JPS61177979A - 食酢の製造方法 - Google Patents

食酢の製造方法

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JPS61177979A
JPS61177979A JP60016453A JP1645385A JPS61177979A JP S61177979 A JPS61177979 A JP S61177979A JP 60016453 A JP60016453 A JP 60016453A JP 1645385 A JP1645385 A JP 1645385A JP S61177979 A JPS61177979 A JP S61177979A
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amino acid
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Tomohiko Fukuda
知彦 福田
Sumitake Akita
秋田 澄男
Naotake Ooyama
大山 尚毅
Hirofumi Akano
裕文 赤野
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Nakano Vinegar Co Ltd
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Nakano Vinegar Co Ltd
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  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食酢の製造方法に関し、詳しくは優れた香味を
有する食酢の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
常法の食酢製造法として種々の方法が知られており、た
とえばrs造学」(大塚謙−著、養賢堂発行、j128
7〜290頁(1981年))、「食品産業事典」(日
本食糧新聞社発行、第337〜343頁(1972年)
)、「食酢」(浜政−著、四国醸造酢協会発行、195
8年)などがある。
しかし、これらの方法により作られる米酢、粕酢。
りんご酢等の食酢は酸味、酸臭が強く感じられ、一般に
酢が好まれない原因の1つであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述のよ5K、食酢には特有の酸味、酸臭があり、これ
が食酢の需要拡大に大きく影響しているものと云える。
本発明は、優れた香味を有し、酸味、酸臭を感じさせな
い食酢の提供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は蛋白質原料または蛋白質原料と澱粉質原料を酵
素による分解または酵素による分解と酵母による発酵を
行なって得られた高アミノ酸含有液を、酢酸発酵醪調製
時の仕込醪および/または酢酸発酵中の発酵醪に加えて
酢酸発酵を行ない遊離アミノ酸を2000■5以上含む
食酢を醸造することを特徴とする食酢の製造方法である
本発明において高アミノ酸含有液とは、蛋白質原料を酵
素により分解して得られるものや蛋白質原料と澱粉質原
料を酵素と酵母により分解、発酵して得られるものなど
を意味する。ここで蛋白質原料としては各種のものが用
いられ、たとえば大豆などの豆類、その副産物、小麦グ
ルテン、コーングルテンなどを単独または組合せて使用
することができる。また、澱粉質原料としては、たとえ
ば米、小麦、大麦、ふすま、コーンなどの穀類やこれら
の副産物等様々のものを単独または組合せて用いること
ができる。
上記原料については、常法による処理、たとえば原料組
織の軟化、蛋白質の変性、澱粉のα化。
殺菌等へ適宜行なわれる。
次に、本発明に用いる酵素としてぽ各種起源のものが使
用可能であるが、微生物に由来するものが好ましく、具
体的には蛋白質原料または蛋白質原料と澱粉質原料とを
分解する酵素を生産する微生物、たとえば黄麹菌、黒麹
菌、リゾプス属およびバチルス属の微生物の固体培養物
(すなわち麹)または液体培養物もしくはこれら培養物
から常法によって得た粗酵素や精製酵素を単独で、ある
いは適宜組合せて用(・ることができる。
また、酵母は原料の酒精発酵を行なう場合に用いられ、
酵母としては醸造食品等の食品の製造に使用されている
ものを任意に使用でき、たとえば協会6号酵母IAM4
512 、  パン酵母(市販品)。
ワイン酵母などを挙げることができる。
蛋白質原料または蛋白質原料と澱粉質原料の分解は使用
する酵素の至適な作用温度で行なえばよく、一般に40
〜55℃で分解を行なうのが適当である。また、酵母に
よる発酵の際の温度については20〜35℃の範囲が好
適である。分解と発酵の時間については、いずれも通常
は1〜14日間、好ましくは3〜7日間であり、目的と
する高アミノ酸含有液を得ることができる。この高アミ
ノ酸含有液はそのまま用いてもよく、必要に応じて固−
液分離して用いてもよい。
本発明における高アミノ酸含有液の1例として、脱脂大
豆と小麦粉(中力粉)を等量使用し、アスペルギルス・
ソーヤIFO4239を使用した固体麹を調製し、この
麹に食酢0.5%v/vと水を加えて醪濃度30%(W
/V )の醪を作り、上記原料を50℃で5日間分解し
た場合、全窒素分1.77%、遊離アミノ酸8560■
うの高アミノ酸含有液が得られた。また、上記固体麹と
、24時間冷水に浸漬後、100℃で60分間蒸煮した
玄米を等量使用し、水を加えて醪濃度36%(w/v 
)の醪を作り、これに協会6号酵母IAM4512を加
えて30℃で4日間分解および発酵を行なった場合、全
窒素分1.09%、遊離アミノ酸52801n9%の高
アミノ酸含有液が得られた。
本発明に用いる高アミノ酸含有液は一般に全窒素分0.
8〜2.2%、遊離アミノ酸2500〜1000011
9%であり、そのアミノ酸組成については使用する原料
等圧より異なる。しかし、通常はグルタミン酸、アラニ
ン、アスパラギン酸、ロイシン、プロリンなどのアミノ
酸の割合が高い。
本発明において、上記高アミノ酸含有液は食酢製造のた
めの仕込醪として酢酸発酵醪調製時に仕込醪に添加した
り、酢酸発酵中の発酵醪に添加する。仕込醪調製にあた
っては、高アミノ酸含有液のほか必要に応じて水9種酢
を混和して調製する。
なお、高アミノ酸含有液の添加量は一般に醪の20〜8
5%の範囲、好ましくは25〜50%の範囲で添加する
のが適当である。また、この高アミノ酸含有液はその全
量を一度に添加してもよく分割して添加してもよい。特
に酢酸発酵中の発酵醪に加える場合は分割して添加する
ことが好ましい。
酢酸発酵は常法により行なえばよく、高アミノ酸含有液
を加えたことにより特別な条件を設定する必要はない。
本発明により高アミノ酸含有液を添加して酢酸発酵を行
なって得られる食酢は遊離アミノ酸含量が2000mg
%以上、通常は2000〜600ON9%であり、酢酸
その他の成分の含量は常法によるものと同程度である。
本発明によって得られる食酢は、遊離アミノ酸含量が既
存のものよりも著しく多いため、特有の酸味、酸臭が感
じられず、まろやかで優れた香味を有する食酢である。
〔実施例〕
本発明を試験例および実施例により説明する。
試験例 食酢の酸味、酸臭に関し官能評価を行なった〇後記する
実施例1により得られた本発明に係る食酢(酢酸濃度4
.5%、以下「試料A」という。)。
常法による醸造酢に高アミノ酸含有液を加え混合後、−
過して得た食酢(酢酸濃度4.5%、遊離アミノ酸含量
3340■%、以下「試料B」という。)および常法に
よる醸造粕酢(酢酸濃度4.5%、遊離アミノ殿舎fl
:1101v%、以下「試料C」という。)について習
熟したパネル20名により官能評価を行なった。官能評
価はKram6rの順位合計による有意差検定法(「食
品の品質測定」−食品工学シリーズ、第15巻、66〜
69頁、1961年光琳書院発行)を用いて行ない、酸
味、酸臭について最も強く感じるものから3点、2点、
1点と点数付けを行ない、合計点数により検定した。
結果を第1表に示す。
第1表 酸味 22 41  57 酸臭 25 40  55 上記結果より、試料人は5%の危険率で有意に小さい、
すなわち酸味、酸臭を最も感じない試料であり、試料C
は5%の危険率で有意に大き〜・、すなわち酸味、酸臭
を最も強く感じる試料である。
また、本発明に係る食酢は、試料Bのように、従来法に
よる醸造酢に単に高アミノ酸含有液を配合したものとも
明らかに異なるものである。
実施例1 大豆200kyを粉砕後、水と混合して500Jの大豆
醪とし、100℃で10分間処理した。この大豆醪40
01に常法通り製麹された玄米麹60kyおよび市販の
プロテアーゼ酵素剤(新日本化学工業(株)、「スミチ
ームLPJ)8kgを添加し、水を加えて5001とし
た後、50〜55℃で適時攪拌しつつ約17時間分解し
た。この分解醪を圧搾して全窒素分1.17%、遊離ア
ミノ酸3800■%の高アミノ酸含有液4001Jを得
た。この高アミノ酸含有液3001にエタノール30/
と11酢560Jを加えて充分攪拌後、30’Cで30
日間酢酸発酵を行なった。
酢酸発酵終了後、引き続き常法にしたがって1ケ月間貯
蔵熟成させたのちケイソウ土−過、殺菌。
びん詰して酢酸濃度4.5%、遊離アミノ酸含量260
01119%、全窒素分0.80%の極めて高品質の高
アミノ酸含有食酢を得た。
実施例2 脱脂大豆100に9K100%撒水し、これに小麦粉7
0kgを混合し常法通り120℃、45分間蒸煮した。
これにアスペルギルス・オリゼーIAM26L6を接種
し、30℃で43時間培養した。このようにして得られ
た麹120kgと、玄米120に9を冷水に20〜24
時間浸漬後、100’Cで60分間蒸煮したものを混合
した。次いで、これに冷水を加えたのち、市販のアミラ
ーゼ酵素剤(新日本化学工業(株)製、「スチーム肛」
)2ゆとプロテアーゼ酵素剤(新日本化学工業(株)製
、r 、S−ムLPJ)0.4klilを添加し、食酢
を0.5%(v/v )′加えて…5に調整し、水を加
えて6001の玄米醪とし、55〜58℃で適時攪拌し
ながら24時間分解後、この分解醪を圧搾して全窒素分
1.09%、遊離アミノ酸5260111P%の高アミ
ノ酸含有液(I) 5001を得た。
また、上記の玄米醪6001K対してパン酵母(オリエ
ンタル工業@)製)5kgを添加混合し、25〜30℃
で5日間平行複発酵を行なった。得られた酒精発酵醪を
圧搾してエタノール濃度9%。
全窒素分0.69%、遊離アミノ酸38809%の高ア
ミノ酸含有液(l[) 5001を得た。
この高アミノ酸含有液(i) 190 lと高アミノ酸
含有液(If) 3001に種酢5401を加えて10
001とし、充分攪拌後、実施例1に記載した方法と同
様に30℃で30日間酢酸発酵を行なった。その後、常
法により後発酵を行なったのちケイソウ土−過、殺菌、
びん詰して酢酸濃度4.55、遊離アミノ酸含量470
0W%、全窒素分0.90%の食酢を得ることができた
実施例3 実施例2と同様の操作により得られた高アミノ酸含有液
5201. 95%エタノール701および水101を
加えて充分混合し、これをタンク内に入れた。次いで、
酢酸菌としてアセトバクター・アセチIFO3284を
接種して30±1℃で通気攪拌培養した。酢酸発酵終了
後、常法に従い菌体処理した後、1ケ月間貯蔵熟成させ
た。しかる後、ケイソウ土−過、殺菌、びん詰して酢酸
濃度10.0繁、遊離アミノ酸456ON9%、全窒素
分0.95%の高品質の食酢を得ることができた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来の食酢に特有の酸味、酸臭が感じ
られないまろやかな食酢が得られる。したがって、嗜好
上の制約が解消し、広範囲に及ぶ利用が期待される。ま
た、アミノ酸含量が高いことから栄養補給の効果もある
手続(甫正書1発) 昭和60年4月3日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 蛋白質原料または蛋白質原料と澱粉質原料を酵素による
    分解または酵素による分解と酵母による発酵を行なって
    得られた高アミノ酸含有液を、酢酸発酵醪調製時の仕込
    醪および/または酢酸発酵中の発酵醪に加えて酢酸発酵
    を行ない遊離アミノ酸を2000mg%以上含む食酢を
    醸造することを特徴とする食酢の製造方法。
JP60016453A 1985-02-01 1985-02-01 食酢の製造方法 Granted JPS61177979A (ja)

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