JPS6117268B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6117268B2 JPS6117268B2 JP52133991A JP13399177A JPS6117268B2 JP S6117268 B2 JPS6117268 B2 JP S6117268B2 JP 52133991 A JP52133991 A JP 52133991A JP 13399177 A JP13399177 A JP 13399177A JP S6117268 B2 JPS6117268 B2 JP S6117268B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon fiber
- resin
- substrate
- carbon
- table tennis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は炭素繊維層を有する卓球ラケツト基板
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
近年炭素繊維が開発され、これら炭素繊維は例
えばスポーツ用品のラケツト枠、シヤフト等に使
用されている。また卓球用ラケツト基板に炭素繊
維の層を設けたものについても本発明者によつて
開発され、既に出願も済ませているが、この種の
卓球用ラケツト基板は第１図に示す如く、中央木
板１の両側面にカーボンシート２，２′を夫々貼
着し、更にその双方のカーボンシート２，２′の
外側面には外側木板３，３′を貼着せしめたもの
である。更にこの先行技術において具体的に述べ
れば、中央木板１と外側木板３及び３′との間に
介装されているカーボンシート２及び２′は炭素
繊維織物にエポキシ樹脂等の硬化性樹脂を含浸せ
しめたものを平板状に加圧成形硬化せしめたもの
であつて、この平板状カーボンシート２，２′及
び２′を二次加工で木板１と３，３′間に接着剤を
介して貼付けたものである。
えばスポーツ用品のラケツト枠、シヤフト等に使
用されている。また卓球用ラケツト基板に炭素繊
維の層を設けたものについても本発明者によつて
開発され、既に出願も済ませているが、この種の
卓球用ラケツト基板は第１図に示す如く、中央木
板１の両側面にカーボンシート２，２′を夫々貼
着し、更にその双方のカーボンシート２，２′の
外側面には外側木板３，３′を貼着せしめたもの
である。更にこの先行技術において具体的に述べ
れば、中央木板１と外側木板３及び３′との間に
介装されているカーボンシート２及び２′は炭素
繊維織物にエポキシ樹脂等の硬化性樹脂を含浸せ
しめたものを平板状に加圧成形硬化せしめたもの
であつて、この平板状カーボンシート２，２′及
び２′を二次加工で木板１と３，３′間に接着剤を
介して貼付けたものである。
従つて、この従来法による卓球用基板は一旦成
形されている平板状カーボンシート２，２′を使
用するためにその平板状カーボンシートの成形工
程が必要となり、その分だけ人件費、設備費が増
しコスト高となる欠点がある。また、その平板状
カーボンシート成形時における硬化性樹脂と接着
剤としての樹脂を使用しているために樹脂使用量
が増し、これに伴つてラケツトの重量が増大し、
更には弾性力が劣化し炭素繊維の特性が失われる
等の欠点があつた。
形されている平板状カーボンシート２，２′を使
用するためにその平板状カーボンシートの成形工
程が必要となり、その分だけ人件費、設備費が増
しコスト高となる欠点がある。また、その平板状
カーボンシート成形時における硬化性樹脂と接着
剤としての樹脂を使用しているために樹脂使用量
が増し、これに伴つてラケツトの重量が増大し、
更には弾性力が劣化し炭素繊維の特性が失われる
等の欠点があつた。
本発明はかかる欠点を解消するためになされた
ものであつて、炭素繊維織物に低粘度の接着剤例
えばエポキシ樹脂あるいはポリエステル樹脂を充
分に含浸させ、次いでこの接着剤が硬化する前に
木製薄板と重ね合せ、これらを加圧し常温もしく
は加熱温の下で一体に成形せしめるようにした卓
球ラケツト基板の製造方法である。
ものであつて、炭素繊維織物に低粘度の接着剤例
えばエポキシ樹脂あるいはポリエステル樹脂を充
分に含浸させ、次いでこの接着剤が硬化する前に
木製薄板と重ね合せ、これらを加圧し常温もしく
は加熱温の下で一体に成形せしめるようにした卓
球ラケツト基板の製造方法である。
従つて、本発明によれば従来のこの種の卓球ラ
ケツト基板と比して樹脂使用量が少ないことから
軽量化され、しかも炭素繊維の特質を生かし、弾
性度のよい卓球ラケツトが提供できる。更に本発
明によれば炭素繊維を平板状に加圧成形する工程
が不要となることで、設備費、人件費が削減され
る等の効果がある。
ケツト基板と比して樹脂使用量が少ないことから
軽量化され、しかも炭素繊維の特質を生かし、弾
性度のよい卓球ラケツトが提供できる。更に本発
明によれば炭素繊維を平板状に加圧成形する工程
が不要となることで、設備費、人件費が削減され
る等の効果がある。
以下に本発明を第２図に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
細に説明する。
１１，１１′は炭素繊維織物に低粘度、例えば
300C.P.S程度、しかも常温（15〜20℃）で硬化
するエポキシ樹脂を充分に含浸せしめてなる樹脂
含浸炭素繊維織物であつて、その樹脂含浸量は卓
球ラケツト面積よりやや大きい面積である一枚の
炭素繊維織物に約５〜10ｇを均一に含浸せしめ
る。次いでその樹脂が硬化しないうちに該樹脂含
浸炭素繊維織物１１，１１′を中央の薄木板１２
の両面に重合し、更にその樹脂含浸炭素繊維織物
１１及び１１′の外側面には外側薄木板１３及び
１３′を重ね合せ、しかる後これらを１cm2当り５
〜６Kgの圧力で加圧せしめ、常温で約24時間押圧
状態を保持する。かくして目的とする卓球ラケツ
ト基板が形成されるものであるが、このようにし
て得られたラケツト基板は前にも述べたように硬
化性樹脂使用量が少ないことが炭素繊維の特質で
ある弾性が有効に生かされ、しかも軽量化するこ
とができる。更に製造工程が簡素化されることで
コストが下り安価なものが提供できる等の効果が
ある。尚、上記実施例ではエポキシ樹脂を使用し
たが、これに限らず、例えば同程粘度のポリエス
テル樹脂等も有効に使用できる。また上記実施例
では炭素繊維織物を使用したが、これに限るもの
ではなく炭素繊維フエルト等に上記樹脂を含浸せ
しめても同様の効果を得ることができる。
300C.P.S程度、しかも常温（15〜20℃）で硬化
するエポキシ樹脂を充分に含浸せしめてなる樹脂
含浸炭素繊維織物であつて、その樹脂含浸量は卓
球ラケツト面積よりやや大きい面積である一枚の
炭素繊維織物に約５〜10ｇを均一に含浸せしめ
る。次いでその樹脂が硬化しないうちに該樹脂含
浸炭素繊維織物１１，１１′を中央の薄木板１２
の両面に重合し、更にその樹脂含浸炭素繊維織物
１１及び１１′の外側面には外側薄木板１３及び
１３′を重ね合せ、しかる後これらを１cm2当り５
〜６Kgの圧力で加圧せしめ、常温で約24時間押圧
状態を保持する。かくして目的とする卓球ラケツ
ト基板が形成されるものであるが、このようにし
て得られたラケツト基板は前にも述べたように硬
化性樹脂使用量が少ないことが炭素繊維の特質で
ある弾性が有効に生かされ、しかも軽量化するこ
とができる。更に製造工程が簡素化されることで
コストが下り安価なものが提供できる等の効果が
ある。尚、上記実施例ではエポキシ樹脂を使用し
たが、これに限らず、例えば同程粘度のポリエス
テル樹脂等も有効に使用できる。また上記実施例
では炭素繊維織物を使用したが、これに限るもの
ではなく炭素繊維フエルト等に上記樹脂を含浸せ
しめても同様の効果を得ることができる。
第１図は従来例を示した説明図、第２図は本発
明の説明図である。 １……中央木板、２，２′……カーボンシー
ト、３，３′……外側木板、１１，１１′……樹脂
含浸炭素繊維織物、１２……中央薄木板、１３，
１３′……外側薄木板。
明の説明図である。 １……中央木板、２，２′……カーボンシー
ト、３，３′……外側木板、１１，１１′……樹脂
含浸炭素繊維織物、１２……中央薄木板、１３，
１３′……外側薄木板。
Claims (1)
- １ 炭素繊維シート物に比較的低粘度の接着剤を
均一に含浸せしめ、次いでこの接着剤が硬化する
前に、該炭素繊維シート物を薄木板と重合してこ
れらを加圧の下で乾燥し一体成形することを特徴
とする炭素繊維層を有する卓球ラケツト基板の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13399177A JPS5466973A (en) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | Method of making base plate for pinggpong racket having carbon fiber layer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13399177A JPS5466973A (en) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | Method of making base plate for pinggpong racket having carbon fiber layer |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5466973A JPS5466973A (en) | 1979-05-29 |
| JPS6117268B2 true JPS6117268B2 (ja) | 1986-05-07 |
Family
ID=15117821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13399177A Granted JPS5466973A (en) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | Method of making base plate for pinggpong racket having carbon fiber layer |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5466973A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0889077A4 (en) * | 1996-03-22 | 2000-06-21 | Toho Rayon Kk | CARBON FIBER PREPREG FOR WOOD REINFORCEMENT, THEREFORE LAMINATED WOOD VENEER, CARBON FIBER AND WOOD VENEER CONTAINING REINFORCED WOOD COMPOSITE MATERIAL, AND WOOD REINFORCED WITH CARBON FIBER |
| CN104096345A (zh) * | 2014-08-08 | 2014-10-15 | 盐城市艾斯特体育器材有限公司 | 环保型乒乓球拍底板 |
-
1977
- 1977-11-08 JP JP13399177A patent/JPS5466973A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5466973A (en) | 1979-05-29 |
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