JPH0368461B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0368461B2
JPH0368461B2 JP63168727A JP16872788A JPH0368461B2 JP H0368461 B2 JPH0368461 B2 JP H0368461B2 JP 63168727 A JP63168727 A JP 63168727A JP 16872788 A JP16872788 A JP 16872788A JP H0368461 B2 JPH0368461 B2 JP H0368461B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
rotation
mode
idler
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63168727A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6427065A (en
Inventor
Masashi Yoshida
Noboru Katono
Hajime Yokota
Masao Okayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP63168727A priority Critical patent/JPS6427065A/ja
Publication of JPS6427065A publication Critical patent/JPS6427065A/ja
Publication of JPH0368461B2 publication Critical patent/JPH0368461B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、装着されたカセツトから磁気テープ
を引出して回転ヘツドシリンダの所定の径路へ装
填させるローデイング及び装填された前記磁気テ
ープを前記カセツト内に収納させるアンローデイ
ングを行なうローデイング手段を備えた磁気記録
再生装置(以下VTRと称す)に関する。
従来、VTRにおけるリール駆動方式には、テ
ープ定速送り用のキヤプスタンを駆動するモータ
を動力源とする方式と、リールだけを専用に駆動
するモータを設ける方式とがある。一方、リール
の駆動は、早送り/巻戻し(FF/REW)時の強
トルクと、記録/再生の定速再生時に使用するス
リツプ機構、もしくはトルクリミツタ付の弱トル
クの二種類の供給が少なくとも必要である。そこ
で前者の方式はリールに強トルクを供給する伝達
経路とスリツプ機構を介して弱トルクを供給する
伝達経路を設け、それぞれモードによつて伝達経
路を選択していた。
ところで、この選択操作をリモートコントロー
ル(単純なスイツチの切換操作のみで行う)化さ
せるには、それぞれ動力源が必要であり、また定
速再生をフオワード,リパースの両方向に行う場
合には、それぞれ両リールに対するスリツプ機構
が必要であり、同時に伝達系の選択操作手段も、
FF,REW,フオワード再生,リバース再生の計
四種を必要とし、機構が複雑となる。
又、後者の駆動方法は各々のリールに専用モー
タを計二個用いる方法と、正逆回転可能な一個の
モータで首振りアイドラを介して各リールを駆動
する方法とがあり、何れもモータ供給電圧の制御
でトルクを変える方法であるが、これらは前者に
比べトルクリツプルの少ない高性能のモータが余
分に必要であること、又その制御回路が必要な
為、高価になるという欠点があつた。
本発明は、上記の状況にかんがみなされたもの
であり、簡単な構造で、部品点数を大幅に低減で
き、モード伝達経路のリモートコントロール化が
容易な磁気記録再生装置を提供することを目的と
したものである。
本発明では、両リール台を首振りアイドラを介
して駆動する駆動軸を所定の位置に配し、正逆転
可能なキヤプスタン駆動用のモーターよりこの駆
動軸を、所定の第1の出力トルクを得るように伝
達する第1の伝達経路と、スリツプ機構を介して
前記第1の出力トルクより低い所定の第2のトル
クが得られるように構成した第2の伝達経路によ
りそれぞれ伝達可能に構成し、一方早送り/巻戻
し操作モードと記録/再生操作モードにて所定量
回転する正逆転可能なモード切換モーターと、モ
ード切換モータの回転により駆動するカムギヤ
と、カムギヤの回転に連動して駆動され複数の操
作モードに対応した複数の接点位置でモード切換
モータの回転を停止させるモードスイツチと、カ
ムギヤの回転に連動して駆動され複数の操作モー
ドに対応して第1、第2伝達径路のいずれかを選
択する伝達径路選択手段と、カムギヤの回転に連
動し複数の操作モードが記録/再生操作モードの
時に駆動されローデイング手段を駆動してローデ
イング及びアンローデイングのいずれかの操作を
実行されるローデイング駆動伝達手段とを備えた
ことをにある。
本発明の一実施例を以下、図面(第1図〜第9
図)によつて説明する。第1図は本発明一実施例
を示すVTRメカ全体の平面図で停止モードを示
し、第2図はその裏面図である。第1図でシヤー
シ1には一対のリール軸2a,3aが設けられ、
それぞれ回転自在にリール台2,3が取り付けら
れている。4はシヤーシ1上に取り付けられた正
逆転可能なモーターで、第2図で出力軸4aには
モータプーリ5が固着され、モータプーリ5と、
キヤプスタン6が固着され、かつ、シヤーシ1に
対し回転自在に取り付けられたフライホイール7
との間にはベルト8が張架されている。軸9はシ
ヤーシ1に固定されるサブシヤーシ1a上で両リ
ールのほぼ垂直二等分線上に設けられた固定軸で
第3図〜第6図に詳細を示すように駆動プーリ1
0が回転自在に設けられていると共に首振りアイ
ドラアーム11も回動自在に取り付けられてい
る。第3図〜第6図から明らかなように、首振り
アイドラアーム11に軸11aが植立され、アイ
ドラ12を回転自在に軸支している。アーム11
とアイドラ12とはフエルト13、バネ14、バ
ネ座15、ストツパ16によつてアームの首振り
に必要な所定のフリクシヨントルクが得られるよ
うカツプリングされている。又17は長穴17a
を有するワツシヤで一端に設けた穴17bには軸
11aとの間にバネ18が取り付けられ、アイド
ラ12を駆動プーリ10に常時圧着していると共
に軸9に形成された溝9aによつて首振りアイド
ラアーム11を軸9に取り付ける止メ7の役目を
兼ねている。ここでバネ18は駆動プーリ10の
回転力をアイドラ12を介し、各リール台2,3
に充分駆動伝達するだけの圧着力を有するものと
する。尚ワツシヤ17はアーム11の首振り動作
に関連して軸9のまわりを回動するから、常時ア
イドラ12と駆動プーリ10の圧着状態は一様に
保持される。
一方軸9の下方にはベルトプーリ19が回転自
在に設けられ、ベルトプーリ19の大径部と、モ
ータプーリ5との間には、ベルト20が張架され
ていると共に、小径部にはサブシヤーシ1a上に
設けられた軸21に回転自在に設けられたギヤプ
ーリ24の中空軸部24aに回転自在に枢支され
たマキトリプーリ22との間にベルト23が張架
されている。ギヤプーリ24とマキトリプーリ2
2とは、フエルトワツシヤ25,26及び、圧着
プレート27、バネ28、ストツパ29よりなる
既成の構成によるカツプリングで、所定のトルク
が得られるようにしてある。
31は、軸9を中心に回転自在かつ上下動可能
に設けられた切換プーリで第7図に詳細を示すよ
うに駆動プーリ10に設けた穴部10aに常時係
合する腕部31aと、ベルトプーリ19に設けら
れた内周リブ部19aに係合して回転結合可能な
係合歯31bとサブシヤーシ1aに植立された軸
30aに対し回転自在に設けられたアイドラギヤ
ー30と噛み合い可能なギヤ部31cがそれぞれ
設けられており、アイドラギヤ30はギヤプーリ
24に形成されたギヤ部24bと常時噛み合つて
いる。第4図で切換プーリ31がギヤー部31c
とアイドラギヤー30が噛み合つている高さ関係
にある時は、係合歯31bとベルトプーリ19の
リブ部19aとの係合は解除状態にあり、逆に第
6図のように31b部と19a部が係合している
高さ関係にある時は、ギヤー部31cはアイドラ
ギヤー30との係合が解除状態にあるよう構成さ
れている。第7図で又、切換プーリ31の腕部3
1aとギヤ部31cの間には比較的小径の円筒部
31dが形成されていて、プラスチツク等の弾性
体により形成されたC状リング32が取り付けら
れている。この時C状リング32の内径及び軸方
向の高さは、それぞれ切換プーリ31の円筒部3
1dの外径及び軸方向の高さと所定のクリアラン
スに設定されているものとする。さらにC状リン
グ32には突出部32c,32dが設けられ、サ
ブシヤーシ1aに植立されたピン34の周りに回
動可能に取り付けられた切換アーム33に設けら
れた長円穴33aと嵌合している。
サブシヤーシ1a上にはさらにピン37が植立
され、カムアーム35がこのピンを中心に回転可
能に設けられカムアーム35の軸受ボス部35b
にはバネ36のコイル部が嵌合して、バネの一方
の腕はサブシヤーシ1a上のストツパピン38
に、他方の腕は切換アーム33に設けられた穴3
3bを貫通して取り付けられている。従つて、第
3図、第4図では、切換アーム33は、ピン34
の周りに反時計方向の回動力を与えられ、サブシ
ヤーシ1aに設けられたストツパ39によつて位
置決めされている。一方バネ36の一方の腕はカ
ムアーム35のリブ35aによつてはさまれてい
て、第3図においてカムアーム35の姿勢も同時
に決められている。
第1図、第2図で、40はモード切換用モータ
ーで、ブラケツト41を介しシヤーシ1に取り付
けられている。出力軸40aにはモータプーリ4
2が固着され、ベルト43がモータプーリ42と
ブラケツト41上の軸41aを中心に回転自在な
シリンダ44の大径部との間に張架されている。
軸47は基板上に固定された軸受48,49によ
つて軸支され、プーリ46、ウオーム50が固着
されている。又、プーリ46とプーリ44の小径
部の間にはベルト45が張架されていて、モード
切換モータ40の回転力をウオーム50に伝達可
能となつている。51はカムギヤーでシヤーシ1
上の軸51aを中心に回転自在に設けられ、外周
にはウオーム50と噛み合い回転駆動を受けるね
じ歯車が、平面には複数のカム溝A,B(図示せ
ぬ)が形成されている。カム溝Aには、シヤーシ
1上の軸52aを中心に回転可能なレバー52に
設けられたピン52bが係合されるも、レバー5
2に設けられたもう一つのピン52cは摺動可能
に設けられたモードスライダ53と遊嵌連結さ
れ、さらにモードスライダ53は、モードスイツ
チ54のノブ部54aと嵌合されている。ここで
モードスイツチ54は複数の接点が内蔵され、少
くともモード切換用モーター40の通電状態を制
御するものであらかじめ各操作モードに対応して
接点の位置を決めておき、これにより、各操作モ
ードごとにモード切換モータ40、つまりカムギ
ヤ51の所定回転量を確保するように、カム溝A
の形状が決められているものである。又、カム溝
Bには、シヤーシ1上の軸56aを中心に回動自
在なモード切換レバー56に設けられたピン56
bが係合され、各モードにより所定量回転するカ
ムギヤー51によりモード切換レバー56が必要
な変位を取るように、カム溝Aの形状が設定され
ている。
モード切換レバー56に設けられたピン56d
はカムギヤー51の回転によつて、第2図で軸5
6aの周りを反時間方向に移動するが、第3図及
び第5図では前述のカムアーム35との相対関係
を示し、ここでは、ピン56dは時計方向に回動
し、カムアーム35に形成された凸状カム部35
cに近づく。ここで、35cとピン56dは当接
可能な高さ関係にあるものとする。
又、モード切換レバー56に設けられたもう一
つのピン56eは、シヤーシ1上の軸66aを中
心に回動可能なレバー66のカム溝66cと係合
し、レバー66上のピン66bはスライダ67と
遊嵌連結されると共にスライダ67はシヤーシ1
上のピン67aによつてスライダ可能に案内され
ている。又、スライダ67にはピン67bが植立
されていると共に長穴67cが設けられている。
70はブレーキ操作スライダでピン70aが設け
られ、これがスライダ67の長穴67cに嵌合案
内されると共にピン67aに案内されて、摺動可
能でありロツクアーム69がピン70aを中心に
回動可能に取り付けられている。ロツクアーム6
9とシリンダ1間にはバネ68が付勢され、ロツ
クアーム69は時計方向にさらにブレーキ操作ス
ライダ70とロツクアーム69は一体的にバネ6
8の付勢方向へ常時偏奇させられ、ピン67bに
よつて位置決めされている。ブレーキ操作スライ
ダ70の斜面70bにはシヤーシ1上の軸71a
を中心に回動自在なヘンカンアーム71に設けら
れたピン71bが当接可能に伸びている。第1図
で72,73はブレーキアームで、シヤーシ上の
軸72a,73aを中心に回動可能に設けられ、
それぞれリール台2,3の外周に当接するブレー
キシユー72b,73bさらに、ヘンカンアーム
71のボス部71cに当接可能な腕部72c,7
3cを備えている。又、ブレーキアーム72,7
3の間にはバネ74が張架され、それぞれ反時計
方向、時計方向へ回動付勢している。一方、第2
図で軸47にはコイルバネによる既成のワンウエ
イクラツチに構成されたラツチプーリ75が設け
られ、ラツチプーリ75の爪部はロツクアーム6
9が第2図の位置からバネ68の付勢方向と逆方
向へ移動した時、曲げ部69aに当接可能となつ
ている軸47がFF/REWモードよりストツプモ
ードに回転する方向でラツチプーリ75は軸47
の回転力を伝達され、ストツプモードよりFF/
REWモードに回転する方向ではスリツプして伝
達されない設定とされているものとする。
次にテープをカセツト115外に引き出すロー
デイング,カセツト115内に収容するアンロー
デイング機構について第8図、第9図によつて説
明する。カムギヤ51の小径部51b外周には歯
車が形成され、シヤーシ1上の軸76aを中心に
回転自在なギヤー76と噛み合つている。軸76
aには回動可能に駆動アーム77が取り付けら
れ、さらに駆動アーム77はピン79によつてア
ーム78が回動連結されていると共にピン80に
よつてバネ押しアーム81が回動連結されてい
る。バネ押しアーム81は駆動アーム77との間
に押しバネ82を挾持してギヤー76に植立され
たピン76bと当接可能に構成されている。一方
アーム78は、テープを引き出し、所定経路にて
テープを案内するテープガイド82,83を載置
してシヤーシ1に設けられた案内溝85に沿つて
摺動可能に取り付けられた案内部材84のボス部
84aと回動連結されている。同様に軸51aに
は回動可能に駆動アーム86が取り付けられ、さ
らに駆動アーム86はピン87にてアーム88が
回動連結されていると共にピン89によつてバネ
押しアーム90が回動連結されている。バネ押し
アーム90は駆動アーム86との間に押しバネ9
2を挾持して、カムギヤー51に植立されたピン
51cと当接可能に構成されている。一方、アー
ム88はさらにピン93によつてアーム94と回
動連結され、アーム94は、テープを引き出し所
定経路にてテープを案内するテープガイド95,
96を載置してシヤーシ1に設けられた案内溝9
7に沿つて摺動可能に取り付けられた案内部材9
7のボス部97aと回動連結されている。又、ア
ーム88にはピン99が設けられシヤーシ1上の
案内溝100によつて案内されるよう構成されて
いる。
第1図で案内部材84,97は、記録・再生時
等に、それぞれ載置しているテープガイド82,
83,95,96によつてカセツト115内のテ
ープを引き出し固定テープガイド104、消去ヘ
ツド105、インピーダンスローラ106、回転
ヘツドシリンダ101、オーデイオコントロール
ヘツド107、固定ガイド108へと所定の経路
へ装填する時、シヤーシ1上に固定されたストツ
パ102,103によつて位置決めされるもので
ある。又、シヤーシ1上の軸109aを中心に回
動可能なテンシヨンアーム109はピン110が
植立されていて、バンドブレーキ111、バネ1
12による既知のテンシヨンサーボ機構を構成
し、テープ装填後テンシヨンアーム109が反時
計方向に回動してピン110がテープに接触する
ようになつている。
一方、モード切換レバー56に設けられた長穴
56cはシヤーシ1上の軸57a,58aを中心
にそれぞれ回動可能なレバー57,58に連結さ
れ、レバー58の溝部58bはピン59を駆動可
能に構成されている。ここで第1図に戻り、ピン
59はシヤーシ1上の軸60aを中心に回動可能
なアーム60とシヤーシ1上の軸62bを中心に
回動可能なピンチローラアーム62上のピン62
aに回動連結されたリンク61とを互いに回動連
結しているピンであり、アーム60にはシヤーシ
1間にバネ64が張架され、65はシヤーシ1上
のアーム60のストツパであり、ピンチローラア
ーム62には軸62cが植立されてピンチローラ
63を回転自在に軸支している。
次に以上述べた本発明の構成による動作につい
て説明する。第1図の停止モードよりFF(REW)
の操作釦(図示せぬ)を押すと、まずモード切換
モーター40が第2図でプーリ42側からみて反
時計方向へ回転駆動を行う。これにより、プーリ
46はプーリ42の駆動力をベルト43、プーリ
44、ベルト45を介して伝達されるからこれと
一体的に固着されている軸47はウオーム50と
共に軸受48,49の周りを回転して、カムギヤ
51を軸51aの周りに第2図で時計方向に回転
駆動する。この時レバー52、モード切換レバー
56は、カムギヤ51のカム溝A・Bと各レバー
のピン52b,56bとの係合によつて、それぞ
れ反時計方向に回動し、スライダ67はピン66
bによつて略上方へ摺動をはじめる。これによ
り、ロツクアーム69及び、ブレーキスライダ7
0は、ピン67bによつてスライダ67と一体的
にバネ68を引き伸ばしながら移動する。これに
より、ブレーキスライダ70は斜面70b部がヘ
ンカンアーム71のピン71bに当接し、ヘンカ
ンアーム71は第2図で反時計方向へ、第1図で
時計方向への回動力を受けると71c部がブレー
キアーム72,73の腕72c,73dに当接し
て、各アームをそれぞれ時計方向及び反時計方向
へ回動させる。これにより、各アームのブレーキ
シユー72b,73bはリール台2,3への接触
が断たれ、バネ74の付勢力による制動は解除さ
れる。
一方モード切換レバー56上のピン56dは、
第2図で反時計方向、第3図で時計方向へ回動し
カムアーム35のカム部35c−1に当接し、カ
ムアーム35を時計方向へ回動させ第5図に示す
状態に到る。又、モーター4はFFモードの時は
第2図で反時計方向、REWモードの時は時計方
向に回転駆動させられ、ベルト20を介してベル
トプーリ19はそれぞれの方向へ回転伝達させら
れるが、第5図では、FFモードを表わし、ベル
トプーリ19が時計方向の回転駆動を受けてい
る。ここで、前述のカムアーム35の回動によつ
て切換レバー33は第6図に示すようにバネ36
を介して時計方向へ変位して、切換プーリ31、
及びC状リング32を一体的にベルトプーリ19
側へ押し下げているからベルトプーリ19の回転
力は切換プーリ31を介して駆動プーリ10へ伝
達され、アイドラ12は反時計方向へ回転する為
アイドラアーム11は時計方向に首を振つて、や
がてリール台3を時計方向へ回転駆動する。こう
して、フオワード方向のテープ早送り操作が行わ
れる。
一方、REWモードの時は、モーター4の回転
方向が逆だけでベルトプーリ19の回転力を切換
プーリ31、駆動プーリ10を介してアイドラ1
2がリール台2を反時計方向へ回転駆動を行い、
リバース方向のテープ早送り操作が行われる。
又、この状態に到るまでカムギヤ51が回転する
と、レバー52も反時計方向の回動を続け、モー
ドスライダ53を介してモードスイツチ54は
FF/REWに設定された接点に到りモード切換用
モーター40の通電が断たれる。又、このFF/
REWモードまでのカムギヤー51の回転により
モード切換レバー56の長穴56cに連動するレ
バー57,58及び、ピンチローラアーム62、
さらに第7図のテープ装填機構部も第1図の状態
よりわずか変位することになるが、テープ高速送
り動作には、全く支障のない範囲となるよう設定
されている。
以上述べたFF/REWモードより停止操作をす
ると、モーター4への通電が解除されると共にモ
ード切換モーター40は前述の逆方向の回転駆動
がなされる。これにより、カムギヤー51は第2
図でウオーム50を介して反時計方向の回転をは
じめるが、この時ロツクアーム69の曲部69a
は、ワンウエイクラツチを介したラツチプーリ7
5と当接可能な位置まで変化している為モード切
換モーター40の逆転と同時にラツチプーリ75
の爪は69a部に当接してロツクアーム69をバ
ネ68の力に逆つて反時計方向へ回動させる。こ
れにより、ロツクアーム69はピン67での係止
が解除されビレーキスライダ70と一体的にバネ
68の力で略下方へ戻り、第2図の状態へ復帰す
る。従つて、ヘンカンアーム71もピン71bで
の押圧が解除されるから第1図で反時計方向へ回
動し、ブレーキアーム72,73がバネ74の力
でそれぞれ回動復帰して、リール台2,3を制動
する。こうして、FF/REW時のテープ高速送り
が解除されて、テープが瞬時停止する。又、モー
ド切換レバー56の回動復帰によつて、ピン56
dは第5図から第3図へ変位するから、カムアー
ム35はカム部35cでの押圧が解除され、バネ
36の力で戻され、やがて切換レバー33がスト
ツパ39にて位置決めされる第4図に到る。一方
ピン56eも第2図で、アーム66を時計方向へ
回動復帰させ、スライダ67を下方へ変位させる
が、やがてピン67bがロツクアーム69をバネ
68の回動付勢力によつて係止することになる。
この時、レバー52もカムギヤー51の回転によ
つて回動復帰し、モードスイツチ54も停止モー
ドに設定された接点に復帰することによつて、モ
ード切換モーター40の回転も停止する。
次に記録/再生の操作釦(図示せぬ)を押した
場合の動作について説明する。ここで、記録・再
生モードのモードスイツチ54の接点位置FF/
REWモードよりさらに先で、モード操作モータ
ー40の回転量をさらに得るようになつている。
つまり、記録・再生操作釦を押すと、まずは先に
述べたFF/REW同様リール台2,3の制動解除
がなされる。しかしこの時は、モーター4の回転
駆動はまだ行われなく、さらにモード操作モータ
ー40の回転がすすむとカムギヤー51及びこれ
と噛み合うギヤー76の回転駆動によつて、第1
図のピン51c,76bはバネ押しアーム90,
81を押し、さらに押しバネ92,92′を介し
て駆動アーム86,77をそれぞれ反時計方向時
計方向に回動駆動させる。これにより案内部材9
7は、アーム88,94を介して駆動され、テー
プガイド95,96はカセツト115内のテープ
を引き出す。同様に案内部材84は、アーム78
を介して駆動され、テープガイドピン82,83
はカセツト115内のテープを引き出す。
モード切換モーター40の回転がさらに進むと
案内部材97,84はシヤーシ1上の案内溝9
8,85に沿つて移動を続け、やがてストツパ1
03,102に当接して所定の位置決めがなさ
れ、テープガイド95,96,82,83により
所定のテープ走行路が形成される。この時押しバ
ネ92,92′は所定量たわまされてストツパ1
03,102に対する圧着力を出し、案内部材9
7,84の姿勢を保持する。一方モード切換レバ
ー56のピン56dは途中FF/REWモード付近
では、第5図、第6図に示すように切換プーリ3
1の伝達経路切換えを行うが、さらにモード切換
レバー56の回動がすすむとピン56dはカムア
ーム35のカム部35c−2との接触が断され、
カムアーム35はバネ36の付勢力によつて第3
図の状態に復帰し、切換プーリ31の伝達経路も
第4図の状態となる。
その後、モーター4の回転駆動が開始されるよ
うスイツチングされているので、ベルトプーリ1
9に伝達された回転力はベルト23によりマキト
リプーリ22へ伝達され、フエルト25,26、
圧着プレート27、バネ28、ストツパ29より
なるフリクシヨン機構を介した所定の回転が、マ
キトリギヤ24からアイドラギヤ30を介し切換
プーリ31に伝達され、駆動プーリ10を回転駆
動する。この時、FF/REW時同様にモーター4
の回転方向によりアイドラ12は、リール台2,
3のいづれかを転接駆動することになる。又モー
ター4の回転によりフライホイール7はベルト8
により同時に駆動される。但し、ここでアイドラ
12のリール台駆動は、後に述べるキヤプスタン
6、ピンチローラ63でのテープ駆動開始とタイ
ミングを合わせる為図示せぬともインヒビツト機
構が働いてアイドラアーム11の動きを規制して
いる。
一方、モード切換レバー56の長穴56cにて
嵌合連結されたレバー57、さらにこれに連動す
るレバー58はピン59を第1図で右方向に押し
ピンチローラアーム62を反時計方向へ徐々に回
動させる。案内部材97,84がストツパ10
3,102に到達する頃にはピンチローラ63は
引き出されたテープをはさんでキヤプスタン6に
接触し、さらにピン59が押圧されると、アーム
6はパネ64の力に抗して時計方向に回動し始
め、この結果ピンチローラ63はバネ64の力で
キヤプスタン6にテープを圧着し定速の駆動を始
める。又、同時に前述のアイドラアーム11のイ
ンヒビツトは解除されて、リール台2又は3の駆
動も開始される。この時モーター4が第1図で時
計方向回転の時は、キヤプスタン6及びリール台
3は共に時計方向の回転が与えられ、テープはフ
オワード走行となり、モーター4が反時計方向回
転の時は、キヤプスタン6及びリール台2は共に
反時計方向に回転が与えられ、リバース走行とな
る。
尚ピンチローラ63が圧着に到るまでカムギヤ
51が回転するとレバー52も第2図で反時計方
向の回動を続け、モードスライダー53を介して
モードスイツチ54は記録・再生に設定された接
点に到り、モード切換用モーター40の通電が継
たれ停止する。ここでテープ切換モーター40の
回転力はウオーム50、カムギヤー51による減
速機構を介しているので、ピンチローラ63の圧
着及び案内部材97,84のストツパ103,1
02への圧着状態は、モード切換モーター40が
停止後も充分に保持されている。
次に記録/再生より停止操作を行なつた動作に
ついて説明する。図示せぬとも停止釦を押すとモ
ード切換モーター40は、テープ装填時とは逆回
転の駆動を又、モーター4はリバース走行時と同
方向の回転を開始する。これによりカムギヤー5
1は第2図で反時計方向へ回転する為、モード切
換レバー56は時計方向へ回動し、まず、ピンチ
ローラ63の圧着は解除される。又、第1図でカ
ムギヤー51は時計方向に、ギヤー76は反時計
方向へそれぞれ回転することによつて案内部材9
7,84はストツパ103,102への圧着を解
除し後退を始める。同時にモーター4の回転によ
りリール台2は第4図に示したスリツプ機構を介
した伝達経路にて反時計方向へ駆動され、テープ
ガイド95,96,82,83の後退により余剰
テープをたるませないようにカセツト115内に
巻き込む。こうして、アンローデイング操作がす
すむと、ピン56dはやがてカムアーム35のカ
ム部35c−3に当接するがカムアーム35は第
3図で反時計方向にわづか回動させられる。とこ
ろが、この変位はリブ35a部がバネ36の片方
の腕を少したわませるだけで、ピン56dからカ
ム部35c−3との接触がなくなると、再びバネ
36の力で復帰し第3図の姿に到る。又、この過
程では切換アーム33は第4図の姿勢に変わりが
ない為、伝達経路は全てスリツプ機構を介したも
のでテープのたるみ取りが行われることになる。
モード切換レバー56が、FF/REWモード付
近に達するとFF/REWからの停止操作時と全く
同様に、ラツチプーリ75のロツクアーム69係
止解除により、ブレーキアーム72,73が作動
してリール台2,3は制動が働く。さらにピンチ
ローラアーム62、及び、案内部材97,84も
第1図の状態まで復帰すると、モードスイツチ5
4が停止モードの接点に到り、モーター4及び4
0の通電も断たれて停止する。さらに、ここでは
説明を略すが、フオワード及びリバース方向の高
速再生も同様に、この装置を用いて行うことは可
能である。
本発明により早送り/巻戻し操作モードと記
録/再生操作モードに対応するテープ駆動をキヤ
プスタン駆動用モーターとモード切換モーターの
2モーターで対処することができ、安価で、且
つ、リモートコントロールの可能な装置が提供で
きた。又、電磁石を使用していない為に、消費電
力も少なくてすみ、電池で駆動するポータブルタ
イプの磁気記録再生装置に好適である。
特に本発明により、モード切換モーターの回転
により駆動されるカムギヤを設け、このカムギヤ
の回転に応動してモードスイツチ、リール台駆動
の為の伝達径路切換手段及びローデイングの為の
ローデイング駆動伝達手段を駆動するので、相互
の動作について高い信頼性を得ることが出来、更
に集中した操作系統を配置出来るので、コンパク
トで安価な装置を得ることが可能となつたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による一実施例を応用した
VTRメカを示す平面図、第2図は第1図の裏面
図、第3図はリール駆動部の詳細を示す平面図で
フオワード記録/再生モードを示す図、第4図は
第3図の側面図でFF/REW以外のモードを示す
図、第5図はリール駆動部の詳細を示す平面図で
FFモードを示す図、第6図は第5図の側面図で
FF/REWモードを示す図、第7図はトルク伝達
経路切換機構素子の詳細図、第8図はテープロー
デイング、アンローデイング機構の詳細図で記
録/再生モードを示す図、第9図は第8図の側面
図である。 4……モーター、2,3……リール台、10…
…駆動プーリ、9……軸、11……回動板、12
……アイドラ、19……ベルトプーリ、40……
モード切換モータ、51……カム体、50,42
〜46……減速機構、56……モード切換レバ
ー、82,83,95,96……磁気テープ引出
し部材、84,97……案内部材、76……ギヤ
ー、54……モード切換スイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 装着されたカセツトから磁気テープを引出し
    て回転ヘツドシリンダの所定の径路へ装填させる
    ローデイング及び装填された前記磁気テープを前
    記カセツト内に収納させるアンローデイングを行
    なうローデイング手段を備えた磁気記録再生装置
    において、正逆回転可能なキヤプスタン駆動用モ
    ーターと、一対のリール台と、該一対のリール台
    の間に配置された軸を中心に回転可能な駆動プー
    リと、前記軸を中心に回動する回動板に前記駆動
    プーリと回転結合され、かつ一対のリール台を回
    転駆動する一つのアイドラを回転自在に設け、前
    記駆動プーリの回転方向に前記回動板を回動させ
    ると共に前記回動板上の前記アイドラにより各々
    のリール台の一方を回転駆動するようになした首
    振りアイドラ装置と、前記キヤプスタン駆動用モ
    ーターの回転を前記駆動プーリに所定の第1の出
    力トルクを得るように伝達する第1の伝達径路
    と、前記キヤプスタン駆動用のモーターの回転を
    前記駆動プーリに前記第1の出力トルクより低い
    所定の第2の出力トルクを得るようなスリツプ機
    構を介して伝達する第2の伝達径路と、早送り/
    巻戻し操作モードと記録/再生操作モードの複数
    の操作モードの切換えに従つて所定量回転する正
    逆転可能なモード切換モーターと、前記モード切
    換モーターの回転により駆動するカムギヤと、前
    記カムギヤの回転に連動して駆動され前記複数の
    操作モードに対応した複数の接点位置で前記モー
    ド切換モーターの回転を停止させるモードスイツ
    チと、前記カムギヤの回転に連動して駆動され前
    記複数の操作モードに対応して前記第1、第2伝
    達径路のいずれかを選択する伝達径路選択手段
    と、前記カムギヤの回転に連動し前記複数の操作
    モードが記録/再生操作モードの時に駆動され前
    記ローデイング手段を駆動して前記ローデイング
    及び前記アンローデイングのいずれかの操作を実
    行させるローデイング駆動伝達手段とを備えたこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
JP63168727A 1988-07-08 1988-07-08 Magnetic recording and reproducing device Granted JPS6427065A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63168727A JPS6427065A (en) 1988-07-08 1988-07-08 Magnetic recording and reproducing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63168727A JPS6427065A (en) 1988-07-08 1988-07-08 Magnetic recording and reproducing device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6427065A JPS6427065A (en) 1989-01-30
JPH0368461B2 true JPH0368461B2 (ja) 1991-10-28

Family

ID=15873305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63168727A Granted JPS6427065A (en) 1988-07-08 1988-07-08 Magnetic recording and reproducing device

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6427065A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0610897B2 (ja) * 1989-05-24 1994-02-09 株式会社日立製作所 磁気記録再生装置
JPH0612583B2 (ja) * 1989-05-24 1994-02-16 株式会社日立製作所 磁気記録再生装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57164463A (en) * 1981-04-01 1982-10-09 Canon Inc Magnetic video recording and reproducing device
JPS5880155A (ja) * 1981-11-06 1983-05-14 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57164463A (en) * 1981-04-01 1982-10-09 Canon Inc Magnetic video recording and reproducing device
JPS5880155A (ja) * 1981-11-06 1983-05-14 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6427065A (en) 1989-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4437129A (en) Magnetic recording and reproducing apparatus enabling tape transport in the forward and reverse directions
JPS6155182B2 (ja)
JPS6240774B2 (ja)
JPH0368461B2 (ja)
JPH07169148A (ja) ビデオカセットレコーダのリールテーブル駆動装置
KR860001125B1 (ko) 자기식(磁氣式)녹화, 재생장치의 리일(reel)구동장치
US4404606A (en) Automatic music selecting device for tape recorder
JPH0612583B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0610897B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0610896B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0610520Y2 (ja) テ−プレコ−ダにおけるテ−プ駆動装置
JPH0210499B2 (ja)
JP2527178Y2 (ja) 音響再生装置
JPS63298851A (ja) 磁気テ−プ装置
JPH0127147Y2 (ja)
JPS581869Y2 (ja) テ−プレコ−ダにおけるテ−プ駆動機構の操作装置
JP2548334B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS626584Y2 (ja)
JPH0444335B2 (ja)
JPS62189658A (ja) 磁気テ−プ装置
JPS628850B2 (ja)
JPH0685245B2 (ja) 磁気テ−プ装置
JPS62167651A (ja) 磁気テ−プ装置
JPS6156572B2 (ja)
JPS6231414B2 (ja)