JPS5944711B2 - テ−プレコ−ダ - Google Patents

テ−プレコ−ダ

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JPS5944711B2
JPS5944711B2 JP311979A JP311979A JPS5944711B2 JP S5944711 B2 JPS5944711 B2 JP S5944711B2 JP 311979 A JP311979 A JP 311979A JP 311979 A JP311979 A JP 311979A JP S5944711 B2 JPS5944711 B2 JP S5944711B2
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JP
Japan
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gear
pin
main
lever
recording
Prior art date
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JP311979A
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English (en)
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JPS5597043A (en
Inventor
英美 佐々木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP311979A priority Critical patent/JPS5944711B2/ja
Publication of JPS5597043A publication Critical patent/JPS5597043A/ja
Publication of JPS5944711B2 publication Critical patent/JPS5944711B2/ja
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモータの回転力を利用して再生、一時停止、停
止の各状態間の動作切換えを行うテープレコーダに関す
るものである。
従来、モータの回転力を利用して動作を切換えるテープ
レコーダでは再生用、一時停止用、停止用とそれぞれに
ついてモータの回転力伝達機構が必要で、部品点数が多
くコストも高くなり信頼性も良くないものであつた。
また再生操作と一時停止操作を同時に行うと、再生操作
ではキヤプスタンヘのピンチローラの圧接、巻き取りリ
ール台の駆動を行なうも一時停止操作ではピンチローラ
をキャプスタンから離し、巻取リール台の駆動を停止さ
せるという、再生操作におけるのとはまつたく逆の動作
が同時に行なわれるため無駄な力を必要としモータに対
する負荷が増し動作切換時間が長くなつたり、トルクに
余裕のある大きなそして高価なモーターを使用しなけれ
ばならないという欠点があつた。本発明は上記問題を解
決するもので、部品点数も少なく、よつてコストも低く
信頼性が高くたとえ再生操作と一時停止操作を同時に行
つても無駄な力を必要とせず、安価なモータで再生、一
時停止の動作を行うことができるテープレコーダを提供
するものである。
以下、本発明の一実施例について図面と共に説明する。
まず第1図は本実施例の装置の全体を示しており、主基
板1の前方とは録音ロッド2、巻戻しロッド3、早送り
ロッド4、停止ロッド5、再生(プレイ)ロッド6がそ
れぞれ主基板1に植立した1対の軸でもつて矢印AB方
向に摺動自在に設けられており、これらの各ロッドは主
基板との間に懸架した引張りばね1〜11によつて常時
矢印B方向へ付勢されている。
また上記再生ロッド6の右方には、主基板1上の軸12
を中心に回動自在な三枝状の一時停止(ポーズ)レバー
13が設けられている。この一時停止レバー13は通常
はその一枝13aが主基板1上のストツパーピン14に
板ばね15の折曲部15aの一方の斜面で押圧されて位
置決めされており、このレバー13をばね15の力に抗
して矢印C方向に回動させると上記一枝13aがばね1
5の折曲部15aの他方の斜面で押圧されて位置決めさ
れ装置が一時停止状態となるようになつている。さらに
主基板1の後方には左右に軸16,17が植立されこれ
らの軸16,17には供給リール台18、巻取リール台
19が回転自在に取付けられており、また上記供給リー
ル台18の左方には録音連動ロツド20が矢印AB方向
に摺動自在、ロツド前端のガイド軸を に回転自在でか
つ主基板1との間に懸架した引張りばね21によつて常
時矢印B方向に付勢されて設けられていると共に録音連
動ロツド20によつて操作される録音再生切換スイツチ
22が設けられている。
上記主基板1の中央には主基板1に植立した軸23,2
4,25によつてヘツド基板26が矢印AB方向に摺動
自在に設けられている。
このヘツド基板26は主基板1との間に懸架した引張り
ばね27によつて矢印B方向に常時付勢されている。さ
らにこのヘツド基板26上には消去ヘツド28、録音再
生兼用ヘツド29が取付けられていると共に軸30でも
つてピンチローラアーム31が回動自在に取付けられて
いる。このピンチローラアーム31には軸32でもつて
ピンチローラ33が回転自在に取付けられていると共に
ヘツド基板26との間に懸架された引張りばね34によ
つてピンチローラアーム31の一部がヘツド基板26上
のストツパーピン35に当接されるように該アーム31
は時計方向に回動付勢されている。上記ピンチローラ3
3に対向して主基板1にはキヤプスタン36が回転自在
に設けられている。
このキヤプスタン36には一体にリール台駆動プーリ3
7が設けられており、このプーリ37の回転力を巻取リ
ール台19に伝達するアイドラ38はアイドラレバー3
9の一端に軸40でもつて回転自在に設けられている。
このアイドラレバー39は主基板1上の軸41に回動並
びに摺動自在に設けられていると共に主基板1との間に
懸架した引張りばね42によつて上記アイドラ38がキ
ャプスタン36のプーリ37の外周と巻取リールフ台1
9の外周の双方に圧接される方向に付勢されているも第
1図に示す停止状態では上記ピンチローラ38の軸40
がヘツド基板26の係止孔43の段部43aに乗り上げ
てアイドラ38が巻取リール台19の外周に接触される
のを阻止している。
以上が第1図に示される全体構成の概略説明であるが、
この第1図におけるヘツド基板26を取り外すと第2図
に示すように動作切換機構が表われる。この動作切換機
構ぱ図示しないモータの回転力を利用してヘツド基板2
6を前進、後退させることを大きな特徴とするものであ
り、特に再生動作機構に特徴があるものである。ではま
ずこの再生動作機構から、第3図を加えてその構成、動
作を説明する。
この再生動作機構の駆動源となるのは先述の通り図示し
ないモータの回動力ではあるが、具体的には上記モータ
の力によつて略定速で回転されるキャプスタン36の回
転力である。すなわちキヤプスタン36には主基板1の
裏面側に位置して一体に駆動歯車44が設けられており
、主基板1の裏面側でかつこの駆動歯車44の左方と右
前方にはそれぞれ主基板1上の軸45,46を中心にし
て回動自在に主歯車47と副歯車48が設けられている
。上記主歯車47にはその外周に設けた歯の一部が除去
されて欠歯部47aが設けられとおり、通常この欠歯部
47aが駆動歯車44に対向されている。一方、上記副
歯車48にはその外周に設けた歯の一部が相対する2個
所で除去されて欠歯部48a,48bが設けられており
、通常これら2つの欠歯部48a,48bの一方48a
が駆動歯車44に対向されている。上記主歯車47はヘ
ツド基板26を一時停止状態の位置まで前進、後退移動
させるためのもの、副歯車48はこの一時停止状態の位
置からピンチローラ33がキヤプスタン36に対し圧接
される位置までヘツド基板26を前進、後退移動させる
ためのものである。そこで、まず上記主歯車47とその
関連部分の説明をすると、この主歯車47は内方と外方
に2つのカム溝49,50を有しており、内方のカム溝
49の周壁にはピン51が係接されている。
このピン51は第2図に明示するようにL字状の主作動
レバー52の一端に植立されており、主基板1の長孔5
3を介して主歯車47のカム溝49に係接されている。
上記主作動レバー52はその角部が主基板1上の軸54
でもつて回動自在に支持されており、かつその他端と主
基板1との間に懸架された引張りばね55により時計方
向に付勢されている。この引張りばね55の付勢力はピ
ン51を主歯車47のカム溝49の周壁に圧接させる力
となり、第3図に示すように上記ピン51がカム溝49
の傾斜面49aに位置していると主歯車47の他方のカ
ム溝50の入口すなわち外周壁の端面56にストツパー
ピン57が当接することで通常、主歯車47とピン51
との位置関係を第3図に示す状態に保持している。
上記ストツパーピン57は主基板1の上面に植立された
軸58に回動自在な第1制御レバー59に設けられてお
り、このストツパーピン57は第2図に示すように、主
基板1の長孔60を介して上記主歯車47の端面56に
係接されている。この第1制御レバー59は第2図から
明らかなように図示しないプレイ釦を押し再生ロツド6
を矢印A方向に摺動させその先端突起6aで上記レバー
59の右端を押圧することで反時計方向に回動され、ま
た図示しない停止釦を押し停止ロツド5を矢印A方向に
摺動させその先端突起5aで上記レバー59の左端を押
圧することで時計方向に回動される。
すなわち上記プレイ釦を押した時には第3図においてス
トツパーピン57が主歯車47のカム溝50の入口に入
り込んで主歯車47が回動可能となるようになつている
。この主歯車47の回転により、そのカム溝49にピン
51が係接されている関係上、主作動レバー52が反時
計方向に回動されるが、この主作動レバー52の回動を
ヘツド基板26の前進移動に用いるために次のよう構成
を採つている。
すなわち、主作動レバー52の右端前縁には折曲片52
aが形成されており、この折曲片52aには副作動レバ
ー61の一端に設けたピン62が係接されている。この
副作動レバー61はその他端が軸63でもつて逆L字状
のトグルレバ一64の一端に回動自在に連結されている
。この逆L字状のトグルレバ一64はその角部が主基板
1上に設けた軸65に回動自在に取付けられており、該
レバー64の他端と主基板1との間には捩りばね(トグ
ルばね)66がその両端が回動自在な状態で取付けられ
ている。そして上記副作動レバー61の略中央部にはヘ
ツド基板駆動ピン67が植立されており、このピン67
は第1図に示すようにヘツド基板26の角孔68に挿入
係合されている。このような構成であるので、主歯車4
7の回転によつて主作動レバー52が反時計方向に回動
すると、その折曲片52aによつてピン62が矢印A方
向に押上げられ副作動レバー61が軸63を中心に回動
し、この副作動レバー61のピン67でもつてヘツド基
板26が一時停止状態の位置まで前進移動させられるよ
うになつている。このヘツド基板26の前進移動は主歯
車47が回転を開始してから該主歯車47の欠歯部47
aが駆動歯車44に再び対向して回転を停止するまで続
けられる。
主歯車47は回転を停止すると再び位置決めされる。す
なわち第4図に示すように第1制御レバー59のピン5
7が主歯車47のカム溝50の出口すなわち内周壁の段
部面69に当接し、かつ主作動レバー52上のピン51
が主歯車47のカム溝49の周壁の第2の傾斜面49b
に位面される。この時、先述したように引張りばね55
の力でピン51がカム溝49の周壁を押圧し主歯車47
を時計方向に回動付勢するも上述したピン57と段部面
69との係合により主歯車47は第4図に示す位置に保
持されヘツド基板26は一時停止位置すなわちヘツドが
磁気テープから少しく離れ、ピンチローラ33がキヤプ
スタン36から少しく離れた状態になる位置に保持され
るようになつている。このように一時停止位置まで前進
されたヘツド基板26を演奏位置すなわちヘツドがテー
プに接触しピンチローラ33がキヤプスタン36に圧接
される位置までさらに前進移動させるために、副歯車4
8が作用する。
すなわちこの副歯車48はカム溝70を有しており、こ
のカム溝70に、第2図に示す副作動レバー61の回動
支軸63が主基板1の長孔71を介して挿入係合されて
いる。
上記副歯車48の裏面には該歯車48の回転支軸46か
ら等距離でかつ対称な位置に2つのピン72,73が設
けられている。これらのピンのうちの一方のピン73に
は主基板1上に一端を固定した板ばね74の他端が圧接
され副歯車48を時計方向に回動付勢されるも、この付
勢力は三枝状の第2の制御レバー75の一枝に植立した
ピン76が副歯車48の周壁に設けた切欠き77に係止
圧接されることで副歯車48の回動を阻止し通常は、第
3図の位置に保持されている。上記第2の制御レバー7
5は主基板1上の軸78に回動自在に設けられており、
その一枝と主基板1との間には引張りばね79が懸架さ
れ上記ピン76を切欠き77から引離し副歯車48を回
転可能にしようとしているが、上記第2の制御レバー7
5の他枝に設けたピン80が第1図に示すようにヘツド
基板26の孔81の段部81aに係接することで位置保
持されている。
しかるに先述した主歯車47の回転に伴いヘツド基板2
6が失印A方向に移動されると、ピン80がヘツド基板
26の孔81の段部81aから離れ引張りばね79の力
が作用して第2の制御レバー75のピン76が副歯車4
8の切欠き77から離れ副歯車48の回転を可能にする
この副歯車48の回転により副作動レバー61の回動支
軸63が矢印A方向に押移動され副作動レバー61がそ
の端部に植立されたピン62を支軸として反時計方向に
回動し、これによりヘツド基板駆動ピン67を介してヘ
ツド基板26が矢印A方向に前進移動しヘツド基板26
が演奏位置に持ち来たされるようになつている。このヘ
ツド基板26の前進移動は副歯車48が回転を開始して
から該歯車48の欠歯部48bが駆動歯車44に対向し
て回転を停止するまで続けられる。
副歯車48は回転を停止すると再び位置決めされる。す
なわち第4図に示すように、第2制御レバー75に設け
たピン76が副歯車48の欠歯部48aの端部に設けた
突起82(第5図も参照)に当接し、かつ板ばね74の
遊端が副歯車48のピン72に圧接される。この時、先
述したように副歯車48が時計方向に回動付勢するも上
記ピン76と突起82の係合により副歯車48は第4図
に示す状態に位置保持されるようになつている。以上が
再生動作機構の構成と各部の動作の概略説明であるが、
ここで再生操作に伴うこの機構の動作の流れを順を追つ
て説明する。
まず再生釦を軽く押圧すると、再生ロツド6が矢印A方
向に押移動され第1制御レバー59が反時計方向に回動
される。
これによつて第1制御レバー59のピン57が主歯車4
7の外周壁の端面56との係合を解かれてカム溝50の
始端に侵入する。これに伴い先述したように主作動レバ
ー52のピン51を介して主歯車47に作用している引
張りばね55の力でもつて該歯車47が時計方向に少し
く回動し、主歯車47を駆動歯車44に噛合させる。こ
の時、駆動歯車44は図示しないモータにベルトでもつ
て連結され略定速で反時計方向に回転されているので、
主歯車47は時計方向に回転を開始する。この回転によ
り、ピン51がカム溝49の周壁に沿つて矢印A方向に
移動しこのピン51の移動によつて主作動レバー52が
支軸54を中心に反時計方向に回動される。これと同時
に、主作動レパ一52の折曲片52a,ピン62を介し
て副作動レバー61も軸63を中心に時計方向に回動さ
れる。そしてこの副作動レバー61の回動によりヘツド
基板駆動ピン67が矢印A方向に移動しヘツド基板26
が前進移動される。このヘツド基板26の前進移動によ
り第1図に示すヘツド基板26の孔81の段部81aと
第2制御レバー75のピン80との係合が解かれる。
これは主歯車47が約半回転した時に行なわれる。上記
段部81aからピン80が離れることで、第2制御レバ
ー75は引張りばね79の力で軸78を中心に時計方向
に回動される。これによつて第2制御レバー75のピン
76が副歯車48の切欠き77から外方に外れ、先述し
たように板ばね74の押圧力で副歯車48が時計方向に
少しく回動され、副歯車48が駆動歯車44に噛合され
る。そして,駆動歯車44の回転力を受けて副歯車48
が時計方向に回転を開始する。この副歯車48の回転に
より副作動レバー61の支軸63がカム溝70に沿つて
矢印A方向に移動するが、この移動の初期において上記
主歯車47の回転が終了し、第4図に示すように第1制
御レバー59のピン57と段部面69の係合により主歯
車47が位置決めされ、主作動レバー52も位置保持さ
れる。(第6図参照)それ故、上記軸63の矢印A方向
への移動により副作動レバー61がその端部のピン62
を支軸として反時計方向に回動しこの回動力がヘツド基
板駆動ピン67を介してヘツド基板26に伝えられ、ヘ
ツド基板26をさらに前進移動させて演奏位置まで持ち
来たす。この時、トグルレバ一64、トグルばね66も
回動してトグルレバー64は第7図の位置に保持される
。(第7図参照)ヘツド基板26の前進が終了した時、
第4図に示すように副歯車48もその突起82が第2制
御レバー75のピン76に係接することで位置決めされ
、もつてヘツド基板26が演奏位置に保持される。
また上記ヘツド基板26の移動に伴い、第1図において
ヘツド基板26によるアイドラ38の係止が解かれ、該
アイドラ38がばね42の力でキヤプスタン36のプー
リ37、巻取リール台19の外周の双方に圧接されるの
で、巻取リール台19が反時計方向に回転されキヤプス
タン36、ピンチローラ33により定速で送り出された
磁気テープ(力セツトテープ)を巻取り、再生動作が行
なわれる。
ここまでの動作(再生動作)をまとめると次のようにな
る。
1再生釦を押すと,駆動歯車44に主歯車47が噛合さ
れて回転を開始する。
2主歯車47の回転によりヘツド基板26が一時停止位
置に向けて前進移動される。
3このヘツド基板26の前進により副歯車48が駆動歯
車44に噛合され回転を開始する。
4副歯車48の回転によりヘツド基板26が演奏位置ま
で前進移動され装置は再生動作状態となる。
以上が装置を停止状態から再生状態換言すればテープ定
速走行状態に移行させることについての説明であるが、
続いてこのテープ定速走行状態から停止状態に移行させ
る動作すなわち停止動作について説明する。
図示しない停止釦を軽く押圧すると停止ロツド5が矢印
A方向に押移動され第4図において第1制御レバー59
が時計方向に回動される。
これによつて第1制御レバー59のピン57と主歯車4
7の段部面69との係合が解かれる。これに伴い先述し
たように主作動レバー52のピン51を介して主歯車4
7に作用している引張りばね55の力でもつて該歯車4
7が時計方向に回動され第3図に示す元の位置まで復帰
される。これに伴つてピン51が矢印B方向に移動し主
作動レバー52の復動につれて副作動レバー61が軸6
3を中心に反時計方向に回動しもつてヘツド基板26が
矢印B方向に後退移動される。このヘツド基板26の後
退移動の過程で第1図に示す該ヘツド基板26の孔81
の段部81aにピン80が乗り上げ、これによつて第2
制御レバー75が第4図の位置から反時計方向に回動さ
れ該レバー75に設けたピン76と副歯車48の突起8
2との係合が解除される。これによつて副歯車48が板
ばね74の力で時計方向に少しく回動され、この副歯車
48が駆動歯車44に噛合されて時計方向の回動を開始
する。そしてこの副歯車48が再び半回転して第3図の
位置に復帰することで副作動レバー61の支軸63も第
2図に示す元の位置まで復帰して装置は停止状態になる
。なおこの時、トグルレバ一64、トグルばね66も第
7図に示す位置から第2図に示す位置に復帰されること
は言うまでもない。このトグル機構は、副作動レバー6
1の支軸63の移動、延いてはヘツド基板26の移動を
確実に、するために設けており、特にこの機構がなくて
も装置は動作する。ここまでの動作(停止動作)をまと
めると次のようになる。
1停止釦を押すと主歯車47が元の位置まで回動復帰し
、ヘツド基板26も後退移動される。
2このヘツド基板26の後退移動過程で副歯車48が駆
動歯車44に噛合され回転を開始する。
3副歯車48の回転により副作動レバー61が元の位置
まで復動され装置は停止状態となる。
ところで先に説明した再生動作と密接な関連をもつのが
録音動作である。すなわち本実施例でも録音動作は録音
釦と再生釦を共に操作することによつて行なうようにし
ている。本実施例の録音動作の特徴は録音再生切換スイ
ツチの切換力をキヤプスタン駆動モータから得て、録音
釦の操作を大幅に軽減させているところにある。そこで
次にこの録音動作に関して第2図、第8図、第9図を用
い構成、動作を説明する。
まず第2図において録音連動ロツド20は主基板1上に
植立されたガイド軸83と録音再生切換スイツチ22の
操作軸22a(矢印EF方向に摺動自在)の先端に設け
た軸84によつて矢印AB方向に摺動自在であると共に
ガイド軸83を支軸として回動自在となつている。
なお上記操作軸22aは引張りばね85によつて矢印D
方向に付勢されているので軸84は通常、第2図に示す
位置に保持されている。この位置で録音再生切換スイツ
チ22は再生側に切換えられている。さらに上記録音連
動ロツド20の略中央部下面側にはピン86が植立され
ており、このピン86に係合可能なように主作動レバー
52の他端52bには小切欠き87と大切欠き88が設
けられている。このような構成であつて、続いてその動
作を説明する。録音を行なう時には、まず録音釦を押圧
して録音ロツド2を矢印A方向に押移動しそのロツド2
の先端突起2aで録音連動ロツド20をも矢印A方向に
押移動する。この時、録音連動ロツド20のピン86が
主作動レバー52の小切欠き87の左方に持ち来たされ
る。そしてこの状態(録音釦を押したままの状態)で再
生釦を押し、主作動レバー52を(反時計方向に)回動
されるとその先端52aの小切欠き87が録音連動ロツ
ド20のピン86に係合しこのピン86を押移動する。
これに伴い、第8図に示すように録音連動ロツド20が
ガイド軸83の囲りに反時計方向に回動されて録音再生
切換スイツチ22の操作軸22aがばね85の力に抗し
て引出され、該スイツチ22が録音側に切換えられる。
再生釦を押したことで先述したようにテープはキヤプス
タン、ピンチローラにより定速走行状態に移行されるの
で装置はいわゆる録音動作状態になる。このように録音
を行なうには録音釦を押してから再生釦を押せばよいも
のである。
これとは逆に再生釦を押してから録音釦を押した時には
録音動作を行なうことができない。これは本実施例の装
置が小さな操作力で作動するようになつていることから
不本意な動作は極力行なわれないようにするためであり
、再生中に、誤つて録音釦を操作してしまつても装置が
録音動作状態にならずしかも録音操作が不可能なことが
認識できるようにしている。すなわち第9図に示すよう
に再生釦を操作して主作動レバー52が反時計方向に回
動された状態では録音連動ロツド20のピン86が主作
動レバー52の大切欠き88に係合可能な位置にあるの
で、録音釦を押し録音連動ロツド20を移動させようと
してもピン86が大切欠き88に係接されてその移動が
阻止され録音操作及び録音再生切欠スイツチ22の切換
えは行ない得ないようになつている。ここまでの録音動
作をまとめると次のようになる。
1録音釦を押してからそのままで再生釦を押すと、主作
動レバー52の反時計方向の回動時に、その小切欠き8
7でもつてピン86が押され、録音連動ロツド20がガ
イド軸83の囲りに反時計方向に回動され録音再生切換
スイツチ22が録音側に切換えられ、テープが定速走行
されることで録音動作状態になる。
2再生釦を押してから録音釦を押そうとしても録音連動
ロツド20のピン86が主作動レバー52の大切欠き8
8に係接して移動せず、録音を行なうことができない。
ところで先述した再生動作の説明から明らかなように、
再生動作に至るまでにヘツド基板26が2つの歯車47
,48によつて移動されるように構成している。
すなわち主歯車47によつてヘツド基板26を停止位置
から一時停止位置すなわちキヤプスタン36からピンチ
ローラ33を少しく離した位置まで移動させ、副歯車4
8によつてヘツド基板26を上記一時停止位置から演奏
位置すなわちキヤプスタン36にピンチローラ33を圧
接させた位置まで移動させるようにしている。また上記
副歯車48ほその半回転でヘツド基板26の前進移動、
残りの半回転でヘツド基板26の後退移動を行なうもの
であるので、再生あるいは録音状態でこの副歯車48を
制御すれば簡単に一時停止を行なうことができることが
わかる。では次にこの一時停止について説明する。
再生状態(第4図参照)で副歯車48を回転させるには
停止動作のところで説明したように第2制御レバー75
を反時計方向に回動させてそのピン76と副歯車48の
突起82との係止状態を解除すればよいのであるが、こ
の第2制御レバー75の回転を一時停止釦の操作によつ
て行なうために第1図に示す如く、一時停止レバー13
を第2制御レバー75との間に一時停止制御板89が設
けられている。この一時停止制御板89は主基板1に植
立した1対のガイド軸でもつて矢印AB方向に摺動自在
に設けられ、かつ主基板1との間に懸架した引張りばね
90によつて常時矢印B方向に付勢されている。さらに
この制御板89には一時停止レバー13の突起13bに
係接される切欠き89aと第2制御レバー75の突起7
5aが係合される段部89bが設けられている。このよ
うな構成において一時停止を行なうには、第4図に示す
再生状態で第1図に示す一時停止レバー13を一時停止
釦の操作により矢印C方向に回動させると、その突起1
3bによつて一時停止制御板89が矢印A方向に押移動
される。
この移動に伴い、第2制御レバー75の突起75aが一
時停止制御板89の段部89bに乗り上げ、第2制御レ
バー75が反時計方向に回動される。これによつて第2
制御レバー75のピン76と副歯車48の突起82との
係止状態が解除され、先に停止動作の所で述べたと同様
、副歯車48がばね74の力で駆動歯車44に噛合され
て時計方向に回動し、第3図に示す元の位置まで復帰さ
れ再び位置決めされる。これにより装置は第6図に示す
状態となりテープの走行が一時的に停止される。この時
、一時停止レバー13は板ばね15によつて操作位置に
位置決めされる。この一時停止状態において一時停止レ
バー13を第1図に示す位置に戻せば、一時停止制御板
89も元の位置に復帰し、第2制御レバー75がばね7
9の力により時計方向に回動される。
そして第3図に示す第2制御レバー75のピン76と副
歯車48の切欠き77との係止が解かれ、先に再生動作
の説明の所で明らかにしたように、副歯車48がばね7
4の力で駆動歯車44に噛合されて時計方向に回転され
、第4図に示す位置まで回転されて再び位置決めされる
。これにより装置は第7図に示す状態になり、テープの
定速走行が再開される。なお一時停止レバー13を矢印
C方向に回動させたまま、再生釦を押した時には第2制
御レバー75のピン76が副歯車48の切欠き77から
離れないため副歯車48は回転されず、ヘツド基板26
は一時停止位置までしか前進されないことは言うまでも
ない。
ここまでの一時停止動作をまとめると次のようになる。
1再生、録音状態において一時停止釦により一時停止レ
バー13を時計方向(矢印C方向)に回動させると一時
停止制御板89が矢印A方向に押移動される。
2この一時停止制御板89の移動により第2制御レバー
75が反時計方向に回動されピン76と突起82の係止
が解かれ副歯車48が回転を開始する。
3この副歯車48の回転によりヘツド基板26が一時停
止位置まで戻り、ピンチローラ33がキヤプスタン36
から離れて一時停止状態になる。
4一時停止レバー13を反時計方向に回動させて元の位
置に戻すと、一時停止制御板89もばね90の力で元の
位置に復帰する。
5これに伴い第2制御レバー75がばね79の力で時計
方向に回動しピン76と切欠き77の係止が解かれ副歯
車48が回転を開始する。
6この副歯車48の回転によりヘツド基板26が再び演
奏位置に移動され、再生、録音状態になる。
以上説明したように本発明のテープレコーダによれば2
つの回転体によりヘツド基板を一時停止位置まで進めて
さらに演奏位置まで進めるようにしているのでたとえ再
生操作と一時停止操作を同時に行つても無駄な力が発生
せず、動力用モータに余分な負荷がかからず、安価で小
さなトルクのモータを使用して動作の切換えが可能なテ
ープレコーダを実現でき、その実用性は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるテープレコーダの平
面図、第2図は同テープレコーダの動作切換機構を示す
平面図、第3図、第4図は同動作切換機構を説明するた
めの平面図、第5図は同機構を構成する副歯車の第3図
D−D線断面図、第6図、第7図は同機構の動作に関連
するヘツド基板、ピンチローラの動きを説明するための
平面図、第8図、第9図は録音切換機構を説明するため
の平面図である。 2・・・・・・録音ヘツド、6・・・・・・再生ロツド
、13・・・・・・一時停止レバー、20・・・・・・
録音連動ロツド、22・・・・・・録音再生切換スイツ
チ、26・・・・・・ヘツド基板、33・・・・・・ピ
ンチローラ、36・・・・・・キヤプスタン、44・・
・・・・駆動歯車、47・・・・・・主歯車、48・・
・・・・副歯車、52・・・・・・主作動レバー 57
・・・・・・第1制御レバー 61・・・・・・副作動
レバー、75・・・・・・第2制御レバー、89・・・
・・・一時停止制御板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 モータにより回転駆動される駆動回転体と、この駆
    動回転体により回転駆動される第1、第2の回転体と、
    これら2つの回転体を回転させるか否かを制御する第1
    、第2の制御手段と、上記2つの回転体の回転によりヘ
    ッド基板を移動させるヘッド基板駆動手段を備え、再生
    釦の操作により第1の制御手段を作動させて第1の回転
    体を回転させ、ヘッド基板駆動手段をしてヘッド基板を
    一時停止位置まで前進移動させると共にこのヘッド基板
    の前進移動に連動させて第2の制御手段を作動させ第2
    の回転体を回転させ、ヘッド基板駆動手段をしてヘッド
    基板を演奏位置まで移動させてテープ定速走行状態とな
    し、かつこの状態で一時停止釦の操作により第2の制御
    手段を再び作動させて第2の回転体のみを回転させヘッ
    ド基板を一時停止位置まで復帰させテープの走行を一時
    的に停止させるように構成したテープレコーダ。 2 駆動回転体はキャプスタンに設けられてなる特許請
    求の範囲第1項記載のテープレコーダ。 3 駆動回転体は歯車、第1、第2の回転体は一部欠歯
    された欠歯歯車である特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載のテープレコーダ。
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