JPS61238830A - 高性能架橋ポリエチレン系樹脂発泡体 - Google Patents

高性能架橋ポリエチレン系樹脂発泡体

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JPS61238830A JP8036885A JP8036885A JPS61238830A JP S61238830 A JPS61238830 A JP S61238830A JP 8036885 A JP8036885 A JP 8036885A JP 8036885 A JP8036885 A JP 8036885A JP S61238830 A JPS61238830 A JP S61238830A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、必須成分としてエチレン・プロピレンランダ
ム共重合体(A)および低密度ポリエチレン(B)の2
成分を含有するブレンドポリマからなる真空成形性に優
れた高性能架橋エチレン系発泡体に関する。
[従来の技術] 従来、真空成形性を有する発泡体は、特開昭57−20
2326号公報によって公知である。
この発泡体は、比較的架橋性の良好な低密度ポリエチレ
ンと架橋性の低い直鎖状ポリエチレンまたは中密度ポリ
エチレンを必須成分とするブレンドポリマから構成され
ており、シート成形時における同成分の溶融粘度の差が
大きいために、架橋ムラが発生し易く、結果として長尺
シート状発泡体を製造する際に大起泡が発生し易く、真
空成形時に気泡やぶれ現象が起り易くなるという欠点が
あった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、上記の真空成形時の欠点がなく、架橋
ムラや気泡やぶれの少ない高性能架橋ポリエチレン系樹
脂発泡体を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 上記本発明の目的は、 A:共重合成分として、プロピレン成分を15〜30重
量%の範囲量含有し、100〜118℃の融点(Tm>
および85〜100℃の結晶化温度(Tmc;)を有す
るエチレン・プロピレンランダム共重合体および B:115℃未満の融点(Tm)および0.9350/
cm3以下の密度を有する低密度ポリエチレンを必須成
分とするブレンドポリマからなり、式[R=Iso/2
・I20 ] で示される1 3C−NMRスペクトルによる面積強度
比(R>が20〜300.ゲル分率が15〜45%、成
形絞り比(K>かに≧2d+0.40(ただし、dは見
掛は密度: Cl/cm3 )の範囲内である高性能架
橋ポリエチレン系樹脂発泡体によって達成することがで
きる。
本発明の発泡体は、エチレン・プロピレンランダム共重
合体(A)tjよび低密度ポリエチレン(B)を必須成
分とするブレンドポリマから構成される。これらの8殖
成分(A)おび(B)は、発泡体を構成するポリマブレ
ンド総量当り少なくとも90重量%を占めることが望ま
しい。
本発明の発泡体を構成するエチレン・プロピレンランダ
ム共重合体(A>としては、プロピレンの共重合率が1
5〜30重量%の範囲内であり、100〜118℃、好
ましくは105〜115℃のTmおよび85〜100℃
、好ましくは87〜97℃のTmCを有する点に特徴が
ある。
ここで、TmおよびTmCは、それぞれ示差走査熱量計
(DSC)によって検出される値である。
すなわち、上記範囲のTmおよびTmCを有するという
ことは、当該共重合体に結晶性が残存していることを意
味し、EPR,EPT%EPDMなどの非晶性のエチレ
ン・プロピレン系エラストマーとは明白に相違するポリ
マであることを示す。
上記本発明の共重合体において、プロピレンの含有量が
15%未満の場合は、ポリマの結晶性が大きくなり、融
点(Tm)が高くなるため、耐熱性の点では有利である
が、も一つの必須成分である低密度ポリエチレン(B)
をブレンドした場合の真空成形性の向上効果が充分でな
いために好ましくない。他方、プロピレン含量が30重
量%を超えると、ポリマが完全に非晶化し、耐熱性が低
下するため、成形時に発泡体の表面あれが起るので好ま
しくない。
加えて、本発明の共重合体(A>は、前記範囲内の融点
(Tm>および結晶化温度(Tmc>を有していること
が重要であり、融点が前記式の範囲外の場合、たとえば
、Tmが100℃未満では発泡体の耐熱性が悪化し、発
泡体に表面あれが生じ易くなるし、またTmが118℃
を越えると、伸びが低下して真空成形性が悪化するため
に好ましくないし、結晶化温度(Tmc>が上述の範囲
外、たとえば、7mcが85℃未満では、発泡体の高温
使用時における形態安定性が低下し、100℃を越える
と、発泡体用シートを成形する場合の加工性が悪くなり
、品質、性能の安定した製品を製造することが難しくな
ったり、発泡体の特性のバラツキが大きくなるために好
ましくない。
本発明のプントポリマを構成する低密度ポリエチレン(
B)は、従来、架橋タイプの発泡体原料として使用され
ている高圧下のラジカル重合によって得られるポリマの
内、115℃未満の融点(Tm>および0.935g/
cm3以下の密度を有するポリエチレンである。
本発明においては、上記(A>および(B)の2種類の
ポリマを必須成分とするブレンドポリマが使用されるが
、好ましくは第3成分として、直鎖状ポリエチレン(以
下、C成分という)、特にその融点(Tm>が115〜
135℃の範囲内である直鎖状ポリエチレンをさらにブ
レンドすることが好ましい。
このような直鎖状ポリエチレンの例としては、たとえば
0.1〜50g/10m1 n、のメルトフローレート
(ASTM−D−1238)を有し、密度が0.915
〜0.945g/cm3、Trnが115〜127℃の
範囲内である直鎖状の低密度および中密度ポリエチレン
、すなわち炭素数が4〜20のα−オレフィンから得ら
れるポリマを挙げることができる。
炭素数が4〜20のα−オレフィンとしては、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−オクテンなどがあり、これらの少なくとも
一種または二種以上または少量のプロピレンを所定の密
度になるような割合で、中・低圧法重合によって重合す
ることによって得られる。
これらの他に、上記の中・低圧法重合によって得られる
高結晶性の密度が0.940〜0゜970、融点が12
5〜135℃の範囲内であるポリエチレンも使用するこ
とができる。
なお、この直鎖状ポリエチレン(C)のブレンド割合は
、前記低密度ポリエチレン(B)との比率で (B)/(C)=10〜90重量部 の範囲がよい。
そして、前記(A>および(B)の2成分を必須成分と
するブレンドポリマからなる本発明の発泡体は、20〜
300.好ましくは25〜200の範囲内の130−N
MRスペクトルによる面積強度比(R)並びに15〜4
5%、好ましくは20〜40%、ざらに好ましくは25
〜35%のゲル分率並びに次式を満足する に≧2d+0.40 好ましくは、K≧26+0.45 (ただし、dは発泡体の見掛密度: C1/cm3であ
る) 成形絞り比(K>を有する。
すなわち、本発明の発泡体において、上記13C−NM
Rスペクトルによる面積強度比(R)が20より小さい
場合、真空成形時の冷却過程でストレッチバックを起し
、成形収縮が大きくなるため好ましくないし、また、R
が300を超えるときは、低密度ポリエチレンそのもの
と大差のない成形性を示すに止まり、本発明の目的を充
分に達成することができない。
しかも、上記範囲内の130−NMRスペクトルによる
面積強度比(R)を有する本発明の発泡体は、通常、ポ
リマブレンドから構成される発泡体に見れる架橋ムラを
生じ難いし1、緻密な気泡を有し、本発明に規定する成
形絞り比(K)を満足する発泡体を得る上でも極めて密
接な関係を有する。
ざらに、本発明になる発泡体は、ゲル分率が15〜45
%、好ましくは20〜40%、ざらに好ましくは25〜
35%の範囲内がよく、このゲル分率が15%よりも低
いと、絞り成形比率は本発明に規定する範囲を満足する
けれども、耐熱性が不充分になり、成形時に発泡体の表
面アレが生じ易くなるため好ましくない。また、ゲル分
率が45%を超えるときは、表面アレの問題はないが、
発泡体の伸度が低下し、成形性が悪化し、本発明に規定
する成形絞り比率(K)を満足しなくなる。
以下、本発明になる高発泡・高性能架橋ポリエチレン系
樹脂発泡体の製造法の1態様について説明する。
前記の共重合組成を有するエチレン・プロピレンランダ
ム共重合体(A>と低密度のポリエチレン(B)とから
なるブレンドポリマ100重量部に、公知の熱分解型発
泡剤、たとえばアゾジカルボンアミド、ジニトロソペン
タメチレンテトラミンなどおよび必要に応じて加熱によ
ってラジカルを発生する架橋剤を混合し、前記の発泡剤
および架橋剤が分解しない温度に保持して成形、たとえ
ばシート状に成形する。この成形されたシート状物を電
離性放射線架橋法または化学的架橋法などの公知の任意
の方法を適用して、ゲル分率が15〜45%になるよう
に架橋する。
より具体的には、電離性放射線架橋法の場合は、高エネ
ルギー線としてα、β、γ、X線、電子線、中性子線等
、通常は、高エネルギー電子線照射機を使用し、たとえ
ば1〜50Mradの線量の電子線を該シート状物に照
射することにより架橋される。この場合に、本発明のブ
レシトポ9フ100重聞部に対し、0.1〜10重量部
の公知の各種架橋助剤、たとえばジビニルベンゼン、ジ
アリルフタレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レートなどを添加して電子線架橋してもよい。
この放射線照射に代えて、ベンゾフェノンなどの紫外線
増感剤を添加し、紫外線を照射して架橋することもでき
る。
また、化学架橋法の場合は、ジクミルパーオキサイド、
ジターシャーリープチルパーオキサイドなどの有機過酸
化物による架橋法、ざらにこれらの架橋剤と共にビニル
トリメトキシシラン等のビニルシランを混練してグラフ
ト化させた後、シロキサン縮合反応によって架橋させる
シラン架橋法等を適宜適用することができる。
かくして得られる架橋成形品は、熱風雰囲気中またはソ
ルト浴上で加熱され、成形品内部に含有される発泡剤を
急激に分解させることによって発泡体に変換される。
また、本発明の目的を損わない範囲で、本発明の発泡体
の製造に使用する前記エチレン系樹脂組成物にポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブチレン、塩素化ポリエレ
ン等各種ポリマを10重四%を上限として少量添加混合
する−ことができ、必要に応じて、同様に本発明の目的
を損わない範囲で、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
着色剤、帯電防止剤、難燃剤、他の性能を付与する各種
無機物などを所望の目的のために添加することができる
ざらに、本発明になる高性能架橋ポリエチレン系樹脂発
泡体には、その少なくとも1面にコロナ放電処理、コー
ティングなどにより接着剤を付与し、ラミネート加工し
、その加工性の向上を図ることができるし、プラスチッ
クフィルムやシート、他の発泡体シートや金属箔を貼り
合わせたり、押出ラミなどにより複合構造を付与したり
する、すなわち各種の加工技術を適用することができる
[発明の効果] かくして得られる本発明の高性能架橋ポリエチレン系樹
脂発泡体は、低発泡倍率から高発泡倍率に亘るものまで
、全て卓越した真空成形性を有しており、この特性をを
活かして、各種成形用途、たとえばポリ塩化ビニルシー
ト、布帛シートなどをラミネートした状態で一体成形す
ることにより、各種の自動車内装部材やその他の製品に
することができる。もちろん、そのクッション性、耐熱
性、断熱性などを利用して、各種のパツキン、粘着テー
プベース、マット基材、断熱材、クッション材など、さ
らにその他の衣料用途、建材用途、医療用途などの多く
の用途に使用、展開することができる。
以下に、本発明の効果について、実施例に基づき、さら
に具体的に説明する。
なお、本発明において、融点(Tm> 、結晶化温度(
Tmc) 、13C−NMRスペクトルによる面積強度
比(R)、成形絞り比(K>は次の方法により測定した
値である。
(1)TmおよびTmC パーキンエルマー社製のDSC−2型示差走査熱量計(
DSC)を用いて、一旦、融解再結晶させた後の融解の
吸熱ピーク温度を融点(Tm)とした。また、TmCは
、一旦、融解させた後、降温時の再結晶による発熱ピー
ク温度をもってTmCとした。
(2>130−NMRスペクトルによる面積強度比(R
) 13C−NMRスペクトルの積分曲線において、29〜
31ppm間の面積強度をI30とし、19.5〜20
.5[)m間の面積強度をI20としたとき、 R=  I:+o/212゜ により定義した。
13C−NMRスペクトルの測定法は次の通りである。
まず、i QmmφNMR用試料管でオルソジクロルベ
ンゼン(1,4CG>と重水素化ベンゼン(0,2cc
>の混合溶媒中に試料の固形分濃度が20重量%になる
ように調整した後、JNM−FX100装置[日本電子
(株)’!!]を用いて、周波数25.、OOMH2,
モードとしてパルスFT法により、120℃で130−
NMRを測定した。
(3)成形絞り比(K> 真空成形器を用いて、直径D1深ざHの垂直カップ状の
型で最適加熱条件において加熱し、ストレート成形した
とき、発泡体が破れることなく、カップ状に伸長される
限界のH/Dをもって成形絞り比(K>とした。なお、
カップのDは50mmで一定とした。
(4)ゲル分率 細断した発泡体を約002g採取し、精秤する(Wlと
する)。精秤した発泡体を135℃のテトラリン中に3
時間浸漬処理した後、不溶部を取り出してメタノールで
洗浄し、風乾、真空乾燥後、精秤する(W2とする)。
WlとW2との値から次式にしたがってゲル分率を算出
する。
ゲル分率(%)=100・(W2/Wl>(5)発泡体
の見掛密度(d) 発泡体を10cmx10Cm角に切出し、重さと厚さを
測定し、この重さを体積で割って単位体積当りの重量(
g/cm3 >で示した。
(6)表面アレ 真空成形時の加熱により、発泡体表層の気泡が破れ、発
泡体の表面がアレる現象をいう。判定は、油性マジック
インクを発泡体に塗って、布で拭きとった時に、インク
が斑点状に残った状態を次の判定基準にしたがって判定
した。
O:斑点なし〜極く僅かの斑点が 認められる(合格) X:明らかに斑点が多いもの (7)ストレッチバック 真空成形後の俊収縮が大きく、コーナ部の型きまりが悪
いものをNGとし、問題なしを○印で示した。
実施例1〜5、比較例1〜4 エチレンとプロピレンを有機金属化合物とチタン化合物
を含む触媒系で重合し、プロピレンの含有量の相違する
エチレン・プロピレンランダム共重合体を作成した。
これらのエチレン・プロピレンンダム共重合体に密度が
0.921、融点108℃、メルトフローレート4.8
g/10分の低密度ポリエチレンを第1表に示すブレン
ド割合でブレンドし、このブレシトポ9フ100重最部
に対して、発泡剤としてアゾジカルボンアミドを5〜1
5重量部添加し、ヘンシェルミキサーで混合した後、溶
融押出しして成形シートを得た。
アゾジカルボンアミドの添加量は、実施例2および比較
例3は12重量部、その他の実施例および比較例は全て
15重量部とした。ただし、比較例4だけは架橋助剤と
してジビニルベンゼンを3重量部添加した。
これらの成形シートを電子線照射装置(日新ハイボルテ
ージ(株)製 IR−2>で5Mradの線量を照射し
、架橋した。これらの架橋シートをソルト浴上、225
〜230℃に加熱することによって発泡させた。得られ
た発泡体シートについて評価試験を行った。その結果を
第1表に示した。
表から、実施例1〜5の本発明の要件を満足する発泡体
シートは、いずれも優れた真空成形性を示したが、比較
例1〜2の本発明に規定するRの要件を満足しないシー
トは、真空成形性が悪く、比較例1は成形後のストレッ
チバック性が大きいものであった。また、比較例3のエ
チレン・プロピレンランダム共重合体のプロピレン含量
が本発明の規定を満足しないものは、融点と結晶化温度
の両方が低いため、真空成形性が悪いだけでなく、成形
品の表面アレやストレッチバック性も大きかった。
ゲル分率が高すぎる比較例4では、同様に真空成形性が
悪かった。
実施例6〜10、比較例5〜B エチレンとプロピレンを有機金属化合物とチタン化合物
を含む触媒系で重合し、プロピレンの含有量の相違する
エチレン・プロピレンランダム共重合体を作成した。
これらのエチレン・プロピレンンダム共重合体に密度が
0.921、融点108℃、メルトフローレート4.8
g/10分の低密度ポリエチレンと直鎖状ポリエチレン
とをブレンドし、このブレンドポリマ100重量部に対
して、発泡剤としてアゾジカルボンアミドを5〜15重
量部添加し、ヘンシエルミミキサーで混合した後、溶融
押出しして成形シートを得た。
なお、直鎖状ポリエチレンとしては、実施例9では、密
度0.963、融点132℃、メルトフローシー88g
/10分の高密度ポリエチレンを使用し、その他の実施
例および比較例では、密度0.925、融点124℃、
メルトフローシー88g/10分の直鎖状低密度ポリエ
チレンを使用した。
また、実施例8および比較例7では、架橋助剤としてジ
ビニルベンゼンを各々2重量%および5重量%添加し、
その他の実施例および比較例では架橋助剤を添加しなか
った。
これらの成形シートを電子線照射装置(日新ハイボルテ
ージ(株)製 IR−2>で5Mradの線量を照射し
、架橋した。これらの架橋シートをソルト浴上、225
〜230℃に加熱することによって発泡させた。得られ
た発泡体シートについて評価試験を行った。その結果を
第2表に示した。
第2表から、実施例6〜10の本発明になる発泡体シー
トは、表面アレ、ストレッチバックのない真空成形性質
に優れた高度の発泡体であった。
これに対して、比較例5〜7の発泡体シートは本発明に
規定するゲル分率を満足せず、成形性が悪く、その上、
比較例5はストレッチバックが発生しており、比較例8
では融点および結晶性の両方が低いために耐熱性が不充
分であるほか、表面アレやストレッチバックが発生して
いた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)A:共重合成分として、プロピレン成分を15〜
    30重量%の範囲量含有し、100〜118℃の融点(
    Tm)および85〜100℃の結晶化温度(Tmc)を
    有するエチレン・プロピレンランダム共重合体および B:115℃未満の融点(Tm)および0.935g/
    cm^3以下の密度を有する低密度ポリエチレンを必須
    成分とするブレンドポリマ とを必須成分とするブレンドポリマからなり、式[R=
    I_3_0/2・I_2_0] で示される13_C_−_N_M_Rスペクトルによる
    面積強度比(R)が20〜300、ゲル分率が15〜4
    5%、成形絞り比(K)がK≧2d+0.40(ただし
    、dは見掛け密度:g/cm^3)の範囲内である高性
    能架橋ポリエチレン系樹脂発泡体。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、ブレンドポリマ
    が115〜135℃の融点(Tm)を有する直鎖状ポリ
    エチレンを含有してなる高性能架橋ポリエチレン系樹脂
    発泡体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02102234A (ja) * 1988-10-07 1990-04-13 Toray Ind Inc 放射線架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体およびその製造方法
US9260577B2 (en) 2009-07-14 2016-02-16 Toray Plastics (America), Inc. Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength

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