JPS61176547A - フエニルアセトアルデヒドの製造法 - Google Patents
フエニルアセトアルデヒドの製造法Info
- Publication number
- JPS61176547A JPS61176547A JP60016096A JP1609685A JPS61176547A JP S61176547 A JPS61176547 A JP S61176547A JP 60016096 A JP60016096 A JP 60016096A JP 1609685 A JP1609685 A JP 1609685A JP S61176547 A JPS61176547 A JP S61176547A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- styrene oxide
- organic solvent
- phenylacetaldehyde
- reaction
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は触媒を懸濁した高沸点有機溶媒を充填した反応
器内でスチレンオキサイドを異性化することによるフェ
ニルアセトアルデヒドの製造方法に関するものである。
器内でスチレンオキサイドを異性化することによるフェ
ニルアセトアルデヒドの製造方法に関するものである。
フェニルアセトアルデヒドは、農医薬、香料、人工甘味
料等の中間体として重要な化合物であり、近年その需要
が増加しり\ある。
料等の中間体として重要な化合物であり、近年その需要
が増加しり\ある。
従来、この製造方法について次の様な各種のルートが提
案されている。
案されている。
a スチレ/の酸化
b スチレンオキサイドの異性化
Cスチレングリコールの脱水
dフェニルエチルアルコールノ酸化
e フェニルグリジッドエステルの分解等、しかしなが
ら、上記等従来法の中にはフェニルアセトアルデヒドが
反応性に富み、酸化、重合等によって変化し易いため工
業的には問題が多い。たとえば特公昭49−25932
によれば、流動パラフィン中に触媒である、活性白土を
懸濁させ、スチレンオキサイドを異性化することにより
フェニルアセトアルデヒドを得ているが必らずしも、満
足できるものではない。
ら、上記等従来法の中にはフェニルアセトアルデヒドが
反応性に富み、酸化、重合等によって変化し易いため工
業的には問題が多い。たとえば特公昭49−25932
によれば、流動パラフィン中に触媒である、活性白土を
懸濁させ、スチレンオキサイドを異性化することにより
フェニルアセトアルデヒドを得ているが必らずしも、満
足できるものではない。
本発明者らは上記、欠点を改良すべく鋭意検討した結果
、スチレンオキサイドの仕込み方法が重要であることを
見い出し本発明に到達した。
、スチレンオキサイドの仕込み方法が重要であることを
見い出し本発明に到達した。
即ち本発明はスチレンオキサイドの異性化(液相接触反
応)に当り、触媒を懸濁させた高沸点有機溶媒の中へ、
スチレンオキサイドをガス状で、且つ、反応速度に応じ
た速度で連続的に供給することを特徴とするフェニルア
セトアルデヒドの製造法である。
応)に当り、触媒を懸濁させた高沸点有機溶媒の中へ、
スチレンオキサイドをガス状で、且つ、反応速度に応じ
た速度で連続的に供給することを特徴とするフェニルア
セトアルデヒドの製造法である。
本発明による方法を用いれば熱媒中での生成物フェニル
アセトアルデヒド及び原料、スチレンオキサイド等の重
(縮)合損失を防止出来、高収率で7エニルアセトアル
デヒドを得ることが可能である。
アセトアルデヒド及び原料、スチレンオキサイド等の重
(縮)合損失を防止出来、高収率で7エニルアセトアル
デヒドを得ることが可能である。
ところで、異性化反応自体に関し、理論的には明確でな
いがスチレンオキサイドの液状仕込はガス状のそれと比
較して、生成物及び原料の重(縮)合(乃至、分解)損
失(以下、HB化と略す。)が多くなる。(比較例10
.9%、実施例5.9%)ざらに、同仕込が不連続にな
るとHB化が進行する。斯様に、液状又は急激なガス状
のスチレンオキサイド仕込では(異性化)反応速度等の
バランスが崩れ、熱媒中(液状)での生成物及び原料の
滞留が長くなり、HB化が進行するものと推定される。
いがスチレンオキサイドの液状仕込はガス状のそれと比
較して、生成物及び原料の重(縮)合(乃至、分解)損
失(以下、HB化と略す。)が多くなる。(比較例10
.9%、実施例5.9%)ざらに、同仕込が不連続にな
るとHB化が進行する。斯様に、液状又は急激なガス状
のスチレンオキサイド仕込では(異性化)反応速度等の
バランスが崩れ、熱媒中(液状)での生成物及び原料の
滞留が長くなり、HB化が進行するものと推定される。
これら技術的思想は本発明がはじめての開示であり、従
来技術には全く、示唆されていない。
来技術には全く、示唆されていない。
本発明を実施する場合、反応は高沸点有機溶媒中に触媒
を懸濁し、反応速度に応じた速度でスチレンオキサイド
を仕込み、生成したフェニルアセトアルデヒドを速かに
反応系外に留出させることからなる。
を懸濁し、反応速度に応じた速度でスチレンオキサイド
を仕込み、生成したフェニルアセトアルデヒドを速かに
反応系外に留出させることからなる。
本発明に使用される原料スチレンオキサイド仕込の形態
はガス状であることが肝要であり、その速度は、反応温
度、反応圧力、触媒濃度等によって異 なるが、使用触
媒重量の0.1〜15倍量/工時間轟シにするのが適当
である。
はガス状であることが肝要であり、その速度は、反応温
度、反応圧力、触媒濃度等によって異 なるが、使用触
媒重量の0.1〜15倍量/工時間轟シにするのが適当
である。
本発明に使用出来る触媒は、一般的にエポキシ化合物を
アルデヒドに変化させるものであればよく特に限定する
ものではない。一般的に用いられる触媒としては、固体
酸触媒の合成シリカルアルミナ、活性白土、アルミナ、
シリカルボリア、シリカルマグネシャや硫酸コバルト、
硫酸ニッケル等の硫酸塩、及び硫酸アルミニウムカリ、
酸性型のイオン交換樹脂等が挙られる。
アルデヒドに変化させるものであればよく特に限定する
ものではない。一般的に用いられる触媒としては、固体
酸触媒の合成シリカルアルミナ、活性白土、アルミナ、
シリカルボリア、シリカルマグネシャや硫酸コバルト、
硫酸ニッケル等の硫酸塩、及び硫酸アルミニウムカリ、
酸性型のイオン交換樹脂等が挙られる。
高沸点有機溶媒としては、沸点が少なくともフェニルア
セトアルデヒドよシ高いものであり好ましくは250℃
以上の高沸点炭化水素がよい。例えば流動パラフィン、
ジエチルジフェニル(商品名、サームエス700新日本
製鉄化学社品)等である。
セトアルデヒドよシ高いものであり好ましくは250℃
以上の高沸点炭化水素がよい。例えば流動パラフィン、
ジエチルジフェニル(商品名、サームエス700新日本
製鉄化学社品)等である。
反応器としては、攪拌機を有している種型反応器、ある
いは攪拌機を有しない直立円管状の反応管が使用出来る
。
いは攪拌機を有しない直立円管状の反応管が使用出来る
。
通常、次のような操作条件が採用される。反応温度は1
60〜220℃が好ましい。反応温度が高いと有機溶媒
がフェニルアセトアルデヒドと共に溜出し易くなり、ま
た重合物等が生成し触媒寿命が短かくなる。反応圧力は
使用する有機溶媒と7エニルアセトアルデヒドとの沸点
差、反応温度等によって異−なるが、一般的には5〜5
0 mxHgが好ましい、有機溶媒中の触媒濃度は触媒
の種類例より異なるが0.5〜10%で適当である。
60〜220℃が好ましい。反応温度が高いと有機溶媒
がフェニルアセトアルデヒドと共に溜出し易くなり、ま
た重合物等が生成し触媒寿命が短かくなる。反応圧力は
使用する有機溶媒と7エニルアセトアルデヒドとの沸点
差、反応温度等によって異−なるが、一般的には5〜5
0 mxHgが好ましい、有機溶媒中の触媒濃度は触媒
の種類例より異なるが0.5〜10%で適当である。
得られた反応液は必要に応じて、周知の方法、例えば、
減圧、蒸留等によって容易に精製され、精フェニルアセ
トアルデヒドを得ることができる。
減圧、蒸留等によって容易に精製され、精フェニルアセ
トアルデヒドを得ることができる。
次に本発明を実施例によシ具体的に説明する。
参考例(触媒の調製)
アエロジル380(日本アエロジル株式会社製シリカゲ
ル)120.9を水1.21に懸濁させる。別に、カタ
ロイドAP(触媒化成工業株式会社製、アルミナ含有量
67%)80gを水400ゴに加え懸濁させてアルミナ
ゾルを得る。このアルミナゾルをシリカゲル懸濁溶液中
に攪拌しながら加えた後14%アンモニヤ水溶液をpH
7,2になるまで加えてスラリーを得た。次いで、濾過
したケーキを120°Cで乾燥後、500℃で2時間焼
成し、粉砕して触媒を得た。(組成、31%k1203
69%5i02)実施例 長さ50(1+th、 内径45111Eφの円筒状
の反応管に、流動バラフィ73001/と上記で得た触
媒10、pを仕込み、10 ttnxHgの減圧下で1
80℃に加熱する。さらに、蒸発器により気化されたス
チレンオキサイドを反応管下部より毎時30I!の速度
で連続的に仕込み、生成したフェニルアセトアルデヒド
を、反応器上部より連続的に留出させ、54時間反応し
た。この間、前者の全仕込量は1,616g、後者の全
留出量1,521.9であった。
ル)120.9を水1.21に懸濁させる。別に、カタ
ロイドAP(触媒化成工業株式会社製、アルミナ含有量
67%)80gを水400ゴに加え懸濁させてアルミナ
ゾルを得る。このアルミナゾルをシリカゲル懸濁溶液中
に攪拌しながら加えた後14%アンモニヤ水溶液をpH
7,2になるまで加えてスラリーを得た。次いで、濾過
したケーキを120°Cで乾燥後、500℃で2時間焼
成し、粉砕して触媒を得た。(組成、31%k1203
69%5i02)実施例 長さ50(1+th、 内径45111Eφの円筒状
の反応管に、流動バラフィ73001/と上記で得た触
媒10、pを仕込み、10 ttnxHgの減圧下で1
80℃に加熱する。さらに、蒸発器により気化されたス
チレンオキサイドを反応管下部より毎時30I!の速度
で連続的に仕込み、生成したフェニルアセトアルデヒド
を、反応器上部より連続的に留出させ、54時間反応し
た。この間、前者の全仕込量は1,616g、後者の全
留出量1,521.9であった。
結果、留出液中の7エニルアセトアルデヒド濃i 98
.5%で未反応スチレンオキサイドは検出されなかった
。スチレンオキサイド仕込に対する留出液の歩留は94
.1%であり、そのHB化は5.9%であった。(スチ
レンオキサイド変化率99.8%、フェニルアセトアル
デヒド収率92.7%)比較例 原料スチレンオキサイドを液状で反応管下部よシ供給し
た以外は、実施例と同一触媒、同一反応条件で56時間
反応した。この間前者の全仕込量ば1,6779、後者
の全留出量1,495gであった0
.5%で未反応スチレンオキサイドは検出されなかった
。スチレンオキサイド仕込に対する留出液の歩留は94
.1%であり、そのHB化は5.9%であった。(スチ
レンオキサイド変化率99.8%、フェニルアセトアル
デヒド収率92.7%)比較例 原料スチレンオキサイドを液状で反応管下部よシ供給し
た以外は、実施例と同一触媒、同一反応条件で56時間
反応した。この間前者の全仕込量ば1,6779、後者
の全留出量1,495gであった0
Claims (1)
- スチレンオキサイドの異性化(液相接触反応)に当り、
触媒を懸濁させた高沸点有機溶媒の中へ、スチレンオキ
サイドをガス状で、且つ、反応速度に応じた速度で連続
的に供給することを特徴とするフェニルアセトアルデヒ
ドの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60016096A JPS61176547A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | フエニルアセトアルデヒドの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60016096A JPS61176547A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | フエニルアセトアルデヒドの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61176547A true JPS61176547A (ja) | 1986-08-08 |
JPH0564622B2 JPH0564622B2 (ja) | 1993-09-16 |
Family
ID=11906981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60016096A Granted JPS61176547A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | フエニルアセトアルデヒドの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61176547A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4980511A (en) * | 1986-09-25 | 1990-12-25 | Basf Aktiengesellschaft | Preparation of aldehydes and/or ketones BU conversion of epoxides |
-
1985
- 1985-01-30 JP JP60016096A patent/JPS61176547A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4980511A (en) * | 1986-09-25 | 1990-12-25 | Basf Aktiengesellschaft | Preparation of aldehydes and/or ketones BU conversion of epoxides |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0564622B2 (ja) | 1993-09-16 |
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