示装置が提案されている。しかし、一般にプラ
スチック樹脂は通気性や透湿性が大きいためにこのよう
な表示体は信頼性の点で問題があった。
〔目的〕
本発明はかかる欠点を除去し、プラスチック樹脂の基板
を用いた信頼性の高い表示体を用いた表示装置を提供す
ることを目的とする。
〔構成〕
本発明の表示装置は表示媒体を挾む少なくとも一方の基
板をプラスチック基板を用い構成した。
そしてプラスチック基板の表示媒体層側の基板面には透
明電極を形成し、表示媒体層と同じ側又は反対側の面又
は基板内部に空気又は表示媒体の有害物に対するバリア
層を形成した。
バリア層はプラスチック基板の少なくとも一方に無機系
部材で形成した。
〔基板の説明〕
上記基板材料としては、ポリエステル系樹脂、二酢酸セ
ルロース、三酢酸セルロース、酢酸ブチル等のセルロー
ス系樹脂、ポリエーテルサルフオン系樹脂、ポリサルフ
オン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート系樹脂、フェノキシ系樹脂、フェノキシ−ウレタン
系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、
ポリエーテルエーテルケトン系樹脂、ポリエーテルイミ
ド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、ポリイミドアミド系樹脂、ポリカーボネー
ト系樹脂、ポリサルフォン系樹脂や上記樹脂を混合させ
/+樹脂、上記樹脂を複層化させた樹脂がある。
この他、可塑性ある基板としては、上記プラスチック樹
脂やフィルムに二色性染料を含有し偏光能力を備えたP
VAフィルムや、仁のPVAフィルムと酢酸セルロース
フィルムを貼り合わせ一体化させた偏光板タイプの基板
、K膜よりなる偏光子を貼り合わせたものがある他、自
身が例えば上記よりなる偏光板が用いられる。
また、片面にアルミニウム箔やアルミニウム板を貼り合
わせたり、アルミニウムや銀を蒸着やスパッタしてあっ
てもよい。
本発明の表示装置に用いる液晶表示体は上記材料又は構
成よりなる同種の基板を用いて液晶層を挾持する1対の
基板を構成してもよいが、上記した範囲内で1対の基板
をそれぞれ異種の樹脂又は構成により形成しでもよい。
また、基板としては1〜2μのアクリル系樹脂のコーテ
ィング層を形成した上記基板でもよい。
この基板の例としては、アクリル系樹脂アンダーコーデ
ィング層のあるポリカーボネート基板、ボノサルフオン
基板等である。
かかる基板の厚さは約0.025〜1.5■である。
液晶表示体の薄型化を指向する場合は約0.025〜I
N内の厚さのものがよい。さらに約0.05〜0.2勧
内の厚さのものが適している。
上述した基板の樹脂材料(フェノキシ系樹脂等)は透明
性にすぐれ、基板上への透明導電膜(SUOコ 、工n
5Os、工TO等)の密着性にもすぐれる。
これらの樹脂で基板を作成する場合に例えば押出し法に
よると旋光性が生じない。また、−軸延伸の場合には偏
光子の偏光軸を一軸延伸方向と平行又は直角にすれば旋
光性があってもよい0両者の平行又は直角方向のずれは
5° 以内、好ましくは2°以内なら実質的に問題ない
。−軸延伸は例えばポリエチレンテレフタレート系樹脂
を使って基板を作成する場合(偏光子一体型基板を含む
)等に用いられる。
〔バリア層の説明〕
本発明の表示装置に用いる液晶表示体は空気や湿気等に
対するバリア層を形成する仁とにより電極基板としてプ
ラスチック樹脂を用いながら信頼性の高い表示体を構成
するものである。バリア層は空気と湿気等、表示品質や
液晶物質の少なくとも一方に対しても有害な物質を除去
するものである。空気や湿気等いずれをも除去する方が
望ましいことは言うまでもないが、いずれか一方に対し
て防護することにより充分に実用に耐える表示体が構成
される。使用環境によってはいずれか一方に対する防護
で充分だからである。
バリア層は電極基板の液晶側の面、あるいは液晶と反対
側の面、あるいは液晶側とその反対側の双方の面に形成
される。
〔有機系のバリア層〕
有機系のバリア層としては種々のものがある。
これらは液晶層への湿気の侵入を阻止したり空気の侵入
をカットしたりする。有機系のバリア層は電極基板の液
晶層側の基板面、又は液晶層と反対側の基板面に形成さ
れる。液晶層側の基板面に形成される際は、バリア層は
、電極基板−電極−バリ了層−配向層、又は電極基板−
パリア層−電極−配向層の順に形成される。前者の場合
はバリア層を配向層と兼用させてもよ−。また、外部回
路と接続する端子部分や、上下電極基板を導電接着材等
で接続する上下導通部分はバリア層を形成しないでおく
、また、バリア層はその上に配向層を形成する際、配向
剤の焼成時に配向剤中から液晶に有害な物質が配向剤を
通して液晶中に侵入するものであってはならない等、バ
リア層を液晶層側の基板面に形成する際は制約がある。
液晶層と反対側の基板面にバリア層を形成する場合はこ
のような制約はない。
まず、バリア層はポリ塩化ビニリデンでよく、仁の場合
は防湿性及び通気遮断性を共に有する。
ポリ塩化ビニリデンのバリア層は液晶層と反対側の基板
面に形成される。液晶層側の面に形成すると、配向剤の
焼成の際、ポリ塩化ビニリデンから塩累イオンが出たり
、場合によっては塩酸が生成され、液晶中に侵入して液
晶を劣化させる欠点があるため、ポリ塩化ビニリデン樹
脂のバリア層は液晶と反対側の基板面に形成される。
バリア層はポリビニルアルコール(PvAと略す)でも
よく、この場合は防湿性の作用は弱いが通気遮断性の作
用は大きい、PTAのバリア層は液晶層側あるいはその
反対側の基板面いずれであってもよい。
バリア層はポリビニルブチラール(PVBと略す)でも
よく、この場合は防湿性の作用は弱いが通気遮断性の作
用は強い、PVBのバリア層を液晶層側に形成すると配
向剤を溶媒中に溶かしてバリア層と積層する場合にバリ
ア層が膨潤したり、液晶も有機溶剤の1種であるので、
バリア層が液晶に溶けたりする。PVBのバリア層は液
晶層と反対側の基板面に形成する。
バリア層はPTAとアクリル系樹脂の混合物でもよく、
この場合はアクリル系樹脂の混合比は全体の約20〜5
0ttJt%である。約so’tot%がよい。かかる
バリア層は液晶層側又はその反対側の基板面いずれに形
成してもよい。このバリア層はU4硬化型にすることも
でき、耐湿性に特にすぐれる。
バリア層はPVBとエポキシ系樹脂の混合物でもよくこ
の場合はエポキシ系樹脂の混合比は全体の10〜40 
w t %とする。約20wt%がよい、かかるバリア
層は液晶層側、あるいはその反対側の基板面いずれに形
成してもよい。
バリア層はウレタン系プライマーをコーディングした上
にPAH層を形成したものであってもよい。基板が可撓
性を失わないためウレタンブライマー厚は約500A〜
5μ、好ましくは1〜2μである。PANの厚さは約5
〜50μである。ウレタン系プライマーによりPAHの
基板への密着性は向上する。
上記有機系バリア層は約5μ以上あれば充分防湿性又は
通気遮断性を有するが、約5μ〜50μ厚であるとバリ
ア性を有しなから可撓性を有する。
なお、基板上にアクリル系のアンダーコート層を設け、
その上に又は、アクリル系のアンダーコート層と逆側の
面上に上記有機系のバリア層を形成してもよい。アクリ
ル系のアンダーコート層はアクリル系樹脂が熱硬化性樹
脂であるため、アクリル系樹脂のアンダーコート層が液
晶側の基板面に形成されると配向層が溶媒に溶はた状態
でバリア層を形成されたとき溶・媒と反応して膨潤する
仁とがない、また、アクリル系アンダーコート層がバリ
ア層より液晶層側に形成されていると、バリア層を基板
上に形成する際、または形成した後、バリア層自体の有
害物が液晶中に侵入するのが阻止される。
アクリル系のアンダーコート層は約500A以上あれば
上記作用を有するが、基板が可撓性を保つため(曲げて
もアンダーコート層が破壊されないの意味)には5/1
以下がよい。好ましくは1〜2−〇− μ厚がよい。これの例としては基板の液晶と反対側面に
アクリル系樹脂のアンダーコート層を形成した後、ポリ
塩化ビニリデン樹脂のバリア層を形成するものがある。
なお%P A N+P V Aはバリア層と配向層を着
用することもできる。
〔無機系のバリア層〕
無機系のバリア層としては、sho、層がある。
これは液晶層側、あるいはその反対の基板面側のいずれ
に形成してもよい、約0.5μ以上でバリア性を有する
。基板が可撓性を有するためにはsho。
層の厚さが約0.5〜2μであり、好ましくは約1μで
ある。sho、層は蒸着、スパッタの他、Sゼを有する
有機又は無機材を基板上にコーティングし化学反応や熱
処理により形成してもよい。
その他の無機系のバリア層はリン酸−鉄系のコーティン
グ層がある。これの具体例としては、F−が入ったリン
酸ガラスがある。5μ以上でバリア性を有する。可撓性
とバリア性を兼ね備えるためには約lOμ厚がよい。こ
のバリア層は基板の液−1〇− 高側、又はその反対側のいずれでもよいが好ましくは液
晶層と反対側面である。
〔実施例1〕 第1図は、本発明の表示装置に用いる液晶表示体の第1
の実施例である。フェノキシ樹脂よりなる基板1.2が
、液晶層8を挾んでいる。基板1.2の液晶層8側の面
上にはBoo!、 工n203 e工T。
等よりなる透明導電膜4が形成されており、液晶層8と
反対側の面上にはポリ塩化ビニリデンの樹脂層5が形成
されている。透明導電膜4の上には配向膜6が形成され
ている。
基板1.2の厚さは、0.025〜1゜5uである。
厚さが0.025〜1龍、 0.08〜0.5HJ1.
0.08〜0.2MMになるに従って、液晶表示体の薄
型化が指向され、曲げに対しても強くなる。樹脂層がフ
ィルムであると製造が容易である。
透明導電膜4の厚さは100〜2000Aであり、10
0〜700Aの方がより好ましい。透明導電膜4をIT
Oで構成する場合は、酸化インジウム系と酸化スズ系の
混合比は0.05〜200  が適当である。透明導電
膜4は、フェノキシ樹脂の基板1 、2上に、スパッタ
リング法、蒸着法、イオンブレーティング法等で形成さ
れる。これらの導IE 膜i1. 化学エツチングφイ
オンビームエツチング・プラズマエツチング・フォトリ
ソグラフィー等の方法により、所定の電極形状に加工さ
れる。
透明導電膜4上の配向膜6は、ポリイミド系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリイミド−アミド系樹脂等であり、厚
さは5〜100OAで、ラビングにより配向処理される
。例えば、配向膜6がポリイミド系樹脂の場合には、1
00〜200℃で1〜8時間焼成する。これらの配向膜
はディッピング、印刷等によって基板上に形成される。
基板1,2間には、グラスファイバー、ガラス等の球形
や円柱形をしたスペーサ7が配されている。シール8は
、エポキシ系やシリコン系、ウレタン系、アクリル系等
の接着剤をスクリーン印刷、オフセット印刷、手塗り等
で形成する。
液晶層8の厚さは1〜12μmが適当である。
上下基板1,2の液晶層8と反対側面にはポリ塩化ビニ
IJデンの樹脂層5が形成されている。ポリ塩化ビニリ
デンの樹脂層5は、厚さが8〜100μm 、 5〜5
0μm 、 5〜20μmの順には好ましくなる。ポリ
塩化ビニリデンの樹脂層5は、フェノキシ樹脂よりなる
基板1,2上に適当な溶剤に溶かしたポリ塩化ビニリデ
ン樹脂をハケ塗り、ディッピングスクリーン印刷、オフ
セット印刷、グラビア印刷等でコーティングしたり、ポ
リ塩化ビニリデンのフィルムを貼り合わせて形成する。
ポリ塩化ビニリデン樹脂の厚さが8μm以上であると充
分な防湿作用を有する。
なお、液晶層を挾持する基板の一方をガラス基板で置き
かえても良い。この場合は第2図に示す様に上基板11
をガラス基板にしたり、第8図に示す様に下基板21を
ガラス基板にして本発明の液晶表示体の他の実施例を構
成する。第2図、第8図に示される様に一方の基板をガ
ラス基板にする時はガラス基板の厚さは0゜1〜1.5
龍が良(,0,2〜0.7關がより好ましい。
〔実施例2〕 −I:(−■ ポリ塩化ビニリデン樹脂100tをテトラヒドロシラン
600F、トルエン8001の混合溶媒に溶解させ、と
の液を0.1 ws厚みのフェノキシ−ウレタン樹脂に
グラビアコーターで塗付し、乾燥させて基板を作製した
。ポリ塩化ビニリデンの膜厚は0.01mであった。こ
の基板の、ポリ塩化ビニリデン膜を形成していない側に
1低温スパツタリング法で酸化インジウム−酸化スズ系
導電膜(組成比95:5)を5001厚みに形成し、フ
ォトリソグラフィー法で所定の電極形状に加工した。
次に、電極面にポリイミド樹脂を500A厚みに塗付し
、150℃1時間乾燥して配向膜を形成した。これをガ
ーゼで一定方向にζすりて配向処理を行なった。これに
可撓性エポキシ接着剤をシール形状にスクリーン印刷し
、銀糸導電接着剤を上下導通箇所につけ、直径10 ミ
クロンのグラス、ファイバー細片を散布したのち、上下
基板を組立て、100℃で1時間加熱硬化させた。これ
に真空注入法で液晶物質を充填し、注入口をエポキシ接
着剤で封止して液晶セルを形成した。
〔実施例8〕 0゜IIIJ厚のフェノキシ樹脂のプラスチック基板の
片面KO,01mgの厚さにポリ塩化ビニリデン樹脂を
コーティングしたところ、透湿性が20 CC/ m 
”、24Hから2゜9艶Aが 、24Hに、酸素ガス透
過性が、41 Cr、/ rn”  、 24 Hat
mから8.5 cc / m ”  。
24H1αtmへ改善された。この基板のポリ塩化ビニ
リデン樹脂をコーティングしていない側の面に工To膜
を20OAの厚さに、スパッタにより形成し、フォトリ
ソグラフィーで所定の電極形状に加工した。電極上には
ポリイミド系樹脂を50OAの厚みに塗布し、150℃
で1時間焼成した。
これをガーゼでラビングにより配向処理を行なった5次
に、グラスファイバーを基鈑上に散布し、エポキシ接着
剤をスクリーン印刷によりシール形状に印刷し、銀糸導
電接着剤で上下導通処理をおこない、2枚の基板を組み
立て、接着剤を加熱硬化した。これKJc空注入法によ
り液晶物質を充填し、注入口をエポキシ系接着剤で封止
して液晶セルを形成した。この液晶セルの上下に偏光板
を添付して液晶表示体を作成した。
〔実施例4〕 実施例1において、液晶層を介して対向する一方の基板
を0.7uのガラス基板を用い、他方のプラスチック基
板と同様に導電膜を付は配向処理をし、実施例1と同様
にして液晶セルを構成した。
〔実施例5〕 実施例2において、液晶層を介して対向する一方の基板
を0.5關厚のガラス基板を用い、電極、配向膜を形成
し、実施例2と同様にしてAM晶セルを構成した。
〔実施例6〕 本発明の基板拐料としてフェノキシ系樹脂としてフェノ
キシ−ウレタン系樹脂を用いた、かかるフェノキシ−ウ
レタン系樹脂は、例えばで示されるフェノキシ樹脂の水
酸基−OHが、ウレタン結合−〇−と−−<が付加され
て古 の構造を有するものである。かかるフェノキシ−ウレタ
ン系樹脂はウレタン結合が付与されているため、熱硬化
性の性質と熱可塑性の性質を兼ね備えたプラスチック樹
脂基板となった。このようなフェノキシ系樹脂の基板の
液晶層側に電極を形成し、反対側にポリ塩化ビニリデン
樹脂層を形成した。
〔実施例7〕 第4図及び第5図に示す様に実施例1,2の液晶表示体
を、シール剤を、液晶層側のシール18がシリコン系接
着剤、外側のシール田がエポキシ系接着剤の2層のシー
ルで形成した。
〔実施例8〕 実施例1.2の液晶表示体を、液晶注入口をエポキシ系
接着剤で封止した。
〔実施例9〕 実施例1.2の液晶表示体を、液晶注入口をシリコン系
接着剤で封止した上にエポキシ系接着剤で封止した。
なお、液晶表示体を構成する基板が透明電極付きの偏光
板であるとき、偏光板の偏光膜より液晶物質と反対側に
バリア層を形成すると偏光膜と液晶物質が同一のバリア
層により保護される。基板が偏光膜や偏光板と透明電極
が形成された。又は偏光板と一体後に透明電極が形成さ
れるプラスチックフィルムと一体化された場合も同様で
ある。
また、バリア層は基板の表面部分でなく、中間部分に形
成されてもよい。例えば2枚のポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの積層される中間層部分圧バリア層を形成
し、中間部分にバリア層が形成された電極基板によって
液晶表示体を構成してもよい。このような場合、2枚の
支持体はラミネートにより一体化したり、押出し法によ
り一体化する。
また、液晶表示体の液晶を介する基板の一方がバリア層
を設けた透明基板で他方を反射層を設けた基板で構成し
てもよい。反射層は銀、アルミニウム等の薄板のラミネ
ートや、それらの蒸着、スパッタ、それらの粉末をコー
ティングしたもの等で構成できる。
このようにすると、反射層を設けた側の基板は反射層に
より湿気や空気が遮断され、バリア層を設けなくともよ
い。この際、反射層がアルミ、鎖環反射率の高い金属の
蒸着、スパッタによる薄層であると、反射層の厚さが約
1000A〜1μ、好ましくは約0.5μであると反射
層として充分機能し、かつ可撓性を有する(曲げても反
射層が破壊されない、) このようにして構成した液晶セルは、上下如偏光板を配
してツイストネマチック型の表示体や、上に1枚だけ偏
光板を配して1枚偏光板型のツイストネマチック表示体
や、中に染料を入れてゲストホストのホワイトテーラ−
型の表示体や、上に1枚偏光板を配したゲストホスト型
の表示体や、D S MIQ、K’OB型、スメクチッ
ク型の表示体とすることができる。
々お、フェノキシ系その他の樹脂の基材をフィルムで構
成することもできる。フェノキシ系その他の樹脂の基材
をフィルムで構成するとロール状に巻いておいて連続加
工することも可能である。
〔効果〕
このように本発明の表示装置は従来の表示体のガラス基
板をプラスチック樹脂に置き換え、その除虫ずる旋光性
、透明電極との密着性等の諸問題を基板材料をフェノキ
シ系樹脂等の樹脂を用いることにより解決し、さらにプ
ラスチック樹脂の有する透気性、透水性あるいは透湿性
の問題をポリ塩化ビニリデン樹脂等によるバリア層を形
成することにより解決し、表示媒体中に気泡が生じたり
水分により劣化したりしないようにして信頼性を高め、
プラスチック基板を用いた表示体を用いた表示装置を商
品として完成させたものである。さらに、本発明の様な
プラスチック基板を用いた表示体を用いた表示装置は表
示体自身が可撓性を有し、信頼性を保ちながらさまざま
な用途−例えば曲げることのできる電卓、腕時計等−に
使用でき、表示装置の新しい市場を拡げるものである。
即ち、本発明の表示装置に用いる液晶表示体は、基板が
フェノキシ系樹脂等のプラスチック基板により構成され
ているため、旋光性が生ぜず、明確な表示を行なうこと
ができ液晶表示体の基板として使用できる。また、フェ
ノキシ樹脂等は透明導電膜の密着性が良く、透明導電膜
が基板から剥離しに<<、信頼性にすぐれる。
また、本発明の液晶表示体はフェノキシ系樹脂等を主体
としてポリ塩化ビニリデン樹脂層等のバリア層が積層さ
れているため、液晶を挾持する1対の基板を共に上記プ
ラスチック基板により構成すると可撓性にすぐれた液晶
表示体を曲げ湾曲状等に曲率を持たせて使用する事が可
能となる。?−の際、基板がフェノキシ系樹脂等の樹脂
とポリ塩化ビニリデン樹脂等のバリア層の積層により構
成されているため、基板の透湿率や透気率を小さくし、
液晶が水によって加水分解して劣化したり、液晶層内に
気泡を生ずる仁とがない。また、フェノキシ等の基板を
構成する樹脂やポリ塩化ビニリデン樹脂等のバリア層が
クラックを生ずることもない。
この際、フェノキシ系樹脂等の基板材料やポリ塩化ビニ
リデン樹脂等のバリア層を所定の厚さにすることにより
上記作用効果は一層著しいものとなる。また、基板が薄
い場合、ガラス基板だと、ラビングや圧着組立時や取り
扱う際に割れやすく、歩留りが低下するが、本発明のよ
うに、プラスチック樹脂を基板として用いると、ラビン
グや圧着組立や取り扱う際に割れることがなく、歩留り
が向上する。
また、このように構成された本発明の液晶表示体は軽い
ために床の上に落ちても割九る仁とがない。
また、逆に、液晶を介して対向する一方の基板をガラス
基板により本発明の液晶表示体を構成すると、片側の基
板が可撓性を有するのにガラス基板により平面状化液晶
表示体を構成でき、固定した平面状の表示体を構成した
い際は有利である。
また、シール部をエポキシ系接着剤とシリコン系接着剤
の二重構造とすると、エポキシ系接着剤−η− によって透水性や透気性が抑えられ、かつ、シリコン系
接着剤によりプラスチック基板を強固に接合することが
できる。
また、本発明の液晶表示体は液晶層を挾む基板の少々く
とも一方がプラスチック樹脂を主体として構成されてい
るため、液晶表示体が軽く1本表示体を使用した表示装
置の重さの軽減に役立つ。
また、プラスチック樹脂を基板材料としているため、基
板の厚さを薄くシ、表示体全体、及び本表示体を使用し
た表示装置の厚さを薄くするととも可能である。このよ
うに本表示体はプラスチックを基板拐料としているにも
かかわらず、信頼性が高く、長寿命の表示体を構成でき
る。
なお、以上の説明により明らかにされた液晶表示体を用
いた表示装置は薄さ、軽さを有し寿から充分な品質が保
証される。
本発明の液晶表示体を用いた表示装置が腕時計、電卓、
ハンドベルトコンピュータ、表示付キャッシュカード、
ポケットテレビ等、携帯用表示機器や壁掛けTVに使用
されるとかかる利用は大変効用がある。また、このよう
な表示機器に使用される際、表示体が可撓性を有すると
表示機器を充分薄くしても機器が破壊されることがない
等、有用性がある。
本発明は液晶表示体を用いた表示装置だけに適用される
のではなく、エレクトロクロミックディスプレイ、エレ
クトロルミネセンスディスプレイ、電気泳動累子等に対
しても本文中の「液晶」の言葉を別の言葉に置き換えれ
ば本発明の説明が同様に成り立つことは言うまでもない
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の表示装置に用いる液晶表示体
の第1〜第5の実施例である。 1・・上基板 2・−下基板 8・・液晶層 4・・透明導電膜 5・・ポリ塩化ビニリデン樹脂層 6・・配向層 7・・スペーサ 8.18,28・・シール 以   上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 液晶、エレクトロクロミック等の表示媒体を封入した表
    示体を用いた表示装置において、前記表示体の前記表示
    媒体を封入したプラスチック基板の少なくとも一方に無
    機系のバリア層を形成したことを特徴とする表示装置。
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