JP2669846B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2669846B2
JP2669846B2 JP63043328A JP4332888A JP2669846B2 JP 2669846 B2 JP2669846 B2 JP 2669846B2 JP 63043328 A JP63043328 A JP 63043328A JP 4332888 A JP4332888 A JP 4332888A JP 2669846 B2 JP2669846 B2 JP 2669846B2
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一義 荻野
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録再生装置に関する。
〔従来の技術〕
磁気記録再生装置は、再生やレヴューモードの如きテ
ープ定速走行と、早送りや巻戻しの如きテープ高速走行
のための機構を有し、前者の場合、キャプスタンモータ
の回転トルクをスリップ機構付バイパスギヤを介して各
リール台に伝達し、後者の場合クラッチを作用させてバ
イパスギヤを経由させない直結手段によりキャプスタン
モータの回転力を各リール台に伝達している。
このように、テープ走行状態に応じて動力伝達経路を
変えているが、この動力伝達経路の選択にクラッチを用
いる。このクラッチは、たとえば、特公昭62−40774号
公報にみられる如く、複雑な構造にして、又、クラッチ
を解放するための特別なスプリング装置を必要としてい
る。
〔本発明が解決しようとする課題〕
テープの走行状態に応じた動力伝達経路は、スリップ
機構とクラッチ機構共々、リール台駆動用のモータとリ
ール台の限られた空間に収める必要がある。従って、ク
ラッチ作動部分のより小型簡略化が強く望まれる。
それ故に、本発明は、前述した要望を満たすことを解
決すべき課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前述した課題を解決するために、シャーシ
に固定された駆動モータ5により減速ギヤ列を介して回
転させられるカムギヤ47と、モード操作に応じた回転を
する該カムギヤ47が一面に一方のカム溝108と他面に他
方のカム溝89を有し、第1の突片118を有しかつ前記一
方のカム溝108に追随して移動する一方の制御板114と、
第2の突片152を有しかつ前記他方のカム溝に追随して
移動する他方の制御板93と、キャプスタンモータ23の出
力軸の回転トルクを受けるギヤ81を従ギヤ83に直結又は
バイパスギヤ82を介して結合させテープの高速走行と定
速走行とを選択させるクラッチと、弾性アーム128aを具
えかつ前記クラッチを動作させるクラッチ作動子128
と、シャーシに枢支され前記弾性アームの一端に係合す
る回動可能な主レバー144と、前記第1の突片118と対向
する第1の脚150及び前記第2の突片152と対向する第2
の脚151を有し前記主レバーに枢支されると共に常時は
該主レバーと共動するべくスプリング148により付勢さ
れた副レバー146とから成るクラッチ切り換え手段とを
備え、第1のモード操作による前記一方の制御板の往動
により、前記第1の突片が前記第1の脚に当接して前記
主レバーを回動させ、前記弾性アームを撓ませながら前
記クラッチを作動させてテープ高速走行と成し、前記一
方の制御板の復動により前記弾性アームの弾力と前記ス
プリングとにより、前記主レバーを原位置に戻し前記ク
ラッチを解除するも、第2のモード操作による前記他方
の制御板の往動により、前記第2の突片が前記第2の脚
に当接して前記副レバーを回動させ、前記第1の脚に退
避させて前記一方の制御板の往動によっても、前記第1
の突片が前記第1の脚に当接しないようにすることを特
徴とする磁気記録再生装置を提供する。
又、本発明は、他方の脚への外力の作用は一方の脚へ
の外力の作用を不可能にしている。
〔作用〕
本発明によれば、作動子のアームの反撥力を利用して
クラッチを解放すると共に、主レバーを元の位置に戻す
ことができる。又、キャプスタンモータ制動時にはクラ
ッチが入らないようにする操作を簡単にできる。
〔実施例〕
本発明の一例として、一般にはビデオとして知られて
いる家庭用の磁気記録再生装置(以下VTRという)を、
添付図に示す。第1図はケースを外したVTRのメカニズ
ムの上面、第2図はその底面を示す。VTR1は、テープカ
セットの装着、排出をなすカセットローディング機構
2、テープをシリンダに巻回又は戻すテープローディン
グ機構3及びテープの送りをなすテープ走行機構4を有
す。
カセットローディング機構2は、駆動モータ5の軸上
に設けられ、モータと直結して回転可能なウオーム6と
噛合うウオームホイール7を有し、このウオームホイー
ル7をピニオン8を介してラック9に連結する。ラック
9は後述する機構(第32、33図参照)に結合し、第1図
でみてラック9が上方に動くとシャーシ上にカセットを
装着し、ラック9を下向きに動かすとカセットの排出を
可能にさせる。ウオームホイール7は欠歯部10を有し、
欠歯部10がウオーム6と対向している時、即ち、ウオー
ム6からウオームホイール9への動力伝達が無い時テー
プローディング機構3を操作し、駆動モータ5の回転ト
ルクをプーリ11及び減速ギヤ列49を介してテープローデ
ィング機構3のみに伝達させる。
カセットローディング機構は第32図と第33図に示され
るものを用いる。シャーシ両側の側板155に逆L字形の
溝156、157を穿設する。カセットホルダー158から側外
方に延出する対の離間したピン159、160を、溝156、157
に挿入する。カセットホルダー158が溝156、157によっ
て決られる軌跡に従って移動することになる。一方の側
板155とは離間したラックホルダー161を配し、ラックホ
ルダー161に固定したピン162、163をラック9の長穴16
4、165に挿入し、ラック9の前後方向の動きを円滑にさ
せる。ラック9の歯166は、ホルダー161に回転自在に支
承した第1のギヤ167に噛合う。第1のギヤ167とは同軸
に且つ一方向クラッチ(図示なし)を介して第2のギヤ
168を配す。第1のギヤ167にピン169を立て、これをホ
ルダー161の弧状の溝170に挿入し、カセット装着時ピン
169を溝170の端の中心方向の部分に入力、ロック状態を
作る。第2のギヤ168を第3のギヤ171を介して第4のギ
ヤ172に連結する。
第4のギヤ172は弧状の溝173を有し、このギヤ172と
同心関係に、扇形ギヤ174を配し、この扇形ギヤ174のア
ーム174aをピン160に枢支されたレバー175の一端に長穴
とピン176を介して連結する。ギヤ172には透孔200が設
けられ、扇形ギヤ174に固着された突片201がこの透孔20
0より突出しており、この突片201とギヤ172に固着され
たピン177とはスプリング178によって結合されている。
尚、このスプリング178は溝173に挿入されている。
スプリング178の付勢力により扇形ギヤ174は反時計方
向に付勢され、透孔200の端部202と突片201とが当接し
て扇形ギヤ174の回動が阻止され、結果的にギヤ172と扇
形ギヤ174とは一体に回動可能である。この扇形ギヤ174
は中間ギヤ179を介して出力ギヤ180に伝達させ、この出
力ギヤ180の回転を他方の側板側のギヤに伝達し、両側
板側のギヤを同回転とする。他の側板側にも同様のカセ
ットホルダー移送機構を設ける。第4のギヤ172の回転
は、突片201を介して扇形ギヤ174に伝達され、この扇形
アーム174の回転がアーム174aを回動させ、レバー175を
介して、ピン160を溝157に沿って移動させる。ピン15
9、160の動きは、カセットホルダー158の溝156、157に
沿う動きを作る。カセットローディング完了時にはスプ
リング178の付勢力によりカセットのシャーシ上の所定
位置への押付けが可能となる。
カセットが挿入されると、駆動モータ5がラック9を
前進させ、ギヤ167、168、171、172を回転させる。ギヤ
172の時計方向の回転がピン177を介して扇形ギヤ174に
伝達され、カセットホルダー158を後方へ移動させるよ
うアーム174aを時計方向に回動させる。やがて、ホルダ
ー158が下降すると共に、ピン169が溝170の端部の半径
方向へと入り、ロック状態を作る。モータ5を同時に停
止させる。この時点で、カセットはシャーシに押しつけ
られる。この際、ピン177が溝173の一端から離れる方向
に動く。尚、第4のギヤ172からの逆駆動力は、ギヤ16
7、168間のクラッチによりラック9に伝達されない。
尚、カセット排出は、ラック9を前進させ、ギヤ172
を反時計方向に回転させ、且つスプリング178の付勢力
によりカセットホルダー158を元の位置に戻す。
駆動モータ5の回転トルクはモータプーリ、ベルトを
介して、モータ側のプーリ及びウオーム141側のプーリ
を含むプーリ11、ベルトを用いた該プーリ11からの回転
トルクを受けるウオーム141、該ウオームと噛合うウオ
ールホイール142、該ウオームホイール142と同軸で一体
に回転する小歯車143(第4−13図参照)からなる減速
ギヤ列49を介して、小歯車143と噛合うカム溝を有する
第1のカムギヤ12(第2図参照)に伝達され、カム溝13
に従う従動子14を揺動させることによりラック15を往復
動させる。ラック15の動きはギヤ16を回転させ、対のリ
ンク17を開脚し、テープ引出体18を、シャーシに穿けた
ガイド孔19に沿って移動させ、テープをシリンダ20に巻
回し、逆の動作でテープをカッセト内に戻す。21はテー
プテンションレバーを示す。
テープ走行機構4は、キャプスタン22、キヤプスタン
モータ23、アイドラー機構24、供給リール台25(Sリー
ル台という)、巻取りリール台26(Tリール台という)
を有し、Tリール台26を回転させると、たとえば、磁気
記録の再生を可能にするテープ送りをし、又、Sリール
台25の回転は、たとえば、テープの早戻しを可能にする
テープ送りをする。
以上、本発明の一例の基本構成を概略説明したが以下
にその詳細を説明する。
カセットローディング機構2を構成する駆動モータ5
とラック9との間の構成部品を、第3図に示す。ウオー
ムホイール7は、これは同じにして且つ一体成形された
平歯車27と溝45を備えるカム面28(第4−11図参照)と
を有す。ウオームホイール7と一体の平歯車27がピニオ
ン8を介してラック9と連結し、ウオームホイール7の
回転方向に応じてラック9を往復動させる。ウオームホ
イール7を回転自在に支承するシャフト29に対しピン37
を中心に回動自在な第1のスライド板30が、下向きの突
片31と上向きのピン32を有す。突片31にスプリング33を
係合する。ピン32がカム面28に摺接すると共に、突片31
がシャーシに固定されたベース34の裏面に沿って摺動自
在な第2のスライド板35の横向きの片36と対向する。第
2のスライド板35は対の長穴35a、35bを有し、ベース34
に植立させたピン34a、34bがこれら長穴35a、35bを貫通
し、第2のスライド板35の動きを案内する。この第2の
スライド板35に、第1制御板38の突片39と対向する下向
き部40と、カム面28の突部41と対向する上向き部42とを
有し且つスプリング43の付勢力を受けるリンク44を回動
自在に支持させる。
第4図はカセット排出状態時の前述した各部品の相対
的関係を示す。ウオーム6とウオームホイール7とは欠
歯部10近くで噛合い、第1制御板38の突片39がリンク44
の下向き部40と対接し、ピン32が図示位置にとどまる。
カセットを挿入して駆動モータ5を第5図中の矢印で示
す方向に回動させ、ウオーム6を介してウオームホイー
ル7を時計方向に回転させると、平歯車27とピニオン8
が回転し、ラック9が後方へ移動する(第5図参照)。
第5図に示す状態は、第4図に示す状態とウオームホイ
ール7の回転を除いて同じである。ウオームホイール7
がさらに時計方向に回転すると、やがてピン32が溝45の
直前にきて且つウオームホイール7の欠歯部10の直前が
ウオーム6と噛合っている。第6図に示す状態から第7
図に示す状態の如く、ピン32が溝45内に入ると、第1ス
ライド板30のピン32が溝斜面46をスプリング33の力で押
しながら、第1スライド板30がピン37を中心に時計方向
に回動する。この結果、この第1スライド板30の動きに
追従してウオームホイール7が時計方向に強制的に回転
させられ、欠歯部10がウオーム6と対向してその間の噛
合を解消させ、ウオーム6とウオームホイール7との間
のトルク伝達を無くす。第1のスライド板30の突片31が
第2のスライド板35の片36と対接する。この状態で、カ
セットが所定位置に配さる。このカセットローディング
が完了すると、引続きテープローディング操作が始る。
第8図はテープローディングが開始された状態を示
す。駆動モータ5からプーリ11及び減速ギヤ列49を介し
て第1のカムギヤ12と第2のカムギヤ47とを回転させる
が、第2のカムギヤ47の第4カム溝89が第1制御板38を
前方へ移動させる。このため、第1制御板38の突片39と
リンク44の下向き部40の対接が解除され、リンク44は時
計方向にスプリング43により回動する。そして、突片39
の後端が下向き部40の前端に対向する。テープ走行時に
はこの状態が保たれる。
システムコントロールからのカテット排出信号に応じ
て駆動モータ5を逆転させ、第1と第2のガムギヤ12、
47を第8図とは逆方向に回転させる。第9図を参照す
る。第1制御板38が第2のカムギヤ47のカム溝89により
後方へ移動する。このため、突片39の後端がリンク44の
下向き部40に係合し、次いで、リンク44を後方へと移動
させる。リンク44の後進は、その片36により、第1のス
ライド板30の下向きの突片31を後方へと押し、スプリン
グ33の付勢力に抗し第1のスライド板30を支軸37を中心
に反時計方向に回転させて後方へ摺動させる。この際、
第1のスライド板30のピン32が溝斜面48を押して、ウオ
ームホイール7を反時計方向に強制的に回動させて、ウ
オーム6とウオームホイール7の一枚目の歯が噛合いウ
オームホイール7がウオーム6により回転させられるこ
とになる。このウオームホイール7の回転は、溝斜面46
によりピン32を溝45により押出し、カム面28に沿わせ
る。ウオームホイール7の反時計方向の回動により、カ
ム面28の突部41が、リンク44の上向き部42の右部に対接
し、リンク44を反時計方向にスプリング43の付勢力に抗
して回動させる。この際、第1制御板38の突片39の後端
とリンク44の下向き部40の前端との係合が解除され、ス
プリング43の付勢力によりリンク44が前方へ移動する。
この結果、第11図に示すように、カム面28の突部41がリ
ンク44の上向き部42の後方切欠部42aを通過を可能に
し、ウオームホイール7を反時計方向に回転させる。そ
してラック9を前方へ移動させて、カセットを排出し、
第4図の状態になるとリーフスイッチ13が作動して信号
を検出し駆動モータ5が停止する。
以上から明らかなように、ウオームとウオームホイー
ルとを噛合せている時にカセットの装着・排出を行な
い、ウオームホイールの欠歯部とウオームとを対向させ
且つウオームからウオームホイールへのトルク伝達を断
っている時にテープローディング操作を行なう。従っ
て、一個の駆動モータで二つの作業を可能にする。加え
て、たとえば、カセットローディング中カセットがスタ
ックしても、ウオームの回転が止り、テープローディン
グ機構への回転トルクの伝達が無いので、テープローデ
ィング機構の動きが、カセットローディング機構の動き
に対し先行し、カセットローディング機構の動きと同期
しなくなることはない。尚、カセットローディング中は
後述する第1−4のカム軸における各従動子は同径部分
を移動する。
第12図を参照して、テープローディング操作について
述べる。駆動モータ5からの回転トルクはプーリ11及び
減速ギヤ列49を介して第1のカムギヤ12に伝達される。
このカムギヤ12の裏面に第2のカム溝50が設けられ、一
方、このカム溝50に挿入されるピン51を有する従動子14
を支点52を中心に揺動自在になるようシャーシに保持す
る。従動子14の先端にラック15を、長穴とピンを介し
て、支持する。ラック15はその両側に長穴53、53を有
し、これら長穴にシャーシに固定したピンを通す。この
結果、第1のカムギヤ12の回転に応じて、カム溝50内の
ピン51の位置が変化し、従動子14をピン52まわりに回動
させてラック15を往復動させる。図示例は第1のカムギ
ヤ12を矢印方向に回転させ、ラック15を同様に矢印方向
に移動させた状態を示す。
このラック15は、長細いプレート54のもので、その中
心部下方に細長い孔を穿け、一方の縁に歯55を切り、他
方の縁56を歯55に対し段差をつける。この歯55と噛合う
小ギヤの軸57を、縁56に沿わせる。このため、ラック15
の往復動中、ラック15はシャーシに固定したピンを受け
る長穴53、53と、その間の軸57と縁56との摺接点での三
点でガイドされることになり、ラック15の軌跡を一定に
させると共に、ラック15の反りを防止する。
ラック15の動きはギヤ16、16を回転させる。これらギ
ヤ16、16には、対のリンク17、17の一方が固定され、該
固定リンクに中間リンクを枢支し且つ該中間リンクにテ
ープ引出体18を枢支させる。テープ引出体18を、シャー
シに穿けたガイド孔19、19によってその動きを規制す
る。図示例では、ラック15が矢印方向に後向きに移動し
ているが、この場合、ギヤ16、16が、リンク17、17を開
くようにして、テープ引出体18、18を後方へガイド孔1
9、19に沿って移動させ、テープ(図示なし)をカセッ
トより引出し、シリンダ20の面に接触させる。テープ引
出体18がやがてガイド孔19、19の端のストッパに当接す
るが、この際、第2のカム溝50に挿入されるピン51を、
該カム溝50の外周方向から内側へ引込むように案内させ
て、モータ5の負荷が小さいにも拘らず、テープをシリ
ンダ20に所定角度巻き付けるよう、テープ引出体18をス
トッパに確実に、しかも、強力に当接させる。尚、テー
プをカセットに戻す時には、第12図中の矢印とは逆方向
にカムギヤ12やラック15を動作させて、テープ引出体18
を前方へ移動させればよい。このような動きは、カム溝
50によって予め決められる。
次に、ピンチローラのキャプスタン22への圧着を第13
図を参照して説明する。第1のカムギヤ12の表面に第1
のカム溝58を設け、このカム溝58に挿入されるピン59を
有する従動子60をピン61まわりに回動自在となるようシ
ャーシの上に配す。ベルクランク状の従動子60の一端に
長穴とピンを介してスライド板62の端部を枢支させる。
スライド板62の両側に穿けた長穴63、63にシャーシ上の
ピンを挿入し、該ピンに案内されてスライド板62の直線
運動を可能にさせる。一端にピンチローラ64を有し且つ
ピン65まわりに回動自在なピンチローラアーム66をスプ
リング67を介してスライド板62に連結する。スプリング
67は、ピンチローラアーム66をピン65まわりにスライド
板62の動きと共に反時計方向に回動させようとする。ピ
ン68まわりに回動自在なテープガイドアーム69の一端は
ピンチローラアーム66に係止され、且つ他方はスプリン
グ70に係止される。モータ5により第1のカムギヤ12を
矢印の方向に回動させると、従動子60がカム溝58により
反時計方向に回動し(第13図は回動させた状態を示す)
スライド板62を矢印方向へ移動させる。この結果、スプ
リング67がピンチローラアーム66をピン65まわりに反時
計方向へと回動させ、ピンチローラ64をキャプスタン22
に圧接し、テープガイドアーム69を時計方向に回動させ
る。モータ5を逆回転させると、第1のガムギヤ12とス
ライド板62は矢印とは逆方向に作動し、ピンチローラ64
をキャプスタン22から離反するよう時計方向に回動させ
る。スライド板62の切起し部Aがピンチローラアーム66
の縁部Bを押しアーム66を時計方向に回動させる。
第14−15図を参照して、本発明の一例に用いられるシ
ャーシ71の特徴を説明する。Sリール台25とTリール台
26、これらリール台用シャヤト72、73、両リール台25、
26と夫々噛合う中間ギヤ74、75並びに後述するブレーキ
用のシャフト76、76を含む面77を他の主たる面78より下
げた凹部とさせる。この結果、カセット79の底面をシャ
ーシ71の主たる面78により接近させVTRの薄形を可能に
する。この凹部77は、複数個の切込み80をシャーシ71に
入れ、この部分77を下方にプレス加工又は絞り加工する
ことにより成形する。凹部77を有しない場合、カセット
79の底面は、凹部77と主たる面の段差分だけ上昇する。
従って、キャプスタン22はこの段差分高くする必要が生
じ、VTRはそれだけ厚形になるが、本発明の一例では、
シャーシ71の下面側にリール台を移動させているので、
VTRの薄形を可能にする。
さらに、第15図からより明らかなように、カセット79
の下面とシャーシ78の主たる面との間にバンドブレーキ
107を配し、又、凹所77内に配する中間ギヤ74、75の円
筒部にメインブレーキ119、120を作用させることで、バ
ンドブレーキ107とメインブレーキ119、120の使用にも
拘らず、VTRの薄形化を可能にしている。
次に、キャプスタンモータ23からリール台25、26への
トルク伝達手段を、第15図を参照に説明する。キャプス
タンモータ23の出力軸をベルト88を介して主ギヤ81に伝
達させる。この主ギヤ81を、スリップ機構付きの減速用
バイパスギヤ82に噛合せる。バイパスギヤ82の出力ギヤ
をクラッチ機構付きの従ギヤ83の入力ギヤ84に常時は噛
合せる。しかし、主ギヤ81と、入力ギヤ84と従ギヤ83は
同シヤフト上に軸支させているので、入力ギヤ84を主ギ
ヤ81方向へと摺動させ、スリップ機構付きのバイパスギ
ヤ82の出力ギヤと入力ギヤ84との噛合いを外し、入力ギ
ヤ84を主ギヤ81に係合させると、主ギヤ81の回転は、従
ギヤ83に直接伝達されることになる。シャーシ71に対し
回動自在に支持したキャリア85に対のアイドルギヤ86、
87を枢支させ、一方のギヤ86を従ギヤ83に噛合せてアイ
ドラー24を構成する。他方のアイドルギヤ87は、中間ギ
ヤ74又は75を噛合い可能である。
第15図は、磁気記録の再生等のためのテープ送りをし
ている状態を示す。キャプスタンモータ23からの回転ト
ルクは、主ギヤ81を回転させ、バイパスギヤ82、入力ギ
ヤ84、従ギヤ83、アイドルギヤ86、87を介して、中間ギ
ヤ75とTリール台26を回転させる。バイパスギヤ82のス
リップ機構は、各リール台25、26への回転トルクの上限
を規制し、高トルクが作用するのを制限する。Tリール
台26を高速回転させる時には、入力ギヤ84をシャフト上
に摺動させ、入力ギヤ84とバイパスギヤ82との噛合いを
外し、入力ギヤ84を主ギヤ81に係合させる。この結果、
主ギヤ81の回転は直接従ギヤ85に伝達させる。
テープの巻き戻し時のようにSリール台25の回転を必
要とする時には、キャプスタンモータ23を逆回転させ
る。この逆回転トルクは、従ギヤ83とアイドルギヤ86を
逆回転させようとするが、このトルクは、他方のアイド
ルギヤ87を中間ギヤ75から離間する方向に作用するの
で、アイドルギヤ87を担持したまゝキャリア85が一方の
アイドルギヤ86の中心まわりに回動し、他方のアイドル
ギヤ87をSリール台25側の中間ギヤ75に噛合せることに
なる。アイドラ機構内のスリップ機構により逆回転トル
クは、アイドルギヤ87を中間ギヤ74に押しつけ、中間ギ
ヤ74とSリール台25とを回転させる。又、Sリール台25
を早く回転させる時は、クラッチを働かせて入力ギヤ84
を主ギヤ81に噛合せ、キャプスタンモータ23からの回転
トルクを、減速用のバイパスギヤ82を介することなく、
従ギヤ83に直接に伝達させる。
ところで、シリンダ20の外周面の少くとも一部にセー
プを巻き付けるテープ駆動方式では、定速のテープがシ
リンダ20に巻き付くことによる負荷を、正転時、ピンチ
ローラ64、キャプスタン22及びT側リール台26で受ける
が、逆転時、Sリール台25のみで受けることから、リー
ル台25、26の巻き取りトルクは正転時よりも逆転時の方
が大きくなるようにする。本例では、リール台の制限ト
ルクが正転側と逆転側で異なった値を得るために、キャ
プスタンモータ23から各リール台25、26までの減速比を
異にさせる。即ち、Tリール台26のギヤ径をSリール台
25のギヤ径より小とし、Sリール台25側の巻き戻しトル
クを大とする。この場合、スリップ付きのバイパスギヤ
82を使用しない直結の場合の如き巻き戻し見送りのテー
プ高速走行時にアイドルギヤ86の一定の回転数に対して
T側リール台26の方がS側リール台25よりその回転数が
大きいため、所定のテープ量についての巻き戻し時間<
早送り時間の関係となるので、テープ高速走行時には、
巻き戻し(REW)のみキャプスタンモータ23の駆動力を
上げて、巻き戻し時間=早送り(FF)時間とする。テー
プ定速走行時のレヴューや再生時の如くバイパスギヤ82
を用いる時はレヴュートルク>再生トルクとなり、初期
の目的を達成できる。キャプスタンモータ23の回転数を
上げるのは、システムコントロールにより容易にできる
ので、部品点数を増すことなく、逆転時の巻き取りトル
ク(定速走行時)を大としえる。
ところで、第1のカムギヤ12に第2のカムギヤ47が噛
合っているが、この第2のカムギヤ47の働きを第16、17
図を参照して説明する。第2のカムギヤ47の裏面に第4
のカム溝89を有し、このカム溝89に挿入される従動子と
なるピン90を有する従動板91の突片92を第1の制御板38
に連結する。従動板91は、シャーシに固定した第2のギ
ヤカム47の支持軸とこれと離間するピンを受ける対の長
穴を有し、従動板91の往復動はこれら長穴により規制さ
れる。第1の制御板38は、連結プレート92を介して第2
の制御板93に結合される。連結プレート92は、T側ソフ
トブレーキ94の一端に接し、スプリング95の付勢力を受
けるT側ソフトブレーキ94のTリール台26への接触を制
御する。第2の制御板93の左端のカム穴95に挿入される
ピン96を有し且つ支点97を中心に回動自在なS側ソフト
ブレーキ98が、スプリング59の付勢力を受けてSリール
台25に接触しようとする。ピン96がカム穴95に入ると、
S側ソフトブレーキ98が時計方向に回動してSリール台
25から離れ、ブレーキ力が解放される。
テープテンションレバー21は支点100を中心にスプリ
ング101により反時計方向に回動しようとするが、ピン1
02を中心に揺動自在なレバー103の一端がこの回動を規
制する。レバー103の他端をベルクランク104に連結し、
このベルクランク104の一端に固定したピン105を第2の
制御板93の側縁のカム面106に当接自在とさせる。Sリ
ール台25のほゞ半周を巻くバンド107の一端をテンショ
ンレバー21に回動自在に取付ける。第2の制御板93が第
16図に示される位置から左方向へ動きピン105がカム面1
06に対向する位置に達すると、ベルクランク104、レバ
ー103のスプリング101の付勢力による回動が許容され、
ベルクランク104は反時計方向に、レバー103はピン102
を中心に時計方向に回動してピン105はカム面に沿って
落ち込む。この結果、テープテンションレバー21が、ス
プリング101の付勢力により、支点100を中心に反時計方
向に回動可能となり、該レバー21の先端ポールをテープ
に圧接させ且つバンド107をSリール台25に巻き付け、
テープにバックテンションを与える。
第2のカムギヤ47の表面に第3のカム溝108を設け
る。対の離間した長穴とシャーシ側のピンとの組合せで
その往復動の軌跡を規制しているスライド板109に上下
方向に往復動自在に支持したピン110をカム溝108に挿入
する。カム溝108により図中左右に往復動可能なスライ
ド板109の一部が、支点111を中心に回動自在なリンク11
2に当接し、このリンク112の一部を、シャーシに対して
往復動自在に支持させた第3の制御板113の後端に当接
させる。第3の制御板113の前端を長穴とピンを介して
横向きの第4の制御板114に連結する。第4の制御板114
を、長穴とピンを用いて、シャーシに対して往復動自在
とさせる。
キャプスタンブレーキ115は、スプリング116の付勢力
を受けて、支点117を中心に常に反時計方向に回動し、
キャプスタンモータ23の外周面に接触しようとする。従
って、第4の制御板114の突片118を左方向に動かし、キ
ャプスタンブレーキ115を支点117を中心に時計方向に回
動させると、キャプスタンモータ23へのブレーキ力が解
除され、又、第4の制御板114が右方へ移動すると、突
片118がキャプスタンブレーキ115から離反し、スプリン
グ116の付勢力がキャプスタンブレーキ115をキャプスタ
ンモータ23に当接させ、ブレーキをかけた状態とする。
Sリール台25を回転させる中間ギヤ74及びTリール台
26を回動させる中間ギヤ75に、ブレーキ力をかけるS側
メインブレーキ119とT側メインブレーキ120を設ける。
S側メインブレーキ119は、ピン122を中心に回動自在
で、中間ギヤ74に接触可能な部分及びその前方側の尖端
部121を有する。T側メインブレーキ120は、ピン123を
中心に回動自在で、中間ギヤ75に接触可能な部分、尖端
部121を受けるようその前方側の円弧部124及び第4の制
御板114の左端が当接可能な部分125を有す。両メインブ
レーキ119、120をスプリング126で連結し、両メインブ
レーキ119、120が両中間ギヤ74、75に接触し且つブレー
キ力を作用できるようにする。第4の制御板114が、カ
ム溝108によって、リンク111及び第3の制御板113を介
して左方へ移動させられると、その左端がT側メインブ
レーキ120の部分125を押し、T側メインブレーキ120を
時計方向に回動させ、中間ギヤ75へのブレーキ力を解放
し、又、円弧部124の一端が、S側メインブレーキ119の
尖端部121を押上げ、S側メインブレーキ119を反時計方
向にスプリング126の付勢力に抗して回動させ、中間ギ
ヤ74へのブレーキ力を解放する。第4の制御板114の左
端の部分125への当接を解放すると、スプリング126によ
り両メインブレーキ119、120を中間ギヤ74、75に接触さ
せる。尚、第17図に示すように、第2の制御板93の片12
7が、S側メインブレーキ119の一部を右方へ押し且つそ
の尖端部121をT側メインブレーキ120の円弧部124で遊
動させると、S側ブレーキ119のみをブレーキ解除状態
とさせ得る。128はクラッチ作動子で、後述するように
作動させられる。
前述した如く、各ブレーキの作用に、第3のカム溝10
8は大きな働きをする。第3のカム溝108は、第18図に示
す如く、ハン点を付した浮上り部と、aからbへと下向
きに傾斜した部分とからなる。ハン点を付してない部分
は、ピン110が摺接する溝面となる。又、このピン110の
カム溝108の溝面に沿う動きが、スプリング133によって
第19図で左方へ常時付勢されているスライド板109を往
復動させ、この動きがリンク112を介して、両制御板11
3、114を作動させることは、既に説明したが、この金属
板からなるスライド板109は、又、スライド板109に設け
たピン129を中心に回動自在に配され且つ合成樹脂材か
らなるラチエット130を有す。このラチエット130は、第
3のカム溝108に接するピン110によって持上げ可能とな
っている。スライド板109側に回動自在に支持された別
のラチエット131の一部が、ラチエット130の先端に当接
自在であり且つ両ラチエット130、131をスプリング132
で連結する。このスプリング130が別のラチエット131を
反時計方向に回動させる。このため、別のラチエット13
1は常時はラチエット130に当接しない。スライド板109
をスプリング133で左方向に付勢する。
ラチエット130は、下向きにして且つテーパ面を有す
制動板134を有し、第19図の状態からスライド板109が、
第3のカム溝108とピン110とにより右方向へ移動する
と、制動板134のテーパ面が、プーリ11により回転する
回転軸135を乗り越え、第23図に示した状態となり、回
転軸135が時計方向に回転している時には回転軸135に制
動力を与える。一方、回転軸135を反時計方向に回転さ
せると、この制動板134が上方にはね上げられ制動板134
と回転軸135との制動関係を解除する。
最後に、クラッチ作動子128の操作について述べる。
クラッチは既に述べた如くキャプスタンモータ23の回転
をリール台側に直接させるか、或いは、バイパスギヤ82
側に入力させるかの選択をする。第29(A)と(B)−
31図を参照する。主レバー144をシャーシに設けたピン1
45中心に回動自在とする。主レバー144は、作動子128の
弾性力を有する長い片128aの一端を摺動自在に受ける。
これとは別に、副レバー146を主レバー側のピン147に回
動自在に支承する。副レバー146は、スプリング148を介
して主レバー144に連結され且つ片149が主レバー144の
側壁に当接する。さらに,副レバー146は、フオーク部
を有し、一方の脚150が第4の制御板114の突片118に対
向し且つ他方の脚151が第2の制御板93の突片152と対向
する。
第4の制御板114が第29図(A)の左方へ移動し、突
片118を一方の脚150に当接させ、ピン147をしてピン145
を中心に反時計方向に回動させる。このため、主レバー
144がピン145を中心に回動し、片128aを弾性変形させな
がらピン153まわりに時計方向に回動させ、第3レバー1
54が入力ギヤ84を主ギヤ81に直結させる(第30図参
照)。この状態(早送り/巻戻し)では、作動子128の
片128aがその弾性力によって主レバー144を時計方向に
スプリング148と共に戻そうとする。このため、第4の
制御板114が右方へ移動すると、片128aの弾性力とスプ
リング148とが自動的に両レバー144、146を第29図
(A)の状態にする。
スチル時には、キャプスタンブレーキ115を作用させ
るために、第4の制御板114を左方へ移動させるので、
この時、片118が一方の脚150を押し、ギヤの直結状態を
作るので、これを避ける必要がある。一方、スチル時に
は、バックテンションレバー21を作用させるため、第2
の制御板93を左方へ移動させるので、この動きを利用し
て突片152を他方の脚151に当接させる。この当接は、副
レバー146をピン147まわりに時計方向に回動させ、一方
の脚150を突片118の下側に位置させる(第31図参照)。
このため、キャプスタンブレーキ115を作用させるべ
く、第4の制御板114を左へ移動させても、突片118と脚
150との当接はない。かくして、スチル時にギヤを直結
とすることはなく、第2の制御板93の右方への動きは、
スプリング148により副レバー146を第29図(A)の状態
とする。
主レバー144は制御板114の突片118によって副レバー1
46の脚150が押されることで主にFF/REWモード時の時に
作動子128を動作させてクラッチを切り替える。しか
し、STILLモード時にも制御片114が左方向に移動し、突
片118が脚150を押そうとする。ここで、突片118が脚150
を押してしまうとクラッチが切り替わり、リール台にフ
リクショントルクを伝達できなくなる。そこで制御片93
によって副レバー146の脚151側を押すことにより副レバ
ー146を時計方向に回動させておき、制御板114の突片11
8が副レバー146の脚150に接近しても突片118は脚150に
当接しないようにできる。このことでクラッチは切り替
わらずリール台に正常なフリクショントルクを伝達する
ことができる。このように副レバー146は主レバー144を
動かそうとする制御片114が異なるモードでも同様に移
動してきたときに制御片93によってクラッチの切り替え
を選択的に動作させることができる。また、副レバー14
6を主レバー144に位置決めするためのリターンスプリン
グ148が、作動子128の弾性力に加えてクラッチ解除時に
も働き、よりスムースな解除動作が行われるようになっ
ている。
本発明の一例としてのVTR1の構成を説明してきたが、
第27図を参照して、各モードでの前述した構成の働きに
ついて説明する。
カセットを、メカ本体の所定位置に装着させるための
カセットローディング中にピン110は第3のカム溝108の
G点を通ってE点へと向うが、この時、第4のカム溝に
より、第1の制御板38の片38aは、スライド板109のラチ
エット131の右方に位置しているため、スライド板109が
右方に移動する途中で、ラチエット131が片38aと当接
し、さらに右方向に移動すると、ラチエット131がピン1
31aを中心に時計方向に回動し、そのラチエット131の腕
部131bにより、一方のラチエット130がピン129を中心に
反時計方向に持ち上げられるため、回転軸135に係合す
ることなく、スプリング133の圧力を受けて、スライド
板109は、左方向に移動する(図28において、G点から
E点に向かい、ハン点を付した浮上り部が欠ける所から
F点に急速に移行する)。そして次のテープローディン
グ操作に備える。テープローディング中は、ピン110は
壁面140を介してF点からA点へと移動する。
(停止→早送り/巻戻し) 停止時には、ピン110が、第28図に示す第3のカム溝1
08のAの位置にあるが、第2のカムギヤ47の反時計方向
の回転によりBへと移動し、スライド板109を右方向へ
移動させ、リンク112を介して、第3の制御板113を前方
に且つ第4の制御板114を左方へ移動させ、S側とT側
メインブレーキ119、120を両中間ギヤ74、75に対して離
反させ且つキャプスタンブレーキ125をキャプスタンモ
ータ23から離反させ、さらに、クラッチ128が主ギヤ81
を従ギヤ85に直結させる。尚、AからBへのピン110の
動きの途中で、第4のカム溝89が、第2の制御板93を介
して、T側ソフトブレーキ94をTリール台26から解放し
且つS側メインブレーキ119を制御板93とをフリー状態
とする。かくして、第19図から第23図の状態とする。こ
の状態で、キャプスタンモータ23の回転により直接テー
プを巻き取る。早送り/巻戻し(FF/REW)をBの位置で
行なう。
この早送り/巻戻し時、第30図の如く、第4の制御板
114の突片118が脚150を押し、作動子128により、クラッ
チを入れギヤを直結状態とする。
第19−23図を参照して、今一度,スライド板109とピ
ン110との関係を述べる。停止時には、ピン110は第28図
中のA点に位置する。この状態でスライド板109とラチ
エット130とは第19図の如く位置する。早送り/巻戻し
信号を受けると、駆動モータ5が時計方向(第20図参
照)に回転して、プーリ11によって回転する回転軸135
も時計方向に回転する。一方、第2のカムギヤ47が反時
計方向(第28図参照)に回動するので、ピン110はせ
B′方向へと移動し、スライド板109を右方へ(第20図
参照)移動させる。この際、ラチエット130の制御板134
が回転軸135に当接し、ラチエット130はピン129を中心
に回転軸135に沿って反時計方向に回動しながら右方へ
移動し、やがて回転軸の中心を通過すると、スプリング
132の力で時計方向に回動してやがて第22図の状態とな
る。第22図の状態は、第28図中のB′の位置にピン110
がきたことを示す。本例では、さらに駆動モータ5を作
動させ、ピン110をBの位置まで移動させる。Bの位置
にきたピン110はカム壁面から解放されるので、スプリ
ング133の付勢力によりラチエット130およびスライド板
109と共にC方向へと移動しようとする。しかし、制動
板134の斜面と反対側の面と回転軸135とが当接し、ラチ
エット130の左方への動きを規制するので、第23図の状
態が得られ、この状態で早送り/巻戻しが行なわれる。
(早送り/巻戻し→停止) 早送り/巻戻し(FF/REW)時には、ピン110が第3の
カム溝108のBの位置にあるが、停止信号を受けてキャ
プスタンモータ23にFGブレーキをかける、即ち逆バイア
スを付与して電気的に制動を加えると共に駆動モータ5
が第23図でみて反時計方向に逆転すると、制動板134が
回転軸135との摩擦によって瞬時にラチエット130をはね
上げる(第24図参照)。この結果、スライド板109がス
プリング133により左方向へ一瞬に移動し(第25図参
照)、ピン110はカム溝のBからCへと移動する。第2
のカムギヤ47の時計方向の回転は、ピン110を持上げる
(第26図の状態)テーパ面を通って、Dの位置からAの
位置へと移動し、第23図の状態から第19図の状態とな
る。BからCへのピン110の一瞬の動きは、第3の制御
板113を後方に且つ第4の制御板114を右方へ直ちに移動
させ、S側及びT側メインブレーキ119、120が中間ギヤ
74、75を制動し、キャプスタンブレーキ115がキャプス
タンモータ23を制動する。さらに、クラッチ128が解放
され主ギヤ81の回転はスリップ付きのバイパスギヤ82を
介して従ギヤ83(第15図参照)に伝達される。CからD
を介してのAへのピン110の移動中に、ピン110はC〜A
間でのみCからAに向って上昇する様に傾斜して形成さ
れたテーパ状溝面によって持上げられ、ラチエット130
の制動板134と回転軸135との係合が解除される。尚、こ
のCからAへの移行中に第2のカムギヤ47のカム溝89に
より第1と第2の制御板38、93が作動し、この動きによ
り第2の制御板93の部分127がS側メインブレーキ119に
当接することになり、S側メインブレーキ119のみを反
時計方向に回動させ、中間ギヤ74への制動力を解除す
る。これにより、テープ停止時に発生したテープの張力
を即時に解除させて、シリンダヘッドに対してのテープ
テンションを緩め、テープの損傷を防いでいる(第17図
の状態)。さらに、連結プレート92がT側ソフトブレー
キ94のTリール台26への制動力を解除せしめる。
ところで、本実施例では前述の如く、早送り或いは巻
戻しの状態から停止状態に移行させる場合に、両リール
台には瞬時にメインブレーキ119、120によりメカ的なブ
レーキ力が付与されて瞬時に停止状態となり、余分なテ
ープ送りが阻止されるが、逆にこの瞬時の制動動作によ
りテープテンションが急激に増加してテープ損傷を招く
惧れも考えられる。そこで、早送り、巻戻し状態から停
止状態へのモード移行と同時にキャプスタンモータ23に
FGプレーキを作動させる、即ち逆バイアスを付与して電
気的に制動を加え、これより僅かな遅延時間(ΔT)後
にキャプスタンモータ23の回転数がある程度減少した時
点で駆動モータ5を作動させてメインブレーキ119、120
による瞬時ブレーキを作動させて、テープの余分な送り
を最小限に抑えつつテープテンションの急激な増加を阻
止することが可能となる。
但し、この場合、LEDを受光素子から成るテープエン
ドセンサー機構によりテープ終端(リーダテープ或いは
トレーラテープ)が感知された時には、キャプスタンモ
ータ23にFGブレーキを付与すると同時にメインブレーキ
119、120を瞬時に作動させてテープを停止させ、テープ
終端でのテープの振り切りを防止する様にする必要があ
る。
(停止→再生) 再生信号を受けると、第1のカムギヤ12の第1のカム
溝58及びピンチアーム66によりスチールモード前にピン
チローラ64をキャプスタン22に圧着せしめる。一方、ク
ラッチ128は、停止モードで主ギヤ81をバイパスギヤ82
に噛合せているが、早送り/巻戻しモード通過時第3の
カム溝108により指示された第4の制御板114の動きによ
り主ギヤ81を従ギヤ83に直結し、さらに、再生モードに
入ると第4のカム溝89により指示された第2の制御板93
の動きにより主ギヤ81をスリップ付きのバイパスギヤ82
に噛合せる。一方、第4のカム溝89が第2の制御板93を
左方へ移動し、ベルクランク104を反時計方向に且つレ
バー103を時計方向に回動して、テンションレバー21に
よりバンドブレーキ107にSリール台25に作用させ且つ
テープにバックテンションを与える。尚、この際,連結
プレート92がT側ソフトブレーキ94をT側リールから離
間させ且つ第4の制御板114がキャプスタンブレーキ115
をキャプスタンモータから離間させる。又、両メインブ
レーキ119、120は、第2の制御板93の左への動きにより
中間ギヤ74、75から離間した状態となり、またS側ソフ
トブレーキ98もS側リールから離間した状態となる。
尚、第3のカム溝108に接するピン110は、再生時第28
図のEの位置にA−Bを通って移動している。この動き
の途中、制御板134が回転軸135に接し、スライド板109
の左方への動きを規制する。
(再生→スチル(スローを含む)) 再生モード時には、第22図の状態にあり、駆動モータ
5は停止している。スチルの信号が入ると、モータ5は
逆回転し、回転軸135の反時計方向の回転により回転軸1
35を制動板134の摩擦を用いて制動板134が回転軸135か
ら一瞬にはね上げられ(第24図参照)、ピン110をEか
らFへ瞬時に移動させるようスライド板109が左方へ移
動する。(第25図参照)。第2のカムギヤ47の時計方向
の回転は、ピン110がテーパ状溝面(F〜G間において
もC〜A間と同様にF→Gに上昇する様に傾斜してい
る)を通るため持上げられ(第26図参照)、ラチエット
130がピン129を中心に反時計方向に回動し制動板134と
回転軸135との係合を解除する。スチル時にピン110がF
からGの位置に変位する。Gの位置ではピン110が再び
下降し、第19図の状態となる。
前述した如く、制動板134の回転軸135からのはね上げ
により、スライド板109が一瞬に左方へ移動すると、ス
プリング137が第3の制御板113を直ちに後退させ、突片
118を直ちに右方へ移動させ(第17図参照)、キャプス
タンブレーキ115をキャプスタンモータ23に一瞬にして
作用させる。
この状態では、第2の制御板93の部分138がT側メイ
ンブレーキ120の一部を当接し、両メインブレーキ119、
120を解除状態とする。さらに、スチール時には、第31
図の状態となっていることから、クラッチ作動子128は
スリット付きのバイパスギヤ82を用いる動力伝達経路を
採用せしめる。
(スチル→再生) ピン110は、第28図でみて、GからEへ移動し、前述
した如くラチエット130が第19−22図の動きをする。ス
ライド板109の右方への移動は、リンク112を介して、ス
プリング137の付勢力に抗して、第3の制御板113を前進
させる。この制御板113の動きが第4の制御板114を左方
へ移動させ、キャプスタンブレーキ115を解除する。ク
ラッチ128や両メインブレーキ119、120に変化はない。
(再生→レヴュー) このモード変化では、バックテンションレバー21をテ
ープから離間させ且つT側ソフトブレーキ98をT側リー
ル台に当接させる必要がある。
第4のカム溝89が第2の制御板93を更に左へ移動させ
ると、カム面106がベルクランク104を時計方向に回動さ
せて、レバー103を反時計方向に回動させる。このた
め、テンションレバー21が時計方向に回り、バンド107
のSリール台25への巻き付けをゆるめて、テープへのバ
ックテンションを解放する。第1の制御板38の前進は、
連結プレート92をしてT側ソフトブレーキ94のTリール
台26への接触をスプリング95によって可能にする。
(レヴュー→再生) レヴューモード時、ピン110はEからIへと移動して
いる。レヴューから再生へ戻す信号を送ると、モータ5
が反時計方向に逆転し、ピン110はポーズのためのHの
位置を通ってEの位置へ戻る。この際、第4のカム溝89
がテープへのバックテンションを解放し且つT側ソフト
ブレーキ94を解除する。カム溝108に対するこのピン110
の反時計方向への回動にも拘らず、壁面139がスプリン
グ133によるスライド板109の左方への戻りを規制する。
このため、回転軸135と制動板134とは、第22図の状態に
あり、モータ5を反時計方向に逆転したにも拘らず、そ
の係合が解除されない。
(再生→カセット排出) このモード変化では、モータ5が逆転し、ピン110
が、E→F→G→C→A→F(壁面140に沿って)→G
→C→Dの軌跡を通る。E→Fへのピン110の動きの
際、第4の接触板114が瞬時に右方へ移動する。
前述した記載から明らかなように、本例では、第1の
カムギヤ12側のテープローディング及びピンチローラの
操作機構を連結し、又、第2のカムギヤ47側にブレー
キ、クラッチ並びテンションモード操作機構を連結し、
カムギヤ毎に機構動作部とモード制御部とを区別させて
いる。このように、特にモード制御に重要な役割を演じ
る第2のカムギヤ47と同軸に小歯車を配し、この小歯車
をロータリエンコーダ(図示なし)側の歯車144(第2
図参照)に噛合せる。従って、第2のカムギヤ47の基準
点からの回転角は歯車144を介してロータリエンコーダ
で検知され、この検知信号によりシステムコントロール
が夫々の前述したモードを確認し、各機器の動きを制御
する。
前述した如く、第2及び第4の制御板93、114は、シ
ャーシ71に対して、第16、17図でみて、左右に往復動す
ることから、この動きの軌跡が常に一定となるように保
障しておく必要がある。一般には、シャーシ71にピンを
植立させ、このピンを制御板93、114に穿設した長穴に
通し、ピンと長穴との組合せで制御板93、114の往復動
の案内をさせるが、本例では、第14図に示すように、ピ
ンに代えて、シャーシ71の一部に切り起し部144、145を
形成している。この切り起し部144、145は、シャーシ71
に対しほゞ垂直で、巾広の山状部を有する。このため、
第17図に示すように、この切り起し部144、145を受ける
制御板93、114の長穴の一端を、長欠の長手方向に対し
直交する方向の寸法を大とし、切り起し部144、145の長
穴への挿入を可能にする。又、この切り起し部144、145
は制御板93、114の案内のみならず、その頂部がシャー
シ71に平行にカセット79をサポートする部材として働く
ので、一つの部材に二つの作用を可能にする。又、切り
起し部144、145はシャーシ71の加工と同時にできるの
で、ピンとカセットサポータとの取付作業を不用とす
る。
〔効 果〕
本発明では、クラッチ作動子のための主レバーに副レ
バーを枢支させ、この副レバーの対の脚の位置に応じ
て、主レバーを回動させる外力を副レバーで受けるか否
か選択しているので、簡単な構造にも拘らず、誤動作が
無い。リール台、キャプスタンのブレーキ制御をより高
精度に実行するために制御板を2板にした場合にも簡単
な構成により対応可能である。即ち、第2及び第4の制
御板の突片により副レバーの操作が可能となる。又、ク
ラッチ作動子のアームにバネ特性を与えることができる
ので、バネを別に付けることなく部品点数の低減を可能
にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例のVTRのケースを外した状態の正
面図、第2図はその底面図、第3図は欠歯ウオームホイ
ール部分の分解斜視図、第4−11図はウオームとウオー
ムホイールとの相対関係を示す平面図、第12図はテープ
ローディング機構を示す平面図、第13図はピンチローラ
のキャプスタンへの圧着機構を示す平面図、第14図は凹
部を有するシャーシの部分斜視図、第15図はテープ送り
機構を示す側面図、第16−17図は第1のカムギヤによっ
て作動させられる各部品の動きを示す平面図、第18図は
第3のカム溝の平面図、第19−26図はスライド板、ラチ
エット並びに回転軸の相対関係を示す正面図、第27図は
各モードでの各部品の動きを示すチャート図、および第
28図は第3のカム溝に沿うピンの動きを示す平面図、第
29(A)と(B)−31図は停止、早送り/逆戻し、スチ
ールモードでのクラッチ作動子の動きを示す平面図、第
32図はカセットローディング機構を示す第1図の矢視XX
XII−XXXIIよりみた側面図、および第33図はカセットロ
ーディング機構の平面図である。 図中:2……カセットローディング機構、3……テープロ
ーディング機構、4……テープ走行機構、5……駆動モ
ータ、6……ウオーム、7……ウオームホイール、10…
…欠歯部、12、47……ウオームギヤ、15……フック、20
……シリンダ、21……テープテンションレバー、22……
キャプスタン、23……キャプスタンモータ、24……アイ
ドラー機構、25、26……リール台、32……ピン、38、9
3、113、114……制御板、94、98……ソフトレバー、115
……キャプスタンブレーキ、119、120……メインブレー
キ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東野 俊彦 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 奥家 孝博 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 荻野 一義 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−147140(JP,U) 実開 昭62−44319(JP,U) 実開 昭61−193533(JP,U) 実開 昭63−29240(JP,U) 特公 昭62−40774(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシに固定された駆動モータ5により
    減速ギヤ列を介して回転させられるカムギヤ47と、モー
    ド操作に応じた回転をする該カムギヤ47が一面に一方の
    カム溝108と他面に他方のカム溝89を有し、 第1の突片118を有しかつ前記一方のカム溝108に追随し
    て移動する一方の制御板114と、 第2の突片152を有しかつ前記他方のカム溝に追随して
    移動する他方の制御板93と、 キャプスタンモータ23の出力軸の回転トルクを受ける主
    ギヤ81を従ギヤ83に直結又はバイパスギヤ82を介して結
    合させテープの高速走行と定速走行とを選択させるクラ
    ッチと、 弾性アーム128aを具えかつ前記クラッチを動作させるク
    ラッチ作動子128と、シャーシに枢支され前記弾性アー
    ムの一端に係合する回動可能な主レバー144と、前記第
    1の突片118と対向する第1の脚150及び前記第2の突片
    152と対向する第2の脚151を有し前記主レバーに枢支さ
    れると共に常時は該主レバーと共動するべくスプリング
    148により付勢された副レバー146とから成るクラッチ切
    り換え手段とを備え、 第1のモード操作による前記一方の制御板の往動によ
    り、前記第1の突片が前記第1の脚に当接して前記主レ
    バーを回動させ、前記弾性アームを撓ませながら前記ク
    ラッチを作動させてテープ高速走行と成し、前記一方の
    制御板の復動により前記弾性アームの弾力と前記スプリ
    ングとにより、前記主レバーを原位置に戻し前記クラッ
    チを解除するも、 第2のモード操作による前記他方の制御板の往動によ
    り、前記第2の突片が前記第2の脚に当接して前記副レ
    バーを回動させ、前記第1の脚に退避させて前記一方の
    制御板の往動によっても、前記第1の突片が前記第1の
    脚に当接しないようにすることを特徴とする磁気記録再
    生装置。
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