JPS6117876Y2 - - Google Patents

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JPS6117876Y2
JPS6117876Y2 JP1980172863U JP17286380U JPS6117876Y2 JP S6117876 Y2 JPS6117876 Y2 JP S6117876Y2 JP 1980172863 U JP1980172863 U JP 1980172863U JP 17286380 U JP17286380 U JP 17286380U JP S6117876 Y2 JPS6117876 Y2 JP S6117876Y2
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JP1980172863U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動ベルト装置におけるベルト案内系
と駆動系、即ちベルトを取り付け往復動する移動
子と該移動子をドア等に応動して機械的又は電気
的に往復動させる線状ワイヤー部材との連結装置
に関するものである。
現在、実開昭49−10224号公報にて知られてい
るようにシートベルトの自動装脱を目的としてド
ア又は乗員の乗降動作に応動してベルトを拘束位
置と解放位置間で自動的に転移させるようにした
自動ベルト装置が開発され、その実用化が推進さ
れている。
この自動ベルト装置は通常、ベルトを取り付け
ガイドレール内を往復動する移動子を有し、この
移動子をドア等に応動して電気的又は機械的手段
により線状駆動部材を作動させることによつて往
復動させるようになつており、前記移動子と、線
状部材の端部とは一連されている。
従来、かかる自動ベルトにおける駆動系の線状
ワイヤー部材と、ベルト案内系の移動子との連結
構造は一体固着構造であり、乗員拘束用のベルト
系と、このベルトを案内する案内系と、この案内
系を移動させる駆動系とを夫々機能別に大別して
組立ラインにのせることが出来ない状況にあつて
自動ベルト装置の組付を煩雑かつ困難ならしめて
いた。又、このような一体取付けのため経年変化
にもとづく取替時にあつても連結部の解難は実質
的に不可能で部品取替作業の機会がなかつた。そ
のため、かかる不便を除去すべく、さきに前記自
動ベルト装置をその機能別に大別して組立ライン
における取付、運搬を1人で容易に行なえるよう
に分割し、各ラインにおける取付後の連結を速や
かに行ない得るワイヤ部材と移動子とを連結構造
が提案された。
しかし、この構造は例えばガイドレール等に設
けた小さな窓孔より手を挿入し、ワイヤー部材と
移動子とを連着するものであり、組付が容易であ
るとしても前記窓孔を通して作業する空間が狭く
連結作業が頗る困難であるのみならず、ワイヤー
部材において作動時、屡々発生するねじれを吸収
する機能を待つておらず、連結部に無理な応力が
掛つて連結部の破損を招く懸念があつた。
本考案はかかるワイヤー部材と移動子との連
結、即ち駆動系と案内系との連結を簡単な構成、
簡単な操作で行ない得ると共に、その連結部を緊
密に固定せしめ、かつワイヤー部材に発生するね
じれを吸収し得て効果的な連結構造を達成する連
結装置を提供せんとするものである。
以下、その具体的な態様について添付図面に示
す実施例は参照しつつ更に詳述する。
第1図は本考案連結装置を適用した自動ベルト
装置の1例であり、図において同装置はベルト系
A、案内系B、および駆動系Cにより、ベルト系
Aは車体1のフロアー上のシート3のインナー側
に備えられた緊急ロツク式巻取機4によりよりベ
ルト6が引き出され、そのベルト6の先端がガイ
ド5を経て斜め上方に延びて後述する移動子12
に取付けたバツクル8に非常時解離可能なトング
7に止着されることによつて構成されていると共
に、案内系Bは車体1のルーフサイド9に取着さ
れたガイドレール10内の前方解放位置と後方拘
束位置との間を後述する線状ワイヤー部材11に
押し引きされてバツクル8を懸吊して一体移動す
る移動子12を備えていて、この移動子12のバ
ツクル8に前記ベルト系Aのトング7が着脱し得
るようにして構成され、一方、駆動系Cはドア2
の開閉や乗員の乗降動作を感知して正逆転するモ
ーター13又は図示しない機械式の駆動源によつ
てアウタチユーブ14内を進退するワイヤー部材
11(ギヤードワイヤー部材)を備え、このワイ
ヤー部材11の先端部15は前記移動子12に連
結されて、前記移動子12を断面方形状をなすガ
イドレール10に沿つて往復動させて乗員の拘束
位置と解放位置との間を移動させるような構成と
なつている。
そして、図示の2点式斜ベルトには好ましくは
必須である乗員の下脚部を保護するニーパツトD
がシート3の前方の計器板の下方に設けられてい
る。
上記構成において、本考案装置は、案内系Bに
含まれる移動子12と、駆動系Cに含まれるワイ
ヤー部材11の先端15との連結部に関し、第2
図以降にその詳細が示されている。
第2図は同連結部の分解斜視図、第3図は連結
状態正面概要図、第4図は第3図のX−X線矢視
断面図である。
即ち、これらの図において前記連結部の一方を
構成する線状ワイヤー部材11の連結端には、一
対の円板状大径部17,18を小径円筒連結部1
9で連結した段付ジヨイント16が一体的に被嵌
されており、一方、連結部の他端である移動子1
2側においては、該移動子12の後端に上下に延
設された立設部が設けられ、これが上下で夫々、
逆U字状、U字状に折曲形成21,22されて、
その衝合部分に前記線状ワイヤー部材11側の前
記小径連結部19を嵌入するに足る、該小系連結
部19の線径に略等しい間隙の係合スリツト23
を備えた係合部20が形成されている。なお、4
0はガイドレール10に接触回転するローラーで
ある。
段付ジヨイント16の大径部17,18は移動
子側の係合部20の前後側面に当接して線状部材
11と、係合部20との間の前後方向相対移動を
阻止するものであり、必ずしも円板状に限定され
るものでないが、小径の連結部19は段付ジヨイ
ント部16が係合部20と係合するとき、その周
りにある程度回動が許容されることが必要で、前
記小径円形状は好ましい態様である。
なお、段付ジヨイント部16は通常線状部材1
1が樹脂被覆されたワイヤー部材であるところか
ら樹脂で作られ、これをその中心軸線に設けた挿
通孔に挿通することによつて一体的となしてい
る。
一方、移動子側の係合部20はその内面に係合
部と略同じ形状をもつ上下折曲形成28,29さ
れた板ばね27が添接重合され、該係合部20に
弾撥性を付与しており、この板ばね27は前記係
合部20に設けた取付孔2と板ばね27の取付孔
30とを貫通して第4図の如くリベツト36等に
よつて一体的に固定されている。従つて係合部2
0に対する前記段付ジヨイント16の小径連結部
19の嵌入は弾撥的に行われる。
なお、係合部20の立設部の巾は通常、前記段
付ジヨイント部16の小径連結部19の長さに略
等しい巾をもつており、これによつて前述のよう
に大径部17,18が夫々、係合部20の前後側
面に当接するが、この場合における先端側の大径
部17を受け入れるため移動子12には図示の如
き窓孔25が穿設されている。
図中、26はパウル係止部である。
本考案装置は叙上の如き構成によつてなり、次
に両者の連結態様を説明すると、板ばね27を移
動子12後端の係合部20内面に第4図の如く添
接重合し、リベツト36等により一体に保持した
後、線状部材11側の段付ジヨイント部16の大
径部17,18を係合部20の両側に位置させ、
中間の小径連結部19を車体内面側より係合スリ
ツト23に当て、板ばね27の弾撥力に抗してス
リツト23内へ押入れ嵌入せしめると第3図に図
示した如く移動子12と線状部材11とは一連の
連結構造となる。
なお、ガイドレール10端部の取付部材31は
予め、その取付孔32,33により車体のルーフ
サイド又はドア内面等にリベツト等で固定してお
いてもよい。この場合には前記両者の連結作業は
ガイドレール10に設けた窓孔34を利用して行
なう。
しかし、ガイドレール10、移動子12を駆動
系と一体として車体への組付を行なうようにする
ときは、取付部材31内へ線状部材11を貫通さ
せ、その前方で移動子12との連結を行なつた
後、取付部材31をガイドレール10内へ嵌入固
定し、これを組付けれらよい。
なお、前記移動子の拘束位置におけるロツクな
らびにロツク解除についてはパウル35とパウル
係止部26によつてなされ、本出願人がさきに提
案した特願昭53−68758号明細書にその1例が詳
述されているが、本考案に対しては直接、関係が
ないので説明は省略する。
かくして、以上のようにしてベルト案内系と駆
動系との連結は容易となり、自動ベルト装置とし
て組み立てられ、その効果を発揮する。
本考案は以上の如く自動ベルト装置における案
内系と駆動系との連結部において移動子側と、線
状部材側の各端を前述の如き構成となし、その段
付ジヨイント部を車体内面側より水平に押嵌入す
るだけで連結し得るようになしたもので、自動ベ
ルト装置を構成する乗員拘束用のベルト系と、こ
のベルトを案内する案内系と、この案内系を移動
させる駆動系と、また乗員の下脚部を保護するニ
ーパツト系とその機能別に大別して組立ラインに
おける取付及び運搬を容易に行なうことができる
と共に、水平方向よりの押嵌入のみで連結できる
ため連結作業が頗る簡単となる利点があり、しか
も、段付ジヨイントの大径部によつて線状部材と
移動子との移動方方向相対位置が確定され不安定
な相対移動を起すことがなく、更に移動子と線状
部材との連結は段付ジヨイントの中間連結部によ
りある程度の回動が許容されているため、自動ベ
ルト作動時に起る線状ワイヤーのねじれをも容易
に吸収して線状部材にかかる無理な応力を消失さ
せ、安定した両者の連結を図ることができる。
なお、経年変化にもとづく取替時には段付ジヨ
イントと係合部との解離を行なえば容易であり、
部品取替作業にも便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動ベルト装置の1態様を示す斜視概
観図、第2図は本考案連結装置の1例に係る各部
材分解斜視図、第3図は連結部の正面図、第4図
は第3図におけるX−X線矢視断面図である。 A……ベルト系、B……案内系、C……駆動
系、2……ドア、6……ベルト、11……線状ワ
イヤー部材、12……移動子、13……モータ、
16……段付ジヨイント部、17,18……大径
部、19……小径連結部、20……係合部、2
1,22……折曲部、23……係合スリツト、2
7……板ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアの開閉等に応動し、駆動部材によつて拘束
    位置と、解放位置との両位置間を往復動する線状
    部材の端部に移動子を連結し、該移動子に取り付
    けたシートベルトを前記両位置間で転移させる自
    動ベルト装置の前記線状部材と移動子との連結取
    付部において、前記線状部材側連結端を一対の大
    径部を小径連結部で連結せしめた段付ジヨイント
    部となし、一方、移動子側連結端部に、前記小径
    連結部の長さに略等しい巾の立設部を上下に延設
    し、各立設部を夫々板厚方向にU字状又は逆U字
    状に折曲形成して移動子移動方向と平行に延び、
    かつ、少なくとも前記小径連結部が通過する巾を
    有して車体内方に開口した小径連結部係合スリツ
    トを備えたC型断面の係合部を設け、該係合部内
    面に略同形状の板ばねを一体に重合添設すると共
    に、前記段付ジヨイント部の小径連結部を前記係
    合部の係合スリツトに弾撥的に押嵌入し、段付ジ
    ヨイント部と、係合部とを回動可能に連結せしめ
    たことを特徴とする自動ベルト装置における案内
    系と駆動系との連結装置。
JP1980172863U 1980-12-02 1980-12-02 Expired JPS6117876Y2 (ja)

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JPS5794557U JPS5794557U (ja) 1982-06-10
JPS6117876Y2 true JPS6117876Y2 (ja) 1986-05-31

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ID=29531143

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014101221A1 (de) 2013-01-31 2014-07-31 Sanyo Denki Co., Ltd. Rotor für einen Permanentmagnet-Motor, Verfahren zur Herstellung eines Rotors für einen Permanentmagnet-Motor sowie Permanentmagnet-Motor

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS445223Y1 (ja) * 1966-06-30 1969-02-25
JPS5512906B2 (ja) * 1975-01-29 1980-04-04

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JPS5794557U (ja) 1982-06-10

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