JPS61169572A - コンクリ−ト型枠およびその製造方法 - Google Patents

コンクリ−ト型枠およびその製造方法

Info

Publication number
JPS61169572A
JPS61169572A JP852685A JP852685A JPS61169572A JP S61169572 A JPS61169572 A JP S61169572A JP 852685 A JP852685 A JP 852685A JP 852685 A JP852685 A JP 852685A JP S61169572 A JPS61169572 A JP S61169572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zinc
resin
paper
layer
unsaturated polyester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP852685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0380953B2 (ja
Inventor
籾山 久雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Original Assignee
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noda Plywood Mfg Co Ltd filed Critical Noda Plywood Mfg Co Ltd
Priority to JP852685A priority Critical patent/JPS61169572A/ja
Publication of JPS61169572A publication Critical patent/JPS61169572A/ja
Publication of JPH0380953B2 publication Critical patent/JPH0380953B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンクリート型枠およびその製造方法に関する
もので、コンクリートとの剥離性が良く、かつ転用回数
の多いコンクリート型枠を得ようとするものである。
〔従来の技術〕
従来この種のコンクリート型枠としては、合板の表面に
アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂などを厚く層状に塗布
形成したコンクリート型枠(一般に塗装型枠と呼ばれて
いる)が提供されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これらコンクリート型枠においては表面が平滑面に形成
されており、コンクリートのアンカー効果による密着力
は低下されているので、その離型効果は向上された門警
膜による防水性の向上によって合板自体の耐久性を向上
されているために、同等表面処理の施されていない合板
型枠に比してその型枠としての転用回数は増加された。
すなわち、合板型枠1〜3回転用、塗装型枠5〜7回転
用が一般的な転用回数である。
しかしながら、塗装型枠においては表面が平滑であるた
め、コンクIJ  )面が鏡面的に仕上げられ、そのコ
ンクリート面へのモルタルの塗継ぎ施工の場合、モルタ
ルとアンカー効果による密着力が低下し、剥離が発生し
易くなるという問題点を残している。
さらに塗膜表面が弱く、コンクリートの打設時の衝撃、
摩耗によって表面を損傷され易く、その損傷による離型
効果の低下また長期使用において塗膜面に日割れが発生
するなど問題点を有する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の問題点を解決するため、基板1上に亜鉛
あるいは亜鉛化合物を添加混合してなる不飽和ポリエス
テル樹脂を塗布し、この不飽和ポリエステル樹脂が未硬
化の状体において、紙3をその上面に載置して樹脂未硬
化紙積層板状体Aを形成しこの樹脂未硬化紙積層板状体
Aを不飽和ポリエステル樹脂が未硬化の状態において複
数枚堆積し、その堆積期間中紙3の樹脂側の層内に不飽
和ポリエステル樹脂を含浸させかつ重合硬化し、更に得
られた樹脂硬化板状体Bの表面に亜鉛あるいは亜鉛化合
物の水溶液または分散液を塗布含浸して求むるコンクリ
ート型枠を得るものである。
〔作用〕
本発明コンクリート型枠は以上のようにして構成される
ため、次のような作用を有するものである。
(al  本発明コンクリート型枠は紙3と不飽和ポリ
エステル樹脂層2との界面において、不飽和ポリエステ
ル樹脂が含浸されているので樹脂の含浸された紙3の繊
維のもつ柔軟性により樹脂層の塗膜クラックの発生がな
い。
(bl  紙30表面に亜鉛あるいは亜鉛化合物が含浸
されているため、コンクリート型枠をコンクリートに打
設したとき、打設コンクリートの界面領域(コンクリ−
ト面の0.2〜0.31の範囲)において亜鉛あるいは
亜鉛化合物中の亜鉛がアルカリ水にてセメントペースト
中に溶出される。
セメント、2−ストは水利反応により硬化がなされるが
、セメントペースト中に亜鉛が溶出されるため、そのと
き生ずる水和反応によりカルシウムシリケート(C−8
−H)と水酸化カルシウム(Ca(OH)2)と亜鉛酸
のカルシウム塩(CaC2n(OH)3H20〕2)が
生成される。
この生成物である亜鉛酸のカルシウム塩(Ca(Zn(
OH)s−H2O)2)  が薄片状あるいは板状の結
晶構造であるため結晶間の絡みつきが弱く結晶間の眉間
剥離が起き易いとともに基板面へのアンカー効果が低下
する。
また、アルカリと亜鉛の反応による水素の発生に伴ない
、ポーラスな構造を呈するため、型枠とコンクリートの
界面、すなわち、コンクリート面の0.2〜0.3九の
範囲において構造強度が弱くなる。
更に、亜鉛イオンはセメントペーストの水利反応を抑制
(遅延)する作用を有する。
そのためコンクリート型枠と打設コンクリートの界面領
域におけるセメントペーストの密着力が低下され、離型
効果が向上される。
(C)  コンクリート打設時の衝撃、摩耗によるコン
クリート型枠表面が損傷された場合においても、該コン
クリート型枠の表面紙層に亜鉛あるいは亜鉛化合物が含
浸されているとともに、亜鉛あるいは亜鉛化合物の混合
された樹脂含浸紙層、樹脂層が形成されているため損傷
個所における離型効果は低下することはな−い。
(dl  更に、コンクリート面は上記のように紙3表
面の亜鉛含浸層3bの存在により粗面状に形成されると
ともにコンクリート型枠が剥離される時、紙3の一部が
剥離して残されるため、化粧モルタルを上塗りする場合
、該化粧モルタルのアンカー効果が低下することがない
さらに、またコンクリート型枠は前述したように樹脂未
硬化紙積層板状体Aを堆積することにより大量生産を可
能とした。
〔構成の説明〕
第1図のように基板10表面にロールコータ−。
フローコーター、スプレーなどの塗装々置を用いて硬化
剤、促進剤及び亜鉛あるいは亜鉛化合物を添加混合され
た不飽和ポリエステル樹脂を塗布して未硬化不飽和ポリ
エステル樹脂層2を形成する。
基板1として合板、繊維板、木削片板などを用い、不飽
和、t? IJエステル樹脂としては、ワックス添加型
不飽和、N IJエステル樹脂あるいはノンワックス型
不飽和、t? IJエステル樹脂などを用いる。
硬化剤としてはベンゾイルパーオキサイド、メチルエチ
ルケトン、パーオキサイド、アセチルノ?−オキサイド
、ケトンノ♀−オキサイド、アシルノ9−オキサイドな
ど有機過酸化物硬化剤、促進剤としてはコバルト系促進
剤、バナジウム系促進剤、マンガン系促進剤、第3級ア
ミン系促進剤などを用いる。
亜鉛あるいは亜鉛化合物とは粒状または粉末状の亜鉛及
び酢酸亜鉛、炭酸亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、酸化亜鉛
、水酸化亜鉛、硫酸亜鉛、硫化亜鉛、亜硫酸亜鉛などを
含む亜鉛化合物などいずれでもよい。
たとえば硬化剤としてメチル・エチル・ケトソノ9−オ
キサイド50〜60チ添加物を0.1〜1チ添加また亜
鉛化合物として硫酸亜鉛の粉末を5%添加された不飽和
、t? IJエステル樹脂をロールコータ−を用いて4
0〜80 /l / m”塗布する。
その上面に、直ちに70−コーターを用いてコバルト系
促進剤であるナフテン酸コバルト3〜10チ添加物を、
0.1〜1チ添加する。また亜鉛化合物として硫酸亜鉛
の粉末を5チ添加された不飽和ポリエステル樹脂を同じ
く40〜s o flaw?塗布して未硬化不飽和、t
? IJエステル樹脂層2を形成する。
つぎに該樹脂が未硬化の状態においてすなわち未硬化不
飽和ポリエステル樹脂層2上にラミネーター装置を用い
て紙3を貼着する。
不飽和41Jエステル樹脂はモノマー類(多くはスチレ
ン)に溶解したものを用−・る。
祇3としては、サランあるいは未ザラシの薄葉紙、厚紙
、不織布、合成紙などいずれを用いてもよい。
かくして基板10表面に未硬化不飽和、−)? IJエ
ステル樹脂層!、更にその表面に紙3の積層された樹脂
未硬化紙積層板状体Aを堆積し、その堆積期間中に不飽
和ポリエステル樹脂層を重合硬化する。
このようにして樹脂未硬化紙積層板状体Aを長時間堆積
すると、不飽和、t? IJエステル樹脂の未硬化層2
′と紙3との界面において堆積により該樹脂は紙3に含
浸される。この含浸層を樹脂含浸層3aとも呼ぶ。
不飽和、)? IJエステル樹脂はモノマー類(多くは
スチレン)に溶解した型となっており、該樹脂の未硬化
層2′の表面に紙3が形成されているために、該スチレ
ンモノマーが揮散し、該スチレンモノマーは不飽和ポリ
エステル樹脂の含浸されない紙3の繊維間に充満される
。そのために、不飽和、41Jエステル樹脂の未硬化層
2′は空気(空気中の酸素)との接触を遮断されるとと
もに硬化剤、促進剤の働きによって重合硬化がなされる
。このようにして紙3の不飽和ポリエステル樹脂層2側
の層内に樹脂含浸硬化層3aが形成される。
このようにして、基板10表面に不飽和、t? IJエ
ステル樹脂層2 、 ニー’と、該樹脂層上に祇3が貼
着されると共に紙層3界面において少なくとも不飽和ポ
リエステル樹脂が含浸され、重合硬化された樹脂含浸層
3aが得られる。
更に得られた板状体の表面にロールコータ−970−コ
ーター、スプレーなどの塗装々置を用いて、亜鉛あるい
は亜鉛化合物を添加混合された合成樹脂を塗布する。こ
のようにして亜鉛含浸層)が形成される。
亜鉛あるいは亜鉛化合物とは亜鉛及び酢酸亜鉛、炭酸亜
鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、硫酸
亜鉛、硫化亜鉛、亜硫酸亜鉛などを含む亜鉛化合物など
いずれでもよくその水溶液または分散液を用いる。
進 水溶液または分散液の紙層内への浸透を促咋るために該
液中に浸透剤(界面活性剤)を添加してもよい。
亜鉛あるいは亜鉛化合物の水溶液または分散液を塗布含
浸した後乾燥装置を用いて乾燥しコンクリート型枠が得
られる。
〔発明の効果〕
(al  基板1表面に樹脂層2、樹脂含浸紙層2a、
祇3が形成され、該樹脂層2には不飽和ポリエステル樹
脂が用いられているので、コンクリートとの離型が良く
、剥離性が向上された。
(−表面に形成された樹脂層による防水性によつ1如〃
−クリートのアルカリ水による基板1への浸蝕保護、該
不飽和ポリエステル樹脂により耐摩耗性、耐衝撃性、耐
薬品性が向上された。
(c)シかも、樹脂の含浸された祇3の繊維のもつ柔軟
性により、該樹脂層の塗膜クラックの発生がなくコンク
リート型枠としての転用回数は著しく増大された。
(d)  また、コンクリート打設硬化後のコンクリー
ト面がコンクリート型枠表面に紙3が積層されているた
め、適度のザラツキ面を呈し、そのコンクリート面への
化粧モルタルの塗継ぎが良好に行える。
(el  基板の表面に亜鉛あるいは亜鉛化合物の混合
された樹脂層2と表面紙3に亜鉛あるいは亜鉛化合物が
含浸されており、打設コンクリートのアルカリ水による
含浸された亜鉛の溶出の影響によりコンクリートの密着
力を低下その剥離性が向上する。
(f)  型枠としての転用の都度、亜鉛の溶出が行な
われるとともにコンクリート打設により表面が損傷した
場合においても、含浸された亜鉛の溶出が行なわれるた
め離型効果が低下することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明製造方法の第1行程の説明図、第2図:
同じく第2行程の説明図、 第3図:同じく第3行程の説明図、 第4図二本発明コンクリート型枠の側面図。 1・・・・・・基板、  2・・・・・・不飽和、t?
 IJエステル樹脂層、  2・・・・・・未硬化不飽
和ポリエステル樹脂層、 3・・・・・・紙、  3a・・・・・・樹脂含浸層、
  3b・・・・・・亜鉛含浸層、 A・・・・・・樹脂未硬化紙積層板状体、B・ト・・・
・・樹脂硬化板状体。 F10]

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板(1)の表面に亜鉛あるいは亜鉛化合物を混合
    された不飽和ポリエステル樹脂層(2)と、該樹脂層(
    2)上に紙(3)が積層され、 紙(3)の前記樹脂層(2)側の層内において少なくと
    も不飽和ポリエステル樹脂が含浸され重合硬化されてい
    る樹脂含浸層(3a)が、 また紙(3)の表面側の層内において亜鉛あるいは亜鉛
    化合物が含浸された亜鉛含浸層(3b)が形成されてい
    る、 ことを特徴とするコンクリート型枠。 2、基板(1)の表面に亜鉛あるいは亜鉛化合物を混合
    した不飽和ポリエステル樹脂を塗布し、該不飽和ポリエ
    ステル樹脂が未硬化の状態 において、その表面に紙をオーバーレイして樹脂未硬化
    紙積層板状体(A)を形成した後、該紙積層板状体(A
    )をその不飽和ポリエステル樹脂が未硬化の状態におい
    て複数枚堆積し、この堆積期間中に紙の樹脂側の層内に
    不飽 和ポリエステル樹脂が含浸されるとともに、この不飽和
    ポリエステル樹脂を重合硬化した樹脂硬化板状体(B)
    を形成し、 更に得られた樹脂硬化板状体(B)の表面に亜鉛あるい
    は亜鉛化合物の水溶液または分散液を塗布含浸した後、
    乾燥して求むるコンクリート型枠を得る、 ことを特徴とするコンクリート型枠の製造 方法。
JP852685A 1985-01-22 1985-01-22 コンクリ−ト型枠およびその製造方法 Granted JPS61169572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP852685A JPS61169572A (ja) 1985-01-22 1985-01-22 コンクリ−ト型枠およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP852685A JPS61169572A (ja) 1985-01-22 1985-01-22 コンクリ−ト型枠およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61169572A true JPS61169572A (ja) 1986-07-31
JPH0380953B2 JPH0380953B2 (ja) 1991-12-26

Family

ID=11695585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP852685A Granted JPS61169572A (ja) 1985-01-22 1985-01-22 コンクリ−ト型枠およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61169572A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0380953B2 (ja) 1991-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61169572A (ja) コンクリ−ト型枠およびその製造方法
JPS61199904A (ja) コンクリ−ト型枠およびその製造方法
JPS61199948A (ja) コンクリ−ト型枠およびその製造方法
JPH0377914B2 (ja)
JPH0457828B2 (ja)
JPS61113964A (ja) コンクリ−ト型枠およびその製造方法
JPH0413321Y2 (ja)
JPH0417125B2 (ja)
JPS5819831B2 (ja) コンクリ−トユカニオケル ゴウセイジユシトリヨウシアゲホウホウ
JPH08309717A (ja) セメント硬化遅延用フィルムおよびその製造方法
JPH07279413A (ja) コンクリート打設用型枠及び型枠貼付用シート
JPS6344074A (ja) コンクリ−ト型枠
JP7060055B2 (ja) 施工方法
JPH10101456A (ja) コンクリート打継面の処理剤及び処理方法
JPS61120739A (ja) ラミネ−ト化粧板およびその製造方法
JPS6019846Y2 (ja) ガラス繊維製建築用板
JP2003246662A (ja) コンクリート接着強化剤およびモルタル接着強化壁施工方法
JPS6233607A (ja) コンクリ−ト又はモルタルに保護膜を形成する方法
JPS5927063A (ja) 建築用下地材の養生方法
JPS61120740A (ja) 化粧板およびその製造方法
JPH0472591B2 (ja)
JPH0244996Y2 (ja)
JPS5830270B2 (ja) プレキャストコンクリ−ト板の素地調整方法
JP2002226284A (ja) セメント瓦
JP2003231392A (ja) セメント系固化材への転写シート及び転写方法