JPS6117561Y2 - - Google Patents

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JPS6117561Y2
JPS6117561Y2 JP6464181U JP6464181U JPS6117561Y2 JP S6117561 Y2 JPS6117561 Y2 JP S6117561Y2 JP 6464181 U JP6464181 U JP 6464181U JP 6464181 U JP6464181 U JP 6464181U JP S6117561 Y2 JPS6117561 Y2 JP S6117561Y2
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rew
shift
gear
lever
play
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Description

【考案の詳細な説明】 〔本考案の技術分野〕 本考案はテープレコーダーのモード切換装置に
関するものである。
〔従来技術〕
最近、テープレコーダーの中にはモードの切換
を回転体の回転力を利用して行う構造のものがあ
るが、これら従来のものではその構造が非常に複
雑で、特に曲間検出状態を得る為の機構が殊に複
雑で部品点数が多いとの欠点を有していた。
〔本考案の目的〕
本考案はこのような従来技術の問題点に着眼し
て考案されたものであり、より間欠な構造のモー
ド切換装置を提供せんとするものである。
〔本考案の構成〕
以下、本考案の一実施例を添附図面に従つて詳
細に説明する。
尚、明細書中の用語の内FFは早送りをREWは
巻戻しを示す。
第1図、第19図及び第20図において1及び
2は固定の上下面シヤーシにしてこれら上面シヤ
ーシ1と下面シヤーシ2は、シヤーシ支持軸42
A,42B,42C,42Dの4本の同じ長さの
軸にて、平行に支持されている。
ピンチレバー3は、上面シヤーシ1に植設され
たピンチレバー軸3Aを支点として、自由に回動
出来る。また、ピンチローラー3Cは、ピンチレ
バー3に植設されたピンチローラー軸3Bを支点
として、自由に回転出来る。また、ピンチレバー
スプリング4のコイル部4Aは前記ピンチレバー
3に植設されたスプリング軸3Dのまわりを自由
に回動可能であるが、ピンチレバースプリング4
の支持部4Cはピンチレバー3の切欠部3Eにて
係合されており、他方の当り部4Dは、前記ピン
チレバー3のガイド部3Fに係止されている。
プレイシフトアーム6は上面シヤーシ1に立設
されたシフトアーム支持軸6C及び下面シヤーシ
2に植設されたシフトアーム支持軸6Eに支持さ
れ、自由に回動可能であると共にプレイシフトア
ーム6の先端穴部6Aに前記ピンチレバースプリ
ング4の他端動作部4Bが係合されている。
サブシヤーシ7には、録音・再生ヘツド8及び
消去ヘツド9が固定されており、サブシヤーシガ
イド穴7A及びサブシヤーシガイド穴7Cが上面
シヤーシ1に植設されたサブシヤーシガイド軸7
B及びサブシヤーシガイド軸7Dに案内され、斯
る穴7A,7Cの長さの範囲内で前後方向に自由
に摺動可能であるが、上面シヤーシ1に植設され
た軸10Aとサブシヤーシ7に設けられた復帰ス
プリング取付穴71の間に張設されたサブシヤー
シ復帰スプリング10によりサブシヤーシ7は常
に停止位置方向に引張られている。
サブシヤーシ動作スプリング11のコイル部1
1Bは、前記サブシヤーシ7に植設された軸7G
のまわりを自由に回動可能であるが、前記サブシ
ヤーシ動作スプリング11の一端、固定部11C
は、前記サブシヤーシ7に設けられた動作スプリ
ング取付穴7Hに係合されまた他端、支持部11
Dは、前記サブシヤーシ7に植設された、支持ピ
ン11Eに係止されている。
また前記プレイシフトアーム6のサブシヤーシ
動作部6Eは前記サブシヤーシ動作スプリング1
1の動作部11Aに係合しており、当該プレイシ
フトアーム6の反時計方向及び時計方向の回動に
より、当該プレイシフトアーム6は、前記サブシ
ヤーシ動作スプリング11を介して前記サブシヤ
ーシ7を前後方向へ摺動させることが出来る。
ダイレクトドライブモーター5は、上面シヤー
シ1及び下面シヤーシ2の間に保持されている。
そして、このダイレクトドライブモーター5の出
力軸5Fは、前記上面シヤーシ1側及び前記下面
シヤーシ2側の両方に出ており、その一方は、前
記上面シヤーシ1に固設されたキヤプスタン・メ
タル5Dに支持された、キヤプスタン5Cを成し
他方は、モーターピニオン5B及びモータープー
リー5Aが固着された駆動出力軸5Eを成してい
る。
前記下面シヤーシ2に立設した駆動ギヤー軸受
13Fに支持された駆動ギヤー軸13Eは、自由
に回動可能である。図示しないスリツプ機構を介
してプレイギヤー13Cへある一定の回転力を伝
達出来る駆動プーリー13AはFF/REW駆動ギ
ヤー13Bと共に、前記駆動ギヤー軸13Eの下
側に固着され、駆動ピニオン13Dが前記駆動ギ
ヤー軸13Eの上側に固着されている。
前記モータープーリー5Aと前記駆動プーリー
13Aの間には、ベルト12が懸架されており、
前記ダイレクトドライブモーター5の回転力を常
時、前記駆動プーリー13Aへ伝達するべく成つ
ている。
欠歯部を有するプレイシフトギヤー25は、前
記下面シヤーシ2に立設されたプレイシフトギヤ
ー軸25Aのまわりを自由に回動可能であり、そ
の表側にはプレイアイドラーシフトカム部25
B、ストツプ用係止部25D、プレイ用係止部2
5F及びプレイシフトレバーガイド部25Eを有
し、又、裏側にはサブシヤーシシフトカム部25
Cを有する。
前記下面シヤーシ2に立設されたシフトレバー
支持軸6Fのまわりを自由に回動可能なプレイシ
フトレバー26は、前記下面シヤーシ2に立設さ
れた軸27Aと前記プレイシフトレバー26に設
けられたプレイレバースプリング取付穴26Aの
間に張設されたプレイシフトレバースプリング2
7によつて時計方向に回動付勢されているが、前
記プレイシフトレバー26のレバーガイド部26
Dが前記下面シヤーシ2に設けられたガイド穴2
6Fのガイド係止部26Eに係合し、この位置で
回転規制されている。この状態の時には、前記プ
レイシフトレバー26のギヤー係止部26Bは、
前記プレイシフトギヤー25の前記ストツプ用係
止部25D又は、プレイ用係止部25Fを係止
し、前記プレイシフトギヤー25の回動を阻止す
るべくなつている。
前記プレイシフトギヤー25は前記モーターピ
ニオン5Bと噛合可能であるが、前記プレイシフ
トレバー26の前記ギヤー係止部26Bによつて
前記プレイシフトギヤー25の前記プレイ用係止
部25Fが係止されている状態から、前記ギヤー
係止部26Bによつて前記ストツプ用係止部25
Dが係止されるまでの範囲では、前記プレイシフ
トギヤー25と前記モーターピニオン5Bとの噛
合位置において、前記プレイシフトギヤー25の
ギヤー部は欠歯部25Gである。
前記プレイシフトギヤー25の時計方向の回動
に伴い、前記プレイシフトアーム6のカム従動部
6Dは、前記プレイシフトギヤー25のサブシヤ
ーシシフトカム部25Cに係合しており、前記プ
レイシフトアーム6は時計方向及び反時計方向に
揺動可能である。
前記下面シヤーシ2に立設された巻取リール軸
受24は前記上面シヤーシ1の表面まで貫通して
おり、前記巻取リール軸授24に支持され、自由
に回動する巻取リール軸17Bの表側部分(上
端)にはリールハブ17Aが固着され、また、前
記巻取リール軸17Bの裏側部分(下端)には、
巻取リールギヤー17が固着されている。前記巻
取リール軸受24の外周を、自由に回動可能なプ
レイアイドラーレバー14に立設されたプレイア
イドラーギヤー軸14Bのまわりを自由に回動可
能なアイドラーギヤー14Aと前記巻取リールギ
ヤー17は常時噛合状態にある。
また、前記プレイアイドラーレバー14の一端
のアイドラースプリング取付穴14Eと下面シヤ
ーシ2に立設された軸15Aの間に張設されたア
イドラーレバースプリング15によつてアイドラ
ーレバー14は、時計方向に回動付勢されている
が、前記プレイアイドラーレバー14の他端に立
設されたアイドラーシフト軸14Dが前記プレイ
シフトギヤー25のプレイアイドラーシフトカム
部25Bに係合している。従つて、前記プレイシ
フトギヤー25の時計方向への回動に伴つて、前
記アイドラーシフト軸14Dが前記プレイアイド
ラーシフトカム部25Bを摺接することにより前
記プレイアイドラーレバー14を時計方向及び反
時計方向へ摺動させるべく成つている。
前記プレイシフトギヤー25の前記プレイ用係
止部25Fが前記プレイシフトレバー26の前記
ギヤー係止部26Bによつて係止された状態では
前記プレイアイドラーレバー14のアイドラーレ
バー係止部14Cは前記下面シヤーシ2に立設さ
れたアイドラーレバー阻止ピン16に係止される
一方、前記プレイアイドラーシフトカム部25B
と前記アイドラーシフト軸14Dとの係合は解除
している。尚、この時、前記アイドラーギヤー1
4Aは前記プレイギヤー13Cと噛合状態にある
べく成つている。
次に、前記プレイシフトギヤー25の前記スト
ツプ用係止部25Dが前記ギヤー係止部26Bに
よつて係止された状態では、前記アイドラーシフ
ト樹14Dと、前記プレイアイドラーシフトカム
部25Bとの係合により、前記アイドラーギヤー
14Aが前記プレイギヤー13Cとの間にある一
定の間隙を有する位置まで前記プレイアイドラー
レバー14を反時計方向へ回動させるべく成つて
いる。
前記下面シヤーシ2に設置されたプレイソレノ
イド本体28の鉄芯28Bに立設されているプレ
イソレノイドピン28Aと前記プレイソレノイド
本体28の間に圧接されたプレイソレノイドスプ
リング28Eにより、前記プレイソレノイドピン
28Aは前記下面シヤーシ2に設けられたプレイ
ソレノイドピンガイド穴28Dの係止部28Cに
係止されている。前記プレイソレノイド本体28
を通電状態とすると、前記鉄芯28Bは前記プレ
イソレノイド本体28に吸引せられ図中左方向に
動作し、前記プレイソレノイドピン28Aは前記
プレイシフトレバー26の動作部26Cを押圧す
る。これにより、前記プレイシフトレバー26は
前記プレイシフトレバースプリング27のバネ力
に抗して、反時計方向へ回動せられる。前記鉄芯
28Bが前記プレイソレノイド本体28に吸着し
た位置で前記プレイシフトレバー26の反時計方
向への回動は停止する。前記プレイシフトレバー
26の反時計方向への回動により、前記プレイシ
フトレバー26の前記ギヤー係止部26Bによる
前記プレイシフトギヤー25のストツプ用係止部
25D又はプレイ用係止部25Fの係止は解除さ
れる。
前記プレイソレノイド本体28への通電が停止
すると、前記プレイソレノイドピン28Aは、前
記プレイソレノイドスプリング28Eのバネ力に
より、前記プレイソレノイドピンガイド穴28D
の前記係止部28Cに係止せられる。一方前記プ
レイシフトレバー26は前記プレイシフトレバー
スプリング27のバネ力により、時計方向へ回動
復帰する。また、前記プレイシフトギヤー25の
時計方向への回動により、前記プレイシフトギヤ
ー25の前記プレイシフトレバーガイド部25E
は、前記プレイシフトレバー26の前記ギヤー係
止部26Bを押圧し、前記プレイシフトレバー2
6を時計方向へ回動させ、強制的に復帰させてい
る。
前記下面シヤーシ2に立設された供給リール軸
受23は、前記上面シヤーシ1の上面まで貫通し
ており、前記供給リール軸受23に支持され、自
由に回動する供給リール軸22Bの上端にはリー
ルハブ22Aが固着されている。また前記供給リ
ール軸22Bの下端には供給リールギヤー22が
固着されると共に該供給リールギヤー22は前記
下面シヤーシ2に立設されたREWギヤー軸21
Aに枢支されたREWギヤー21と常時噛合状態
にある。
前記供給リール軸受23の外周には欠歯部29
Fを有するFFシフトギヤー29と、同じく欠歯
部30Fを有するREWシフトギヤー30が夫々
上下して枢支され、かつ、これら両ギヤーは前記
駆動ピニオン13Dと噛合可能となつている。
前記REWシフトギヤー30は、裏側にREWシ
フトカム部30Aを、表側にストツプ用係止部3
0C、REW用係止部30D、REW用ロツクレバ
ー復帰ガイド部30E及びREWシフトギヤー動
作軸部30Bを夫々有し、又、前記FFシフトギ
ヤー29は、裏側にストツプ用係止部29C,
FF用係止部29D及びFFロツクレバー復帰ガイ
ド部29Eを、表側にFFシフトカム部29A,
FFシフトギヤー動作軸部29Bを夫々有してい
る。
前記下面シヤーシ2に立設されたFF/REWシ
フトレバー軸31Aに支持され、自由に回動する
FF/REWシフトレバー31のFFシフト部31
Dは、前記FFシフトカム部29Aに係合可能で
前記FFシフトギヤー29の回動により、前記
FF/REWシフトレバー31は、反時計方向及び
時計方向に揺動可能である。同様にFF/REWシ
フトレバー31のREWシフト部31Cは前記
REWシフトカム部30Aに係合可能で前記REW
シフトギヤー30の回動により、前記FF/REW
シフトレバー31は反時計方向及び時計方向に揺
動可能である。これにより、前記FF/REWシフ
トレバー31のサブシヤーシ阻止ピン31Bは前
記ブシヤーシ7のFF阻止部7E又はREW阻止部
7Fに係合し、前記サブシヤーシ7の摺動を阻止
することが出来るようになつている。
前記駆動ギヤー軸受13Fの外周を自由に回動
するFF/REWレバー20の一端、レバー動作部
20Bと、前記FF/REWシフトレバー31に立
設されたシフトピン31Eは、FF/REWシフト
スプリング32によつて係合されている。すなわ
ち、前記FF/REWシフトスプリング32のコイ
ル部32Cは前記FF/REWシフトレバー31の
前記シフトピン31Eのまわりを自由に回動可能
であり、一方前記レバー動作部20B及びスプリ
ング阻止部31Fは前記FF/REWシフトスプリ
ング32のFF動作腕部32AとREW動作腕部3
2Bに係合している。
前記FF/REWレバー20の他端に設けられた
連結ピン20AにはFF/REWサブレバー18が
枢支され、かつ、このレバー18のFF/REWガ
イド部18Cには軸18Bを以つてFF/REWギ
ヤー18A及び18Hが夫々上下して枢支されて
いる。尚、このFF/REWギヤー18Aと18H
との間にはスリツプ機構が介設されており、前記
FF/REWギヤー18Aは前記FF/REWギヤー
18Hに或る一定の回転力を伝達することが出来
るようになつている。
前記FF/REWサブレバー18の前記FF/
REWガイド部18Cは前記下面シヤーシ2に設
けられたFF/REWガイド穴18Dにガイドされ
ている。
また、前記FF/REWギヤー軸18Bの他端と
前記下面シヤーシ2に立設されたピン19Aとの
間にはFF/REWレバースプリング19が張設さ
れている。
前記FF/REWガイド部18Cが前記FF/
REWガイド穴18DのFF側面18F及び底面1
8Gに係止された位置では前記FF/REWギヤー
18Aは前記FF/REW駆動ギヤー13Bと噛合
状態となり、前記FF/REWギヤー18Hは前記
巻取リールギヤー17と噛合状態となる。
また、前記FF/REWサブレバー18の前記
FF/REWガイド部18Cが前記FF/REWガイ
ド穴18DのREW側面18E及び前記底面18
Gに係止された位置では、前記FF/REWギヤー
18Aは前記FF/REWギヤー18Bと噛合状態
となり、前記FF/REWギヤー18Hは前記
REWギヤー21と噛合状態となる。
前記FF/REWレバースプリング19のバネ力
により、前記シフトピン31E、前記レバー動作
部20B、前記連結ピン20A、前記FF/REW
ギヤー軸18B及びピン19Aは、一直線上に来
る様に付勢されている。
前記各部品が一直線に来た状態では前記FF/
REWギヤー18A及び前記FF/REWギヤー1
8Hは前記FF/REW駆動ギヤー13B及び前記
巻取リールギヤー17、前記REWギヤー21と
噛合しないようになつている。
前記下面シヤーシ2に立設されたロツクレバー
軸35の下部の外周には、REWロツクレバー3
3が、上部の外周にはFFロツクレバー34がそ
れぞれ独立して自由に回動可能に枢支されている
が、前記REWロツクレバー33のバネ掛け部3
3Cと前記FFロツクレバー34のパネ掛け部3
4Cの間にロツクレバースプリング36が張設さ
れ、前記REWロツクレバー33は常時反時計方
向に、前記FFロツクレバー34は常時、時計方
向に引張られている。
しかしながら、前記REWロツクレバー33の
係止部33EはREWロツクレバー阻止ピン39
に係止され、前記REWロツクレバー33の反時
計方向への回動は、規制されている。そして、こ
の規制された位置では、前記REWロツクレバー
33のロツク部33Aは前記REWシフトギヤー
30のストツプ用係止部30C又はREW用係止
部30Dを係止し、前記REWシフトギヤー30
の回動を阻止している。
また、前記FFロツクレバー34の係止部34
EはFFロツクレバー阻止ピン40に係止され、
前記FFロツクレバー34の時計方向への回動は
規制されている。そして、この規制された位置で
は、前記FFロツクレバー34のロツク部34A
は、前記FFシフトギヤー29のストツプ用係止
部29C又はFF用係止部29Dを係止し、前記
FFシフトギヤー29の回動を阻止している。
前記使用シフトギヤー29の時計方向の回動に
おいて前記FF用係止部29Dが前記FFロツクレ
バー34のロツク部34Aにて係止されている位
置から、前記ストツプ用係止部29Cが前記ロツ
ク部34Aにて係止される位置までの範囲では、
前記FFシフトギヤー29は、前記駆動ピニオン
13Dとの対向位置を欠歯部とするようになつて
いる。
同様に、前記REWシフトギヤー30の時計方
向の回動において、前記REW用係止部30Dが
前記REWロツクレバー33のロツク部33Aに
て係止されている位置から、前記ストツプ用係止
部30Cが前記ロツク部33Aにて係止されてい
る位置までの範囲では、前記REWシフトギヤー
30は、前記駆動ピニオン13Dとの対向位置を
欠歯部とするようになつている。
前記下面シヤーシ2に固定されたFF/REW動
作バネ41は、前記FFシフトギヤー29のFFシ
フトギヤー動作軸部29Bを押圧し、前記FFシ
フトギヤー29を時計方向へ回動付勢するFF動
作部41Aと前記REWシフトギヤー30の前記
REWシフトギヤー動作軸部30Bを押圧し、前
記REWシフトギヤー30を時計方向へ回動付勢
するREW動作部41Bのそれぞれ独立した2つ
の動作腕を有する。
前記下面シヤーシ2に配設されたFFソレノイ
ド本体38の鉄芯38Eに固着されたソレノイド
ピン38Aは前記下面シヤーシ2に設けられた
FFソレノイドピンガイド穴38Dにガイドされ
ると共に、前記FFソレノイド本体38と前記ソ
レノイドピン38Aの間に圧接されたソレノイド
スプリング38Cのバネ力により、前記FFソレ
ノイドピンガイド穴38Dの係止部38Bに係止
せられている。前記FFソレノイド本体38が通
電状態となると、前記鉄芯38Eは前記FFソレ
ノイド本体38に吸引せられて左方向に移動する
と共に、前記ソレノイドピン38Aはこれに伴つ
て前記FFロツクレバー34の動作部34Dを押
圧し、前記ロツクレバースプリング36のバネ力
に抗して前記FFロツクレバー34を反時計方向
へ回動させる。そして、前記鉄芯38Eが前記
FFソレノイド本体38に吸着した位置で前記FF
ロツクレバー34の反時計方向の回動は停止す
る。
前記FFロツクレバー34の反時計方向への回
動により、前記FFロツクレバー34の前記ロツ
ク部34Aによる前記FFシフトギヤー29の前
記FF用係止部29D又はストツプ用係止部29
Cの係止は解除される。
前記FFソレノイド本体38の通電が停止する
と、前記ソレノイドピン38Aは、前記ソレノイ
ドスプリング38Cのバネ力により、前記FFソ
レノイドピンガイド穴38Dの前記係止部38B
に係止せられる。また、これに相俟つて前記FF
ロツクレバー34は前記ロツクレバースプリング
36のバネ力により時計方向へ回動復帰する。さ
らに、前記FFシフトギヤー29の前記FFロツク
レバー復帰ガイド部29Eは前記FFシフトギヤ
ー29の時計方向の回動により、前記FFロツク
レバー34の復帰ガイド部34Bを押圧し、前記
FFロツクレバー34を時計方向へ強制的に復帰
させる。
前記下面シヤーシ2に設けられたREWソレノ
イド本体37の鉄芯37Eに固着されたソレノイ
ドピン37Aは前記下面シヤーシ2に設けられた
REWソレノイドピンガイド穴37Dにガイドさ
れると共に、前記REWソレノイド本体37と前
記ソレノイドピン37Aの間に圧接されたソレノ
イドスプリング37Cのバネ力により、前記
REWソレノイドピンガイド穴37Dの係止部3
7Bに係止せられている。前記REWソレノイド
本体37が通電状態となると、前記鉄芯37E
は、前記REWソレノイド本体37に吸引せられ
て左方向に移動すると共に、前記ソレノイドピン
37Aはこれに伴つて前記REWロツクレバー3
3の動作部33Dを押圧し、前記ロツクレバース
プリング36のバネ力に抗して前記REWロツク
レバー33を時計方向へ回動させる。そして前記
鉄芯37Eが前記REWソレノイド本体37に吸
着した位置で前記REWロツクレバー33の時計
方向の回動は停止する。
前記REWロツクレバー33の時計方向の回動
により、前記REWロツクレバー33の前記ロツ
ク部33Aによる前記REWシフトギヤー30の
前記REW用係止部30D又はストツプ用係止部
30Cの係止は解除される。
前記REWソレノイド本体37の通電が停止す
ると、前記ソレノイドピン37Aは、前記ソレノ
イドスプリング37Cのバネ力により、前記
REWソレノイドピンガイド穴37Dの前記係止
部37Bに係止せられる。またこれに相俟つて前
記REWロツクレバー33は前記ロツクレバース
プリング36のバネ力により、反時計方向へ回動
復帰する。さらに、前記REWシフトギヤー30
の前記REWロツクレバー復帰ガイド部30Eは
前記REWシフトギヤー30の時計方向への回動
により、前記REWロツクレバー33の復帰ガイ
ド部33Bを押圧し、前記REWロツクレバー3
3を反時計方向へ強制的に復帰させる。
〔考案の作用〕
本考案は上述のように構成されるものであり、
以下その作用について説明する。
(1) 停止状態について、 まず、第1図に基づいて、停止状態の説明を
行なう。
この停止状態ではサブシヤーシ復帰スプリン
グ10に引張られているサブシヤーシ7は、当
該サブシヤーシガイド穴7A及び7Cの各係止
部7J,7Lをサブシヤーシガイド軸7B及び
7Dに係止された位置にある。当該位置をサブ
シヤーシ7の第1の位置とする。
プレイシフトギヤー25は当該ストツプ用係
止部25Dとプレイシフトレバー26のギヤー
係止部26Bが係合し、時計方向への回動が阻
止されている。
又、プレイシフトアーム6はそのカム従動部
6Dを前記プレイシフトギヤー25のサブシヤ
ーシシフトカム部25Cに係合する一方、サブ
シヤーシ動作部6Bをサブシヤーシ動作スプリ
ング11の動作部11Aと係合しこのサブシヤ
ーシ動作スプリング11のバネ力を受けて時計
方向に付勢されている。従つて、前記カム従動
部6Dは、前記サブシヤーシシフトカム部25
Cを押圧し、前記プレイシフトギヤー25を時
計方向へ回動付勢している。又、この状態では
前記プレイシフトギヤー25のモーターピニオ
ン5Bとの対向位置が欠歯部25Gである為、
前記プレイシフトギヤー25は、前記モーター
ピニオン5Bとは噛合していない。また前記プ
レイシフトギヤー25のプレイアイドラーシフ
トカム部25Bは、プレイアイドラーレバー1
4のアイドラーシフト軸14Dを押圧し、アイ
ドラーレバースプリング15のバネ力に抗し
て、前記プレイアイドラーレバー14を反時計
方向へ回動付勢しており、アイドラーギヤー1
4Aと、プレイギヤー13Cが噛合しない位置
に係止している。
又、ピンチレバー3は、前記プレイシフトア
ーム6の先端穴部6Aと係合したピンチレバー
スプリング4の動作部4Bによりピンチローラ
ー3Cとキヤプスタン5Cとの間隙を十分に持
つた位置に係止されている。
又、FFシフトギヤー29は、そのFFシフト
ギヤー動作軸部29BをFF/REW動作バネ4
1のFF動作部41Aに押圧され、時計方向へ
回動付勢されているが、ストツプ用係止部29
CがFFロツクレバー34のロツク部34Aと
係合している為、回転を阻止されている。
この状態では前記FFシフトギヤー29の駆
動ピニオン13Dとの対向位置が欠歯部29F
である為、FFシフトギヤー29は、前記駆動
ピニオン13Dとは噛合していない。
尚、前記FFシフトギヤー29のFFシフトカ
ム部29AはFF/REWシフトレバー31の
FFシフト部31Dとは係合していない。
又、REWシフトギヤー30はそのREWシフ
トギヤー動作軸部30BをFF/REW動作バネ
41のREW動作部41Bに押圧され、時計方
向へ回動付勢されているがストツプ用係止部3
0Cが、REWロツクレバー33のロツク部3
3Aと係合している為、回転を阻止されてい
る。
この状態では前記REWシフトギヤー30の
駆動ピニオン13Dとの対向位置が欠歯部30
Fである為、前記REWシフトギヤー30は前
記駆動ピニオン13Dとは噛合していない。
尚、この状態では前記REWシフトギヤー3
0のREWシフトカム部30AはFF/REWシ
フトレバー31のREWシフト部31Cとは係
合していない。
前述の如く、前記FF/REWシフトレバー3
1は前記FFシフトギヤー29とも、REWシフ
トギヤー30とも係合しておらず、またFF/
REWサブレバー18はFF/REWレバースプ
リング19に引張られている為、前記FF/
REWシフトレバー31のシフトピン31E,
FF/REWレバー20のレバー動作部20B、
連結ピン20A,FF/REWサブレバー18の
FF/REWギヤー軸18B及びFF/REWレバ
ースプリングピン19Aは一直線となつてい
る。
勿論この停止状態ではFF/REWギヤー18
Aは、FF/REW駆動ギヤー13Bとは噛合し
ておらず、又、FF/REWギヤー18Hは巻取
リールギヤー17ともREWギヤーとも噛合し
ていない。
(2) 停止状態から再生状態へのモード切換につい
て 次に、第2及び第3図に基づいて、停止状態
から再生状態への動作説明を行う。
さて、上述のような停止状態からダイレクト
ドライブモーター5が通電されると、出力軸5
Fのキヤプスタン5C及び駆動出力5Eが回転
を始め、さらにベルト12を介して駆動プーリ
ー13A,FF/REW駆動ギヤー13B、プレ
イギヤー13C、駆動ピニオン13Dが夫々回
転する。
他方、プレイソレノイド本体28に通電が為
され、鉄芯28Bがプレイソレノイドスプリン
グ28Eのバネ力に抗して前記プレイソレノイ
ド本体28方向に吸着されることにより、プレ
イソレノイドピン28Aはプレイシフトレバー
26の動作部26Cを押圧し、プレイシフトレ
バースプリング27のバネ力に抗して、前記プ
レイシフトレバー26を反時計方向へ回動させ
る。すると、これにより、前記プレイシフトレ
バー26のギヤー係止部26Bとプレイシフト
ギヤー25のストツプ用係止部25Dとの係合
が解除され、これに伴つて前述停止状態時プレ
イシフトアーム6のカム従動部6Dによつて時
計方向へ付勢されていた前記プレイシフトギヤ
ー25が当該付勢力により時計方向へ回動せら
れる。当該回動により、前記プレイシフトギヤ
ー25のモーターピニオン5Bとの対向位置は
有歯部となり、前記プレイシフトギヤー25と
前記モーターピニオン5Bは噛合し、ダイレク
トドライブモーター5の回転力により、前記プ
レイシフトギヤー25は回動せられる。そし
て、この回動により、前記プレイシフトギヤー
25のサブシヤーシシフトカム部25Cは前記
プレイシフトアーム6のカム従動部6Dを押圧
し、前記プレイシフトアーム6を、時計方向へ
の付勢力に抗して、反時計方向に回動させる。
またプレイアイドラーシフトカム部25Bは、
ある一定期間、アイドラーシフト軸14Dを停
止状態と同じ一定位置に保持し続け、アイドラ
ーギヤー14Aとプレイギヤー13Cが噛合し
ない位置に保持する。
そして、この状態で前記プレイソレノイド本
体28の通電を停止すると、プレイソレノイド
スプリング28Eのバネ力により、プレイソレ
ノイドピン28Aが、プレイソレノイドガイド
穴28Dの係止部28Cに係止せられる位置ま
で、鉄芯28Bは右方向へ押圧、摺動せられ
る。
従つて、このプレイソレノイドピン28Aの
復帰に伴つてプレイシフトレバー26は、プレ
イシフトレバースプリング27のバネ力によ
り、時計方向へ回動せられるが、そのレバーガ
イド部26Dがガイド穴26Fのガイド係止部
26Eに係止せられ、前記プレイシフトレバー
26は、回動を停止する。
一方前述のプレイシフトアーム6の反時計方
向への回動により、サブシヤーシ動作部6Bは
サブシヤーシ動作スプリング11の動作部11
Aを押圧し、このサブシヤーシ動作スプリング
11を介してサブシヤーシ7を、サブシヤーシ
復帰スプリング10のバネ力に抗して前進摺動
させると共に先端穴部6Aはピンチレバースプ
リング4の動作部4Bを押圧し、ピンチレバー
3を時計方向へ回動させて行く。そして、ピン
チローラー3Cがキヤプスタン5Cと係合し、
回転し始める瞬間、前記プレイシフトギヤー2
5のプレイアイドラーシフトカム部25Bとプ
レイアイドラーレバー14のアイドラーシフト
軸14Dとの係合点のカム半径は急激に小さく
なりプレイアイドラーレバー14はアイドラー
レバースプリング15のバネ力により、時計方
向へ回動せられ、これに相俟つてアイドラーギ
ヤー14Aとプレイギヤー13Cは噛合状態と
なる。尚、レバー14の時計方向への回転量は
係止部14Cによつて規制される。
これが、アイドラーギヤー14Aの再生時の
状態である。そして、斯る両ギヤー14A,1
3Cの噛合に伴うプレイギヤー13Cの回転力
は、ギヤー14Aを介して巻取リールギヤー1
7へ伝達され、当該リールハブ17Aは反時計
方向へ一定の回転力にて回動を行なう。
要するに、前記ピンチローラー3Cとキヤプ
スタン5Cとの係合と、前記アイドラーギヤー
14Aとプレイシフトギヤー13Cとの係合
は、同時に開始される。
前述の如く前進させられたサブシヤーシ7は
そのサブシヤーシガイド穴係止部7K,7M
が、それぞれサブシヤーシガイド軸7B,7D
に当接することにより前進摺動を停止し、その
位置で止まる。
当該位置をサブシヤーシ7の第二の位置(再
生状態における位置)とする。
しかしながら、前記プレイシートアーム6は
前記サブシヤーシシフトカム部25Cにより、
さらに反時計方向へ回動せられ、前記サブシヤ
ーシ動作部6Bを以つて前記サブシヤーシ動作
スプリング11の動作部11Aを前記サブシヤ
ーシ動作スプリング11のバネ力に抗して押圧
し続け、前記サブシヤーシ動作スプリング11
の支持部11Dとサブシヤーシ動作支持ピン1
1Eとの係合を解除させ、前記サブシヤーシ動
作スプリング11のバネ力により、サブシヤー
シ7を前記第二の位置に保持する。一方前述の
ピンチローラー3Cとキヤプスタン5Cとの係
合後も前記プレイシフトアーム6の反時計方向
への回動は継続しており、該アーム6の先端穴
部6Aは前記ピンチレバースプリング4の前記
動作部4Bを押圧し、前記ピンチレバースプリ
ング4の当り部4Dとピンチレバー3のガイド
部3Fとの係合は解除される。そして、ピンチ
ローラー3Cは、ピンチレバースプリング4の
バネ力により、キヤプスタン5Cに圧着せら
れ、前記キヤプスタン5Cからある一定の回転
力がピンチローラー3Cへ伝達せられる。
これがピンチローラー3Cの再生時の状態で
ある。
又、前記サブシヤーシシフトカム部25Cと
カム従動部6Dとの係合関係において、カム従
動部6Dがカム部25Cの最大径部を過ぎるに
至ると、前記各スプリング4,10及び11に
て与えられるプレイシフトアーム6への時計方
向の付勢力により前記プレイシフトギヤー25
には時計方向への回転力が作用することゝな
る。この時、プレイシフトギヤー25のモータ
ピニオン5Bとの対向位置は欠歯部25Gとな
り、両者の噛合は解除されるが、前述のプレイ
シフトアーム6の時計方向への回動付勢力によ
り、プレイシフトギヤー25はさらに時計方向
へ回動せられ、前記プレイシフトギヤー25の
プレイ用係止部25Fが前記プレイシフトレバ
ー26のギヤー係止部26Bに係止される位置
で前記プレイシフトギヤー25の回動は阻止さ
れる。従つてプレイシフトアーム6は当該位置
で係止せられ、前記サブシヤーシ7、前記ピン
チローラー3C、前記アイドラーギヤー14A
を前述の再生状態の位置に保持する。
これが、再生状態で、図示しない磁気テープ
がキヤプスタン5Cとピンチローラ3Cにより
定速走行されると共に、リールハブ17Aに係
合されている図示しない巻取リールに巻き取ら
れ、かつ、録音・再生ヘツド8により記録情報
の再生が実行される。
(3) 再生状態から停止状態へのモード切換につい
て、 次に第4図に基づいて、再生状態から停止状
態への動作説明を行なう。
プレイソレノイド本体28に再度通電し鉄芯
28Bをプレイソレノイドスプリング28Eの
バネ力に抗して前記プレイソレノイド本体28
の方向に吸着させることにより、プレイソレノ
イドピン28Aはプレイシフトレバー26の動
作部26Cを押圧し、プレイシフトレバースプ
リング27のバネ力に抗して前記プレイシフト
レバー26を反時計方向へ回動させる。
これにより、前記プレイシフトレバー26の
ギヤー係止部26Bとプレイシフトギヤー25
のプレイ用係止部25Fとの係合が解除し、前
述の再生状態時に前記プレイシフトアーム6に
より時計方向へ付勢されていたプレイシフトギ
ヤー25は、時計方向へ回動をはじめる。
この回動により前記プレイシフトギヤー25
のプレイアイドラーシフトカム部25Bは、プ
レイアイドラーレバー14のアイドラーシフト
軸14Dを押圧して当該アイドラーレバー14
をアイドラーレバースプリング15のバネ力に
抗して反時計方向へ回動させ、アイドラーギヤ
ー14Aとプレイギヤー13Cとの噛合を解除
させる。
また前記プレイシフトアーム6の時計方向へ
の回動により、前記ピンチローラー3Cのキヤ
プスタン5Cへの圧着は解除され、ピンチレバ
ースプリング4のバネ力により、当該当り部4
Dは、ピンチレバー3のガイド部3Fに係合
し、さらにプレイシフトアーム6の先端穴部6
Aがピンチレバースプリング4の動作部4Bを
反時計方向へ付勢し、ピンチレバー3を反時計
方向へ回動させて行く。
従つて、アイドラーギヤー14Aとプレイギ
ヤー13Cとの噛合及びピンチローラー3Cと
キヤプスタン5Cとの係合は同時に解除され
る。
一方、上記アーム6の時計方向への回転に基
づいてサブシヤーシ動作スプリング11の当該
支持部11Dをサブシヤーシ動作支持ピン11
Eに係合させながら、サブシヤーシ7はサブシ
ヤーシ復帰スプリング10のバネ力により後退
摺動せられる。
次いで前記プレイソレノイド本体28への通
電を停止すると、プレイソレノイドスプリング
28Eのバネ力により、プレイソレノイドピン
28Aがプレイソレノイドピンガイド穴28D
の係止部28Cに係止せられる位置まで鉄芯2
8Bは押圧、摺動せられる。
従つて、プレイシフトレバー26はプレイシ
フトレバースプリング27のバネ力により時計
方向へ回動し始めると同時に前記プレイシフト
ギヤー25の時計方向への回動に基づき、ギヤ
ー係止部26Bを以つて前記プレイシフトギヤ
ー25のプレイシフトレバーガイド部25Eに
押圧せられプレイソレノイド本体28の通電停
止後の残留磁気による吸引力に打ち勝つて、レ
バーガイド部26Dがガイド穴26Fのガイド
係止部26Eに係止せられる位置まで、時計方
向へ強制的に回動せられる。
そして、これらレバー26とギヤー25の回
転によつて前記プレイシフトギヤー25のスト
ツプ用係止部25Dが前記プレイシフトレバー
26のギヤー係止部26Bに係止せられ、前記
プレイシフトギヤー25の回動が阻止されるタ
イミングにおいて当該プレイアイドラーシフト
カム部25Bはアイドラーシフト軸14Dを押
圧し、アイドラーギヤー14Aとプレイギヤー
13Cとの間に一定の間隙を有する位置にプレ
イアイドラーレバー14を保持する。
またサブシヤーシシフトカム部25Cと係合
しているプレイシフトアーム6は当該先端穴部
6Aにて、ピンチローラー3Cとキヤプスタン
5Cとの間隙を十分に持つた位置にピンチレバ
ースプリング4の動作部4Bを保持する。
一方、前述のサブシヤーシ7の後退摺動は前
記サブシヤーシ7の第一の位置で停止する。ま
たこの時プレイシフトアーム6のサブシヤーシ
動作部6Bはサブシヤーシ動作スプリング11
の動作部11Aに押圧され時計方向に回動付勢
されている。
その後ダイレクトドライブモーター5への通
電を停止すると、出力軸5Fの回転が停止し、
第1図の停止状態となる。
(4) 停止状態からFF状態へのモード切換につい
て、 次に第5及び第6図に基づいて、停止状態か
らFF状態への動作説明を行う。
第1図の停止状態からダイレクトドライブモ
ーター5が通電されると、出力軸5Fのキヤプ
スタン5C及び駆動出力軸5Eが回転を始め、
さらにベルト12を介して駆動プーリー13
A,FF/REW駆動ギヤー13B、プレイギヤ
ー13C、駆動ピニオン13Dが回転する。
又、これと同時にFFソレノイド本体38に
通電し、鉄芯38Eをソレノイドスプリング3
8Cのバネ力に抗して前記FFソレノイド本体
38の方向に吸着させると、ソレノイドピン3
8AはFFロツクレバー34の動作部34Dを
押圧し、ロツクレバースプリング36のバネ力
に抗して前記FFロツクレバー34を反時計方
向へ回動させる。すると、前記FFロツクレバ
ー34のロツク部34AとFFシフトギヤー2
9のストツプ用係止部29Cとの係合が解除さ
れ、前述停止状態時にFF/REW動作バネ41
のFF動作部41Aにより、FFシフトギヤー動
作軸部29Bを押圧付勢されていた前記FFシ
フトギヤー29は斯る付勢力により時計方向に
回動をはじめ、該回動によつて前記FFシフト
ギヤー29の駆動ピニオン13Dとの対向位置
は有歯部となり、前記FFシフトギヤー29と
前記駆動ピニオン13Dは噛合し、駆動ピニオ
ン13Dの回転力により前記FFシフトギヤー
29は回動せられ、前記FF/REW動作バネ4
1のFF動作部41Aと前記FFシフトギヤー2
9のFFシフトギヤー動作軸部29Bとの係合
は解除される(第5図参照)。
次いで前記FFソレノイド本体38への通伝
を停止すると、ソレノイドスプリング38Cの
バネ力により、ソレノイドピン38AがFFソ
レノイドピンガイド穴38Dの係止部38Bに
係止せられる位置まで右方向へ押圧、摺動せら
れる一方、これに相俟つてFFロツクレバー3
4はロツクレバースプリング36のバネ力によ
り時計方向へ回動復帰せられる。尚、この時前
記FFロツクレバー34の係止部34EがFFロ
ツクレバー阻止ピン40に係止せられ、当該位
置で前記FFロツクレバー34の回動は阻止さ
れる。
又、前述のFFシフトギヤー29の駆動ピニ
オン13Dとの噛合に伴う該ギヤー29の時計
方向への回動により、FFシフトカム部29A
はFF/REWシフトレバー31のFFシフト部
31Dと係合して、押圧して行き前記FF/
REWシフトレバー31を反時計方向へ回動さ
せる。そしてこのレバー31の回動に伴つて前
記FF/REWシフトレバー31のシフトピン3
1Eに巻回しているFF/REWシフトスプリン
グ32のFF動作腕部32AがFF/REWレバ
ー20のレバー動作部20Bを押圧し、FF/
REWレバースプリング19のバネ力に抗して
FF/REWレバー20を時計方向へ回動させ
る。すると、FF/REWサブレバー18の
FF/REWガイド部18CはFF/REWガイド
穴18DのFF側面18F及び底面18Gに係
止せられ、前記FF/REWレバー20及び
FF/REWサブレバー18の動作は阻止され
る。この時、FF/REWギヤー18AはFF/
REW駆動ギヤー13Bと噛合する共にFF/
REWギヤー18Hは巻取リールギヤー17と
噛合状態となりFF/REW駆動ギヤー13Bの
回転力により、前記巻取リールギヤー17のリ
ールハブ17Aには反時計方向のある一定の回
転力が伝達される。
FFシフトギヤー29はさらに回動を続け、
この回動によつて当該FFシフトカム部29A
がFF/REWシフトレバー31のFFシフト部
31Dを押圧し、前記FF/REWシフトレバー
31は反時計方向へ前述のように回動するが、
前記FF/REWレバー20は前記のようにレバ
ー18とガイド穴18Dとの係合で阻止されて
いる為、当該レバー動作部20BがFF/REW
シフトスプリング32のバネ力に抗して当該
FF動作腕部32Aを押圧する一方FF/REW
シフトレバー31のスプリング阻止部31Fが
前記FF/REWシフトスプリング32のREW
動作腕部32Bを係止することにより、前記
FF/REWシフトスプリング32の両腕部は次
第に開いて行き該スプリング32はエネルギー
蓄積状態となる。要するに、前記FF/REWシ
フトレバー31の回動は前記FF/REWシフト
スプリング32によつて吸収されることにな
る。従つて前記FF/REWシフトスプリング3
2のバネ力によつてFF/REWサブレバー18
のFF/REWガイド部18CはFF/REWガイ
ド穴18DのFF側面18F及び底面18Gに
圧接せられている。
このような状態より前記FFシフトギヤー2
9がさらに今少し回動すると、該ギヤー29と
駆動ピニオン13Dとの噛合が解除されるに至
り、該ピニオン13DによるFFシフトギヤー
29への回動力は無くなろうとするが、この
時、上記FFシフトカム部29AとFFシフト部
31Dとの係合関係がFFシフト部31Dの先
端にシフトカム部29Aの最大径部の頂点が当
接する関係となる為、スプリング19,32の
付勢力でFF/REWシフトレバー31がピニオ
ン13Dに替つてFFシフトカム部29Aを介
してFFシフトギヤー29を時計方向に回動さ
せることゝなる。
しかし乍ら、この直後、FFロツクレバー3
4のロツク部34AがFF用係止部29Dに係
合して、FFシフトギヤー29の回動を阻止す
る為、該ギヤー29は駆動ピニオン13Dとの
噛合を完全に解除した状態で回動を停止する
(第6図参照)。
以上がFF状態である。
(5) FF状態から停止状態へのモード切換につい
て、 次に第7図に基づいてFF状態から停止状態
への動作説明を行う。
第6図のFF状態からFFソレノイド本体38
に再度通電し鉄芯38Eをソレノイドスプリン
グ38Cのバネ力に抗して前記FFソレノイド
本体38の方向に吸着させると、ソレノイドピ
ン38Aは、FFロツクレバー34の動作部3
4Dを押圧し、ロツクレバースプリング36の
バネ力に抗して前記FFロツクレバー34を反
時計方向へ回動させる。すると、前記FFロツ
クレバー34のロツク部34AとFFシフトギ
ヤー29のFF用係止部29Dとの係合が解除
され、前述のFF/REWシフトレバー31によ
るFFシフトギヤー29の時計方向への回動付
勢力により、前記FFシフトギヤー29は時計
方向へ回動する。
次にFFソレノイド本体38への通電を停止
すると、ソレノイドスプリング38Cのバネ力
により、ソレノイドピン38AがFFソレノイ
ドピンガイド穴38Dの係止部38Bに係止せ
られる位置まで右方向へ押圧、摺動せられる。
するとこれに相俟つてFFロツクレバー34
はロツクレバースプリング36のバネ力により
時計方向へ回動せられると同時にその復帰ガイ
ド部34Bを以つて回動中のFFシフトギヤー
29のFFロツクレバー復帰ガイド部29Eに
押圧せられることによりFFソレノイド本体3
8の通電停止後の残留磁気による吸引力に打ち
勝つて係止部34EがFFロツクレバー阻止ピ
ン40に係止部される位置まで強制的に時計方
向へ回動せられる。
又、一方、前述のFFシフトギヤー29の時
計方向への回動により、FF/REWシフトレバ
ー31の係止が解除され、FF/REWシフトス
プリング32のバネ力によりFF/REWシフト
レバー31が時計方向へ回動復帰して行くと、
前述のFF/REWシフトスプリング32のバネ
力による、FF/REWガイド部18CのFF側
面18F及び底面18Gへの圧接が解除され、
FF/REWギヤー18AとFF/REW駆動ギヤ
ー13Bとの噛合及びFF/REWギヤー18H
と巻取リールギヤー17との噛合が解除され、
前記巻取リールギヤー17のリールハブ17A
は、反時計方向へ回動を停止する。そして
FF/REWレバースプリング19のバネ力によ
り、FF/REWシフトレバー31のシフトピン
31E、FF/REWレバー20のレバー動作部
20B当該連結ピン20A,FF/REWサブレ
バー18のFF/REWギヤー軸18B及び
FF/REWレバースプリングピン19Aは再び
一直線となる。
そして、前記FFシフトギヤー29がさらに
回動すると、該ギヤー29はそのFFシフトギ
ヤー動作軸部29Bを以つてFF/REW動作バ
ネ41のFF動作部41Aと係合することによ
つて、このFF/REW動作バネ41により時計
方向への回動力を付勢されるに至るが、この時
には前記FFシフトギヤー29のストツプ用係
止部29Cが前記FFロツクレバー34のロツ
ク部34Aに係止される為、この係止された位
置でFFシフトギヤー29の時計方向への回動
は阻止される。
最後にダイレクト・ドライブ・モーター5へ
の通電が停止し、停止状態となる。
(6) 停止状態からRDW状態へのモード切換につ
いて、 次に第8、第9図に基づいて、停止状態から
REW状態への動作説明を行う。
第1図の停止状態からダイレクト・ドライ
ブ・モーター5が通電されると、出力軸5Fの
キヤプスタン5C及び駆動出力軸5Eが回転を
始め、さらにベルト12を介して駆動プーリー
13A,FF/REW駆動ギヤー13B、プレイ
ギヤー13C、駆動ピニオン13Dが回転す
る。
又、これと同時にREWソレノイド本体37
に通電し、鉄芯37Eをソレノイドスプリング
37Cのバネ力に抗して前記REWソレノイド
本体37の方向に吸着させると、ソレノイドピ
ン37AはREWロツクレバー33の動作部3
3Dを押圧し、ロツクレバースプリング36の
バネ力に抗して前記REWロツクレバー33を
時計方向へ回動させる。すると、前記REWロ
ツクレバー33のロツク部33AとREWシフ
トギヤー30のストツプ用係止部30Cとの係
合が解除され、前述停止状態時にFF/REW動
作バネ41のREW動作部41Bにより、REW
シフトギヤー動作軸部30Bを押圧付勢されて
いた前記REWシフトギヤー30は斯る付勢力
により時計方向に回動をはじめ、該回動によつ
て前記REWシフトギヤー30と駆動ピニオン
13Dとの対向位置は有歯部となり、前記
REWシフトギヤー30と前記駆動ピニオン1
3Dは噛合し、駆動ピニオン13Dの回転力に
より、前記REWシフトギヤー30は回動せら
れ、前記FF/REW動作バネ41のREW動作
部41Bと前記REWシフトギヤー30のREW
シフトギヤー動作軸部30Bとの係合は解除さ
れる(第8図参照)。
次いで前記REWソレノイド本体37への通
電を停止すると、ソレノイドスプリング37C
のバネ力により、ソレノイドピン37Aが
REWソレノイドピンガイド穴37Dの係止部
37Bに係止せられる位置まで右方向へ押圧、
摺動せられる一方、これに相俟つてREWロツ
クレバー33はロツクレバースプリング36の
バネ力により、時計方向へ回動せられる。尚、
この時、前記REWロツクレバー33の係止部
33EがREWロツクレバー阻止ピン39に係
止せられ、当該位置で前記REWロツクレバー
33の回動は阻止される。
又、前述のREWシフトギヤー30の駆動ピ
ニオン13Dとの噛合に伴う該ギヤー30の時
計方向への回動により、当該REWシフトカム
部30AはFF/REWシフトレバー31の
REWシフト部31Cと係合して、押圧して行
き、前記FF/REWシフトレバー31を時計方
向へ回動させる。そしてこのレバー31の回動
に伴つて前記FF/REWシフトレバー31のシ
フトピン31Eに巻回しているFF/REWシフ
トスプリング32のREW動作腕部32Bが
FF/REWレバー20のレバー動作部20Bを
押圧し、FF/REWレバースプリング19のバ
ネ力に抗して、FF/REWレバー20を反時計
方向へ回動させる。すると、FF/REWサブレ
バー18のFF/REWガイド部18CがFF/
REWガイド穴18DのREW側面18E及び底
面18Gに係止せられ、前記FF/REWレバー
20及びFF/REWサブレバー18の動作は阻
止される。この時FF/REWギヤー18Aは
FF/REW駆動ギヤー13Bと噛合すると共に
FF/REWギヤー18HはREWギヤー21と
噛合状態となり、FF/REW駆動ギヤー13B
の回転力により、REWギヤー21と常時噛合
状態にある供給リールギヤー22のリールハブ
22Aに時計方向のある一定の回転力が伝達さ
れる。
REWシフトギヤー30はさらに回動を続
け、この回動によつて当該REWシフトカム部
30AがFF/REWシフトレバー31のREW
シフト部31Cを押圧し、前記FF/REWシフ
トレバー31は時計方向へ前述のように回動す
るが、前記FF/REWレバー20は前記のよう
にレバー18とガイド穴18Dとの係合で阻止
されている為、当該レバー動作部20Bが
FF/REWシフトスプリング32のバネ力に抗
して当該REW動作腕部32Bを押圧する一
方、FF/REWシフトレバー31のスプリング
阻止部31Fが前記FF/REWシフトスプリン
グ32のFF動作腕部32Aを係止することに
より、前記FF/REWシフトスプリング32の
両腕部は次第に開いて行きスプリング32はエ
ネルギー蓄積状態となる。要するに前記FF/
REWシフトレバー31の回動は前記FF/
REWシフトスプリング32によつて吸収され
ることになる。従つて前記FF/REWシフトス
プリング32のバネ力によつてFF/REWサブ
レバー18のFF/REWガイド部18Cは
FF/REWガイド穴18DのREW側面18E
及び底面18Gに圧接せられている。
このような状態より前記REWシフトギヤー
30がさらに今少し回動すると、ギヤー30と
駆動ピニオン13Dとの噛合が解除されるに至
り、該ピニオン13DによるREWシフトギヤ
ー30への回動力が無くなろうとするが、この
時、上記REWシフトカム部30AとREWシフ
ト部31Cとの係合関係がREWシフト部31
Cの先端にシフトカム部30Aの最大径部の頂
点が当接する関係となる為スプリング19,3
2の付勢力でFF/REWシフトレバー31が上
記駆動ピニオン13に替つてREWシフトカム
部30Aを介してREWシフトギヤー30を時
計方向に回動させることゝとなる。
しかし乍ら、この直後REWロツクレバー3
3のロツク部33AがREW用係止部30Dに
係合してREWシフトギヤー30の回動を阻止
する為、該ギヤー30は駆動ピニオン13Dと
の噛合を完全に解除した状態で回動を停止する
(第9図参照)。
以上がREW状態である。
(7) REW状態から停止状態へのモード切換につ
いて、 次に第10図に基づいて、REW状態から停
止状態への動作説明を行う。
第9図のREW状態からREWソレノイド37
に通電し、鉄芯37Eをソレノイドスプリング
37Cのバネ力に抗して前記REWソレノイド
本体37の方向に吸着させると、ソレノイドピ
ン37AはREWロツクレバー33の動作部3
3Dを押圧し、ロツクレバースプリング36の
バネ力に抗して前記REWロツクレバー33を
時計方向へ回動させる。すると、前記REWロ
ツクレバー33のロツク部33AとREWシフ
トギヤー30のREW用係止部30Dとの係合
が解除され、前述のFF/REWシフトレバー3
1によるREWシフトギヤー30の時計方向へ
の回動付勢力により、前記REWシフトギヤー
30は時計方向へ回動する。
次にREWソレノイド本体37への通電を停
止すると、ソレノイドスプリング37Cのバネ
力により、ソレノイドピン37AがREWソレ
ノイドピンガイド穴37Dの係止部37Bに係
止せられる位置まで右方向へ押圧、摺動せられ
る。
すると、これに相俟つて、REWロツクレバ
ー33はロツクレバースプリング36のバネ力
により反時計方向へ回動せられると同時に、そ
の復帰ガイド部33Bを以つて回動中のREW
シフトギヤー30のREWロツクレバー復帰ガ
イド部30Eに押圧せられることにより、
REWソレノイド本体37の通電停止後の残留
磁気による吸引力に打勝つて係止部33Eが
REWロツクレバー阻止ピン39に係止される
位置まで強制的反時計方向へ回動せられる。
又、一方、前述のREWシフトギヤー30の
時計方向への回動により、FF/REWシフトレ
バー31の係止が解除され、FF/REWシフ
ト・スプリング32のバネ力により、FF/
REWシフトレバー31が反時計方向へ回動復
帰して行くと、前述のFF/REWシフトスプリ
ング32のバネ力による、FF/REWガイド部
18CのREW側面18E及び底面18Gへの
圧接が解除され、FF/REWギヤー18Aと
FF/REW駆動ギヤー13Bとの噛合及び
FF/REWギヤー18HとREWギヤー21と
の噛合が解除され、供給リールギヤー22のリ
ールハブ22Aは時計方向への回動を停止す
る。
そしてFF/REWレバースプリング19のバ
ネ力により、FF/REWシフトレバー31のシ
フトピン31E、FF/REWレバー20のレバ
ー動作部20B、当該連結ピン20A,FF/
REWサブレバー18のFF/REWギヤー軸1
8B及びFF/REWレバースプリングピン19
Aは再び一直線となる。
そして前記REWシフトギヤー30がさらに
回動すると、該ギヤー30はそのREWシフト
ギヤー動作軸部30Bを以つてFF/REW動作
バネ41のREW動作部41Bと係合すること
によつて、前記FF/REW動作バネ41により
時計方向への回動力を付勢されるに至るが、こ
の時には、前記REWシフトギヤー30のスト
ツプ用係止部30Cが前記REWロツクレバー
33のロツク部33Aに係止せられる為この係
止された位置でREWシフトギヤー30の時計
方向への回動は阻止される。
最後にダイレクト・ドライブ・モーター5へ
の通電が停止し、停止状態となる。
(8) 再生状態からFFによる曲間検出状態へのモ
ード切換について、 次に第11、第12図に基づいて、再生状態
から曲間検出(FF)状態への動作説明を行な
う。
前述の第3図における再生状態にてFFソレ
ノイド本体38に通電し、前述のように停止状
態からFF状態への一連の動作を行なつてゆく
と、(当該動作説明は省略する。)FF/REWシ
フトレバー31は反時計方向へ回動する。
この時、プレイソレノイド本体28に通電
し、前述の再生状態から停止状態への一連の動
作を行なつてゆくと、(当該動作説明は省略す
る。)プレイシフトギヤー25の回動により、
アイドラーギヤー14Aとプレイギヤー13C
との噛合、ピンチローラー3Cとキヤプスタン
5Cとの係合、サブシヤーシ7の前述の第二の
位置での保持が解除される。
しかしながら、サブシヤーシ7のFF阻止部
7Eは、前記一連のFF状態への動作によつて
その後退進路上に突出した前記FF/REWシフ
トレバー31のサブシヤーシ阻止ピン31Bに
係止され、サブシヤーシ7は当該位置に保持さ
れる。当該位置は、前述の第二の位置と第一の
位置の間にあり、この位置ではサブシヤーシ7
上の録音・再生ヘツド8及び消去ヘツド9は図
示しない磁気テープに軽く摺接している。この
位置をサブシヤーシ7の第三の位置とする。
亦、前述のFF/REWシフトレバー31の時
計方向への回動により、FF/REWギヤー18
AはFF/REW駆動ギヤー13Bと噛合すると
共にFF/REWギヤー18Hは巻取リールギヤ
ー17と噛合し、前記巻取リールギヤー17の
リールハブ17Aには、反時計方向へのある一
定の回転力が伝達される。
以上の一連の動作により、図示しない磁気テ
ープはリールハブ17Aの回転によつて録音・
再生ヘツド8及び消去ヘツド9に軽く摺接しつ
つ高速で巻き取られて行く。
当該状態が曲間検出(FF)状態である。
(9) FFによる曲間検出状態から再生状態へのモ
ード切換について 尚、このモード切換には曲間検出状態から一
旦停止状態に戻つた後再び再生状態に復帰させ
る場合と、曲間検出状態から直ちに再生状態に
復帰させる場合の2通りがある。
まず、前者の場合について第13図を参考に
して説明する。
今、第12図のような曲間検出状態において
録音・再生ヘツド8がテープ上の曲間(所定部
分)を検出すると、図示しない制御回路は、ま
ず、FFソレノイド本体38に通電して前述の
FF状態から停止状態への一連の動作(当該動
作説明は省略する)によるFF/REWシフトレ
バー31の時計方向への回動によりFF/REW
ギヤー18AとFF/REW駆動ギヤー13Bと
の噛合及びFF/REWギヤー18Hと巻取リー
ルギヤー17との噛合を解除する一方、サブシ
ヤーシ7のFF阻止部7Eとレバー31のサブ
シヤーシ阻止ピン31Bとの係合を解除し、サ
ブシヤーシ7をサブシヤーシ復帰スプリング1
0のバネ力により前記第一の位置まで後退摺動
させる。
次いで、前記制御回路はこのサブシヤーシ7
の第一の位置への復帰に同期してプレイソレノ
イド本体28に通電し、停止状態から再生状態
への一連の動作(当該動作説明は省略する)を
行わしめ、第3図に示す再生状態に復帰させ
る。
次に、後者の場合について第14図を参考に
して説明する。
第12図の曲間検出状態において録音・再生
ヘツド8がテープ上の曲間(所定部分)を検出
すると、図示しない制御回路はこれに相俟つ
て、まず、プレイソレノイド本体28に瞬間的
に通電して、プレイシフトレバー26を反時計
方向に回動させギヤー係止部26Bとプレイシ
フトギヤー25のストツプ用係止部25Dとの
係合を解除させる。すると、この係合解除に伴
うプレイシフトギヤー25の時計方向への回転
に応じて、プレイシフトアーム6が反時計方向
に回動し、その回動途中でサブシヤーシ動作ス
プリング11に係合して前記FF/REWシフト
レバー31のサブシヤーシ阻止ピン31Bにて
第三の位置に保持されていたサブシヤーシ7を
斯る第三の位置より第二の位置へ移行させる一
方、前記シフトギヤー25はその回動の最終段
階でプレイアイドラーシフトカム部25Bとア
イドラーシフト軸14Dとの係合関係によりレ
バー14を時計方向に回動させてアイドラーギ
ヤー14Aをプレイギヤー13Cに噛合させ
る。
又、このサブシヤーシ7の第二の位置への復
帰とギヤー13C及び14Aの噛合復帰の少し
手前のタイミングで前記制御回路はFFソレノ
イド本体38に瞬間的に通電して前述のFF状
態から停止状態への一連の動作によるFF/
REWシフトレバー31の時計方向への回動に
よりFF/REWギヤー18AとFF/REW駆動
ギヤー13Bとの噛合、及びFF/REWギヤー
18Hと巻取リールギヤー17との噛合を解除
させ、第3図に示す再生状態に復帰させる。
(10) 再生状態からREWによる曲間検出状態への
モード切換について、 次に第15、第16図に基づいて再生状態か
ら曲間検出(REW)状態への動作説明を行な
う。
前述の第3図における再生状態にてREWソ
レノイド本体37に通電し、前述のように停止
状態からREW状態への一連の動作を行なつて
ゆくと(当該動作説明は省略する。)FF/
REWシフトレバー31は時計方向へ回動す
る。
この時、プレイソレノイド本体28に通電
し、前述の再生状態から停止状態への一連の動
作を行なつてゆくと、(当該動作説明は省略す
る。)プレイシフトギヤー25の回動により、
アイドラーギヤー14Aとプレイギヤー13C
との噛合、ピンチローラー3Cとキヤプスタン
5Cとの係合、サブシヤーシ7の前述の第二の
位置での保持が解除される。
しかしながら、サブシヤーシ7のREW阻止
部7Fは前記FF/REWシフトレバー31のサ
ブシヤーシ阻止ピン31Bに係止され、サブシ
ヤーシ7は当該位置すなわち前述の曲間検出
(FF)状態と同じ第三の位置に保持される。
次に前述のFF/REWシフトレバー31の時
計方向への回動により、FF/REWギヤー18
AはFF/REW駆動ギヤー13Bと噛合すると
共にFF/REWギヤー18HはREWギヤー2
1と噛合し、供給リールギヤー22のリールハ
ブ22Aには時計方向へのある一定の回転力が
伝達される。
以上の一連の動作により図示しない磁気テー
プはリールハブ22Aの回転によつて録音・再
生ヘツド8及び消去ヘツド9に軽く摺接しつつ
高速で巻き取られて行く。
当該状態が曲間検出(REW)状態である。
(11) REWによる曲間検出状態から再生状態への
モード切換について、 尚、このモード切換についても、曲間検出状
態から一旦停止状態に戻つた後、再び再生状態
に復帰させる場合と、曲間検出状態から直ちに
再生状態に復帰させる場合の2通りがある。
まず、前者の場合について第17図を参考に
して説明する。
今、第12図のような曲間検出状態において
録音・再生ヘツド8がテープ上の曲間(所定部
分)を検出すると、図示しない制御回路は、ま
ず、REWソレノイド本体37に通電して、前
述のREW状態から停止状態への一連の動作
(当該動作説明は省略する。)によるFF/REW
シフトレバー31の反時計方向への回動によ
り、FF/REWギヤー18AとFF/REW駆動
ギヤー13Bとの噛合、FF/REWギヤー18
HとREWギヤー21との噛合を解除し、供給
リールギヤー22のリール・ハブ22Aの時計
方向への回動を停止すると同時に、サブシヤー
シ7のREW阻止部7FとFF/REWシフトレ
バー31のサブシヤーシ阻止ピン31Bとの係
合を解除し、サブシヤーシ7をサブシヤーシ復
帰スプリング10のバネ力により、第一の位置
まで後退摺動させる。
次に前記制御回路はこのサブシヤーシ7の第
一の位置への復帰に同期してプレイソレノイド
本体28に通電し、停止状態から再生状態への
一連の動作(当該動作説明は省略する。)を行
わしめ第3図に示す再生状態に復帰させる。
次に後者の場合について第18図を参考にし
て説明する。
第12図の曲間検出状態において録音・再生
ヘツド8がテープ上の曲間(所定部分)を検出
すると、図示しない制御回路はこれに相俟つ
て、まず、プレイソレノイド本体28に瞬間的
に通電して、プレイシフトレバー26を反時計
方向に回動させギヤー係止部26Bとプレイシ
フトギヤー25のストツプ用係止部25Dとの
係合を解除させる。すると、この係合解除に伴
うプレイシフトギヤー25の時計方向への回転
に応じて、プレイシフトアーム6が反時計方向
に回動し、その回動途中でサブシヤーシ動作ス
プリング11に係合して前記FF/REWシフト
レバー31のサブシヤーシ阻止ピン31Bにて
第三の位置に保持されていたサブシヤーシ7を
斯る第三の位置より第二の位置へ移行させる一
方、前記シフトギヤー25はその回動の最終段
階でプレイアイドラーシフトカム部25Bとア
イドラーシフト軸14Dとの係合関係によりレ
バー14を時計方向に回動させてアイドラーギ
ヤー14Aをプレイギヤー13Cに噛合させ
る。
又、このサブシヤーシ7の第二の位置への復
帰とギヤー13C及び14Aの噛合復帰の少し
手前のタイミングで前記制御回路はREWソレ
ノイド本体37に瞬間的に通電して前述の
REW状態から停止状態への一連の動作による
FF/REWシフトレバー31の反時計方向への
回動によりFF/REWギヤー18AとFF/
REW駆動ギヤー13Bとの噛合、及びFF/
REWギヤー18HとREWギヤー17との噛合
を解除させ、第3図に示す再生状態に復帰させ
る。
〔本考案の作用効果〕
本考案は叙上のように構成されるものであるか
ら、録音・再生ヘツドを備えたサブシヤーシを第
1、第2及び第3の位置に確実に移動させること
ができ、殊に、この第3の位置でのサブシヤーシ
の係止にFF又はREWの高速送り用カム手段に連
動して動作し高速駆動機構を制御するレバー手段
(FF/REWシフトレバー)を適用していること
から構造も簡単となり、部品点数が少くなる上に
保守点検が容易となる優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
添付した各図面は本考案に係るテープレコーダ
ーのモード切換装置の各動作モードを示すもの
で、第1図は停止状態を示す平面図、第2図は停
止状態から再生状態へ切換わる途中の状態を示す
要部平面図、第3図は再生状態を示す要部平面
図、第4図は再生状態から停止状態へ切換わる途
中の状態を示す要部平面図、第5図は停止状態か
らFF状態へ切換わる途中の状態を示す要部平面
図、第6図はFF状態を示す要部平面図、第7図
はFF状態から停止状態へ切換わる途中の状態を
示す要部平面図、第8図は停止状態からREW状
態へ切換わる途中の状態を示す要部平面図、第9
図はREW状態を示す要部平面図、第10図は
REW状態から停止状態へ切換わる途中の状態を
示す要部平面図、第11図は再生状態からFFの
曲間検出状態に切換わる途中の状態を示す要部平
面図、第12図はFFの曲間検出状態を示す要部
平面図、第13図及び第14図はFFの曲間検出
状態から再生状態へ復帰させる場合の異る態様の
動作状態を示す要部平面図、第15図は再生状態
からREWの曲間検出状態に切換わる途中の状態
を示す要部平面図、第16図はREWの曲間検出
状態を示す要部平面図、第17図及び第18図は
REWの曲間検出状態から再生状態へ復帰させる
場合の異る態様の動作状態を示す要部平面図、第
19図は本考案に換るテープレコーダーのモード
切換装置の分解斜視図、第20図は第19図の要
部斜視図である。 7:サブシヤーシ、8:磁気ヘツド、17B:
巻取リール軸、22B:供給リール軸、31:
FF/REWシフトレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 載置した録音・再生ヘツドを磁気テープと離間
    させる第1の位置と接触させる第2の位置と軽く
    接触させるべく上記第1の位置と第2の位置との
    間にある第3の位置とを取り得るように往復動で
    きるサブシヤーシと、リール軸と、このリール軸
    を定速回転させる定速駆動機構と、上記リール軸
    を高速回転させる高速駆動機構と、適宜駆動源に
    間欠回転させられることにより上記サブシヤーシ
    を上記第1の位置と第2の位置間を移動させると
    共に上記定速駆動機構を制御するプレイ用カム手
    段と、適宜駆動源に間欠回転させられることによ
    りレバー手段を介して上記高速駆動機構を制御す
    る高速送り用カム手段と、上記サブシヤーシを係
    止するサブシヤーシ阻止ピンを有する上記レバー
    手段とから成り、そして、上記プレイ用カム手段
    の動作によりサブシヤーシが第2の位置にあると
    共に上記定速駆動機が駆動して上記リール軸が定
    速回転している再生状態において、上記高速送り
    用カム手段を回転せしめて上記レバー手段を介し
    て上記高速駆動機構を駆動させると共にレバー手
    段の上記サブシヤーシ阻止ピンをサブシヤーシの
    移動径路内に至らしめる一方、上記プレイ用カム
    手段を回転せしめて上記サブシヤーシを第2の位
    置より第1の位置方向に移動させることにより上
    記サブシヤーシが上記サブシヤーシ阻止ピンに係
    止せられて上記第3の位置を取ると共に上記リー
    ル軸が高速回転する状態となることを特徴とする
    テープレコーダーのモード切換装置。
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