JPS61168375A - ソリツドゴルフボ−ル用ゴム組成物 - Google Patents
ソリツドゴルフボ−ル用ゴム組成物Info
- Publication number
- JPS61168375A JPS61168375A JP60009676A JP967685A JPS61168375A JP S61168375 A JPS61168375 A JP S61168375A JP 60009676 A JP60009676 A JP 60009676A JP 967685 A JP967685 A JP 967685A JP S61168375 A JPS61168375 A JP S61168375A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- golf ball
- rubber
- solid golf
- rubber composition
- unsaturated carboxylic
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は新規なソリッドゴルフボール用の高反撥性ゴム
組成物に関する。
組成物に関する。
(従来技術)
従来ソリッドゴルフボールには一体成形品で構成される
ワンピースゴルフボールとソリッドコアをカバーで被覆
したツーピースゴルフボール及びソリッドコアとカバー
との間に適当な1ないし複数の中間相を有する多層構造
のゴルフボールがある。
ワンピースゴルフボールとソリッドコアをカバーで被覆
したツーピースゴルフボール及びソリッドコアとカバー
との間に適当な1ないし複数の中間相を有する多層構造
のゴルフボールがある。
これらソリッドゴルフボールとしてその耐衝撃性を向上
させるためにα、β−モノエチレン系不飽和カルボン酸
の金属塩等の不飽和結合を有するモノマーを共架橋剤と
して配合したものが知られているが、これは反面反撥弾
性を低下する傾向にある。
させるためにα、β−モノエチレン系不飽和カルボン酸
の金属塩等の不飽和結合を有するモノマーを共架橋剤と
して配合したものが知られているが、これは反面反撥弾
性を低下する傾向にある。
従来α、β−モノエチレン系不飽和カルボン酸の金属塩
モノマーをソリッドゴルフボールの組成として用いた場
合これらの七ツマ−が遊離基開始剤によってゴム成分と
して用いられるポリブタジェン主鎖にグラフトされ、い
わゆる共架橋剤として働くもので、これによりボールに
適度の硬さと耐久性を与えるものと考えられている。
モノマーをソリッドゴルフボールの組成として用いた場
合これらの七ツマ−が遊離基開始剤によってゴム成分と
して用いられるポリブタジェン主鎖にグラフトされ、い
わゆる共架橋剤として働くもので、これによりボールに
適度の硬さと耐久性を与えるものと考えられている。
しかしながら共架橋される際に生ずるグラフト分子鎖が
長くなると、ポリブタジェンゴムに他のポリマーをブレ
ンドしたのと同様の結果を招く。
長くなると、ポリブタジェンゴムに他のポリマーをブレ
ンドしたのと同様の結果を招く。
例えば最も良好な反18弾性を示すとされているポリブ
タジェンに他のポリマーを配合する事は、結果的にはゴ
ルフボールの反撥弾性の低下をきたす事になる。現に、
α、β−モノエチレン系不飽和カルボン酸のポリマーを
作成し、前記ソリッドボールの系に5重量部ブレンドす
る事により反IB性能低下を生じる事は良く知られてい
る。
タジェンに他のポリマーを配合する事は、結果的にはゴ
ルフボールの反撥弾性の低下をきたす事になる。現に、
α、β−モノエチレン系不飽和カルボン酸のポリマーを
作成し、前記ソリッドボールの系に5重量部ブレンドす
る事により反IB性能低下を生じる事は良く知られてい
る。
(解決すべき問題点)
本発明は前記α、β−モノエチレン系不飽和カルボン酸
等の共架橋に際して生ずるグラフト分子鎖の長さを調整
する事により、適度の硬さと耐久性を付与するとともに
、同時に反IB性能が向上したソリッドゴルフボール用
ゴム組成物を提供することを目的とする。
等の共架橋に際して生ずるグラフト分子鎖の長さを調整
する事により、適度の硬さと耐久性を付与するとともに
、同時に反IB性能が向上したソリッドゴルフボール用
ゴム組成物を提供することを目的とする。
(技術的手段)
本発明は分子鎖中に二重結合を有するポリエーテルを含
有するとともにα、β−モノエチレン系不飽和カルボン
酸の金属塩を共架橋剤として配合したゴム組成よりなる
ソリッドゴルフボール用ゴム組成物。
有するとともにα、β−モノエチレン系不飽和カルボン
酸の金属塩を共架橋剤として配合したゴム組成よりなる
ソリッドゴルフボール用ゴム組成物。
ここでポリエーテルとは主鎖中にエーテル結合−〇−を
有する線状高分子であり、ポリエチレンオキシド、ポリ
プロピレンオキシド、ベントンポリオキシメチレン、ポ
リアセトアルデヒド、ポリホルムアルデヒド、ポリオキ
シデカメチレン等があるが、ポリエチレンオキサイドが
好適に用いられる。
有する線状高分子であり、ポリエチレンオキシド、ポリ
プロピレンオキシド、ベントンポリオキシメチレン、ポ
リアセトアルデヒド、ポリホルムアルデヒド、ポリオキ
シデカメチレン等があるが、ポリエチレンオキサイドが
好適に用いられる。
そして、ポリエーテルの分子鎖に二重結合を有しており
、例えばアクリル酸、メタクリル酸等のビニル系モノマ
ーと前記ポリマーの反応生成物が本発明において使用さ
れる。
、例えばアクリル酸、メタクリル酸等のビニル系モノマ
ーと前記ポリマーの反応生成物が本発明において使用さ
れる。
そして、ポリエーテルは、ゴム成分100に対して、0
.1〜10重量部配合される。
.1〜10重量部配合される。
ここで0.1重量部以下の場合反撥弾性に劣り、一方1
0重量部以上の場合、反撥弾性の効果が飽和し、経済的
にメリットが少ない。
0重量部以上の場合、反撥弾性の効果が飽和し、経済的
にメリットが少ない。
本発明に於いて使用するα、β−モノエチレン系不飽和
カルボン酸は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸
、クロトン酸、ソルビン酸等であり、これらの併用も可
能である。
カルボン酸は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸
、クロトン酸、ソルビン酸等であり、これらの併用も可
能である。
上記のα、β−モノエチレン系不飽和カルボン酸の金属
塩はナトリウム、カリウム等の1価の金属塩のはか2価
の金属塩例えば亜鉛塩、カルシウム塩、マグネシウム塩
、ジルコニウム塩等であるが、特に亜鉛塩が好ましい。
塩はナトリウム、カリウム等の1価の金属塩のはか2価
の金属塩例えば亜鉛塩、カルシウム塩、マグネシウム塩
、ジルコニウム塩等であるが、特に亜鉛塩が好ましい。
本発明の実施に用いられるゴム成分としてはポリブタジ
ェンを単独又はポリブタジェンに天然ゴム、合成ポリイ
ソプレンゴム等をゴム成分の約10重量%以下混合して
用いる。合成ポリイソプレンや天然ゴムが10%を越え
て配合されると、得られたボールの反撥係数が低下する
。
ェンを単独又はポリブタジェンに天然ゴム、合成ポリイ
ソプレンゴム等をゴム成分の約10重量%以下混合して
用いる。合成ポリイソプレンや天然ゴムが10%を越え
て配合されると、得られたボールの反撥係数が低下する
。
本発明ソリッドゴルフボールには、さらにα。
β−モノエチレン系不飽和カルボン酸を重合させる為の
遊離基開始剤、例えばジクミルパーオキサイド等、老化
防止剤、酸化亜鉛等の充填剤を適当量配合する。
遊離基開始剤、例えばジクミルパーオキサイド等、老化
防止剤、酸化亜鉛等の充填剤を適当量配合する。
本発明が優れた効果を生ずる理由は、ポリエーテルの有
するエーテル結合と、α、β−モノエチレン系不飽和カ
ルボン酸金属塩モノマーのカルボキシル基との間に生成
する相互作用が、前記金属塩モノマーの重合特性を変化
させ、好ましいグラフト分子鎖長やグラフト点の数を生
成させるものと思われる。また分子鎖中に二重結合を存
するポリエーテルを導入することにより、このポリエー
テルがゴム成分としてのポリブタジェン及び前記金属塩
モノマーと反応して、ポリエーテル自身が、ゴム組成分
中で凝集するのを防止し、金属塩七ツマ−との相互作用
の確率が増大し、反撥弾性、耐衝撃性に良好な効果を招
来するものと考えられる。
するエーテル結合と、α、β−モノエチレン系不飽和カ
ルボン酸金属塩モノマーのカルボキシル基との間に生成
する相互作用が、前記金属塩モノマーの重合特性を変化
させ、好ましいグラフト分子鎖長やグラフト点の数を生
成させるものと思われる。また分子鎖中に二重結合を存
するポリエーテルを導入することにより、このポリエー
テルがゴム成分としてのポリブタジェン及び前記金属塩
モノマーと反応して、ポリエーテル自身が、ゴム組成分
中で凝集するのを防止し、金属塩七ツマ−との相互作用
の確率が増大し、反撥弾性、耐衝撃性に良好な効果を招
来するものと考えられる。
本発明に基づき得られるソリッドゴルフボールは、前述
の如くワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボー
ル及び多層構造のゴルフボールであってもよく、何れに
於いてもα、β−モノエチレン系不飽和カルボン酸金属
塩等の七ツマ−を単独で使用した場合に比べ著しく優れ
た反撥性能おびフライトキャリー特性を示す。
の如くワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボー
ル及び多層構造のゴルフボールであってもよく、何れに
於いてもα、β−モノエチレン系不飽和カルボン酸金属
塩等の七ツマ−を単独で使用した場合に比べ著しく優れ
た反撥性能おびフライトキャリー特性を示す。
(実施例)
°第1表に示す処方で直径41.5mmのゴルフボール
を製造し、その反撥係数を処方により測定した結果を同
表に示す。
を製造し、その反撥係数を処方により測定した結果を同
表に示す。
表中、コンプレッションは一定の初期歪をボールに与え
た後、一定の荷重を加えた時の歪み量を’/Ioooイ
ンチ車位で表す。
た後、一定の荷重を加えた時の歪み量を’/Ioooイ
ンチ車位で表す。
反撥係数は次の弐に従って算出した。
クラブで実打して
■□ M
e:反撥係数2M:クラブヘッド重i1 (g) 。
m:ボール重量(g)、VH: クラブへ・ノド速度m
/5ecv、:ボール初速度 m/sec そして反tΩ係数指数は比較例1の反撥係数を100と
した時の値である。
/5ecv、:ボール初速度 m/sec そして反tΩ係数指数は比較例1の反撥係数を100と
した時の値である。
フライトキャリーの測定方法はツルーテンパー製のスイ
ングマシンで実打しキャリーを実測した。
ングマシンで実打しキャリーを実測した。
第1表から本発明の実施例はいずれも反撥係数。
コンブレフジョン及びフライトキャリーにおいて総合的
に優れていることが認められる。
に優れていることが認められる。
(発明の効果)
上述の如く本発明は、α、β−モノエチレン系不飽和カ
ルボン酸の金属塩を共架橋剤として配合したゴム組成物
において更に分子鎖中に二重結合を有するポリエーテル
を配合したため、耐衝撃性とともに反撥弾性に優れたソ
リッドゴルフボール用ゴム組成物が得られる。
ルボン酸の金属塩を共架橋剤として配合したゴム組成物
において更に分子鎖中に二重結合を有するポリエーテル
を配合したため、耐衝撃性とともに反撥弾性に優れたソ
リッドゴルフボール用ゴム組成物が得られる。
第1表
注1)両分子SjL%4&こメタクリロイル其を有する
ポリエチレンオキサイドの製造は、日本油脂製、ニソサ
ンポリエチレングリコール#4000(一般式〇〇−C
H2C)1,0−CH2CHOH,分子量3.040)
304 g(0,1モル)及び乾燥ジメチルアニリン2
4.24 g (0,2モル)を乾燥エーテル800m
lに溶解し、攪拌しながらメタクリル酸クロリド20
.8g (0,2モル)を滴下する。滴下後2時間還流
し放冷する。水を加えて固体を完全に溶解し、エーテル
で抽出する。エーテル抽出溶液を合わせて10%硫酸水
溶液で数回洗った後乾燥する。
ポリエチレンオキサイドの製造は、日本油脂製、ニソサ
ンポリエチレングリコール#4000(一般式〇〇−C
H2C)1,0−CH2CHOH,分子量3.040)
304 g(0,1モル)及び乾燥ジメチルアニリン2
4.24 g (0,2モル)を乾燥エーテル800m
lに溶解し、攪拌しながらメタクリル酸クロリド20
.8g (0,2モル)を滴下する。滴下後2時間還流
し放冷する。水を加えて固体を完全に溶解し、エーテル
で抽出する。エーテル抽出溶液を合わせて10%硫酸水
溶液で数回洗った後乾燥する。
注2)日本油脂製ニラサンポリエチレングリコール#4
000゜
000゜
Claims (2)
- (1)分子鎖中に二重結合を有するポリエーテルを含有
するとともにα,β−モノエチレン系不飽和カルボン酸
の金属塩を共架橋剤として配合したゴム組成物よりなる
、ソリッドゴルフボール用ゴム組成物。 - (2)ゴム成分としてポリブタジエンゴムを全ゴム成分
の90重量%以上含有する特許請求の範囲第1項記載の
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60009676A JPS61168375A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | ソリツドゴルフボ−ル用ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60009676A JPS61168375A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | ソリツドゴルフボ−ル用ゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61168375A true JPS61168375A (ja) | 1986-07-30 |
JPH0524935B2 JPH0524935B2 (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=11726811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60009676A Granted JPS61168375A (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | ソリツドゴルフボ−ル用ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61168375A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0394782A (ja) * | 1989-09-08 | 1991-04-19 | Bridgestone Corp | ソリッドゴルフボール及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-01-21 JP JP60009676A patent/JPS61168375A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0394782A (ja) * | 1989-09-08 | 1991-04-19 | Bridgestone Corp | ソリッドゴルフボール及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0524935B2 (ja) | 1993-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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