JPH0560177B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0560177B2
JPH0560177B2 JP58015766A JP1576683A JPH0560177B2 JP H0560177 B2 JPH0560177 B2 JP H0560177B2 JP 58015766 A JP58015766 A JP 58015766A JP 1576683 A JP1576683 A JP 1576683A JP H0560177 B2 JPH0560177 B2 JP H0560177B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
cam
gear
lever
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58015766A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59142765A (ja
Inventor
Katsuro Shitamae
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP58015766A priority Critical patent/JPS59142765A/ja
Publication of JPS59142765A publication Critical patent/JPS59142765A/ja
Publication of JPH0560177B2 publication Critical patent/JPH0560177B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/10Manually-operated control; Solenoid-operated control

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カセツトテープレコーダの駆動装置
に関し、フライホイールの回転によつて、プレ
イ、早送り、巻戻し、キユー、レビユー等の全て
の動作を行ない、かつ操作性を改善するものであ
る。
従来のカセツトテープレコーダ駆動装置は、フ
ライホイールの慣性を利用したり、またプランジ
ヤーソレノイドを使用して電気的にプレイ
(PLAY)早送(FF)、巻戻し(REW)等の各操
作に対応した動作を行なわせていたものである
が、フライホイールの慣性を利用するものは機構
が複雑で大きくなり、介在するレバー等も多く、
操作性も余り良くなかつた。電気的に駆動するも
のは全ての動作をプランジヤーで行なうため、大
容量のプランジヤーで駆動しなければならず消費
電力も大きく、操作音が大きくなるなどの欠点が
あつた。
また、ポーズ(一時停止)時には、通常ピンチ
ローラがヘツドシヤーシと関連して動かされてい
るために、ヘツドシヤーシを下げてキヤプスタン
からピンチローラを外しており、負荷大きいため
にタイミングずれが起こりやすく、このとき同時
に磁気テープからヘツドが離れるために、テープ
からヘツドが離れる瞬間にシヨツクノイズが出る
等の欠点があつた。
また、特開昭56−54654号公報に見られるよう
な、単一のカム部材でプレイや、FF、REW、キ
ユー、レビユーなどの全ての動作を制御する構造
のものも有つたが、これは単一のカムで全ての動
作を請負わせているために、操作指令を出してか
ら動作に移るまでの応答時間が掛かることや、構
成が複雑となるために、動作が不確実になるとい
う欠点が有つた。
本発明は、上述した欠点を改善するものでフラ
イホイールと同軸に形成されたフライホイールギ
アによつて駆動され且つ側面にカム部を有する第
1のカムギアと、該第1のカムギアによつて摺動
される第1のスライダーと、前記フライホイール
ギアによつて駆動され且つカム部を有する第2の
カムギアと、該第2のカムギアによつて摺動され
その一部にカム部を有する第2のスライダーと、
駆動手段からの回転力が伝達される回転部材と、
前記第2のスライダーのカム部に係合する突起を
一端に有し、前記回転部材が軸支された揺動自在
のレバーとからなり、前記第1のスライダーの摺
動時に前記第1のカムギアのカム部と前記第1の
スライダーの段部との係合により前記第1のスラ
イダーを上昇せしめて、テープの巻取り動作を行
ない、且つ前記第2のスライダーの摺動時に前記
第2のスライダーのカム部と前記レバーの突起と
の係合位置を選択的に設定することによつて前記
回転部材の回転を所定の回転手段に伝達すること
によつて所定の動作を行なわせしめるようにし
て、応答性が良く、確実な動作を行なうように操
作性を改善してなる安価なカセツトテープレコー
ダの駆動装置を提供するものである。
以下本発明について、図に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。
第1図は、本発明の全体的な配置を示す図で、
カセツトの装着面側から透視したもので図を簡略
化するためにシヤーシや各部品の細部は省略して
ある。図中、1はポーズ、早送り、巻戻し、キユ
ー、レビユーの各動作用の第1のプランジヤー
で、レバー6と連結され、レバー6をその回動軸
60を中心として揺動させるものである。2は巻
戻し用の第2のレバー(以下FCレバーという)
8と連結され、FCレバーの回動軸80を中心と
して揺動させるものである。3はプレー動作をさ
せるための第3のプランジヤーで、レバー4と連
結され、レバー4を回動軸40を中心として揺動
させるものである。5はプレー等の動作をするた
めの第1のカムギアで、7はポーズ、早送り、巻
戻し、キユー、レビユー等の動作をするための第
2のカムギアである。9はフアンクシヨンチエン
ジスライダー(以下FCスライダーという)で、
各動作モードを決定するものである。10はフラ
イホイール11と同軸で一体的に形成されたフラ
イホイールギアで、11aはフライホイールの中
心軸で且つキヤプスタンである。12はモータプ
ーリー、14はレバー4を図において時計方向に
付勢するスプリングである。15はアイドラ18
がアイドラスライダー17及びアイドラプレート
16を介して載置されるスライダーで、第1のカ
ムギア5のカムによつて図の上下に摺動する。1
9は駆動プーリ(回転部材)でFCレバーを貫通
して設けられた軸によつてプーリ20(回転部
材)と連結され、一体的に回動する。
21は駆動プーリ19と一体的で且つ同軸に設
けられた駆動ギア(回転部材)である。13は供
給リール軸でフランジ13aの裏側に設けられた
ギア23によつて前記駆動ギアとかみ合う。
22は巻取りリール軸で、フランジ22aによ
つてアイドラ18と係合し、フランジ22aの裏
側に設けられたたギア22bによつて中間ギア2
4とかみ合つている。25はピンチローラの支持
部で、一端を軸250で回動自在に軸支され、他
端付近に第2のカムギア7のカム及びヘツドシヤ
ーシ28と当接する当接部27が設けられてお
り、その一部27aが裏面側まで伸びている。2
9はスライダー15とピンチローラ支持部25間
に張設されたスプリング、30はヘツドシヤーシ
28とスライダー15間に張設されたスプリング
である。31は位置決めスライダーで、FCスラ
イダー9に関連して横移動する。なお、32はヘ
ツドシヤーシ28上に載置され、録再ヘツド3
3、消去ヘツド34取り付けられたヘツドベース
である。
なお、第1図はプレー状態を示す図であり、各
部分の前後関係は、カセツトが装着されるもつと
も前面側に録再ヘツド33、消去ヘツド34、キ
ヤプスタン11a、ピンチローラ26、2つのリ
ール軸13,22等が位置し、次に、スプリング
29,30及びアイドラ18、スライダー15の
一部、各リール軸のフランジ13a,22a駆動
プーリが位置し、そのわずかに後方にヘツドシヤ
ーシ28、中間ギア24、駆動ギア21、各リー
ル軸のギア22b,23、アイドラスライダー1
7が位置している。ヘツドシヤーシ28の裏面側
にはスライダー15及び、位置決めスライダー3
1の前部が位置し、スライダー15の一部と位置
決めスライダー31の一部はシヤーシ28の裏面
側ではシヤーシ28に近いほうからFCスライダ
ー9、第1、第2のカムギア等が位置し、その背
面側にプーリ20、フライホイール11、モータ
プーリ12が位置し、その更に背後に図示しない
サブシヤーシを介して図示しないモータが位置し
ている。
次に、各図に基づいて動作を説明する。第2図
はメカニズムの静止状態からスタートを説明する
ために部分的に抜き出した正面図である。レバー
4はスプリング14によつて図の時計方向に付勢
されており、回動軸40によつて摺動自在に軸支
されていて、一端で第3のプランジヤー3の鉄芯
3aと連結されている。他端部には円筒状の突起
4aが形成され、第1のカムギア5の一側面に設
けられたカム溝5aに入り込んでいる。第1のカ
ムギアの欠歯部5c,5dが設けられており、ま
た、一方の側面には中心突部5eと周辺突部5f
が設けられており、第1のカムギア5の回転に応
じて後述するスライダー15を上昇させるもので
ある。
以上の構成において、図示しない操作手段によ
つてプレー動作が指示されると、第3のー3は
ONになりスプリング14に抗してレバー4を反
時計方向に回動させ破線の位置まで移動させる。
この時、レバー4の突起4aは移動の途中で第1
のカムギア5の周辺突部5fの緩くカーブした斜
面5ffを押圧する。斜面5ffを押圧されたカムギ
アは図において時計方向に回動することによつて
レバー4による押圧を逃れようとし、わずかに時
計方向に回動する。このわずかの回動によつて欠
歯部5cが移動しギア5bの端部フライホイール
ギア10とかみ合つて時計方向に回転を持続し、
欠歯部5dによつてフライホイールギア10との
かみ合いが解かれるまで回転して、欠歯5dとフ
ライホイールギア10が対向すると、突起4aが
周辺突部5fの端部と当接してカムギア5の回転
を阻止する。この時、カム5gは一点鎖線で示し
た位置から点線で示した位置まで回動する。この
カム5gの回動は第3図及び第4図に示す様にス
ライダー15の裏面側に設けられた段部15aを
第3図の位置から第4図の位置に押上げ、アイド
ラ18を巻取りリール軸22のフランジ22aと
駆動プーリ19に当接させ、テープの巻取り動作
を行なわせる。
アイドラ18はアイドラプレート16に回動自
在に軸支され、アイドラスライダー17の溝17
a内を摺動する様構成されている。アイドラスラ
イダー17は軸170でスライダー15上に回動
自在に軸支されており、スプリング35によつて
アイドラスライダー17が図の時計方向に付勢さ
れておりアイドラプレート16は常に図の上方に
付勢されている。
アイドラスライダー17の上端付近には第3図
の背面図に設けられたFCスライダー9と係合す
る様構成されている。FCスライダー9と突起1
7bが溝9a内に入り込む場合とFCスライダー
9の斜面9bに乗り上げる場合がある。プレー状
態では、FCスライダー9が下降位置にあり、ス
ライダー15が上昇することによりアイドラスラ
イダー17も上昇するため、突起17bは溝9a
からはずれスプリング35の付勢力によつてアイ
ドラがリール軸22のフランジ22aに当接位置
まで移動する。この場合フランジ22aとアイド
ラ18との当接に際しては、スライダー15の上
昇により、先にアイドラ18と駆動プーリ19が
当接する為、駆動プーリ19の回転力によつても
フランジ22a方向に付勢力を受ける。
次にヘツドシヤーシ関係の動作について説明す
る。第1のカムギア5の回動によつて、スライダ
ー15が上昇すると、スライダー15にスプリン
グ30によつてヘツドシヤーシが連結されてお
り、またスプリング29によつてピンチローラ支
持部25が連結され、ピンチローラ支持部の当接
面27がヘツドシヤーシ28が上昇し、ピンチロ
ーラ26がキヤプスタン11aに当接してプレー
動作を開始する。プレー動作は、モータプーリ1
2にベルト36で結合されたフライホイール11
が回転し、フライホイール11とベルト37で結
合されたプーリ20が回転し、これと同軸に構成
された駆動プーリ19に伝達され、これと当接し
たアイドラ18を介して巻取りリール軸22が回
動することで巻取り動作が行なわれる。この関係
は第6図に示してある。
次に上述したプレー状態からポーズすなわち一
時停止させる場合について説明する。プレー状態
でプランジヤ1が図示しない操作手段によつて操
作され、ONすると、プランジヤに鉄芯1aに連
結されたレバー6がスプリング38に抗して回動
軸60を中心として第7図において時計方向に回
動する。レバー6の先端には突起6aが設けられ
てあり、第2のカムギア7のカム溝7aに遊挿さ
れている。
ここで、第2のカムギア7の構成を見ると、第
2のカムギア7は外周にフライホイールギア10
とかみ合うギア7bが形成されてその一部に2つ
の欠歯部7c,7dが設けられている。
また、第2のカムギア7の一方の側面には第1
のカムギア5と同様に中心突部7eと周辺辺突部
7fが設けられ、両者によつてカム溝7aを構成
している。また、他方の側面には高さを異ならせ
た2つのカム7gと7hが設けられており、カム
7gはFCスライダー9と係合してFCスライダー
9を上昇させるもので、カム7hはピンチローラ
支持部25の当接部27と係合し、下方に押し下
げるものである。
第1のプランジヤ1の動作によつてレバー6が
時計方向に回動すると、突起6aは第2のカムギ
ア7の周辺突部7fの緩やかな斜面7ffを押圧す
るため、第2のカムギア7は図の時計方向にわず
かに回動し、欠歯7cとフライホイールギア10
が対向している状態からギア7bの端部がフライ
ホイールギア10とかみ合う状態となり、第2の
カムギアの欠歯7dとフライホイールギア10が
対向するまで回転を持続し、欠歯7dがフライホ
イールギア10と対向すると、レバー6の突起は
周辺突起7fの端部に当接してカムギア7の回転
を阻止する。この回転によつてキヤプスタン11
aに圧着されていたピンチローラ26は、ピンチ
ローラ支持部25の当接部27がカム7hの突部
7aによつて下方に押圧されるために、キヤプス
タン11aからピンチローラ26が離れることに
なる。
この場合ピンチローラ部とヘツドシヤーシ28
は別体として構成されていることによりヘツドシ
ヤーシ28は全く移動しない。
上記の第2のカムギア7の回動により、上記の
ピンチローラ部の動作と同時にカム7gも回転す
る。このとき、カム7gはFCスライダー9の端
部9cを押し上げる。FCスライダー9とアイド
ラスライダー17の突起、17bとの関係は、プ
レー状態にあるときFCスライダー9の斜面9b
上に突起17bが乗り上げた状態すなわち第5図
に示すCの位置にあるため、アイドラ18は巻取
りリール軸22のフランジ22aに当接している
が、FCスライダー9が上昇すると、突起17b
の上下位置が変らないため、相対位置の関係で突
起17bはFCスライダー9の斜面9bを滑り下
りる形になり、第5図のBの位置になる。このこ
とは、アイドラスライダー17がスプリング35
に抗して第4図の反時計方向に回動することを意
味し、この反時計方向の回動によつてアイドラは
フランジ22aから離れ、巻取りリール軸22の
回転は停止する。
したがつて、プレー状態で第1のプランジヤ1
がONすることにより、ピンチローラ26がキヤ
プスタン11aから離れ、巻取りリール22の回
転も停止するものであるから、磁気ヘツド33,
34がテープから離れない状態でテープ走行が停
止し、ポーズ状態になる。
このポーズ状態を解除するためには、第1のプ
ランジヤ1をOFFにするとレバー6がスプリン
グ38によつて反時計方向に回動し、第2のカム
ギア7の周辺突部7fと突起6aとの解除が解か
れ、スプリング39の押圧力とFCスライダー9
の重さおよびピンチローラ部の圧力で第2のカム
ギア7のカム7gが押圧され、時計方向にわずか
に回動されて、欠歯7cがフライホイールギア1
0と対向する位置で停止する。これによつてFC
スライダー9は下降し、ピンチローラ26がキヤ
プスタン11aに当接するため、再びプレー状態
に戻る。
次にプレー状態を解除する場合について述べ
る。
第3のプランジヤ3の通電を解除すると、レバ
ー4がスプリング14によつて時計方向に回動さ
れ、突起4aと第1のカムギア5の周辺突部5f
の端部との係合が解かれる。第1のカムギア5は
スライダー15を介してスプリング29,30の
付勢力を受けていることから、突起4aとの係合
を解かれると時計方向に回転し、欠歯5cとフラ
イホイールギア10が対向する第2図の位置で停
止する。これによつてヘツドシヤーシ28、スラ
イダー15が下降し、全ての動作が解除する。
次に、早送り(FF)動作について説明する。
静止状態から操作手段の指令により第1のプラン
ジヤ1がONすると前述のポーズ動作の場合と同
様にして第2のカムギア7が回動し、カム7gに
よつてFCスライダー9が上昇する。ここで、第
1のプランジヤ1によつて駆動されるレバー6に
はスプリング38を介して位置決めスライダー3
1が31aで連結されており、スプリング38に
よつて第7図の右方向に引かれている。この位置
決めスライダー31は第7図に示すように前方に
位置し、シヤーシ28の表面側に出る前部31b
とシヤーシ28の表面側に位置して立上がりを有
する後部31dと、後部31dから更に背面側に
突出し、FCスライダー9と係合する突起31c
によつて構成されており、シヤーシ28の図示し
ない溝を摺動する。
FCスライダー9が上昇すると、第9図から第
10図に示すようにFCスライダー9に突起31
cで当接しており、かつ、スプリング38で矢印
Y方向に付勢されている位置決めスライダー31
はFCスライダー9の斜面段部9dに従つて矢印
Y方向に移動し、FCスライダー9が最も上昇し
た位置では第10図の状態になる。
一方、FCスライダーの中間部分にはくし歯状
の貫通孔からなるFCカム9eが設けられており、
このFCカム9eには、FCレバー8の先端に設け
た突起8aが遊嵌されている。
FCカム9eの構成は第11図に示すとうりで、
FCスライダー9が下降位置にあるときは突起8
aはイの位置にあり、FCスライダー9が上昇す
ると相対的な関係でローニのいずれかの位置に来
る。そしてロの位置に来た場合は巻戻し
(REW)、ハの位置ではプレーもしくはポーズ状
態、ニの位置に来たときには早送り(FF)の状
態になるように設定されている。
早送りの場合第9図の状態からFCスライダー
9が上昇すると、上述した通り、位置決めスライ
ダー31が第9図の矢印Y方向に移動するため、
位置決めスライダー31の立ち上がり部31dが
FCカム9eから離れる。ここで、FCレバー8に
はプーリ20が軸支されており、プーリ20がフ
ライホイール11と弾性を有するベルト37で連
結されているために、FCレバー8は常に第10
図の右方向に付勢されているために、FCスライ
ダー9の上昇によつて、FCカム9eイから外れ
た突起はニの方向に移動し、ニの凹部に入り込
む。
この状態は、言い替えればFCレバー8がわず
かに反時計方向に回動したことを示すもので、こ
のFCレバー8の回動によつてFCレバー8に軸支
された駆動ギア21が中間ギア24とかみ合う。
この状態は第12図に示すもので、プーリ20か
ら軸を介して駆動力を受けている駆動ギア21が
中間ギア24を介して巻取りリール軸のギア22
bを高速回転させ、早送り動作が行なわれる。こ
の早送り状態を解除する場合は、ポーズ状態を解
除する場合と同様に、第1のプランジヤ1を
OFFにすればFCスライダー9が下降し、FCレバ
ー8の突起8aはFCカム9eの上部斜面に沿つ
てイの位置まで復帰する。
次に巻戻し(REW)動作について説明する。
第1のプランジヤ1に通電し、FCスライダー
9を上昇させる点は早送りの場合と同じである
が、第1のプランジヤ1と同時か、もしくはわず
かに遅れて第2のプランジヤ2に通電することに
より、第2のプランジヤ2の鉄芯2aに連結され
たFCレバー8を図の時計方向に付勢するもので、
この第2のプランジヤ2の付勢によつて、FCス
ライダー9が上昇するときに、FCカム9eのイ
から開放された突起8aはロに入り込むことにな
る。
この状態は、FCレバー8に軸支された駆動ギ
ア21が第10図の左方に移動することを示すも
ので、駆動ギア21が、第13図に示すように供
給リール軸13のギア23とかみ合うことにな
り、早送りの場合と同様にプーリ20から伝達さ
れた回転力を供給リール軸13に伝え、高速で巻
戻しが行なわれるものである。
この場合、第2のプランジヤ2への通電は長く
てもFCスライダー9が上昇する間通電されてい
れば充分である。
次に前述したポーズの場合のFCスライダー9
とFCレバー8等の関係について述べる。
プレー状態から第1のプランジヤ1を動作させ
てFCスライダー9を上昇させるが、この場合ヘ
ツドシヤーシ28が上昇位置にあるため、第14
図に示すように位置決めスライダー31のシヤー
シよりも前面に位置する前部31bの先端がヘツ
ドシヤーシ28の突出部28aに当接するように
位置設定されているため、FCスライダー9が上
昇して位置決めアームが矢印Y方向に移動しよう
としても移動できない。この時位置決めアーム3
1の後部の立上がり部31dはFCカム9eのイ
とハの右側に位置するように設定されているため
FCレバー8の突起8aは左右方向に位置を変え
ることなく立上がり31dにガイドされてハに入
り込む。従つて、FCレバー8に軸支された駆動
プーリ19と駆動ギア21はプレー状態から位置
が変ることがなく、前述の通りアイドラ18のみ
がわずかに位置を変えることで巻取りリール軸2
2への回転伝達を断つことになる。
次にキユー動作について説明する。
第1のプランジヤ1がONし、前述のようにFC
スライダー9が上昇し、位置決めスライダー31
がスプリング38によつて第10図に示すように
Y方向に最も進んだ位置に達する。第1のプラン
ジヤ1からわずかに遅れて第3のプランジヤ3を
ONさせると、前述のプレー動作と同様にして、
ヘツドシヤーシ28が上昇する。しかし、この時
既に位置決めスライダー31が最もY方向に進ん
でいるため、第15に示すようにヘツドシヤーシ2
8の突出部28aが位置決めスライダー31の前
部31bの下部に当接し、ヘツドシヤーシ28の
上昇が阻止される。
ヘツドシヤーシ28の上昇が阻止されてもプレ
ー動作と同様にして第1のカムギア5のカム5g
はスライダー15を最上昇位置まで上昇させる
が、スライダー15とヘツドシヤーシ28の連結
はスプリング30によつてなされているため、ヘ
ツドシヤーシ28が位置決めスライダー31によ
つて上昇を阻止されても第1のカムギア5の回転
には何ら影響がない。
このキユー動作状態は、ヘツドシヤーシ28が
プレー状態よりもわずかに下に位置し、テープヘ
ツドがテープにわずかに接触する。このときピン
チローラ26は第2のカムギア7が動作位置にあ
るため、第8図の点線の位置にあり、キヤプスタ
ン11aとは圧着しない。また、FCスライダー
9が上昇位置にあり、早送りと同様な状態になる
ことにより前述の通り、巻取りリール軸22を高
速で回転させ、テープから信号を検出しつつ高速
で送られるキユー動作が行なわれることなる。
また、テープから信号を検出しつつ供給リール
側に高速で送るいわゆるレビユー動作について
は、前記したキユー動作の場合の第1のプランジ
ヤ1をONした後か又は、同時に第2のプランジ
ヤ2をONすることにより、前述の巻戻しと同じ
状態を作り且つキユー動作と同じタイミングで第
3のプランジヤ3をONすることによりレビユー
動作をさせることができる。
次にヘツドシヤーシがプレー動作等の前進位置
から、静止位置へ復帰する動作について説明す
る。
第16図aはヘツドシヤーシ28とスライダー
15とピンチローラ支持部25との関係を示す図
であり、同図bはその動作を説明するための略図
である。ヘツドシヤーシ28とスライダー15は
スプリング30によつて連結されており、またス
ライダー15とピンチローラ支持部25とがスプ
リング29によつて連結されていて、ヘツドシヤ
ーシ28とピンチローラ支持部25とはピンチロ
ーラ支持部25に設けられた当接部27の27a
で当接する。ヘツドシヤーシ28が下降するとき
のヘツドシヤーシ28と当接部27との関係は第
16図aに点線および一点鎖線で示した通りであ
る。
なお、スライダー15とヘツドシヤーシ28は
下降を開始するとそれぞれ15b,28bで当接
し一体となつて下降する。この場合、ピンチロー
ラ支持部25の回動軸250を点アとし、スプリ
ング29とピンチローラ支持部25との結合点を
イ、ヘツドシヤーシ28と当接部との接点をウ、
スライダー15とスプリング15とスプリング2
9の結合点をエとし、各部を線で結ぶと第16図
bのような図が書ける。
ヘツドシヤーシ28が上昇している位置で、第
1のカムギア5によるスライダー15への上方へ
の押圧を解くと、スプリング26の収縮力によつ
て点エ、ウ間が実質的に一体と考えられるため、
点ウにZ方向の力が発生し、点ウの当接点がZ方
向へ逃げることによりスプリング26の収縮力と
均衡を取ろうとする。この力Zは分解するとZa
とZbになるが、点ウはヘツドシヤーシ28とピ
ンチローラ支持部25の当接部27との接点であ
り、X軸には動き得るとしてもY軸方向には動く
ことができないようになつているから、Zの分力
のうちZaは完全に殺されてしまう。しかし、残
つたZb方向の分力があるため、ヘツドシヤーシ
の下降動作が行なわれる。
以上詳述したように、本発明においては、フラ
イホイールと同軸に形成されたフライホイールギ
アによつて駆動され且つ側面にカム部を有する第
1のカムギアと、該第1のカムギアによつて摺動
される第1のスライダーと、前記フライホイール
ギアによつて駆動され且つカム部を有する第2の
カムギアと、該第2のカムギアによつて摺動され
その一部にカム部を有する第2のスライダーと、
駆動手段からの回転力が伝達される回転部材と、
前記第2のスライダーのカム部に係合する突起を
一端に有し、前記回転部材が軸支された揺動自在
のレバーとからなり、前記第1のスライダーの摺
動時に前記第1のカムギアのカム部と前記第1の
スライダーの段部との係合により、前記第1のス
ライダーを上昇せしめて、テープの巻取り動作を
行ない、且つ前記第2のスライダーの摺動時に前
記第2のスライダーのカム部と前記レバーの突起
との係合位置を選択的に設定することによつて前
記回転部材の回転を所定の回転手段に伝達するこ
とによつて所定の動作を行なわせしめるようにし
たので2つのカムギアにそれぞれの操作系統を分
割して動作させることにより、単一のカムギアで
動作させるものに比べて応答が早く、しかも動作
が確実である。
また、フライホイールと同軸のギアによつてキ
ユー、レビユーを含めた全ての動作を行なわせる
ものであるから、各動作を始動させるためのプラ
ンジヤーは容量の小さいもので良く、消費電力も
少なくて済み、経済的であり、比較的単純な構成
で確実な動作状態の切換えを行なうことができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面はすべて本発明に関するものであり、第1
図はその全体の配置を示す正面図である。第2図
は、第1図の第1のカムギア部分のみを示す正面
図である。第3図および第4図は第1図のアイド
ラ部分の動作状態を略図的に示す正面図である。
第5図はFCスライダー部分の正面略図である。
第6図はプレー状態の回転伝達関係を示す正面略
図である。第7図は第2のカムギア部分のみを示
す正面図である。第8図はピンチローラ部分のみ
を示す正面図である。第9図、第10図、第14
図、第15図はそれぞれFCスライダーと位置決
めスライダーとの関係を示す正面略図である。第
11図は、FCスライダーのFCカム部分のみを示
す略図である。第12図および第13図はそれぞ
れ早送り、巻戻し状態の回転伝達関係を示す正面
略図である。第16図aはヘツドシヤーシの下降
動作を説明するための正面図で、同図bはその説
明略図である。 1…第1のプランジヤ、2…第2のプランジ
ヤ、3…第3のプランジヤ、4…レバー、5…第
1のカムギア、6…レバー、7…第2のカムギ
ア、8…FCレバー、9…FCスライダー、10…
フライホイールギア、11…フライホイール、1
1a…キヤプスタン、12…モータープーリ、1
3…供給リール軸、15…スライダー、16…ア
イドラプレート、17…アイドラスライダー、1
8…アイドラ、19…駆動プーリ(回転部材)、
20…プーリ(回転部材)、21…駆動ギア(回
転部材)、22…巻取りリール軸、24…中間ギ
ア、25…ピンチローラ支持部、26…ピンチロ
ーラ、28…ヘツドシヤーシ、14,29,3
0,35,38,39…スプリング、31…位置
決めスライダー、36,37…ベルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フライホイールと同軸に形成されたフライホ
    イールギアによつて駆動され且つ側面にカム部を
    有する第1のカムギアと、該第1のカムギアによ
    つて摺動される第1のスライダーと、前記フライ
    ホイールギアによつて駆動され且つカム部を有す
    る第2のカムギアと、該第2のカムギアによつて
    摺動されその一部にカム部を有する第2のスライ
    ダーと、駆動手段からの回転力が伝達される回転
    部材と、前記第2のスライダーのカム部に係合す
    る突起を一端に有し、前記回転部材が軸支された
    揺動自在のレバーとからなり、前記第1のスライ
    ダーの摺動時に前記第1のカムギアのカム部と前
    記第1のスライダーの段部との係合により前記第
    1のスライダーを上昇せしめてテープの巻取り動
    作を行い、且つ前記第2のスライダーの摺動時に
    前記第2のスライダーのカム部と前記レバーの突
    起との係合位置を選択的に設定することによつて
    前記回転部材の回転を所定の回転手段に伝達する
    ことによつて所定の動作を行わせしめるようにし
    たことを特徴とするカセツトテープレコーダの駆
    動装置。
JP58015766A 1983-02-02 1983-02-02 カセツトテ−プレコ−ダの駆動装置 Granted JPS59142765A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58015766A JPS59142765A (ja) 1983-02-02 1983-02-02 カセツトテ−プレコ−ダの駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58015766A JPS59142765A (ja) 1983-02-02 1983-02-02 カセツトテ−プレコ−ダの駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59142765A JPS59142765A (ja) 1984-08-16
JPH0560177B2 true JPH0560177B2 (ja) 1993-09-01

Family

ID=11897914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58015766A Granted JPS59142765A (ja) 1983-02-02 1983-02-02 カセツトテ−プレコ−ダの駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59142765A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2805701B2 (ja) * 1987-03-23 1998-09-30 ソニー株式会社 テーププレーヤー

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5654654A (en) * 1979-10-11 1981-05-14 Copal Co Ltd Auto-reverse driving mechanism for cassette tape recorder
JPS5742905A (en) * 1980-08-22 1982-03-10 Teijin Ltd Coat
JPS5786157A (en) * 1980-11-17 1982-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Tape recorder
JPS5792451A (en) * 1980-11-26 1982-06-09 Trio Kenwood Corp Cassette tape recorder

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5654654A (en) * 1979-10-11 1981-05-14 Copal Co Ltd Auto-reverse driving mechanism for cassette tape recorder
JPS5742905A (en) * 1980-08-22 1982-03-10 Teijin Ltd Coat
JPS5786157A (en) * 1980-11-17 1982-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Tape recorder
JPS5792451A (en) * 1980-11-26 1982-06-09 Trio Kenwood Corp Cassette tape recorder

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59142765A (ja) 1984-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4422114A (en) Cassette tape player
US3860964A (en) Tape cartridge changer
JPS624919Y2 (ja)
JPH0338667B2 (ja)
JPS59142766A (ja) カセツトテ−プレコ−ダの起動機構
JPH0560177B2 (ja)
JPH033296B2 (ja)
JP2667843B2 (ja) テープレコーダ
JPS6156566B2 (ja)
EP0345739B1 (en) Magnetic tape recording and playback apparatus
JPS6349296B2 (ja)
JPS59142770A (ja) カセツトテ−プレコ−ダの駆動機構
JP2941581B2 (ja) ヘッドクリーナ機構
JPS59142767A (ja) カセツトテ−プレコ−ダの駆動装置
JPS6127820B2 (ja)
JPS6232367Y2 (ja)
JPH0210587Y2 (ja)
JPH0610893B2 (ja) テ−プレコ−ダ
JPS6144268Y2 (ja)
JPH0427002Y2 (ja)
JPS647475Y2 (ja)
JP2701856B2 (ja) 記録再生機のモード設定装置
JPH0427001Y2 (ja)
JPS647476Y2 (ja)
JPH0433558Y2 (ja)