JP3994633B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動性が高い放電灯点灯装置に係り、特に高輝度放電灯(HIDランプ)の始動性を向上し、かつ各部品に対するストレスを低減した放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開昭63−150895号公報に記載されている従来の放電灯点灯装置は、高周波動作用の第1と第2のトランジスタ、低周波動作用の第3と第4のトランジスタ、これら第1から第4までのトランジスタのオン/オフ制御用の制御回路、および高圧パルス電圧発生用のイグナイタを備え、一定周期で極性が反転する矩形波状の交流電圧をインダクタを介して放電灯に印加する。
【0003】
上記の装置における制御回路は、第1と第2の基準電圧Vr1、Vr2がそれぞれ印加される第1と第2のコンパレータと、コンデンサおよび抵抗よりなる時定数回路にて設定される所定周波数のクロック信号を発振する発振回路と、各コンパレータの出力により反転される第1のフリップフロップと、一定周期のパルス信号を出力するタイマ回路と、フリップフロップ出力(高周波信号fh)およびタイマ回路出力(低周波信号f1)に基づいて二対の各トランジスタの制御信号を形成するドライブ回路とで構成されている。
【0004】
ドライブ回路は、第2のフリップフロップと、第1乃至第4のアンド回路と、第5と第6のトランジスタと、および第1と第2のパルストランスとで形成されている。
【0005】
イグナイタは、双方向性3端子サイリスタ(トライアック)、双方向性2端子スイッチ(スイッチ)、第3のパルストランスなどにより構成され、放電灯の始動時にトライアックがオン/オフされることにより第3のパルストランスの2次巻線に誘起される始動用の高圧パルス電圧が第1のコンデンサを介して放電灯に印加するようになっている。
【0006】
この放電灯点灯装置の動作について説明すると、発振回路の出力が第2のコンパレータにて第2の基準電圧Vr2と比較され、発振回路出力が第2の基準電圧よりも大きくなると、第2のコンパレータ出力がハイレベルになり、第1のフリップフロップがセットされてその出力が高レベルになる。この瞬間より第1と第3のトランジスタのいずれか一方がオンして電流が流れ、電流検出抵抗の両端には電流に応じた電圧Vdtが発生する。この電圧Vdtと第1の基準電圧Vr1とが第1のコンパレータにて比較され、Vdt>Vr1になった時点で第1のコンパレータ出力が高レベルになって第1のフリップフロップがリセットされる。
【0007】
第1のフリップフロップから出力される高周波信号fhは高周波スイッチング動作のタイミング信号としてドライブ回路に入力される。一方、タイマ回路から出力される低周波信号f1は低周波スイッチング動作のタイミング信号としてドライブ回路に入力され、その極性反転周波数の2倍の周波数に設定される。
【0008】
ドライブ回路では、低周波信号f1を第2のフリップフロップと、第3と第4のアンド回路によって分周して第3と第4のトランジスタのオン制御信号を形成して出力するとともに、高周波信号fhによって第1と第2のアンド回路の出力を適宜高レベルにして、第5、第6のトランジスタおよび第2、第3のパルストランスを介して第1、第2のトランジスタのオン/オフ制御信号を出力する。したがって、フルブリッジ構成のインバータから出力されインダクタを介して放電灯に印加される交流電圧は、一定周期で極性が反転し、高周波でチョップされた電圧となる。
【0009】
イグナイタでは、第2のコンデンサが極性反転前に充電されていて、極性反転後には抵抗を介して第3のコンデンサが充電されるようになっており、トライアックは、第1、第2の抵抗および第4のコンデンサによって決まる時定数に応じて導通する。すなわち、第4のコンデンサの両端電圧がスイッチの応答電圧に達したときにスイッチが導通してトライアックがトリガされる。このようにしてトライアックが導通すると、第2、第3のコンデンサが直列に接続されてその充電電荷が第1のトランスの1次巻線を介して放電し、その2次巻線に始動用の高圧パルス電圧が発生して放電灯に印加される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の公知放電灯点灯装置では、放電灯に印加される交流電圧の極性反転周期が始動時(放電開始時)も定常点灯時も同一周期(スイッチング周波数が100〜200Hz)になっているので、始動時に高圧パルス電圧が印加されて放電灯が始動しかけても、すぐに逆極性電圧が印加されることになり、放電が維持され難くなって定常点灯にスムーズに移行できず、始動特性が悪いという問題があった。
【0011】
上記の公知装置において一つの改善策として提案されている制御回路は、上記制御回路の構成に加えて第3のフリップフロップおよびこの周辺に接続される各素子をさらに備え、放電灯が始動していない無負荷時において、第1のコンパレータの出力を常に低レベルに設定して周辺のコンデンサに電荷が蓄えられないようにし、トランジスタがオフして、第3のフリップフロップの出力が低レベルになったときに第3の抵抗が挿入され、交流電圧の極性反転周期を充分長く(例えば、10Hz以下に設定)するようになっている。したがってこの放電灯点灯装置では、高圧パルス電圧の印加によって放電しかかった場合において、同一極性の電圧が充分長く印加されることによって、安定な放電に容易に移行でき、始動特性が改善される。しかしながらこのような改善策としての制御回路を備える放電灯点灯装置では、始動時全般に亘って交流電圧の極性反転周期が長いために放電灯に印加される高圧パルス電圧の間隔が長くなってしまい、始動時間が長くなるという問題があった。
【0012】
他の解決策としては、LC共振電圧によって高圧パルス電圧を発生させるものがあり、例えば、第1と第4のトランジスタの組と第2、第3のトランジスタの組をそれぞれ交互に50%のオンデューティでオン/オフさせると、LC共振によるレベルの等しい連続する高圧パルス電圧を放電灯に印加させることが可能になる。しかしながら、この方式では、放電灯に印加される電圧にDC成分が含まれていないことから、絶縁破壊後のアーク放電にスムーズに移行するために必要なエネルギーが得られない問題がある。
【0013】
また、高圧パルス電圧を得るためにスイッチング周波数をLC共振周波数付近に設定すればよいが、この場合は大きな共振電流を流す必要があり、コイル、コンデンサおよびスイッチング素子などに大きなストレスがかかるという問題が生じる。
【0014】
本発明は、かかる事由に鑑み、LC共振で得られる高圧パルス電圧で放電灯を好適に始動点灯させるとともに、アーク放電にスムーズに移行させるために必要なエネルギーを放電灯に供給して始動性を向上させ、しかもコイル、コンデンサ、スイッチング素子等のような構成部品にかかるコストを低減させる放電灯点灯装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一対の出力端子を有する直流電力供給用の直流電源回路と、直流電源回路の出力端子と並列接続される直列接続の少なくとも第1および第2のスイッチング素子を含み、直流電源回路からの直流電力を交流電力に変換する極性反転回路と、インダクタ、コンデンサおよびこのコンデンサに並列接続の放電灯で成る負荷共振回路と、極性反転回路の第1および第2のスイッチング素子を交互にオン/オフさせて負荷共振回路の放電灯に印加する電圧を制御する制御回路とを備える。そして、制御回路はオン期間が第1のスイッチング素子より第2のスイッチング素子の方が長くなる第1期間及び短くなる第2期間を交互に生成するように第1および第2のスイッチング素子を交互に高周波動作でオン/オフさせて放電灯に矩形波状の低周波電圧を印加するとともに、放電灯の始動点灯モードにおいて負荷共振回路からの共振パルスにDC成分を重畳し、各スイッチング素子のスイッチング周波数を連続的に変化させて放電灯に高電圧を印加する制御を行う。
【0016】
これにより、LC共振で得られる高圧パルス電圧で放電灯を好適に始動点灯させるとともに、アーク放電にスムーズに移行させるために必要なエネルギーを放電灯に供給して始動性を向上させ、しかもコイル、コンデンサ、スイッチング素子等のような構成部品にかかるコストを低減させる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例とともに説明する。
【0018】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る放電灯点灯装置の概略ブロック図である。本実施の形態に係る放電等点灯装置は、交流電源ACからの交流電力を直流電力に変換して一対の出力端子に供給する直流電源回路1Aと、望ましくはそれぞれ直流電源回路1Aの出力端子と並列に接続された直列接続の第1と第2のコンデンサおよび第1と第の2スイッチング素子を含んで直流電源回路1Aからの直流電力を交流電力に変換する極性反転回路3Aと、望ましくはインダクタとコンデンサの直列接続およびこのコンデンサに並列接続して極性反転回路3Aからの交流電力を受ける放電灯を含む負荷共振回路2Aと、極性反転回路の各スイッチング素子を交互にオン/オフさせて放電灯に供給される電圧を制御する制御回路5Aとよりなる。
【0019】
制御回路5Aは、第1のスイッチング素子のオン期間よりも第2のスイッチング素子のオン期間が長くなる第1期間と、第1のスイッチング素子のオン期間よりも第2のスイッチング素子のオン期間が短くなる第2期間とを生成させるように両スイッチング素子を交互に高周波でオン/オフ動作させることにより、スイッチング素子のデューティをアンバランスに制御し、オン/オフ周波数を変化させ、放電灯に矩形波状の低周波電圧を印加する。つまり、制御回路5Aは、第1と第2の各期間の少なくとも一方において各スイッチング素子の周波数を変化させて放電灯に高電圧を印加する。
【0020】
この構成では、スイッチング周波数が変化するので、インダクタおよびコンデンサによるLC共振がピークになった時点で極大となる高圧パルス電圧が放電灯に印加するようになる。これにより、放電灯が好適に始動点灯するようになる。また、オン期間が第1のスイッチング素子より第2のスイッチング素子の方が長くなる第1期間および短くなる第2期間を交互に生成するように、第1および第2のスイッチング素子が交互に高周波動作でオン/オフするので、放電灯に矩形波状の低周波電圧を印加するようになり、アーク放電にスムーズに移行させ得るエネルギーが放電灯に供給される。この結果、LC共振で得られる高圧パルス電圧で放電灯を好適に始動し、点灯させることができるとともに、アーク放電にスムーズに移行させるために必要なエネルギーを放電灯に供給して始動性を向上させることが可能になる。
【0021】
図2は図1に示す第1の実施の形態の放電灯点灯装置の具体的な回路図である。図2に示す放電灯点灯装置は、昇圧チョッパ回路11Aを有する直流電力供給用の直流電源1Aと、インダクタL1、このインダクタL1と直列接続されるコンデンサC1、およびこのコンデンサC1と並列接続される直列接続の放電灯(高輝度放電灯)Laおよび抵抗R1により成る負荷共振回路2Aと、直流電源1Aからの直流電力を交流電力に変換して負荷共振回路2Aに供給する極性反転回路3Aと、昇圧チョッパ回路11A用の制御回路4Aと、極性反転回路3A用の制御回路5Aとにより構成されている。
【0022】
この装置の各部についてさらに詳述すると、直流電源1Aは、交流電源ACから交流電力を取り込んで整流を行う整流器DB、および昇圧チョッパ回路11Aにより構成され、この昇圧チョッパ回路11Aは、整流器DBの高電位側出力端と一端が接続されるインダクタL11と、このインダクタL11の他端および整流器DBの低電位側出力端とそれぞれドレインおよびソースが接続される例えばFETでなるスイッチング素子Q11と、インダクタL11の他端とアノードが接続されるダイオードD11とを備えている。ただし、スイッチング素子Q11は、ソース・サブストレートが接続され、ドレインおよびソースにそれぞれカソードおよびアノードが接続される寄生ダイオードD1を有する構造になっている。
【0023】
極性反転回路3Aは、直流電源1Aの出力と並列接続される直列接続のダイオードD3、例えばFETでなる第1のスイッチング素子Q1、ダイオードD4およびFETでなる第2のスイッチング素子Q2と、ダイオードD3および第1のスイッチング素子Q1と並列接続されるダイオードD5と、ダイオードD4および第2のスイッチング素子Q2と並列接続されるダイオードD6と、直流電流1Aの出力と並列接続される直列接続の第1、第2のコンデンサCE1、CE2とを備える。ただし、第1、第の2スイッチング素子Q1、Q2は昇圧チョッパ回路のスイッチング素子Q11と同様、寄生ダイオードD1、D2をそれぞれ有する。
【0024】
昇圧チョッパ回路用の制御回路4Aは、昇圧チョッパ回路11Aの出力電圧を検出する出力電圧検出回路41、およびこの検出信号を受けてスイッチング素子Q11を駆動するための駆動回路42を備え、スイッチング素子Q11に対して、オン/オフ用の制御信号の生成および出力を行ってオン/オフ制御を行うものである。また、例えば、従来と同様に、昇圧チョッパ回路11Aの出力電圧をモニタしながらそのスイッチング素子Q11のオン/オフ制御を行って整流器DBの出力電圧を所定レベルに昇圧させる制御が行われる。
【0025】
極性反転回路3A用の制御回路5Aは、ランプ電圧検出用のVla検出回路51、ランプ電流検出用のIla検出回路52、これら両検出回路からの検出信号を受けてランプ電力を算出するWla検出回路53、およびこの算出信号を受けて第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2を駆動する駆動回路54を備え、第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2に対して、オン/オフ用の制御信号の生成および出力を行ってオン/オフ制御を行う。
【0026】
例えば、放電灯Laが定常状態にある場合には、Wla検出回路53から得られるランプ電力を所定値に調節するためのオンデューティを用いて、図3のTM21、TM22に示すように、期間TM21の間、第2のスイッチング素子Q2をオフにしたままで第1のスイッチング素子Q1を数十kHzの高周波動作でオン/オフさせる一方、次の期間TM22中は第1のスイッチング素子Q1をオフにしたままで第2のスイッチング素子Q2を数十kHzの高周波動作でオン/オフさせる制御が繰り返し行われる。この場合、期間TM21、TM22により成る周波数は数十〜百Hzの低周波数に設定される。また、第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数は一定値に維持される。
【0027】
一方、上記の定常状態用の制御モードに対して、放電灯Laを始動させて点灯させる始動点灯用の制御モードの場合には、オン期間が第1のスイッチング素子Q1より第2のスイッチング素子Q2の方が長くなる第1期間TM12および短くなる第2期間TM11を交互に生成するように、両スイッチング素子Q1、Q2を交互に高周波動作でオン/オフさせて、放電灯Laに矩形波状の低周波電圧を印加する制御が行われる。この場合、期間TM11、TM12により成る周波数は数十〜百Hzの低周波数に設定される。
【0028】
また、図3の「デューティスイープ」に示すように、期間TM11、TM12の各期間における開始時点から所定時間T1かけて、オンデューティ比を連続的に変化、すなわちスイープさせる制御が行われる。このとき、長い方のオン期間、つまりTM11ではQ1、TM12ではQ2の各オン期間を所定時間T1かけて徐々に長くしていくと、ランプ電圧VlaのDC成分が徐々に大きくなっていく。なお、図3の例では、所定時間T1外のオン期間は、その所定時間T1内のオン期間よりも長くなっている。
【0029】
さらに、第1および第2期間の少なくとも一方の期間における第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数を変化させて、放電灯Laに高電圧を印加する制御が行われる。すなわち、制御回路5Aは、図3の「周波数スイープ」に示すように、期間TM11、TM12の各期間における開始時点から所定時間T1かけて、第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数を変化(スイープ)させる制御を行う。このとき、そのスイープ範囲は、インダクタL1およびコンデンサC1によるLC共振のピークを含むように設定される。なお、第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数のスイープの傾きは同程度であってもよい。
【0030】
次に、第1の実施の形態の特徴となる制御回路5Aによる動作について概略を説明する。まず、図3を用いて定常状態用の制御モードによる回路動作について説明すると、期間TM21では第2のスイッチング素子Q2をオフにしたままで第1のスイッチング素子Q1を高周波動作でオン/オフさせる一方、期間TM22では第1のスイッチング素子Q1をオフにしたままで第2のスイッチング素子Q2を高周波動作でオン/オフさせる制御が繰り返し行われ、これにより、放電灯Laに矩形波状の低周波電圧Vlaが印加されて矩形波状の低周波電流Ilaが流れ、放電灯Laが定常状態で点灯する。
【0031】
次に、始動点灯用の制御モードによる回路動作について説明すると、第2のスイッチング素子Q2のオン期間が第1のスイッチング素子Q1より長くなる期間TM12および短くなる期間TM11を交互に生成するように第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2を交互に高周波動作でオン/オフさせる制御が行われ、これにより、放電灯Laに矩形波状の低周波電圧が印加され、ランプ電圧Vlaに含まれるDC成分によってアーク放電に移行するのに必要なエネルギーが放電灯Laに十分に供給されることになる。
【0032】
また、このとき、図3に示すように、期間TM11,TM12の各期間における開始時期から所定時間T1にかけて、オンデューティ比をD11からD12に変化させる制御が行われ、これにより、ランプ電圧VlaのDC成分が徐々に大きくなる。ただし、オンデューティ比D12は、期間TM11、TM12の各期間における開始時点でD11に戻される。
【0033】
さらに、図3に示すように、期間TM11、TM12の各期間における開始時点から所定時間T1にかけて、第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数をf11からf12に変化させる制御が行われ、これにより、インダクタL1およびコンデンサC1によるLC共振がピークになった時点で極大となる高圧パルス電圧がランプ電圧Vlaに重畳されるので、放電灯Laは絶縁破壊に至って好適に始動点灯することになる。また、スイッチング周波数をスイープさせることにより、部品定数がばらついても極大となる高圧パルス電圧を放電灯Laに印加することが可能になる。ただし、スイッチング周波数f12は、期間T11、T12の各期間における開始時点でf11に戻される。
【0034】
以上、第1の実施の形態によれば、LC共振回路で得られる高圧パルス電圧で放電灯を好適に始動点灯させることができるとともに、アーク放電にスムーズに移行させるために必要となるエネルギーを放電灯に供給して始動性を向上させることが可能になる。
【0035】
なお、第1の実施の形態にあっては、始動点灯用の制御モード時に、図3に示すように、第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数が低い方から高い方にスイープする構成になっているが、これに限らず、両スイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数が高い方から低い方にスイープする構成でもよい。要するに、両スイッチング素子Q1、Q2用の制御回路が、図4に示すように、第1および第2期間の少なくとも一方の期間における両スイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数を低い方および高い方のどちらか一方に変化させる構成であればよく、これにより、放電灯Laのランプ電圧Vlaのピーク電圧および電圧成長過程を安定させることが可能になる。
【0036】
また、上記記載ではスイッチング素子Q1、Q2としてFET、特にMOSFETが使用されるものとしたが、トランジスタを使用してもよい。
【0037】
図5は本発明の第2の実施形態の放電灯点灯装置における周波数スイープの説明図で、この場合、放電灯点灯装置は、直流電源1A、負荷共振回路2A、極性反転回路3Aおよび各回路2A、3Aの制御回路4A、5Aを図2の第1の実施の形態と同様に備えているが、第1の実施の形態との相違点として、この実施形態における極性反転回路用の制御回路5Bは、始動点灯用の制御モード時において、期間TM11、TM12の少なくとも一方の期間における第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数を低い方に変化させる制御を行う以外は第1の実施の形態の制御回路5Aと同様に構成される。すなわち、この制御回路5Bは、期間TM11、TM12の各期間における開始時点から所定時間T1にかけて、各スイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数を高い方f12から低い方f11に変化、つまりスイープさせる制御を行う。
【0038】
次に、制御回路5Bによってスイッチング周波数を低い方にスイープさせる理由を図5を用いて説明する。放電灯Laが絶縁破壊すると、負荷共振回路2Aにおける共振カーブは、放電灯不点灯時の共振カーブA1(ピークはfo)から放電灯絶縁破壊後の共振カーブA2に変化する。そこで、第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数を低い方に変化させると、放電灯Laが絶縁破壊したあとの共振カーブA2における共振周波数のピーク(fo’)にそのスイッチング周波数が近づくためにアーク放電に好適なより大きなエネルギーを得ることが可能になり、これにより、放電灯Laをより安定的にアーク放電に移行させることができる。
【0039】
図6は本発明の第3の実施の形態の放電灯点灯装置における周波数スイープの説明図で、始動時の期間TM11、TM12の少なくとも一方の期間における第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数を複数回変化させて、放電灯Laに高電圧を印加する制御が行われる。この場合、極性反転回路用の制御回路5Cは、図6に示すように、始動時の期間TM11、TM12の各々において、スイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数fHFを複数回、例えば図示のように3回、変化(スイープ)させる制御を行う。このとき、そのスイッチング周波数のスイープ範囲は、負荷共振回路2AのインダクタL1およびコンデンサC1によるLC共振のピークを含むように設定される。
【0040】
なお、第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のオンデューティについては、第1の実施の形態と同様にしてスイッチング周波数のスイープとともにスイープされる構成でもよく、あるいはスイッチング周波数のスイープ時のみ、別の一定値に変更される構成でもよい。
【0041】
次に、本第3の実施の形態の特徴となる制御回路5Cによる動作について概略を説明する。まず、定常状態用の制御モードによる回路動作について説明すると、点灯時の期間TM21の間、第2のスイッチング素子Q2をオフしたままで第1のスイッチング素子Q1を高周波動作でオン/オフさせる一方、期間TM22の間、第1のスイッチング素子Q1をオフにしたままで第2のスイッチング素子Q2を高周波動作でオン/オフさせる制御が繰り返され、これにより、放電灯Laに矩形波状の低周波電圧Vlaが印加されて矩形波状の低周波電流Ilaが流れ、放電灯Laが定常状態で点灯する。
【0042】
次に、始動点灯用の制御モードによる回路動作について説明すると、第2のスイッチング素子Q2のオン期間が第1のスイッチング素子Q1より長くなる期間TM12および短くなる期間TM11を交互に生成するように、両スイッチング素子Q1、Q2を交互に高周波動作でオン/オフさせる制御が行われ、これにより、放電灯Laに矩形波状の低周波電圧が印加して、ランプ電圧Vlaに含まれるDC成分によってアーク放電に移行するのに必要なエネルギーが放電灯Laに十分に供給されることになる。
【0043】
また、このとき、図6に示すように、期間TM11、TM12の各期間において、第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数をf11からf12に複数回変化させる制御が行われ、これにより、スイッチング周波数のスイープ毎に、負荷共振回路2AのインダクタL1およびコンデンサC1によるLC共振がピークになった時点で極大となる高圧パルス電圧がランプ電圧Vlaに重畳されるので、放電灯Laは絶縁破壊に至って好適に始動点灯することになる。また、スイッチング周波数をスイープさせることにより、部品定数がばらついても極大となる高圧パルス電圧を放電灯Laに印加することが可能になる。
【0044】
以上、第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することが可能になるほか、第1の実施の形態よりも好適に放電灯Laを始動点灯させることが可能になる。また、定常状態用の制御モード時における矩形波電圧発生用の発器の出力を周波数スイープ動作の発生タイミングに使用すれば回路を簡単に構成することができる。
【0045】
図7は本発明の第4の実施の形態における放電灯点灯装置の極性反転回路用の制御回路による周波数スイープの説明図である。この場合、放電灯点灯装置は、直流電源回路、負荷共振回路、極性反転回路、直流電源回路用の制御回路、および極性反転回路用制御回路を第3の実施の形態と同様に備えているほか、第3の実施の形態との相違点として、極性反転回路用の制御回路5Dは、Vla検出回路、Ila検出回路および駆動回路を備えているほか、始動点灯用の制御モード時において、図7に示すように始動時の期間TM11、TM12の各期間における第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング周波数のスイープ毎に、より小さい一定値へのデューティの変更制御を行う以外は第3の実施の形態の制御回路5Cと同様に動作する制御回路5Dを備えている。
【0046】
ここで、上記のようにデューティを変更する理由を説明すれば、放電灯Laは高輝度放電灯であるので、放電灯Laにまず高電圧を印加して放電灯を開始させ、次でアーク放電が起こった時点で十分な量の電力を供給して放電を安定な状態に移行させることが望ましい。
【0047】
ところで、スイッチング周波数のスイープ期間において、高電圧を一層高くするには、デューティを0.5に近づける必要があるが、このようにデューティを0.5に近づけるほど、放電灯Laに印加する電圧に含まれるDC成分は逆に減少する。このように、DC成分が減少した状態でアーク放電が起こると、放電を安定な状態に移行させるのに十分な電力が放電灯Laに供給されなくなり、場合によっては放電灯Laが立ち消えてしまう。
【0048】
そこで、スイッチング周波数のスイープ期間中には、0.5に近くなるようにデューティを小さくして放電灯Laに一層高い高圧パルス電圧が印加するようにし、そのスイープ期間外では、デューティを0.5よりも大きくして放電灯Laに放電を安定な状態に移行させるのに十分な量の電力を放電灯Laに供給するようにする。
【0049】
以上、第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することが可能になる。
【0050】
図8、9、10はそれぞれ本発明の第5、6、7の実施の形態を示す。図8の第5の実施の形態の放電灯点灯装置は、交流電源ACの交流電力を所定の直流電圧に変換する昇圧部81(AC/DC変換器)と、昇圧部の出力を放電灯に供給する電力として安定化し、放電灯の点灯電圧、電流を適正に制御する降圧部82(DC/DC変換器)と、降圧部82の直流出力を低周波の矩形波に変換して放電灯に与えるとともに、放電灯の始動時にDC成分を含んだ高周波の高電圧を発生するインバータ・始動回路83(DC/AC変換器)とからなる。
【0051】
図9の第6の実施の形態の装置は、交流電源ACの交流電力を直流に変換するとともに、放電灯への供給電力を安定化し、放電灯の点灯電圧、電流を適正に制御する電力制御部91(AC/DC変換器)と、電力制御部91の直流出力を低周波の矩形波に変換して放電灯に与えるとともに、放電灯の始動時にDC成分を含んだ高周波の高電圧を発生するインバータ・始動回路92(DC/AC変換器)とからなる。
【0052】
図10の第7の実施の形態の装置は、交流電源ACの交流電力を所定の直流電圧に変換する昇圧部101(AC/DC変換器)と、昇圧部の出力電圧を放電灯へ供給電力として安定化し、放電灯の点灯電圧、電流を適正に制御するとともに、昇圧部出力を放電灯に与える低周波の矩形波に変換し、放電灯の始動時にDC成分を含んだ高周波の高電圧を発生する電力制御・インバータ・始動回路102(DC/AC変換器)とからなる。
【0053】
各第5乃至第7の実施の形態において交流電源ACと昇圧部81、101は、DC電源と置き換えてもよく、また、昇圧部及び電力制御部91は交流電源ACからの入力電流歪の増加を抑制し、力率を高く保つ機能を有していてもよい。また、インバータ・始動回路83、92及び電力制御・インバータ・始動回路102はそれぞれ少なくとも一対のインダクタとコンデンサの直列接続でなる共振回路を備えており、コンデンサの両端に放電灯Laが接続される。
【0054】
これら第5乃至第7の実施の形態の各装置の動作において、放電灯の始動時には、共振回路の共振周波数近傍の高周波で、周波数を変化しながら、点灯動作が行われる。これにより、共振回路のインダクタとコンデンサのばらつきによって共振周波数が変化しても、周波数を変化しながら点灯動作が行われるため、始動のための共振電圧を確実に発生させることが可能であり、また、共振周波数で回路動作が固定されないため、共振電圧の発生時に流れる大きな共振電流の発生期間が短縮され、各構成要素にかかるストレスを低減することが可能となる。
【0055】
また、インバータ・始動回路83及び電力制御・インバータ・始動回路102は、始動時には上記の共振による高電圧にDC成分を重畳するように動作する。例えば、ブリッジ型のインバータにおいて高周波で動作するスイッチング素子のデューティをアンバランスにすることにより、コンデンサ両端にはデューティ比に応じたDC成分が発生し、放電灯両端にはDC成分が重畳された共振電圧が発生する。これにより、共振電圧により、放電灯が絶縁破壊し、始動した後、このDC成分によりグロー放電からアーク放電への移行が容易となり、放電灯の始動性が改善される。
【0056】
上述した各実施の形態では、極性反転回路とインバータ回路のスイッチング素子をハーフブリッジ構成で示してあるが、本発明においてインバータをフルブリッジ構成とすることも可能である。
【0057】
図11に示す第8の実施の形態ではスイッチング素子をフルブリッジ構成としたインバータ回路を含む極性反転回路113Aが用いられ、回路113Aは直流電源回路111Aの出力端に夫々例えばMOSFETからなる第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2の直列回路と、第3、第4のスイッチング素子Q3、Q4の直列回路とを接続し、第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2の接続点と第3、第4のスイッチング素子Q3、Q4の接続点との間にコンデンサC0とインダクタL0の直列回路を接続し、コンデンサC0に並列に高輝度放電灯Laを接続してなり、極性反転回路用の制御回路115Aはランプ電流検出回路114、ランプ電圧検出回路113、制御回路115、駆動回路116を備えている。
【0058】
而して放電灯Laの無負荷時にあっては、スイッチング素子Q1〜Q4は、制御回路115の信号によって駆動回路116から出力される駆動信号により図12の波形Q1〜Q4に示すように、比較的高周波で交互にオン/オフされる。このとき、オン/オフの周波数を、インダクタL0、コンデンサC0の直列共振周波数の近傍とすることにより、コンデンサC0の両端には、図12に示す高電圧Vlaが発生し、この高電圧Vlaにより放電灯Laを絶縁破壊させて始動させる。無負荷状態が継続されると、上述の無負荷時の動作が間欠的に行われる。
【0059】
次に放電灯Laが始動し定常状態になると、第1、第3のスイッチング素子Q1、Q3が高周波でスイッチングする期間が比較的低周波で交互に繰り返され、また第1のスイッチング素子Q1が高周波でスイッチングしている期間には第4のスイッチング素子Q4が、また第3のスイッチング素子Q3が高周波でスイッチングしている期間には第2のスイッチング素子Q2がオンすることになる。その結果、放電灯Laには各極性において、直流成分に高周波のリップル成分が重畳されたランプ電流Ilaが流れ、それが、低周波で交番されることにより、略矩形波の電圧で放電灯は点灯される。
【0060】
また、放電灯Laには、ランプ電圧検出回路113とランプ電流検出回路114からの信号に従って制御回路115により各スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチングが制御されることにより、適切な出力が供給される。
【0061】
ここで第8の実施の形態も上述の各実施の形態と同様に、放電灯Laが絶縁破壊を生じ、始動した後、定常状態に移行する放電の不安定な時期において、ランプ電流Ilaを多く流してアーク放電への移行を容易にし、始動性が向上される。この始動後の動作は上述の各実施の形態と同様であるから説明は省略する。
【0062】
一方、図13の第9の実施の形態では図11のインバータ回路のスイッチング素子のフルブリッジ構成における第3、第4のスイッチング素子Q3、Q4を直列接続のコンデンサC01、C02で置き換えており、更に、LC共振回路には直列接続のインダクタL1とコンデンサC1の両端にコンデンサC2をインダクタL1とコンデンサC2の接続点と第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2の接続点との間にインダクタL2を挿入して二重のLC共振回路を構成する。
【0063】
放電灯Laとして高輝度放電灯を用いる場合、通常は蛍光灯のように数十kHzの高周波点灯は行われない。これはこのような高周波領域では音響的共鳴現象が生じて放電が不安定になる可能性があるためで、従って高輝度放電灯の場合は低周波の矩形波状の電圧、電流による点灯が行われる。しかし、その場合も上述の実施の形態におけるように定常点灯時の第1又は第2のスイッチング素子の高周波のスイッチングによってランプ電流に高周波成分が重畳され、特にこの高周波成分が大きくなると上述のような音響的共鳴現象が生じる恐れがある。従って本第9の実施の形態では二重の共振回路をなすインダクタL2とコンデンサC2によってこの高周波成分を除去するローパスフィルタを構成し、高周波成分を除去して音響的共鳴現象の発生を防止することが可能となる。
【0064】
上述した各実施の形態では放電灯に供給される電力の制御を極性反転回路のインバータ回路部分で行っているが、図14に示す第10の実施の形態のように電力制御部分とインバータ回路部分とを分離してもよい。その場合、電力制御部分は降圧チョッパ回路として構成され、ランプ電圧検出手段(Vla検出回路)とランプ電流検出手段(Ila検出回路)の検出値によってランプ電力検出回路(Wla検出回路)が適正なランプ電力値を設定し、これに沿って駆動回路がインバータ部分の各スイッチング素子Q1〜Q4の動作を制御する。これによって得られた出力がインバータ回路部分で低周波の矩形波に変換され、放電灯Laに印加される。インバータ回路部分における各スイッチング素子Q1〜Q4は図15の波形図に示すように動作し、上述の各実施の形態と同様にDC成分を重畳した共振電圧が発生し、この共振電圧によって放電灯Laが始動される。
【0065】
上述の各実施の形態ではまた、始動時と点灯時の切り替わりについては特に明記していないが、ランプ電流検出手段またはランプ電圧検出手段によって放電灯の点灯を検出し、それによって動作の切り替えを行うか、または、電源投入後の一定期間は始動動作を継続した後、動作を切り替えて点灯動作を行うことができる。
【0066】
図16は第1の実施の形態において放電灯の始動直後にランプ電流を増加して始動性の向上を得るように制御回路を構成した第11の実施の形態の動作を説明する波形図である。図16(a)は無負荷状態において、放電灯Laに無負荷時の共振電圧を間欠的に印加する無負荷間欠動作状態(I)と、定常動作状態(II)とを示しており、無負荷間欠動作状態(I)では、図16(b)、16(c)で示すようにスイッチング素子Q1、Q2が高周波でスイッチングしている動作を間欠的とするように制御されており、そのときの放電灯Laの両端に印加される電圧16(d)に示すように高電圧となっている。
【0067】
このとき制御回路5Aは放電灯Laに流すランプ電流Ilaの指示値を図16(e)に示すように通常点灯時に流す電流値I2より大きい電流値I1としている。放電灯Laが無負荷時の共振電圧により絶縁破壊を生じて始動すると、放電灯Laには、直流電源回路1Aから極性反転回路3Aのインバータ回路部を通じてエネルギーが供給され、図16(f)に示すようにランプ電流Ilaが流れ始める。ランプ電流検出回路52は、このランプ電流Ilaの流れ始めを検出し、放電灯Laの始動を検出する。つまり、ランプ電流検出回路52は、点灯判別手段を兼ねる。
【0068】
ランプ電流検出回路52は始動を検出すると、検出信号を図16(g)に示すように出力し、制御回路5Aはその検出信号を受けて、一定期間τ、ランプ電流検出回路52とランプ電圧検出回路51とからの検出信号により決まる通常の電流値I1よりも大きな電流値I2の電流が流れるように、スイッチング素子Q1、Q2のスイッチング動作を制御する。これにより、放電灯Laが絶縁破壊を生じ、始動した後、定常状態に移行する放電の不安定な時期にランプ電流Ilaを多く流すことができ、アーク放電への移行が容易となり、始動性の向上を図ることができる。
【0069】
上記一定期間τが過ぎると、制御回路5Aはランプ電流検出回路52とランプ電圧検出回路51とからの検出信号により決まる電流値I1を流すようにスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング動作を制御する。
【0070】
図17は第12の実施の形態の動作を示す波形図で、本実施の形態の装置は第1の実施の形態の回路構成に加えて始動電圧を間欠的に印加する手段を有するとともに、制御回路5Aは放電灯の始動直後に間欠始動電圧印加手段を停止し、放電灯の始動を継続する。
【0071】
今、図17(a)に示す無負荷状態での動作過程(I)において、放電灯Laが図17(d)に示す無負荷時の共振電圧による高電圧で絶縁破壊を生じて始動したとすると、放電灯Laには、直流電源回路1Aよりエネルギーが供給され、ランプ電流Ilaが図17(f)に示すように流れ始める。ランプ電流検出回路51がこのランプ電流Ilaの流れ始めを検出して放電灯Laの始動を検出すると図17(g)に示す検出信号を出力し、この検出信号を受けた制御回路5Aは一定期間τスイッチング素子Q1、Q2のスイッチング動作を図17(b)、17(c)に示すように無負荷時と同様なスイッチング動作とし、かつ無負荷時の間欠動作を停止して連続動作とする制御を行う。そして一定期間τが過ぎると、定常動作に制御が移行する。
【0072】
これにより、放電灯Laの始動直後の不安定な状態から安定な点灯状態であるアーク放電への移行が容易となり、また安定な点灯状態の動作過程(III)に移行した後、定常状態のスイッチングに移行するため、確実な始動が可能である。しかも、放電灯Laが絶縁破壊した後、間欠動作を停止し、連続動作とするため、間欠発振動作による放電灯Laの立ち消えも防止でき、始動性の向上を図ることが可能である。図17(e)は制御回路5Aが指示するランプ電流Ilaの値を示す。
【0073】
ところで、絶縁破壊後、無負荷連続動作の過程(II)において、万一放電灯Laが立ち消えして、ランプ電流Ilaが図18(f)の「a」で示すように流れなくなり、ランプ検出回路51の検出信号が図18(g)に示すように出力されなくなっても、無負荷動作の連続継続により、放電灯Laの両端には図18(d)に示すように共振電圧による高電圧が印加されるため、再度絶縁破壊が起きて、放電灯Laを始動させることが可能であり、確実な始動を確保することができる。なお、図18(a)〜(g)は図17(a)〜(g)に対応するタイミングチャートを示す。
【0074】
図19は第13の実施の形態の動作を示す波形図で、本実施の形態の装置は第12の実施の形態と同様に間欠始動電圧印加手段を有し、制御回路5Aは始動直後に間欠始動電圧印加手段を停止して放電灯の始動を継続し、ランプ電流を増加する。
【0075】
今、図19(a)に示す無負荷状態での動作過程(I)において、放電灯Laが図19(d)に示す無負荷時の共振電圧による高電圧Vlaで絶縁破壊を生じ、始動したとすると、放電灯Laには、直流電源回路1Aよりエネルギーが供給され、ランプ電流Ilaが図10(f)に示すように流れ始める。ランプ電流検出回路52が、このランプ電流Ilaの流れ始めを検出して放電灯Laの始動を検出すると図19(g)に示す検出信号を出力し、この検出信号を受けた制御回路5Aは一定期間τ、スイッチング素子Q1、Q2のスイッチング動作を図19(b)、19(c)に示すように無負荷時と同様なスイッチング動作とし、かつ無負荷時の間欠動作を停止して連続動作とする制御を行うとともに、この時のランプ電流Ilaの値を、図19(e)に示すようにランプ電流検出回路52とランプ電圧検出回路51からの信号により決まる電流値I2よりも大きな値I1の電流が流れるようスイッチング素子Q1、Q2のスイッチングを制御する。そして一定期間τが過ぎると、定常動作に制御が移行する。
【0076】
これにより、放電灯Laの始動直後の不安定な状態から安定な点灯状態であるアーク放電への移行が容易となり、また安定な点灯状態の動作過程(III)に移行した後、定常状態のスイッチングに移行するため、確実な始動が可能である。しかも、放電灯Laが絶縁破壊した後、間欠動作を停止し、連続動作とするため、間欠発振動作による放電灯Laの立ち消えも防止でき、始動性の向上を図ることが可能である。
【0077】
図20は第14の実施の形態の装置の動作を示す波形図で、本装置は第13の実施の形態の回路とほぼ同じ構成を有し、制御回路5Aは始動直後に間欠始動電圧印加手段を停止して放電灯の始動を継続し、ランプ電流を増加するが、始動後の動作が下記のように第13の実施の形態とは相違する。
【0078】
今、図20(a)に示す無負荷状態での動作過程(I)において、放電灯Laが図20(d)に示す無負荷時の共振電圧による高電圧で絶縁破壊を生じ、始動したとすると、放電灯Laには、直流電源回路1Aからエネルギーが供給され、ランプ電流Ilaが図20(f)に示すように流れ始める。ランプ電流検出回路52がこのランプ電流Ilaの流れ始めを検出して放電灯Laの始動を検出すると、図20(g)に示す検出信号を出力し、この検出信号を受けた制御回路5Aは一定期間τ中、スイッチング素子Q1、Q2のスイッチング動作を図20(b)、20(c)に示すように無負荷時と同様なスイッチング動作とし、かつ無負荷時の間欠動作を停止して連続動作とする制御を行うとともに、この時のランプ電流Ilaの値を図20(e)に示すようにランプ電流検出回路52とランプ電圧検出回路51からの検出信号で決まる電流値I2よりも大きな値I1の電流が流れるようスイッチング素子Q1、Q2のスイッチングを制御する。そして立ち消えずに一定期間τが過ぎると、定常動作に制御が移行する。
【0079】
ところで絶縁破壊後、無負荷連続動作過程(II)において、万一放電灯Laが立ち消えして図20(f)の「a」で示すようにランプ電流Ilaが流れなくなり、ランプ電流検出回路52から検出信号が出力されなくなっても、無負荷動作が連続して継続しているため、すぐに、放電灯Laの両端に、共振電圧による高電圧を図20(d)に示すように発生させ、放電灯Laを再始動させる。ここで本実施の形態では、再度、放電灯Laが始動した時点より、再度一定期間τの間上記の無負荷動作の連続動作を繰り返し、無負荷連続動作過程(III)を延長する。
【0080】
これにより、放電灯Laの始動直後の不安定な状態から安定な点灯状態であるアーク放電への移行が容易となり、また、安定な点灯状態に移行した後、定常状態のスイッチングに移行するため、確実な始動が可能である。しかも、放電灯Laが絶縁破壊した後、間欠動作を停止し、連続動作とするため、間欠発振動作による放電灯Laの立ち消えも防止でき、始動性の向上を図ることが可能である。
【0081】
また、始動過程において、万一、放電灯Laが立ち消えした場合においても、すぐに始動の為の電圧を印加できるとともに、再始動後も安定な点灯状態に移行するため、より確実に始動を行うことが可能である。
【0082】
なお、本発明の放電灯点灯装置は、上述したもののみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0083】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項に記載の放電灯点灯装置によれば、LC共振で得られる高圧パルス電圧で放電灯を好適に始動点灯させるとともに、アーク放電にスムーズに移行させるために必要なエネルギーを放電灯に供給して始動性を向上させ、しかもコイル、コンデンサ、スイッチング素子等のような構成部品にかかるコストを低減させることが可能になるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る放電灯点灯装置の概略ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る放電灯点灯装置の回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る放電灯点灯装置における始動時と点灯時における各部の信号波形図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る放電灯点灯装置におけるスイッチング周波数のスイープ方向についての説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る放電灯点灯装置におけるスイッチング周波数のスイープ方向についての説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る放電灯点灯装置において極性反転回路に対する制御回路による周波数スイープの説明図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る放電灯点灯装置において極性反転回路に対する制御回路による周波数スイープの説明図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る放電灯点灯装置の概略ブロック図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係る放電灯点灯装置の概略ブロック図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態に係る放電灯点灯装置の概略ブロック図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態に係る放電灯点灯装置の回路図である。
【図12】本発明の第8の実施の形態に係る放電灯点灯装置における各部の信号波形である。
【図13】本発明の第9の実施の形態に係る放電灯点灯装置の回路図である。
【図14】本発明の第10の実施の形態に係る放電灯点灯装置の回路図である。
【図15】本発明の第10の実施の形態に係る放電灯点灯装置の各部の信号波形である。
【図16】本発明の第11の実施の形態に係る放電灯点灯装置の各部の信号波形である。
【図17】本発明の第12の実施の形態に係る放電灯点灯装置の動作説明用のタイミングチャートである。
【図18】本発明の第13の実施の形態に係る放電灯点灯装置の動作説明用のタイミングチャートである。
【図19】本発明の第14の実施の形態に係る放電灯点灯装置の動作説明用のタイミングチャートである。
【図20】本発明の第15の実施の形態係る放電灯点点灯装置の動作説明用のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1A 直流電源
2A 負荷共振回路
3A 極性反転回路
4A 制御回路
5A 制御回路
11A 昇圧チョッパ回路
L1 インダクタ
C1 コンデンサ
La 放電灯

Claims (16)

  1. 一対の出力端子を有する直流電力供給用の直流電源回路と、直流電源回路の出力端子と並列接続される直列接続の少なくとも第1および第2スイッチング素子を含み、直流電源回路からの直流電力を交流電力に変換する極性反転回路と、インダクタ、コンデンサおよび放電灯でなり、極性反転回路からの交流電力が供給される負荷共振回路と、極性反転回路の第1、第2スイッチング素子を交互にオン/オフさせて負荷共振回路の放電灯に印加する電圧を制御する制御手段とを備え、制御手段は、第2スイッチング素子のオン期間が第1スイッチング素子より長くなる第1期間および短くなる第2期間を交互に生成させるように第1、第2スイッチング素子を交互に高周波でオン/オフ動作させて放電灯に矩形波状の低周波電圧を印加するとともに、放電灯の始動、点灯モードにおいて負荷共振回路からの共振パルスにDC成分を重畳し、各スイッチング素子のスイッチング周波数を連続的に変化させて放電灯に高電圧を印加する放電灯点灯装置。
  2. 制御手段は第1、第2期間の少なくとも一方の開始時点から所定の時間に第1、第2スイッチング素子のスイッチング周波数を変化させる請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 制御手段は第1、第2期間の少なくとも一方における第1、第2スイッチング素子のスイッチング周波数を複数回変化させる請求項1記載の放電灯点灯装置。
  4. 制御手段は第1、第2期間の少なくとも一方における第1、第2スイッチング素子のスイッチング周波数を低い周波数と高い周波数のいずれか一方に変化させる請求項1記載の放電灯点灯装置。
  5. 制御手段は第1、第2期間の少なくとも一方における第1、第2スイッチング素子のスイッチング周波数を低い周波数と高い周波数のいずれか一方に変化させる請求項2記載の放電灯点灯装置。
  6. 制御手段は第1、第2期間の少なくとも一方における第1、第2スイッチング素子のスイッチング周波数を低い周波数に変化させる請求項1記載の放電灯点灯装置。
  7. 制御手段は第1、第2期間の少なくとも一方における第1、第2スイッチング素子のスイッチング周波数を低い周波数に変化させる請求項2記載の放電灯点灯装置。
  8. 極性反転回路は第1、第2スイッチング素子と並列に接続した直列接続の第1、第2コンデンサを更に含み、第1、第2スイッチング素子はハーフブリッジ接続である請求項1記載の放電灯点灯装置。
  9. 極性反転回路は第1、第2スイッチング素子と並列に接続した直列接続の第3、第4スイッチング素子を更に含み、第1乃至第4スイッチング素子はフルブリッジ接続である請求項1記載の放電灯点灯装置。
  10. 負荷共振回路のインダクタとコンデンサは直列に接続されて直列共振回路を構成する請求項1記載の放電灯点灯装置。
  11. 負荷共振回路は二つのインダクタと二つのコンデンサを含む二重LC共振回路でなる請求項1記載の放電灯点灯装置。
  12. 極性反転回路は第1、第2スイッチング素子と並列に接続した直列接続の第1、第2コンデンサを含み、負荷共振回路は第1、第2スイッチング素子の接続点と第1、第2コンデンサの接続点との間に接続した直列接続の第1インダクタと第3コンデンサと、第1インダクタと第3コンデンサに並列に接続した第4コンデンサと、第1、第2スイッチング素子の接続点と第1インダクタと第4コンデンサの接続点との間に挿入した第2インダクタと、第3コンデンサに並列に接続した放電灯とでなる二重LC共振回路でなる請求項1記載の放電灯点灯装置。
  13. 極性反転回路は第1、第2スイッチング素子と並列に接続した直列接続の第1、第2コンデンサを含むとともに第1、第2スイッチング素子はハーフブリッジ接続であり、制御回路は第1と第2の期間の少なくとも一方における第1、第2スイッチングのスイッチング周波数を変化させる請求項1記載の放電灯点灯装置。
  14. 直流電源回路は交流電源からの交流電力を直流電力に変換する手段を含む請求項1記載の放電灯点灯装置。
  15. 直流電源回路は、交流電源に並列接続の整流器と、整流器に並列接続の昇圧チョッパ回路であって整流器の高電位側出力端に一端で接続した第2インダクタ、アノードを第2インダクタの他端に接続した第1ダイオード、第2インダクタの他端と整流器の低電位側出力端とに接続した第3スイッチング素子、第3スイッチング素子に並列に接続した寄生ダイオードを含むものとでなり、極性反転回路は、直流電源回路の出力に並列接続した第2ダイオード、第1スイッチング素子、第3ダイオード、第2スイッチング素子の直列接続と、第2ダイオードおよび第1スイッチング素子と並列接続の第4ダイオード、第3ダイオードおよび第2スイッチング素子と並列接続の第5ダイオード、直流電源回路出力に並列接続した第2、第3コンデンサの直列接続でなり、負荷共振回路は極性反転回路の第1スイッチング素子と第3ダイオードの接続点、第4、第5ダイオードの接続点および第2、第3コンデンサの接続点の間に接続した第1インダクタと第1コンデンサの直列接続と第1コンデンサに並列接続の放電灯でなり、制御手段は昇圧チョッパ回路の出力電圧を検出して第3スイッチング素子のオン/オフ制御により整流器の出力電圧を所定レベルに昇圧する第1の制御回路と、放電灯に供給される電流と電圧を検出して得た放電灯電力により第1、第2スイッチング素子のオン/オフを制御する第2の制御回路とよりなる請求項1記載の放電灯点灯装置。
  16. 直流電源回路は、交流電源に並列接続の整流器、整流器の出力端に並列接続の第2コンデンサ、整流器の高電位側出力端に一端を接続した第2インダクタ、アノードを第2インダクタの他端に接続した第1ダイオード、第2インダクタの他端と整流器の低電位側出力端とに接続した第3スイッチング素子、第1ダイオードのカソードを整流器の低電位側出力端とに接続した第3コンデンサでなり、極性反転回路は直流電源回路の出力端に並列接続した第1、第2スイッチング素子の直列接続と第4、第5スイッチング素子の直列接続を含むフルブリッジ回路でなり、負荷共振回路は極性反転回路の第1、第2スイッチング素子の接続点と第4、第5スイッチング素子の接続点との間に接続した第1インダクタと第1コンデンサの直列接続と第1コンデンサに並列接続の放電灯でなり、制御手段は直流電源回路の出力に応じて第3スイッチング素子のオン/オフを制御する第1制御回路と、放電灯に供給される電流と電圧を検出してそれらの検出信号に応じて第1、第2、第4、第5スイッチング素子のオン/オフを制御する第2制御回路とよりなる請求項1記載の放電灯点灯装置
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