JP2699501B2 - テープレコーダ装置 - Google Patents

テープレコーダ装置

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JP2699501B2
JP2699501B2 JP63321048A JP32104888A JP2699501B2 JP 2699501 B2 JP2699501 B2 JP 2699501B2 JP 63321048 A JP63321048 A JP 63321048A JP 32104888 A JP32104888 A JP 32104888A JP 2699501 B2 JP2699501 B2 JP 2699501B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、パワーアシスト機構によるモード切換操作
可能なテープレコーダ装置に関するものである。
従来の技術 近年、音響業界はコンパクトディスク(以下CDと呼
ぶ)の急速な普及によって、CD関連商品であるテープレ
コーダの需要も向上している。
このような背景において、テープレコーダはCDとの関
連操作やリモコンによる操作に最も適したフルロジック
コントロールメカニズムが中級ランクの商品まで導入さ
れるようになり、従来、中級ランクに使われていたソフ
トタッチ操作のパワーアシストメカニズムは、構成が複
雑で部品点数が多いといった理由からコストダウンがむ
つかしく、普及ランクへのシフトは困難であった。
従って、中高級ランクはフルロジックコントロールの
フェザータッチメカニズム、普及ランクは部品点数が少
なく構成が簡単な純機械式メカニズムといった2極分化
の傾向になりつつある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、純機械操作のメカニズムは、特に、録
音や再生操作の場合、操作釦がロックする寸前から急激
に重くなるので、小供や老人には扱いにくく、キュー/
レビュー操作もヘッド基板を押圧しているバネに抗して
逆に押し戻すといった操作を必要とするので、操作力が
さらに重くなり、釦を押し続けると指が痛くなるといっ
た問題があった。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために、本発明のテープレコー
ダ装置は、ヘッド基板を手動にて変位させる範囲は停止
状態からテープに磁気ヘッドがわずかに接触するキュー
/レビュー位置までとし、キュー/レビュー位置からテ
ープ定速走行状態となる再生位置までの途中で操作力が
重くなる範囲はカム歯車によるパワーアシスト機構によ
ってヘッド基板を変位させるように構成したことを特徴
とするものである。
また本発明のテープレコーダ装置は、上記構成におい
て、手動にて操作する再生釦のロック位置をキュー/レ
ビュー位置とすることにより、再生状態から早送り又は
巻戻し操作することによって、前記カム歯車の保持を解
除して前記ヘッド基板が移動して前記再生釦のロック位
置であるキュー/レビュー位置にて停止するとともに、
早送り又は巻戻し状態となりキュー/レビュー動作とな
るように構成したことを特徴とするものである。
また本発明のテープレコーダ装置は、上記構成におい
て、再生状態からのポーズ操作により、前記カム歯車の
保持が解除して前記ヘッド基板がキュー/レビュー位置
まで移動することにより、ピンチローラとキャプスタン
軸間の圧着及びリール台の巻取り歯車と駆動アイドラ歯
車間の噛合が離れ、ポーズ状態となるように構成したこ
とを特徴とするものである。
作用 本発明は上記した構成により次のような作用を有す
る。
請求項1のテープレコーダ装置は、操作力の重くなる
ピンチローラとキャプスタン軸間の圧着が開始する手前
の位置から終了するテープ定速走行位置までのストロー
クをカム歯車によるパワーアシスト機構にて変位するの
で、再生釦操作は従来と比較して非常に軽く、しかも、
操作ストロークが短かくてすむ。また、カム歯車による
パワーアシスト動作の変位量は非常に少ないので、小型
のカム歯車で済み、メカニズムの小型軽量化が可能であ
る。
請求項2のテープレコーダ装置は、キュー/レビュー
位置にて再生釦をロックする構成であるから、再生状態
からキュー/レビュー操作により、前記カム歯車の保持
を解除するとヘッド基板はキュー/レビュー位置まで変
位して停止するから従来と比較して非常に軽い操作力で
すみ、指で楽に押し続けることができる。また、従来の
ソフトタッチ操作のパワーアシストメカニズムであれば
ヘッド基板をテープ定速走行位置まで変位する第1のカ
ムと、テープ定速走行位置からキュー/レビュー位置ま
で前記ヘッド基板を変位させる第2のカムによって構成
されているので非常に複雑な構造であったが、本発明は
小型の第1のカムのみであるから、小型で簡単な構成と
なり、しかも部品点数を大幅に削減することが可能であ
る。
請求項3のテープレコーダ装置は、ポーズ操作により
前記カム歯車の保持を解除し、ポーズ解除操作により前
記カム歯車の起動を行なうので、従来と比較して操作力
が軽く、さらに、ポーズ釦をゆっくり操作しても、ピン
チローラとキャプスタン軸の圧着と巻取り歯車と駆動ア
イドラ歯車との噛合タイミングに多少のバラツキがあっ
てもヘッド基板の動作スピードがほぼ一定であるから、
テープの巻込みや、テープ走行スピード変化による異音
が出ることはない。
請求項4のテープレコーダ装置は、複数の操作釦の同
時押圧等の異状操作がなされた場合や、モータへの通電
が停止された状態での再生釦操作に対して、カム歯車を
安全に動作させることができ、その効果は大きい。
実施例 以下本発明の実施例について、図面に基づき詳細に説
明する。
第1図は本発明のテープレコーダ装置の全体を示す平
面図、第2図はカム歯車関連を示す平面図、第3図は部
分正面図、第4図は停止状態を示す部分平面図、第5図
は再生釦操作によってカム歯車が起動する状態を示す部
分平面図、第6図はテープ定速走行状態を示す部分平面
図、第7図はレビュー状態を示す部分平面図、第8図は
ポーズ状態を示す部分平面図である。
第1図から第8図において、1はフライホイール、2
は該フライホイールに圧入支持されたキャプスタン軸、
3,4及び5は該キャプスタン軸と同軸に設けられたフラ
イホイール歯車及びベルトプーリである。これらはモー
タ6により、前記フライホイール1にキャプスタンベル
ト7が掛けられて回転駆動される。8はカム歯車で、前
記フライホイール歯車4によって減速駆動され、パワー
アシストの駆動源となる。
9及び10はロック板及び作動板であり、それぞれ矢印
A−B方向に摺動自在に取付けられ、バネ11によって前
記ロック板9は矢印A方向に、前記作動板10は矢印B方
向にそれぞれ付勢されている。
12は再生釦ロッドであり、中央部に折曲部13を、側端
部に折曲部14が形成されている。該再生ロッド12は矢印
C−D方向に摺動自在に取付けられており、バネ15によ
って矢印D方向に付勢されている。
16は巻戻し釦ロッドであり、中央部に折曲部17を、先
端部にモード切換用の側縁18が形成されている。19は早
送り釦ロッドであり、中央部に折曲部20を、先端部の側
端に係止部21及び斜面部22が形成されている。
前記巻取り釦ロッド16と早送り釦ロッド19はそれぞれ
矢印C−D方向に摺動自在に取付けられ、バネ23によっ
て矢印D方向に付勢されている。
24は停止釦ロッドであり、中央部に折曲部25が形成さ
れている。26はポーズ釦ロッドであり、中央部と先端部
に折曲部27及び28を形成している。
前記停止釦ロッド24とポーズ釦ロッド26はそれぞれ矢
印C−D方向に摺動自在に取付けられ、バネ29によって
矢印D方向に付勢されている。
前記ロック板9の側端には、前記再生釦ロッド12、巻
戻し釦ロッド16、早送り釦ロッド19に形成された折曲部
13,17,20と対抗する位置に斜面部30,31,32及び凹部33,3
4,35が形成されている。又、前記停止釦ロッド24の折曲
部25に対抗する位置には斜面部36を有している。さら
に、中央部には角孔37と折曲部38が形成されている。
前記作動板10の側端には、前記巻戻し釦ロッド16、早
送り釦ロッド19、ポーズ釦ロッド26に形成された折曲部
17,20,27と対抗する位置に斜面部39,40,41が形成され、
中央部に角孔42及び側縁43を有している。
44はL字状の制御レバーであり、一方の腕の先端には
前記カム歯車8側に突出した係合ピン45を、他方の腕の
先端にはバネ受け46、及び丸ピン47が形成され、孔48を
中心として回動自在に取付けられている。
49は制御レバーばねであり、コイル部は前記制御レバ
ー43に装着され、腕の一端は前記バネ受け46に付勢して
いる。該腕の先端部50は前記バネ受け46より外側に突出
し、前記ロック板9の折曲部38と対抗する位置にある。
前記制御レバー34の丸ピン47は前記ロック板9の角孔
37、及び前記作動板10の角孔42に貫通し突出している。
前記カム歯車8の外周には欠歯部51、及び欠歯部52を
設けた歯車53を有し、一方の側面に駆動カム54を、他方
の側面には制御カム溝55を有しており、孔56を中心とし
て回転自在に取付けられている。
前記駆動カム54は、停止状態で前記カム歯車8の回転
位置を規制する側縁57と側端58を、外周にはカム部59を
有している。又、前記制御カム溝55は停止状態で前記カ
ム歯車8の回転位置規制をする突起部60と、起動用の斜
面部61と、再生状態を保持する係止部62によって構成さ
れている。
62はヘッド基板であり、矢印C−D方向に摺動自在に
取付けられている。該ヘッド基板62は前記駆動カム54と
対抗する位置に折曲部63を、前記再生釦ロッド12の折曲
部14と対抗する位置に側縁64を有している。又、右側端
にはアイドラ歯車65と巻取り歯車66との噛合を制御する
ため側縁67と斜面部68を具備している。
69はアイドラアームであり、前記キャプスタン軸2を
中心として回動自在に取付けられ、バネ70によって反時
計方向に付勢されている。
71は制御ピンであり、前記アイドラアーム69に植設さ
れ、前記ヘッド基板62の側縁67と係合している。前記ア
イドラ歯車65は前記アイドラアーム69に植設された軸72
に回転自在に取付けられ、大歯車73は前記フライホイー
ル歯車3と噛合し、小歯車74は前記巻取歯車66と対抗す
る位置関係にある。
75は早送り中継歯車であり、前記巻取歯車66と同心に
取付けられた早送り歯車76と噛合している。
77は駆動レバーであり、孔78を中心として揺動自在に
取付けられている。該駆動レバー77の先端にはピン79,8
0を有しており、該ピン79は前記巻取釦ロッド16の側縁1
8と対抗する位置にあり、ピン80は早送り釦ロッド19の
係止部21と係合している。
81は駆動歯車、82は駆動プーリであり、これらは前記
駆動レバー77に植設された軸83に回転自在に取付けら
れ、ベルト84によって前記フライホイール1の回転が伝
達される。
前記駆動レバー77は前記ベルト84の張力によって前記
孔78を中心として反時計方向に付勢され、前記ピン80が
前記早送り釦ロッド19の係止部21に圧接して、巻取り歯
車85と前記早送り中継歯車75の中間に位置決めされてい
る。86は磁気ヘッドであり、取付ビス87,88によって前
記ヘッド基板62に取付けられている。89はヘッド基板戻
しバネで、前記ヘッド基板62の突起部90に取付けられ、
一方の腕はメカ基板(図示せず)のレファレンスピン91
に当接し、前記ヘッド基板62を矢印D方向に付勢してい
る。92はピンチローラアームであり、孔93を中心として
回動自在に取付けられている。94は前記ピンチローラア
ームに装着されたピンチローラバネであり、腕の一端は
前記ヘッド基板62に設けられた凹部95と係合している。
以上のような構成において、各操作モードについて説
明する。
再生動作について第4図,第5図及び第6図を参照し
ながら説明する。再生釦ロッド12をバネ15に抗して矢印
C方向に押圧すると、折曲部13によってロック板9の斜
面部30が押され、前記ロック板がバネ11に抗して矢印B
方向に摺動する。
一方、折曲部14もヘッド基板62の側縁64を押すので、
前記ヘッド基板62がヘッド基板戻しバネ89に抗して矢印
C方向に摺動する。又、制御レバー44は前記ロック板9
の折曲部38によって制御レバーばね49の腕先端部50が押
されて反時計方向に遥動し、係合ピン45がカム歯車8の
突起部60から離れ、斜面部61を押圧する。よって、前記
カム歯車8は時計方向に回動しようとする。しかし、前
記ヘッド基板62の折曲部63が前記カム歯車8の側端58か
ら外れるまでは回動できず、前記制御レバーばね49が撓
んだ状態となる。前記折曲部63が前記側端58から外れる
と、前記カム歯車8は時計方向に起動し、フライホイー
ル歯車4と歯車53が噛合して回転し、前記ヘッド基板62
の折曲部63にカム歯車8のカム部59が当接し、前記ヘッ
ド基板62を矢印C方向に押し上げる。
前記再生釦ロッド12は一定ストローク移動すると、ロ
ック板9の凹部33に折曲部13が係合しロックされる。
又、前記カム歯車8が回転して欠歯部B52がフライホ
イール歯車4に達すると、前記制御レバー44の係合ピン
45はカム歯車8の係止部62と当接して、ヘッド基板62の
摺動が停止しロックする。
該ヘッド基板62の摺動動作にともない、アイドラアー
ム69の制御ピン71が側縁67から斜面部68に移動するの
で、アイドラ歯車65が巻取り歯車66と噛合し回転が伝達
される。さらに、ピンチローラアーム92もピンチローラ
バネ94を介して凹部95によって押圧されるので時計方向
に回動し、キャプスタン軸2と圧着してテープ定速走行
状態すなわち再生状態となる。
レビュー動作について第1図及び第7図を参照しなが
ら説明する。上記再生状態より、巻戻し釦ロッド16をバ
ネ23に抗して矢印C方向に押圧すると、折曲部17によっ
て斜面部39が押され、作動板10がバネ11に抗して矢印A
方向に摺動する。上記動作により、前記作動板10の側縁
43によって丸ピン47が押され、制御レバー44は時計方向
に揺動し、係合ピン45がカム歯車8の係止部62から外れ
る。従って、ヘッド基板62のロックが解除されるので、
ヘッド基板戻しバネ68により前記ヘッド基板62は矢印D
方向に摺動するとともに、前記カム歯車8も折曲部63に
押されて時計方向に回転する。該カム歯車8が回転する
と欠歯部52が移動し、フライホイール歯車4と歯車53が
噛合してさらに回転し、欠歯部51にて前記フライホイー
ル歯車4との合が外れ、カム歯車8は停止状態に復帰す
る。一方ヘッド基板62は再生釦ロッド12がロック板9に
よって保持されている位置まで摺動して停止する。すな
わち、磁気ヘッド65とテープが接触した状態で、ピンチ
ローラとキャプスタン軸2の圧着及びアイドラ歯車65と
巻取り歯車66の合が外れて、テープ定速走行がなされな
い状態となる。次に、前記巻取り釦ロッド16の側縁18に
よってピン79が押され、駆動レバー77はベルト84の張力
に抗して時計方向に回動し、駆動歯車81が巻取り歯車85
と噛合して、フライホイール1の回転が伝達され巻戻し
状態となり、レビュー動作となる。
前記巻戻し釦ロッド16の折曲部17はロック板9や作動
板10とロックしないため、巻戻し釦ロッド16の押圧を操
作を解除すると、バネ23によって矢印D方向に押されて
初期状態に復帰する。従って、前記作動板10もバネ11に
よって矢印B方向に復帰し、丸ピン47の押圧も解除され
るので制御レバー44は制御レバーばね49によって反時計
方向に回動し、係合ピン45がカム歯車8の斜面部61を押
してカム歯車8は時計方向に起動し前記した再生動作と
なる。
停止状態から巻戻し釦ロッド16をバネ23に抗して矢印
C方向に押圧した場合は、折曲部17によって斜面部31が
押されてロック板9が矢印B方向に摺動し、折曲部38に
よって制御レバーばね49の先端部50が押されカム歯車8
の起動がかかる。しかし、斜面部39も同時に押されるの
で作動板10は矢印A方向に摺動し、側縁43によって制御
レバー44の丸ピン47が押されるのでカム歯車8の起動は
阻止される。又、カム歯車8もヘッド基板62の折曲部63
が側端58と係合するので二重に阻止されることになる。
キュー動作について、第1図を参照して説明する。
上記に説明したレビュー動作におけるカム歯車8とヘ
ッド基板62の動作は同様なので省略し、早送り動作のみ
説明する。早送り釦ロッド19を矢印C方向にバネ23に抗
して押圧すると、駆動レバー77のピン80は係止部21から
外れ、ベルト84の張力によって斜面部22に移動する。従
って駆動レバー77は反時計方向に揺動し、駆動歯車81は
早送り中継歯車75と噛合して、フライホイール1の回転
が伝達されて早送り状態となる。
ボーズ動作について第1図及び第8図を参照して説明
する。前記再生状態より、ポーズ釦ロッド26をバネ29に
抗して矢印C方向に押圧すると、折曲部27によって斜面
部41が押され作動板10は矢印A方向に摺動する。従っ
て、前記レビュー動作にて説明したカム歯車8とヘッド
基板62の動作と同様となり、テープの定速走行状態が解
除される。又、ポーズ釦ロッド26は一定ストロックでポ
ーズカムにてロックされ、ポーズ状態を継続する。
次に、ポーズ釦ロッド26をさらに矢印C方向に押圧す
ると、ポーズカムのロックが解除され、前記ポーズ釦ロ
ッドはバネ29によって矢印D方向に復帰する。この動作
により、作動板10はバネ11によって矢印B方向に復帰
し、前記レビュー動作で説明したカム歯車8とヘッド基
板62の動作と同様になり、再び、テープの定速走行状態
となる。
以上、再生動作、キュー/レビュー動作、及びポーズ
動作について説明したが、その他の動作としては、モー
タ6への通電を停止した状態で、再生釦ロッド12を矢印
C方向に押圧すると、前記再生動作で説明したように、
カム歯車8が起動し時計方向に回転しようとするが、歯
車53は停止しているフライホイール歯車4と歯光同志が
当接した状態となり、ロック板9のオーバストローク分
は制御レバーばね49にチャージされる。次に、前記モー
タ6へ通電すると、前記フライホイール歯車4が回転
し、前記制御レバーばね49の付勢力によって歯車53が噛
合し、前記カム歯車8が回転してテープ定速走行状態と
なる。従って、タイマー再生やタイマー録音に適してい
る。又、電池等がない状態で再生釦ロッドを押圧してロ
ックし放置しても、ピンチローラがキャプスタン軸に圧
着しないので、ピンチローラは変形することがない。
発明の効果 以上のように本発明のテープレコーダ装置は、操作力
の重くなるピンチローラとキャプスタン軸間の圧着が開
始する手前の位置から終了するテープ定速走行位置まで
のストロークをカム歯車によるパワーアシスト機構にて
変位するので、再生釦操作は従来と比較して非常に軽
く、しかも、操作ストロークが短かくてすむ。また、カ
ム歯車によるパワーアシスト動作の変位量は非常に少な
いので、小型のカム歯車で済み、メカニズムの小型軽量
化を実現することができる。
また、本発明のテープレコーダ装置は、キュー/レビ
ュー位置にて再生釦をロックする構成であるから、再生
状態からのキュー/レビュー操作により、前記カム歯車
の保持を解除するとヘッド基板はキュー/レビュー位置
まで変位して停止する。このため、従来と比較して非常
に軽い操作力ですみ、指で楽に押し続けることができ
る。また、従来のソフトタッチ操作のパワーアシストメ
カニズムであればヘッド基板をテープ定速走行位置まで
変位する第1のカムと、テープ定速走行位置からキュー
/レビュー位置まで前記ヘッド基板を変位させる第2の
カムによって構成されているので非常に複雑な構造であ
ったが、本発明は小型の第1のカムのみであるから、小
型で簡単な構成となり、しかも部品点数を大幅に削減す
ることができる。
また、本発明のテープレコーダ装置は、ポーズ操作に
より前記カム歯車の保持を解除し、ポーズ解除操作によ
り前記カム歯車の起動を行なうので、従来と比較して操
作力は軽い。さらに、ポーズ釦をゆっくり操作しても、
ピンチローラとキャプスタン軸の圧着と巻取り歯車と駆
動アイドラ歯車との噛合タイミングに多少のバラツキが
あってもヘッド基板の動作スピードがほぼ一定であるか
ら、テープの巻込みや、テープ走行スピード変化による
異音が出ることはない。
また、本発明のテープレコーダ装置は、複数の操作釦
の同時押圧等の異常操作がなされた場合や、モータへの
通電が停止された状態での再生釦操作に対して、カム歯
車を安全に動作させることができ、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のテープレコーダ装置の一実施例を示す
平面図、第2図は同装置のカム歯車関連部分を示す平面
図、第3図は同装置の部分正面図、第4図,第5図,第
6図,第7図及び第8図は同装置の各動作状態を示す部
分平面図である。 8……カム歯車、9……ロック板、10……作動板、12…
…再生釦ロッド、16……巻戻し釦ロッド、19……早送り
釦ロッド、24……停止釦ロッド、26……ポーズ釦ロッ
ド、44……制御レバー、49……制御レバーばね、62……
ヘッド基板。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッド等を搭載したヘッド基板と、こ
    のヘッド基板を磁気テープ側に押圧する方向に作用する
    再生釦ロッドと、この再生釦ロツドを一定のストローク
    位置にて保持する保持部材と、外周に欠歯を有するカム
    歯車と、このカム歯車にモータの回転を伝達するフライ
    ホイール歯車と、前記再生釦ロッドと連動して前記カム
    歯車の起動・停止等を行なう制御部材を具備し、前記再
    生釦ロッドの手動操作によって前記ヘッド基板を停止状
    態の第1の位置から第2の位置に変位させ、前記保持部
    材によって前記再生釦ロッドを第2の位置に保持すると
    ともに、前記再生釦ロッドに連動して前記カム歯車が前
    記制御部材により起動し、モータの回転が前記カム歯車
    に伝達されて前記ヘッド基板を第2の位置からテープが
    定速走行する第3の位置へ変位するように構成したこと
    を特徴とするテープレコーダ装置。
  2. 【請求項2】ヘッド基板を停止状態の第1の位置から第
    2の位置までを手動にて変位させ、第2の位置からテー
    プ定速走行状態の第3の位置までカム歯車によるパワー
    アシスト機構にて変位させるように構成したテープレコ
    ーダ装置であって、テープ定速走行状態から早送り又は
    巻戻し釦操作によって前記カム歯車の位置保持を解除
    し、再生釦によって保持されている第2の位置までヘッ
    ド基板を変位するとともに、早送り又は巻戻し状態にて
    テープ信号の再生を可能とするために第2の位置はテー
    プと磁気ヘッドがわずかに接触し、テープの定速走行が
    解除される位置であることを特徴とする請求項1記載の
    テープレコーダ装置。
  3. 【請求項3】ヘッド基板を停止状態の第1の位置からテ
    ープと磁気ヘッドがわずかに接触し、テープの定速走行
    が解除される第2の位置までを手動にて変位させ、第2
    の位置からテープ定速走行状態の第3の位置までカム歯
    車によるパワーアシスト機構にて変位させるように構成
    したテープレコーダ装置であって、テープ定速走行状態
    から一時停止釦操作によって前記カム歯車の位置保持を
    解除し、再生釦によって保持されている第2の位置まで
    ヘッド基板を変位して一時停止状態とするように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のテープレコーダ装
    置。
  4. 【請求項4】ヘッド基板を第2の位置からテープ定速走
    行状態の第3の位置まで変位させるカム歯車の起動や保
    持を制御する制御部材は、再生及び録音釦操作の場合は
    バネ等の弾性体を介して前記カム歯車を起動する方向に
    作用するように構成し、早送り、巻戻し及び一時停止釦
    操作の場合は前記カム歯車が起動しない方向に前記制御
    部材が作用するように構成したことを特徴とする請求項
    1記載のテープレコーダ装置。
JP63321048A 1988-12-19 1988-12-19 テープレコーダ装置 Expired - Lifetime JP2699501B2 (ja)

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