JPS5944712B2 - テ−プレコ−ダ - Google Patents

テ−プレコ−ダ

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JPS5944712B2
JPS5944712B2 JP312079A JP312079A JPS5944712B2 JP S5944712 B2 JPS5944712 B2 JP S5944712B2 JP 312079 A JP312079 A JP 312079A JP 312079 A JP312079 A JP 312079A JP S5944712 B2 JPS5944712 B2 JP S5944712B2
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lever
gear
main
button
pin
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JP312079A
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JPS5597044A (en
Inventor
英美 佐々木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP312079A priority Critical patent/JPS5944712B2/ja
Publication of JPS5597044A publication Critical patent/JPS5597044A/ja
Publication of JPS5944712B2 publication Critical patent/JPS5944712B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモータの回転力を利用して動作の切換従来より
、テープを再生可能な状態で早送りあるいは巻戻しする
いわゆるキュー、レビュー動作が知られている。
このキュー、レビューは大きく分けて二つの動作を行な
うことで実施される。すなわち第1は再生状態を解除す
ること、換言すればキヤプスタンからピンチローラを外
すことと巻取リール台の駆動を停止することであり、第
2は巻取リール台又は供給リール台を高速で回転、駆動
することである。この2つの動作の中で大きな動作力を
必要とするものは第1の動作であり、第2の動作は比較
的小さな力で十分である。一方、最近、これらの動作を
モータの回転力を利用し比較的軽い操作力で動作の切換
えをすることができるテープレコーダーが開発されてい
るが、早送り釦、巻戻し釦の両方に、モータの回転力を
伝達したり遮断したりする複雑な切換機構が必要で、部
品点数も多く、コストアップや信頼性の低下につながつ
ているのが現状である。
本発明はこのような問題点に鑑み、前記第1の動作のみ
をモータの回転力で行なわせ、第2の動作はそのまま手
動で行なうことにより操作に要する力を比較的小さくし
部品点数も少なく、信頼性も高い安価なキュー、レビュ
ー機構を備えたテープレコーダを提供しようとするもの
である。
以下、本発明の一実施例について図面と共に説明する。
まず第1図は本実施例の装置の全体を示しており、主基
板1の前方には録音ロッド2、巻方しロッド3、早送り
ロッド4、停止ロッド5、再生(プレイ)ロッド6がそ
れぞれ主基板1に植立した1対の軸でもつて矢印AB方
向に摺動自在に設られており、これらの各ロッドは主基
板との間に懸架した引張りばね7〜11によつて常時矢
印B方向へ付勢されている。
また上記再生ロッド6の右方には、主基板1上の軸12
を中心に回動自在′な三枝状の一時停止(ポーズ)レバ
ー13が設けられている。この一時停止レバー13は通
常はその一枝13aが主基板1上のストツパーピン14
に板ばね15の折曲部15aの一方の斜面で押圧されて
位置決めされており、このレバー13をばね15の力に
抗して矢印C方向に回動させると上記一枝13aがばね
15の折曲部15aの他方の斜面で押圧されて位置決め
され装置が一時停止状態となるようになつている。さら
に主基板1の後方には左右に軸16,17が植立され、
これらの軸16,17には供給りール台18、巻取リー
ル台19が回転自在に取付けられており、また上記供給
リール台18の左方には録音連動ロッド20が矢印AB
方向に摺動自在、ロツド前端のガイド軸を中心に回動自
在でかつ主基板1との間に懸架した引張りばね21によ
つて常時矢印B方向に付勢されて設けられていると共に
録音連動ロツド20によつて操作される録音再生切換ス
イツチ22が設けられている。
上記主基板1の中央には主基板1に植立した軸23,2
4,25によつてヘッド基板26が矢印AB方向に摺動
自在に設けられている。
このヘツド基板26は主基板1との間に懸架した引張り
ばね27によつて矢印B方向に常時付勢されている。さ
らにこのヘツド基板26上には消去ヘッド28、録音再
生兼用ヘッド29が取付けられていると共に軸30でも
つてピンチローラアーム31が回動自仕に取付けられて
いる。このピンチローラアーム31には軸32でもつて
ピンチローラ33が回転自在に取付けられていると共に
ヘッド基板26との間に懸架された引張りばね34によ
つてピンチローラアーム31の一部がへツド基板26上
のストツパーピン35に当接されるように該アーム31
は時計方向に回動付勢されている。上記ピンチローラ3
3に対向して主基板1にはキヤブスタン36が回転自在
に設けられている。
このキヤプスタン36には一体にリール台駆動プーリ3
7が設けられており、このプーリ37の回転力を巻取リ
ール台19に伝達するアイドラ38はアイドラレバー3
9の一端に軸40でもつて回転自在に設けられている。
このアイドラレバー39は主基板1上の軸41に回動並
びに摺動自在に設けられていると共に主基板1との間に
懸架した引張りばね42によつて上記アイドラ38がキ
ャプスタン36のプーリ37の外周と巻取リール台19
の外周の双方に圧接される方向に付勢されているも第1
図に示す停止状態では上記ピンチローラ38の軸40が
ヘツド基板26の係止孔43の段部43aに乗り上げて
アイドラ38が巻取リール台19の外周に接触されるの
を阻止している。以上が第1図に示される全体構成の概
略説明であるが、この第1図におけるヘツド基板26を
取り外すと第2図に示すように動作切換機構が表われる
。この動作切換機構は図示しないモータの回動力を利用
してヘツド基板26を前進、後退させることを大きな特
徴とするものであり、特に再生動作機構に特徴があるも
のである。ではまずこの再生動作機構から、第3図を加
えてその構成、動作を説明する。
この再生動作機構の駆動源となるのは先述の通り図示し
ないモータの回動力ではあるが、具体的には上記モータ
の力によつて略定速で回転されるキヤプスタン36の回
動力である。すなわちキャプスタン36には主基板1の
裏面側に位置しで一体に駆動歯車44が設けられており
、主基板1の裏面側でかつこの駆動歯車44の左方と右
前方にはそれぞれ主基板1上の軸45,46を中心にし
て回動自在に主歯車47と副歯車48が設けられている
。上記主歯車47にはその外周に設けた歯の一部が除去
されて欠歯部47aが設けられており、通常この欠歯部
47aが駆動歯車44に対向されている。一方、上記副
歯車48にはその外周に設けた歯の一部が相対する2個
所で除去されて欠歯部48a,48bが設けられており
、通常これら2つの欠歯部48a,48bの一方48a
が駆動歯車44に対向されている。上記主歯車47はへ
ツド基板26を一時停止状態の位置まで前進、後退移動
させるためのもの、副歯車48はこの一時停止状態の位
置からピンチローラ33がキヤプスタン36に対し圧接
される位置までヘッド基板26を前進、後退移動させる
ためのものである。そこでまず上記主歯車47とその関
連部分の説明をすると、この主歯車47は内方と外方に
2つのカム溝49,50を有しており、内方のカム溝4
9の周壁にはピン51が係接されている。
このピン51は第2図に明示するようにL字状の主作動
レバー52の一端に植立されており、主基板1の長孔5
3を介して主歯車47のカム溝49に係接されている。
上記主作動レバー52はその角部が主基板1上の軸54
でもつて回動自在に支持されており、かつその他端と主
基板1との間に懸架された引張りばね55により時計方
向に付勢されている。この引張りばね55の付勢力はピ
ン51を主歯車47のカム溝49の周壁に圧接させる力
となり、第3図に示すように上記ピン51がカム溝49
の傾斜面49aに位置していると主歯車47を軸45の
囲りに時計方向に回動させる力となるが、この時主歯車
47の他方のカム溝50の入口すなわち外周壁の端面5
6にストツパーピン57が当接することで通常、主歯車
47とピン51との位置関係を第3図に示す状態に保持
している。
上記ストツパーピン57は主基板1の上面に植立された
軸58に回動自在な第1制御レバー59に設けられてお
り、このストツパーピン57は第2図に示すように、主
基板1の長孔60を介して上記主歯車47の端面56に
係接されている。この第1匍脚レバー59は第2図から
明らかなように図示しないプレイ釦を押し再生ロッド6
を矢印A方向に摺動させその先端突起6aで上記レバー
59の右端を押圧することで反時計方向に回動され、ま
た図示しない停止釦を押し停止ロッド5を矢印A方向に
摺動させその先端突起5aで上記レバー59の左端を押
圧することで時計方向に回動される。
すなわち上記プレイ釦を押した時には第3図においてス
トツパーピン57が主歯車47のカム溝50の入口に入
り込んで主歯車47が回動可能となるようになつている
。この主歯車47の回転により、そのカム溝49にピン
51が係接されている関係上、主作動レバー52が反時
計方向に回動されるが、この主作動レバー52の回動力
をヘツド基板26の前進移動に用いるために次のように
構成を採つている。
すなわち主作動レバー52の右端前縁には折曲片52a
が形成されており、この折曲片52aには副作動レバー
61の一端に設けたピン62が係接されている。この副
作動レバー61はその他端が軸63でもつて逆L字状の
トルクレバー64の一端に回動自在に連結されている。
この逆L字状のトグルレバ一64はその角部が主基板1
上に設けた軸65に回動自在に取付けられており、該レ
バー64の他端と主基板1との間には捩りばね(トグル
ばね)66がその両端が回動自在な状態で取付けられて
いる。そして上記副作動レバー61の略中央部にはヘツ
ド基板駆動ピン67が植立されており、このピン67は
第1図に示すようにヘツド基板26の角孔68に挿入係
合されている。このような構成であるので、主歯車47
の回転によつて主作動レバー52が反時計方向に回動す
ると、その折曲片52aによつてピン62が矢印A方向
に押上げられ副作動レバー61が軸63を中心に回動し
、この副作動レバー61のピン67でもつてヘツド基板
26が一時停止状態の位置まで前進移動させられるよう
になつている。このヘツド基板26の前進移動は主歯車
47が回転を開始してから該主歯車47の欠歯部47a
が駆動歯車44に再び対向して回転を停止するまで続け
られる。
主歯車47は回転を停止すると再び位置決めされる。す
なわち第4図に示すように第1制御レバー59のピン5
7が主歯車47のカム溝50の出口すなわち内周壁の段
部面69に当接し、かつ主作動レバー52上のピン51
が主歯車47のカム溝49の周壁の第2の傾斜面49b
に位置される。この時、先述したように引張りばね55
の力でピン51がカム溝49の周壁を押圧し主歯車47
を時計方向に回動付勢するも、上述したピン57と段部
面69との係合により主歯車47は第4図に示す位置に
保持されヘツド基板26は一時停止位置すなわちへツド
が磁気テープから少し離れ、ピンチローラ33がキヤプ
スタン36から少しく離れた状態になる位置に保持され
るようになつている。このように一時停止位置まで前進
されたヘツド基板26を演奏位置すなわちヘッドがテー
プに接触しピンチローラ33がキヤプスタン36に圧接
される位置までさらに前進移動させるために、副歯車4
8が作用する。
すなわちこの副歯車48はカム溝70を有しており、こ
のカム溝70に、第2図に示す副作動レバー61の回動
支軸63が主基板1の長孔71を介して挿入係合されて
いる。
上記副歯車48の要面には該歯車48の回転支軸46か
ら等距離でかつ対称な位置に2つのピン72,73が設
けられている。これらのピンのうちの一方のピン73に
は主基板1上に一端を固定した板ばね74の他端が圧接
され副歯車48を時計方向に回動付勢されるも、この付
勢は三枝状の第2の制御レバー75の一枝に植立したピ
ン76が副歯車48の周壁に設けた切欠き77に係止圧
接されることで副歯車48の回動を阻止し通常は、第3
図の位置に保持されている。上記第2の制御レバー75
は主基板1上の軸78に回動自在に設けられており、そ
の一枝と主基板1との間には引張りばね79が懸架され
上記ピン76を切欠き77から引離し副歯車48を回転
可能にしようとしているが、上記第2の制御レバー75
の他枝に設けたピン80が第1図に示すようにヘツド基
板26の孔81の段部81aに係接することで位置保持
されている。
しかるに先述した主歯車47の回転に伴い、ヘツド基板
26が矢印A方向に移動されると、ピン80がヘツド基
板26の孔81の段部81aから離れ、引張りばね79
の力が作用して第2の制御レバー75のピン76が副歯
車48の切欠き77から離れ副歯車48の回転を可能に
する。
この副歯車48の回転により副作動レバー61の回動支
軸63が矢印A方向に押移動され副作動レバー61がそ
の端部に植立されたピン62を支軸として反時計方向に
回動し、これによりヘッド基板駆動ヒソ67を介してヘ
ツド基板26が矢印A方向に前進移動しへツド基板26
が演奏位置に持ち来たされるようになつている。このヘ
ツド基板26の前進移動は副歯車48が回転を開始して
から該歯車48の欠歯部48bが駆動歯車44に対向し
て回転を停止するまで続けられる。
副歯車48は回転を停止すると再び位置決めされる。す
なわち第4図に示すように、第2制御レバー75に設け
たピン76が副歯車48の欠歯部48aの端部に設けた
突起82(第5図も参照)に当接し、かつ板ばね74の
遊端が副歯車48のピン72に圧接される。この時、先
述したように副歯車48が時計方向に回動付勢するも上
記ピン76と突起82の係合により副歯車48は第4図
に示す状態に位置保持されるようになつている。以上が
再生動作機構の構成と各部の動作の概略説明であるが、
ここで再生操作に伴うこの機構の動作の流れを順を追つ
て説明する。
まず再生釦を軽く押圧すると、再生ロツド6が矢印A方
向に押移動され第1制御レバー59が反時計方向に回動
される。
これによつて第1制御レバー59のピン57が主歯車4
7の外周壁の端面56との係合を触がれてカム溝50の
始端に侵入する。これに伴い先述したように主作動レバ
ー52のピン51を介して主歯車47に作用している引
張りばね55の力でもつて該歯車47が時計方向に少し
く回動し、主歯車47を駆動歯車44に噛合させる。こ
の時駆動歯車44は図示しないモータにベルトでもつて
連結され略定速で反時計方向に回転されているので、主
歯車47は時計方向に回転を開始する。この回転により
、ピン51がカム溝49の周壁に沿つて矢印A方向に移
動しこのピン51の移動によつて主作動レバー52が支
軸54を中心に反時計方向に回動される。これと同時に
、主作動レバー52の折曲片52a、ピン62を介して
副作動レバー61も軸63を中心に時計方向に回動され
る。そしてこの副作動レバー61の回動によりへツド基
板駆動ピン67が矢印A方向に移動しへツド基板26が
前進移動される。このヘッド基板26の前進移動により
第1図に示すヘッド基板26の孔81の段部81aと第
2制御レバー75のピン80との係合が解かれる。これ
は主歯車47が約半回転した時に行なわれる。上記段部
81aからピン80が離れることで、第2制御レバー7
5は引張りばね79の力で軸78を中心に時計方向に回
動される。これによつて第2制御レバー75のピン76
が副歯車48の切欠き77から外方に外れ、先述したよ
うに板ばね74の押圧力で副歯車48が時計方向に少し
く回動され、副歯車48が駆動歯車44に噛合される。
そして駆動歯車44の回転力を受けて副歯車48が時計
方向に回転を開始する。この副歯車48の回転により副
作動レバー61の支軸63がカム溝70に沿つて矢印A
方向に移動するが、この移動の初期において上記主歯車
47の回転が終了し、第4図に示すように第1制御レバ
ー59のピン57と段部面69の係合により主歯車47
が位置決めされ、主作動レバー52も位置保持される。
(第6図参照)それ故、上記軸63の矢印A方向への移
動により副作動レバー61がその端部のピン62を支軸
として反時計方向に回動しこの回動力がへツド基板駆動
ピン67を介してへツド基板26に伝えられ、ヘッド基
板26をさらに前進移動させて演奏位置まで持ち来たす
。この時、トグルレバ一64、トグルばね66も回動し
てトグルレバ一64は第7図の位置に保持される。(第
゛7図参照)ヘツド基板26の前進が終了した時、第4
図に示すように副歯車48もその突起82が第2制御レ
バー75のピン76に係接することで位置決めされ、も
つてヘッド基板26が演奏位置に保持される。
また上記へツド基板26の移動に伴い、第1図において
ヘッド基板26によるアイドラ38の係止が解かれ、該
アイドラ38がばね42の力でキヤプスタン36のプー
リ37、巻取リール台19の外周の双方に圧接されるの
で、巻取リール台19が反時計方向に回転されキャプス
タン36、ピンチローラ33により定速で送り出された
磁気テープ(力セツトテープ)を巻取り、再生動作が行
なわれる。ここまでの動作(再生動作)をまとめると次
のようになる。
1再生釦を押すと駆動歯車44に主歯車47が噛合され
て回転を開始する。
2主歯車47の回転によりへツド基板26が一時停止位
置に向けて前進移動される。
3このへツド基板26の前進により副歯車48が駆動歯
車44に噛合され回転を開始する。
4副歯車48の回転によりへツド基板26が演湊位置ま
で前進移動され装置は再生動作状態となる。
以上が装置を停止状態から再生状態換言すればテープ定
速走行状態に移行させることについての説明であるが、
続いてこのテープ定速走行状態から停止状態に移行させ
る動作すなわち停止動作について説明する。
図示しない停止釦を軽く押圧すると停止ロツド5が矢印
A方向に押移動され第4図において第1制御レバー59
が時計方向に回動される。
これによつて第1制御レバー59のピン57と主歯車4
7の段部面69との係合が解かれる。これに伴い先述し
たように主作動レバー52のピン51を介して主歯車4
7に作用している引張りばね55の力でもつて該歯車4
7が時計方向に回動され第3図に示す元の位置まで復帰
される。これに伴つてピン51が矢印B方向に移動し主
作動レバー52も第2図に示す元の位置まで回動復帰す
る。この主作動レバ=、52の復動につれて副作動レバ
ー61が軸63を中心に反時計方向に回動しもつてヘツ
ド基板26が矢印B方向に後退移動される。このヘツド
基板26の後退移動の過程で第1図に示す該へツド基板
26の孔81の段部81aにピン80が乗り上げ、これ
によつて第2制御レバー75が第4図の位置から反時計
方向に回動され該レバー75に設けたピン76と副歯車
48の突起82との係合が解除される。これによつて副
歯車48が板ばね74の力で時計方向に少しく回動され
、この副歯車48が駆動歯車44に噛合されて時計方向
の回動を開始する。そしてこの副歯車48が再び半回転
して第3図の位置に復帰することで副作動レバー61の
支軸63も第2図に示す元の位置まで復帰して装置は停
止状態になる。なおこの時トグルレバ一64、トグルば
ね66も第7図に示す位置から第2図に示す位置に復帰
されることは言うまでもない。このトグル機構は、副作
動レバー61の支軸63の移動、延いてはへツド基板2
6の移動を確実にするために設けており、特にこの機構
がなくても装置は動作する。ここまでの動作(停止動作
)をまとめると次のようになる。
1停止釦を押すと主歯車47が元の位置まで回動復帰し
、へツド基板26も後退移動される。
2このへツド基板26の後退移動過程で副歯車48が駆
動歯車44に噛合され回転を開始する。
3副歯車48の回転により副作動レバー61が元の位置
まで復動され装置は停止状態となる。
ところで先に説明した再生動作と密接な関連をもつのが
録音動作である。すなわち本実施例でも録音動作は録音
釦と再生釦を共に操作することによつて行なうようにし
ている。本実施例の録音動作の特徴は録音再生切換スイ
ッチの切換力をキャプスタン駆動モータから得て、録音
釦の操作力を大幅に軽減させているところにある。そこ
で次にこの録音動作に関して第2図、第8図、第9図を
用い構成、動作を説明する。
まず第2図において録音連動ロツド20は主基板1上に
植立されたガイド軸83と録音再生切換スイツチ22の
操作軸22a(矢印EF方向に摺動自在)の先端に設け
た軸84によつて矢印AB方向に摺動自在であると共に
ガイド軸83を支軸として回動自在となつている。なお
上記操作軸22aは引張りばね85によつて矢印D方向
に付勢されているので軸84は通常、第2図に示す位置
に保持されている。この位置で録音再生切換スイッチ2
2は再生側に切換えられている。さらに上記録音連動ロ
ツド20の略中央部下面側にはピン86が植立されてお
り、このピン86に係合可能なように主作動レバー52
の他端52bには小切欠き87と大切欠き88が設けら
れている。このような構成であつて、続いてその動作を
説明する。
録音を行なう時には、まず録音釦を押圧して録音ロツド
2を矢印A方向に押移動しそのロッド2の先端突起2a
で録音連動ロツド20をも矢印A方向に押移動する。こ
の時、録音連動ロツド20のピン86が主作動レバー5
2の小切欠き87の左方に持ち来たされる。そしてこの
状態(録音釦を押したままの状態)で再生釦を押し、主
作動レバー52を(反時計方向に回動させるとその先端
52aの小切欠き87が録音連動ロツド20のピン86
に係合しこのピン86を押移動する。これに伴い、第8
図に示すように録音連動ロツド20がガイド軸83の囲
りに反時計方向に回動されて録音再生切換スイツチ22
の操作軸22aがばね85の力に抗して引出され、該ス
イツチ22が録音側に切換えられる。再生釦を押したこ
とで先述したようにテープはキャプスタン、ピンチロー
ラにより定速走行状態に移行されるので装置はいわゆる
録音動作状態になる。このように録音を行なうには録音
釦を押してから再生釦を押せばよいものである。
これとは逆に再生釦を押してから録音釦を押した時には
録音動作を行なうことができない。これは本実施例の装
置が小さな操作力で作動するようになつていることから
不本意な動作は極力行なわれないようにするためであり
、再生中に誤つて録音釦を操作してしまつても装置が録
音動作状態にならずしかも録音操作が不可能なことが確
認できるようにしている。すなわち第9図に示すように
再生釦を操作して主作動レバー52が反時計方向に回動
された状態では録音連動ロツド20のピン86が主作動
レバー52の大切欠き88に係合可能な位置にあるので
、録音釦を押し録音連動ロツド20を移動させょぅとし
てもピン86が大切欠き88に係接されてその移動が阻
止され録音操作及び録音再生切欠スイッチ22の切換え
は行ない得ないようになつている。ここまでの録音動作
をまとめると次のようになる゜。
1録音釦を押してからそのままで再生釦を押すと、主作
動レバー52の反時計方向の回動時にその小切欠き87
でもつてピン86が押され録音連動ロッド20がガイド
軸83の囲りに反時計方向に回動され録音再生切換スイ
ツチ22が録音側に切換えられ、テープが定速走行され
ることで録音動作状態になる。
2再生釦を押してから録音釦を押そうとしても録音連動
ロツド20のピン86が主作動レバー52の大切欠き8
8に係接して移動せず、録音を行なうことができない。
ところで今まで説明したようにヘッド基板26の前進、
後退移動にはキヤプスタン36と一体の駆動歯車44の
回転を利用している。
このキャプスタン36及び駆動歯車44はベルトを介し
てモータの回転力により駆動される(もちろんアイドラ
を介してモータの回転力を受けてもよいし、キヤプスタ
ンをモータで直接駆動させてもよいのだが)が、このモ
ータはキヤプスタン36が定速回転される必要上、定速
回転制御回路を通して駆動されるようになつている。こ
の制御回路は第10図に点線枠で囲んで示すようにトラ
ンジスタTrl,Tr2とダイオード群D1抵抗群で構
成されている。
そして端子T1に印加される直流電圧をトランジスタT
rl(電圧制御用)抵抗を介してキヤブスタン駆動モー
タMに印加し、さらにアース端子T2に導びき、モータ
Mの負荷変動に伴う両端電圧の変動をトランジスタTr
2(変動検出用)で検出して上記トランジスタTrlの
導通度を制御しモータMの回転数を略一定になるように
なされている。このような制御回路を通して駆動される
モータの回転数とトルクの関係は第11図の特性曲線1
のようになる。このような回転制御されたモータの回転
力で先述したヘツド基板26の前進、後退を行なわせる
と、モータの回転負荷が変わつてもその回転数が変わら
ないため、ヘツド基板26の移動に時間がかかつてしま
うことがある。すなわち回転負荷が比較的小さい場合で
もモータは負荷が大きい場合と同様、ある=定の回転数
でしか回転しないからである。そこで本実施例ではヘツ
ド基板26を移動させる時には、上記制御回路を介さず
にモータMを回転させ、第11図の特性曲線に示すよう
に小トルクでよい時にはモータを高速回転させてヘッド
基板26の移動を短時間で処理できるようにモータの回
転数とトルクの関係を直線的になしている。
匍脚回路を介さずにモータMを回転させるためには第1
0図に示すように端子T1とモータMの一端を常開型の
スイッチSで接続し、このスイッチSを閉じることで行
なつている。このスイッチSは第2図では主作動レバー
52の他端52bに近接して主基板1上に固定されてい
る。そして第2図に示す停止状態から再生釦が押されて
主作動レバー52が反時計方向に回動され第6図に示す
位置に持ち来たされる過程で上記主作動レバー52の他
端52bがスイツチSの可動接点を押し上げて該スイツ
チSを閉じキヤプスタン駆動用モータMを制御回路を介
することなく駆動するようにしている。このスイッチS
が閉じられるのは第7図に示す位置から第2図に示す停
止位置に主作動レバー52が復帰される時にも行なわれ
ることは言うまでもない。このように本実施例ではへツ
ド基板26の移動時に主作動レバー52でもつてスイツ
チSを閉じキヤプスタン駆動モータMを定速回転制御回
路を通すことなく駆動するようにしてヘッド基板26の
移動が短時間で行なえるようにしている。
ところで先述した再生動作の説明から明らかなように、
再生動作に至るまでにヘツド基板26が2つの歯車47
,48によつて移動されるように構成している。すなわ
ち主歯車47によつてへツド基板26を停止位置から一
時停止位置すなわちキヤプスタン36からピンチローラ
33を少しく離した位置まで移動させ、副歯車48によ
つてへッド基板26を上記一時停止位置から演奏位置す
なわちキャプスタン36にピンチローラ33を圧接させ
た位置まで移動させるようにしている。また上記副歯車
48はその半回転でヘツド基板26の前進移動、残りの
半回転でヘッド基板26の後退移動を行なうものである
ので、再生あるいぱ録音状態でこの副歯車48を制御す
れば簡単に一時停止を行なうことがわかる。では次にこ
の一時停止について説明する。
再生状態(第4図参照)で副歯車48を回転させるには
停止動作のところで説明したように第2匍脚レバー75
を反時計方向に回動させてそのピン76と副歯車48の
突起82との係止状態を解除すればよいのであるが、こ
の第2制御レバー75の回転を一時停止釦の操作によつ
て行なうために第1図に示す如く、一時停止レバー13
と第2制御レバー75との間に一時停止制御板89が設
けられている。この一時停止Fbl卿板89は主基板1
に植立した1対のガイド軸でもつて矢印AB方向に摺動
自在に設けられ、かつ主基板1との間に懸架した引張り
ばね90によつて常時矢印B方向に付勢されている。さ
らにこの制御板89には一時停止レバー13の突起13
bに係接される切欠き89aと第2制御レバー75の突
起75aが係合される段部89bが設けられている。こ
のような構成において一時停止を行なうには、第4図に
示す再生状態で第1図に示す一時停止レバー13を一時
停止釦の操作により矢印C方向に回動させると、その突
起13bによつて一時停止Fbl脚板89が矢印A方向
に押移動される。
この移動に伴い、第2制御レバー75の突起75aが一
時停止制御板89の段部89bに乗り上げ、第2制御レ
バー75が反時計方向に回動される。これによつて第2
制御レバー75のピン76と副歯車48の突起82との
係止状態が解除され、先に停止動作の所で述べたと同様
、副歯車48がばね74の力で駆動歯車44に噛合され
て時計方向に回動し、第3図に示す元の位置まで復帰さ
れ再び位置決めされる。これにより装置は第6図に示す
状態となり、テープの走行が一時的に停止される。この
時、一時停止レバー13は板ばね15によつて操作位置
に位置決めされる。この一時停止状態においで一時停止
レバー13を第1図に示す位置に戻せば、一時停止匍脚
板89も元の位置に復帰し、第2制御レバー75がばね
79の力により時計方向に回動される。
そして第3図に示す第2制御レバー75のピン76と副
歯車48の切欠き77との係止が解かれ、先に再生動作
の説明の所で明らかにしたように、副歯車48がばね7
4の力で駆動歯車44に噛合されて時計方向に回転され
、第4図に示す位置まで回転されて再び位置決めされる
。これにより装置は第7図に示す状態になり、テープの
定速走行が再開される。なお一時停止レバー13を矢印
C方向に回動させたまま、再生釦を押した時には第2制
御レバー75のピン76が副歯車48の切欠き77から
離れないため副歯車48は回転されず、ヘツド基板26
は一時停止位置までしか前進されないことは言うまでも
ない。
ここまでの一時停止動作をまとめると次のようになる。
1再生、録音状態において一時停止釦により一時停止レ
バー13を時計方向(矢印C方向)に回動させると一時
停止匍制板89が矢印A方向に押移動される。
2この一時停止制御板89の移動により第2制御レバー
75が反時計方向に回動されピン76と突起82の係止
が解かれ副歯車48が回転を開始する。
3この副歯車48の回転によりヘッド基板26が一時停
止位置まで戻り、ピンチローラ33がキヤプスタン36
から離れて一時停止状態になる。
4一時停止レバー13を反時計方向に回動させて元の位
置に戻すと、一時停止制御板89もばね90の力で元の
位置に復帰する。
5これに伴い第2制御レバー75がばね79の力で時計
方向に回動しピン76と切欠き77の係止が解かれ副歯
車48が回転を開始する。
6この副歯車48の回転によりへツド基板26が再び演
奏位置に移動され、再生、録音状態になる。
ここまではテープを低定速で走行させることに関する諸
動作について説明したが、次にテープを高速で走行させ
ることに関する諸動作について説明する。
この動作の中には早送り、巻戻し動作、キユ一、レビユ
一動作が含まれるが、これらの動作を説明する前にまず
関連する構成について第2図、第12図を用いて説明す
る。テープの高速走行はリール台を高速回転させること
によつて行なつており、このためにリール台高速回転機
構が設けられている。この高速回転機構は巻戻しアイド
ラ91、早送りアイドラ92そしてこれらのアイドラに
回転力を与えるモータM(第10図参照)のプーリ93
を備えている。上記アイドラの回転を受けるために供給
リール台18は皿状になつており、巻戻しアイドラ91
が転接される内周面18aが設けられ、巻取リール台1
9には早送りアイドラ92が転接されるプーリ94が設
けられている。上記モータMは第12図にも示すように
主基板1の裏面に取付けられており、その回転軸95は
主基板1の孔を介して上方に突出され先端に上記プーリ
93が固着されている。上記回転軸95の主基板1の裏
面側に位置する部分にはキヤプスタン駆動用モータプ一
り96が固着されており、このプーリ96から図示しな
い平ベルトを介してキヤプスタンフライホイールに回転
力が伝達されるようになつている。さらに上記アイドラ
91,92は共に1個のアイドラレバー97に軸98,
99でもつて回転自在に支持されている。このアイドラ
レバー97の一端にはピン100が植立されており、こ
のピン100は主基板1に設けた孔101に挿入係合さ
れている。またアイドラレバー97の他端は高速送り匍
脚レバー102の一端102aに軸103でもつて回動
自在に連結されている。この高速制御レバー102はそ
の中央部後縁が軸104でもつて主基板1上に回動自在
に取付けられており、かつ主作動レバー52との間に懸
架された引張りばね105によつて第2図に示す中立位
置に自己復帰するよう付勢されている。さらにこの高速
制御レバー102の中央部前縁にはV字状の切欠き10
6が設けてあり、この切欠き106に位置決めレバー1
07の突起107aが係合されて高速制御レバー102
が位置決めされている。上記位置決めレバー107は軸
54に回動自在に設けられ、主作動レバー52との間に
懸架した引張りばね108によつて時計方向に回動付勢
されるも位置決めレバー107に設けたストッパーピン
109が主作動レバー52の側縁に係接されることで位
置保持されている。また上記高速送り制御レバー102
の両端102a,102bには早送りロツド4の先端突
起4a、巻戻しロッド3の先端突起3aが対向され、さ
らにこの突起4a,3aと共に停止ロッド5の先端突起
5b,5cが対向されている。このような構成において
次に高速送りの諸動作につき説明する。
まず早送り動作について説明すると、この場合には早送
り釦を軽く押圧し、早送りロツド4を矢印A方向に押移
動する。これによつて早送りロツド4の先端突起4aが
高速送り制御レバー102の一端102aを押圧し第1
3図に示すようにアイドラレバー97が矢印方向に押移
動され早送りアイドラ92がプーリ93とプーリ94と
の双方に転接され、モータの回転力がプーリ93、アイ
ドラ92、プーリ94と伝えられて巻取リール台19を
反時計方向に回転駆動し、テープを高速で巻取るいわゆ
る早送り動作が行なわれる。この早送り動作状態の保持
は、高速送り制御レバー102を位置決めレバー109
で位置決めすることによつて行なつている。すなわち高
速送り制御レバー102の右側斜面に第13図に示すよ
うに位置決めレバー107の突起107aを係接させ該
位置決めレバー109の付勢ばね108の力で上記突起
107aの斜面への係接状態を保持させるようにしてい
る。次に巻戻し動作について説明する。
この動作は早送り動作とほとんど同じであるが、駆動す
るリール台が巻取リール台19ではなく供給リール台1
8であることで若干異なつている。すなわち巻戻し釦を
押して巻戻しロッド3を矢印A方向に移動させると、そ
の先端突起3aで高速匍脚レバー102の他端102b
が押圧され、該レバー102が時計方向に回動される。
これに伴い、アイドラレバー97が第13図に示す矢印
とは逆の方向に引かれ、早送りアイドラ91がプーリ9
3と供給リール台18の内周面18aの双方に転接され
供給リール台18が時計方向に回転駆動され、テープを
供給リール台側に巻取るいわゆる巻戻し動作が行なわれ
る。この巻戻し動作状態の保持も先述した早送り動作の
場合と同様、位置決めレバー107の突起107aを高
速送り制御レバー102の左側斜面に係接させることに
よつて行なつている。上記早送り、巻戻しいずれの動作
状態においても停止釦を押し停止ロツド5の先端突起5
bあるいは5cで高速送り制御レバー102を第2図に
示す位置に戻すことによつて高速走行を停止させること
ができる。
このような早送り、巻戻し動作を再生動作状態で行なう
と、早送り、巻戻し操作を行なつている間、テープ再生
を行ないながらのテープ高速走行いわゆるキユ一、レビ
ユ一動作を行なうことができる。
このキユ一、レビユ一動作の時にはテープを高速走行さ
せることからピンチローラ33をキヤプスタン36から
離してやらなければならない。そこで本実施例では再生
状態で早送り釦あるいは巻戻し釦を操作した時、副歯車
48を半回転させヘッド基板26を一時停止状態と同じ
位置まで戻すことによつてキユ一、レビユ一動作を実現
させている。このキユ一、レビユ一動作を実現する具体
的構成は、第2図に示すように早送りロツド4、巻戻し
ロツド3の側面に突起4b,3bを設け、これらの突起
4b,3bに一時停止制御板89に植立したピン110
,111を係接させ、早送り操作、巻戻し操作に関連し
て一時停止制御板89を矢印A方向に押移動させ、副歯
車48の回転を開始させるようにしている。
ではこのキユ一、レビユ一動作につき、まずキユ一動作
から説明する。
再生状態において早送り釦を押し、早送りロツド4を矢
印A方向に押移動すると、これと共に一時停止匍脚板8
9も同方向に移動され第2匍脚レバーが反時計方向に回
動されて副歯車48が回転を開始される。これは先に一
時停止動作のところで説明した通りであり、再生状態に
おける副歯車48の回転によりヘッド基板26は一時停
止状態と同じ位置まで戻り、ピンチローラ33がキャプ
スタン36から離れる。なおこの時へツド28,29は
まだテープに接触する位置にあり、テープ再生は可能と
なつている。このような一連の動きに並行して上記早送
りロツド4の押移動により、第13図で説明したように
巻取リール台19が高速回転されるので、再生しながら
の早送りいわゆるキユ一動作が行なわれる。このキユ一
動作状態においては主作動レバー52が反時計方向に回
動されており、第14図に示すように位置決めレバー1
07が高速送り制御レバー102から離れているので、
動作状態を保持することはできず、早送り釦の押圧を解
くことによつて自動的に再生状態に戻る。この再生状態
への復帰は一時停止制御板89の復動時に第2制御レバ
ー75がばね79の力で時計方向に回動され副歯車48
が再び半回転されることによつて行なわれることは先に
一時停止の解除のところで説明したのと同様である。次
にレビユ一動作であるが、これはキユ一動作の説明から
自ずと明らかであるだろう。
すなわち再生状態における巻戻し操作で一時停止制御板
89を移動させて副歯車48を半回転させ、ヘツド基板
26を戻しピンチローラ33をキヤプスタン36から離
すと共に供給リール台18をテープ巻取方向に高速回転
させ、テープ再生しながらのテープ高速巻戻しいわゆる
レビユ一動作が行なわれる。このレビユ一動作は巻戻し
釦を押している間だけ継続され巻戻し釦から手を離すと
再生状態に復帰されるのはキユ一動作の場合と同様であ
る。ここまでのテープ高速走行の諸動作をまとめると次
のようになる。1早送り釦を押すと早送りアイドラ92
がモータM駆動のプーリ93と巻取リール台19のプー
リ94の双方に連接して、巻取リール台19が反時計方
向に高速回転され、早送り動作が行なわれる。
この早送り動作状態は高速送り制御レバー102の右側
斜面に位置決めレバー107の突起107aが係接され
ることで保持される。
2巻戻し釦を押すと巻戻しアイドラ91が上記プーリ9
3と供給リール台18の内周面18aの双方に転接され
、供給リール台18が時計方向に高速回転され、巻戻し
動作が行なわれる。
この巻戻し動作状態は高速送り制御レバー102の左側
斜面に位置決めレバー107の突起107aが係接され
ることで保持される。
3再生状態において早送り釦を押すと、上記早送り動作
と共に一時停止制御板89が移動され副歯車48が半回
転されることでピンチローラ33がキヤプスタン36か
ら離され、キユ一動作が行なわれる。
早送り釦から手を離すと自動的に再生状態に復帰する。
4再生状態において巻戻し釦を押すと上記巻戻し動作と
共に一時停止制御板89が移動され副歯車48が半回転
されることでピンチローラ33がキヤプスタン36から
離れ、レビユ一動作が行なわれる。
巻戻し釦から手を離すと自動・的に再生状態に復帰する
。以上説明したように本発明のテープレコーダによれば
キユ一、レビユ一の操作に要する力は比較的小さくて部
品点数も少なく構造も簡単で信頼性の高い安価なキユ一
、レビユ一機構を備えたテープレコーダーを実現可能で
、その実用性は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるテープレコーダの平
面図、第2図は同テープレコーダの動作切換機構を示す
平面図、第3図、第4図は同動作切換機構を説明するた
めの平面図、第5図は同機構を構成する副歯車の第3図
D−D線断面図、第6図、第7図は同機構の動作に関連
するヘッド基板、ピンチローラの動きを説明するための
平面図、第8図、第9図は録音切換機構を説明するため
の平面図、第1,0図はテープ走行駆動モータの制御回
路を示す回路図、第11図は同モータの回転数トルク特
性図、第12図はリール台周辺部分を示す側面図、第1
3図、第14図はテープ高速送り機構を説明するための
平面図である。 3・・・・・・巻戻しロッド、4・・・・・・早送りロ
ツド、6・・・・・・再生ロッド、18・・・・・・供
給リール台、19・・・・・・巻取リール台、26・・
・・・・へツド基板、33・・・・・・ピンチローラ、
36・・・・・・キャプスタン、44・・・・・・駆動
歯車、47・・・・・・主歯車、48・・・・・・副歯
車、52・・・・・・主作動レバー、57・・・・・・
第1制御レバー61・・・・・・副作動レバー、75・
・・・・・第2制御レバー89・・・・・・一時停止制
御板、97・・・・・・アイドラレバー、102・・・
・・・高速送り制御レバー、107・・・・・・位置決
めレバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 モータにより回転駆動される駆動回転体と、この駆
    動回転体により回転駆動される第1、第2の回転体と、
    これら2つの回転体を回転させるか否かを制御する第1
    、第2の制御手段と、上記2つの回転体の回転によりヘ
    ッド基板を移動させるヘッド基板駆動手段と、早送り釦
    、巻戻し釦の操作により巻取リール台、供給リール台の
    一方を選択的にテープ巻取方向に高速回転させる高速回
    転機構を備え、再生釦の操作により第1の制御手段を作
    動させて第1の回転体を回転させ、ヘッド基板駆動手段
    をしてヘッド基板を一時停止位置まで前進移動させると
    共にこのヘッド基板の前進移動に連動させて第2の制御
    手段を作動させ第2の回転体を回転させ、ヘッド基板駆
    動手段をしてヘッド基板を演奏位置まで移動させて再生
    状態になし、かつこの状態で早送り釦あるいは巻戻し釦
    を操作することにより上記高速回転機構を動作させると
    共に第2の制御手段を作動させ第2の回転体のみを再び
    回転させてヘッド基板駆動手段をしてヘッド基板を一時
    停止位置まで復帰させ高速再生状態とするように構成し
    たテープレコーダ。
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