JP2805701B2 - テーププレーヤー - Google Patents

テーププレーヤー

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JP2805701B2
JP2805701B2 JP62068261A JP6826187A JP2805701B2 JP 2805701 B2 JP2805701 B2 JP 2805701B2 JP 62068261 A JP62068261 A JP 62068261A JP 6826187 A JP6826187 A JP 6826187A JP 2805701 B2 JP2805701 B2 JP 2805701B2
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和仁 栗田
弘二 土井
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/10Manually-operated control; Solenoid-operated control

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  • Gear Transmission (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明テーププレーヤーを以下の項目に従って説明す
る。 A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 a.一般的背景 b.歯欠ギヤを備えた従来のテープ走行方向切換装置の
一例[第9図、第10図] b−1.構成 b−2.動作 D.発明が解決しようとする問題点[第9図、第10図] E.問題点を解決するための手段 F.実施例 a.メカシャーシ[第1図乃至第3図、第6図乃至第8
図] b.モードレバー[第2図、第3図] c.ディレクションスライダー[第1図、第3図、第4
図、第7図] d.テープ走行機構[第2図、第3図] d−1.キャプスタン、リール台[第2図、第3図] d−2.ピンチローラ[第2図、第3図] d−3.アイドラレバー、アイドラギヤ[第2図、第
3図] d−3−a.構成 d−3−b.作用 d−4.高速走行ギヤ[第2図] e.駆動系[第2図、第3図、第6図、第8図] e−1.モータ、キャプスタンプーリ[第2図、第3
図] e−2.伝達ギヤブロック[第3図、第6図、第8
図] e−3.ベルト、キャプスタン等の回転[第3図] f.モードの形成及びテープの走行 f−1.プレイモードにおけるテープの走行 f−2.FFモード及びREWモードにおけるテープの走
行 g.テープ走行方向切換機構[第1図乃至第8図] g−1.トリガーレバー[第1図、第3図、第4図、
第7図、第8図] g−2.トリガーレバー操作手段[第1図乃至第4
図、第6図乃至第8図] g−2−a.ディレクション釦[第1図乃至第3
図、第7図] g−2−b.テープエンド検出手段[第1図乃至第
4図、第6図乃至第8図] g−3.ディレクションギヤ[第1図、第3図乃至第
5図、第7図] g−3−a.円板部、歯欠部、カム[第1図、第3
図乃至第5図、第7図] g−3−b.ディレクションスライダーとの係合
[第1図、第3図、第7図] g−3−c.突部[第1図、第3図、第5図、第7
図] g−4.ディレクションスライダーの位置の保持[第
1図(D)、第3図] g−4−a.フォワード位置の保持[第3図] g−4−b.リバース位置の保持[第1図(D)] g−5.ディレクションギヤの回転[テープ走行方向
の切換][第2図、第3図] g−5−a.ロック解除及び送り出し[第1図
(A)] g−5−b.送り出しの捕捉[第1図(B)] g−5−c.トリガーレバーの移動力のチャージ
[第1図(C)] g−5−d.トリガーレバーによるディレクション
ギヤの停止位置への送り[第1図(D)] g−5−e.テープ走行方向の切換 g−5−f.誤動作の防止[第1図(A)] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なテーププレーヤーに関する。詳しく
は、一対の歯欠部が形成され、かつ、駆動ギヤと噛合す
ることにより回転せしめられると共に上記歯欠部が駆動
ギヤと対向した停止位置に来たところで停止し、該停止
位置に来ることによりあるいは停止位置間を移動するこ
とによって所定の動作、即ち、テープ走行方向を規定す
る部材の移動を行なう歯欠ギヤを備えたテーププレーヤ
ーに関するものであり、歯欠ギヤを停止位置に保持する
ためのストッパー手段と歯欠ギヤをその停止位置から駆
動ギヤと噛合する位置まで送り出すための送出手段を改
良することによって、1個の操作部材(トリガーレバ
ー)により歯欠ギヤの停止位置における保持と送り出し
とを行なうことができ、しかも、その送り出しを確実に
行なうことができるようにした新規なテーププレーヤー
を提供しようとするものである。 (B.発明の概要) 本発明テーププレーヤーは、回転対称位置に形成され
た一対の歯欠部を有し、駆動ギヤと噛合して回転せしめ
られると共に、駆動ギヤと一対の歯欠部のいずれか一方
の歯欠部と対向した位置で回転が停止される歯欠ギヤ
と、非押込位置と押込位置との間を移動されると共に、
常時非押込位置側へ付勢されかつ歯欠ギヤの一方の面と
対向した位置に押圧片が設けられたトリガーレバーとを
備え、歯欠ギヤの一方の面の非押込位置に移動されたト
リガーレバーの押圧片と対向する位置を含む円周上の回
転対称位置に一対のストッパー突部を形成すると共に、
歯欠ギヤの一方の面に押込位置に移動されたトリガーレ
バーの押圧片によって押圧操作されて歯欠ギヤに初期回
転力を付与する一対の被押圧突部を回転対称位置に形成
し、トリガーレバーを押込位置に移動させることによっ
て、トリガーレバーの押圧片の一方のストッパー突部へ
の押圧を解除すると共に、押圧片が一対の被押圧突部の
うち一方の被押圧突部を押圧操作して歯欠ギヤを回転さ
せ、歯欠ギヤと駆動ギヤとを噛合させて駆動ギヤを回転
させることによりテープの走行方向が切り換えられ、ト
リガーレバーを押込位置に移動させたままの状態にある
ときは、一対の被押圧突部のうち他方の被押圧突部とト
リガーレバーの押圧片とが当接して歯欠ギヤの回転を阻
止するようにし、トリガーレバーが歯欠ギヤの回転指令
を行なわない位置に来ているときはストッパー突部が押
圧片に当接することによって歯欠ギヤが停止位置に保持
されると共にトリガーレバーが前記指令を行なう位置へ
と移動されたときその押圧片が被押圧突部を押圧するこ
とにより歯欠ギヤが駆動ギヤと噛合する位置まで送り出
されるようにし、それによって、1個のトリガーレバー
により歯欠ギヤの停止位置における保持と送り出しとを
行なうことができ、しかも、その送り出しを確実に行な
うことができるようにしたものである。 (C.従来技術) (a.一般的背景) ある動作状態において常時回転している駆動ギヤと該
駆動ギヤの回転力を伝達されて所定の回転角回転するこ
とにより所定の仕事を行なう被駆動ギヤとを備えると共
に該被駆動ギヤが所定の回転角回転したところで停止す
ることを必要とするギヤ装置として、上記被駆動ギヤに
所謂歯欠ギヤ、即ち、1乃至複数の歯欠部が形成され該
歯欠部が駆動ギヤと対向した位置に来ることによって駆
動ギヤとの噛合が解除されるギヤを用いたものがある。 例えば、所謂リバース再生機能を備えたテーププレー
ヤーのテープ走行方向切換装置であってテープ走行方向
を規定する移動部材を駆動ギヤにより回転されるカムギ
ヤにより移動するようにしたものの中に、上記カムギヤ
に歯欠ギヤを用いたものがあり、その種のテープ走行方
向切換装置においては、通常、再生動作が為されている
状態において常時回転する何らかの駆動ギヤと、該駆動
ギヤと噛合することにより回転されると共に中心角で略
180゜離間した位置に歯欠部が形成されたカムギヤと、
該カムギヤが略半回転する度にテープ走行方向を選択的
に切り換える2つの位置の間を移動される移動部材等を
備えており、テープ走行方向の切換を行なう指令が為さ
れたときカムギヤの駆動ギヤと噛合する位置まで送られ
て該駆動ギヤにより回転されると共にその歯欠部が駆動
ギヤと対向したところでカムギヤの回転が停止するよう
に構成されている。 従って、このような歯欠ギヤを備えたギヤ装置におい
ては、少なくとも、歯欠ギヤがその歯欠部が駆動ギヤと
対向した位置、即ち、停止位置に来たところで歯欠ギヤ
をその位置において保持するための何らかのストッパー
手段と歯欠ギヤをその停止位置から駆動ギヤと噛合する
位置まで送り出すための何らかの送り手段とを有する制
御機構が設けられている。 (b.歯欠ギヤを備えた従来のテープ走行方向切換装置の
一例)[第9図、第10図] 第9図及び第10図はそのような歯欠ギヤを備えたテー
プ走行方向切換装置の一例aを示すものである。 (b−1.構成) 同図において、bは図示しないメカシャーシに一定の
範囲内で左右方向へ移動自在に支持されたディレクショ
ンスライダーであり、略矩形を成すカム配置孔cと規制
片d、d′とが設けられており、第9図(A)に示すフ
ォワード位置と第9図(B)に示すリバース位置のいず
れか一方の位置に来ることによって、テープ走行方向を
規定するピンチローラのキャプスタンに対する位置やリ
ール台駆動ギヤのリール台に対する位置が選択的に切り
換えられてテープ走行方向が規定されるようになってい
る。 eは支持軸fに回転自在に支持されたディレクション
ギヤ、即ち、歯欠ギヤであり、該ディレクションギヤe
は略平ギヤ状を為す円板部gと該円板部gの上面に形成
された偏心カムhと下面に形成された被押圧カムiとが
一体に形成されると共に、その外周部の中心角で互いに
略180゜離間した位置に歯欠部j1、j2が形成され、ま
た、円板部gの下面の外周部の被押圧カムiの長手方向
における両端と対向した位置にストッパー突部k1、k2
形成されている。 lはモータにより回転される駆動ギヤである。 そして、ディレクションギヤeはその偏心カムhがデ
ィレクションスライダーbのカム配置孔c内に少し余裕
を有して位置し、かつ、円板部gのうち歯欠部j1、j2
外の部分が駆動ギヤlに対向する状態において該駆動ギ
ヤlと噛合する状態で設けられている。 従って、ディレクションギヤeは2つの歯欠部j1、j2
の一方j1が駆動ギヤlと対向する第1の位置及び他方の
歯欠部j2が駆動ギヤlと対向する第2の位置に来たとき
は駆動ギヤlによっては駆動されない状態となる。 mは送りバネであり、該送りバネmはその基端部がメ
カシャーシに支持され、その先端部がディレクションギ
ヤeの被押圧カムiに常時側方から弾接する状態で設け
られており、従って、ディレクションギヤeの向きが送
りバネmの先端部が被押圧カムiに回動力を付勢するよ
うに弾接される向きとなっている状態においてはディレ
クションギヤeに反時計回り方向への回転力が付勢され
ることになる。そして、このような回転力の付勢は、少
なくとも、ディレクションギヤeが第1の位置に来てい
る状態及び第2の位置に来ている状態において為される
ようになっている。 nはメカシャーシに回動自在に支持され、かつ、引張
スプリングoによって常時、反時計回り方向への回動力
を付勢されているストッパーアーム、pは磁気吸着手段
であり、ストッパーアームnはその被作用端部qが磁気
吸着手段pに吸着されているときはその規制端部rがデ
ィレクションギヤeに形成されたストッパー突部k1、k2
の回転軌跡上に位置する阻止位置に保持されると共に、
磁気吸着手段pによる吸着が解除されたときは引張スプ
リングoの引張力によって規制端部rが上記回転軌跡か
ら外側へ逃げた非阻止位置へと移動されるようになって
いる。 尚、sはストッパーアームnに形成された戻し腕であ
る。 しかして、ディレクションギヤeが第1の位置に来て
いる状態においてストッパーアームnが磁気吸着手段p
に吸着されているときは、一方のストッパー突部k1がス
トッパーアームnの規制端部rに当接することによって
ディレクションギヤeが第1の位置に保持され、また、
ディレクションギヤeが第2の位置に来ている状態にお
いてストッパーアームnが磁気吸着手段pに吸着されて
いるときは、他方のストッパー突部k2がストッパーアー
ムnの規制端部rに当接することによってディレクショ
ンギヤeが第2の位置に保持されることになる。 (b−2.動作) そこで、ディレクションスライダーbがフォワード位
置又はリバース位置に来ている状態からテープ走行の切
換を行なうための指令が為されると、磁気吸着手段pに
対する給電が一時的に解除され、それによって、ストッ
パーアームnが非阻止位置へと移動されるため、ディレ
クションギヤeが送りバネmによって付勢されている回
転力により反時計回り方向へ回転し、それによって円板
部gが駆動ギヤlと噛合されることになる。 即ち、ディレクションギヤeの駆動ギヤlに対する噛
合は送りバネmの押圧力によって為されることになる。
そして、この状態から、ディレクションギヤeは駆動ギ
ヤlによって回転されて行くことになる。 尚、このようにしてディレクションギヤeの回転が開
始されて間もなく、ストッパー突部k1、k2のうちそれま
で移動を阻止されていた方のストッパー突部がストッパ
ーアームnの戻し腕sを押圧して該ストッパーアームn
を反時計回り方向へ回動させ、それによって、ストッパ
ーアームnが阻止位置に戻ると共に磁気吸着手段pによ
り保持されることになる。 そして、ディレクションギヤgが半回転した位置に至
る少し手前の位置、即ち、その被押圧突部iに送りバネ
mによる反時計回り方向への回動力が付勢される位置ま
で来た後、歯欠部j1、j2の一方が駆動ギヤlと対向する
ことになる。 従って、この状態から、ディレクションギヤeは送り
バネmの押圧力によって更に反時計回り方向へ回転さ
れ、回転が開始してから半回転した位置に来たところで
そのストッパー突部k1、k2の一方がストッパーアームn
の規制端部rに当接してそれ以上回転するのを阻止され
ることになる。 即ち、ディレクションギヤeの停止位置への最終的な
送りは送りバネmによって為されることになる。 (D.発明が解決しようとする問題点)[第9図、第10
図] このようなテープ走行方向切換装置aにはその構造が
極めて複雑になる等の問題がある。 即ち、前記したテープ走行方向切換装置aにおいてデ
ィレクションギヤeをその停止位置であるところの第1
の位置及び第2の位置に保持するためのストッパー手段
として磁気吸着手段pと引張スプリングoとストッパー
アームnを用いており、また、ディレクションギヤeを
駆動ギヤlと噛合する位置まで送り出す手段として送り
バネmを用いているため、多くの部品を必要とし、従っ
て、その構成が極めて複雑になると共に、これらストッ
パー手段や送り手段を配置するために少からぬ空間を必
要とするので形状が大きくなり、また、磁気吸着手段p
は一般に高価な部品であるためコストが高くなるという
問題があり、更には、磁気吸着手段pを制御する特別な
回路が必要になるので、回路構造が複雑になり、更に、
かかる磁気吸着手段は大きな電力を消費するという問題
もある。 (E.問題点を解決するための手段) そこで、本発明テーププレーヤーは、上記した問題点
を解決するために、回転対称位置に形成された一対の歯
欠部を有し、駆動ギヤと噛合して回転せしめられると共
に、駆動ギヤと一対の歯欠部のいずれか一方の歯欠部と
対向した位置で回転が停止される歯欠ギヤと、非押込位
置と押込位置との間を移動されると共に、常時非押込位
置側へ付勢されかつ歯欠ギヤの一方の面と対向した位置
に押圧片が設けられたトリガーレバーとを備え、歯欠ギ
ヤの一方の面の非押込位置に移動されたトリガーレバー
の押圧片と対向する位置を含む円周上の回転対称位置に
一対のストッパー突部を形成すると共に、歯欠ギヤの一
方の面に押込位置に移動されたトリガーレバーの押圧片
によって押圧操作されて歯欠ギヤに初期回転力を付与す
る一対の被押圧突部を回転対称位置に形成し、トリガー
レバーを押込位置に移動させることによって、トリガー
レバーの押圧片の一方のストッパー突部への押圧を解除
すると共に、押圧片が一対の被押圧突部のうち一方の被
押圧突部を押圧操作して歯欠ギヤを回転させ、歯欠ギヤ
と駆動ギヤとを噛合させて駆動ギヤを回転させることに
よりテープの走行方向が切り換えられ、トリガーレバー
を押込位置に移動させたままの状態にあるときは、一対
の被押圧突部のうち他方の被押圧突部とトリガーレバー
の押圧片とが当接して歯欠ギヤの回転を阻止するように
したものである。 従って、本発明テーププレーヤーによれば、トリガー
レバーが非押込位置に来ている状態においては歯欠ギヤ
はそのストッパー突部がトリガーレバーの押圧片に当接
することによって回転を阻止される、即ち、停止位置に
保持され、また、その状態からトリガーレバーが押込位
置へと移動されたときはその押圧片がストッパー突部の
移動を阻止しない位置へ逃げると共にそれと略同時に被
押圧突部を押圧して歯欠ギヤを駆動ギヤと噛合する位置
まで送り出すことになるので、歯欠ギヤの停止位置にお
ける保持と送り出しとを1個のトリガーレバーによって
行なうことができると共にその送り出しを確実に行なう
ことができる。 (F.実施例) 以下に、本発明テーププレーヤーの詳細を添附図面に
示した実施例に従って説明する。 尚、図面にはメカデッキと外筐の前壁部のみを示して
ある。 (a.メカシャーシ)[第1図乃至第3図、第6図乃至第
8図] 2はメカシャーシであり、該メカシャーシ2は板状に
形成されたシャーシ部3と後述する各部の大部分が合成
樹脂により一体に形成されて成る。 シャーシ部3はその後端寄りの部分を除く大部分が左
右方向に長い略長方形状を成すと共に後端寄りの部分が
略M字形を為すように形成されており、該M字形を為す
部分の後端部からリール台支持軸4、4′が立設され、
また、前端部の左右両端部からアーム支持軸5、5′が
立設されている。 6はシャーシ部3の前端部から下方へ向けて突出した
比較的背の低い前壁、7、7′はカセット位置決めピ
ン、8、8′はシャーシ部3にインサート成形されたキ
ャプスタン支持スリーブであり、該キャプスタン支持ス
リーブ8、8′はシャーシ部3の前端縁寄りの部分の左
右に寄った位置に設けられており、その上端部がシャー
シ部3の上面から上方へ突出しその下端部がシャーシ部
3の下面から下方へ突出されている。 9、9′は後述する高速走行ギヤを配置するためのギ
ヤ配置孔であり、該ギヤ配置孔9、9′はシャーシ部3
の後端寄りの部分の左右方向における中央部から稍左側
へ寄った位置を挟んで左右方向に稍離間して位置されて
おり、これらギヤ配置孔9と9′との間の部分に支持突
起10(第2図参照)が突設されている。 尚、シャーシ部3に形成された各部のうち上記した各
部以外の部分については後述する各部材の説明の中で関
連して述べることにする。 (b.モードレバー)[第2図、第3図] 12はプレイモードを形成するためのプレイレバー、13
はテープをフォワード方向へ高速走行させるモード(以
下、「FFモード」と言う。)を形成するためのFFレバー
(図面では一部のみを示してある。)、14はテープをリ
バース方向へ高速走行させるモード(以下、「REWモー
ド」と言う。)を形成するためのREWレバー(これも図
面では一部のみを示してある。)、15は上記レバー12、
13及び14が所定量押込まれたときこれらレバーをその位
置に保持するためのロックスライダー、16はレバー12、
13及び14が押込まれることにより形成されたモードを解
除してストップモードにするためのストップレバーであ
り、プレイレバー12はシャーシ部3の上面側に、また、
FFレバー13、REWレバー14及びストップレバー16はシャ
ーシ部3の下面側に位置され、かつ、前後方向へ一定の
範囲で摺動自在なるように支持されると共にその前端部
にモード釦12a、13a、14a及び16aが取着されている。 プレイレバー12はその前後両端部を除く部分が左右方
向に長い略矩形の板状を為すように形成されると共に、
その後端部に互いに左右方向に離間して後方へ向けて突
出した2つの規制片17、17′が形成されており、該規制
片17、17′の各後端部はこれらの間隔が他の部分の間隔
より稍狭くなるように互いに対向する側へ向けて屈曲れ
ている。 18はプレイレバー12の上面の前端部に取着された磁気
ヘッド、19はプレイレバー12の左端縁寄りの位置から下
方へ向けて切り起し状に形成された被ロック片である。 そして、プレイレバー12は引張りスプリング20によっ
て、常時、前方への移動力を付勢されており、後方へ向
けて押圧されていない間は磁気ヘッド18がプレーヤー1
に装着されたテープカセット21の前面と稍間隔を置いて
対向する位置(以下、「非プレイ位置」と言う。)に保
持される。 また、FFレバー13及びREWレバー14は前後方向に細長
い板状に形成されると共に、その後端部に図示しない規
制孔が形成され、かつ、その前後方向における中間の位
置から被ロック片22、23(第3図参照)が下方へ向けて
切起状に形成されている。 そして、FFレバー13及びREWレバー14はメカシャーシ
2に支持された図示しないバネによって、常時、前方へ
の移動力を付勢されており、後方へ向けて押圧されてい
ない間は図面に示す位置(以下、「非押込位置」と言
う。)に保持されている。 ロックスライダー15は左右方向に長い板状に形成され
ると共に、シャーシ部3の下側に一定の範囲内で左右方
向に移動自在なるように支持され、また、引張スプリン
グ24により、常時、左側への移動力を付勢されており、
また、その右側略半分に互いに左右方向に稍間隔を置い
て位置した3つの係合孔25、26及び27が形成されてい
る。 そこで、第2図に示すように、プレイレバー12が非プ
レイ位置に来ており、かつ、FFレバー13及びREWレバー1
4がいずれも非押込位置に来ている状態、即ち、ストッ
プ状態からプレイレバー12、FFレバー13及びREWレバー1
4のいずれか1つが所定量後方へ押し込まれると、その
押し込まれたレバーの被ロック片19、22、23がロックス
ライダー15の係合孔25、26、27の右側縁の斜縁部を押圧
してロックスライダー15を一旦右方へ移動させた後被ロ
ック片19、22、23が係合孔の係合縁25a、26a、27aに係
合することになり、それによって、プレイレバー12が押
し込まれたときは該プレイレバー12が磁気ヘッド18がテ
ープカセット21の磁気テープ28のうちテープカセット21
の前面部を通されている部分に接触する位置(以下、
「プレイ位置」と言う。)へと移動され、かつ、その位
置に保持されることになり、また、FFレバー13又はREW
レバー14が押し込まれたときは所定の距離非押込位置か
ら後方へ寄った押込位置へと移動され、かつ、その位置
に保持されることになる。 更に、このようにして、プレイレバー12、FFレバー13
及びREWレバー14のいずれかが押し込まれている状態か
らストップレバー16が所定量押し込まれると、ロックス
ライダー15が右側へ移動され、それにより、押し込まれ
ているレバーの被ロック片19、22、23と係合孔25、26、
27の係合縁25a、26a、27aとの係合が解除されることに
なるので、押し込まれていたレバーが非プレイ位置又は
非押込位置に戻されることになる。 (c.ディレクションスライダー)[第1図、第3図、第
4図、第7図] 29はプレイモードにおける磁気テープ28の走行方向を
規定するためのディレクションスライダーであり、該デ
ィレクションスライダー29はシャーシ部3の左右方向に
おける長さの略4分の3の長さを有する左右方向に細長
い主部29aと該主部29aの右端寄りの位置から後方へ突出
した突出部29bと略L字形を成しかつそのL字形の右端
が上記突出部29bの後端に連続した腕部29cとが一体に形
成されて成る。 そして、主部29aの互いに左右方向に離間した位置に
左右方向に長い被ガイド孔30、30′が形成され、また、
主部29aの後側縁の右端部及び左端から稍右側へ寄った
位置に上方へ向けて突出した背の低いピンチローラ規制
片31、31′が形成されており、該ピンチローラ規制片3
1、31′の右側のもの31は右端へ行くに従って次第に後
方へ、また、左側のピンチローラ規制片31′は左端へ行
くに従って次第に後方へ、それぞれ変位するように斜め
に形成されている。 32は突出部29bに形成された略矩形を成すカム配置孔
であり、該カム配置孔32の左右両側縁32a、32bが後述す
るディレクションギヤのカムにより規制される被規制縁
になっている。 33は腕部29cの後端部から上方へ向けて突出した突片
である。 34は後述するアイドラレバーに所定のモードにおける
所定の方向への回動力を付勢するためのアイドラ押圧ば
ねであり、該アイドラ押圧ばね34は略鋏形状をしてお
り、そのコイル部がディレクションスライダー29の腕部
29cのL字形の屈曲点に設けられたピン35に支持される
と共に、その2つの腕34a、34bが後方へ向けて延び、か
つ、アイドラレバーの被押圧ピンによって相対的に押圧
されていない状態において前記突片33に左右両側から弾
接することにより互いに略平行に延びる姿勢で位置する
ようにされている。 そして、ディレクションスライダー29はその被ガイド
孔30、30′がシャーシ部3の下面の前端部に形成された
ガイド突部36、36′に摺動自在に係合することによって
左右方向へ移動自在なるように設けられると共に、その
カム配置孔32の被規制面32a、32bが後述するディレクシ
ョンギヤのカムによって押圧されることにより第3図に
実線で示すフォワード位置と同図にその一部を2点鎖線
で示し、かつ、第1図(D)に示すリバース位置との間
を移動されるようになっている。 (d.テープ走行機構)[第2図、第3図] (d−1.キャプスタン、リール台)[第2図、第3図] 37、37′はキャプスタンであり、これらキャプスタン
37、37′は後述するキャプスタンプーリから立設される
と共に、その下側略半分がメカシャーシ2のシャーシ部
3に設けられた前記キャプスタン支持スリーブ8、8′
に回転自在に支持されている。 尚、これら2つのキャプスタン37、37′のうち右側の
もの37がフォワードプレイモード、即ち、磁気テープ28
をフォワード方向へ走行させながら再生を行なうモード
において機能するキャプスタン(以下、「F側キャプス
タン」と言う。)であり、左側のキャプスタン37′がリ
バースプレイモード、即ち、磁気テープ28をリバース方
向へ走行させながら再生を行なうモードにおいて機能す
るキャプスタン(以下、「R側キャプスタン」と言
う。)である。 38、38′はリール台であり、該リール台38、38′は比
較的大径なギヤ部38a、38′aと該ギヤ部38a、38′aの
中心部から上方へ向けて突出したリール係合軸38b、3
8′bとが一体に形成されて成り、メカシャーシ2のシ
ャーシ部3に設けられた前記リール台支持軸4、4′に
回転自在に支持されている。 そして、テープカセット21がプレーヤ1に装着される
と、2つのテープリール39、39′が上記リール台38、3
8′のリール係合軸38b、38′bに各別に係合され、それ
によって、右側のテープリール39(以下、「Tリール」
と言う。)が右側のリール台(以下、「F側リール台」
と言う。)38と、左側のテープリール39′(以下、「S
リール」と言う。)が左側のリール台(以下、「R側リ
ール台」と言う。)38′と、それぞれ、一体的に回転す
る状態となる。 (d−2.ピンチローラ)[第2図、第3図] 40及び40′はピンチローラである。 41、41′はピンチローラアームであり、該ピンチロー
ラアーム41、41′はその基端部がシャーシ部3に設けら
れた前記アーム支持軸5、5′に回動自在に支持される
と共にその回動端部に支持軸42、42′が設けられてお
り、該支持軸42、42′にピンチローラ40、40′が回転自
在に支持されている。 尚、上記支持軸42、42′の下端部はシャーシ部3に形
成された図示しない孔を通してシャーシ部3の下方にま
で達し前記ディレクションスライダー29に設けられたピ
ンチローラ規制片31、31′と対向されている。 43、43′(第2図参照)はピンチローラアーム41、4
1′に所定の回動力を付勢するためのトーションばねで
あり、該トーションばね43、43′はそのコイル部が前記
プレイレバー12の前端縁に形成された支持突部44、44′
に支持されると共に、その一方の腕43a、43′aの先端
部がピンチローラアーム41、41′の支持軸42、42′に略
前方から対向しており、プレイレバー12が非プレイ位置
とプレイ位置との間を移動することによって該一方の腕
43a、43′aがピンチローラアーム41、41′の支持軸4
2、42′又は図示しない突起を略前後方向へ押圧するよ
うになっており、それにより、プレイレバー12の移動に
伴なってピンチローラアーム41、41′が回動されてピン
チローラ40、40′が略前後方向へ移動すると共にプレイ
レバー12が非プレイ位置に来ているときはピンチローラ
40、40′が前記キャプスタン37、37′に略前方から稍間
隔を置いて対向する位置に保持されることになる。 そして、前記ディレクションスライダー29がフォワー
ド位置に来ているときは、そのピンチローラ規制片31、
31′の右側のもの31が右側のピンチローラアーム41の支
持軸42の後方から稍左側へ逃げた位置に来ており、か
つ、左側のピンチローラ規制片31′が左側のピンチロー
ラアーム41′の支持軸42′に後方から対向して位置し、
また、ディレクションスライダー29がリバース位置へと
移動すると、右側のピンチローラ規制片31が右側のピン
チローラアーム41の支持軸42に後方から対向して位置
し、かつ、左側のピンチローラ規制片31′が左側のピン
チローラアーム41′の支持軸42′の後方から稍右側へ逃
げた位置に来るようになっている。 従って、ディレクションスライダー29がフォワード位
置に来ている状態からプレイレバー12がプレイ位置へと
移動すると、第3図に示すように、右側のピンチローラ
アーム41はトーションばね43の弾発力によってピンチロ
ーラ40がF側キャプスタン37に圧着する位置まで移動す
るが、左側のピンチローラアーム41′は、ピンチローラ
40′がR側キャプスタン37′に接触する直前の位置まで
来たところで支持軸42′がディレクションスライダー29
の左側のピンチローラ規制片31′に当接してそれ以上後
方へ移動するのを阻止されることになる。 また、これとは逆に、ディレクションスライダー29が
リバース位置に来ている状態からプレイレバー12がプレ
イ位置へと移動したときは、左側のピンチローラアーム
41′の後方への移動がディレクションスライダー29のピ
ンチローラ規制片31′によって阻止されることがないの
で、ピンチローラ40′がR側キャプスタン37′に圧着さ
れることになるが、右側のピンチローラアーム41の後方
への移動はディレクションスライダー29のピンチローラ
規制片31によって阻止されるため、ピンチローラ40がF
側キャプスタン37から稍離間した位置に保持されること
になる。 (d−3.アイドラレバー、アイドラギヤ)[第2図、第
3図] 45は後述する伝達ギヤブロックによって回転されリー
ル台38、38′と噛合することによりこれらリール台38、
38′を駆動するアイドラギヤ、46は該アイドラギヤ45を
支持したアイドラレバーである。 (d−3−a.構成) アイドラレバー46は略前後方向に長い板状に形成され
ると共にその長手方向における中間部から稍前寄りの位
置がシャーシ部3のうち後端縁の左右方向における略中
間の位置に近接した位置に設けられた支持軸47のシャー
シ部3から上方へ突出した部分に回動自在に支持されて
おり、その後端部から下方へ突出した支持軸48にアイド
ラギヤ45が回転自在に支持されている。 49はアイドラレバー46の前端部から下方へ向けて突出
した被押圧ピン、50はアイドラレバー46の前端部上面に
形成された被規制突部である。 また、アイドラギヤ45はリール台38、38′のギヤ部38
a、38′aの直径の略半分の直径を有する大ギヤ45aと該
大ギヤ45aの上面に位置した小ギヤ45bとが一体に形成さ
れて成り、大ギヤ45aが後述する伝達ギヤブロックのギ
ヤ部と常時噛合されていて反時計回り方向へ回転される
ようになっている。 尚、51はシャーシ部3の上面のうちアイドラレバー46
の右側の位置に設けられた中間ギヤであり、該中間ギヤ
51はF側リール台38のギヤ部38aと常時噛合している。 そして、アイドラレバー46の被押圧ピン49の下端部は
前記ディレクションスライダー29に設けられたアイドラ
押圧ばね34の2つの腕34aと34bの先端部間に位置してお
り、アイドラレバー46は、ディレクションスライダー29
がフォワード位置に来ている状態においては、第3図に
実線で示すように、被押圧ピン49がアイドラ押圧ばね34
の右側の腕34aにより左側へ向けて押圧されることによ
り時計回り方向への回動力を付勢され、ディレクション
スライダー29がリバース位置に来ている状態において
は、同図に2点鎖線で示すように、被押圧ピン49がアイ
ドラ押圧ばね34の左側の腕34bにより右側へ向けて押圧
されることにより反時計回り方向への回動力を付勢され
ている。 また、アイドラレバー46の被規制突部50はプレイレバ
ー12の前記2つの規制片17、17′の間に位置されてお
り、プレイレバー12が非プレイ位置に来ている状態にお
いては、第2図に示すように、規制片17、17′の後端部
が上記被規制突部50を左右両側から略挟むように位置
し、それによって、アイドラレバー46がアイドラ押圧ば
ね34により付勢された前記回動力に抗して、その回動範
囲の略中間の位置に保持されるようになっており、アイ
ドラレバー46がこの位置に来ている状態において、アイ
ドラギヤ45が第2図に示す中立位置、即ち、その小ギヤ
45bがR側リール台38′のギヤ部38′a及び中間ギヤ51
のいずれにも噛合しない位置(以下、「中立位置」と言
う。)に保持される。 (d−3−b.作用) そこで、プレイレバー12が非プレイ位置に来ている状
態からプレイ位置へと移動すると、規制片17、17′の後
端部がアイドラレバー46の被規制突部50より後方の位置
へ逃げるため、アイドラレバー46の規制片17、17′によ
る位置の規制が解除されることになる。 従って、この場合、ディレクションスライダー29がフ
ォワード位置に来ていれば、アイドラレバー46が中立位
置から時計回り方向へ回動してアイドラギヤ45の小ギヤ
45bが中間ギヤ51と噛合され、また、ディレクションス
ライダー29がリバース位置に来ていれば、アイドラレバ
ー46が中立位置から反時計回り方向へ回動してアイドラ
ギヤ45の小ギヤ45bがR側リール台38′のギヤ部38′a
と噛合されることになる。 尚、上記した状態からプレイレバー12が非プレイ位置
に戻されると、規制片17、17′の後端部がアイドラレバ
ー46の被規制突部50の位置を規制するので、アイドラギ
ヤ45が中立位置に戻されることになる。 (d−4.高速走行ギヤ)[第2図] 52、52′は磁気テープ28を高速走行させるための高速
走行ギヤである。 53は高速走行ギヤ52、52′を支持したシーソー体であ
り、該シーソー体53は略横倒H字形を成し、その中央部
がシャーシ部3の上面に形成された前記支持突起10に回
動自在に支持されると共に、その前側片の左右両端部か
ら下方へ向けて突出した被制御ピン54、54′及び後側片
の左右両端部から下方へ向けて突出した支持軸55、55′
が一体に形成されており、該支持ピン55、55′に高速走
行ギヤ52、52′が回転自在に支持されている。 また、高速走行ギヤ52、52′は前記アイドラギヤ45の
小ギヤ45bより小さい直径を有すると共に、その下面か
ら下方へ突出した図示しない円筒部が一体に形成されて
おり、該円筒部の下端部が高速走行ギヤ52、52′より稍
小径な伝達ギヤ56、56′に形成されている。 尚、シーソー体53の被制御ピン54、54′、支持軸55、
55′、高速走行ギヤ52、52はいずれも、シャーシ部3に
形成された前記ギヤ配置孔9、9′内に位置されてい
る。 そして、シーソー体53は、FFレバー13及びREWレバー1
4がいずれも非押込位置に来ているときは、その被制御
ピン54、54′の位置がFFレバー13及びREWレバー14によ
って規制されることにより第2図に示すように、高速走
行ギヤ52、52′が左右方向に並んで位置する姿勢に保持
されており、FFレバー13(又はREWレバー14)が押込位
置へと移動されると、その被制御ピン54(又は54′)が
FFレバー13(又はREWレバー14)によって押圧されるこ
とにより反時計回り方向(又は時計回り方向)へ回動さ
れることになる。 しかして、FFレバー13が押込位置へと移動されたとき
は、右側の高速走行ギヤ52が中間ギヤ51と噛合され、か
つ、右側の伝達ギヤ56が後述する伝達ギヤブロックのギ
ヤ部と噛合され、また、REWレバー14が押込位置へと押
し込まれたときは、左側の高速走行ギヤ52′がR側リー
ル台38′のギヤ部38′aと噛合され、かつ、左側の伝達
ギヤ56′が伝達ギヤブロック67のギヤ部と噛合されるこ
とになる。 (e.駆動系)[第2図、第3図、第6図、第8図] (e−1.モータ、キャプスタンプーリ)[第2図、第3
図] 57はモータであり、該モータ57はシャーシ部3の下面
の右端部に固定されると共にその回転軸57aの下端部に
比較的小径なプーリ58が固着されている。 59、59′はキャプスタンプーリであり、該キャプスタ
ンプーリ59、59′はこれより稍大径なフライホィール6
0、60′の上面に固定されており、これらキャプスタン
プーリ59、59′の中心に前記キャプスタン37、37′の下
端部が固定されている。 61は右側のキャプスタンプーリ59の上面の中心から上
方へ突出するように形成されたギヤ部である。 (e−2.伝達ギヤブロック)[第3図、第6図、第8
図] 62は後述する揺動レバーに所定の方向への回動力を付
勢し、かつ、前記アイドラギヤ45及び高速走行ギヤ52、
52′を駆動するための伝達ギヤブロックである。 63は伝達ギヤブロック62の第1の回転体であり、該第
1の回転体63は前記キャプスタンプーリ59、59′より稍
大径なプーリ64と、該プーリ64の上面の中心部と外周縁
との間の略中央部から突出し、かつ、その上部がギヤ
(以下、「第1のギヤ」と言う。)65に形成された背の
低い円筒部66と、プーリ64の中心部から上方へ突出した
略円筒状を成すボス67とが一体に形成されて成る。 尚、上記第1のギヤ65に前記アイドラギヤ45の大ギヤ
45aが常時噛合している。 また、68は伝達ギヤブロック62の第2の回転体であ
り、該第2の回転体68は上記第1の回転体63の円筒部66
の内径より稍小径な円板69と該円板69から上方へ向けて
突出した円筒部70とが一体に形成されて成り、該円筒部
70の上端部がギヤ(以下、「第2のギヤ」と言う。)71
に形成されている。 72は第1の回転体63の上面を塞ぐように取着されたキ
ャップ体であり、第1の回転体63と第2の回転体68は、
第1の回転体63のボス67が第2の回転体68の円筒部70に
回転自在に挿入されると共に円板69の下面とプーリ64の
上面との間に摩擦板73が介在され、かつ、上記円板69と
キャップ体72との間に圧縮コイルスプリング74が介在さ
れた状態で、互いに結合されている。 従って、第1の回転体63の回転は摩擦板73を介して第
2の回転体68に伝達されるので、第2の回転体68に一定
の値以上の負荷が加えられていない状態においては第1
の回転体63と第2の回転体68とが一体的に回転され、上
記負荷が一定の値を超えると第1の回転体回転体68との
間の接触部がスリップすることになる。 そして、伝達ギヤブロック62は第1の回転体63のボス
67に前記アイドラレバー46が支持された支持軸47のシャ
ーシ部3から下方へ突出した部分が挿通されることによ
り該支持軸47に回転自在に支持されている。 (e−3.ベルト、キャプスタン等の回転)[第3図] 75は無端状のベルトであり、該無端状ベルト75は、前
記モータ57のプーリ58−右側のキャプスタンプーリ59−
左側のキャプスタンプーリ59′−伝達ギヤブロック62の
プーリ64−モータ57のプーリ58にこの順序で巻き付けら
れており、右側のキャプスタンプーリ59には後方を向い
ている部分に、また、左側のキャプスタンプーリ59′に
は前方を向いた部分に、それぞれ巻き付けられている。
従って、2つのキャプスタンプーリ59、59′は互いに反
対方向へ回転されることになる。 尚、モータ57は前記プレイレバー12、FFレバー13及び
REWレバー14のいずれかが押し込まれることによって回
転され、その回転方向は回転軸57aが第3図における時
計回り方向へ回転される方向になっている。 そこで、モータ57が回転すると、ベルト75が走行さ
れ、それにより、右側のキャプスタンプーリ59が第3図
における反時計回り方向へ、左側のキャプスタンプーリ
59′及び伝達ギヤブロック62が同図における時計回り方
向へそれぞれ回転されることになり、これによって、F
側キャプスタン37及びアイドラギヤ45が反時計回り方向
へ、R側キャプスタン37′が時計回り方向へ回転するこ
とになる。 (f.モードの形成及びテープの走行) しかして、プレイモード、FFモード及びREWモードに
おいて磁気テープ28は次のように走行される。 (f−1.プレイモードにおけるテープの走行) ストップ状態からプレイレバー12がプレイ位置へと移
動すると、モータ57が回転し、キャプスタン37、37′、
伝達ギヤブロック62及びアイドラギヤ45が回転されると
共に、ディレクションスライダー29がフォワード位置に
来ているとき(以下、「フォワード状態」と言う。)に
は右側のピンチローラ40がF側キャプスタン37に圧着さ
れ、かつ、アイドラギヤ45の小ギヤ45bが中間ギヤ51に
噛合され、また、ディレクションスライダー29がリバー
ス位置に来ているとき(以下、「リバース状態」と言
う。)には左側のピンチローラ40′がR側キャプスタン
37′に圧着され、かつ、アイドラギヤ45の小ギヤ45bが
R側リール台38′のギヤ部38′aと噛合されることにな
り、それによって、フォワード状態においてはF側リー
ル台38が反時計回り方向(以下、「テープ巻取り方向」
と言う。)へ、又、リバース状態においてはR側リール
台38′が時計回り方向(以下、「テープ巻取り方向」と
言う。)へ回転されることになる。 従って、テープカセット21がプレーヤ1に装着されて
いる状態からプレイモードになると、磁気ヘッド18が磁
気テープ28に接触すると共に、磁気テープ28は、フォワ
ード状態においてはF側キャプスタン37とこれに圧着し
た右側のピンチローラ40とによって挟まれてフォワード
方向へ定速で走行され、かつ、Tリール39に巻き取られ
て行くことになり、リバース状態においてはR側キャプ
スタン37′とこれに圧着した左側のピンチローラ40′と
によって挟まれてリバース方向へ定速で走行され、か
つ、Sリール39′に巻き取られて行くことになる。 尚、プレイモードにおけるテープの走行方向は後述す
るテープ走行方向切換機構により切り換えられる。 (f−2.FFモード及びREWモードにおけるテープの走
行) また、ストップ状態からFFレバー13又はREWレバー14
が押し込まれると、モータ57が回転してこの場合もキャ
プスタン37、37′、伝達ギヤブロック62及びアイドラギ
ヤ45が回転されると共に、FFレバー13が押し込まれたと
きはF側リール台38のギヤ部38aが中間ギヤ51、右側の
高速走行ギヤ52及び伝達ギヤ56を介して伝達ギヤブロッ
ク62の第1のギヤ65と噛合されてF側リール台38が高速
でテープ巻取方向へ回転されることになり、また、REW
レバー14が押し込まれたときはR側リール台38′のギヤ
部38′aが左側の高速走行ギヤ52′及び伝達ギヤ56′を
介して伝達ギヤブロック62の第1のギヤ65と噛合されて
R側リール台38′が高速でテープ巻取方向へ回転される
ことになる。 従って、テープカセット21がプレーヤ1に装着されて
いる状態において、FFモードになったときは磁気テープ
28が高速でTリール39に巻き取られて行き、REWモード
になったときは磁気テープ28が高速でSリール39′に巻
き取られて行くことになる。 (g.テープ走行方向切換機構)[第1図乃至第8図] 76はテープ走行方向切換機構であり、該テープ走行方
向切換機構76は前記したディレクションスライダー29
と、該ディレクションスライダー29の位置を規定するデ
ィレクションギヤと、該ディレクションギヤの回転を制
御するトリガーレバーと、該トリガーレバーを操作する
ディレクション釦及びテープエンド検出手段等により構
成されている。 (g−1.トリガーレバー)[第1図、第3図、第4図、
第7図、第8図] 77はトリガーレバーであり、該トリガーレバー77は前
後方向に長い板状に形成されると共に、その後端部が側
方から見て略コ字形を為すように屈曲され、かつ、該コ
字形を為す部分の上片78の右端部が右稍斜め前方へ向け
て屈曲した被押圧部78aに形成されており、また、前後
方向における中央部から稍前寄りの部分に前後方向に長
い係合長孔79が、更に、該係合長孔79から稍前方へ離間
した位置に比較的背の低い押圧片80が上方へ突出するよ
うに切起状に形成されている。 81は支持軸であり、該支持軸81はシャーシ部3のうち
フォワード位置に来ているディレクションスライダー29
のカム配置孔32の右側の被規制縁32aから稍左寄りの位
置と対応する位置から下方へ向けて突設されると共に、
その下端部に環状溝81aが形成されている。 そして、トリガーレバー77はその係合長孔79が上記支
持軸81の環状溝81aに摺動自在に係合され、かつ、その
前端部がメカシャーシ2の前壁6に形成された孔82に摺
動自在になるように位置されることによって一定の範囲
内において前後方向へ移動自在なるように設けられると
共に、その左側縁に形成されたばね掛片83と上記前壁6
に形成されたばね掛片84との間に引張スプリング85が架
け渡されることにより前方への移動力を付勢された状態
で設けられている。 しかして、トリガーレバー77は、後方へ向けて押圧さ
れていない状態においてはその係合長孔79の後端が支持
軸81に当接することによって第1図(B)等に示す非押
込位置に保持されることになり、また、後述するディレ
クション釦が所定量押し込まれることにより、もしくは
後述する揺動レバーがテープエンド位置へと移動される
ことにより第1図(A)等に示す押込位置へと移動され
るようになっている。 尚、トリガーレバー77が非押込位置に来ている状態に
おいてその前端部はメカシャーシ2の前壁6から稍前方
へ突出している。 (g−2.トリガーレバー操作手段)[第1図乃至第4
図、第6図乃至第8図] (g−2−a.ディレクション釦)[第1図乃至第3図、
第7図] 86はディレクション釦である。該ディレクション釦86
はテープ走行方向を任意に変更するとき操作するもので
あり、前記トリガーレバー77の前端に前方から近接して
対向する状態で位置されると共に、メカシャーシ2の前
壁6に前後方向へ一定の範囲内で移動自在に、かつ、常
時、前方へ向けて付勢された状態で設けられている。 しかして、ディレクション釦86を後方へ向けて所定量
押圧すると、トリガーレバー77が押込位置へと移動され
ることになる。 (g−2−b.テープエンド検出手段)[第1図乃至第4
図、第6図乃至第8図] 87はテープエンド検出手段である。該テープエンド検
出手段87はプレイモードから所謂テープエンドの状態に
なったときそのテープエンドを検出してトリガーレバー
77を移動せしめるためのものであり、前記した伝達ギヤ
ブロック62と、カムギヤと揺動レバー等から成る。 88はカムギヤであり、該カムギヤ88は平ギヤ状を成す
ギヤ部89と該ギヤ部89の上面に形形成れた第1のカム90
及び第2のカム91とギヤ部89の下面に形成された小ギヤ
92とが一体に形成されて成る。 そして、第1のカム90はギヤ部89の中心部から中心と
外周縁との間の略中間の位置までの部分に略楕円形を成
すような形状で形成されており、また、第2のカム91は
ギヤ部89の外周縁と第1のカム90のギヤ部89の中心部に
位置した基端部との間の略中央部に位置すると共に、そ
の外側を向いたカム面が右回り方向に行くに従ってカム
ギヤ88の中心に近づくように形成されている。 そして、カムギヤ88はシャーシ部3の下面から下方へ
向けて突設された支持軸93に回転自在に支持されると共
に、そのギヤ部89が右側のキャプスタンプーリ59に形成
されたギヤ部61と噛合されている。 従って、カムギヤ88はモータ57が回転している間は常
時回転していることになり、その回転方向は第3図にお
ける時計回り方向(第1図においては反時計回り方向)
である。 94は揺動レバーであり、該揺動レバー94は略逆L字形
を為す板状に形成されると共に、その左端部が左側を向
いて開口した略コ字形に形成されており、該コ字形の部
分の前後2つの弾性片95、95が前記伝達ギヤブロック62
の第2の回転体68の円筒部70を略前後両側から挟むよう
に接触し、かつ、その先端部間に引張スプリング96が架
け渡されることによって、第2の回転体68に適度な強さ
の弾発力で接触した状態で回動自在に支持されている。 そして、揺動レバー94の前端縁に沿う部分にはその左
端部から下方へ突出した引掛突部97と右端部から下方へ
突出した当接突部98が形成されており、上記引掛突部97
は前記トリガーレバー77の被押圧部78aに略前方斜め左
側から比較的近接して対向するように位置され、また、
当接突部98は前記カムギヤ88の第1のカム90に略後方か
ら対向されている。 そこで、モータ57が回転すると、伝達ギヤブロック62
が時計回り方向へ回転されるので、この伝達ギヤブロッ
ク62の第2の回転体68と摩擦接触している揺動レバー94
に第3図における時計回り方向への回動力が付勢されて
その当接突部98がカムギヤ88の第1のカム90に圧着され
ると共に、カムギヤ88が時計回り方向へ回転するので、
第1のカム90及び第2のカム91が時計回り方向へ回転す
ることになる。そして、第1のカム90の外周面はその基
端部から先端部へ行くに従ってカムギヤ88の中心からの
距離が長くなっているため、該第1のカム90の外周面の
当接突部98と対向する位置のカムギヤ88の中心からの距
離はカムギヤ88の回転に伴って周期的に変化することに
なるので、第1のカム90の外周面に圧着している当接突
部98は略前後方向へ周期的に移動されることになり、こ
れによって、揺動レバー94が第3図に示す位置と第8図
(A)に示す位置との間を周期的に移動される、即ち、
揺動されることになり、この揺動は、第2の回転体68及
びカムギヤ88が回転している限り連続して行なわれるこ
とになる。 また、テープエンドの状態になるとリール台38、38′
の回転が阻止されるので、この負荷によって、伝達ギヤ
ブロック62の第2の回転体68の回転が阻止されることに
なる。 すると、それまで第2の回転体68が回転することによ
って揺動レバー94に付勢されていた時計回り方向への回
動力が無くなるので、揺動レバー94の当接突部98のカム
ギヤ88の第1のカム90に対する圧着力が無くなることに
なり、従って、この状態になると、揺動レバー94の当接
突部98は第1のカム90の先端部によって前方から押圧さ
れたところでその位置、即ち、第8図(A)に示すよう
に、カムギヤ88の第2のカム91の先の尖った部分の回転
軌跡より外側の位置において動きが止まることになる。 そして、この状態からカムギヤ88が更に回転すると第
8図(A)に2点鎖線で示すように、第2のカム91の先
の尖った部分が揺動レバー94の当接突部98に略前側から
接触し、次いで、第2のカム91の外周面が上記当接突部
98を略後方へ向けて押圧することになる。 これによって、揺動レバー94が、第8図(B)に示す
ように、更に後方へ寄った位置(以下、「テープエンド
位置」と言う。)へと移動されることになる。 そして、移動レバー94がこのようにしてテープエンド
位置へと移動されると、その引掛突部97が前記トリガー
レバー77の被押圧部78aを略後ろ斜め右側へ押圧するこ
とになり、それによって、トリガーレバー77が前記押込
位置へと移動せしめられることになる。 (g−3.ディレクションギヤ)[第1図、第3図乃至第
5図、第7図] 99はディレクションギヤである。 (g−3−a.円板部、歯欠部、カム)[第1図、第3図
乃至第5図、第7図] ディレクションギヤ99は、その外周部にギヤ歯が形成
された円板部100と、該円板部100の上面の中心部に形成
されたボス部101及び下面の中心部に形成されたボス部1
02と、中心側端が上記ボス部101と連続したカム103とが
一体に形成されている。 そして、円板部100の外周縁寄りの部分のうち該円板
部100の中心を挟んで互いに反対側に位置した部分には
中心角で略60゜程度の長さを有し、かつ、外周縁に沿っ
て延びる切欠溝104、104′が形成されると共に、該切欠
溝104、104′の反時計回り方向側の略半分は外周縁に達
しており、これによって、中心角で略180゜離間した2
つの位置に撓み弾性を有する弾性片100a、100b及び歯欠
部105、105′が形成されている。 また、カム103は上方から見て略半円形を為すと共
に、その半円形の略直線状に延びる面と円弧状に延びる
面とが連続する2つの隅角部の一方がボス部101と連続
し、かつ、上記隅角部の他方(以下、「先端部」と言
う。)が、上方から見て前記2つの切欠部104、104′の
一方の略中央部に比較的近接して位置する向きで配置さ
れている。 (g−3−b.ディレクションスライダーとの結合)[第
1図、第3図、第7図] そして、ディレクションギヤ99の軸心部には厚み方向
に貫通した挿通孔106が形成されており、ディレクショ
ンギヤ99は、上記挿通孔106にシャーシ部3から下方へ
向けて突設された支持軸81、即ち、その下端部が前記ト
リガーレバー77を支持している支持軸が挿通されること
によって、該支持軸81に回転自在に支持されており、そ
のカム103の上面寄りの部分がディレクションスライダ
ー29に形成されたカム配置孔32内に稍余裕を有した状態
で位置されている。 尚、トリガーレバー77の大部分はディレクションギヤ
99に下方から比較的近接して対向されており、また、そ
の押圧片80は、トリガーレバー77が非押込位置に来てい
る状態において、ディレクションギヤ99の円板部100の
下面の歯元円寄りの位置と対向している。 また、円板部100は前記カムギヤ88の小ギヤ92と略同
じ高さに位置されると共に、その歯欠部105、105′以外
の部分が上記小ギヤ92と対向した向きとなったとき該小
ギヤ92と噛合する位置に設けられている。 (g−3−c.突部)[第1図、第3図、第5図、第7
図] そして、ディレクションギヤ99の円板部100の下面に
は次に示すような突部が形成されている。 尚、上記突部の位置及び向き等については、ディレク
ションギヤ99が、第3図に示す向き、即ち、その2つの
歯欠部105、105′のうちカム103の先端部と反対側に位
置する方のもの105(以下、「第1の歯欠部」と言う。
また、もう1つの歯欠部105′を「第2の歯欠部」と言
う。)がカムギヤ88の小ギヤ92と対向した向きとなる位
置(以下、「第1の位置」と言う。)に来ている状態に
おいて説明する。 107、107′はストッパー突部であり、該ストッパー突
部107、107′は円板部100の外周縁寄りの部分、即ち、
非押込位置に来ているトリガーレバー77の押圧片80が対
向した位置を通って円周状に延びる部分のうち円板部10
0の中心を挟んで前後反対側の位置に形成されると共
に、その前側のストッパー突部107(以下、「第1のス
トッパー突部」と言う。)の右側を向いた面107a及び後
側のストッパー突部107′(以下、「第2のストッパー
突部」と言う。)の左側を向いた面107′aがストッパ
ー面であり、第1のストッパー突部107の左稍斜め後方
を向いた面107b及び第2のストッパー突部107′の右稍
斜め前方を向いた面107′bが被押圧面である。 また、108、108′は被押圧突部であり、該被押圧突部
108、108′は上記ストッパー部107、107′に略円板部10
0の中心側から比較的近接して対向する位置に形成され
ると共に、略直角三角形状に形成されており、その直角
三角形の斜辺を成す面(以下、「被押圧面」と言う。)
108a、108′aのうち前側の被押圧突部108(以下、「第
1の被押圧突部」と言う。)の被押圧面108aは左稍斜め
前方を向く向きに、また、後側の被押圧突部108′(以
下、「第2の被押圧突部」と言う。)の被押圧面108′
aは右稍斜め後方を向く向きになっている。 更に、109、109′は被送り突部であり、該被送り突部
109、109′の前側のもの109(以下、「第1の被送り突
部」と言う。)は第1のストッパー突部107の略右側の
位置に形成され、後側の被送り突部(以下、「第2の被
送り突部」と言う。)109′は第2のストッパー突部10
7′の略左側の位置に形成されている。そして、109a、1
09′aがチャージ面、109b、109′bが被押圧面であ
り、チャージ面109a、109′aは略左右方向に沿って延
びるように形成され、また、被押圧面109b、109′bは
チャージ面109a、109′aのストッパー突部107、107′
側の端からストッパー突部107、107′のストッパー面10
7a、107′aの反被押圧突部108、108′側の端と極く近
接した位置へ向けて斜めに延びるように形成されてい
る。 上記したところから明らかなように、第1のストッパ
ー突部107、第1の被押圧突部108及び第1の被送り突部
109と第2のストッパー突部107′、第2の被押圧突部10
8′及び第2の被送り突部109′とは円板部100の中心を
対称点とした点対称の形状を有しており、従って、ディ
レクションギヤ99が前記した第1の位置から半回転して
第1図(D)に実線で示す位置、即ち、その第2の歯欠
部105′がカムギヤ88の小ギヤ92と対向した向きとなる
位置(以下、「第2の位置」と言う。)に来ると、第1
の突部107、108及び109と第2の突部107′、108′及び1
09′の位置及び向きが入れ換わることになる。 (g−4.ディレクションスライダーの位置の保持)[第
1図(D)、第3図] そこで、前記ディレクションスライダー29のフォワー
ド位置とリバース位置の保持は次のように為される。 (g−4−a.フォワード位置の保持)[第3図] ディレクションスライダー29のフォワード位置の保持
はトリガーレバー77が非押込位置に来ており、かつ、デ
ィレクションギヤ99が第1の位置に位置することにより
為される。 即ち、ディレクションスライダー29がフォワード位置
に来ているときは、そのアイドラ押圧ばね34の右側の腕
34aが前記アイドラレバー46の被押圧ピン49を左側へ向
けて押圧することによって、ディレクションスライダー
29に相対的に右方へ移動しようとする移動力が生じてお
り、また、この状態において、ディレクションギヤ99の
カム103はその先端部が円板部100の中心部から左稍斜め
前方へ向けて突出する向きとなっているため、ディレク
ションスライダー29のカム配置孔32の左側の被規制縁32
bがカム103の先端部を右斜め前方へ向けて押圧する状態
になり、従って、ディレクションギヤ99には反時計回り
方向への回動力が付勢されることになるが、このとき、
その第1のストッパー突部107がトリガーレバー77の押
圧片80に左側から当接しているため、ディレクションギ
ヤ99の反時計回り方向への回動が阻止されることにな
る。 これによって、ディレクションスライダー29がフォワ
ード位置に保持されることになる。 (g−4−b.リバース位置の保持)[第1図(D)] ディレクションスライダー29のリバース位置の保持
は、トリガーレバー77が非押込位置に来ており、ディレ
クションギヤ99が第2の位置に位置することにより為さ
れる。 即ち、ディレクションスライダー29がリバース位置に
来ているときは、そのアイドラ押圧ばね34の左側の腕34
bがアイドラレバー46の被押圧ピン49を右側へ向けて押
圧することによって、ディレクションスライダー29に、
相対的に左方へ移動しようとする移動力が生じており、
また、この状態において、ディレクションギヤ99のカム
103はその先端部が円板部100の中心部から右稍斜め後方
へ突出する向きとなっているため、ディレクションスラ
イダー29のカム配置孔32の右側の被規制縁32aがカム103
の先端部を左稍斜め後方へ向けて押圧することになり、
従って、この場合もディレクションギヤ99には時計回り
方向(第1図(D)において)への回動力が付勢される
ことになるが、このときは、その第2のストッパー突部
107がトリガーレバー77の押圧片80に左側から当接して
いるため、ディレクションギヤ99の時計回り方向(第1
図(D)において)への回動力が阻止されることにな
る。 これによって、ディレクションスライダー29がリバー
ス位置に保持されることになる。 (g−5.ディレクションギヤの回転[テープ走行方向の
切換])[第2図、第3図] そこで、ディレクションギヤ99は次のようにして回転
されることになる。 尚、この説明はディレクションギヤ99が第1の位置に
来ている状態を基準にして行なう。 (g−5−a.ロック解除及び送り出し)[第1図
(A)] ディレクションギヤ99が第1の位置に来ている状態か
ら、前記ディレクション釦86が所定量押し込まれ、ある
いは揺動レバー94がテープエンド位置へと移動される
(第1図(A)はディレクション釦86が押圧された状態
で示してある。)と、前記したように、トリガーレバー
77が押込位置へと移動されるので、その押圧片80がディ
レクションギヤ99の第1のストッパー突部107の右側の
位置から後方へ逃げると共にそれと略同時に第1の被押
圧突部108の被押圧面108aを略後斜め左側(第1図
(A)において)へ向けて押圧することになる。 従って、ディレクションギヤ99は、トリガーレバー77
の押圧片80による回動の阻止が解除されると共に第1の
被押圧突部108の被押圧面108aが押圧されることによっ
て時計回り方向(第1図(A)において)へ強制的に回
転せしめられることになり、それによって、その円板部
100の外周面に形成されたギヤ歯がカムギヤ88の小ギヤ9
2と噛合することになる。 尚、前記したように、ディレクションギヤ99にはディ
レクションスライダー29によって押圧されることによる
時計回り方向(第1図(A)において)への回動力が付
勢されているので、トリガーレバー77による阻止の解除
が為されたときは上記回動力によっても時計回り方向
(第1図(A)において)へ回転し得ることになるが、
この回動力はアイドラ押圧ばね34がアイドラレバー46か
ら受ける反力が作用して生じるものであり、しかも、上
記反力はそれほど大きな弾発力ではないので、この回動
力によってディレクションギヤ99がその円板部100のギ
ヤ歯がカムギヤ88の小ギヤ92と噛合する位置まで回転す
ることには確実性が無く、しかも、何らかの原因によっ
てディレクションスライダー29の右方への動きが重くな
っていたり、あるいは何かに引っ掛かって前記反力だけ
では右方へ移動することができない状態になることもあ
り得る。従って、このような状態になっていると、多く
の場合、トリガーレバー77が押込位置へと移動してもデ
ィレクションギヤ99がカムギヤ88と噛合する位置まで移
動されないということが起こる惧れがある。 しかしながら、前記したように、トリガーレバー77が
押込位置へと移動されると、その押圧片80が被押圧突部
108の被押圧面108aを押圧してディレクションギヤ99を
強制的に時計回り方向(第1図(A)において)へ回転
させるので、ディレクションスライダー29が前記したよ
うな状態になっていても、トリガーレバー77が押込位置
へと移動すればディレクションギヤ99がカムギヤ88と噛
合する位置まで確実に移動せしめられることになる。 (g−5−b.送り出しの補足)[第1図(B)] また、トリガーレバー77の後方への移動がディレクシ
ョン釦86を押すことによって行なわれるとき、ディレク
ション釦86の押込量が不充分であると、ディレクション
ギヤ99の時計回り方向(第1図(B)において)への回
転量がカムギヤ88と噛合するには不充分である場合があ
るが、このような場合は、トリガーレバー77が非押込位
置に戻って来るとき、その押圧片80が第1のストッパー
突部107の被押圧面107bを前方稍斜め左側(第1図
(B)において)へ向けて押圧することになるので、そ
れによって、ディレクションギヤ99が更に強制的に時計
回り方向(第1図(B)において)へ回転せしめられる
ことになり、これにより、カムギヤ88との噛合が確実に
為されることになる。 (g−5−c.トリガーレバーの移動力のチャージ)[第
1図(C)] しかして、前記したようにカムギヤ88は常に反時計回
り方向(第1図(C)において)へ回転しているので、
ディレクションギヤ99は小ギヤ92と噛合した時点から今
度はモータ57の回転力によって時計回り方向(第1図
(C)において)へ回転されることになる。 そして、ディレクションギヤ99が第1の位置から所定
の回転角回転して第1図(C)に1点鎖線で示す位置、
即ち、第2の位置の直前の位置まで来ると、第2の被送
り突部109′のチャージ面109′aが非押込位置に来てい
るトリガーレバー77の押圧片80を、先ず、左稍斜め後方
(第1図(C)において)へ押圧すると共に、次第に後
方への成分を増しながら押圧することになる。これによ
って、トリガーレバー77が非押込位置から稍後方へ寄っ
た位置へと移動されることになり、従って、トリガーレ
バー77に上記位置から非押込位置へ戻ろうとする移動力
がチャージされることになる。 更に、上記した状態から、ディレクションギヤ99が第
1図(C)に実線で示す位置まで回転して来ると、トリ
ガーレバー77の押圧片80には第2の被送り突部109′の
被押圧面109′bが対向し、この時点において、円板部1
00はその第2の歯欠部105′がカムギヤ88の小ギヤ92と
対向する直前の位置まで来ており、また、カム103はそ
の先端面が右方を向く方向よりほんの少し後方を向いた
向きとなっている。 (g−5−d.トリガーレバーによるディレクションギヤ
の停止位置への送り)[第1図(D)] しかして、この状態になると、トリガーレバー77の押
圧片80が第2の被送り突部109′の被押圧面109′bを略
前方斜め左側(第1図(D)において)へ押圧すること
になるので、この押圧によってディレクションギヤ99に
時計回り方向(第1図(D)において)への回転力が加
えられることになり、従って、ディレクションギヤ99は
トリガーレバー77により加えられる回転力とカムギヤ88
により加えられる回転力により回転されることになり、
また、このような状態になった直後に円板部100のカム
ギヤ88に対する噛合が外れ、この状態からはディレクシ
ョンギヤ99はトリガーレバー77により加えられる上記回
転力によって回転されることになる。 そして、トリガーレバー77の押圧片80により第2の被
送り突部109′の被押圧面109′bに対する押圧が終了す
るのと略同時に、第2のストッパー突部107′がトリガ
ーレバー77の押圧片80に略右側(第1図(D)におい
て)から当接することになり、これによって、ディレク
ションギヤ99がそれ以上時計回り方向(第1図(D)に
おいて)へ回転するのを阻止されることになる。 しかして、ディレクションギヤ99が第1の位置から半
回転して第2の位置に来ることになる。 (g−5−e.テープ走行方向の切換) しかして、ディレクションギヤ99が第1の位置から第
2の位置へと移動する間に、ディレクションスライダー
29がそのカム配置孔32の右側の被規制縁32aがディレク
ションギヤ99のカム103によって押圧されることにより
フォワード位置からリバース位置へと移動され、それに
よって、右側のピンチローラ40がF側キャプスタン37か
ら前方へ稍離間され、かつ、左側のピンチローラ40′が
R画キャプスタン37′に圧着されると共にアイドラレバ
ー46が反時計回り方向へ回動されてアイドラギヤ45の小
ギヤ45bがR側リール台38′のギヤ部38′aと噛合され
ることになる。 しかして、テープ走行方向がそれまでのフォワード方
向からリバース方向に切り換えられることになり、磁気
テープ28がこのリバース方向へ走行する状態で再生動作
が開始することになる。 尚、この状態からトリガーレバー77が押込位置へと移
動されたときは、押圧片80がディレクションギヤ99の第
2の被押圧突部108′の被押圧面108′aを押圧すること
によりディレクションギヤ99が時計回り方向(第1図に
おいて)へ送り出されてカムギヤ88と噛合されると共
に、カムギヤ88との噛合が外れる前に今度は第1の被送
り突部109がトリガーレバー77を後方へ押圧し、次い
で、トリガーレバー77がディレクションギヤ99を第1の
位置まで送ることになり、それによって、ディレクショ
ンスライダー29がリバース位置からフォワード位置へと
移動されてテープ走行方向がリバース方向からフォワー
ド方向に切り換えられることになる。 (g−5−f.誤動作の防止)[第1図(A)] また、トリガーレバー77の押込位置への移動をディレ
クション釦86により行なう場合、該ディレクション釦86
を押し込んだままにしていると、トリガーレバー77が押
込位置に留まることになるため、その押圧片80がストッ
パー突部107、107′の回転軌跡から外れた位置に保持さ
れることになるが、このような扱いが為されたときでも
ディレクションギヤ99が半回転以上回転されることは無
い。 即ち、例えば、フォワードプレイモードからディレク
ション釦86が押圧されるとトリガーレバー77が押込位置
へと移動されてディレクションギヤ99が前記したように
時計回り方向(第1図(A)において)へ回転されるこ
とになるが、この場合、トリガーレバー77が押込位置に
保持されているときは、第2の被押圧突部108′がトリ
ガーレバー77の押圧片80に略左側(第1図(A)におい
て)から当接することになり、それによって、ディレク
ションギヤ99がそれ以上時計回り方向(第1図(A)に
おいて)へ回転するのを阻止されることになり、このと
き、第2の被送り突部109′の被押圧面109′bがトリガ
ーレバー77の押圧片80に前方から対向して位置される。 従って、この状態からディレクション釦8に対する押
圧を解除すると、トリガーレバー77が非押込位置へと戻
り、このとき、その押圧片80が第2の被送り突部109′
の被押圧面109′bを必然的に押圧することになるの
で、ディレクションギヤ99が強制的に次の停止位置、即
ち、第2の位置まで送られると共に、該第2の位置に来
たところで、第2のストッパー突部107′がトリガーレ
バー77の押圧片80に当接することになる。 (G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明テ
ーププレーヤーは、回転対称位置に形成された一対の歯
欠部を有し、駆動ギヤと噛合して回転せしめられると共
に、駆動ギヤと一対の歯欠部のいずれか一方の歯欠部と
対向した位置で回転が停止される歯欠ギヤと、非押込位
置と押込位置との間を移動されると共に、常時非押込位
置側へ付勢されかつ歯欠ギヤの一方の面と対向した位置
に押圧片が設けられたトリガーレバーとを備え、歯欠ギ
ヤの一方の面の非押込位置に移動されたトリガーレバー
の押圧片と対向する位置を含む円周上の回転対称位置に
一対のストッパー突部を形成すると共に、歯欠ギヤの一
方の面に押込位置に移動されたトリガーレバーの押圧片
によって押圧操作されて歯欠ギヤに初期回転力を付与す
る一対の被押圧突部を回転対称位置に形成し、トリガー
レバーを押込位置に移動させることによって、トリガー
レバーの押圧片の一方のストッパー突部への押圧を解除
すると共に、押圧片が一対の被押圧突部のうち一方の被
押圧突部を押圧操作して歯欠ギヤを回転させ、歯欠ギヤ
と駆動ギヤとを噛合させて駆動ギヤを回転させることに
よりテープの走行方向が切り換えられ、トリガーレバー
を押込位置に移動させたままの状態にあるときは、一対
の被押圧突部のうち他方の被押圧突部とトリガーレバー
の押圧片とが当接して歯欠ギヤの回転を阻止するように
したことを特徴とする。 即ち、本発明によれば、トリガーレバーが非押込位置
に来ている状態においては歯欠ギヤはそのストッパー突
部がトリガーレバーの押圧片に当接することによって回
転を阻止される、即ち、停止位置に保持され、また、そ
の状態からトリガーレバーが押込位置へと移動されたと
きはその押圧片がストッパー突部の移動を阻止しない位
置へ逃げると共にそれと略同時に被押圧突部を押圧して
歯欠ギヤを駆動ギヤと噛合する位置まで送り出すことに
なる。 従って、本発明テーププレーヤーによれば、歯欠ギヤ
の停止位置における保持と送り出しとを1個のトリガー
レバーによって行なうことができると共にその送り出し
を確実に行なうことができる。 尚、前記した実施例においては、ストッパー突部にも
被押圧面を設けて、トリガーレバーの押込位置への移動
力が不充分であったときは非押込位置に戻るトリガーレ
バーの押圧片が上記被押圧面を押圧して歯欠ギヤを回転
方向へ送るようにしたが、このようにすることによっ
て、トリガーレバーの押込位置への移動量の如何に拘ら
ず、歯欠ギヤの駆動ギヤと噛合する位置への送り出しを
確実に行なうことができる。 また、前記実施例においては、歯欠ギヤが停止位置、
即ち、駆動ギヤとの噛合が外れる位置に至る少し手前の
位置まで来たときトリガーレバーによって押圧されるこ
とにより歯欠ギヤに回転方向への回転力を付勢する被送
り突部を設けたが、このようにすることによって、歯欠
ギヤが駆動ギヤとの噛合を外れた後の所定の停止位置ま
での移動を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第8図は本発明テーププレーヤーの実施の一
例を示すものであり、第1図はディレクションギヤの位
置の制御を(A)から(D)へ順を追って示す要部の底
面図、第2図はテーププレーヤーを外筐を外して示す概
略平面図、第3図はテーププレーヤーのメカシャーシよ
り下の部分を示す平面図、第4図はテープ走行方向切換
機構を示す分解斜視図、第5図はディレクションギヤを
第4図に示す向きと異なる向きで示す斜視図、第6図は
第3図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は第3図のVII
−VII線に沿う断面図、第8図はテープエンド検出動作
を(A)から(B)へ順を追って示す要部の平面図、第
9図及び第10図は歯欠ギヤを備えた従来のテーププレー
ヤーの一例を示すものであり、第9図(A)は第1のモ
ードにおける平面図、第9図(B)は第2のモードにお
ける平面図、第10図は要部の平面図である。 符号の説明 1……テーププレーヤー、77……トリガーレバー、80…
…押圧片、88……駆動ギヤ、99……歯欠ギヤ、105、10
5′……歯欠部、107、107′……ストッパー突部、108、
108′……被押圧突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高科 武吉 銚子市松岸町4丁目814番地 株式会社 タロン内 (56)参考文献 特開 昭61−240465(JP,A) 特開 昭59−142765(JP,A) 実開 昭58−125261(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.回転対称位置に形成された一対の歯欠部を有し、駆
    動ギヤと噛合して回転せしめられると共に、前記駆動ギ
    ヤと前記一対の歯欠部のいずれか一方の歯欠部と対向し
    た位置で回転が停止される歯欠ギヤと、 非押込位置と押込位置との間を移動されると共に、常時
    非押込位置側へ付勢されかつ上記歯欠ギヤの一方の面と
    対向した位置に押圧片が設けられたトリガーレバーとを
    備え、 上記歯欠ギヤの一方の面の上記非押込位置に移動された
    上記トリガーレバーの上記押圧片と対向する位置を含む
    円周上の回転対称位置に一対のストッパー突部を形成す
    ると共に、上記歯欠ギヤの一方の面に上記押込位置に移
    動された上記トリガーレバーの上記押圧片によって押圧
    操作されて上記歯欠ギヤに初期回転力を付与する一対の
    被押圧突部を回転対称位置に形成し、 上記トリガーレバーを上記押込位置に移動させることに
    よって、トリガーレバーの上記押圧片の上記一方のスト
    ッパー突部への押圧を解除すると共に、上記押圧片が上
    記一対の被押圧突部のうち一方の被押圧突部を押圧操作
    して上記歯欠ギヤを回転させ、上記歯欠ギヤと上記駆動
    ギヤとを噛合させて上記駆動ギヤを回転させることによ
    りテープの走行方向が切り換えられ、 上記トリガーレバーを上記押込位置に移動させたままの
    状態にあるときは、上記一対の被押圧突部のうち他方の
    被押圧突部と上記トリガーレバーの上記押圧片とが当接
    して上記歯欠ギヤの回転を阻止するようにした ことを特徴とするテーププレーヤー。
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