JPS61171615A - 4輪駆動車の4輪駆動状態表示装置 - Google Patents

4輪駆動車の4輪駆動状態表示装置

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JPS61171615A
JPS61171615A JP1323185A JP1323185A JPS61171615A JP S61171615 A JPS61171615 A JP S61171615A JP 1323185 A JP1323185 A JP 1323185A JP 1323185 A JP1323185 A JP 1323185A JP S61171615 A JPS61171615 A JP S61171615A
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JP
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wheel drive
rotational speed
rear wheel
difference
drive system
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JP1323185A
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Takeo Hiramatsu
平松 健男
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 木登萌は一曲輪七士r!移輪t/冊−のエンジンで駆動
するための非直結式駆動連結a構をそなえた4輪駆動車
に関し、特に、4輪駆動車の4輪駆動状態表示装置に関
する。
〔従来の技術〕
前輪および後輪を同一のエンジンで駆動する4輪駆動(
4WD)車においては、前輪および後輪のタイヤの有効
半径に多少の相違があったり、旋回走行における車輪の
ころがり経路の違いからタイヤにすべりを伴い駆動系に
無理な力が作用するためこれを防止する手段を設ける必
要がある。
このため従来上り、フルタイム4輪駆動車では前輪に駆
動力を伝達する前輪駆動系のWSlの回転軸と、後輪に
駆動力を伝達する後輪駆動系の第2の回転軸との間に回
転速度差が生じても駆動力を伝達できるようセンタデフ
と称する差動装置(非直結式連結fim)が用いられて
おり、重量、大きさおよびコストの面からパートタイム
4輪駆動車に比べて不利であるとともに差動回転が可能
であることから4輪駆動を必要とするときに4輪駆動が
達成できない場合があり、デフ0ツク機構を必要とする
等装置の一層複雑化を招いてしまう。
一方、パートタイム4輪駆動車にあってはセンタデフを
設置しないものが多く、旋回走行により生ずるタイトコ
ーナブレーキング現象等4輪駆動による不具合がある場
合には運転者による操作で2輪駆動とするよう構成され
ており、運転操作が煩雑となる欠点がある。
そこで、第1の回転軸と第2の回転軸との開に相互に駆
動力を伝達しうる非直結式連結機構をそなえた4輪駆動
用駆動連結装置も考えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような非直結式連結機構の差動ポン
プとしてベーンポンプを用いた場合、前後輪の回転差が
生じると、ベーンポンプに油圧が発生して、この油圧が
トルクに変換され、回転の遅い方から速い方へトルクが
伝達される。
差動ポンプのトルク特性は、第4図に示すようなものが
得られて、ポンプ回転速度差(前後輪回転速度差)ΔN
に対するポンプ発生トルクTを得ることができる。
、このような非直結式連結機構により、前輪駆動系Fと
後輪駆動系Rとを連結するものにおいては、その駆動状
態が自動車の運転状態に応じて変化するが、これを運転
者は知ることができないという問題点がある。
すなわち、4輪駆動状態における旋回安定性。
操縦安定性および悪路走破性を十分活用することができ
ない。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、前輪と後輪との回転速度差を表示することによって、
前輪駆動系および後輪駆動系の駆動状態を表示すること
ができるようにした、4輪駆動車の4輪駆動状態表示装
置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本発明の4輪駆動車の4輪駆動状態表□ヨ10
1.工。#ml:エカオケ、オ□ゆ    11駆動系
と、後輪に駆動力を伝達する後輪駆動系と、上記の前輪
駆動系と後輪駆動系との間に介装されて相互に駆動力を
伝達しうる非直結式連結8!構とをそなえ、上記前輪駆
動系の回転速度を検出する第1の回転数検出器と、上記
後輪駆動系の回転速度を検出する第2の回転数検出器と
が設けられるとともに、上記の第1および第2の回転数
検出器からの検出信号に基づき上記の前輪と後輪との回
転速度差を演算する演算器と、同演算器からの信号を受
けて上記回転速度差を表示する表示装置とが設けられた
ことを特徴としている。
〔作 用〕
上述の本発明の4輪駆動車の4輪駆動状態表示装置では
、第1の回転数検出器からの前輪駆動系の回転速度検出
信号と、tjIJ2の回転数検出器からの後輪駆動系の
回転速度検出信号とを演算器に入力して、演算器でこれ
らの検出信号を適宜換算し、前輪と後輪との回転速度差
を演算して、表示装置において、回転速度差を表示する
〔実施例〕
以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
tIs1〜4図は本発明の一実施例としての4輪駆l!
1IIILの4輪駆動jを慎去示装Mを示すもので、第
1図はその全体構成図、第2図はそのベーンポンプと油
圧系とを示す模式図、第3図はそのブロック図、第4図
はその作用を示すグラフである。
第1図に示すように、車体Aの前部に横置されたエンジ
ン1に変速1f12が連結され、その出力軸3に取り付
けたドライブギヤ(または4速カウンタギヤ)4から駆
動力が取り出されて、ギヤ7から前輪駆動系Fを構成す
る差動装置10のリングギヤ10mに駆動力が伝達され
て、前輪9が駆動される。
そして、リングギヤ10aは、非直結式連結機構(ベー
ンポンプ型連結機構)としての4輪駆動用連結装置本体
13の第1の回転軸(内軸)11に接続するギヤlla
に伝達される。
この4輪駆動用連結装置本体13を経由した駆動力は、
第1の回転軸11に同軸的に配設される第2の回転軸(
外軸)14に伝達されるようになっており、回転取出方
向を変換するベベル歯車機構15、プロペラシャフト1
2およびベベル1車機構15′を介して後輪駆動系Rを
構成する差動装1617に駆動力が伝達され、後輪16
を駆動する。
また、第1の回転軸(内軸)11のギヤllaの噛部に
対向して、第1の回転数検出器としてのセンサ(ピック
アップ)60が設けられており、このセンサ60からの
検出イ「号がフントロールユニ?)62のカウンタ62
aに入力するようになっている。
そして、第2の回転軸(外軸)】4のギヤ14aの噛部
に対向して、第2の回転数検出器としてのセンサ(ピッ
クアップ)61が設けられており、このセンサ61から
の検出信号がコントロールユニツ162のカウンタ62
bに入力するようになっている。
これらのカウンタ62a+621)は、タイマ62c等
からの所定時間幅毎のカウント数(検出信号)を演算器
62dへ送るようになっていて、この演算器62dは、
第1の回転軸11のカウント数を、ギヤllaとギヤ1
0aとの比iを用いて前輪9の回転数N、に換算する。
そして、演算器62dは、第2の回転軸14のカウント
数を、ギヤ14aとギヤ15aとの比iBおよりギヤ1
5゛aとギヤ17aとの比iI)を用いて後輪16の回
転数NRに換算する。
演W、rtP62dは、これらの前輪回転数N、および
後輪回転数NRの差を演算して、表示信号として表示装
置63に出力する。
そして、表示装置63は、表示信号を受けて、回転速度
差が0−20 (rpm>であれば、LED63aを点
灯し、20−30(rpa)であれば、LED63bを
点灯して、30−40 (rpm)であれば、LED6
3cを点灯し、40 (rpm)以上であれば、LED
63dを点灯する6 また、コントロールユニット62には、ステアリング角
検出器64からの操舵角信号が入力するように構成され
ており、コントロールユニット62および表示装[63
は警告灯65に結線されてい1゛1°゛′°”1°1t
x=h”(t’16      。
ようになっている。
4輪駆動用連結装置本体13は、第2図に示すように、
油圧ポンプ(油圧式連結機構)としでのベーンポンプ■
Pとこれに付属する油圧回路21とで構成されており、
ベーンポンプ■Pのロータ19が、前輪9に駆動力を伝
達する第1の回転軸11に連結されるとともに、ハウレ
ンゲ20を構成するカムリング部20aおよび7ランジ
が、後輪16に駆動力を伝達する第2の回転軸14に連
結されている。
この油圧ポンプとしてのベーンポンプVPには、そのロ
ータ19の外周面19aに周方向に等間隔に多数(ここ
では、10個)の孔部19bが形成されていて、この多
数の孔部19bのそれぞれには、カムリング部20aの
内周面20dに摺接しうるベーン18が嵌挿されている
さらに、ハウシング20のカバーとベーン18およびロ
ータ19との軸方向の隙間が所定値以下となるように、
各部が形成されており、油膜が切れないようになってい
る。
また、ベーンポンプ■Pは、その回転数に比例した油量
を吐出するものであり、ロータ19とカムリング部20
aとの間に相対回転、すなわち、対回転が生ずると油圧
ポンプとして機能して油圧を発生する。
ベーンポンプ■Pの吐出口()1ウジング20に対する
ベーン18の相対的回転方向先端の吸込吐出口22〜2
7がこれに相当)を塞ぐことにより、油を介してその静
圧でロータ19とカムリング部20aとが剛体のように
なって一体に回転される。
このため、カムリング部20aとロータ19との間には
、回転中心線から120°間隔に3つのポンプ室36〜
38が形成され、また、回転方向基端側に位置したと軽
吸込口となり先端側に位置したとき吐出口となる6個の
吸込吐出口22〜27がほぼ120°閏隔に形成してあ
り、それぞれ同一機能をなす120°間隔の吸込吐出口
22,24゜26と吸込吐出口23,25,27とが、
それぞれカムリング部20mの回転状態でも固定側に油
を送通し得る機構を介して第1油路OL、と第2油路O
L 2とで連通されている。
また、第1油路OL、と第2油路OL、どの開に、それ
Pれ千、−!/り$28.29.29’ を介l−でオ
イル溜30が連通され、オイル溜30がら各油路OL、
、OL2への流れのみが許容されるとともに、第1油路
OL、と第2油路OL2との間に流出のみを許容する相
対向した2つのチェック弁31.32を介して両油路O
L、、OL2が連通され、この2つのチェック弁31.
32の中間部が油路40を介してリリーフ弁33に連通
している。
このリリーフ弁33のスプリング34側である中間部を
通じて、オイル溜30およびチェック弁29′と2つの
チェック弁28,29との間には、連通路35が設けら
れている。
このような油圧回路21とすることで、ロータ19とカ
ムリング部20aとの相対回転方向によらず、常に吐出
圧がリリーフ弁33の弁体に作用し、オイル溜30が吸
込口と連通することになる。
また、ベーンポンプVPのハウジング20を構成するカ
バーお上V7ランノは、それぞれベアリングを介してト
ランスミッシaンケース44に軸支されている。
ベーンポンプ■Pのロータ19にスプライン係合部を介
して連結された第1の回転軸11は、スプライン係合部
の両側において、ブッシング(軸受)を介してそれぞれ
カバーおよびプレッシャリテーナに軸支されている。
さらに、ハウジング20の内周面20dに摺接するベー
ン18の先y11部18aは、回転方向Bにおいて、高
圧の吐出側吸込吐出口24から低圧の吸込側吸込吐出口
23へ向かうにしたがい半径の減少するエツジ形状に形
成されている。
そして、ベーン18の底部18bは、吐出側吸込吐出口
24からの吐出圧をチェック弁32および流路40を通
じて減圧された作動圧を受けて、ベーン18の先IW1
saはハウジング20の内周面20dへ付勢される。
さらに、ロータ19とカバーとが摺接する軸方向摺動部
およびロータ19とプレッシャリテーナ8カ、4□、ヵ
。イカ3.ユ1よ、8□。、□     〈が形成され
て、各油圧室に油路40が連通するようになっている。
すなわち、油圧室は、各吸込吐出口22.24゜26に
接続する第1油路OL、にチェック弁32を介して連通
して高油圧を受けるとともに、各吸込吐出口23,25
.27に接続する第2油路OL2にチェック弁31を介
して連通して高油圧を受けるようになっている。
また、ロータ19の両端面に、第2図中の2点鎖線で示
すようなスプリング67またはリング等を軸部66を介
して取り付けて、ベーン18の底R181)を半径方向
に付勢するようにしてもよい。
本発明の実施例としての4輪駆動車の4輪駆動状態表示
装置は上述のごとく構成されているので、このベーンポ
ンプをそたえた4輪駆動用連結装置では、車両の通常の
直進状態において、前輪9と後輪16とのタイヤの有効
半径が同一で、タイヤのスリップ回転速度が少ないこと
から、4輪駆動用連結装置本体13に接続する第1の回
転軸11とPt52の回転柚14との間に回転速度差が
生じな111゜ したがって、ベーンポンプ■Pでは油圧の発生はなく、
後輪16に駆動力が伝達されず、前輪9のみによる前輪
駆動となる。
この状態においては、前輪9と後輪16との回転速度差
が小さく、0〜20 (rpm)になるので、LED6
3aが点灯して、[2W D 、1の表示が行なわれる
しかし、車両の直進加速時のように、大きなスリップが
な(でも通常前輪9が約1%以内でスリップする状態で
は、これによる回転速度差が第1の回転軸11と第2の
回転軸14との間に生じると、ベーンポンプvPが機能
してこの回転速度差に応じた油圧が発生し、ロータ19
とカムリング部20aとが一体になって回転し、この油
圧とベーンの受圧面積とに対応した駆動力が後輪16に
伝達されて4輪駆動状態になる。
この状態においては、前輪9と後輪16との回転速度差
に応じて、適宜LED63a〜63dのいずれかが点灯
して、運松者に2WDから4WDまでの中間状態ないし
4WDa!!!!を表示する。
そして、後述する前輪9と後輪16との回転速度差があ
る場合においても、同様である。
この場合、ベーンポンプVl)における油の流れは、相
対的にロータ19が回転することになり(tJS2図中
の符号B参照)、吸込吐出口23.25.27が吸込口
となってチェック弁28を介してオイル溜30から油が
吸込まれる一方、吸込吐出口22゜24.26が吐出口
となってチェック弁29.31を閉じると同時にチェッ
ク弁32.油路40を介してリリーフ弁33に油が導か
れる。
なお、第2図中、実線矢印は吐出油の流れを示しており
、破線矢印は吸込油の流れを示している。
本実施例では、第2図に示す相対的回転方向Bにおいて
、第1油路OL、が吐出圧を受けるが、この吐出圧に、
各吸込吐出口22,24,26の脈動のピークの位相が
異なる吐出圧が重畳されて、その脈動も重畳されるが、
脈動のピークの位相が異なるので、重畳された脈動の変
動値は、各吐出圧の1つものにおける脈動の変動値に等
しくなる。
また、油路40と内径側底部19cとが連通しているの
で、常時ベーン18がカムリング部20aの内周面20
dへ付勢されて、エンジン1の始動時におけるベーンポ
ンプvPの駆動力伝達特性が改善される。
さらに、各吸込吐出口22〜27における吐出側の受圧
面積が各ボートにおいて異なるが、第2の回転軸14が
ブッシング(軸受)を介してハウジング20に軸支され
ているので、ロータ19にかかる半径方向の力にアンバ
ランスが発生しても、ロータ19を支持することができ
、本実施例では、吐出ボートにおける半径方向の荷重ベ
クトルの和がゼロになるように、吸込吐出口22〜27
の位置や大きさならびにカムリング部20aの内周面2
0dの形状が決められている。
次に、後輪16の回転速度に比べ前輪9の回転速度が非
常に大きくなる場合、例えば雪路での前輪9のスリップ
時や急加速時あるいはブレーキ時の後輪16がロック気
味となる場合には、4輪部         恍動用連
結装置本体13に接続する第1の回転軸11と第2の回
転軸14との間の回転速度差が非常に大きくなる。
これにより、ベーンポンプVPjは、第2図に示す状態
の油の流れが生じて大きな油圧が発生するが、所定値を
超えると、リリーフ弁33がスプリング34に抗してI
W4き吐出圧がほぼ一定に制御され、後輪16に一定の
吐出圧に対応した一定の駆動力が伝達された4輪駆動状
態となる。
そして、前輪9の回転速度が減少するとともに、後輪1
6の回転速度が増大することとなり回転速度差を縮少(
ノンスリップデフと同一機能)するようになる。
このように、前輪9のスリップ状態では後輪16への駆
動トルクが増大されて走行不能となることを回避できる
とともに、後輪16がロック気味の場合には、前輪9の
ブレーキ)ルクを増大して後輪16のロックを防止する
一方、前輪9の回転速度に比べ後輪16の回転速度が非
常に大きくなる場合、例えば前輪9のブレーキ状態でロ
ック気味となる場合では、4輪駆動用連結装置本体13
に接続する第1の回転軸11と第2の回転軸14との間
に、上述とは逆方向に一1ヒ4#+4−&−麹す声6;
1−に二:d1罰−一!ユIル1−!これにより、ベー
ンポンプVPでは、f52図に示す油の流れと逆方向の
油の流れが生じ、吸込吐出口22,24.26が吸込口
となり、チェック弁29.29’ を介してオイル溜3
0から油が吸込まれる一方、吸込吐出口23,25.2
7が吐出口となり第1油路OL、を経てチェック弁28
.32を閉じて、チェック弁32からリリーフ弁33に
導かれた大きな油圧が作用するが、この油圧ちり17−
7弁33により一定に保持され一定の駆動力が後輪16
に伝達されて4輪駆動状態となる。
そして、後輪16へのブレーキトルクを増大して前輪9
のロックを防止する。
また、通常の旋回走行時には、前輪9の回転速度が後輪
16の回転速度よりわずかに大きく、前輪9にブレーキ
トルクが作用し、後輪16に駆動トルクが作用した4輪
駆動状態となって旋回走行がなされる。
このように、4輪駆動用連結装置本体13で吐出圧をリ
リーフ弁33により一定値以上とならないように制御す
ることで、従来パートタイム4輪駆動車で4輪駆動状態
を必要とする場合には運転者の操作が必要であったもの
が、自動的に4輪駆動と2輪駆動との切換が行なわれる
とともに前輪9と後輪16との回(速度差に応じた駆動
力による4輪駆動状態が得られる。
また、前後輪回転数N F v N Rの変動の小さな
定常走行(40〜60ka+/時)において、前輪9お
よび後輪16に大きな回転速度差があるときは、警告灯
65を点灯ないし点滅させ=C停止の警報を与える。
さらに、ステアリング角(操舵角)と、前輪回転数NF
と、後輪回転数N、とに応じて、異常運転状態となれば
、警告灯65を点灯ないし点滅させる。
また、従来のフルタイム4輪駆動車では必ず装備されて
いたセンタデフに比べ、本装置では、小型コンパクト化
をはかることができるとともに重量軽減もはかれ、コス
ト低減ともなる。
このように、本実施例によれば、簡素な構成で、次のよ
うな効果ないし利点を得ることができる。
(1)前輪と後輪との差回転が許容されるので、パート
タイム4輪駆動車のタイトコーナブレーキング現象など
の不具合や運転操作の煩雑さを解消できる。
(2)第1の回餐軸と第2の回啄軸との間で、速く回っ
ている方から遅く回っている方へ力が伝達されるので、
前輪ないし後輪の一方が過回転することはなくなり、ホ
イルスピンを確実に防1ヒでき、車両の安全性に寄与し
うる。
(3)フルタイム4輪駆動車に、従来装備されていたセ
ンタデフに比べ、小型・軽量とすることができ、低コス
ト化にも寄与しうる6 (4)従来、車輪の空気圧検出機構として高価な装置を
用いていたのに対して、安価な車輪用空気圧検出機構を
実現でbる。
非直結式連結機構として従来公知のセンタデフお上りL
SD(リミテッドスリップデフ*たは)7X ’) y
lY7)tgf@y、ア403、ユ。81.;1動阜の
定常走行(40〜60klIl/時)時に、前輪駆動系
Fの駆動軸と後輪駆動系Rの駆動軸との間の回転速度差
が大きいと、これを表示装置において表示でさ、前後輪
のタイヤ半径に不同があることを知らせることができる
そして、常時、回転速度差が大きい場合に生じる、LS
D用クツクラッチ損や劣化を未然に回避することができ
る。
なお、演算器62dにおいて、その出力としての表示信
号を、例えば、前後輪9,16の回転速度差と前輪9と
の比tlNr  NRI/NFIとして演算するように
してもよい6 〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明の4輪駆動車の4輪駆動状
態表示装置によれば、自動車の前輪に駆動力を伝達する
前輪駆動系と、後輪に駆動力を伝達する後輪駆動系と、
上記の前輪駆動系と後輪駆動系との間に介装されて相互
に駆動力を伝達しうる非直結式連結機構とをそなえ、上
記前輪駆動系の回転速度を検出する第1の回転数検出器
と、上記後輪駆動系の回転速度を検出する第2の回転数
検出器とが設けられるとともに、上記のpISlお上r
/ FIL 9 tn l1il lI[P Hz M
h生Hhll−171m ;It m 番1.− $づ
弧1・記の前輪と後輪との回転速度差を演算する演算器
と、同演算器からの信号を受けて上記回転速度差を表示
する表示装置とが設けられるという簡素な構造で、次の
ような効果ないし利点を得ることができる。
(1)前輪と後輪との回転速度差を運転席等に配設され
た表示装置において表示できるので、時々刻々の運転状
態を運転者に認識させることができる。
(2)上記第1項により、搭載された非直結式連結機構
の駆動状態に応じて予め求められた表示と、自動車の現
在の運転状態における表示とを比較することによって、
4輪駆動状態となっていることを運転者は知ることがで
きる。
(3)上記第2項により、加減速時や高速走行、低摩擦
路、悪路などで4輪駆動となっていることを確認するこ
とができ、これにより、安心して4輪駆動特性(旋回安
定性、操縦安定性、悪路走破性等)を活用することがで
きる。
(4)乾燥路の定常走行において、前後輪に大きな四啄
速度差があることを検出でき、例えば、前後輪のタイヤ
半径に不同がある場合を検出できるので、タイヤ空気圧
の異常または摩耗、タイヤの装着不良を判別することが
できる。
(5)−ヒ記ilA項により、駆動系における動力循環
の発生を防止でき、燃費悪化や駆動系破損を防1卜する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明の一実施例としての4輪駆動車の4
輪駆動状態表示装置を示すもので、第1図はその全体構
成図、第2図はそのベーンポンプと油圧系とを示す構成
図、13図はそのブロック図、第4図はその作用を示す
グラフである。 1・・横置エンノン、2・・変速機、3・・出力軸、4
・・ドライブギヤ(または4速カウンタギヤ)、7・・
ギヤ、9・・前輪、10・・差動装置、10a・・リン
グギヤ、11・・第1の回転軸(内軸)、lla・・ギ
ヤ、12・・プロペラシャフト、13・・非直結式連結
機構(ベーンポンプ型連結機構)としての4輪駆動用連
結装置本体、14・・第2の回転軸(外軸)、14a・
・キ′ヤ、15.15’  ・・ベベル歯車機構、15
a、15’a・・ギヤ、16・・後輪、17・・差動装
置、17a・・ギヤ、18・・ベーン、18a・・先端
部、18b・・底部、19・・ロータ、19a・・外周
面、19b・・孔部、19c・・内径側底部、2゜・・
ハウジング、20a・・カムリング部、20d・・内周
面、21・・油圧回路、22〜・27・・吸込吐出口、
28,29.29’  ・・チェック弁、30・・オイ
ル溜、31.32・・チェック弁、33・・リリーフ弁
、34・・スプリング、35・・連通路、36〜38・
・ポンプ室、4o・・油路、44−−)ランスミッシa
ンヶース、54・・油路、59・・油圧室、59a・・
内側、59b・・外側、60・・WSlの回転数検出器
としてのセンサ(ピックアップ)、61・・第2の回転
数構         喉出器としてのセンサ(ピック
アップ)、62・・コントロールユニット、62a、6
2b・・カウンタ、62c・・タイマ、62d・・演算
器、63・・表示装置、63a〜63d・・LEDl 
64・・ステアリング角検出器、65・・警告灯、66
・・軸部、67・・スプリング、A・・車体、F・・前
輪駆動系、OL、・・Pt51油路、OL、2・・第2
油路、R・・後輪駆動系、■P・・ベーンポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 自動車の前輪に駆動力を伝達する前輪駆動系と、後輪に
    駆動力を伝達する後輪駆動系と、上記の前輪駆動系と後
    輪駆動系との間に介装されて相互に駆動力を伝達しうる
    非直結式連結機構とをそなえ、上記前輪駆動系の回転速
    度を検出する第1の回転数検出器と、上記後輪駆動系の
    回転速度を検出する第2の回転数検出器とが設けられる
    とともに、上記の第1および第2の回転数検出器からの
    検出信号に基づき上記の前輪と後輪との回転速度差を演
    算する演算器と、同演算器からの信号を受けて上記回転
    速度差を表示する表示装置とが設けられたことを特徴と
    する、4輪駆動車の4輪駆動状態表示装置。
JP1323185A 1985-01-24 1985-01-24 4輪駆動車の4輪駆動状態表示装置 Pending JPS61171615A (ja)

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JP1323185A JPS61171615A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 4輪駆動車の4輪駆動状態表示装置

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JP (1) JPS61171615A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010142136A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 農作業機
JP2018164367A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 本田技研工業株式会社 車輪回転速度調整装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010142136A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 農作業機
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