JPH035181B2 - - Google Patents

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JPH035181B2
JPH035181B2 JP58201934A JP20193483A JPH035181B2 JP H035181 B2 JPH035181 B2 JP H035181B2 JP 58201934 A JP58201934 A JP 58201934A JP 20193483 A JP20193483 A JP 20193483A JP H035181 B2 JPH035181 B2 JP H035181B2
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JP
Japan
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weight
parts
rubber
golf ball
driving range
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58201934A
Other languages
English (en)
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JPS6092780A (ja
Inventor
Kaname Yamada
Katsutoshi Kitao
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP58201934A priority Critical patent/JPS6092780A/ja
Publication of JPS6092780A publication Critical patent/JPS6092780A/ja
Publication of JPH035181B2 publication Critical patent/JPH035181B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は練習場用ゴルフボール、より詳しくは
極めて高い耐久性と低い反撥性とを有する練習場
用ゴルフボールに関する。 一般にゴルフボールはその用途により2種に大
別される。1種はゴルフコースで通常に使用され
るラウンド用ボールであり、他の1種は練習場で
使用される練習場用ゴルフボールである。 上記2種のゴルフボールに要求される性能は、
同じゴルフボールとは言いながら同じとは言い難
い。すなわち、ラウンド用ゴルフボールに要求さ
れる性能は良好な打球感と優れた飛距離あるいは
伸びのある打球、さらにある程度の耐久性が要求
される。 しかしながら、このようなラウンド用ゴルフボ
ールを練習場に用いた場合、何回となく繰返して
使用される練習場用のゴルフボールには耐久性が
著しく悪く、良好な打球感を保有するものの飛距
離が大き過ぎて練習場用には用いることができな
い。一般にゴルフの練習場は、特に日本の場合、
一部の例外を除いて非常に狭い所が多く、フイー
ルドが100mもない所がほとんどである。このよ
うな練習場では、先ず高いネツトを施している
が、打たれたボールはこのネツトに当たり特に初
速度の大きいボールをはじめとする飛距離の大き
いボールは、ネツトを早く損傷し、その寿命を短
くし、しばしば練習場の経営を苦しくする。また
大きな練習場であつてもその全体をネツトで覆い
尽すのはコスト的に不可能である。従つて往々に
して打たれたボールがネツトを飛び越えてしま
う。しかしながら日本のように、民家あるいは他
の施設と隣接している練習場でこのようにボール
が、ネツトを飛び越すことは非常に危険である。
従つて練習場用ゴルフボールには夫々の大きさや
ネツトの高さに応じてある程度飛距離をコントロ
ールすることが重要である。 現在一般に使用されている練習場用ゴルフボー
ルは、製造が容易で安価なハイシスポリブタジエ
ンを主成分としたワンピースゴルフボールであ
る。この場合特公昭55−19615号公報に見られる
ごときメタクリル酸やアクリル酸を酸化亜鉛と中
和しそのままグラフトさせたのでは、練習場用と
して高反撥に成り過ぎ、何100回となくシヨツト
される練習場用ゴルフボールとしては耐久性の点
で極めて難点がある。またバーシユ氏の特許(米
国特許第3313545号)に見られるごときエステル
ブレンド品では耐久性に難があることは勿論打球
感が非常に悪く、飛距離は大きくないが、他の物
性で極めて悪く近年では使用されていない。従つ
て、現在これらに代る練習場ゴルフボールの開発
が望まれている。 本発明は、一般にゴルフボールに要求される諸
性能、打球感または球筋等は良好に保持したま
ま、飛距離を低下させるとともに耐久性を極めて
向上した練習場用ゴルフボールを提供する。 すなわち本発明は、基材ゴム100重量部に対し
低反撥特性ゴム3〜35重量、メタクリル酸20〜30
重量部、およびメタクリル酸に金属塩を形成し得
る金属化合物20〜50重量部を含有する組成物を加
硫して得られる練習場用ゴルフボールおよび低反
撥特性ゴム3〜35重量部とメタクリル酸の金属塩
を形成する金属化合物20〜50重量部とのマスター
バツチを形成した後、基材ゴム100重量部とブレ
ンドし同時にメタクリル酸20〜30重量部を加えて
グラフト化させた組成物を形成し、次いで該組成
物を加硫することを特徴とする練習場用ゴルフボ
ールの製造方法を提供する。 本発明に用いる基材ゴムの例としては、95%以
上のcis−1,4結合を含むポリブタジエンゴム、
等が挙げられる。より好ましくはcis−1,4結
合を95%上含むポリブタジエンゴム100重量部に、
cis−1,4結合を40以下のポリブタジエンゴム
を1〜10重量部含有するものである。 本発明で用いる低反撥性特性を有するゴムの例
としてはブチルゴム、塩素化ブチルゴム、等が挙
げられる。低反撥特性ゴムは基材ゴム100重量部
に対し3〜35重量部含有されるのが好ましい。3
重量%以下であると飛距離の低下は望まれず、35
重量部以上含有するとボール硬度が柔かくなり打
球感が悪くなる。 本発明に用いる金属化合物の例としてはメタク
リル酸の金属塩を提供するものである。好ましい
メタクリル酸の金属塩としては、カルシウム塩、
マグネシウム塩、亜鉛塩、アルミニウム塩、錫塩
等が提示される。好ましくはメタクリル酸の亜鉛
塩である。従つて、金属化合物としては酸化亜鉛
が特に好ましい。金属化合物は基材ゴム100重量
部に対し20〜50重量部含有するのが好ましい。20
重量部以下であると耐衝撃性が十分でなく、50重
量部を越えるとゴルフボールの硬度が高く成り過
ぎる。 本発明の練習場用ゴルフボールは、上記物質を
含有する組成物を加硫して得られるが、上記組成
物には他の添加剤、例えば老化防止剤、遊離基開
始剤、不活性充填材を混入してもよい。老化防止
剤としてはチオビスフエノール系のものが好まし
く、例えば4,4′−チオビス(6−t−ブチル−
3−ブチルフエノール)、等が好ましい。老化防
止剤は通常0.1〜1.0重量部含有させるのが好まし
い。 遊離基開始剤としてはジクミルパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブ
チルクミルパーオキシド等が挙げられるが、ジク
ミルパーオキシドが特に好ましい。遊離基開始剤
の添加量は特に限定的ではないが、通常基材ゴム
100重量部当り0.5から3.0重量部の範囲で使用す
ると硬度の優れた練習場用ゴルフボールが得られ
る。本発明組成物に含有する不活性充填材は硫酸
バリウム、酸化亜鉛、酸化カルシウム、炭酸亜
鉛、シリカ等が挙げられる。より好ましくは炭酸
カルシウムである。不活性充填材は基材ゴム100
重量部に対し3〜20重量部を配合するのが好まし
い。 本発明の練習場用ゴルフボールを製造するため
に用いる組成物には所望によりさらに他の常套の
添加剤を適宜配合してもよい。 本発明のゴルフボールは上記組成物を常套の方
法で加硫して得られる。加硫温度は常套のいかな
る範囲を用いてもよいが、製造上の観点から従来
一般的である160℃という加硫温度よりも高い170
〜180℃で加硫することが好ましい。 本発明の練習場用ゴルフボールは、低反撥特性
ゴムと酸化亜鉛のマスターバツチを予め作つてか
らポリブタジエンゴムとの基材ゴムとのポリマー
ブレンドを行ない、同時にメタクリル酸を添加し
てクラフトさせるのが好ましい。一般に、低反撥
特性ゴムを高反撥特性ゴムと配合すると反撥特性
が変化するであろうことは容易に類推できると考
えらがちであるが、実際には通常のポリマーブレ
ンドで実施した場合、ロールへの付着、押出特性
の悪化、金型離型性の悪化等、さらにボールの硬
度が柔かくなり打球感も悪く実用に耐え得なくな
る。本発明は上記製造上の難点および得られたボ
ールの性能の悪さを、ブチルゴムと酸化亜鉛のマ
スターバツチを作つてから、基材ゴムをブレンド
することで解決した。 本発明の練習場用ゴルフボールは、打球感およ
び球筋等はラウンド用のゴルフボールに匹敵する
性能を有するとともに、耐久性が極めてよく、ま
た飛距離は狭いゴルフ練習場でも十分に用いるこ
とができる短いものである。また本発明のゴルフ
ボールによつて、今までより低いネツトの高さで
安全性が十分に保つことができる。またネツトの
耐用年数が延びることもある。 本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。 実施例および比較例 表1に示す配合を用いてゴルフボールを製造し
た。製造方法および加硫温度も同様に表−1の通
りで行なつた。 比較のため前述のバーシユ氏の特許によるゴル
フボールを製造し比較例1とした。また、特公昭
55−19615号公報に見られるゴルフボールを比較
例2として製造した。得られたゴルフボールの諸
特性を調べ表−1に記載する。 実施例1はブチルゴム5重量部と炭酸カルシウ
ムの組み合せで、ブチルゴム/酸化亜鉛マスター
バツチ方式で175℃で加硫成形したものである。
比較例2に比べ耐久性が著しく向上し、11mの飛
距離の短縮および12%の最高到達高さの減少をも
たらし、比較例1に比べて打球感、打球音が著し
く改良されている。 実施例2は実施例1のブチルゴムを25重量部と
したもので、実施例1と比べてさらに7mの飛距
離の短縮および7%の高さの減少をもたらしてい
る。 実施例3は実施例2にローシスポリブタジエン
6重量部を加えたもので、実施例1,2と比べて
打球感、打球音ともにさらに改良されている。 実施例4は実施例2のブチルゴムを塩素化ブチ
ルゴムに置換したもので、実施例2と比べてやや
柔かくなつた分だけ打球感が少し変化している
が、相対的には同様の結果が得られている。 実施例5は実施例2から炭酸カルシウムを抜い
たものでやや柔かくなつており炭酸カルシウムブ
レンドでの向上の状況が知られる。 実施例6はポリブタジエン−酸化亜鉛マスター
バツチ方式であり、物性的に本発明の効果が得ら
れるが、製造上やや難があり、ブチルゴム/酸化
亜鉛マスターバツチ方式の効果を証明する。 実施例7は実施例2を一般的加硫速度で実施し
たものであり、飛行性能のコントロールを打球感
以上に重んじる状況時に用いられる条件である。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材ゴム100重量部に対し低反発特性ゴム3
    〜35重量部、メタクリル酸20〜30重量部、および
    メタクリル酸に金属塩を形成し得る金属化合物20
    〜50重量部を含有する組成物を加硫して得られる
    練習場用ゴルフボール。 2 基材ゴムが95%以上のcis−1,4結合を含
    むポリブタジエンゴムである第1項記載の練習場
    用ゴルフボール。 3 基材ゴムがcis−1,4結合40%の以下のポ
    リブタジエンゴムを1〜10重量部含有する第2項
    記載の練習場用ゴルフボール。 4 低反撥特性ゴムがブチルゴムまたは塩素化ブ
    チルゴムである第1項〜第3項いずれかに記載の
    練習場用ゴルフボール。 5 金属化合物が酸化亜鉛である第1項〜第4項
    いずれかに記載の練習場用ゴルフボール。 6 組成物にチオビスフエノール系老化防止剤
    0.1〜1.0重量部および遊離基開始剤0.5〜3.0重量
    部を含有する第1項〜第5項記載の練習場用ゴル
    フボール。 7 組成物が炭酸カルシウム3〜20重量部を含有
    する第1項〜第6項記載の練習場用ゴルフボー
    ル。 8 加硫温度が170℃〜180℃である第1項〜第7
    項記載の練習場用ゴルフボール。 9 低反撥特性ゴム3〜35重量部とメタクリル酸
    に金属塩を形成する金属化合物20〜50重量部との
    マスターバツチを形成した後、基材ゴム100重量
    部とブレンドし同時にメタクリル酸20〜30重量部
    を加えてグラフト化させた組成物を形成し、次い
    で該組成物を加硫することを特徴とする練習場用
    ゴルフボールの製造方法。 10 基材ゴムが95%以上のcis−1,4結合を
    含むポリブタジエンゴムである第9項記載の製造
    方法。 11 基材ゴムがcis−1,4結合40%以下のポ
    リブタジエンゴム1〜10重量部を含有する第9項
    または第10項記載の製造方法。 12 低反撥特性ゴムがブチルゴムまたは塩素化
    ブチルゴムである第9項〜第11項記載の製造方
    法。 13 金属化合物が酸化亜鉛である第9〜第12
    項記載の製造方法。 14 組成物がチオビスフエノール系老化防止剤
    0.1〜1.0重量部および遊離基開始剤0.5〜3.0重量
    部を含有する第9項〜第13項記載の製造方法。 15 組成物が炭酸カルシウムを3〜20重量部含
    有する第9項〜第14項記載の製造方法。 16 加硫温度が170〜180℃である第9項〜第1
    5項記載の製造方法。
JP58201934A 1983-10-27 1983-10-27 練習場用ゴルフボ−ル Granted JPS6092780A (ja)

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JPS6092780A JPS6092780A (ja) 1985-05-24
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