JPS61160183A - シ−ト状記録媒体の反転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野− この発明は、情報処理装置のプリンタ、イメージ入力装
置等におけるシート状記録媒体の反転装置に関するもの
で、供給されたシート状媒体の表裏両面に入出力処理を
行う為、及び排出された処理済の媒体の順序を揃える為
に当該媒体を自動的に反転させる装置に関するものであ
る。

−技術の背景− 情報処理装置のプリンタやイメージ人力装置は、基本的
には挿通される媒体の片面のみに対して情報の入出力処
理を行う構造を有しており、従って、媒体の表裏両面に
対して入出力処理を行う場合には、片面を処理して排出
された媒体を人手により表裏反転させて再び装置に挿通
しなければならなかった。しかも、媒体の表裏に入出力
される情報相互の対応を取る必要もあるので、その操作
が極めて煩雑で自動処理の要請にも反するという問題が
あった。

また、現在のプリンタやイメージ入力装置では、媒体の
自動供給装置を備えて多数のシート状媒体を自動処理す
ることも広く行われているが、この場合、スタッカに排
出される処理済の媒体の順序が入れ換わり、これを整理
し直さなければならないという問題もある。

一発明の目的− 従来、このような問題を解決する為に媒体を自動的に表
裏反転させる装置も提唱されているが、従来のこの種装
置は、その動作が一義的であり、しかも装置が大型とな
るきらいがあった。

この発明は、簡単な構造でスペース的にもコンパクトに
構成することができ、かつ、要求される機能に応じて各
種の動作をさせることが容易に可能なシート状媒体の反
転装置を提供することを目的としている。

一発明の構成− 図示実施例の符号を用いて説明すれば、本発明のシート
状記録媒体の反転装置は、媒体供給口１４から排出口１
６に至るシート状媒体の媒体通路に分岐路２０が設けら
れてその分岐位置に略三角柱状のガイド体１９が設けら
れており、該ガイド体の３本の稜ＮＩＡｘ、ｙ、ｚはそ
れぞれ前記分岐位置における媒体進入路１８ａ、分岐路
２０及び媒体排出路１８ｂに向けられ、かつ、これらの
各通路における媒体の正規の媒体給送面Ｐ、　Ｑ、　　
Ｒから僅かに偏倚して位置させられ、前記分岐路及び媒
体排出路には前記ガイド体に近接して媒体検出センサ２
２，２３と逆転可能な媒体給送用のローラ装置２Ｌｉ３
とが設けられていることを特徴とするものである。

一実施例− 以下、本発明の反転装置をプリンタに装備した例を示す
実施例について説明する。

第５図は、本発明の反転装置を装備したプリンタの一例
を示した図で、１は印刷ヘッド、２はプラテン、３は印
刷ヘッド１とプラテン２との間に形成された印刷処理部
、４，５は印刷処理部３の前後に配置された送りローラ
、６．７は送りローラ４，５の直近に配置された給紙検
出及び頭出し用の媒体検出センサ、８はシート状媒体の
自動給紙装置、９はその送り出しローラ、１０は連帳媒
体及び手差し媒体の給紙台、１１は連帳媒体給送用のト
ラクタ、１２はシート状媒体排出用のスタッカ、１３は
シート状媒体の排出ローラであり、これらは従来のプリ
ンタに装備されているものである。なお、１４は媒体の
供給口、１５は連帳媒体の排出口、１６はシート状媒体
の排出口、１７は連帳媒体の通路、１８はシート状媒体
の通路である。

１９は送りローラ５と排出ローラ１３との間の媒体通路
に配置された本発明のガイド体であり、２０はガイド体
１９の直下に形成されたシート状媒体の分岐路、２１は
該分岐路に進入した媒体を挟持給送する反転ローラ、２
２は反転ローラ２１のガイド体側に配置された媒体検出
センサ、２３は排出ローラ１３のガイド体側に配置され
た媒体検出センサ、２４は筐体下面に設けられて分岐路
２０に導かれたシート状媒体の垂下を許している開口で
ある。なお、送りローラ４，５、排出ローラ１３及び反
転ローラ２１は、制御信号に基づいて正逆両方向に駆動
される構造としである。

第１図ないし第４図は、ガイド体１９部分の詳細構造を
示す図で、第１図ないし第４図はそれぞれ本発明の異な
る実施例を示す図である。ガイド体１９は、図の紙面直
角方向に延びる三角柱状を呈しており、３個のガイド面
Ａ、Ｂ、Ｃと３本の稜線ｘ、ｙ、ｚを有している。そし
てほぼ平坦な上部のガイド面Ａは、前記プリンタにおけ
るシート状媒体の通路１８と略平行であり、下方両側の
ガイド面Ｂ、Ｃは、シート状媒体の通路１８と分岐路２
０との間で媒体を屈曲させて円滑に導くことができるよ
うに凹曲面とされている。このガイド体１９から見れば
、シート状媒体の通路１８は、ガイド体１９より上流側
（図の左側）の媒体進入路１８ａと下流側（図の右側）
の媒体排出路１８ｂとに分離され、分岐路２０と共にガ
イド体１９から放射状に延びる３本の通路が形成される
こととなる。そして各通路１８ａ、２０及び１８ｂには
、送りローラ５、反転ローラ２１及び排出ローラ１３が
配置され、図示しない適宜なガイド板と共に、各通路に
おける正規の媒体給送面Ｐ、　Ｑ。

Ｒが形成される。ここで正規の媒体給送面とは、媒体に
外力が作用しない定常状態において、各通路を通過する
媒体が位置する面である。

ガイド体１９は、その３本の稜線ｘ、　ｙ、　　ｚが前
記各通路１８ａ、２０．１８ｂにおける正規の媒体給送
面Ｐ、Ｑ、Ｒから僅かに偏倚した位置となるように装着
されている。例えば第１図のものでは、稜線ｘ、　ｙ、
　　ｚは媒体給送面Ｐ、　Ｑ、　Ｒから僅かに右回りに
偏倚した位置にあり、第２図のものでは僅かに左回りに
偏倚した位置にある。

しかして第１図に示す構成によれば、送りローラ５から
ガイド体１９に向けて送り出された媒体は、稜線Ｘと媒
体給送面Ｐとの偏倚に基づき、図に矢印すで示すように
案内されて送りローラ５から反転ローラ２１へと引き渡
され、分岐路２０へと導入される。そしてセンサ２２に
より当該媒体の後端が検出されると、反転ローラ２１が
逆転して当該媒体を上方へと送り出す。すると分岐路の
媒体給送面Ｑと稜線Ｙとの偏倚により、該媒体は矢印Ｃ
の如く案内されて反転ローラ２１から排出ローラ１３へ
と引き渡され、媒体排出路１８ｂへと導入される。

ここで当該媒体がスタッカ１２へと排出された場合、該
媒体は片面のみ処理された状態でスタッカ内にその処理
順に積層されて排出されることとなるが、該媒体の後端
がセンサ２３により検出されたときに排出ローラ１３を
逆転させれば、当該媒体は媒体給送面Ｒと稜線２との偏
倚によりガイド体１９の上面を通過して表裏反転された
状態で媒体進入路Ｌ８ａへと送り戻されることとなり、
裏面への印刷処理が可能となる。裏面印刷された媒体は
、矢印す、ｃの経路を経て排出ローラ１３によりスタッ
カ１２へと排出される。このとき当該媒体は再び反転さ
れるから、裏面印刷された媒体は供給されたときとは逆
の順序でスタッカ１２内に積重されることとなる。

第２図に示す実施例では、ガイド体の稜線Ｘ。

Ｙ、Ｚの偏倚方向が第１図に示すものと逆方向となって
いるので、送りローラ５から送り出された媒体はガイド
体１９の上面を通過して媒体排出路１８ｂへと送り込ま
れる。裏面印刷を行う場合には、センサ２３により媒体
の後端が検出されたときに排出ローラ１３を逆転させ、
矢印Ｃ゛の如く媒体を分岐路２０へ導く。そしてセンサ
２２が媒体の後端を検出したときに反転ローラ２１を反
転させ、矢印ｂ′の如く該媒体を媒体進入路１８ａへと
送り戻して裏面への印刷処理を行うのである。

裏面印刷された媒体は矢印ａ゛の経路を経てそのままス
タッカ１２へと排出される。

即ち、第１図と第２図に示す構成の何れを採用した場合
でも、媒体を自動反転させて両面に印刷処理を行うこと
ができるが、第１図に示す実施例のものでは、片面のみ
処理された媒体は供給された順序でスタッカ１２に積重
され、両面処理された媒体は供給された順序と逆の順序
でスタッカ１２に積重されることとなり、第２図に示す
ものでは、両面処理された媒体が供給された順序で積重
され、片面のみ処理された媒体が逆の順序で積重される
こととなる。

そこで第３図及び第４図に示すように、ガイド体１９を
その長手方向の軸２５回りに揺動可能に装着し、ガイド
体１９の稜線ｘ、ｙ、ｚと各通路の媒体給送面Ｐ、Ｑ、
Ｒとの偏倚方向を変換出来るようにし、片面処理を行う
ときは第３．４図に想像線で示す状態、両面処理を行う
ときは同図に実線で示す状態としてやれば、第１，２図
で説明した理により、必要に応じて挿通された媒体を自
動的に表裏反転させて両面処理を行うことができると共
に、片面処理の場合も両面処理の場合も共に排出媒体を
供給された通りの順序でスタッカ１２に排出可能となる
。

ここで第３図に示すものは、ガイド体１９の揺動を人手
により行うもので、ガイド体の揺動軸２５に摘み２６を
設けると共に、摘み２６周面の凹所２７，２８と弾圧ボ
ール２９によるデテントａ構を設けて、ガイド体１９を
図の想像線の位置と実線の位置に保持できるようにした
ものであり、第４図に示すものは、ソレノイド３０とリ
ターンスプリング３１により、連結リンク３２と軸２５
に固着されたレバー３３を介してガイド体１９を揺動さ
せるようにしたものである。特に第４図に示すものでは
、処理される媒体１枚毎にガイド体１９を揺動させるこ
とも容易に出来るから、例えば片面処理の媒体と両面処
理の媒体とが混在している場合でも、印刷される情報の
内容によってこれを検出し、両面処理されるもののみ媒
体を反転させた後送り戻して裏面処理を行い、しかもこ
れらを給紙された順序で排出することが可能である。

また、分岐路２０の下方に第２のスタッカを設けてやれ
ば、処理された媒体をセレクトして２個のスタッカに振
り分けて排出するという処理も可能となる。更に、セン
サ２２，２３の媒体検出信号や、ローラ５，２１．１３
の回転方向即ち通路１８ａ、２０または１８ｂにある媒
体の送り方向に対応させてガイド体１９の方向を切り替
えることも出来るから、極めて多用な媒体の反転排出処
理が可能となる。

一発明の効果− 以上説明したように、本発明によれば、プリンタやイメ
ージ人力装置に供給されるシート状媒体を自動的に反転
させて表裏両面への入出力処理を可能とする簡単な構造
の装置を得ることができるばかりでなく、スタッカに排
出された処理済の媒体を供給順に積重することもでき、
更に、給送される媒体を選択的に反転させたり、媒体の
排出経路を振り分けたりすることも可能な、極めて多用
な動作を行わせることができる媒体の反転装置を得るこ
とが出来るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の第１ないし第４実施例の
要部を示す側面図であり、第５図は本発明装置を装備し
たプリンタの一例を示す側面図である。 図中、３は印刷処理部、４．５は送りローラ、１３は排
出ローラ、１４は媒体の供給口、１６はシート状媒体の
排出口、１日はシート状媒体の通路、１８ａは媒体進入
路、１８ｂは媒体排出路、１９はガイド体、２０は分岐
路、２１は反転ローラ、２２．２３は媒体検出センサ、
２５はガイド体の揺動軸、２６は摘み、２７．２８．２
９はデテント機構、３０はソレノイド、３１はリターン
スプリングである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、媒体供給口から排出口に至るシート状媒体の媒体通
   路に分岐路が設けられてその分岐位置に略三角柱状のガ
   イド体が設けられており、該ガイド体の３本の稜線はそ
   れぞれ前記分岐位置における媒体進入路、媒体排出路及
   び分岐路に向けられ、かつ、これらの各通路における媒
   体の正規の媒体給送面から僅かに偏倚して位置させられ
   、前記媒体排出路及び分岐路には前記ガイド体に近接し
   て媒体検出センサと逆転可能な媒体給送用のローラ装置
   とが設けられている、情報処理装置におけるシート状記
   録媒体の反転装置。 ２、ガイド体が揺動可能に設けられ、前記稜線の偏倚方
   向を変換可能とされた、特許請求の範囲第１項記載のシ
   ート状記録媒体の反転装置。