JPS61188431A - 発泡率の高い架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 - Google Patents
発泡率の高い架橋ポリエチレン系樹脂発泡体Info
- Publication number
- JPS61188431A JPS61188431A JP2619585A JP2619585A JPS61188431A JP S61188431 A JPS61188431 A JP S61188431A JP 2619585 A JP2619585 A JP 2619585A JP 2619585 A JP2619585 A JP 2619585A JP S61188431 A JPS61188431 A JP S61188431A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- flexibility
- ethylene
- ratio
- propylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、エチレン・プロピレンランダム共重合体と低
密度ポリエチレンを必須成分とするブレンドポリマから
なる柔軟性および耐熱性の両特性に優れた発泡率の高い
架橋エチレン・プロピレン系発泡体に関する。
密度ポリエチレンを必須成分とするブレンドポリマから
なる柔軟性および耐熱性の両特性に優れた発泡率の高い
架橋エチレン・プロピレン系発泡体に関する。
[従来の技術]
従来、柔軟性を有する発泡体は、特公昭44−470号
や特開昭49−129757号公報によって公知である
。□ これらの発泡体は、いずれも柔軟ではあるが、前者の発
泡体はエチレン・酢酸ビニル共重合体か、ら構成されて
いるために、その耐熱性が60℃程度にすぎず、耐熱性
を要しない限られた用途にしか使用することができない
し、後者のエチレン・プロピレン系エラストマーからな
る発泡体は、ポリマ内部に不飽和結合を有する一部架橋
された構造を有し、ゴム的性質が強く、かつ熱収縮性が
大きいため、発泡倍率の高いものが得られ難いという問
題があった。
や特開昭49−129757号公報によって公知である
。□ これらの発泡体は、いずれも柔軟ではあるが、前者の発
泡体はエチレン・酢酸ビニル共重合体か、ら構成されて
いるために、その耐熱性が60℃程度にすぎず、耐熱性
を要しない限られた用途にしか使用することができない
し、後者のエチレン・プロピレン系エラストマーからな
る発泡体は、ポリマ内部に不飽和結合を有する一部架橋
された構造を有し、ゴム的性質が強く、かつ熱収縮性が
大きいため、発泡倍率の高いものが得られ難いという問
題があった。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明の目的は、優れた柔軟性を有するのみならず、耐
熱性に優れた発泡倍率の高い架橋ポリエチレン系樹脂発
泡体を提訊するにある。
熱性に優れた発泡倍率の高い架橋ポリエチレン系樹脂発
泡体を提訊するにある。
[問題点を解決するための手段]
上記本発明の目的は、
(A)15〜30重量%の範囲量のプロピレン成分を含
有し、100〜118℃の融点(Tm>および85〜1
00℃の結晶化温度(TmC)を有するエチレン・プロ
ピレンランダム共重合体および (B)115℃未満の融点(Tm>および0.935C
1/cm3以下の密度を有する低密度ポリエチレンとの
ブレンド比(B/A>が0.10〜5゜70の範囲内で
あるブレンドポリマからなり、式[R=I30/2・I
20コ で示される1 3C−NMRスペクトルによる面積強度
比(R)が3.0〜74.O1柔軟性指数(N)が10
.0以下である発泡率の高い架橋ポリエチレン系樹脂発
泡体によって達成することができる。
有し、100〜118℃の融点(Tm>および85〜1
00℃の結晶化温度(TmC)を有するエチレン・プロ
ピレンランダム共重合体および (B)115℃未満の融点(Tm>および0.935C
1/cm3以下の密度を有する低密度ポリエチレンとの
ブレンド比(B/A>が0.10〜5゜70の範囲内で
あるブレンドポリマからなり、式[R=I30/2・I
20コ で示される1 3C−NMRスペクトルによる面積強度
比(R)が3.0〜74.O1柔軟性指数(N)が10
.0以下である発泡率の高い架橋ポリエチレン系樹脂発
泡体によって達成することができる。
本発明の発泡体は、エチレン・プロピレンランダム共重
合体(A>と高圧法低密度ポリエチレン(B)とのブレ
ンドポリマから構成される。
合体(A>と高圧法低密度ポリエチレン(B)とのブレ
ンドポリマから構成される。
本発明のエチレン・プロピレンランダム共重合体(A>
としては、プロピレンの共重合率が15〜30重量%範
囲内であり、100〜118℃、好ましくは105〜1
15℃ののTmおよび85〜100℃、こりましくは8
7〜97℃のTmcを有する点に特徴がある。
としては、プロピレンの共重合率が15〜30重量%範
囲内であり、100〜118℃、好ましくは105〜1
15℃ののTmおよび85〜100℃、こりましくは8
7〜97℃のTmcを有する点に特徴がある。
ここで、TmおよびTmCは、それぞれ示差走査熱量計
(DSC>によって検出される値である。
(DSC>によって検出される値である。
すなわち、上記範囲のTmおよびl−mCを有するとい
うことは、当該共重合体が結晶性が残存していることを
意味し、EPR,EPT、EPDMなとの非品性のエチ
レン・プロピレン系エラストマーとは明白に相違するポ
リマであることを示す。
うことは、当該共重合体が結晶性が残存していることを
意味し、EPR,EPT、EPDMなとの非品性のエチ
レン・プロピレン系エラストマーとは明白に相違するポ
リマであることを示す。
上記本発明の共重合体において、プロピレンの含有量が
15%未満の場合は、ポリマの結晶性が大きくなり、融
点(Tm>が高くなるため、耐熱性の点では有利である
が、得られる発泡体の柔軟性が低下するので好ましくな
いし、他方、30%を越える場合は、ポマが完全に非晶
化し、耐熱性が失われるので好ましくない。
15%未満の場合は、ポリマの結晶性が大きくなり、融
点(Tm>が高くなるため、耐熱性の点では有利である
が、得られる発泡体の柔軟性が低下するので好ましくな
いし、他方、30%を越える場合は、ポマが完全に非晶
化し、耐熱性が失われるので好ましくない。
加えて、本発明の共重合体は、前記範囲内の融点(Tm
)および結晶化温度(Tmc)を有していることが重要
であり、融点が前記式の範囲外の場合、たとえば、Tm
が100℃未満では発泡体の耐熱性が悪化し、またTm
が1.18℃を越えると、伸びが低下して柔軟性を失う
ために好ましくないし、結晶化温度が該式で規定される
範囲外、たとえば、TmCが85℃未満では、発泡体の
高温使用時における形態安定性が低下し、100℃を越
えると、発泡体をシートに成形する場合の加工性が悪く
なり、品質、性能の安定した製品を製造することが難し
くなったり、発泡体の特性のバラツキが大きくなるため
tこ好ましくない。
)および結晶化温度(Tmc)を有していることが重要
であり、融点が前記式の範囲外の場合、たとえば、Tm
が100℃未満では発泡体の耐熱性が悪化し、またTm
が1.18℃を越えると、伸びが低下して柔軟性を失う
ために好ましくないし、結晶化温度が該式で規定される
範囲外、たとえば、TmCが85℃未満では、発泡体の
高温使用時における形態安定性が低下し、100℃を越
えると、発泡体をシートに成形する場合の加工性が悪く
なり、品質、性能の安定した製品を製造することが難し
くなったり、発泡体の特性のバラツキが大きくなるため
tこ好ましくない。
また、低密度ポリエチレン(B)は、従来、架橋タイプ
の発泡体原料として使用されている高圧法で重合された
もののうち、115℃未満の融点(Tm)および0.9
35CI/Cm3以下の密度を有するポリマである。
の発泡体原料として使用されている高圧法で重合された
もののうち、115℃未満の融点(Tm)および0.9
35CI/Cm3以下の密度を有するポリマである。
この(A>と(B)とのブレンド比率(B/A>は、重
量比で0.10〜5.70、好ましくは0゜17〜4.
0の範囲内であるのがよく、(B/A>が0.10より
も低くなると、シートなどを成形する際に、粘着し易く
、キャスト条件の設定が困難になるし、他方、5.70
を越えると得られる発泡体の柔軟性が不充分になるので
好ましくない。
量比で0.10〜5.70、好ましくは0゜17〜4.
0の範囲内であるのがよく、(B/A>が0.10より
も低くなると、シートなどを成形する際に、粘着し易く
、キャスト条件の設定が困難になるし、他方、5.70
を越えると得られる発泡体の柔軟性が不充分になるので
好ましくない。
そして、このようなブレンドポリマからなる本発明の発
泡体は、3.0〜74.0、好ましくは4.0〜70.
0の範囲の130−NMRスペクトルによる面積強度比
(R)を有し、かつ10゜O1好ましくは9.0以下の
柔軟性指数(N)を有する。
泡体は、3.0〜74.0、好ましくは4.0〜70.
0の範囲の130−NMRスペクトルによる面積強度比
(R)を有し、かつ10゜O1好ましくは9.0以下の
柔軟性指数(N)を有する。
ここで、柔軟性指数(N>は、次のごとく定義される値
であり、Nの値が小さい程、柔軟性に優れていることを
示す。
であり、Nの値が小さい程、柔軟性に優れていることを
示す。
N =(25%圧縮硬さ)×(発泡倍率)すなわち、
本発明の発泡体は、上記範囲の13C−NMRスペクト
ルによる面積強度比(R)を有するために、その高度の
発泡倍率にもかかわらず、優れた耐熱性を保有し、柔軟
性指数(N)に示される範囲の柔軟性を有する。通常、
発泡体の柔軟性は、発泡倍率に依存し、発泡倍率が同じ
であっても、ポリマの特性、特に結晶性の大きさによっ
て柔軟性が相違するが、上記範囲の13Q−NMRスペ
クトルによる面積強度比(R>を有する本発′明の発泡
体は、広い範囲の実用性能のある柔軟性を保持するので
ある。
本発明の発泡体は、上記範囲の13C−NMRスペクト
ルによる面積強度比(R)を有するために、その高度の
発泡倍率にもかかわらず、優れた耐熱性を保有し、柔軟
性指数(N)に示される範囲の柔軟性を有する。通常、
発泡体の柔軟性は、発泡倍率に依存し、発泡倍率が同じ
であっても、ポリマの特性、特に結晶性の大きさによっ
て柔軟性が相違するが、上記範囲の13Q−NMRスペ
クトルによる面積強度比(R>を有する本発′明の発泡
体は、広い範囲の実用性能のある柔軟性を保持するので
ある。
以下、本発明になる高発泡・架橋ポリエチレン系樹脂発
泡体の製造法の1態様について説明する。
泡体の製造法の1態様について説明する。
前記の共重合組成を有するエチレン・プロピレンラン、
ダム共重合体(A>に低密度ポリエチレン(B)を前記
の範囲内でブレンドし、公知の加熱分解型発泡剤、たと
えばアゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレン
テトラミシなどおよび必要に応じて加熱によってラジカ
ルを発生する架橋剤を混合し、前記の発泡剤および架橋
剤が分解しない温度に保持して成形、たとえばシート状
に成形する。この成形されたシート状物を電離性放射線
架橋法または化学的架橋法などの公知の任意の方法を適
用して架橋する。この場合の架橋の程度はゲル分率で1
5〜60%にするのがよい。
ダム共重合体(A>に低密度ポリエチレン(B)を前記
の範囲内でブレンドし、公知の加熱分解型発泡剤、たと
えばアゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレン
テトラミシなどおよび必要に応じて加熱によってラジカ
ルを発生する架橋剤を混合し、前記の発泡剤および架橋
剤が分解しない温度に保持して成形、たとえばシート状
に成形する。この成形されたシート状物を電離性放射線
架橋法または化学的架橋法などの公知の任意の方法を適
用して架橋する。この場合の架橋の程度はゲル分率で1
5〜60%にするのがよい。
より具体的には、電離性放射線架橋法の場合は、高エネ
ルギー線としてα、β、γ、X線、電子線、中性子線等
、通常は、高エネルギー電子線照射機を使用し、たとえ
ば1〜50Mradの線聞の電子線を該シート状物に照
射することにより架橋される。この場合に、該エチレン
・プロピレン共重合体に対し、0.1〜10重聞部の公
知の各種架橋助剤、たとえばジビニルベンゼン、ジアリ
ルフタレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
トなどを添加して電子線架橋してもよい。この放射線照
射に代えて、ベンゾフェノンなどの紫外線増感剤を添加
し、紫外線を照射して架橋することもできる。
ルギー線としてα、β、γ、X線、電子線、中性子線等
、通常は、高エネルギー電子線照射機を使用し、たとえ
ば1〜50Mradの線聞の電子線を該シート状物に照
射することにより架橋される。この場合に、該エチレン
・プロピレン共重合体に対し、0.1〜10重聞部の公
知の各種架橋助剤、たとえばジビニルベンゼン、ジアリ
ルフタレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
トなどを添加して電子線架橋してもよい。この放射線照
射に代えて、ベンゾフェノンなどの紫外線増感剤を添加
し、紫外線を照射して架橋することもできる。
また、化学架橋法の場合は、ジクミルパーオキサイド、
ジターシャニリープチルパーオキサイドなどの有機過酸
化物による架橋法、ざらにこれらの架橋剤と共ににビニ
ルトリメトキシシラン等のビニルシランを混練してグラ
フト化させた後、シロキサン縮合反応によって架橋させ
るシラン架橋法等を適宜適用することができる。
ジターシャニリープチルパーオキサイドなどの有機過酸
化物による架橋法、ざらにこれらの架橋剤と共ににビニ
ルトリメトキシシラン等のビニルシランを混練してグラ
フト化させた後、シロキサン縮合反応によって架橋させ
るシラン架橋法等を適宜適用することができる。
かくして得られる架橋成形品は、熱風雰囲気中またはソ
ルト浴上で加熱され、成形品内部に含有される発泡剤を
急激に分解させることによって発泡体に変換される。
ルト浴上で加熱され、成形品内部に含有される発泡剤を
急激に分解させることによって発泡体に変換される。
また、本発明の目的を損わない範囲で、本発明の発泡体
の製造に使用する前記エチレン系樹脂組成物に直鎖状の
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジェン、塩素
化ポリエレン等の各種ポリマを本発明のブレンドポリマ
100重量部に対し、10重最%を上限として少量添加
混合することができ、必要に応じて、同様に本発明の目
的を損わない範囲で、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、他の性能を付与する各
種無機物などを所望の目的のために添加することができ
る。
の製造に使用する前記エチレン系樹脂組成物に直鎖状の
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジェン、塩素
化ポリエレン等の各種ポリマを本発明のブレンドポリマ
100重量部に対し、10重最%を上限として少量添加
混合することができ、必要に応じて、同様に本発明の目
的を損わない範囲で、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、他の性能を付与する各
種無機物などを所望の目的のために添加することができ
る。
ざらに、本発明になる架橋ポリエチレン系樹脂発泡体に
は、その少がくとも1面にコロナ放電処理、コーティン
グなどにより接着剤を付与し、ラミネート加工し、その
加工性の向上を図ることができるし、プラスチックフィ
ルムやシート、他の発泡体シートや金属箔を貼り合わせ
たり、押出ラミなどにより複合構造を付与したりする、
すなわち各種の加工技術を適用することができる。
は、その少がくとも1面にコロナ放電処理、コーティン
グなどにより接着剤を付与し、ラミネート加工し、その
加工性の向上を図ることができるし、プラスチックフィ
ルムやシート、他の発泡体シートや金属箔を貼り合わせ
たり、押出ラミなどにより複合構造を付与したりする、
すなわち各種の加工技術を適用することができる。
[発明の効果]
かくして得られる本発明の架橋ポリエチレン系樹脂発泡
体は、低発泡倍率から高発泡倍率に亘るものまで、全て
卓越した柔軟性並びに耐熱性を有しており、その柔萩性
と耐熱性を活かして、各種のパツキン、粘着テープベー
ス、マット基材、断熱材ンクッション材など、さらに等
の優れた感触を利用した衣料品:医薬品などの多乏の用
途に使用、展開することができる。
体は、低発泡倍率から高発泡倍率に亘るものまで、全て
卓越した柔軟性並びに耐熱性を有しており、その柔萩性
と耐熱性を活かして、各種のパツキン、粘着テープベー
ス、マット基材、断熱材ンクッション材など、さらに等
の優れた感触を利用した衣料品:医薬品などの多乏の用
途に使用、展開することができる。
以下に、本発明の効果について、実施例に基づき、さら
に具体的に説゛明する。
に具体的に説゛明する。
なお、本発明において、融点(Tm) 、結晶化温度(
Tmc) 、13C−NMRスペクトルによる面積強度
比(R)、耐熱性は次の方法により測定した値である。
Tmc) 、13C−NMRスペクトルによる面積強度
比(R)、耐熱性は次の方法により測定した値である。
(1)Tm、?3よびTMC
パーキンエルマー社製のDSG−2型示差走査熱量計(
DSC)を用いて、一旦、融解再結晶させた俊の融解の
吸熱ピーク温度を融点(Tm)とした。また、TmCは
、一旦、融解させた後、降温時の再結晶による発熱ピー
ク温度をもってTmCとした。
DSC)を用いて、一旦、融解再結晶させた俊の融解の
吸熱ピーク温度を融点(Tm)とした。また、TmCは
、一旦、融解させた後、降温時の再結晶による発熱ピー
ク温度をもってTmCとした。
(2>130−NMRスペクトルによる面積強度比(R
> 13C−NMRスペクトルの積分曲線において、29〜
31ppm間の面、積強度をI30とし、19.5〜2
0.5ppm間の面積強度をI20としたとき、 R= I30/2・I2゜ により定義した。 、、、。
> 13C−NMRスペクトルの積分曲線において、29〜
31ppm間の面、積強度をI30とし、19.5〜2
0.5ppm間の面積強度をI20としたとき、 R= I30/2・I2゜ により定義した。 、、、。
13C−NMRスペクトルの測定法は次の通りである。
まず、’lQmmφNMR用試料管でオルソジクロルベ
ンゼン(1,4cc)と重水素化ベンゼン(0,2cc
)の混合溶媒中に試料の固形分濃度が20重量%になる
ように調整した後、JNM−FX100装置[日本電子
(株)製]を用いて、周波数25.OOMHz、モード
としてパルスFT法により、120℃で130−NMR
を測定した。
ンゼン(1,4cc)と重水素化ベンゼン(0,2cc
)の混合溶媒中に試料の固形分濃度が20重量%になる
ように調整した後、JNM−FX100装置[日本電子
(株)製]を用いて、周波数25.OOMHz、モード
としてパルスFT法により、120℃で130−NMR
を測定した。
(3)柔軟性指数(N>
次の式で表示される値である。
N = (25%圧縮硬さ)X(発泡倍率)ここで
、25%圧縮硬さは、J IS−に−6767−197
6に規定されている測定法に準じて測定され、また、発
泡倍率は発泡体のみかけ密度の逆数をもって示す。
、25%圧縮硬さは、J IS−に−6767−197
6に規定されている測定法に準じて測定され、また、発
泡倍率は発泡体のみかけ密度の逆数をもって示す。
みかけ密度は、発泡体を10cmx10cm角に切出し
、重さと厚さを測定し、この重さを体積で割って単位体
積当りの重Wi (g/cm3 )で示した。
、重さと厚さを測定し、この重さを体積で割って単位体
積当りの重Wi (g/cm3 )で示した。
(4)耐熱性
JIS K−6767に規定されている測定法に準じ
て、熱処理によるタテ、ヨコ、厚さ方向のそれぞれの熱
収縮率をもって示した。具体的には、測定用試料(発泡
体)に、タフ、ヨコ各’lQcmの正方形の印を付けて
、厚さを測定した後、80℃、22時間熱風オーブン中
で熱処理する。室温に冷却した債、タテ、ヨコおよび厚
さの寸法を測定し、この熱処理による寸法変化(熱収縮
率)の大きざにより次の判定を行った。
て、熱処理によるタテ、ヨコ、厚さ方向のそれぞれの熱
収縮率をもって示した。具体的には、測定用試料(発泡
体)に、タフ、ヨコ各’lQcmの正方形の印を付けて
、厚さを測定した後、80℃、22時間熱風オーブン中
で熱処理する。室温に冷却した債、タテ、ヨコおよび厚
さの寸法を測定し、この熱処理による寸法変化(熱収縮
率)の大きざにより次の判定を行った。
熱収縮率±3.0%以内 :O[合格とする]熱収縮率
3.0〜5.0: Δ 熱収縮率±5.0を越えたもの:X なお、上記熱処理による寸法変化の測定は5〜10回行
って判定した。
3.0〜5.0: Δ 熱収縮率±5.0を越えたもの:X なお、上記熱処理による寸法変化の測定は5〜10回行
って判定した。
実施例1〜6、比較例1〜3 。
エチレンとプロピレンを有機金属化合物とチタン化合物
を含む触媒系で重合し、プロピレンの含有量の相違する
エチレン・プロピレンランダム共重合体を作成した。
を含む触媒系で重合し、プロピレンの含有量の相違する
エチレン・プロピレンランダム共重合体を作成した。
このエチレン・プロピレンランダム共重合体に密度が0
.921.融点108℃、メルトフローレート4.8g
/10分の低密度ポリエチレンをブレンドし、このブレ
ンドポリマ100重量部に対して、発泡剤としてアゾジ
カルボンアミドを5〉15重量部添加し、ヘンシエルミ
ミキサーで混合した後、溶融押出しして成形シートを得
た。 なお、アゾジカルボンアミドの添加量は、実施例
4は15重量部、実施例5.は5重量部、他の実施例お
よび比較例は全て10重量部とした。
.921.融点108℃、メルトフローレート4.8g
/10分の低密度ポリエチレンをブレンドし、このブレ
ンドポリマ100重量部に対して、発泡剤としてアゾジ
カルボンアミドを5〉15重量部添加し、ヘンシエルミ
ミキサーで混合した後、溶融押出しして成形シートを得
た。 なお、アゾジカルボンアミドの添加量は、実施例
4は15重量部、実施例5.は5重量部、他の実施例お
よび比較例は全て10重量部とした。
このシートを電子線照射装置(日新ハイボルテージ(株
)l IR−2>で5Mradの線iを照射し、架橋
した。これらの架橋シートをソルト浴上、225〜23
0℃に加熱することによって発泡させた。得られた発泡
体シートについて評価試験を行った。その結果を、第1
表に示した。
)l IR−2>で5Mradの線iを照射し、架橋
した。これらの架橋シートをソルト浴上、225〜23
0℃に加熱することによって発泡させた。得られた発泡
体シートについて評価試験を行った。その結果を、第1
表に示した。
表から、実施例1〜6の本発明の要件を満足する発泡体
シートは、柔軟性および耐熱性共に優れた高度の発泡体
であることが判る。他方、比較例1〜2の本発明に規定
するブレンド比率(K)、プロピレン含量、Tm、7m
c、Rなどの要件を満足しないシートは、耐熱性が低か
ったり(比較例1)、柔軟性に欠けるもの(比較例2)
および融点と結晶化温度の両方が低く、この発泡体の耐
熱性が不十分なもの(比較例3)であった。
シートは、柔軟性および耐熱性共に優れた高度の発泡体
であることが判る。他方、比較例1〜2の本発明に規定
するブレンド比率(K)、プロピレン含量、Tm、7m
c、Rなどの要件を満足しないシートは、耐熱性が低か
ったり(比較例1)、柔軟性に欠けるもの(比較例2)
および融点と結晶化温度の両方が低く、この発泡体の耐
熱性が不十分なもの(比較例3)であった。
Claims (1)
- (1)(A)15〜30重量%の範囲量のプロピレン成
分を含有し、100〜118℃の融点(Tm)および8
5〜100℃の結晶化温度(Tmc)を有するエチレン
・プロピレンランダム共重合体および (B)115℃未満の融点(Tm)および0.935g
/cm^3以下の密度を有する低密度ポリエチレンとの
ブレンド比(B/A)が0.10〜5.70の範囲内で
あるブレンドポリマからなり、式[R=I_3_0/2
・I_2_0] で示される^1^3C−NMRスペクトルによる面積強
度比(R)が3.0〜74.0、柔軟性指数(N)が1
0.0以下である発泡率の高い架橋ポリエチレン系樹脂
発泡体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2619585A JPS61188431A (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 発泡率の高い架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2619585A JPS61188431A (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 発泡率の高い架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61188431A true JPS61188431A (ja) | 1986-08-22 |
Family
ID=12186706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2619585A Pending JPS61188431A (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 発泡率の高い架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61188431A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6355011U (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-13 | ||
JPS6355008U (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-13 | ||
US9260577B2 (en) | 2009-07-14 | 2016-02-16 | Toray Plastics (America), Inc. | Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength |
-
1985
- 1985-02-15 JP JP2619585A patent/JPS61188431A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6355011U (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-13 | ||
JPS6355008U (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-13 | ||
US9260577B2 (en) | 2009-07-14 | 2016-02-16 | Toray Plastics (America), Inc. | Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength |
US10301447B2 (en) | 2009-07-14 | 2019-05-28 | Toray Plastics (America), Inc. | Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6236435A (ja) | 耐熱性に優れた架橋塩化ビニル系樹脂発泡体 | |
JPS59215329A (ja) | 合成樹脂架橋発泡体 | |
JPS6319232A (ja) | 架橋ポリオレフイン系樹脂積層発泡体の製造法 | |
JPS61188431A (ja) | 発泡率の高い架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 | |
JPS61188430A (ja) | 架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 | |
JPS61188432A (ja) | 高発泡率の架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 | |
JPS61238832A (ja) | 高発泡率の架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 | |
JPS61238830A (ja) | 高性能架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 | |
JPH0352780B2 (ja) | ||
JP3152719B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂架橋発泡体 | |
JP3308737B2 (ja) | オレフィン系樹脂組成物及び架橋オレフィン系樹脂発泡体 | |
JPH0588263B2 (ja) | ||
JPS61287943A (ja) | 架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 | |
JPH04248847A (ja) | 発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物 | |
JPS599571B2 (ja) | ポリオレフイン発泡体の製造方法 | |
JPH05214143A (ja) | ポリプロピレン系樹脂架橋発泡体 | |
JP2509007B2 (ja) | 架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 | |
JPH0480237A (ja) | 架橋発泡体用ポリオレフィン樹脂組成物 | |
JPS6236433A (ja) | 架橋塩化ビニル系樹脂発泡体 | |
JPS61287942A (ja) | 架橋されたポリエチレン系樹脂発泡体 | |
JPH08104765A (ja) | 成形性に優れた架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
JPH049137B2 (ja) | ||
JP2003002999A (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
JPH0649257A (ja) | ポリプロピレン架橋発泡体用樹脂組成物 | |
JPH07119310B2 (ja) | 連続シート状架橋発泡体 |