JPH0610896B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0610896B2
JPH0610896B2 JP1128801A JP12880189A JPH0610896B2 JP H0610896 B2 JPH0610896 B2 JP H0610896B2 JP 1128801 A JP1128801 A JP 1128801A JP 12880189 A JP12880189 A JP 12880189A JP H0610896 B2 JPH0610896 B2 JP H0610896B2
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雅志 吉田
昇 上遠野
肇 横田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は二個のリールに巻回された磁気テープに磁気ヘ
ッドを接触させて磁気記録し、再生させる磁気記再生装
置(以下VTRと称す)に関する。
従来、VTRにおけるリール駆動方式には、テープ定速
送り用のキャプスタンを駆動するモータ動力源とする方
式と、リールだけを専用に駆動するモータを設ける方式
とがある。一方、リールの駆動は、FF(早送り)/R
EW(巻戻し)時の強トルクと、定速再生時に使用する
スリップ機構、もしくはトルクリミッタ付の弱トルクの
二種類の供給が少なくとも必要である。そこで前者の方
式はリールに強トルクを供給する伝達経路とスリップ機
構を介して弱トルクを供給する伝達経路を設け、それぞ
れモードによって伝達経路を選択していた。
ところで、この選択操作をリモートコトロール(単純な
スイッチの切換操作のみで行う)化させるには、それぞ
れ動力源が必要であり、また定速再生をファワード,リ
バースの両方向に行う場合には、それぞれ両リールに対
するスリップ機構が必要であり、同時に伝達系の選択操
作手段も、FF,REW,フォワード再生,リバース再
生の計四種を必要とし、機構が複雑となる。
又、後者の駆動方法は各々のリールに専用モータを計二
個用いる方法と、正逆回転可能な一個のモータで首振り
アイドラを介して各リールを駆動する方法とがあり、何
れもモータ供給電圧の制御でトルクを変える方法である
が、これらは前者に比べトルクリップルの少ない高性能
のモータが余分に必要であること、又その制御回路が必
要な為、高価になるという欠点があった。
本発明は、上記の状況にかんがみなされたもので、簡単
な構造で、部品点数を大幅に低減でき、モード伝達経路
のリモートコントロール化が容易なリール駆動装置を有
するVTRを提供することを目的としたものである。
本発明では、両リールを首振りアイドラを介して駆動す
る駆動軸を所定の位置の配し、正逆転可能な第1のモー
ターによりこの駆動軸を、直接的に伝達する第1の伝達
経路と、スリップ機構を介して所定のトルクが得られる
ように構成した第2の伝達経路によりそれぞ伝達可能な
構成し、一方早送り/巻戻し操作モードか記録/再生操
作モードかの選択によって各々所定量回転するように構
成さえた正逆転可能な第2のモータの回転により作動す
るモード切換手段を、前記リールを制動するブレーキ機
構と、前記第1又は前記第2の伝達経路選択機構とに連
動させ、早送り/巻戻し操作モード時には前記ブレーキ
機構による前記一対のリールの制動を解除すると共に第
1の伝達経路を選択し、記録/再生操作モード時には前
記ブレーキ機構による前記一対のリールの制動を解除す
ると共に前記第2の伝達経路を選択することにある。
本発明の一実施例を以下、図面(第1図〜第9図)によ
って説明する。第1図は本発明一実施例を示すVTRメ
カ全体の平面図で停止モードを示し、第2図はその裏面
である。第1図でシャーシ1には一対のリール軸2a,
3aが設けられ、それぞれ回転自在にリール台2,3が
取り付けられている。4はシャーシ1上に取り付けられ
た正逆転可能なモーターで、第2図で出力軸4aにはモ
ータプーリ5が固着され、モータプーリ5と、キャプス
タン6が固着され、かつ、シャーシ1に対し回転自在に
取り付けられたフライホイール7との間にはベルト8が
張架されている。軸9はシャーシ1に固定されるサブシ
ャーシ1a上で両リールのほぼ垂直二等分線上に設けら
れた固定軸で第3図〜第6図に詳細を示すように駆動プ
ーリ10が回転自在に設けられていると共に首振りアイ
ドラアーム1も回動自在に取り付けられている。第3図
〜第6図から明らかなように、首振りアイドラアーム1
1には軸11aが植立され、アイドラ12を回転自在に
軸支している。アーム11とアイドラ12とはフェルト
13、バネ14、バネ座15、ストッパ16によってア
ームの首振りに必要な所定のフリクショントルクが得ら
れるようカップリングされている。又17は長穴17a
を有するワッシャで一端に設けた穴17bには軸11a
との間にバネ18が取り付けられ、アイドラ12を駆動
プーリ10に常時圧着していると共に軸9に形成された
溝9aによって首振りアイドラアーム11を軸9に取り
付ける止メ7の役目を兼ねている。ここでバネ18は駆
動プーリ10の回転力をアイドラ12を介し、各リール
台2,3に充分駆動伝達するだけの圧着力を有するもの
とする。尚ワッシャ17はアーム11の首振り動作に関
連して軸9のまわりを回動するから、常時アイドラ12
と駆動プーリ10の圧着状態は一様に保持される。
一方軸9の下方にはベルトプーリ19が回転自在に設け
られ、ベルトプーリ19の大径部と、モータプーリ5と
の間には、ベルト20が張架されていると共に、小径部
にはサブシャーシ1a上に設けられた軸21に回転自在
に設けられたギャプーリ24の中空軸部24aに回転自
在に枢支されたマキトリプーリ22との間にベルト23
が張架されている。ギャプーリ24とマキトリプーリ2
2とは、フェルトワッシャー25,26及び、圧着プレ
ート27、バネ28、ストッパ29よりなる既成の構成
によるカップリングで、所定のトルクが得られるように
してある。
31は、軸9を中心に回転自在かつ上下動可能に設けら
れた切換プーリで第7図に詳細を示すように駆動プーリ
10に設けた穴部10aに常時係合する腕部31aと、
ベルトプーリ19に設けられた内周リブ部19aに係合
して回転結合可能な係合歯31bとサブシャーシ1aに
植立された軸30aに対し回転自在に設けられたアイド
ラギヤー30と噛み合い可能なギヤ部31cがそれぞれ
設けられており、アイドラギヤ30はギヤプーリ24に
形成されたギヤ部24bと常時噛み合っている。第4図
で切換プーリ31がギヤー部31cとアイドラギヤー3
0が噛み合っている高さ関係にある時は、係合歯31b
とベルトプーリ19のリブ部19aとの係合は解除状態
にあり、逆に第6図のように31b部と19a部が係合
している高さ関係にある時は、ギヤー部31cはアイド
ラギヤー30との係合が解除状態にあるよう構成されて
いる。第7図で又、切換プーリ31の腕部31aとギヤ
部31cの間には比較的小径の円筒部31dが形成され
ていて、プラスチック等の弾性体により形成されたC状
リング32が取り付けられている。この時C状リング3
2の内径及び軸方向の高さは、それぞれ切換プーリ31
の円筒部31dの外径及び軸方向の高さと所定のグリア
ランスに設定されているものとする。さらにC状リング
32には突出部32c,32dが設けられ、サブシャー
シ1aに植立されたピン34の周りに回動可能に取り付
けられた切換アーム33に設けられた長円穴33aと嵌
合している。
サブシャーシ1a上にはさらにピン37が植立され、カ
ムアーム35がこのピンを中心に回転可能に設けられカ
ムアーム35の軸受ボス部35bにはバネ36のコイル
部が嵌合して、バネの一方の腕はサブシャーシ1a上の
ストッパピン38に、他方の腕は切換アーム33に設け
られた穴33bを貫通して取り付けられている。従っ
て、第3図,第4図では、切換アーム33は、ピン34
の周りに反時計方向の回動力を与えられ、サブシャーシ
1aに設けられたストッパ39によって位置決めされて
いる。一方バネの36の一方の腕はカムアーム35のリ
ブ35aによってはさまれていて、第3図においてカム
アーム35の姿勢も同時に決められている。
第1図,第2図で、40はモード切換用モーターで、ブ
ラケット41を介してシャーシ1に取り付けられてい
る。出力軸40aにはモータプーリ42が固着され、ベ
ルト43がモータプーリ42とブラケット41上の軸4
1aを中心に回転自在なプーリ44の大径部との間に張
架されている。軸47は基板上に固定された軸受48,
49によって軸支され、プーリ46、ウォーム50が固
着されている。又、プーリ46とプーリ44の小径部の
間にはベルト45が張架されていて、モード切換モータ
40の回転力をウォーム50に伝達可能となっている。
51はカムギヤーでシャーシ1上の軸51aを中心に回
転自在に設けられ、外周にはウォーム50と噛み合い回
転駆動を受けるねじ歯車が、平面には複数のカム溝A,
B(図示せぬ)が形成されている。カム溝Aには、シャ
ーシ1上の軸52aを中心に回転可能なレバー52に設
けられたピン52bが係合されるも、レバー52に設け
られたもう一つのピン52cは摺動可能に設けられたモ
ードスライダ53と遊嵌連結され、さらにモードスライ
ダ53は、モードスイッチ54のノブ部54aと嵌合さ
れている。ここでモードスイッチ54は複数の接点が内
蔵され、少くともモード切換用モーター40の通電状態
を制御するものであらかじめ各操作モードに対応して接
点の位置を決めておき、これにより、各操作モードごと
にモード切換モータ40、つまりカムギヤ51の所定回
転量を確保するように、カム溝Aの形状が決められてい
るものである。又、カム溝Bには、シャーシ1上の軸5
6aを中心に回動自在なモード切換レバー56に設けら
れたピン56bが係合され、各モードにより所定量回転
するカムギヤー51によりモード切換レバー56が必要
な変位を取るように、カム溝Bの形状が設定されてい
る。
モード切換レバー56に設けられたピン56dはカムギ
ヤー51の回転によって、第2図で軸56aの周りを反
時計方向に移動するが、第3図及び第5図では前述のカ
ムアーム35と相対関係を示し、ここでは、ピン56d
は時計方向に回動し、カムアーム35に形成された凸状
カム部35cに近づく。ここで、35cとピン56dは
当接可能な高さ関係にあるものとする。
又、モード切換レバー56に設けられたもう一つのピン
56eは、シャーシ1上の軸66aを中心に回動可能な
レバー66のカム溝66cと係合し、レバー66上のピ
ン66bはスライダ67と遊嵌連結されると共にスライ
ダ67はシャーシ1上の67aによってスライド可能に
案内されている。又、スライダ67にはピン67bが植
立されていると共に長穴67cが設けられている。70
はブレーキ操作スライダでピン70aが設けられ、これ
がスライダ67の長穴67cに嵌合案内されると共にピ
ン67aに案内されて、摺動可能でありロックアーム6
9がピン70aを中心に回動可能に取り付けられてい
る。ロックアーム69とシャーシ1間にはバネ68が付
勢さ、ロークアーム69は時計方向にさらにブレーキ操
作スライダ70とロックアーム69は一体的にバネ68
の付勢方向へ常時偏奇させられ、ピン67bによって位
置決めされている。ブレーキ操作スライダ70の斜面7
0bにはシャーシ1上の軸71aを中心に回動自在なヘ
ンカンアーム71上に設けられたピン71bが当接可能
に伸びている。第1図で72,73はブレーキアーム
で、シャーシ上の軸72a,73aを中心に回動可能に
設けられ、それぞれリール台2,3の外周に当接するブ
レーキシュー72b,73bさらに、ヘンカアーム71
のボス部71cに当接可能な腕部72c,73cを備え
ている。又、ブレーキアーム72,73の間にはボス7
4が張架され、それぞれ反時計方向,時計方向へ回動付
勢している。一方、第2図で軸47にはコイルバネによ
る既成のワンウェイクラッチに構成されたラッチプーリ
75が設けられ、ラッチプーリ75の爪部はロックアー
ム69が第2図の位置からバネ68の付勢方向と逆方向
へ移動した時、曲げ部69aに当接可能となっていて軸
47がFF/REWモードよりストップモードに回転す
る方向でラッチプーリ75は軸47の回転力を伝達さ
れ、ストップモードよりFF/REWモードに回転する
方向ではスリップして伝達されない設定とされているも
のとする。
次にテープをカセット115外に引き出すローディン
グ,カセット115内に収容するアンローディング機構
について第8図,第9図によって説明する。カムギヤ5
1の小径部51b外周には歯車が形成され、シャーシ1
上の軸76aを中心に回転自在なギヤー76と噛み合っ
ている。軸76aには回動可能に駆動アーム77が取り
付けられ、さらに駆動アーム77はピン79によってア
ーム78が回動連結されていると共にピン80によって
バネ押しアーム81が回動連結されている。ばね押しア
ーム81は駆動アーム77との間に押しばね82を挾持
してギヤー76に植立されたピン76bと当接可能に構
成されている。一方アーム78は、テープを引き出し、
所定経路にてテープを案内するテープガイド82,83
を載置してシャーシ1上に設けられた案内溝85に沿っ
て摺動可能に取り付けられた案内部材84のボス部84
aと回動連結されている。同時に軸51aには回動可能
に駆動アーム86が取り付けられ、さらに駆動アーム8
6はピン87にてアーム88が回動連結されていると共
にピン89によてバネ押しアーム90が回動連結されて
いる。バネ押しアーム90は駆動アーム86との間に押
しバネ92を挾持して、カムギヤー51に植立されたピ
ン51cと当接可能に構成されいる。一方、アーム88
はさらにピン93によってアーム94と回動連結され、
アーム94は、テープを引き出し所定経路にてテープを
案内するテープガイド95,96を載置してシャーシ1
に設けられた案内溝97に沿って摺動可能な取り付けら
れた案内部材97のボス部97aと回動連結されてい
る。又、アーム88にはピン99が設けられシャーシ1
上の案内溝100によって案内されるよう構成されてい
る。
第1図で案内部材84,97は、記録・再生時等に、そ
れぞれ載置しているテープガイド82,83,95,9
6によってカセット115内のテープを引き出し固定テ
ープガイド104,消去ヘッド105,インピーダンス
ローラ106,回転ヘッドシリンダ101,オーディオ
コントロールヘッド107,固定ガイド108へと所定
の経路へ装填する時、シャーシ1上に固定されたストッ
パ102,103によって位置決めされるものである。
又、シャーシ1上の軸109aを中心に回転可能のテン
ションアーム109はピン110が植立されていて、バ
ンドブレーキ111,バネ112による既成のテンショ
ンサーボ機構を構成し、テープ装填後テンションアーム
109が反時計方向に回動してピン110がテープに接
触するようになっている。
一方、モード切換レバー56に設けられた長穴56cは
シャーシ1上の軸57a,58aを中心にそれぞれ回動
可能なレバー57,58に連結され、レバー58の溝部
58bはピン59を駆動可能に構成されている。ここで
第1図に戻り、ピン59はシャーシ1上の軸60aを中
心に回動可能なアーム60とシャーシ1上の軸62bを
中心に回動可能なピンチローラアーム62上のピン62
aに回動連結されたリンク61とを互いに回動連結して
いるピンであり、アーム60にはシャーシ1間にバネ6
4が張架され、65はシャーシ1上のアーム60のスト
ッパであり、ピンチローラアーム62には軸62cが植
立されてピンチローラ63を回転自在に軸支している。
次に以上述べた本発明の構成による動作について説明す
る。第1図の停止モードよりFF(REW.)の操作釦
(図示せぬ)を押すと、まずモード切換用モーター40
が第2図でプーリ42側からみて反時計方行へ回転駆動
を行う。これにより、プーリ46はプーリ42の駆動力
をベルト43,プーリ44,ベルト45を介して伝達さ
れるからこれと一体的に固着されると軸47はウォーム
50と共に軸受48,49の周りを回転して、カムギヤ
51を軸51aと周りに第2図で時計方向に回転駆動す
る。こ時レバー52,モード切換レバー56は、カムギ
ヤ51のカム溝A・Bと各レバーのピン52b,56b
との係合によって、それぞれ反時計方法に回動し、スラ
イダ67はピン66bによって略上方へ摺動をはじめ
る。これにより、ロックアーム69及び、ブレーキスラ
イダ70は、ピン67bによってスライダ67と一体的
にバネ68を引き伸ばしながら移動する。これにより、
ブレーキスライダ70は斜面70b部がヘンカンアーム
71のピン71bに当接し、ヘンカンアーム71は第2
図で反時計方向へ、第1図て時計方向への回動力を受け
ると71c部がブレーキアーム72,73の腕72c,
73cに当接して、各アームをそれぞれ時計方向及び反
時計方向へ回動させる。これにより、各アームのブレー
キシュー72b,73bはリール台2・3への接触が断
たれ、バネ74の付勢力により制動は解除される。
一方モード切換レバー56上のピン56dは、第2図で
反時計方向、第3図で時計方向へ回動しカムアーム35
のカム部35c−に当接し、カムアーム35を時計方
向へ回動させ第5図に示す状態に到る。又、モーター4
はFFモードの時は第2図で反時計方向、REWモード
の時は時計方向に回転駆動させられ、ベルト20を介し
てベルトプーリ19はそれぞれの方向へ回転伝達させら
れるが、第5図では、FFモードを表わし、ベルトプー
リ19が時計方向を回転駆動を受けている。ここで、前
述のカムアーム35の回動によって切換レバー33は第
6図に示すようにバネ36を介して時計方向へ変位し
て、切換プーリ31、及びC状リング32を一体的にベ
ルトプーリ19側へ押し下げているからベルトプーリ1
9の回転力は切換プーリ31を介して駆動プーリ10へ
伝達され、アイドラ12は反時計方向へ回転する為アイ
ドラアーム11は時計方向に首を振って、やがてリール
台3を時計方向へ回転駆動する。こうして、フォワード
方向のテープ早送り操作が行われる。
一方、REWモードの時は、モーター4を回転方向が逆
だけでベルトプーリ19の回転力を切換プーリ31、駆
動プーリ10を介してアイドラ12がリール台2を反時
計方向へ回転駆動を行い、リバース方向のテープ早送り
操作が行われる。又、この状態に到るまでカムギヤ51
が回転すると、レバー52も反時計方向の回動を続け、
モードスライダ53を介してモードスイッチ54はFF
/REWに設定された接点に到りモード切換用モーター
40の通電が断たれる。又、このFF/REWモードま
でのカムギヤー51の回転によりモード切換レバー56
の長穴56cに連動するレバー57,58及び、ピチロ
ーラアーム62、さらに第7図のテープ装填機構部も第
1図の状態よりわずか変位することになるが、テープー
高速送り動作には、全く支障のない範囲となるよう設定
されている。
以上述べたFF/REWモードより停止操作をすると、
モーター4への通電が解除されると共にモード切換モー
ター40は前述の逆方向の回転駆動がなされる。これに
より、カムギヤー51は第2図でウォーム50を介して
反時計方向の回転をはじめるが、この時ロックアーム6
9を曲部69aは、ワンウェイクラッチを介したラッチ
プーリ75と当接可能な位置まで変位している為モード
切換モーター40の逆転と同時にラッチプーリ75の爪
は69a部に当接してロックアーム69をバネ68の力
に逆って反時計方向へ回動させる。これにより、ロック
アーム69はピン67bでの係止が解除されブレーキス
ライダ70と一体的にバネ68の力で略下方へ戻り、第
2図の状態へ復帰する。従って、ヘンカンアーム71も
ピン71bでの押圧が解除されるから第1図で反時計方
向へ回動し、ブレーキアーム71,73はバネ74の力
でそれぞれ回動復帰して、リール台2・3を制動する。
こうして、FF/REW時のテープ高速送りが解除され
て、テープが瞬時停止する。又、モード切換レバー56
の回動復帰によって、ピン56dは第5図から第3図へ
変位するから、カムアーム35はカム部35cでの押圧
が解除され、バネ36の力で戻され、やがて切換レバー
33がストッパ39にて位置決めされる第4図に到る。
一方ピン56eも第2図で、アーム66を時計方向へ回
動復帰させ、スライダ67を下方へ変位させるが、やが
てピン67bがロックアーム69をバネ68の回動付勢
力によって係止することになる。この時、レバー52も
カムギヤー51の回転によって回動復帰し、モードスイ
ッチ54も停止モードに設定された接点に復帰すること
によって、モード切換モーター40の回転も停止する。
次に記録・再生の操作釦(図示せぬ)を押した場合の動
作について説明する。ここで、記録・再生モードのモー
ドスイッチ54の接点位置はFF/REWモードよりさ
らに先で、モード切換モーター40の回転量をさらに得
るようになっている。つまり、記録・再生操作釦を押す
と、まずは先に述べたFF/REW同様リール台2・3
の制動解除がなされる。しかしこの時は、モーター4の
回転駆動はまた行われなく、さらにモード切換モーター
40の回転がすすむとカムギヤー51及びこれと噛み合
うギヤー76の回転駆動によって、第1図のピン51
c,76bはバネ押しアーム90,8を押し、さらに押
しバネ92,92′を介して駆動アーム86,77をそ
れぞれ反時計方向時計方向に回動駆動させる。これによ
り案内部材97は、アーム88,94を介して駆動さ
れ、テープガイド95,96はカセット115内のテー
プを引き出す。同様に案内部材84は、アーム78を介
して駆動され、テープガイドピン82,83はカセット
115内のテープを引き出す。
モード切換モーター40の回転がさらに進むと案内部材
97,84はシャーシ1上の案内溝98,85に沿って
移動を続け、やがてストッパ103,102に当接して
所定の位置決めがなされ、テープガイド95,96,8
2,83により所定のテープ走行路が形成される。この
時押しバネ92,92′は所定量たわまされてストッパ
103,102に対する圧着力も出し、案内部材97,
84の姿勢を保持する。一方モード切換レバー56のピ
ン56dは途中FF/REWモード付近では、第5図,
第6図に示すように切換プーリ31の伝達経路切換えを
行うが、さらにモード切換レバー56の回動がすすむと
ピン56dはカムアーム35のカム部35c−との接
触が断たれ、カムアーム35はバネ36の付勢力によっ
て第3図の状態に復帰し、切換プーリ31の伝達経路も
第4図の状態となる。
その後、モーター46の回転駆動が開示されるようスイ
ッチングされているので、ベルトプーリ19に伝達され
た回転力はベルト23によりマキトリプーリ22へ伝達
され、フェルト25,26、圧着プレート27、バネ2
8、ストッパ29よりなるフリクション機構を介した所
定の回転が、マキトリギヤ24からアイドラギヤ30を
介し切換プーリ31に伝達され、駆動プーリ10を回転
駆動する。この時、FF/REW時同様にモーター4の
回転方向によりアイドラ12は、リール台2・3のいづ
れかを転接駆動することになる。又モーター4の回転に
よりフライホイール7はベルト8により同時に駆動され
る。但し、ここでアイドラ12のリール台駆動は、後に
述べるキャプスタン6、ピンチローラ63でのテープ駆
動開始とタイミングを合わせる為図示せぬともインヒビ
ット機構が働いてアイドラアーム11の動きを規制して
いる。
一方、モード切換レバー56を長穴56cにて嵌合連結
されたレバー57、さらにこれを連動するレバー58は
ピン59を第1図で右方向に押しピンチローラアーム6
2を反時計方向へ徐々に回動させる。案内部材97,8
4がストッパ103,102に到達する頃にはピンチロ
ーラ63は引き出されたテープをはさんでキャプスタン
6に接触し、さらにピン59が押圧されると、アーム6
はバネ64の力に抗して時計方向に回動し始め、この結
果ピンチローラ63はバネ64の力でキャプスタン6に
テープを圧着し定速の駆動を始める。又、同時に前述の
アイドラアーム11のインヒビットは解除されて、リー
ル台2又は3の駆動も開始される。この時モーター4が
第1図で時計方向回転の時は、キャプステン6及びリー
ル台3は共に時計方向の回転が与えられ、テープはフォ
ワード走行となり、モーター4が反時計方向回転の時
は、キャプスタン6及びリール台2は共に反時計方向に
回転が与えられ、リバース走行となる。
尚ピンチローラ63が圧着に到るまでカムギヤ51が回
転するとレバー52も第2図で反時計方向の回動を続
け、モードスライダー53を介してモードスイッチ54
は記録・再生に設定された接点に到り、モード切換用モ
ーター40の通電が断た停止する。ここでモード切換モ
ーター40の回転力はウォーム50、カムギヤー51に
よる減速機構を介しているので、ピンチローラ63の圧
着及び案内部材97,84のストッパ103,102へ
の圧着状態は、モード切換モーター40が停止後も充分
に保持されている。
次に記録・再生より停止操作を行なった動作について説
明する。図示せぬとも停止釦を押すとモード切換モータ
ー40は、テープ装填時とは逆回転の駆動を又、モータ
ー4はリバース走行時と同方向の回転を開始する。これ
によりカムギヤー51は第2図で反時計方向へ回転する
為、モード切換レバー56は時計方向へ回動し、まず、
ピンチローラ63の圧着は解除される。又、第1図でカ
ムギヤー51は時計方向に、ギヤー76は反時計方向へ
それぞれ回転することによって案内部材97,84スト
ッパ103,102への圧着を解除し後退を始める。同
時にモーター4の回転によりリール台2は第4図に示し
たスリップ機構を介した伝達経路にて反時計方向へ駆動
され、テープガイド95,96,82,83の後退によ
り余剰テープをたるませないようにカセット115内に
巻き込む。こうして、アンローディング操作がすすむ
と、ピン56dはやがてカムアーム35のカム部35c
−に当接するがカムアーム35は第3図で反時計方向
にわづか回動させられる。ところが、この変位はリブ3
5a部がバネ36の片方の腕を少したわませるだけで、
ピン56dからカム部35c−との接触がなくなる
と、再びバネ36の力で復帰し第3図の姿勢に到る。
又、この過程では切換アーム33は第4図の姿勢に変わ
りがない為、伝達経路は全てスリップ機構を介したもの
でテープのたるみ取りが行われることになる。
モード切換レバー56が、FF/REWモード付近に達
するとFF/REWからの停止操作時と全く同様に、ラ
ッチプーリ75のロックアーム69係止解除により、ブ
レーキアーム72,73が作動してリール台2・3は制
動が働く。さらにピンチローラアーム62、及び、案内
部材97,84も第1図の状態まで復帰すると、モード
スイッチ54が停止モードの接点に到り、モーター4及
び40の通電も断たれて停止する。さらに、ここでは説
明を略すが、フォワード及びリバース方向の高速再生も
同様に、この装置を用いて行うことは可能である。
以上詳述したように、本発明は、正逆回転可能な第1の
モーター(4)と、一対のリール(2,3)のほぼ垂直
二等分線上に設けられた軸(9)を中心に回転可能な駆
動プーリ(10)と、前記軸を中心に回動する回動板
(11)上で前記駆動プーリと回転結合されかつ前記一
対のリールを回転駆動するアイドラ(12)を回転自在
に設け、前記駆動プーリの回転方向に前記回動板を回動
させると共に前記回動板上のアイドラにより各々のリー
ルの一方を回転駆動するようになした首振りアイドラ装
置(11,12,17,18)と、停止モードにおいて前
記一対のリール制動するブレーキ機構(72,73,7
4)と、前記第1のモーターの回転を前記駆動プーリに
直接的に伝達する第1の伝達経路(20,19,31)
と、前記第1のモーターの回転を前記駆動プーリに所定
の出力トルクを得るようなスリップ機構(25〜29)
を介して伝達する第2の伝達経路(20,19,23,
24〜31)と、前記伝達経路のいづれかを選択可能な
伝達経路選択機構(32〜38)と、早送り/巻戻し操
作モードと記録/再生操作モードの切換えに従って各々
所定量回転するように構成された正逆転可能な第2のモ
ーター(40)と、前記第2のモーターの回転により作
動するモード切換手段(42〜55)と、前記モード切
換手段を前記ブレーキ機構及び前記伝達経路選択機構に
連動させ、早送り/巻戻し操作モード時には前記ブレー
キ機構による前記一対のリールの制動を解除すると共に
第1の伝達経路を選択し、記録/再生操作モード時には
前記ブレーキ機構による前記一対のリールの制動を解除
すると共に前記第2の伝達経路を選択する連動選択手段
(56,66〜71,56)を備えたことを特徴とす
る。
したがって本発明によれば、早送り/巻戻し操作モー
ド,記録/再生操作モードに応じてのリール駆動を、リ
ール駆動用の第1のモーターとモード切換用の第2のモ
ーターで対抗でき、しかもその第2のモーターの回転量
によりブレーキ機構をも連続させて制御するので、ブレ
ーキ機構の制御の為に例えばソレノイド等の特別の部分
を必要とすることなく達成でき、したがって構成が簡単
で部品点数を低減でき、よりコンパクトでより安価な磁
気記録再生装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による一実施例を応用したVTRメカを
示す平面図、第2図は第1図の裏面図、第3図はリール
駆動部の詳細を示す平面図でフォワード記録(再生)モ
ードを示す図、第4図は第3図の側面図でFF/REW
以外のモードを示す図、第5図はリール駆動部の詳細を
示す平面図でFFモードを示す図、第6図は第5図は側
面図でFF/REWモードを示す図、第7図はトルク伝
達経路切換機構素子の詳細図、第8図はテープローディ
ング,アンローディング機構の詳細図で記録(再生)モ
ードを示す図、第9図は第8図の側面図である。 2:モーター(第1モーター)、 2・3:リール台、10:駆動プーリ 9:軸、11:回転板、 12:アイドラ、19:ベルトプーリ、 40:モード切換モータ(第2モータ)、 51:カム体、 50,42〜46:減速機構、 56:モード切換レバー、 82,83,95,96:磁気テープ引出し部材、 84,97:案内部材、76:ギヤー、 54:モード切換スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆回転可能な第1のモーターと、一対の
    リールのほぼ垂直二等分線上に設けられた軸を中心に回
    転可能な駆動プーリと、前記軸を中心に回動する回動板
    に前記駆動プーリと回転結合されかつ前記一対のリール
    を回転駆動するアイドラを回転自在に設け、前記駆動プ
    ーリの回転方向に前記回動板を回動させると共に前記回
    動板上のアイドラにより各々のリールの一方を回転駆動
    するようになした首振りアイドラ装置と、停止モードに
    おいて前記一対のリールを制動するブレーキ機構と、前
    記第1のモーターの回転を前記駆動プーリに直接的に伝
    動する第1の伝達経路と、前記第1のモーターの回転を
    前記駆動プーリに所定の出力トルクを得るようなスリッ
    プ機構を介して伝達する第2の電達経路と、前記伝達経
    路のいづれかを選択可能な伝達経路選択機構と、早送り
    /巻戻し操作モードと記録/再生操作モードの切換えに
    従って各々所定量回転するように構成され正逆転可能な
    第2のモーターと、前記第2のモーターの回転により作
    動するモード切換手段と、前記モード切換手段を前記ブ
    レーキ機構及び前記伝達経路選択機構に連動させ、早送
    り/巻戻し操作モード時には前記ブレーキ機構による前
    記一対のリールの制動を解除すると共に第1の伝達経路
    を選択し、記録/再生操作モード時には前記ブレーキ機
    構による前記一対のリールの制動を解除すると共に前記
    第2の伝達経路を選択する連動選択手段を備えたことを
    特徴とする磁気記録再生装置。
JP1128801A 1989-05-24 1989-05-24 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0610896B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5880155A (ja) * 1981-11-06 1983-05-14 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置

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