JPH0524935B2 - - Google Patents

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JPH0524935B2
JPH0524935B2 JP60009676A JP967685A JPH0524935B2 JP H0524935 B2 JPH0524935 B2 JP H0524935B2 JP 60009676 A JP60009676 A JP 60009676A JP 967685 A JP967685 A JP 967685A JP H0524935 B2 JPH0524935 B2 JP H0524935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
golf ball
unsaturated carboxylic
rubber
monoethylenically unsaturated
polyether
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60009676A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61168375A (ja
Inventor
Ichiro Tominaga
Akihiro Nakahara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP60009676A priority Critical patent/JPS61168375A/ja
Publication of JPS61168375A publication Critical patent/JPS61168375A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は新規なソリツドゴルフボール用の高反
撥性ゴム組成物に関する。 (従来技術) 従来ソリツドゴルフボールには一体成形品で構
成されるワンピースゴルフボールとソリツドコア
をカバーで被覆したツーピースゴルフボール及び
ソリツドコアとカバーとの間に適当な1ないし複
数の中間相を有する多層構造のゴルフボールがあ
る。これらソリツドゴルフボールとしてその耐衝
撃性を向上させるためにα,β−モノエチレン系
不飽和カルボン酸の金属塩等の不飽和結合を有す
るモノマーを共架橋剤として配合したものが知ら
れているが、これは反面反撥弾性を低下する傾向
にある。 従来α,β−モノエチレン系不飽和カルボン酸
の金属塩モノマーをソリツドゴルフボールの組成
として用いた場合これらのモノマーが遊離基開始
剤によつてゴム成分として用いられるポリブタジ
エン主鎖にグラフトされ、いわゆる共架橋剤とし
て働くもので、これによりボールに適度の硬さと
耐久性を与えるものと考えられている。 しかしながら共架橋される際に生ずるグラフト
分子鎖が長くなると、ポリブタジエンゴムに他の
ポリマーをブレンドしたのと同様の結果を招く。
例えば最も良好な反撥弾性を示すとされているポ
リブタジエンに他のポリマーを配合する事は、結
果的にはゴルフボールの反撥弾性の低下をきたす
事になる。現に、α,β−モノエチレン系不飽和
カルボン酸のポリマーを作成し、前記ソリツドボ
ールの系に5重量部ブレンドする事により反撥性
能低下を生じる事は良く知られている。 (解決すべき問題点) 本発明は前記α,β−モノエチレン系不飽和カ
ルボン酸等の共架橋に際して生ずるグラフト分子
鎖の長さを調整する事により、適度の硬さと耐久
性を付与するとともに、同時に反撥性能が向上し
たソリツドゴルフボール用ゴム組成物を提供する
ことを目的とする。 (技術的手段) 本発明は(a)分子鎖末端にメタクリロイル基を有
するポリエーテル、(b)α,β−モノエチレン系不
飽和カルボン酸の金属塩からなる共架橋剤および
(c)ポリブタジエンゴムを全ゴム成分の90重量%以
上含有するゴム成分を含有するソリツドゴルフボ
ール用ゴム組成物を提供する。 ここでポリエーテルとは主鎖中にエーテル結合
−0−を有する線状高分子であり、ポリエチレン
オキシド、ポリプロピレンオキシド、ペントンポ
リオキシメチレン、ポリアセトアルデヒド、ポリ
ホルムアルデヒド、ポリオキシデカメチレン等が
あるが、ポリエチレンオキシサイドが好適に用い
られる。 そして、ポリエーテルの分子鎖に二重結合を有
しており、メタクリル酸と前記ポリマーの反応生
成物が本発明において使用される。 そして、ポリエーテルは、ゴム成分100に対し
て、0.1〜10重量部配合される。 ここで0.1重量部以下の場合反撥弾性に劣り、
一方10重量部以上の場合、反撥弾性の効果が飽和
し、経済的にメリツトが少ない。 本発明に於いて使用するα,β−モノエチレン
系不飽和カルボン酸は、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、クロトン酸、ソルビン酸等であ
り、これらの併用も可能である。 上記のα,β−モノエチレン系不飽和カルボン
酸の金属塩はナトリウム、カリウム等の1価の金
属塩のほか2価の金属塩例えば亜鉛塩、カルシウ
ム塩、マグネシウム塩、ジルコニウム塩等である
が、特に亜鉛塩が好ましい。 本発明の実施に用いられるゴム成分としてはポ
リブタジエンを単独又はポリブタジエンに天然ゴ
ム、合成ポリイソプレンゴム等をゴム成分の約10
重量%以下混合して用いる。合成ポリイソプレン
や天然ゴムが10%を越えて配合されると、得られ
たボールの反撥係数が低下する。 本発明ソリツドゴルフボールには、さらにα,
β−モノエチレン系不飽和カルボン酸を重合させ
る為の遊離基開始剤、例えばジクミルパーオキサ
イド等、老化防止剤、酸化亜鉛等の充填剤を適当
量配合する。 本発明が優れた効果を生ずる理由は、ポリエー
テルの有するエーテル結合と、α,β−モノエチ
レン系不飽和カルボン酸金属塩モノマーのカルボ
キシル基との間に生成する相互作用が、前記金属
塩モノマーの重合特性を変化させ、好ましいグラ
フト分子鎖長やグラフト点の数を生成させるもの
と思われる。また分子鎖中に二重結合を有するポ
リエーテルを導入することにより、このポリエー
テルがゴム成分としてのポリブタジエン及び前記
金属塩モノマーと反応して、ポリエーテル自身
が、ゴム組成分中で凝集するのを防止し、金属塩
モノマーとの相互作用の確率が増大し、反撥弾
性、耐衝撃性に良好な効果を招来するものと考え
られる。 本発明に基づき得られるソリツドゴルフボール
は、前述の如くワンピースゴルフボール、ツーピ
ースゴルフボール及び多層構造のゴルフボールで
あつてもよく、何れに於いてもα,β−モノエチ
レン系不飽和カルボン酸金属塩等のモノマーを単
独で使用した場合に比べ著しく優れた反撥性能お
よびフライトキヤリー特性を示す。 (実施例) 第1表に示す処方で直径41.5mmのゴルフボール
を製造し、その反撥係数を常方により測定した結
果を同表に示す。 表中、コンプレツシヨンは一定の初期歪をボー
ルに与えた後、一定の荷重を加えた時の歪み量を
1/1000インチ単位で表す。 反撥係数は次の式に従つて算出した。 クラブで実打して e=VB/VH(1+m/M)−1 e:反撥係数、M:クラブヘツド重量(g)、 m:ボール重量(g)、VH:クラブヘツド速度
m/sec VB:ボール初速度m/sec そして反撥係数指数は比較例1の反撥係数を
100とした時の値である。 フライトキヤリーの測定法はツルーテンパー製
のスイングマシンで実打しキヤリーを実測した。
第1表から本発明の実施例はいずれも反撥係数、
コンプレツシヨン及びフライトキヤリーにおいて
総合的に優れていることが認められる。 (発明の効果) 上述の如く本発明は、α,β−モノエチレン系
不飽和カルボン酸の金属塩を共架橋剤として配合
したゴム組成物において更に分子鎖末端にメタク
リロイル基を有するポリエーテルを配合したた
め、耐衝撃性とともに反撥弾性に優れたソリツド
ゴルフボール用ゴム組成物が得られる。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (a)分子鎖末端にメタクリロイル基を有するポ
    リエーテル、(b)α,β−モノエチレン系不飽和カ
    ルボン酸の金属塩からなる共架橋剤および(c)ポリ
    ブタジエンゴムを全ゴム成分の90重量%以上含有
    するゴム成分を含有するソリツドゴルフボール用
    ゴム組成物。
JP60009676A 1985-01-21 1985-01-21 ソリツドゴルフボ−ル用ゴム組成物 Granted JPS61168375A (ja)

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