JP2002145007A - チャイルドシートのリトラクタ - Google Patents

チャイルドシートのリトラクタ

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JP2002145007A
JP2002145007A JP2000348284A JP2000348284A JP2002145007A JP 2002145007 A JP2002145007 A JP 2002145007A JP 2000348284 A JP2000348284 A JP 2000348284A JP 2000348284 A JP2000348284 A JP 2000348284A JP 2002145007 A JP2002145007 A JP 2002145007A
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groove
frame
pin
retractor
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Miho Tsugumatsu
美穂 継松
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Combi Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/10Safety belts or body harnesses in vehicles specially adapted for children or animals
    • B60R22/105Safety belts or body harnesses in vehicles specially adapted for children or animals for children
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/347Belt retractors, e.g. reels with means for permanently locking the retractor during the wearing of the belt
    • B60R2022/3475Belt retractors, e.g. reels with means for permanently locking the retractor during the wearing of the belt having means for acting directly upon the belt, e.g. by clamping or friction

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部の構造を単純にするとともに、外力が
作用しても簡単にはロックが解除される虞のないチャイ
ルドシートのリトラクタを提供すること。 【解決手段】 チャイルドシートのリトラクタにおける
手動ロック機構のワイヤーを引く操作部Cであって、枠
体2,22に直線状の摺動溝4,24と該摺動溝の端部
に該摺動溝に対して鋭角に曲折された係止溝5,25と
によって構成されたガイド溝3,23を形成し、該ガイ
ド溝に摺動体6,26のピン9,29を挿嵌させて摺動
体を移動可能に設置するとともに、摺動体にワイヤー1
1,36の一端を連結し、記摺動体を摺動溝に沿って移
動させてワイヤーを引っ張り、摺動体のピンを係止溝に
移動させて摺動体をロック状態に保持させるようにした
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャイルドシート
のリトラクタに関するもので、詳しくは、手動ロック機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に幼児を乗せる場合、幼児の安全
を図るために、図6に示したようなチャイルドシート5
0が使用されている。チャイルドシート50は、幼児を
収容するチャイルドシート本体51と、該チャイルドシ
ート50を車両の座席に取付ける台座52とを備えてい
る。チャイルドシート本体51の座部51aには腹当て
部材53が設けられ、この腹当て部材53にはチャイル
ドシート本体51の背部51bから引き出される肩ベル
ト54とチャイルドシート本体51に固定の腰ベルト5
5とは着脱金具56によって互いに結合される。そし
て、肩ベルト54は背部51bの裏面側で板状のベルト
調整金具57の一端に固定され、ベルト調整金具57の
他端にはリトラクタ(後述、図1参照)から引き出され
た長さ調整ベルト58が固定されている。リトラクタ
は、座部51aの下部に内装され、長さ調整ベルト58
が引出し口59から引き出されている。
【0003】前記チャイルドシート50を使用する場合
は、台座52を車両シートベルトによって自動車の座席
に固定し、チャイルドシート本体51の座部51aに幼
児を腰掛けさせる。この際、幼児の頭部は肩ベルト5
4,54の間に位置し、肩ベルト54は幼児の肩を押さ
えるようにして腹当て部材53に固定される。そして、
腹当て部材53は幼児の腹部から胸部を覆うようにな
り、両足が腹当て部材53の両脇から前方に出される。
【0004】自動車が正常な走行状態では、リトラクタ
によって肩ベルト54は幼児に若干のテンションをかけ
ながらも幼児の動きに追随して引き出されたり引き戻さ
れたりするようになっている。したがって、幼児が動い
て肩ベルト54を引いた場合は、肩ベルト54がチャイ
ルドシート本体51から引き出され、肩ベルト54が緩
んだ場合は自動的に引き戻される。このように、幼児は
チャイルドシート本体51に緩く拘束された状態で座っ
ていることになる。
【0005】一方、急ブレーキ等を掛けた場合は、リト
ラクタが緊急作動する。即ち、急ブレーキ等で幼児が急
に前方に体を乗り出すようになるので、肩ベルト54が
急に引かれ、長さ調整ベルト58も急に引かれようとす
る。ところが、このような事態ではリトラクタがこの加
速度作用によって長さ調整ベルト58を引き出さないよ
うに係止して緊急ロックする。この結果、肩ベルト54
の引出しが規制され、幼児は腹当て部材53および肩ベ
ルト54により身体全体が押さえられて安全が確保され
る。
【0006】ところで、チャイルドシートでは、幼児が
ゆっくり動いたときはこのリトラクタは作動しないの
で、ベルトがずるずる引き出され、幼児が肩ベルト54
から抜け出してしまう虞れがあった。
【0007】そこで、出願人は、図7に示したような手
動ロック機構を備えたリトラクタを提供した(特開20
00−127893号)。このリトラクタ60は、緊急
ロック部Aと手動ロック部Bと操作部Cとに大別されて
いる。このうち、緊急ロック部Aと手動ロック部Bと
は、図7において断面コ字状に形成された枠体61内に
設けられており、ここからワイヤー62が引き出されて
操作部Cに連結されている。
【0008】緊急ロック部Aは、長さ調整ベルト58
と、この長さ調整ベルト58を巻き取り、かつ繰り出す
ドラム63と、このドラム63と一体に回転する歯車6
4と、この歯車64を係止する係止爪65とを備えてい
る。そして、衝突や急ブレーキ等で長さ調整ベルト58
が急激に引かれた時、この加速度によって係止爪65が
作動され、該係止爪65が歯車64に係合する。したが
って、ドラム63はロックされ、長さ調整ベルト58の
引出しが阻止される。この緊急ロック部Aの構成自体は
種々のものがある。
【0009】手動ロック部Bは、枠体61に差し渡され
た軸66に中心に回動自在に設けられた回動板67と、
枠体61に植設されたピン68と回動板67との間に張
設されたスプリング69と、回動板67をスプリング6
9を介して操作部Cに連結するワイヤー62と、係止爪
65を備えた駆動板70とによって構成されている。そ
して、操作部Cを操作することによって、ワイヤー62
を引き、回動板67を回動させる。すると、回動板67
によって駆動板70が駆動され、それに伴って係止爪6
5が歯車64に係止される。したがって、ドラム63は
強制的にロックされる。
【0010】操作部Cは、枠体71の側板71aにガイ
ド溝72が形成されている。このガイド溝72は、直線
状に形成された摺動溝72aと、該摺動溝72aに対し
て直角方向に向けて形成された第1の係止溝72b,第
2の係止溝72cとを有している。また、枠体71には
摺動溝72aに添って摺動板73が配置されており、該
摺動板73はスプリング74によって係止溝72b,7
2cの延設方向に付勢されている。また、操作部Cはピ
ン75を植設した摺動体76を備えており、該摺動体7
6を摺動板73上に載置し、ピン75をガイド溝72に
挿嵌させて、摺動体76をガイド溝72に沿って摺動さ
せるようにしている。この摺動体76にはスプリング7
8を介してワイヤー62の端部が結合されている。そし
て、この操作部Cのピン75が第1の係止溝72aに位
置している場合には、スプリング74の付勢力によって
係止溝72aの端部へ押し付けられた状態にあり、手動
ロック部Bの回動板67は駆動板70から離れている。
この状態で、ピン75を摺動溝72aに移動させ、該摺
動溝72a上をY方向へ移動させると、それに伴ってワ
イヤー62が引っ張られ、回動板67をスプリング69
の付勢力に抗して回動させる。すると、回動板67は駆
動板70に当接し、該駆動板70が回動されて係止爪6
5を歯車64に係止させる。さらに、ピン75を係止溝
72cに移動させると、ピン75はスプリング74の付
勢力によって係止溝72cの端部まで移動される。した
がって、係止爪65は、歯車64に係止された状態に維
持される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した操
作部Cの構造は、ピン75を操作位置、即ち係止溝72
cに保持するために、スプリング74を配設する必要が
あり、また係止溝72cが摺動溝72aに対して直角方
向に形成されているためピン75に何らかの外力が作用
すると、ピン75が摺動溝72aに簡単に戻され、ロッ
クが解除される虞がある。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記状況に鑑み
てなされたものであり、その目的は操作部の構造を単純
にするとともに、外力が作用しても簡単にはロックが解
除される虞のないチャイルドシートのリトラクタを提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る請求項1のチャイルドシートのリトラクタで
は、ワイヤーを引くことにより緊急ロック機構の作動を
強制的にロックする手動ロック機構を備えたチャイルド
シートのリトラクタにおいて、手動ロック機構の前記ワ
イヤーを引く操作部であって、枠体に直線状の摺動溝と
該摺動溝の端部に該摺動溝に対して鋭角に曲折された係
止溝とによって構成されたガイド溝を形成し、該ガイド
溝に摺動体のピンを挿嵌させて摺動体を移動可能に設置
するとともに、前記摺動体に前記ワイヤーの一端を連結
し、前記摺動体を前記摺動溝に沿って移動させて前記ワ
イヤーを引っ張り、前記摺動体のピンを前記係止溝に移
動させて前記摺動体をロック状態に保持させるようにし
たことを特徴としている。
【0014】この発明によれば、ガイド溝の端部を曲折
させるだけで摺動体をロック状態に保持させることがで
き、したがって操作部の構造が簡単になる。
【0015】本発明に係る請求項2のチャイルドシート
のリトラクタでは、請求項1の発明において、前記摺動
体が前記摺動溝にある状態で前記枠体から一部が外部に
突出した状態にあり、前記摺動体が前記係止溝にある状
態で前記枠体に全体が埋没するように前記摺動体および
前記溝を形成したことを特徴としている。
【0016】この発明によれば、摺動体が枠体から突出
しているか否かによってロック状態にあるか否かを容易
に視認できるとともに、この摺動体に外力が作用した場
合にあっても、摺動体が枠体内に埋没されているので、
簡単にロック解除されてしまうのを有効に防止すること
ができる。
【0017】本発明に係る請求項3のチャイルドシート
のリトラクタでは、請求項1または2の発明において、
前記枠体にレバーを配設し、該レバーの先端を前記摺動
体が前記係止溝にある状態で前記ピンに当接させるとと
もに、前記レバーの他端を前記枠体から外部へ突出さ
せ、前記レバーの他端を作動させることによって、前記
ピンを前記手動溝へ移動させるようにしたことを特徴と
している。
【0018】この発明によれば、摺動体が枠体から突出
しているか否かによってロック状態にあるか否かを容易
に視認でき、しかもレバーの把手を枠体内に押し込むこ
とによってロックの解除ができるので、ロック解除が容
易である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に示したチャイルドシ
ートのリトラクタにおける手動ロック機構の操作部に基
づいて本発明を説明する。
【0020】図1は手動ロック機構の操作部を示してお
り、図2はその操作部の動作状態を示している。
【0021】図示した操作部Cは、図7に示したリトラ
クタの操作部に適用されるものである。この操作部Cで
は、上方に開口1を有する箱状の枠体2を有しており、
該枠体2の両側壁2a,2aにガイド溝3が形成されて
いる。このガイド溝3は直線状の摺動溝4と、該摺動溝
4の端部で鋭角に曲折された係止溝5とによって構成さ
れている。
【0022】また、この操作部Cでは、上記ガイド溝3
に沿って移動される摺動体6を備えている。摺動体6は
下方に開口するコ字状を成し、上部に把手7を有してい
る。そして、両側壁6a,6aのそれぞれの端部には、
ピン8,9が外方に向けて突設されている。ところで、
これらのピン8,9のうちピン8は各側壁6a,6aに
それぞれ植設され、ピン9は両側壁6a,6aにわたっ
て貫設されている。そして、ピン8,9は上記枠体2の
摺動溝4に挿嵌され、それによって摺動体6がガイド溝
3に沿って案内される。
【0023】また、この操作部Cの枠体2にはフレキシ
ブルチューブ10の一端が係止され、該チューブ10内
のワイヤー11の一端がスプリング12を介してピン9
に連結されている。
【0024】このように形成された操作部Cでは、手動
ロック機構が解除されている状態では、図1および図2
(a)に示した状態にある。即ち、スプリング12の付
勢力によって摺動体6は、図2(a)における左方に位
置されている。この状態では、ピン8,9はガイド溝3
の摺動溝4内にあり、摺動体6の把手7は枠体2の開口
1から上方へ飛び出している。図2(a)に示した状態
から把手7を矢印方向へ引いて摺動体6を移動させる
と、ピン9が係止溝5内に入り込み、それに伴って摺動
体6は図2(b)に示したように、ピン8を中心にして
時計方向に回動され、ピン9が係止溝5の端部で止めら
れる。この状態においては、ワイヤー11は枠体2内に
引き込まれる。また摺動体6はスプリング12の付勢力
によってピン9が係止溝5の端部に留められることによ
ってその状態、即ちロック状態に保持され、摺動体6の
把手7は枠体2内に没入されている。また、このような
ロック状態を解除する場合には、図2(b)において矢
示したように摺動体6の把手7を上方へ引き上げれば、
スプリング12の付勢力によって摺動体6が図2(a)
の状態に復帰され、それに伴って、ワイヤー11も緩め
られる。
【0025】図3は、上記実施の形態の変形例を示して
いる。この変形例は、上記実施の形態における摺動体6
の把手7に替えて、操作摘み13をピン9の端部に取り
付けたもので、他の点は上記実施の形態と同じである。
したがって、図3における上記実施の形態と同一要素に
は同一符号を付してその説明を省略する。この変形例で
は、操作摘み13を摘んで、摺動体6のピン9を係止溝
5に導くことによって摺動体6をロック状態に保持さ
せ、操作摘み13を摘んで、摺動体6のピン9を係止溝
5から摺動溝4に導いて摺動体6をロック状態から開放
する。
【0026】図4は、本発明に係る手動ロック機構の操
作部Cの他の実施の形態を示しており、図5(a)はそ
の操作部Cの動作状態を示している。
【0027】図示した操作部Cは、図7に示したリトラ
クタの操作部に適用されるものである。この操作部Cで
は、上方に開口21を有する箱状の枠体22を有してお
り、該枠体22の両側壁22a,22aにガイド溝2
3,23が形成されている。これらのガイド溝23は直
線状の摺動溝24と、該摺動溝24の端部で鋭角に曲折
された係止溝25とによって構成されている。
【0028】また、この操作部Cでは、上記ガイド溝2
3の摺動溝24と平行に移動される摺動体26を備えて
いる。摺動体26は下方に開口するコ字状を成し、上部
に把手27を有しており、両側壁26a,26aには、
長孔28,28が形成されている。そして、それらの長
孔28,28にはピン29が挿嵌され、さらにピン29
の両端部は枠体22のガイド溝23に挿嵌されている。
【0029】また、この操作部Cは、ロック解除レバー
30を備えている。このロック解除レバー30は、該レ
バー30から外方へ突設された軸31,31を枠体22
の側壁22a,22aに形成した孔32,32に挿嵌さ
せることによって枠体22に回動自在に支持されてい
る。このロック解除レバー30はL字状に形成され、一
端はガイド溝23に沿って該ガイド溝23の端部を越え
て延設され、他端は枠体22の上部まで延設されてお
り、他端には把手33が形成されている。そして、この
ロック解除レバー30は、弱い付勢力のスプリング34
によって、非ロック状態で、把手33が枠体22内に没
入するように付勢されている。
【0030】また、この操作部Cの枠体22にはフレキ
シブルチューブ35の一端が係止され、該チューブ35
内のワイヤー36の一端がスプリング37を介してピン
29に連結されている。
【0031】このように形成された操作部Cでは、手動
ロック機構が解除されている状態では、図4および図5
(a)に示した状態にある。即ち、スプリング37の付
勢力によってピン29を介して摺動体26は、図5
(a)における左方に位置されている。この状態では、
ピン29はガイド溝23の摺動溝24内にある。また、
ロック解除レバー30は、スプリング34の付勢力によ
って、図5(a)において反時計方向に回動され、把手
33は枠体22内に没入した状態にある。図5(a)に
示した状態から把手27を矢印方向へ引いて摺動体26
を移動させ、ピン29を係止溝25の入口まで案内す
る。すると、ピン29はスプリング37の付勢力によっ
て、係止溝25内に導かれ、図5(b)に示したよう
に、係止溝25の端部で止められる。この状態において
は、ワイヤー36は枠体22内に引き込まれる。またロ
ック解除レバー30は、ピン29によって図5(b)に
おける時計方向に回動され、把手33が枠体22から上
方へ突出される。このようなロック状態を解除する場合
には、図5(b)においてロック解除レバー30の把手
33を下方に押し込む。すると、ピン29は係止溝25
の入口方向へ移動され、そして摺動溝24まで案内され
る。このようにして摺動溝24まで案内されたピン29
は、スプリング37の付勢力によって図5(a)に示し
たように、非ロック位置まで移動される。それに伴っ
て、摺動体26も図5(a)に示した状態に復帰され
る。
【0032】なお、上記実施の形態におけるスプリング
34は、ロック解除レバー30がガタツクことのないよ
うに、該ロック解除レバー30を一方へ付勢しているも
ので、揺動することなくその位置に保持される程度に枠
体22に対して摩擦抵抗を付与するならば、必ずしも必
要としない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1のリトラクタによれば、手動ロック機構のワイヤー
を引く操作部の枠体に直線状の摺動溝と摺動溝の端部に
摺動溝に対して鋭角に曲折された係止溝とによって構成
されたガイド溝を形成してこのガイド溝に摺動体のピン
を挿嵌させて摺動体を移動可能に設置し摺動体を摺動溝
に沿って移動させてワイヤーを引っ張りロック状態に保
持させるようにしたので、ガイド溝の端部を曲折させる
だけで摺動体をロック状態に保持させることができる、
操作部の構造が簡単になる。また、本発明に係る請求項
2のリトラクタによれば、摺動体を摺動溝に枠体から一
部が外部に突出した状態にし、摺動体が係止溝にある状
態で枠体に全体が埋没するようにしたので、摺動体が枠
体から突出しているか否かによってロック状態にあるか
否かを容易に視認できるとともに誤動作も防止できる。
さらに、本発明に係る請求項3のリトラクタによれば、
枠体にレバーを配設し、そのレバーの先端を摺動体が係
止溝にある状態でピンに当接させ、レバーの他端を枠体
から外部へ突出させてレバーの他端を作動させることに
よって、ピンを摺動溝へ移動させるようにしたので、摺
動体が枠体から突出しているか否かによってロック状態
にあるか否かを容易に視認でき、しかもレバーの把手を
枠体内に押し込むことによってロックの解除ができるの
で、ロック解除が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャイルドシートのリトラクタに
おける操作部の一実施の形態を示した一部切欠き斜視図
である。
【図2】図1に示した操作部の動作を示す概念的な断面
図であり、図2(a)はその非ロック状態を示し、図2
(b)はそのロック状態を示している。
【図3】図1に示した操作部の変形例を示した斜視図で
ある。
【図4】本発明に係るチャイルドシートのリトラクタに
おける操作部の他の実施の形態を示した一部切欠き斜視
図である。
【図5】図4に示した操作部の動作を示す概念的な断面
図であり、図5(a)はその非ロック状態を示し、図5
(b)はそのロック状態を示している。
【図6】一般的なチャイルドシートを示しており、図6
(a)はその前面側を示した斜視図であり、図6(b)
はその背面側を示した斜視図である。
【図7】先に提供したチャイルドシートのリトラクタを
示した斜視図である。
【符号の説明】
1 開口 2 枠体 2a 側壁 3 ガイド溝 4 摺動溝 5 係止溝 6 摺動体 6a 側壁 7 把手 8,9 ピン 10 フレキシブルチューブ 11 ワイヤー 12 スプリング 13 操作摘み 21 開口 22 枠体 22a 側壁 23 ガイド溝 24 摺動溝 25 係止溝 26 摺動体 26a 側壁 27 把手 28 長孔 29 ピン 30 ロック解除レバー 31 軸 32 孔 33 把手 34 スプリング 35 フレキシブルチューブ 36 ワイヤー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーを引くことにより緊急ロック機
    構の作動を強制的にロックする手動ロック機構を備えた
    チャイルドシートのリトラクタにおいて、 手動ロック機構の前記ワイヤーを引く操作部であって、
    枠体に直線状の摺動溝と該摺動溝の端部に該摺動溝に対
    して鋭角に曲折された係止溝とによって構成されたガイ
    ド溝を形成し、該ガイド溝に摺動体のピンを挿嵌させて
    摺動体を移動可能に設置するとともに、前記摺動体に前
    記ワイヤーの一端を連結し、前記摺動体を前記摺動溝に
    沿って移動させて前記ワイヤーを引っ張り、前記摺動体
    のピンを前記係止溝に移動させて前記摺動体をロック状
    態に保持させるようにしたことを特徴とするチャイルド
    シートのリトラクタ。
  2. 【請求項2】 前記摺動体が前記摺動溝にある状態で前
    記枠体から一部が外部に突出した状態にあり、前記摺動
    体が前記係止溝にある状態で前記枠体に全体が埋没する
    ように前記摺動体および前記溝を形成したことを特徴と
    する請求項1に記載のチャイルドシートのリトラクタ。
  3. 【請求項3】 前記枠体にレバーを配設し、該レバーの
    先端を前記摺動体が前記係止溝にある状態で前記ピンに
    当接させるとともに、前記レバーの他端を前記枠体から
    外部へ突出させ、前記レバーの他端を作動させることに
    よって、前記ピンを前記摺動溝へ移動させるようにした
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のチャイルド
    シートのリトラクタ。
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