JPS6115560B2 - - Google Patents

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JPS6115560B2
JPS6115560B2 JP7510978A JP7510978A JPS6115560B2 JP S6115560 B2 JPS6115560 B2 JP S6115560B2 JP 7510978 A JP7510978 A JP 7510978A JP 7510978 A JP7510978 A JP 7510978A JP S6115560 B2 JPS6115560 B2 JP S6115560B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は放電灯点灯装置に関し、特にたとえ
ば少なくとも2つの放電ランプを直列点灯するた
めの改良された放電灯点灯装置に関する。
本発明者は、先に、効率の改善とともに、限流
チヨークの小型、軽量化を可能ならしめ、省資源
および省エネルギに関して極めて有力な、毎半サ
イクルスタート点灯方式を提案した。
第1図はこの発明の背景となる毎半サイクルス
タート点灯方式を用いた放電灯点灯装置を示す電
気回路図である。構成において、1は交流電源で
あつて、限流装置の一例としての限流チヨーク2
と放電ランプ3の直列回路が接続されている。放
電ランプ3のフイラメント31,32の非電源側
に間欠高周波電圧発生回路(以下高圧回路)4が
接続されている。
前記高圧回路4はコンデンサ51にサイリスタ
52および昇圧インンダクタ53の直列回路を並
列接続して構成された高周波高電圧発生回路(以
下昇圧回路)5に間欠発振用コンデンサ6を直列
接続した回路である。
なお、前記高圧回路4は間欠的に高周波発振動
作する限りにおいては、トライアツク等のゲート
付サイリスタを用いるもの、更にはインバータを
用いた高圧発生回路に置換することもできる。
第2図は第1図の回路の等価回路を用いて計算
の結果観測された点灯中の各部波形において、第
2図Dを除き高周波成分を無視した波形を示す。
以下には、この波形図を参照して上述のごとくの
構成の動作について説明する。
電源1に投入すると、限流チヨーク2を介して
放電ランプ3に第2図Aに示すような電源電圧e
が印加されると共に、高圧回路4にも電源電圧e
が印加される。高圧回路4においては、電源電圧
eが間欠発振用コンデンサ6を介してサイリスタ
52に印加され、このサイリスタ52をブレーク
オーバさせるために昇圧回路5が発振動作を開始
する。この発振動作は間欠発振用コンデンサ6が
なければ継続するものであるが、昇圧回路5の発
振動作に伴つて間欠発振用コンデンサ6が充電さ
れていき、かつこの間欠発振用コンデンサ6の端
子電圧が電源電圧を相殺することによつて、電源
電圧eの立上り部分において各半サイクル毎に間
欠的に発振するものとなる。従つて、この昇圧回
路5からは、交流電源電圧eの各半サイクルの所
定位相毎に間欠発振出力が発生する。
この発振出力は、電源電圧eに重畳されて放電
ランプ3に印加される。同時に、電源1―限流チ
ヨーク2―フイラメント31―高圧回路4―フイ
ラメント32―電源1の径路で高圧回路4の入力
電流iRが流れる。
かくしてフイラメント31,32が予熱される
と、高圧回路4からの発振出力vRにトリガされ
て放電ランプ3が始動される。放電ランプ3が点
灯されると、第2図Cに示すような放電ランプ3
の管電流iTが限流チヨーク2を流れることによ
つて、そのインピーダンスが変化して、入力電流
Rの出現期間は予熱時より短くなる。入力電流
Rの休止期間はもちろん高圧回路4が発振動作
を停止しており、従つて各半サイクルにおける放
電ランプ3の点灯中は、入力電流iRに基づく予
熱電流は減少する。また入力電流iRの休止期間
はフイラメント31,32の予熱が停止する。以
下放電ランプ3が電源1の各半サイクル毎の高圧
回路4の発振出力vRによつて再点弧されながら
電源電圧eによつて点灯維持される。
ここで、管電圧vTは、第2図Bに示すよう
に、間欠発振期間による休止期間をもつた矩形波
となり、その実効値VTは在来点灯方式よりも
やゝ低目の値を示す。また、第2図Eに示すよう
な高圧回路4の間欠的な入力電流iRが限流チヨ
ーク2を流れることにより、第2図Bに示すよう
に管電圧vTの波形が入力電流iRの影響で若干高
められる。入力電流iRの出現位相は電源電圧の
変動はかかわらず一定であり、従つて、管電流i
Tの立上り位相は電源電圧eの変動にかかわらず
一定位相に保たれる。また前記入力電流iRは、
もし電源電圧の増大によつて管電流iTが増大す
れば、管電流iT波形の後端が次の半サイクルの
入力電流iRの出現期間にくい込むことによつて
減少する特性があり、すなわち負の変動係数を有
する。これらは毎半サイクルスタート点灯方式に
おける管電流iTの変動率が安定インピーダンス
の減少にかかわらず良好に保たれる理由である。
前記管電圧vT、管電流iT、高圧回路4への入
力電流iR、発振出力電圧vR並びに電源電圧eの
波形から限流チヨーク2の瞬時無効電力vCH
i′および著積エネルギSを算出すると同図Fおよ
びGに示す波形となる。すなわち、同図Fにおい
てS1は発振期間t1〜t2に入力電流iRにより
蓄積されるエネルギであり、S2は電源電圧eが管
電圧vTより高い期間t2〜t3に管電流iTによ
つて蓄積されるエネルギであり、S3は管電圧vT
が電源電圧より高い期間t3〜t4に管電流iT
によつて放出されるエネルギであり、S1+S2=S3
なる関係が成立する。
この第2図に示す波形に基づいて限流チヨーク
2の蓄積エネルギおよび必要なインダクタンスを
計算すれば、それぞれ、従来のグロー点灯方式に
比べて1/4および1/5程度となり、それだけ小形化
する ことができる。
なお、昇圧トランス構成のラピツドスタート方
式の安定器と比較すれば、これらの小型化比率は
さらに顕著となる。
更に、このような点灯方式によれば電源電圧e
と管電流iTの位相差が従来点灯方式よりも小さ
いので、力率改善コンデンサは不要となり或いは
極端に小容量とすることが可能である。
このように、本件発明の背景となる毎半サイク
ルスタート点灯方式では、省資源、省エネルギに
ついては多大な利点を有するものである。
しかしながら、少なくとも2灯の放電ランプを
直列点灯する目的で前述の第1図に示す毎半サイ
クルスタート点灯方式を用いる場合、2灯の放電
ランプを点灯させるためには1灯の放電ランプの
起動圧の2倍の起動電圧を要するため、発振出力
の大きな高圧回路が必要となり、回路構成が複雑
となりかつ高価になるという問題点を含む。そこ
で、本件発明者は、2灯直列点灯させる場合にお
いて起動電圧が比較的小さくて済み、高圧回路の
回路構成が簡単となるような逐次起動点灯方式を
提案した。
第3図はこの発明の背景となる2灯直列接続さ
れた放電ランプを逐次起動点灯する一例を示す回
路図である。構成において、たとえば商用電源の
ような低周波交流電源1の両端には、限流チヨー
ク2を介して放電ランプ3aと3bとの直列回路
が接続される。そして、この放電ランプ3a,3
bの直列接続の両端には、高周波高電圧発生手段
の一例として示す前記高圧回路4が接続される。
この高圧回路4は前述の第1図の場合と同様であ
り、ここではその説明を省略する。さらに、2つ
の放電ランプ3a,3bのいずれか一方(図示で
は3b)には、逐次起動コンデンサ7が並列接続
される。
動作において、交流電源1を投入すると、限流
チヨーク2および間欠発振用コンデンサ6を介し
て昇圧回路5に電源電圧が与えられて、昇圧回路
5が動作して高周波高電圧を発生する。そして、
図示しないが、放電ランプが予熱を要する場合は
適当な予熱手段によつて放電ランプ3a,3bの
フイラメントが十分に予熱されると、昇圧回路5
からの高周波高電圧と、間欠発振用コンデンサ6
の両端の低周波の電圧とが重畳されて放電ランプ
3a,3bの直列接続の両端に印加される。この
とき、一方の放電ラプ3bには逐次起動コンデン
サ7が並列接続されているため、前記高周波高電
圧のみならず低周波電圧は逐次起動コンデンサ5
を介して他方の放電ランプ3aの両端に印加さ
れ、高周波高電圧が放電ランプ3aをグロー放電
ならしめ、交流電源1から逐次起動コンデンサ7
を介して低周波電流が供給されてアーク放電に移
行せしめられる。従つて、先に放電ランプ3aが
始動される。放電ランプ3aが始動されると、昇
圧回路5の高周波電圧のみならず、低周波電圧は
放電ランプ3bの両端に印加されることになり、
続いて放電ランプ3bも始動される。
このように、2灯直列回路を点灯するために、
逐次起動コンデンサ7を用いると、1灯の放電ラ
ンプを起動する場合に比べて起動電圧がほぼ1.3
倍で良いという利点がある。しかしながら、この
逐次起動コンデンサを用いる点灯装置において
は、次のような問題点がある。すなわち、逐次起
動コンデンサ7の容量をC、そのインピーダンス
をXcとすると、Xc=1/jωC∝1/fの関係があるた め、逐次起動コンデンサ7の容量を小さくすると
低周波電源に対するインピーダンスXcが大きく
なる。このため、放電ランプを高周波発振出力で
グロー放電させることはできても、低周波電源に
よりアーク放電に至らすことができず、結局、放
電ランプを始動することができない。そこで、逐
次起動コンデンサ7の容量を大きくすると、低周
波電源に対するインピーダンスが小さくなるた
め、前述の問題点はなくなるが、放電ランプの寿
命が短くなる。このことはスタートとして高周波
発生手段を用いる在来点灯方式の2灯直列点灯装
置においても同様であり、改善が望まれている。
しかも、毎半サイクルスタート点灯方式による2
灯直列点灯の放電灯点灯装置においては、上述の
問題点ばかりでなく、次のような致命的な欠陥を
伴う。
すなわち、毎半サイクルスタート点灯方式で点
灯させる場合においては、逐次起動コンデンサの
容量を大きくすると、点灯中各半サイクルの早い
位相で点灯し易くなり、電源電圧の変動あるいは
周囲温度の変化によるランプ電圧の変動に対する
ランプ電流あるいは入力電流の変動率が増大する
という問題点に遭遇する。したがつて、逐次起動
コンデンサの容量を選定するにあたつては、高周
波に対して容量が小さくなり、低周波に対しては
容量が大きくなるように構成することが望まし
い。
それゆえに、この発明の主たる目的は、複数の
放電ランプを直列点灯する場合において上述の問
題点を解消してグロー放電からアーク放電めの移
行がスムーズに行なえるような放電灯点灯装置を
提供することである。
この発明の他の目的は、毎半サイクルスタート
点灯方式で複数の放電ランプを直列点灯する場合
において、ランプ電流変動率の増大を防止できる
ような放電灯点灯装置を提供することである。
この発明の上述の目的およびその他の目的と特
徴は図面を参照して行なう以下の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
この発明を要約すれば、高周波に対してインピ
ーダンスを大きくしかつ低周波に対してインピー
ダンスを小さくするように逐次起動回路を構成す
ることによつて、グロー放電からアーク放電への
移行をスムーズに行なえるようにし、確実に放電
ランプを直列点灯できるようにしたものである。
第4図はこの発明の一実施例の電気回路図であ
る。構成において、低周波交流電源1には、限流
チヨーク2を介して2つの放電ランプ3aおよび
3bが直列接続される。この直列接続された2つ
の放電ランプ3a,3bの両端には、高周波高電
圧発生手段の一例としての高圧回路4が並列接続
される。この高圧回路4は、発振コンデンサ51
にサイリスタ52および昇圧インダクタ53の直
列回路を並列接続した昇圧回路5に、間欠発振用
コンデンサ6を直列接続して構成される。
なお、この高圧回路4に替えて、間欠発振用コ
ンデンサ6を省略した昇圧回路5のみを用いて通
常の点灯方式としても良い。
さらに、放電ランプ3aまたは3bのいずれか
一方(図示は3b)には、この発明の特徴となる
逐次起動回路8が並列接続される。この逐次起動
回路8は、第1のインピーダンス回路の一例とし
て示す比較的小容量のコンデンサ81に対して、
第2のインピーダンス回路の一例として示す高周
波ブロツク用インダクタ82と比較的大容量のコ
ンデンサ83を直列接続した回路を並列接続して
構成される。
次に、その動作を説明する。交流電源1が投入
されると、限流チヨーク2および間欠発振用コン
デンサ6を介してコンデンサ51が充電される。
コンデンサ51の充電電圧に基づくサイリスタ5
2の印加電圧がそのブレークオーバ電圧を超える
と、サイリスタ52が導通する。応じて、発振コ
ンデンサ51と昇圧インダクタ53とが協働し
て、発振動作し、高周波高電圧を発生する。この
発振動作は前述のとおり間欠発振用コンデンサ6
のために間欠状のものとなる。この高周波高電圧
が間欠発振用コンデンサ6の両端の低周波電圧に
重畳され、コンデンサ81を介して放電ランプ3
aに印加されて、この放電ランプ3aがグロー放
電する。放電ランプ3aがグロー放電に至ると、
交流電源1から限流チヨーク2を介して流れる低
周波電流は、高圧回路4に流入するのみならず、
放電ランプ3a―インダクタ82―コンデンサ8
3の径路においても流れる。応じて、放電ランプ
3aがアーク放電に移行し、これによつて放電ラ
ンプ3aが始動点灯する。放電ランプ3aの点灯
により、放電ランプ3aのインピーダンスが低く
なるため、低周波電源電圧のみならず、昇圧回路
5の高周波高電圧と、間欠発振用コンデンサ6の
端子電圧の低周波電圧との重畳電圧が放電ランプ
3bに印加される。応じて、放電ランプ3bは高
周波高電圧の印加によつてグロー放電したのち、
交流電源1から限流チヨーク2および放電ランプ
3aを介して与えられる低周波電圧によつてアー
ク放電に至り、始動点灯する。
このように、コンデンサ81から成る第1のイ
ンピーダンス回路が高周波に対して低インピーダ
ンスとなり、インダクタ82とコンデンサ83の
直列回路から成る第2のインピーダンス回路が低
周波に対して低インピーダンスとなることによ
り、放電ランプのグロー放電のためには容量の小
さいコンデンサ81が働き、アーク放電のために
は容量の大きいコンデンサ83が働くように自動
的に切り替えられる。
すなわち、高周波高電圧発生手段として高圧回
路4が用いられた場合、すなわち毎半サイクルス
タート点灯方式の場合は、放電ランプ3a,3b
が一旦始動点灯すると、コンデンサ83が十分に
充電される前に高圧回路4の発振出力の極性が変
わるため、コンデンサ83によつて得られるエネ
ルギがグロー放電からアーク放電に移行させるの
に必要なだけ生じなくなり、コンデンサ83を無
効化できる。したがつて、毎半サイクルスタート
点灯方式において、放電ランプ3a,3bが一旦
始動点灯すると、以後実質的に比較的小容量のコ
ンデンサ81のみが働き、電源電圧の変動あるい
は周囲温度の変動と、放電ランプの始動時にコン
デンサ83の電荷による再点弧位相を早めること
との相乗作用がなくなり、ランプ電流の変動率の
増大を防止するように働く。
第5図はこの発明の他の実施例の電気回路図で
ある。この実施例が第4図と異なる点は、第1の
インピーダンス回路としてのコンデンサ81を放
電ランプ3aに並列接続し、インダクタ82とコ
ンデンサ83を直列接続してなる第2のインピー
ダンス回を放電ランプ3bに並列接続することに
よつて、第1のインピーダンス回路と第2のイン
ピーダンス回路とを直列接続して、高周波高電圧
に対する直列共振回路よりなる逐次起動回路8′
を構成したことである。したがつて、以下の動作
説明では第4図と異なる動作のみについて説明す
る。
動作において、高圧回路4が間欠発振動作する
と、その発振周波数に対して、第1のインピーダ
ンス回路と第2のインピーダンス回路の直列共振
回路が直列共振し、高められた共振電圧がコンデ
ンサ81と83とで分圧され、コンデンサ81の
分圧電圧が並列接続された放電ランプ3aに印加
され、一方コンデデンサ83の分圧電圧とインダ
クタ82の端子電圧とのベクトル和電圧が放電ラ
ンプ3bに印加される。このとき、コンデンサ8
3の容量が比較的大容量であるため、共振電圧の
大部分がコンデンサ81に分圧され、また、コン
デンサ83の分圧電圧はインダクタ82の逆相の
電圧によつて相殺されるため低く、従つて放電ラ
ンプ3aがグロー放電する。そして、交流電源1
からチヨークコイル2―放電ランプ3a―コンデ
ンサ83―インダクタ82を介して低周波電流が
流れるため、放電ランプ3aがアーク放電に移行
して始動点灯する。応じて、放電ランプ3aが低
インピーダンスとなるため、高圧回路4の間欠発
振出力が放電ランプ3bの両端に印加され、放電
ランプ3bがグロー放電する。そして、交流電源
1から流チヨーク2―放電ランプ3a―3bを介
して低周波の交流電流が流れ、放電ランプ3bが
アーク放電して始動点灯する。
なお、この逐次起動回路8′として、第1のイ
ンピーダンス回路と第2のインピーダンス回路を
直列共振させるように構成した場合においても、
高周波高電圧発生手段として高圧回路4に替えて
昇圧回路5を用いて、通常点灯させるようにして
も良い。
第6図はこの発明の他の実施例の電気回路図で
ある。この実施例は、コンデンサ81とインダク
タ82の直列回路を放電ランプ3a,3bの直列
回路に並列接続し、放電ランプ3aおよび3bの
接続点とコンデンサ81およびインダクタ82の
接続点との間にコンデンサ83を介挿することに
よつて逐次起動回路8″を構成したことである。
そして、放電ランプ3bに対して並列接続される
コンデンサ83と81との直列回路で第1のイン
ピーダンス回路を構成し、放電ランプ3aに対し
て並列接続されるインダクタ82とコンデンサ8
3との直列回路で第2のインピーダンス回路を構
成し、コンデンサ83が第1のインピーダンス回
路と第2のインピーダンス回路とに共用されるも
のである。なお、この実施例の動作は前述の第5
図の直列共振を用いた回路とほぼ同様であるため
その動作説明を省略する。なお、この実施例にお
いても、高圧回路4に替えて昇圧回路5を適用し
ても良い。
以上のように、この発明によれば、高周波に対
して低インピーダンスを呈する第1のインピーダ
ンス回路と、高周波に対して高インピーダンスを
呈しかつ低周波に対して低インピーダンスを有す
る第2のインピーダンス回路とを用いて逐次起動
回路を構成することにより、複数の放電ランプを
直点灯する場合においてグロー放電からアーク放
電への移行をスムーズに行なえ、それによつて確
実に直列点灯できるような放電灯点灯装置が得ら
れる。また、この発明を毎半サイクルスタート点
灯方式に用いれば、複数の放電ランプを直列点灯
する場合において、ランプ電流変動率の増加を防
止できるとともに、放電ランプの寿命が低下する
のを防止できる。
なお、上述の実施例では2つの放電ランプを直
列点灯する回路について説明したが、2灯直列点
灯に限ることなく、3つ以上の放電ランプを直列
点灯する回路においても適用できることは言うま
でもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の背景となる毎半サイクルス
タート方式を用いた放電灯点灯装置を示す電気回
路図である。第2図は第1図の各部の波形図であ
る。第3図はこの発明の背景となる逐次起動コン
デンサを用いた2灯直列の放電灯点灯装置の一例
を示すブロツク図である。第4図ないし第6図は
それぞれこの発明の異なる実施例を示す放電灯点
灯装置の電気回路図である。 図において、1は低周波交流電源、2は限流装
置(限流チヨーク)、3a,3bは放電ランプ、
4は高周波高電圧発生手段の一例の間欠高周波高
電圧発生回路(高圧回路)、5は高周波高電圧発
生手段の他の例の高周波高電圧発生回路(昇圧回
路)、8〜8″は逐次起動回路、81および83は
コンデンサ、82はインダクタを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低周波交流電源、 限流チヨークを含む限流装置、 前記限流装置を介して前記低周波交流電源に接
    続され、かつ少なくとも2つの直列接続された放
    電ランプ、 前記直列接続された少なくとも2つの放電ラン
    プに並列接続され、高周波高電圧を発生する高周
    波高電圧発生手段、および 前記直列接続された少なくとも2つの放電ラン
    プを逐次指導させる逐次起動回路を備え、 前記逐次起動回路は、 前記放電ランプの一部に並列接続された、比較
    的小容量のコンデンサで構成され、高周波電圧に
    対して比較的低インピーダンスを呈する第1のイ
    ンピーダンス回路と、 前記一部の放電ランプまたは他の放電ランプに
    並列接続された、比較的大容量のコンサとインダ
    クタの直列回路で構成され、前記高周波高電圧に
    対して比較的高いインピーダンスを呈しかつ前記
    低周波交流電源から与えられる低周波電圧に対し
    て比較的低インピーダンスを呈する第2のインピ
    ーダンス回路とを含むことを特徴とする放電灯点
    灯装置。 2 前記第1のインピーダンス回路と前記第2の
    インピーダンス回路は、直列接続され、前記高周
    波高電圧に対して直列共振することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の放電灯点灯装置。 3 前記第2のインピーダンス回路は、インダク
    タと第1のコンデンサとの直列回路からなり、放
    電ランプの一部に並列接続され、 前記第1のイピーダンス回路は、前記第1のコ
    ンデンサと第2のコンデンサとの直列回路からな
    り、前記他の放電ランプに並列接続され、 前記第1のコンデンサが第1のインピーダンス
    回路と第2のインピーダンス回路に共通的に利用
    され、かつ前記第2のインピーダンス回路に含ま
    れるインダクタと第1のインピーダンス回路に含
    まれる第2のコンデンサとの直列回路が前記高周
    波高電圧に対して直列共振することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の放電灯点灯装置。
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