JPS61170014A - 積層プラスチツクフイルムコンデンサ - Google Patents

積層プラスチツクフイルムコンデンサ

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Publication number
JPS61170014A
JPS61170014A JP986985A JP986985A JPS61170014A JP S61170014 A JPS61170014 A JP S61170014A JP 986985 A JP986985 A JP 986985A JP 986985 A JP986985 A JP 986985A JP S61170014 A JPS61170014 A JP S61170014A
Authority
JP
Japan
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layer
plastic film
film capacitor
nickel
laminated plastic
Prior art date
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Pending
Application number
JP986985A
Other languages
English (en)
Inventor
久芳 渡辺
嶋本 昌司
曽田 俊一
桑田 健治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPS61170014A publication Critical patent/JPS61170014A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はコンデンサに係り、とくに電極としてニッケル
層を設ける両面金属化・両面ラッカリングプラスチック
積層フィルムコンデンサに関するものである。
(従来の技術) 両面金属化・両面ラッカリングプラスチック積層フィル
ムコンデンサ(以下単に積層コンデンサと記す)は、第
1図に断端面を示すように、ポリエチレンテレフタレー
ト(以下PETと記す)からなるベースフィルムl上に
、交互にニッケル層2.3を形成し、さらにその上に一
部を除いて両面に、ポリフェニレンオキサイド(以下P
Poと記す)からなる誘電体層4.5をラッカリングに
より形成してできる長尺フィルムを、適当な長さで10
枚から1000枚を積み重ねて(図示は2枚)熱溶融接
着させ、その積層端面に半田を溶射してこれを電極引出
し部6,7となし、さらに所望の寸法に切断後、電極引
出し部6,7にリード線(図示せず)を溶接し、液体エ
ポキシ樹脂に含浸後加熱硬化して外装することにより完
成される。
このような従来の積層コンデンサにおけるニッケル層2
,3からなる電極、あるいはPPOからなる誘電体層4
.5は、以前は、それぞれアルミニウム及びポリカーボ
ネートが使われてい、た。この材料が変化した理由には (1)耐熱、耐湿性の向上、 (2)小形化指向 があり、さらに現在、それらをニッケル層及び220層
とすることによって、耐蝕性の付与と一層の耐熱性を満
足させているものである。
ところがこの積層コンデンサにおいて、損失角(tan
δ)の不安定による製品歩留りの低下が問題になってい
る。その原因はニッケル層2,3と、電極引出し部6,
7に使用されている半田が極めて相溶しやすく、電極引
出し部形成時にニッケル層2,3の拡散により断線不良
気味となって、直列抵抗値が極めて高くなる為と考えら
れる。この対策としては、 a)電極引出し部を形成する溶射材料を半田ではなく、
合金化しにくい亜鉛或いはアルミニウムを用いる、 b) ニッケル層が拡散しないよう溶射時の温度を低く
する 等の方法が考えられるが、a)の方法の場合、積層コン
デンサとしての必要な耐蝕性が悪く、特にニッケル層2
,3と電極引出し部6,7との間で0.3v以上の接触
電位差を生ずる為、その接触部分が溶射上の欠点である
部分接触の影響もあって特に早く酸化を生じ、その為直
列抵抗が高くなり、したがって損失角(tanδ)が劣
化するという新たな欠点が出てくる。さらにb)の場合
、溶射時の温度が低い為PETとの付着力が低下し、P
ETにより形成したベースフィルム1と電極引出し部6
゜7間の外れによる容量低下が発生しやすいという別の
欠点が生じ、これらの問題点の改善が望まれていた。
(発明の目的) 本発明の目的は上述の従来例の欠点に鑑み、ニッケルを
用いる耐蝕性に優れた積層コンデンサにおいて、その電
極引出し部を安定化させ、したがって損失角(tanδ
)をも安定化し、小形で高信頼性・高耐湿性の積層コン
デンサを歩留り良く安価に提供することにある。
(発明の構成) 本発明は前記従来のニッケル層を設けた積層コンデンサ
において、そのニッケル層の上に他の金属層を形成する
ことにより、電極引出し部の半田を溶射した粒子と、ニ
ッケル層との間に拡散防止層を形成することにより、前
記の目的を達成する。
(実施例) 以下、本発明を図面を用いて説明する。第2図は本発明
の一実施例を示す断面図で、積層コンデンサの単位層を
形成するベースフィルム部分の断面を示している。
単位層は図のように厚み1.5μm、幅4+mのPET
からなるベースフィルム21の両面に、厚み400人の
ニッケル層22.23を真空蒸着により形成し、さらに
その上に厚み300人のアルミニウム層24.25を真
空蒸着により形成し、ついでジクロルメタンにPPOを
7重量%及び接着剤としてエチレン酢酸ビニルコポリマ
を0.4重量%溶解したラッカ液を用い、厚み0.5μ
mの誘電体層26.27を形成したものである。
このようにして得た長尺の両面金属化・両面ラッカリン
グしたプラスチックフィルム(ベースフィルム)からな
る単位層を、400枚積層し、熱溶融接着させた後、錫
を40重量%含有している半田を厚み0.5m+どなる
まで溶射して電極引出し部(図示せず)を形成し、4閣
の長さに切断し、0.45am径のリード線を溶接し、
厚み0.2騰にエポキシ樹脂で外装し積層コンデンサを
完成した。その結果静電容量0.12μF、損失角0.
0025、絶縁抵抗lX1011Ω以上のコンデンサが
製造でき、損失角の不良率は0.5%以下と安定し、安
価で特性の優れた積層コンデンサが得られた。
なお、上記実施例においてアルミニウム層を50人の厚
さに設けた場合でも、同様の結果を得ることができた。
本発明は上述のように電極層の表面に、拡散防止層とし
て他の金属層を設けるものであるが、一般に、金属層の
形成には真空蒸着が適し、金属材料としては亜鉛、アル
ミニウム、銀、銅等がある。
しかし、銅は本発明においては溶射時の温度で酸化しや
すく、銀は電極引出しに困難性が西るとともに高価であ
り、また亜鉛は非常に腐蝕しやすいため、溶射時に既に
亜鉛自身が酸化する欠点があり、そのため損失角(ta
nδ)不良を起し、アルミニウムは溶射後も比較的酸化
しに<<、損失角(tanδ)が非常に安定である。
(発明の効果) 以上詳細に説明して明らかなように、本発明は、積層フ
ィルムコンデンサの単位層の電極層上に他の金属層を設
けて、電極引出しの際の半田と電極層との相溶による金
属層としてのニッケル層の拡散を防止し、よって従来の
欠点を改善するもので、上記他の金属としてアルミニウ
ム層を形成した結果、従来無極性で接着性の低かったp
po誘電体層がベースフィルムにしっかり接着されるよ
うになった為、220層の積層工程での剥離が減少し、
作業性が向上する効果もあり、歩留りよく小形で高信頼
性・高耐湿性の積層コンデンサが提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の両面金属化・両面ラッカリング積層コ
ンデンサの切断面を伴う斜視図、第2図は本発明の両面
金属化・両面ラッカリングフィルムの断面図である。 21・・・ベースフィルム、22.23・・・ニッケル
層、24.25・・・アルミニウム層、26.27・・
・誘電体層。 特許出願人 松下電器産業株式会社 ”’i1hl

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ニッケル層を電極として設ける積層プラスチック
    フィルムコンデンサにおいて、ニッケル層の表面に他の
    金属層を設けたことを特徴とする積層プラスチックフィ
    ルムコンデンサ。
  2. (2)ニッケル層の表面に設ける金属層が50〜300
    Åの厚さのアルミニウム層であることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の積層プラスチックフィルム
    コンデンサ。
JP986985A 1985-01-24 1985-01-24 積層プラスチツクフイルムコンデンサ Pending JPS61170014A (ja)

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JP986985A JPS61170014A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 積層プラスチツクフイルムコンデンサ

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JP986985A JPS61170014A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 積層プラスチツクフイルムコンデンサ

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JPS61170014A true JPS61170014A (ja) 1986-07-31

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ID=11732144

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JP986985A Pending JPS61170014A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 積層プラスチツクフイルムコンデンサ

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JP (1) JPS61170014A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208269A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 形状検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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