JP2506564Y2 - テ−ププレ−ヤ−におけるテ−プエンド検出機構 - Google Patents

テ−ププレ−ヤ−におけるテ−プエンド検出機構

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JP2506564Y2
JP2506564Y2 JP1987042251U JP4225187U JP2506564Y2 JP 2506564 Y2 JP2506564 Y2 JP 2506564Y2 JP 1987042251 U JP1987042251 U JP 1987042251U JP 4225187 U JP4225187 U JP 4225187U JP 2506564 Y2 JP2506564 Y2 JP 2506564Y2
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tape
lever
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和仁 栗田
弘二 土井
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Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/05Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container
    • G11B15/06Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container by sensing auxiliary features on record carriers or containers, e.g. to stop machine near the end of a tape
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/90Tape-like record carriers

Description

【考案の詳細な説明】 本考案テーププレーヤーにおけるテープエンド検出機
構を以下の項目に従って説明する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.背景技術 D.考案が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.実施例 a.メカシャーシ[第1図乃至第4図、第6図] b.モードレバー[第1図乃至第5図] b−1.プレイレバー[第1図乃至第3図、第5図] b−2.FFレバー、REWレバー[第1図乃至第3図] b−3.ロックスライダー、ストップレバー[第2図乃至
第4図] b−4.動き c.キャプスタン、リール台[第1図乃至第5図] d.ディレクションスライダー[第4図、第9図] e.ピンチローラ[第2図乃至第4図] f.駆動系[第1図乃至第6図、第8図] f−1.モータ、キャプスタンプーリ[第2図乃至第5
図] f−2.伝達ギヤブロック[第1図、第4図、第6図、第
8図] f−3.ベルト、キャプスタン等の回転[第4図] g.アイドラレバー、アイドラギヤ[第2図乃至第4図] g−1.構成 g−2.作用 h.高速走行ギヤ[第1図乃至第3図] h−1.構成 h−2.動き i.モードの形成[第1図、第3図] i−1.プレイモード[第3図] i−2.FFモード、REWモード[第1図] j.テープエンド検出機構[第1図乃至第9図] j−1.揺動レバー[第1図乃至第4図、第6図乃至第8
図] j−1−a.構造 j−1−b.取付 j−2.カムギヤ[第1図、第4図、第7図乃至第9図] j−3.アースバネ[第1図乃至第3図、第5図、第8
図] j−4.動作 j−4−a.揺動レバーの揺動[第1図乃至第4図] j−4−b.テープエンドの検出[第8図] j−4−c.テープエンドの非検出[第1図] k.テープエンド検出による動作 k−1.テープ走行方向の自動切換[第4図、第9図] k−1−a.テープ走行方向切換機構 k−1−b.テープ走行方向の自動切換 k−2.オートシャットオフ[第2図乃至第4図] G.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規なテーププレーヤーにおけるテープエン
ド検出機構に関する。詳しくは、テープが走行している
状態からテープエンドになったとき、即ち、2つのテー
プリールの一方によるテープの巻取が完了したときテー
プ走行方向の切換えやシャットオフ等所定のテープエン
ドモードを形成する動作を自動的に行なうために、テー
プエンドの状態になったことを検出する機構であって、
上記テープエンドモードの形成を記録及び/又は再生モ
ードからテープエンドになった場合のみ行なうテーププ
レーヤー等におけるテープエンド検出機構、特に、テー
プが走行している状態においては一定の揺動ストローク
の範囲内で揺動されると共にテープエンドの状態になっ
たときは上記揺動ストロークの範囲を超えたテープエン
ド位置へ移動されることによって所定のテープエンドモ
ードを形成する揺動レバーを備えたテープエンド検出機
構に関するものであり、一個の弾発手段を設けるだけ
で、テープエンドの検出を記録及び/又は再生モードに
おいてのみ行なうことができるようにした新規なテープ
レコーダにおけるテープエンド検出機構を提供しようと
するものである。
(B.考案の概要) 本考案テーププレーヤーにおけるテープエンド検出機
構は、テープが走行している状態においては付勢手段に
よって揺動手段に対して押圧されることにより一定の揺
動ストロークの範囲内で揺動されると共にテープエンド
の状態になったときは上記付勢手段による押圧力が解除
されることにより揺動ストロークの範囲を超えたテープ
エンド位置へと移動され、該テープエンド位置へと移動
されることによって所定のテープエンドモードを形成す
る揺動レバーを備えたテープエンド検出機構であって、
記録及び/又は再生モード以外のモードにおいてはテー
プエンドの検出を行なわないことを要するテープエンド
検出機構において、記録及び/又は再生モード以外のモ
ードにおいてのみ揺動レバーに揺動手段への圧着力を付
勢する弾発手段を設けることにより、テープエンドの検
出を記録及び/又は再生モードにおいてのみ行なうこと
ができるようにし、さらに、弾発手段を導電材料で形成
してその一部をキャプスタンの支持部に弾接させること
によって弾発手段をアース用部材に兼用するようにした
ものである。
(C.背景技術) 今日のオーディオテーププレーヤー等は、通常、再生
機能や録音機能等の基本的な機能の他に、テープ早送り
(以下、「FF」と言う。)機能やテープ巻戻し(以下、
「REW」と言う。)機能を備えており、またリバース機
能、即ち、テープの走行方向がフォワード方向であると
きとリバース方向であるときのいずれの場合においても
録音及び/又は再生を行なうことができる機能を備えた
ものも多く、更には、オートリバース機能、即ち、記録
又は再生モード(以下、「プレイモード」と言う。)か
らテープエンドになったときはテープ走行方向を自動的
に反対方向に切換えて録音動作又は再生動作を継続する
機能やオートシャットオフ機能、即ち、テープがリバー
ス方向へ走行している状態からテープエンドになったと
きは当該動作モードを自動的に解除してストップモード
にする機能を備えたものもある。
そして、上記したオートリバースやオートシャットオ
フはテープが走行している状態からテープエンドになっ
たときに行なわれる動作であるから、このような機能を
備えたテーププレーヤーにおいては、何らかのテープエ
ンド検出機構が設けられており、また、このテープエン
ド検出機構には、従来から各種のものがある。
即ち、テープエンドの検出を機械的に行なうものとし
ては、例えば、テープが走行している状態においては常
に一定の動きをする部材の動きを検出するものや、テー
プの張力の変化を検出するもの等があり、また、電気的
に行なうものとしては、例えば、テープの両端にセンシ
ング箔を貼付しておいて該センシング箔を検出したり、
あるいは、テープの記録面に特定のエンド信号を記録し
ておいてそのエンド信号を読み取ることによってテープ
エンドに来たことを検出するというもの等がある。
ところで、前記したように、テープエンドの検出はオ
ートリバースやオートシャットオフを行なうために為さ
れる状態検出であるが、このテープエンドの検出は、次
のような理由により、一般に、プレイモード以外のモー
ド、即ち、FFモードやREWモードにおいては行なわれな
いように構成される必要がある。
即ち、FFやREWは曲の頭出しを行なったり、テープを
一方のテープリールに全て巻取らせるために行なうもの
であるから、通常、テーププレーヤーを操作している者
がテープの走行状態を監視しながら行なわれることが多
く、このため、テープエンドになったことを検出する必
要がある場合は殆ど無い。
そして、FFモードやREWモードからテープエンドにな
ると、それと略同時にストップボタンを押してストップ
状態にするという操作が行なわれる場合がある。この場
合FFモードやREWモードからテープエンドになったとき
でもそのテープエンドを検出してオートリバースやオー
トシャットオフが行なわれるようになっていると、スト
ップボタンを押すタイミングの如何によっては、テープ
エンドが検出されてオートリバース動作等が開始された
にも拘らずモータへの供電が断たれる、即ち、開始した
オートリバース動作等が完了する前にモータの回転が停
止してしまうことが起こり、このようなことが起こる
と、次にプレイボタンを押した途端にシャットオフが行
なわれたり、あるいは、選択しているつもりのテープ走
行方向と反対の方向へテープが走行する状態での再生等
が行なわれたりすることがある。
また、FFモードやREWモードからテープエンドになっ
たときもオートリバースが行なわれるようになっている
と、曲の頭出しをしている最中にテープエンドになった
ときでも再生時のテープ走行方向が切換わってしまうた
め、このことに気が付かないで曲の頭出しをし続ける
と、狙いを付けた位置で再生ボタンを押して頭出しをし
ていたつもりのトラックと異なるトラックでの再生が開
始されてしまうということが起こる。
更に、オートリバースやオートシャットオフには大き
な電力を必要とするため、小型のテープレコーダに使用
されるトルクの小さいモータではその動作が不確実にな
り易い。
しかして、このような理由により、オートリバース機
能やオートシャットオフ機能を備えているテープレコー
ダであっても、FFモードやREWモードからテープエンド
になった場合はオートリバース等が行なわれないように
するためにテープエンドの検出が為されないように構成
する必要がある。
(D.考案が解決しようとする問題点) そこで、従来から、このようなテープエンド検出機構
においては、テープエンドの検出をプレイモードにおい
てのみ行なうようにするために、例えば、テープエンド
検出機構とモード切換機構とを連結して該モード切換機
構の移動部材がプレイモードを形成する位置へと移動さ
れたときにテープエンド検出機構が働くようにするとい
う手段等を用いていた。
しかしながら、このような手段によると、テープエン
ド検出機構とモード切換機構とを連結するための特別な
機構が必要とされると共に回路に特別なスイッチ等を設
ける必要があるため構造が複雑になるという問題があ
り、また、モード切換機構の操作が重くなる等の問題が
ある。
(E.問題点を解決するための手段) ところで、テープエンドの検出等を機械的に行なうテ
ープエンド検出機構の中に、テープが走行している状態
においては付勢手段によって揺動手段に対して押圧され
ることにより一定の揺動ストロークの範囲内で揺動され
ると共にテープエンドの状態になったときは上記付勢手
段による押圧力が解除されることにより揺動ストローク
の範囲を超えたテープエンド位置へと移動され、該テー
プエンド位置へと移動されることによって所定のテープ
エンドモードを形成する揺動レバーを備えたものがあ
り、このような構造のテープエンド検出機構においては
テープエンドになっても揺動レバーの揺動手段への圧着
力が解除されないようにすることによってテープエンド
の検出動作を行なわないようにすることができる。
そこで、本考案テーププレーヤーにおけるテープエン
ド検出機構は、上記した点に鑑み、前記した問題点を解
決するために、テープが走行している状態においては付
勢手段によって揺動手段に対して押圧されることにより
一定の揺動ストロークの範囲内で揺動されると共にテー
プエンドの状態になったときは上記付勢手段による押圧
力が解除されることにより揺動ストロークの範囲を超え
たテープエンド位置へと移動され、該テープエンド位置
へと移動されることによって所定のテープエンドモード
を形成する揺動レバーを備えたテープエンド検出機構に
おいて、プレイモード以外のモードにおいては揺動レバ
ーに揺動手段に対する圧着力を付勢する位置に保持され
プレイモードが形成されたとき上記圧着力を付勢しない
位置へと移動する弾発手段が導電材料で形成されてお
り、該弾発手段がアース用部材としてキャプスタンの支
持部に弾接されるようにしたものである。
従って、本考案テーププレーヤーにおけるテープエン
ド検出機構によれば、プレイモード以外のモードにおい
ては揺動レバーに揺動手段に対する圧着力が弾発手段に
よって常時付勢されるためテープエンドになっても揺動
レバーが揺動ストロークの範囲を超えた位置へ移動され
ることが無く、従って、テープエンドになってもその状
態が検出されることは無く、また、プレイモードにおい
ては弾発手段による揺動レバーの揺動手段に対する圧着
力の付勢が為されないのでテープエンドになったときは
揺動レバーはテープエンド位置へと移動されてテープエ
ンドの検出が行なわれることになる。
(F.実施例) 以下に、本考案テープレコーダーにおけるテープエン
ド検出機構の詳細を添附図面に示した実施例に従って説
明する。
尚、図示した実施例は本考案を再生機能のみを備えた
オーディオテーププレーヤー1におけるテープエンド検
出機構に適用したものである。
また、図面にはメカデッキと外筐の前壁部のみを示し
てある。
(a.メカシャーシ)[第1図乃至第4図、第6図] 2はメカシャーシであり、該メカシャーシ2は板状に
形成されたシャーシ部3と後述する各部の大部分が合成
樹脂により一体に形成されて成る。
シャーシ部3はその後端寄りの部分を除く大部分が左
右方向に長い略長方形状を成すと共に後端寄りの部分が
略M字形を為すように形成されており、該M字形を為す
部分の後端部からリール台支持軸4、4′が立設され、
また、前端部の左右両端部からアーム支持軸5、5′が
立設されている。
6(第1図参照)はシャーシ部3の前端部から下方へ
突出した比較的背の低い前壁、7、7′はカセット位置
決めピンであり、該カセット位置決めピン7、7′はシ
ャーシ部3の前端縁からシャーシ部3の前後方向におけ
る長さの略3分の1の距離後方へ寄った部分のうち互い
に左右方向に離間した位置に立設されている。
8、8′はシャーシ部3にインサート成形された金属
製のキャプスタン支持スリーブであり、該キャプスタン
支持スリーブ8、8′は前記カセット位置決めピン7、
7′から略左右両側へ稍離間した位置に設けられてお
り、その上端部がシャーシ部3の上面から上方へ突出し
その下端部がシャーシ部3の下面から下方へ突出した状
態で設けられている。
9、9′は後述するアースバネを支持するためのバネ
支持突部であり、これらバネ支持突部9、9′の左側の
もの9′はシャーシ部3の上面のうち左側のキャプスタ
ン支持スリーブ8′から略後ろ斜め左側へ離間した位置
に形成され、また、右側のバネ支持突部9は右側のキャ
プスタン支持スリーブ8から略後方へ稍離間した位置に
形成されている。尚、バネ支持突部9、9′にはその上
端部から前側へ突出した抜止め片9a、9′aが形成され
ている。
10、10′は後述する高速走行ギヤを配置するためのギ
ヤ配置孔であり、該ギヤ配置孔10、10′はシャーシ部3
の後端寄りの部分の左右方向における中央部から稍左側
へ寄った位置を挟んで左右方向に稍離間して位置されて
おり、これらギヤ配置孔10、10′間の部分に支持突起11
(第2図参照)が突設されている。
12はシャーシ部3の下面側に設けられた後述する揺動
レバーの被押圧ピンの上端部をシャーシ部3の上面から
上方へ突出するように位置させるための弧状孔であり、
該弧状孔12はシャーシ部3のうち右側のカセット位置決
めピン7から稍後方へ離間した位置と右側のリール台支
持軸4′から稍前側へ離間した位置との間を延びるよう
に形成されており、後述する伝達ギヤブロックの軸心を
中心とする円弧を描くように延びる状態で形成されてい
る。
尚、シャーシ部3に形成された各部のうち上記した各
部以外の部分については後述する各部材の説明の中で関
連して述べることにする。
(b.モードレバー)[第1図乃至第5図] 13は再生モードを形成するためのプレイレバー、14は
FFモードを形成するためのFFレバー、15はREWモードを
形成するためのREWレバー、16は上記レバー13、14及び1
5が所定量押込まれたときこれらレバーをその位置に保
持するためのロックスライダー、17はレバー13、14及び
15が押込まれることにより形成されたモードを解除して
ストップモードにするためのストップレバーであり、こ
れらプレイレバー13、FFレバー14、REWレバー15及びス
トップレバー17はシャーシ部3に前後方向へ摺動自在に
支持されると共にその前端部に押釦13a、14a、15a及び1
7aが取着されており、該押釦13a、14a、15a及び17aの大
部分が外筐18の操作パネル18aに形成された孔19、19、
・・・から前方へ突出せしめられている。
(b−1.プレイレバー)[第1図乃至第3図、第5図] プレイレバー13はその前後両端部を除く部分が左右方
向における長さがシャーシ部3の左右方向における長さ
の半分程度の左右方向に長い略矩形の板状を為すように
形成されると共に、その後端部に互いに左右方向に離間
して後方へ向けて突出した2つの規制片20、20′が形成
されており、該規制片20、20′の各後端部はこれら各後
端部間の間隔が他の部分の間隔より稍狭くなるように互
いに対向する側へ向けて屈曲されている。
21はプレイレバー13の左側縁の後端部から稍前側へ寄
った位置に形成された切欠部、22はプレイレバー13の右
側縁の後端部より稍前側へ寄った位置から下方へ向けて
突出されバネ当片、23は上記バネ当片22の左側に形成さ
れた前後方向に長い被ガイド孔、24は左右方向における
中央部から稍右側へ寄った位置に形成された前後方向に
長いばね配置孔、25は該ばね配置孔24の後端縁に後方か
ら近接する位置に形成されたばね掛孔である。
26はプレイレバー13の上面の前端部の左右方向におけ
る略中央部に取着された磁気ヘッド、27、27′は該磁気
ヘッド26の左右両端部に設けられたテープガイド、28は
プレイレバー13のうち上記テープガイド27、27′の左側
のもの27′の略下方の位置から下方へ向けて切り起し状
に形成された被ロック片である。
そして、プレイレバー13はその左右両側縁部及び被ガ
イド孔23の左右両側縁部等がシャーシ部3の上面に形成
されたガイド突部29、29、・・・に摺動自在に係合する
ことによってシャーシ部3に一定の範囲内で前後方向へ
摺動自在なるように支持されると共に、前記ばね配置孔
24に位置され、かつ、その前端部がシャーシ部3に支持
された引張りスプリング30の後端部がばね掛孔25に係着
することによって、常時、前方への移動力を付勢されて
おり、後方へ向けて押圧されていない間はそのばね配置
孔24の左側縁の前後方向における中央部に形成された切
欠部24aの後縁がシャーシ部3に形成されたストッパー
突部31に当接することによって、第2図に示す位置、即
ち、磁気ヘッド26がプレーヤー1に装着された状態のテ
ープカセット32の前面と稍間隔を置いて対向される位置
(以下、「非プレイ位置」と言う。)に保持される。
(b−2.FFレバー、REWレバー)[第1図乃至第3図] FFレバー14及びREWレバー15は前後方向に細長い板状
に形成されると共に、その後端部に規制孔33、33′が形
成されており、また、その前後方向における中間の位置
から被ロック片34、34′が下方へ向けて切起状に形成さ
れている。
そして、FFレバー14及びREWレバー15はシャーシ部3
の下側の左右方向における中央部から稍左側へ寄った位
置に互いに左右方向に稍離間して並ぶように配置される
と共に、これらレバー14及び15に形成された被ガイド孔
35、35′がシャーシ部3の下面に形成されたガイド突部
36、36′に摺動自在に係合し、かつ、その前端部がメカ
シャーシ2の前壁6に形成されたガイド溝37、37、3
7′、37′に挿通されることによってシャーシ部3に前
後方向へ一定の範囲内で摺動自在になるように支持され
ており、また、メカシャーシ2に支持された図示しない
ねじりコイルバネの両端部がこれらレバー14、15に形成
された図示しないばね掛片に後方から各別に弾接される
ことによって、常時、前方への移動力を付勢されてお
り、後方へ向けて押圧されていない間は被ガイド孔35、
35′の後端縁が前記ガイド突部36、36′に当接すること
によって第2図に示す位置(以下、「非押込位置」と言
う。)に保持されている。
(b−3.ロックスライダー、ストップレバー)[第2図
乃至第4図] ロックスライダー16は左右方向に長い板状に形成され
ると共に、シャーシ部3の下側の前端寄りの部分の左側
半分程度の部分に対応した位置に、その左右両端部に形
成された被ガイド孔38、38′がシャーシ部3に形成され
たガイド突部39、39′と摺動自在に係合することによっ
て一定の範囲内で左右方向に移動自在なるように支持さ
れ、また、引張スプリング40により、常時、左側への移
動力を付勢されている。
そして、ロックスライダー16の右側略半分に互いに左
右方向に稍間隔を置いて位置した3つの係合孔41、42及
び43が形成されると共に、これら係合孔41、42及び43の
右側縁に後端へ行くに従って左側へ変位する被押圧斜縁
41a、42a、43aと該被押圧斜縁41a、42a、43aの後端に連
続して右側へ向けて延びる係合縁41b、42b、43bが形成
されており、プレイレバー13、FFレバー14及びREWレバ
ー15に形成された前記被ロック片28、34、34′の下端部
はこれら係合孔41、42及び43内に各別に位置している。
また、ストップレバー17はシャーシ部3の下側の左端
部に前後方向へ摺動自在なるように支持され、かつ、前
方への移動力を付勢された状態で設けられると共に、ロ
ックスライダー16の左端縁の一部を成す被押圧縁44に略
前方から対向した図示しない押圧突片が設けられてお
り、ストップレバー17を押し込むことによってその図示
しない押圧突片がロックスライダー16の被押圧縁44を略
右斜め後方へ押圧し、それによって、ロックスライダー
16が右側へ移動せしめられるようになっている。
(b−4.動き) そこで、第2図に示すように、プレイレバー13が非プ
レイ位置に来ており、かつ、FFレバー14及びREWレバー1
5がいずれも被押込位置に来ている状態、即ち、ストッ
プモードからプレイレバー13、FFレバー14及びREWレバ
ー15のいずれか1つが所定量後方へ押し込まれると、そ
の押し込まれたレバーの被ロック片28、34、34′がロッ
クスライダー16の係合孔41、42、43の被押圧縁41a、42
a、43aを押圧することによってロックスライダー16が一
旦右側へ移動されると共に被ロック片28、34、34′が係
合孔41、42、43の係合縁41b、42b、43bより後方に来た
ところでロックスライダー16が引張スプリング40の引張
力により左側へ移動され、それにより、押し込まれたレ
バーの被ロック片28、34、34′が係合縁41b、42b、43b
に係合することになる。
従って、プレイレバー13が押し込まれたときは該プレ
イレバー13が、第3図に示すように、磁気ヘッド26がテ
ープカセット32の磁気テープ45のうちテープカセット32
の前面部を通されている部分に接触する位置(以下、
「プレイ位置」と言う。)へと移動され、かつ、その位
置に保持されることになる。
そして、REWレバー15が押し込まれたときは該REWレバ
ー15が、第1図に示すように、その被ガイド孔35′の長
さの略半分の距離非押込位置から後方へ寄った位置(以
下、「押込位置」と言う。)へと移動され、かつ、その
位置に保持されることになり、また、FFレバー14が押し
込まれたときは該FFレバー14が上記REWレバー15の移動
距離と略同じ距離後方へ寄った位置(以下、「押込位
置」と言う。)へと移動され、かつ、その位置に保持さ
れることになる。
更に、このようにして、プレイレバー13、FFレバー14
及びREWレバー15のいずれかが押し込まれている状態か
らストップレバー17が所定量押し込まれると、前記した
ようにロックスライダー16が右側へ移動されるため、押
し込まれているレバーの被ロック片28、34、34′と当該
係合孔41、42、43の係合縁41b、42b、43bとの係合が解
除されることになり、従って、押し込まれていたレバー
が非プレイ位置又は非押込位置に戻されることになる。
(c.キャプスタン、リール台)[第1図乃至第5図] 46、46′はキャプスタンであり、これらキャプスタン
46、46′は後述するキャプスタンプーリから立設される
と共に、その下側略半分がメカシャーシ2のシャーシ部
3に設けられた前記キャプスタン支持スリーブ8、8′
に回転自在に支持されている。
尚、これら2つのキャプスタン46、46′のうち右側の
もの46がフォワードプレイモード、即ち、磁気テープ45
をフォワード方向へ走行させながら再生を行なうモード
において機能するキャプスタン(以下、「F側キャプス
タン」と言う。)であり、左側のキャプスタン46′がリ
バースプレイモード、即ち、磁気テープ45をリバース方
向へ走行させながら再生を行なうモードにおいて機能す
るキャプスタン(以下、「R側キャプスタン」と言
う。)である。
47、47′はリール台であり、該リール台47、47′は比
較的大径なギヤ部47a、47′aと該ギヤ部47a、47′aの
中心部から上方へ突出したリール係合軸47b、47′bと
が一体に形成されて成り、メカシャーシ2のシャーシ部
3に設けられた前記リール台支持軸4、4′に回転自在
に支持されている。
そして、テープカセット32がプレーヤ1に装着される
と、2つのテープリール48、48′が上記リール台47、4
7′のリール係合軸47b、47′bに各別に係合され、それ
によって、右側のテープリール48(以下、「Tリール」
と言う。)が右側のリール台(以下、「F側リール台」
と言う。)47と、左側のテープリール48′(以下、「S
リール」と言う。)が左側のリール台(以下、「R側リ
ール台」と言う。)47′と、それぞれ、一体的に回転す
る状態となる。
(d.ディレクションスライダー)[第4図、第9図] 49はプレイモードにおける磁気テープ45の走行方向を
規定するためのディレクションスライダーであり、該デ
ィレクションスライダー49はシャーシ部3の左右方向に
おける長さの略4分の3の長さを有する左右方向に細長
い主部49aと該主部49aの右端寄りの位置から後方へ突出
した突出部49bと略L字形を成しかつそのL字形の右端
が上記突出部49bの後端に連続した腕部49cとが一体に形
成されて成る。
そして、主部49aの互いに左右方向に離間した位置に
左右方向に長い被ガイド孔50、50′が形成され、また、
主部49aの後側縁の右端部及び左端から稍右側へ寄った
位置に上方へ向けて突出した背の低いピンチローラ規制
片51、51′が形成されており、該ピンチローラ規制片5
1、51′の右側のもの51は右端へ行くに従って次第に後
方へ、また、左側のピンチローラ規制片51′は左端へ行
くに従って次第に後方へ、それぞれ変位するように斜め
に延びる状態で形成されている。
52は突出部49bの前半部に形成された略矩形を成すカ
ム配置孔、53は腕部49cの後端部から上方へ向けて突出
した突片である。
54は後述するアイドラレバーに所定のモードにおける
所定の方向への回動力を付勢するためのアイドラ押圧ば
ねであり、該アイドラ押圧ばね54は略鋏形をしており、
そのコイル部がディレクションスライダー49の腕部49c
のL字形の屈曲点に設けられたピン55に支持されると共
に、その2つの腕54a、54bが後方へ向けて延び、かつ、
アイドラレバーの被押圧ピンによって相対的に押圧され
ていない状態において前記突片53に左右両側から弾接す
ることにより互いに略平行に延びる姿勢で位置するよう
に設けられている。
そして、ディレクションスライダー49はその被ガイド
孔50、50′がシャーシ部3の下面の前端部に形成された
ガイド突部56、56′に摺動自在に係合することによって
左右方向へ移動自在なるように設けられると共に、その
カム配置孔52の左右の側縁が後述するディレクションギ
ヤのカムによって押圧されることにより第4図に実線で
示すフォワード位置と同図にその一部を2点鎖線で示
し、かつ、第9図(B)に示すリバース位置との間を移
動されるようになっている。
(e.ピンチローラ)[第2図乃至第4図] 57及び57′はピンチローラである。
58、58′はピンチローラアームであり、該ピンチロー
ラアーム58、58′はその基端部がシャーシ部3に設けら
れた前記アーム支持軸5、5′に回動自在に支持される
と共にその回動端部に支持軸59、59′が設けられてお
り、該支持軸59、59′にピンチローラ57、57′が回転自
在に支持されている。
尚、上記支持軸59、59′の下端部はシャーシ部3に形
成された図示しない孔を通してシャーシ部3の下方にま
で達し前記ディレクションスライダー49に設けられたピ
ンチローラ規制片51、51′と対向されている。
60、60′(第2図参照)はピンチローラアーム58、5
8′に所定の回動力を付勢するためのトーションばねで
あり、該トーションばね60、60′はそのコイル部が前記
プレイレバー13の前端縁に形成された支持突部61、61′
に支持されると共に、その一方の腕60a、60′aの先端
部がピンチローラアーム58、58′の支持軸59、59′に略
前方から対向しており、プレイレバー13が非プレイ位置
とプレイ位置との間を移動することによって該一方の腕
60a、60′aがピンチローラアーム58、58′の支持軸5
9、59′又は図示しない突起を略前後方向へ押圧するよ
うになっており、それにより、プレイレバー13の移動に
伴なってピンチローラ57、57′が略前後方向へ移動され
ると共にプレイレバー13が非プレイ位置に来ているとき
はピンチローラ57、57′が前記キャプスタン46、46′に
略前方から稍間隔を置いて対向する位置に保持されるこ
とになる。
そして、前記ディレクションスライダー49がフォワー
ド位置に来ているときは、そのピンチローラ規制片51、
51′の右側のもの51が右側のピンチローラアーム58の支
持軸59の後方から稍左側へ逃げた位置に来ており、か
つ、左側のピンチローラ規制片51′が左側のピンチロー
ラアーム58′の支持軸59′に後方から対向して位置し、
また、ディレクションスライダー49がリバース位置へと
移動すると、右側のピンチローラ規制片51が右側のピン
チローラアーム58の支持軸59に後方から対向して位置
し、かつ、左側のピンチローラ規制片51′が左側のピン
チローラアーム58′の支持軸59′の後方から稍右側へ逃
げた位置に来るようになっている。
従って、ディレクションスライダー49がフォワード位
置に来ている状態からプレイレバー13がプレイ位置へと
移動すると、第3図に示すように、右側のピンチローラ
アーム58はトーションばね60の弾発力によってピンチロ
ーラ57がF側キャプスタン46に圧着する位置まで移動す
るが、左側のピンチローラアーム58′は、第4図に示す
ように、ピンチローラ57′がR側キャプスタン46′に接
触する直前の位置まで来たところで支持軸59′がディレ
クションスライダー49の左側のピンチローラ規制片51′
に当接してそれ以上後方へ移動するのを阻止されること
になる。
また、これとは逆に、ディレクションスライダー49が
リバース位置に来ている状態からプレイレバー13がプレ
イ位置へと移動したときは、ピンチローラアーム58′の
後方への移動がディレクションスライダー49のピンチロ
ーラ規制片51′によって阻止されないので、ピンチロー
ラ57′がR側キャプスタン46′に圧着されることになる
が、右側のピンチローラアーム58の後方への移動はディ
レクションスライダー49のピンチローラ規制片51によっ
て阻止されるため、ピンチローラ57がF側キャプスタン
46から稍離間した位置に保持されることになる。
(f.駆動系)[第1図乃至第6図、第8図] (f−1.モータ、キャプスタンプーリ)[第2図乃至第
5図] 62はモータであり、該モータ62はシャーシ部3の下面
の右端部に固定されると共にその回転軸62aの下端部に
比較的小径なプーリ63が固着されている。
64、64′はキャプスタンプーリであり、該キャプスタ
ンプーリ64、64′はこれより稍大径なフライホィール6
5、65′の上面に固定されており、これらキャプスタン
プーリ64、64′の中心に前記キャプスタン46、46′の下
端部が固定されている。
66は右側のキャプスタンプーリ64の上面の中心から上
方へ突出するように形成されたギヤ部である。
(f−2.伝達ギヤブロック)[第1図、第4図、第6
図、第8図] 67は後述する揺動レバーに所定の方向への回動力を付
勢し、かつ、後述するアイドラギヤ及び高速走行ギヤを
駆動するための伝達ギヤブロックである。
68は伝達ギヤブロック67の第1の回転体であり、該第
1の回転体68は前記キャプスタンプーリ64、64′より稍
大径なプーリ69と、該プーリ69の上面の中心部と外周縁
との間の略中央部から突出し、かつ、その上部がギヤ
(以下、「第1のギヤ」と言う。)70に形成された背の
低い円筒部71と、プーリ69の中心部から上方へ突出した
略円筒状を成すボス72とが一体に形成されて成る。
また、73は伝達ギヤブロック67の第2の回転体であ
り、該第2の回転体73は上記第1の回転体68の円筒部71
の内径より稍小径な円板74と該円板74から上方へ突出し
た円筒部75とが一体に形成されて成り、該円筒部75の外
周面の高さ方向における略中央部に該円筒部75の高さの
3分の1程度の幅を有して周方向に延びる比較的浅い係
合溝76が形成されると共に、円筒部75の上記係合溝76か
ら上方の部分がギヤ(以下、「第2のギヤ」と言う。)
77に形成されている。
78は第1の回転体68の上面を塞ぐように取着されたキ
ャップ体であり、第1の回転体68と第2の回転体73は、
第1の回転体68のボス72が第2の回転体73の円筒部75に
回転自在に挿入されると共に円板74の下面とプーリ69の
上面との間に摩擦板79が介在され、かつ、上記円板74と
キャップ体78との間に圧縮コイルスプリング80が介在さ
れた状態で、互いに結合されている。
従って、第1の回転体68の回転は摩擦板79を介して第
2の回転体73に伝達されるので、第2の回転体73に一定
の値以上の負荷が加えられていない状態においては第1
の回転体68と第2の回転体73とが一体的に回転され、上
記負荷が一定の値を超えると第1の回転体68と第2の回
転体73との間の接触部がスリップすることになる。
81はシャーシ部3のうちその後端縁の左右方向におけ
る略中間部に近接した位置に固定された支持軸であり、
該支持軸81はその上端部がシャーシ部3から稍上方へ突
出すると共にその大部分がシャーシ部3から下方へ突出
する状態で設けられている。
そして、伝達ギヤブロック67はその第1の回転体68の
ボス72に上記支持軸81のシャーシ部3から下方へ突出し
た部分が挿通されることにより該支持軸81に回転自在に
支持されている。
(f−3.ベルト、キャプスタン等の回転)[第4図] 82は無端ベルトであり、該無端ベルト82は、前記モー
タ62のプーリ63−右側のキャプスタンプーリ64−左側の
キャプスタンプーリ64′−伝達ギヤブロック67のプーリ
69−モータ62のプーリ63にこの順序で巻き付けられてお
り、右側のキャプスタンプーリ64には後方を向いている
部分に、また、左側のキャプスタンプーリ64′には前方
を向いた部分に、それぞれ巻き付けられている。従っ
て、2つのキャプスタンプーリ64、64′は互いに反対方
向へ回転されることになる。
尚、モータ62は前記プレイレバー13、FFレバー14及び
REWレバー15のいずれかが押し込まれることによって回
転され、その回転方向は回転軸62aが第4図における時
計回り方向へ回転される方向になっている。
そこで、モータ62が回転すると、ベルト82が走行さ
れ、それにより、右側のキャプスタンプーリ64が第4図
における反時計回り方向へ、左側のキャプスタンプーリ
64′及び伝達ギヤブロック67が同図における時計回り方
向へそれぞれ回転されることになり、これによって、F
側キャプスタン46が反時計回り方向へ、R側キャプスタ
ン46′が時計回り方向へ回転することになる。
(g.アイドラレバー、アイドラギヤ)[第2図乃至第4
図] 83は前記伝達ギヤブロック67の第2のギヤ77によって
回転されリール台47、47′と噛合することによりこれら
リール台47、47′を駆動するアイドラギヤ、84は該アイ
ドラギヤ83を支持したアイドラレバーである。
(g−1.構成) アイドラレバー84は略前後方向に長い板状に形成され
ると共にその長手方向における中間部から稍前寄りの位
置が前記伝達ギヤブロック67を支持している支持軸81の
シャーシ部3から上方へ突出した部分に回動自在に支持
されており、その後端部から下方へ突出した支持軸85に
アイドラギヤ83が回転自在に支持されている。
86はアイドラレバー84の前端部から下方へ向けて突出
した被押圧ピン、87はアイドラレバー84の前端部上面に
形成された被規制突部である。
また、アイドラギヤ83は伝達ギヤブロック67の第2の
ギヤ77の2倍程度の直径を有する大ギヤ83aと該大ギヤ8
3aの上面に位置した小ギヤ83bとが一体に形成されて成
り、大ギヤ83aが伝達ギヤブロック67の第2のギヤ77と
常時噛合されている。
尚、88はシャーシ部3の上面のうちアイドラレバー84
の右側の位置に設けられた中間ギヤであり、該中間ギヤ
88はF側リール台47のギヤ部47aと常時噛合している。
そして、アイドラレバー84の被押圧ピン86の下端部は
前記ディレクションスライダー49に設けられたアイドラ
押圧ばね54の2つの腕54aと54bの先端部間に位置してお
り、アイドラレバー84は、ディレクションスライダー49
がフォワード位置に来ている状態においては、第4図に
実線で示すように、被押圧ピン86がアイドラ押圧ばね54
の右側の腕54aにより左側へ向けて押圧されることによ
り時計回り方向への回動力を付勢され、ディレクション
スライダー49がリバース位置に来ている状態において
は、同図に2点鎖線で示すように、被押圧ピン86がアイ
ドラ押圧ばね54の左側の腕54bにより右側へ向けて押圧
されることにより反時計回り方向への回動力を付勢され
ている。
また、アイドラレバー84の被規制突部87はプレイレバ
ー13の前記2つの規制片20、20′の間に位置されてお
り、プレイレバー13が非プレイ位置に来ている状態にお
いては、第2図に示すように、規制片20、20′の後端部
が上記被規制突部87を左右両側から略挟むように位置さ
れ、それによって、アイドラレバー84がアイドラ押圧ば
ね54により付勢された前記回動力に抗して、その回動範
囲の略中間の位置に保持されるようになっており、アイ
ドラレバー84がこの位置に来ている状態において、アイ
ドラギヤ83が第2図に示す中立位置、即ち、その小ギヤ
83bがR側リール台47′のギヤ部47′a及び中間ギヤ88
のいずれにも噛合しない位置に保持される。
(b−2.作用) そこで、プレイレバー13が非プレイ位置に来ている状
態からプレイ位置へと移動すると、第3図に示すよう
に、規制片20、20′の後端部がアイドラレバー84の被規
制突部87より後方の位置へ逃げるため、アイドラレバー
84の規制片20、20′による位置の規制が解除されること
になる。
従って、この場合、ディレクションスライダー49がフ
ォワード位置に来ていれば、アイドラレバー84が中立位
置から時計回り方向へ回動してアイドラギヤ83の小ギヤ
83bが中間ギヤ88と噛合され、また、ディレクションス
ライダー49がリバース位置に来ていれば、アイドラレバ
ー84が中立位置から反時計回り方向へ回動してアイドラ
ギヤ83の小ギヤ83bがR側リール台47′のギヤ部47′a
と噛合されることになる。
尚、上記した状態からプレイレバー13が非プレイ位置
に戻されると、規制片20、20′の後端部がアイドラレバ
ー84の被規制突部87の位置を規制するので、アイドラレ
バー84が中立位置に戻されることになる。
(h.高速走行ギヤ)[第1図乃至第3図] 89、89′は磁気テープ45を高速走行させるための高速
走行ギヤである。
(h−1.構成) 90は高速走行ギヤ89、89′を支持したシーソー体であ
り、該シーソー体90は上方から見て略横倒H字形を成
し、その中央部がシャーシ部3の上面のうち前記ギヤ配
置孔10と10′との間の位置に形成された支持突起11に回
動自在に支持されている。
そして、シーソー体90にはその前側片の左右両端部か
ら下方へ突出した被制御ピン91、91′及び後側片の左右
両端部から下方へ突出した支持軸92、92′が一体に形成
されており、上記被制御ピン91、91′の下端部がFFレバ
ー14及びREWレバー15の後端部に形成された前記規制孔3
3、33′内に余裕を有して位置されている。
また、高速走行ギヤ89、89′は前記アイドラギヤ83の
小ギヤ83bより小さい直径を有すると共に、その下面か
ら下方へ突出した図示しない円筒部が一体に形成されて
おり、該円筒部の下端部が高速走行ギヤ89、89′より稍
小径な伝達ギヤ93、93′に形成されている。
尚、シーソー体90の被制御ピン91、91′、支持軸92、
92′、高速走行ギヤ89、89′及び伝達ギヤ93、93′はい
ずれも、シャーシ部3に形成された前記ギヤ配置孔10、
10′内に位置されている。
(h−2.動き) そして、シーソー体90は、FFレバー14及びREWレバー1
5がいずれも非押込位置に来ているときは、その被制御
ピン91、91′にFFレバー14及びREWレバー15の規制孔3
3、33′の後側縁が後側から軽く接触されることによっ
て、第2図及び第3図に示すように、高速走行ギヤ89、
89′が左右方向に並んで位置する姿勢に保持されてい
る。
そこで、上記した状態からREWレバー15が押込位置へ
と移動されると、第1図に示すように、REWレバー15の
規制孔33′の前側縁がシーソー体90の左側の被制御ピン
91′を後方へ向けて押圧するため、シーソー体90が時計
回り方向へ回動されて左側の高速走行ギヤ89′がR側リ
ール台47′のギヤ部47′aと噛合され、かつ左側の伝達
ギヤ93′が伝達ギヤブロック67の第1のギヤ70と噛合さ
れることになる。
また、FFレバー14が押込位置へと移動されると、FFレ
バー14の規制孔33の前側縁がシーソー体90の右側の被制
御ピン91を後方へ向けて押圧するため、シーソー体90が
反時計回り方向へ回動されて右側の高速走行ギヤ89が中
間ギヤ88と噛合され、かつ、右側の伝達ギヤ93が伝達ギ
ヤブロック67の第1のギヤ70と噛合されることになる。
(i.モードの形成)[第1図、第3図] しかして、プレイモード、FFモード及びREWモードは
次のように形成される。
(i−1.プレイモード)[第3図] ストップ状態からプレイレバー13がプレイ位置へと移
動されると、モータ62が回転し、キャプスタン46、4
6′、伝達ギヤブロック67及びアイドラギヤ83が回転さ
れると共に、ディレクションスライダー49がフォワード
位置に来ているとき(以下、「フォワード状態」と言
う。)には右側のピンチローラ57がF側キャプスタン46
に圧着され、かつ、アイドラギヤ83の小ギヤ83bが中間
ギヤ88に噛合され、また、ディレクションスライダー49
がリバース位置に来ているとき(以下、「リバース状
態」と言う。)には左側のピンチローラ57′がR側キャ
プスタン46′に圧着され、かつ、アイドラギヤ83の小ギ
ヤ83bがR側リール台47′のギヤ部47′aと噛合される
ことになり、それによって、フォワード状態においては
F側リール台47が反時計回り方向(以下、「テープ巻取
り方向」と言う。)へ、又、リバース状態においてはR
側リール台47′が時計回り方向(以下、「テープ巻取り
方向」と言う。)へ回転されることになる。
従って、テープカセット32がプレーヤ1に装着されて
いる状態からプレイモードになると、磁気ヘッド26が磁
気テープ45に接触すると共に、磁気テープ45は、フォワ
ード状態においてはF側キャプスタン46とこれに圧着し
た右側のピンチローラ57とによって挟まれてフォワード
方向へ定速で走行され、かつ、Tリール48に巻き取られ
て行くことになり、リバース状態においてはR側キャプ
スタン46′とこれに圧着した左側のピンチローラ57′と
によって挟まれてリバース方向へ定速で走行され、か
つ、Sリール48′に巻き取られて行くことになる。
尚、プレイモードにおけるテープの走行方向は後述す
るテープ走行方向切換機構により切り換えられる。
(i−2.FFモード、REWモード)[第1図] また、ストップ状態からFFレバー14又はREWレバー15
が押し込まれると、モータ62が回転してこの場合もキャ
プスタン46、46′、伝達ギヤブロック67及びアイドラギ
ヤ83が回転されると共に、FFレバー14が押し込まれたと
きはF側リール台47のギヤ部47aが中間ギヤ88、右側の
高速走行ギヤ89及び伝達ギヤ93を介して伝達ギヤブロッ
ク67の第1のギヤ70と噛合されてF側リール台47が高速
でテープ巻取方向へ回転されることになり、また、REW
レバー15が押し込まれたときはR側リール台47′のギヤ
部47′aが左側の高速走行ギヤ89′及び伝達ギヤ93′を
介して伝達ギヤブロック67の第1のギヤ70と噛合されて
R側リール台47′が高速でテープ巻取方向へ回転される
ことになる。
従って、テープカセット32がプレーヤ1に装着されて
いる状態において、FFモードになったときは磁気テープ
45が高速でTリール48に巻き取られて行き、REWモード
になったときは磁気テープ45が高速でSリール48′に巻
き取られて行くことになる。
(j.テープエンド検出機構)[第1図乃至第9図] 94はテープエンド検出機構であり、該テープエンド検
出機構94は、前記した伝達ギヤブロック67の第1の回転
体73と、揺動レバーと、カムギヤとアースバネ等から成
る。
(j−1.揺動レバー)[第1図乃至第4図、第6図乃至
第8図] (j−1−a.構造) 95は揺動レバーであり、該揺動レバー95は略L字形を
為す板状に形成された主部96と、該主部96の左端から略
左側へ向けて突出した2つの弾性片97、97とが一体に形
成されて成る。
そして、上記2つの弾性片97、97は、前後方向におい
て対称を為す略台形状に形成され、該台形の略左右方向
に沿って延びる中間片97a、97a間の間隔は伝達ギヤブロ
ック67の第2の回転体73に形成された前記係合溝76の外
径より稍狭く、中間部97a、97aから右側の部分、即ち、
右片97b、97bは右端へ行くに従ってその間隔が狭くなる
ように斜めに方向に延び、また、中間片97a、97aの左端
部は互いに内側へ向けて略直角に屈曲され、該屈曲した
部分から左側へ向けてばね掛片97c、97cが突出されてい
る。
また、主部96のうち前後方向に長い部分の後端寄りの
部分を除く部分は前端に行くに従ってその幅が広くなる
ように形成されると共に、その前端縁に沿う部分には左
右方向における略中間の位置から上方へ向って突出した
被押圧ピン98と左端部から下方へ向って突出した引掛突
部99と右端部から下方へ向けて突出した当接突部100が
形成されている。
101は主部96に形成された長孔であり、該長孔101は2
つの弾性片97、97によって囲まれた空間の略中心を中心
とした円弧に沿って延びるように形成されている。
(j−1−b,取付) そして、揺動レバー95はその2つの弾性片97、97が伝
達ギヤブロック67の第2の回転体73に形成された係合溝
76に弾発的に係合する、即ち、その中間片97a、97aの内
面の略中央部が上記係合溝76の周面を略前後方向から弾
発的に挟むと共に該中間片97a、97aの左端部と右片97
b、97bの内面の略中央部とが係合溝96の周面を略前後方
向から弾発的に挟むように係合されることによって、第
2の回転体73に連係され、また、そのばね掛片97c、97c
間に弾発力が比較的小さい引張スプリング102が架渡状
に設けられている。
しかして、弾性片97、97が第2の回転体73の係合溝76
に適度な弾発力で弾接することになるので、揺動レバー
95は第2の回転体73の回転力を該第2の回転体73と弾性
片97、97との間の摩擦接触により伝達される状態で、第
2の回転体73に回動自在に支持されることになる。
尚、揺動レバー95の第2の回転体73による上記した如
き支持は、その被押圧ピン98の上端部がシャーシ部3に
形成された前記弧状孔12に位置され、かつ、その長孔10
1の右側縁がシャーシ部3の下面から突出した略L字形
を成す保持片103に摺動自在に係合される状態で為さ
れ、揺動レバー95はその弾性片97、97が第2の回転体73
に支持され、かつ、その長孔101の開口縁部が上記保持
片103の水平部により下方から支持されることによって
水平な姿勢に保持される。
また、被押圧ピン98の上端部は前記弧状孔12を通して
シャーシ部3から稍上方へ突出している。
(j−2.カムギヤ)[第1図、第4図、第7図乃至第9
図] 104はカムギヤであり、該カムギヤ104は平ギヤ状を成
すギヤ部105と該ギヤ部105の上面に形成された第1のカ
ム106及び第2のカム107とギヤ部105の下面に形成され
た小ギヤ108とが一体に形成されて成る。
そして、第1のカム106はギヤ部105の中心部に形成さ
れた挿通孔109を囲う位置から上記挿通孔109と外周縁と
の間の略中間の位置までの部分に略楕円形を成すような
形状で形成されている。従って、この第1のカム106の
外周面は挿通孔109を囲うように位置する基端部から先
端部に行くに従ってカムギヤ104の中心からの距離が次
第に長くなるように形成されている。
また、第2のカム107はギヤ部105の外周縁と第1のカ
ム106の基端部との間の略中央部に位置すると共に、そ
の外側を向いたカム面が右回り方向に行くに従ってカム
ギヤ104の中心に近づくように形成されている。
そして、カムギヤ104はシャーシ部3の下面のうち前
記弧状孔12の前端部より稍右側へ寄った位置から下方へ
向けて突設された支持軸109aに回転自在に支持されると
共に、そのギヤ部105が右側のキャプスタンプーリ64に
形成されたギヤ部66と噛合されている。
従って、カムギヤ104はモータ62が回転している間は
常時回転していることになり、その回転方向は第1図に
おける時計回り方向である。
尚、前記揺動レバー95の当接突部100は、通常の状態
において、カムギヤ104の第1のカム106に接触するよう
に位置している。
(j−3.アースバネ)[第1図乃至第3図、第5図、第
8図] 110及び111はトーションバネ状を成すアースバネであ
り、該アースバネ110及び111は、本来、キャプスタン4
6、46′とプレイレバー13とを電気的に接続するための
部材であるが、この実施例においてはこれらアースバネ
110及び111の右側のもの110をテープエンド検出機構の
構成部材として利用している。
即ち、アースバネ110及び111は、コイル部110a、111a
がシャーシ部3に形成された前記2つのバネ支持突部
9、9′に外嵌状に支持されると共に、その一方の略前
後方向に沿って延びる腕110b、111bの先端部がキャプス
タン支持スリーブ8、8′のシャーシ部3から上方へ突
出している部分に弾接されている。そして、アースバネ
110、111の他方の腕110c、111cの先端部は略直角に屈曲
されており、右側のアースバネ110の他方の腕110cの先
端部寄りの部分が揺動レバー95に形成された被押圧ピン
98の上端部及びプレイレバー13に形成された前記バネ当
片22に後方から対向され、また、左側のアースバネ111
の他方の腕111cの先端部がプレイレバー13の左側縁に形
成された前記切欠部21に後方から係合する状態で弾接さ
れている。
尚、右側のアースバネ110の他方の腕110cの先端部寄
りの部分は、プレイモード、即ち、プレイレバー13がプ
レイ位置に来た状態においてはプレイレバー13のバネ当
片22に後方から弾接され、それ以外の状態においては揺
動レバー95の被押圧ピン98に弾接されることになる。こ
の点については後で詳しく説明する。
しかして、R側キャプスタン46′は左側のアースバネ
111を介して、常時、プレイレバー13と電気的に接続さ
れ、F側キャプスタン46はプレイモードにおいて右側の
アースバネ110を介してプレイレバー13と電気的に接続
されることになる。
尚、プレイレバー13は図示しないアース手段を介して
回路基板のアース回路等と接続されている。従って、例
えば、磁気テープ45が摺接することによってキャプスタ
ン46、46′が帯びた静電気はアースバネ110、111、プレ
イレバー13等を介して回路基板のアース回路等に流され
ることになる。
(j−4.動作) (j−4−a.揺動レバーの揺動)[第1図乃至第4図] そこで、モータ62が回転すると、伝達ギヤブロック67
が時計回り方向へ回転されるので、この伝達ギヤブロッ
ク67の第2の回転体73と摩擦接触している揺動レバー95
に第2の回転体73の回転力が伝達されるため、揺動レバ
ー95に第1図における時計回り方向への回動力が付勢さ
れることになる。
しかしながら、前記したように、揺動レバー95の当接
突部100はカムギヤ104の第1のカム106に対向している
ため、該当接突部100が第1のカム106に当接することに
よってそれ以上時計回り方向へ回動するのを阻止される
ことになり、従って、揺動レバー95は第2の回転体73に
対してスリップすると共にその当接突部100がカムギヤ1
04の第1のカム106の外周面に圧着されることになる。
また、これと共に、モータ62が回転するとカムギヤ10
4が時計回り方向へ回転するので、第1のカム106及び第
2のカム107が時計回り方向へ回転することになるが、
第1のカム106の外周面はその基端部から先端部へ行く
に従ってカムギヤ104の中心からの距離が長くなってい
るため、カムギヤ104が回転すると、第1のカム106の外
周面の揺動レバー95の当接突部100と対向する位置のカ
ムギヤ104の中心からの距離は周期的に変化することに
なる。
従って、この第1のカム106の外周面に圧着している
当接突部100は第1のカム106の外周面の上記距離の変化
に従って略前後方向へ周期的に移動されることになり、
これによって、揺動レバー95が第1図に実線で示す位置
と1点鎖線で示す位置の間を周期的に移動、即ち、揺動
されることになり、この揺動は、第2の回転体73及びカ
ムギヤ104が回転している限り休み無く行なわれること
になり、また、その揺動ストローク、即ち、上記した2
つの位置の間の移動距離は一定に保持される。
尚、プレイモードにおいてはプレイレバー13がプレイ
位置に来るので、前記右側のアースバネ110の他方の腕1
10cの先端部寄りの部分は、第3図に示すように、プレ
イレバー13のバネ当片22により後方へ押圧されて揺動レ
バー95の被押圧ピン98から後方へ離間した位置に保持さ
れることになり、従って、この場合の揺動レバー95の揺
動はその被押圧ピン98がアースバネ110によって後方か
ら押圧されていない状態で行なわれることになる。
また、プレイモード以外のモードにおいては、プレイ
レバー13が非プレイ位置に留まっているので、右側のア
ースバネ110の他方の腕110cの先端部寄りの部分は、常
時、揺動レバー95の被押圧ピン98に弾接しており、従っ
て、この場合の揺動レバー95の揺動は被押圧ピン98がア
ースバネ110によって常時押圧されている状態で行なわ
れることになる。しかして、プレイモード以外のモード
において揺動レバー95が揺動している間、右側のアース
バネ110の他方の腕110cは第1図に実線で示す位置と1
点鎖線で示す位置との間を周期的に往復するように移動
されることになる。
(j−4−b.テープエンドの検出)[第8図] そして、プレイモードからテープエンド、即ち、Tリ
ール48による磁気テープ45の巻取が完了したとき、ある
いはSリール48′による磁気テープ45の巻取が完了した
ときは、これらテープリール48、48′が装着されている
F側リール台47又はR側リール台47′の回転が阻止され
るので、この負荷によって、これらリール台47、47′に
アイドラギヤ83や中間ギヤ88を介して噛合している伝達
ギヤブロック67の第2の回転体73の回転が阻止されるこ
とになる。
尚、このとき第1の回転体68は第2の回転体73に対し
てスリップしながら回転することになる。
すると、それまで第2の回転体73が回転することによ
って揺動レバー95に付勢されていた時計回り方向への回
動力が無くなるので、揺動レバー95の当接突部100のカ
ムギヤ104の第1のカム106に対する圧着力が無くなるこ
とになる。
従って、この状態になると、揺動レバー95の当接突部
100は第1のカム106の先端部によって前方から押圧され
たところでその位置、即ち、第8図(A)に示すよう
に、カムギヤ104の第2のカム107の先の尖った部分の回
転軌跡より外側の位置において動きが止まることにな
る。
そして、この状態からカムギヤ104が更に回転すると
第8図(A)に2点鎖線で示すように、第2のカム107
の先の尖った部分が揺動レバー95の当接突部100に略前
側から接触し、次いで、第2のカム107の外周面が上記
当接突部100を略後方へ向けて押圧することになる。
これによって、揺動レバー95が、第8図(B)に示す
ように、更に後方へ寄った位置、即ち、前記揺動ストロ
ークの範囲を超えた位置(以下、「テープエンド位置」
と言う。)へと移動されることになる。
尚、揺動レバー95がこのようにしてテープエンド位置
へと移動されると、その引掛突部99が後述するトリガー
レバーを後方へ移動させることになり、それによって、
所定のテープエンド動作、即ち、テープ走行方向の自動
切換やオートシャットオフ等の動作が行なわれるように
なっている。これらの動作については後述する。
(j−4−c.テープエンドの非検出)[第1図] テープエンドの検出は上記したように行なわれるが、
この検出はプレイモード以外のモードにおいては行なわ
れない。
即ち、前記したように、FFモードやREWモードにおい
てはFFレバー14又はREWレバー15が押し込まれるだけで
プレイレバー13は非プレイ位置に留まっているので、右
側のアースバネ110の他方の腕110cの先端部寄りの部分
は、常時、揺動レバー95の被押圧ピン98に後方から弾接
していることになる。
従って、テープエンドの状態になると伝達ギヤブロッ
ク67の第2の回転体73の回転が阻止されるので、該第2
の回転体73による揺動レバー95に対する時計回り方向へ
の回動力の付勢は無くなるが、今度は被押圧ピン98がア
ースバネ110によって押圧されることにより揺動レバー9
5に対する時計回り方向への回動力が付勢されることに
なる。
このため、FFモードやREWモードからテープエンドに
なっても、揺動レバー95がその揺動ストロークの範囲を
超えた位置へと移動されることは無い。
しかして、プレイモード以外のモードにおいてはテー
プエンドの状態になってもその状態の検出が為されるこ
とは無く、従って、後述するテープの走行方向の自動切
換やオートシャットオフ等のテープエンド動作が行なわ
れることは無い。
(k.テープエンド検出による動作) (k−1.テープ走行方向の自動切換)[第4図、第9
図] (k−1−a.テープ走行方向切換機構) 112はテープ走行方向切換機構であり、該テープ走行
方向切換機構112は、前記ディレクションスライダー49
及びカムギヤ104、後述するディレクションギヤ及びト
リガーレバー等から成る。
113はディレクションギヤであり、該ディレクション
ギヤ113は、略平ギヤ状を成すギヤ部114と、該ギヤ部11
4の上面の中心部に形成された背の低いボス部115と、一
端部が上記ボス部115の中心部の上面に連続し、かつ、
前記カムギヤ104に形成された第1のカム106と略同じよ
うな形状を有するカム116とが一体に形成されて成り、
ボス部115の外周面のうちカム116の先端部と略反対側の
位置に押圧突起117が形成されると共に、ギヤ部114の歯
部のうちカム116の長手方向に略沿う方向において互い
に略反対側に位置した部分に歯欠部114a、114bが形成さ
れている。
また、ギヤ部114の下面の歯元円に近接した部分のう
ちギヤ部114の中心を挟んで反対側の位置にストッパー
突部118、118′が形成され、更に該ストッパー突部11
8、118′に略中心側から稍離間して対向する位置に被送
り突部119、119′が形成されている。
そして、ディレクションギヤ113はシャーシ部3から
下方へ向けて突設された支持軸120に回転自在に支持さ
れると共に、カム116がディレクションスライダー49に
形成された前記カム配置孔52内に稍余裕を有して位置さ
れ、かつ、歯欠部114a、114b以外の部分がカムギヤ104
の小ギヤ108と対向する向きとなったときギヤ部114が上
記小ギヤ108と噛合する状態で設けられている。
121はトリガーレバーであり、該トリガーレバー121は
前後方向に長い板状に形成されると共に、前記支持軸12
0及びメカシャーシ2の前壁6に前後方向へ一定の範囲
内で移動自在なるように支持され、かつ、引張スプリン
グ122によって常時前方への移動力を付勢された状態と
されており、その上面、即ち、ディレクションギヤ113
に下方から対向する面に制御突片123が形成され、ま
た、その後端部は側方から見て略コ字形に形成されてお
り、該コ字形の部分の上片を成す被押圧片124の右端部
が前記揺動レバー95に形成された引張突部99に略右斜め
後方から稍間隔を置いて対向するように位置されてい
る。
そして、ディレクションギヤ113が、第4図に示す位
置、即ち、カム116の先端部がディレクションギヤ113の
中心部の左稍斜め前方に位置する向きとなる位置(以
下、「第1の位置」と言う。)に来ているときはギヤ部
114の2つの歯欠部114a、114bの一方114aがカムギヤ104
の小ギヤ108と対向され、また、ディレクションギヤ113
が第9図(B)(同図は下方から見ている)に示す位
置、即ち、カム116の先端部がディレクションギヤ113の
中心部の右稍斜め後方に位置する向きとなる位置(以
下、「第2の位置」と言う。)に来ているときはギヤ部
114の他方の歯欠部114bがカムギヤ104の小ギヤ108と対
向され、ディレクションギヤ113はこれら第1の位置又
は第2の位置に来たとき、主としてそのストッパー突部
118、118′の一方がトリガーレバー121の制御突片123に
略右側から当接することによりこれら第1の位置又は第
2の位置に保持されることになる。
しかして、ディレクションギヤ113が第1の位置に来
ている状態においてはディレクションスライダー49がそ
のアイドラ押圧ばね54の右側の腕54aがアイドラレバー8
4の被押圧ピン86を左側へ押圧することにより生ずる右
方への移動力とそのカム配置孔52の左側縁がディレクシ
ョンギヤ113のカム116の先端面に当接することによって
フォワード位置に保持され、また、ディレクションギヤ
113が第2の位置に来ている状態においてはディレクシ
ョンスライダー49がそのアイドラ押圧ばね54の左側の腕
54bがアイドラレバー84の被押圧ピン86を右側へ押圧す
ることによって生じている左方への移動力とそのカム配
置孔52の右側縁がディレクションギヤ113のカム116の先
端面に当接することによってリバース位置に保持される
ことになる。
(k−1−b.テープ走行方向の自動切換) そこで、プレイモードからテープエンドの状態になる
と、前記したように、揺動レバー95がテープエンド位置
へと移動されるので、このとき、揺動レバー95に形成さ
れた引掛突部99が、第8図(B)に示すように、トリガ
ーレバー121の被押圧片124の右端部を略後ろ斜め右側へ
押圧することになり、それによって、トリガーレバー12
1が後方へ移動されることになる。
すると、第9図(A)に示すように、トリガーレバー
121の制御突片123がディレクションギヤ113のストッパ
ー突部118(又は118′)の移動を阻止しない位置へと逃
げると共に被送り突部119(又は119′)の斜面を押圧す
ることになり、これによって、ディレクションギヤ113
が稍反時計回り方向へ回転されてそのギヤ部114が回転
しているカムギヤ104の小ギヤ108と噛合されるので、デ
ィレクションギヤ113が上記小ギヤ108により反時計回り
方向へ回転されることになる。
そして、ディレクションギヤ113が略半回転したとこ
ろでそのギヤ部114の歯欠部114a又は114bがカムギヤ104
の小ギヤ108と対向されると共にストッパー突部118′
(又は118)がトリガーレバー121の制御突片123に当接
してそれ以上の回転が阻止されることになる。
即ち、ディレクションギヤ113は略半回転したところ
でその回転が阻止されることになる。
しかして、ディレクションギヤ113が第1の位置に来
ている状態、即ち、磁気テープ45がフォワード方向へ走
行する状態でのプレイモードからテープエンドになった
ときはディレクションギヤ113が第2の位置へと移動さ
れるので、ディレクションスライダー49がフォワード位
置からリバース位置へと移動されてテープ走行方向がリ
バース方向に切り換えられることになり、また、ディレ
クションギヤ113が第2の位置に来ている状態、即ち、
磁気テープ45がリバース方向へ走行する状態でのプレイ
モードからテープエンドになったときはディレクション
ギヤ113が第1の位置へと移動されるので、ディレクシ
ョンスライダー49がリバース位置からフォワード位置へ
と移動されてテープ走行方向がフォワード方向に切り換
えられることになる。
尚、前記したように、プレイモード以外のモードにお
いてはテープエンドになってもその状態の検出が行なわ
れない、即ち、揺動レバー95がテープエンド位置へと移
動されないので、トリガーレバー121が後方へ移動され
ることは無く、従って、前記したテープ走行方向の自動
的な切換が行なわれることは無い。
(k−2.オートシャットオフ)[第2図乃至第4図] 125はメカシャーシ2の前壁6に左右方向へ摺動自在
に支持されたシャットオフ選択ツマミ、126はシャーシ
部3の下面の前端部のディレクションギヤ113の前側の
位置に回転自在に設けられたシャットオフレバーであ
り、該シャットオフレバー126はばね片127を介してシャ
ットオフ選択ツマミ125と連結されると共に、略前後方
向に延びる被押圧腕126aと該被押圧腕126aの基端部から
左側へ向けて延びる押圧腕126bとを有しており、シャッ
トオフ選択ツマミ125をその移動範囲における右端の位
置(図面では移動範囲における左端の位置に来ている状
態で示してある。)へと移動すると、シャットオフレバ
ー126がシャットオフ位置、即ち、その被押圧腕126aの
先端部がディレクションギヤ113に設けられた前記押圧
突起117の回転軌跡の稍内側に来る位置へと移動される
ようになっている。
そこで、リバース状態、即ちディレクションギヤ113
が第2の位置に来ている状態においてシャットオフレバ
ー126がシャットオフ位置にあると、ディレクションギ
ヤ113の押圧突起117がシャットオフレバー126の被押圧
腕126aの先端部に比較的近接して対向されることにな
り、この状態からテープエンドになると、前記したよう
にディレクションギヤ113が第1の位置へ向けて回転さ
れるので、その押圧突起117がシャットオフレバー126の
被押圧腕126aの先端部を略右側へ向けて押圧しながら移
動することになる。
すると、シャットオフレバー126がシャットオフ位置
から更に時計回り方向へ回動されることになり、このと
き、その押圧腕126bの先端部が前記ロックスライダー16
の前端縁の右端部から略前方へ向けて突出された係合部
128を略右斜め後ろ側へ向けて押圧することになる。
これによって、ロックスライダー16が右側へ向けて移
動されるので、プレイ位置に来ていたプレイレバー13が
非プレイ位置に戻され、ストップ状態になる。
尚、このオートシャットオフもディレクションギヤ11
3が回転することにより行なわれるので、シャットオフ
レバー126がシャットオフ位置に来ていても、FFモード
やREWモードからテープエンドになった場合には行なわ
れることは無い。
(G.考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本考案テ
ーププレーヤーにおけるテープエンド検出機構は、テー
プが走行している状態においては付勢手段によって揺動
手段に対して押圧されることにより一定の揺動ストロー
クの範囲内で揺動されると共にテープエンドの状態にな
ったときは上記付勢手段による押圧力が解除されること
により揺動ストロークの範囲を超えたテープエンド位置
へと移動され、該テープエンド位置へと移動されること
によって所定のテープエンドモードを形成する揺動レバ
ーを備えたテープエンド検出機構であって、プレイモー
ド以外のモードにおいては揺動レバーに揺動手段に対す
る圧着力を付勢する位置に保持されプレイモードが形成
されたとき上記圧着力を付勢しない位置へと移動する弾
発手段が導電材料で形成されており、該弾発手段がアー
ス用部材としてキャプスタンの支持部に弾接されている
ことを特徴とする。
従って、本考案によれば、プレイモードにおいては弾
発手段による揺動レバーの揺動手段への圧着力の付勢が
為されないのでテープエンドになると揺動レバーがテー
プエンド位置へと移動されてテープエンドの検出が行な
われることになるが、プレイモード以外のモード、例え
ば、FFモード等においては揺動レバーの揺動手段への圧
着力が弾発手段によって常時付勢されるためテープエン
ドになっても揺動レバーが揺動ストロークの範囲を超え
た位置へ移動されることが無く、従って、テープエンド
になってもその状態が検出されることは無い。
しかして、本考案によれば、1個の弾発手段を設ける
だけで、テープエンドの検出を再生モードにおいてのみ
行なうようにすることができる。
そして、弾発手段を導電材料で形成するとともに、そ
の一部をキャプスタンの支持部に弾接させることによっ
て、弾発手段がキャプスタンのアース用部材を兼ねるよ
うになり、これによって、プレイモード以外のモードに
おいてテープエンドの検出を行なわないようにするため
の弾発手段としてそれに専用のものを設けなくても済む
ようにすることができるので、部品点数の削減やコスト
の低減を図ることができる。
また、前記した実施例においては、弾発手段を揺動レ
バーに揺動手段への圧着力を付勢しない位置へと移動す
る手段としてプレイレバーを利用するようにしたが、弾
発手段を移動するための手段がこのようなプレイレバー
に限られることは無く、プレイモードが形成されるとき
移動される部材であればどのような機能を持つものであ
っても良い。
そして、前記した実施例においては本考案を再生機能
のみ備えたオーディオテーププレーヤにおけるテープエ
ンド検出機構に適用したものを示したが、本考案はこの
ような適用例に限られること無く、録音機能を有するテ
ープレコーダー等各種のテーププレーヤーにおけるテー
プエンド検出機構に適用することができる。従って、こ
の明細書の実用新案登録請求の範囲における「プレイモ
ード」には、「再生モード」の他「録音モード」も含ま
れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案テーププレーヤーにおけるテープエンド検
出機構をオーディオテーププレーヤにおけるテープエン
ド検出機構に適用した実施の一例を示すものであり、第
1図はテープ早送モードにおけるメカデッキを示す要部
平面図、第2図はストップモードにおけるメカデッキを
示す平面図、第3図はプレイモードにおけるメカデッキ
を示す平面図、第4図はメカデッキのうちメカシャーシ
の下面側に設けられている部分を示す拡大平面図、第5
図はヘッドベースとキャプスタンと弾発手段等を示す斜
視図、第6図は第4図のVI−VI線に沿う断面図、第7図
は揺動レバーとカムギヤを示す斜視図、第8図はテープ
エンド検出動作を(A)から(B)へ順を追って示す要
部の平面図、第9図はテープ走行方向の切換動作を
(A)から(B)へ順を追って示す要部の底面図であ
る。 符号の説明 1……テーププレーヤー、45……テープ、46……キャプ
スタン、73……付勢手段、94……テープエンド検出機
構、95……揺動レバー、104……揺動手段、110……弾発
手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープが走行している状態においては付勢
    手段によって揺動手段に対して押圧されることにより一
    定の揺動ストロークの範囲内で揺動されると共にテープ
    エンドの状態になったときは上記付勢手段による押圧力
    が解除されることにより揺動ストロークの範囲を超えた
    テープエンド位置へと移動され、該テープエンド位置へ
    と移動されることによって所定のテープエンドモードを
    形成する揺動レバーを備えたテープエンド検出機構であ
    って、 プレイモード以外のモードにおいては揺動レバーに揺動
    手段に対する圧着力を付勢する位置に保持されプレイモ
    ードが形成されたとき上記圧着力を付勢しない位置へと
    移動する弾発手段が導電材料で形成されており、該弾発
    手段がアース用部材としてキャプスタンの支持部に弾接
    されている ことを特徴とするテーププレーヤーにおけるテープエン
    ド検出機構。
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JPS6313426B2 (ja) * 1979-12-28 1988-03-25 Riomu Lab Cerm Rllcerm Sa
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