JPS61287942A - 架橋されたポリエチレン系樹脂発泡体 - Google Patents

架橋されたポリエチレン系樹脂発泡体

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JPS61287942A
JPS61287942A JP12823385A JP12823385A JPS61287942A JP S61287942 A JPS61287942 A JP S61287942A JP 12823385 A JP12823385 A JP 12823385A JP 12823385 A JP12823385 A JP 12823385A JP S61287942 A JPS61287942 A JP S61287942A
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polyethylene
foam
copolymer
resin foam
flexibility
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JP12823385A
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Takeshi Nishioka
健 西岡
Shigeo Kamijiyutsukoku
成夫 上拾石
Hiroshi Kawano
川野 博
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、共重合成分として2〜10重足%の範囲量の
アクリル酸、メチルメタアクリレート、マレイン酸およ
びマレイン酸無水物からなる群から選ばれた少なくとも
一種を含有するポリエチレン系共重合体を必須成分とす
る柔軟性および耐薬品性の両特性に優れた架橋されたエ
チレン系発泡体に関する。
[従来の技術] 従来、柔軟性を有する発泡体として、特公昭44−47
0号公報には、エチレン・酢酸ビニル共重合体からなる
発泡体が提案されているが、この発泡体は、柔軟ではあ
っても耐熱性や耐薬品性が悪く、限られ・た用途にしか
使用できないという問題があり、また、特開昭49−1
29757号公報には、エチレン・プロピレンエラスト
マーからなる発泡体が提案されているが、ポリマ内部に
不飽和結合を有する一部架橋した構造を有し、コム弾性
が強く、加えて熱収縮性が大きいために発泡倍率の高い
発泡体を製造し難いという問題がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、柔軟性に優れているのみならず、耐薬
品性、特に耐灯油性に優れ、発泡倍率の高い架橋ポリエ
チレン系樹脂発泡体を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 上記本発明の目的は、共重合成分として2〜1O重量%
の範囲量のアクリル酸、メチルメタアクリレート、マレ
イン酸およびマレイン酸無水物からなる群から選ばれた
少なくとも一種または二種以上を含有する86〜102
℃の融点を有するポリエチレン系共重合体からなり、 式[R−I30/2・118o] で示される13C−NMRスペクトルによる面積強度比
(R)が20.0〜180.0、柔軟性指数(N)が1
0.0以下でおる架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 並びに前記ポリエチレン系共重合体(A>にポリエチレ
ン(B)を配合したポリマブレンドからなり、 そのブレンド比(B、/A>が0.10〜5.70の範
囲内で、かつ 式[R=I30/2・118°0] で示される1 3 C−NMRスペクトルによる面積強
度比(R)が25〜1200.柔軟性指数(N>が12
.0以下である架橋ポリエチレン系樹脂発泡体によって
達成することができる。
本発明の発泡体は、共重合成分として2〜10重量%の
範囲量のアクリル酸、メチルメタアクリレート、マレイ
ン酸およびマレイン酸無水物からなる群から選ばれた少
なくとも一種または二種以上を含有してあり、かつ該共
重合体の融点は86〜102℃の範囲内であることが必
要である。すなわち、上記範囲量の共重合成分を含有す
ることにより、発泡体シートの成形性、発泡体の柔軟性
、接着性が改良される。具体的には、該ポリエチレン系
共重合体において、共重合成分の含有量が2%未満の場
合は、ポリマの結晶性が大きくなり、シート成形時のロ
ール粘着が起らず、耐熱性゛の点では有利であるが、得
られる発泡体の柔軟性が低下するために好ましくなし、
共重合成分含量が10重量%を超えると、ポリマの非品
性が増加するため、シートの成形が難しくなり、かつ発
泡倍率の高い発泡体を得ることが困難になるので好まし
くない。
このようなポリエチレン系共重合体の例としては、エチ
レンととアクリル酸との共重合体(以下、FAAコポリ
マという)、エチレンとメチルメタアクリレートとの共
重合体(以下、E−MMAという)、エチレンとメチル
メタアクリレートおよび無ホマレイン酸との三元共重合
体(以下、E。
MMA−MAHという)などを挙げることができる。
FAAの場合には、密度が0.925C1/cm3〜0
.940q/Cm3、メルトフローレート(M I )
が2〜10CI/10分のものが好ましい。
このようなポリエチレン系共重合体(A>から構成され
る本発明の発泡体は、 式[R=■30/2・1180] で示される1 3 C−NMRスペクトルによζ面積強
度比(R)が20.0〜180.0、好ましくは25.
0〜120.0.柔軟性指数(N>が10.0以下、好
ましくは9.5以下であることが必要である。 ゛ ここで、柔軟性指数(N>は、次の式により定義される
値であり、この値が小さいほど発泡体は柔軟でおること
を意味する。
N= (25%圧縮強さ)X(発泡倍率)すなわち、本
発明の発泡体は、上記範囲の13C−NMRスペクトル
による面積強度比(R)を有するために、その高度の発
泡倍率にもかかわらず、優れた耐熱性および耐薬品性を
保有し、柔軟性指数(N>によって示される範囲内の柔
軟性を有する。通常、発泡体の柔軟性は、発泡倍率に依
存し、発泡倍率が同じであってもポリマの特性、特に結
晶性の大きさによって柔軟性は相違するが、上記の範囲
内の13C−NMRスペクトルによる面積強度比(R)
を有する本発明の発泡体は、広い範囲の実用性能のある
柔軟性を示すと共に、優れた耐薬品性を有するのである
″  また、本発明の第2の発明であるプントポリマを
構成する低密度ポリエチレン(B)は、従来、架橋タイ
プの発泡体原料として使用されている高圧下のラジカル
重合によって得られるポリマの内、115℃未満の融点
(Tm>および0.9350/cm3以下の密度を有す
る低密度ポリエチレンおよび/または115〜135℃
の融点(T m、 )を有する直鎖状ポリエチレンでお
る。
上記直鎖状ポリエチレンは、115−135℃の範囲内
の融点(Tm)を有するポリエチレンであり、好ましく
はエチレンと炭素原子数4〜20のα−オレフィンとか
らなり、0.1〜50C1/10分のメルトフローレー
ト(ASTM−D−1238>、0.915〜0.94
5Q/cm3の密度(ASTM−D−1505>および
115〜127℃の融点(Tm)を有する直鎖状低密度
ポリエチレンおよび注密度ポリエチレンであり、ざらに
具体的には1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンなどから選ば
れた少なくとも一種のα−6;2いyとエチレンとを所
定の密度になるような割合で中・低圧法によって重合さ
せることによって得られるポリマを例示することができ
、これらのポリエチレンには少量のプロピレン成分が含
有されていてもよい。 また、これら以外の直鎖状ホポ
リエチレンとしては、中・低圧法によって得られる高結
晶性の密度が0.940−0.970、Tmが125〜
135℃のひ高密度ポリエチレンを挙げることができる
本発明のポリエチレン(B)は、上記低密度ポリエチレ
ン単独または直鎖状ポリエチレン単独のいずでもよいが
、好ましくは耐熱性と柔軟性およびその他の特性のバラ
ンスを考慮すると低密度ポリエチレンと直鎖状ポリエチ
レンを併用するのがよい。中でも、低密度ポリエチレン
と直鎖状ポリエチレンとのブレンド比率が90〜10(
重量部)/10〜90(重量部)の範囲内のブレンドポ
リマは、上記特性のバランスがよく、本発明の目的に対
して極めて有利である。
そして、これらの必須成分(A>おび(B)のブレンド
比(B/A>は、重量比で0.10〜5゜7、好ましく
は0.17〜4.0の範囲内がよい。
(B/A)の値が0.10よりも小さくなると、シート
などを成形する場合に粘着を生じ易く、キャスト条件の
設定が困難になるし、5.70を越えるときは、得られ
る発泡体の柔軟性が充分でないことが多くなるため好ま
しくない。
そして、前記(A>および(B)の2成分を必須成分と
するブレンドポリマからなる本発明の発泡体は、25〜
1200.好ましくは30〜800の範囲内の13’C
−NMRスペクトルによる面積強度比(R)並びに12
以下、好ましくは10以下の柔軟性指数(N)を有して
おり、前記ポリエチレン系共重合体(A>からなる発泡
体と同様に、このブレンドポリマからなる発泡体は、上
記範囲の13C−NMRスペクトルによる面積強度比(
R)を有するために、その高度の発泡倍率にもかかわら
ず、優れた耐熱性および耐薬品性を保有し、柔軟性指数
(N 、>によって示される範囲内の柔軟性を有する。
以下、本発明になる高発泡・架橋ポリエチレン系樹脂発
泡体の製造法の1態様について説明する。
前記の共重合組成を有するポリエチレン系共重合体(A
>または該共重合体(A>とポリエチレン(B)とを前
記のブレンド比(B/A)でブレンドし、公知の熱分V
f型発泡剤、たとえばアゾジカルボンアミド、ジニトロ
ソペンタメチレンテトラミンなどおよび必要に応じて加
熱によってラジカルを発生する架橋剤を混合し、前記の
発泡剤および架橋剤が分解しない温度に保持して成形、
たとえばシート状に成形する。この成形されたシート状
物を電離性放射線架橋法または化学的架橋法などの公知
の任意の方法を適用して、ゲル分率が15〜60%、好
ましくは20〜45%になるように架橋する。
より具体的には、電離性放射線架橋法の場合は、高エネ
ルギー線としてα、β、γ、X線、電子線、中性子線等
、通常は、高エネルギー電子線照射機を使用し、たとえ
ば1〜50Mradの線量の電子線を該シート状物に照
射することにより架橋される。この場合に、本発明のポ
リエチレン系系共重合体またはポリマブレンド100重
量部に対し、0.1〜10重量部の公知の各種架橋助剤
、たとえばジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレートなどを添加して
電子線架橋してもよい。この放射線照射に代えて、ベン
ゾフェノンなどの紫外線増感剤を添加し、紫外線を照射
して架橋することもできる。
また、化学架橋法の場合は、ジクミルパーオキサイド、
ジターシャーリーブチルパーオキサイドなどの有機過酸
化物による架橋法、ざらにこれらの架橋剤と共にビニル
トリメトキシシラン等のビニルシランを混練してグラフ
ト化させた後、シロキサン縮合反応によって架橋させる
シラン架橋法等を適宜適用することができる。
かくして得られる架橋成形品は、熱風雰囲気中またはソ
ルト浴上で加熱され、成形品内部に含有される発泡剤を
急激に分解させることによって発泡体に変換される。
また、本発明の目的を損わない範囲で、本発明の発泡体
の製造に使用する前記ポリエチレン系共重合体(A>ま
たは該共重合体(A>とポリエチレン(B)とのブレン
ド物にポリプロピレン、エチレン・ポリプロピレンコポ
リマ、エチレン・アルキルアクリレート共重合体、ポリ
ブテン、エチレン・酢酸ビニルコポリマ、塩素化ポリエ
レン等の各種ポリマを10重量%を上限として少量添加
混合することができ、必要に応じて、同様に本発明の目
的を損わない範囲で、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、他の性能を付与する各
種無機物などを所望の目的のために添加することができ
る。
さらに、本1発明になる架橋ポリエチレン系樹脂発泡体
には、その少なくとも1面にコロナ放電処理、コーティ
ングなどにより接着剤を付与し、ラミネート加工し、そ
の加工性の向上を図ることができるし、プラスチックフ
ィルムやシート、他の発泡体シートや金属箔を貼り合わ
せたり、押−出ラミなどにより複合構造を付与したりす
る、すなわち各種の加工技術を適用することができる。
[発明の効果コ かくして得られる本発明の架橋ポリエチレン系樹脂発泡
体は、低発泡倍率から高発泡倍率に亘るものまで、全て
卓越した柔軟性、耐熱性および耐薬品性を有しており、
この特性を活かして、各種のパツキン、粘着テープベー
ス、マット基材、断熱材、クッション材など、さらにそ
の柔軟な感触を利用した衣料用途、建材用途、医療用途
などの多くの用途に使用、展開することができる。
以下に、本発明の効果について、実施例に基づき、ざら
に具体的に説明する。
なお、本発明において、融点(Tm>、13C−NMR
スペクトルによる面積強度比(R)、柔軟性指数(N)
および耐薬品性は次の方法により測定した値である。
(1)融点(Tm> パーキンエルマー社製のDSC−2型示差走査熱量計(
DSC>を用いて、一旦、融解再結晶させた後の融解の
吸熱ピーク温度を融点(Tm>とした。
(2>130−NMRスペクトルによる面積強度比(R
) 13C−NMRスペクトルの積分曲線において、29〜
31ppm間の面積強度をI30とし、175〜185
ppm間の面積強度を1180としたとき、 R=  I30/2・11a。
により定義した。
13 C−NMRスペクトルの測定法は次の通りである
まず、10mmφNMR用試料管でオルソジクロルベン
ゼン(1,4cc)と重水素化ベンゼン(0,20C)
の混合溶媒中に試料の固形分濃度が20重量%になるよ
うに調整した後、JNM−FX100装置[日本電子(
株)製]を用いて、周波数25.OOMHz、モードと
してパルスFT法により、120℃で13C−NMRを
測定した。
(3)柔軟性指数(N> 次の式に表示される値である。
N= (25%圧縮強さ)×(発泡倍率)ここで、25
%圧縮強さは、JIS−に6767−1976に規定さ
れている測定法に準じて測定し、また発泡倍率は発泡体
の見掛は密度の逆数をもって表わした。
見掛り密度は、発泡体を1QcmxIQcm角に切出し
、重さと厚さを測定し、この重さを体積で割って単位体
積当りの重量(Cl/cm3 )で示した。
(4)耐熱性 J Is−に−6767に規定されている測定方法に準
じて、熱処理によるタテ、ヨコ、厚さ方向のそれぞれの
熱収縮率をもって示した。具体的には測定用試料(発泡
体)にタテ、ヨコ各10cmの正方形の印をつけて、厚
さを測定した後、80℃、22時間熱風オープン中で熱
処理す゛る。至温に冷却した後、タイ、ヨコ、厚さの寸
法を測定し、この熱処理による寸法変化(熱収縮率)の
大きさにより次の判定を行った。
熱収縮率±3.0%以内  二〇 熱収縮率 3.0〜5.0%:△ 熱収縮率±5.0%を越えたちの::Xなお、上記熱処
理による寸法変化の測定は5〜10回行って判定した。
(5)耐薬品性 ここでは、次の方法により測定した灯油に対する強度保
持率をもって耐薬品性の尺度とした。
すなわち、図1に示したように、25mmx25mmの
寸法の発泡体(2)の両面に接着剤(たとえばクロロプ
レン系接着剤“サイピノール”5R602)を塗布し、
25mm巾X5Qmm長大きさの亜鉛鉄板(1)を該発
泡体(2)に接着させ、かつ完全に接着させるために、
24時間以上室温で放置することによって試験片を作成
する。この試験片について引張試験を行い、試験片の破
壊強度(BKCI>を求め、ブランク値とする。ただし
、試験片と亜鉛鉄板との界面で破壊した場合は゛除外す
る。
次に同様にして亜鉛鉄板を完全に接着させた試験片を灯
油中に1時間浸漬した後、取出して室内で24時間放置
した後引張試験を行う。このときの試験片の破壊強度(
AKCI)を求め、次式に示す強度保持率(S)をもっ
て耐薬品性の尺度とした。
S(%)=100X (A/B) なお、上記耐薬品性の測定は、n=3の平均値でもって
示した、。耐薬品性の判定は、上記試験において858
0%のときに合格とした。
実施例1〜5、比較例1〜4 第1表に示したポリマ100重量部に、発泡剤としてア
ゾジカルボンアミドを5および10重量部添加し、ヘン
シエルミミキサーで混合した後、溶融押出しして成形シ
ートを得た。
ここで、ポリマとして、実施例1〜4、比較例1〜2で
は、エチレン・アクリル酸共重合体を使用し、実施例5
および比較例3では、エチレンとメチルメタアクリレー
トおよびマレイン酸無水物の三元共重合体を用い、ざら
に比較例4では、エチレン・酢酸ビニル共重合体を用い
た。
これらの成形シートを電子線照射装置(日新ハイボルテ
ージ(株)製IR−2>を用いて5Mradの線量を照
射した。これらの架橋シートをソルト浴上225〜23
0’Cに加熱することによって発泡させた。
得られた発泡体シートについて評価試験を行った。
その結果を第1表に示した。
表から、実施例1へ・5の本発明の要件を満足する発泡
体シー1〜は、柔軟性おにび耐灯油性に優れた高発泡(
8率の発泡体であるのに対して、共重合成分の含有量が
本発明に規定するHの範囲外である比較例1〜3では、
柔軟性が低かったり(比較例1)、ロール粘着が著しく
、正常な発泡体用シートに成形することができなかった
(比較例2.3)。また、密度が0.934q/cm3
、Mlが14のエチレン・酢酸ビニル共重合体を用いた
比較例4の発泡体シートは、柔軟であるが、耐灯油性が
充分でなく、本発明の目的を達成できなかった。
実施例6〜12)比較例5〜8 第1表に示したボリア100重坦部に、発泡剤としてア
ゾジカルボンアミドを10重量部添加し、ヘンシエルミ
ミキサーで混合した後、溶融押出しして成形シー1〜を
得た。
ここで、ポリマ(A>として、実施例6〜11、比較例
5〜7では、エチレン・アクリル酸共重合体を使用し、
実施例12では、エチレンとメチルメタアクリレ−1〜
(7重量%)および無水マレイン酸(1重量%〉の三元
共重合体を用い、ざらに比較例7では、ポリマ(A>と
して密度が0.934、MIが14のエチレン・酢酸ビ
ニル共重合体を用いた。
他方ポリマ(△)にブレンドするポリエチレン(B)と
しては、密度が0.923、MIが3゜5のLDPPを
用い、ポリエチレン(C)は、実施例9および比較例6
で密度がCL 965、MIが8の高密度ポリエチレン
を使用した外は、全て密度か0.921、MIが8の直
鎖状低密度ポリエチレンを用いた。。
これらのシートを電子線照射装置(日新ハイボルテージ
(株)iIRIR−2)を用いて5Mradの線dを照
射した。これらの架)nシー1へをツル1〜浴上225
〜235℃に加熱することによって発泡させた。
得られた発泡体シーl〜について評価試験を行った。
その結果を第2表に示した。
表から、実施例6〜12の本発明の要件を満足する発泡
体シートは、柔軟性、耐熱性および耐灯油性に優れた高
発泡倍率の発泡体でおることが判る。他方、比較例5は
ブレンド比が、比較例6はブレンド比およびRの両方が
本発明に規定する値を満足していないために、耐熱性(
比較例5)、柔軟性に乏しい(比較例6)ものとなり、
さらに、比較例7では、ポリマ(A>のコモノマー含有
量が高すぎるために、耐熱性が不充分であった。また、
本発明の共重合体の代りに、密度が0.935、MIが
14のエチレン・酢酸ビニル共重合体を用いて作成した
比較例8の発泡体シーi〜は、柔軟ではめるが、耐熱性
および耐灯油性が充分でなかった。
【図面の簡単な説明】
図1は耐灯油性を測定するための引張試験用テストピー
スの断面図である。図において、1は亜鉛鉄板(50m
mx25mm寸法〉、2は発泡体(25mmx25mm
寸法)、3は接着剤を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共重合成分として2〜10重量%の範囲量のアク
    リル酸、メチルメタアクリレート、マレイン酸およびマ
    レイン酸無水物からなる群から選ばれた少なくとも一種
    または二種以上を含有する86〜102℃の融点を有す
    るポリエチレン系共重合体からなり、 式[R=I_3_0/2・I_1_8_0]で示される
    ^1^3C−NMRスペクトルによる面積強度比(R)
    が20.0〜180.0、柔軟性指数(N)が10.0
    以下である架橋されたポリエチレン系樹脂発泡体。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記ポリエチレ
    ン系共重合体(A)にポリエチレン(B)を配合したポ
    リマブレンドからなり、 そのブレンド比(B/A)が0.10〜5.70の範囲
    内で、かつ 式[R=I_3_0/2・I_1_8_0]で示される
    ^1^3C−NMRスペクトルによる面積強度比(R)
    が25〜1200、柔軟性指数(N)が12.0以下で
    ある架橋されたポリエチレン系樹脂発泡体。
  3. (3)特許請求の範囲第2項において、ポリエチレン(
    B)が115℃未満の融点(Tm)および0.935以
    下の密度を有する低密度ポリエチレンおよび/または1
    15〜135℃の融点(Tm)を有する直鎖状ポリエチ
    レンである架橋されたポリエチレン系樹脂発泡体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0733558A1 (fr) * 1995-03-21 1996-09-25 Rapid S.A. Bouchon d'obturation d'une ouverture quelconque et procédé de fabrication de ce bouchon

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0733558A1 (fr) * 1995-03-21 1996-09-25 Rapid S.A. Bouchon d'obturation d'une ouverture quelconque et procédé de fabrication de ce bouchon
FR2731984A1 (fr) * 1995-03-21 1996-09-27 Rapid Sa Bouchon d'obturation d'une ouverture quelconque et procede de fabrication de ce bouchon

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