JP2001006894A - 自動車用高圧放電灯装置 - Google Patents

自動車用高圧放電灯装置

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JP2001006894A
JP2001006894A JP11174129A JP17412999A JP2001006894A JP 2001006894 A JP2001006894 A JP 2001006894A JP 11174129 A JP11174129 A JP 11174129A JP 17412999 A JP17412999 A JP 17412999A JP 2001006894 A JP2001006894 A JP 2001006894A
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lamp
capacitor
circuit
discharge lamp
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Noboru Yamamoto
昇 山本
Hiroaki Okuchi
弘章 奥地
Satoshi Oda
悟市 小田
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Koito Manufacturing Co Ltd
Denso Corp
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Koito Manufacturing Co Ltd
Denso Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプの立ち消え防止性能及びランプ電流の
リップル電流を犠牲にすることなく、部品点数を削減で
き、製品の小型化、低コスト化を図る。 【解決手段】 トランス41によって高圧変換された電
圧を整流ダイオード43と、平滑用コンデンサ44で直
流高電圧に変換する。この直流高電圧をHブリッジ回路
61を介してランプ2に印加するとともにHブリッジ回
路61を介して始動回路7におけるコンデンサ75を充
電するよう構成する。そして、始動回路7の高電圧発生
用トランス71の2次巻線71bのインダクタンスL2
を2.5mH以上にし、平滑用コンデンサ44の容量C
1を0.5μF以下とし、さらに、L2×C1を1×1
-1×f-1.68以上となるように、L2、C1、および
MOSトランジスタ42のスイッチング周波数fを選定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の前照灯
に用いられる高圧放電灯を点灯させる自動車用高圧放電
灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧放電灯(以下、ランプとい
う)を点灯させる高圧放電灯装置が自動車用前照灯に適
用されている。この高圧放電灯装置の回路構成を図9に
示す。
【0003】ランプ306の点灯は、車載バッテリ30
0の電圧に基づいて行われる。バッテリ300の電圧
は、1次側巻線302a及び始動回路301側に設けら
れた2次側巻線302bによって高圧変換され、この高
圧化された電圧によってコンデンサ303が充電され
る。そして、コンデンサ303の充電電圧が設定電圧
(例えば、1kV)以上になると放電ギャップ304が
放電を行い、この放電によってコンデンサ303の充電
電圧が高電圧発生用トランス305の巻線305a、3
05bでさらに高圧化され、ランプ306に高電圧(例
えば、20kV)が印加される。これにより、ランプ3
06の両端子間で絶縁破壊が起こり、ランプ306が点
灯する。
【0004】さらに、上記始動回路301とは別個に直
流電源回路307に用いるために設けられた2次側巻線
302cを介して、1次側のバッテリ300から2次側
へ所定の電力供給が行われて、ランプ306の点灯が維
持される。この時、ランプ306を交流点灯させるため
に、4個のMOSトランジスタ309a〜309dより
なるHブリッジ回路309を有するインバータ回路31
0にて、放電電流の向きを交互に反転させるようにして
いる。また、1次側巻線302aを流れる1次電流は、
半導体スイッチング素子であるMOSトランジスタ31
1にて制御される。このMOSトランジスタ311のオ
ンオフは、PWM制御回路312により制御される。P
WM制御回路312は、ランプ306に印加されるラン
プ電圧VL及びランプ306に流れるランプ電流ILに
基づいてデューティー制御を行うと共に、2次側への電
力供給をランプ306の状況(例えば電極温度)に応じ
て制御している。
【0005】また、インダクタ330とコンデンサ34
0により、点灯直後のランプ電極温度が低い時に発生し
易いランプ306の立ち消え防止を行うと共に、コンデ
ンサ320とインダクタ330とコンデンサ340と高
電圧発生用トランス305の2次巻線305bによって
スイッチング素子311のスイッチング周波数に応じて
生じるランプ電流のリップル電流を低減している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラン
ス302は始動回路301及び直流電源回路307のた
めに2つの出力巻線302b、302cを用いているた
め、大型化し、コスト高となっているという問題があ
る。
【0007】さらに、ランプ306の立ち消え防止及び
ランプ電流のリップル電流低減のためにコンデンサ32
0、340とインダクタ330を備えており、部品点数
が多く、製品の大型化、コスト高となっているという問
題がある。
【0008】本発明は、上記問題を解決することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の自動車用高圧放電灯装置において
は、直流電圧源の電圧をスイッチング素子のスイッチン
グを用いて昇圧し、その昇圧電圧を平滑用コンデンサで
平滑して出力する直流電源回路と、この直流電源回路の
出力電圧を用いてランプを交流点灯させるHブリッジ回
路と、このHブリッジ回路の出力電圧により充電される
コンデンサと、このコンデンサに1次巻線が接続されH
ブリッジ回路とランプとの間に2次巻線が設けられた高
電圧発生用トランスとを有し、ランプの点灯始動時にコ
ンデンサの充電電圧を高電圧発生用トランスで昇圧して
ランプに高電圧を印加する始動回路と、を備え、ランプ
は、自動車用の35Wバルブであって、高電圧発生用ト
ランスの2次巻線のインダクタンスをL2、平滑用コン
デンサの容量をC1、スイッチング素子のスイッチング
周波数をf(ヘルツ)としたとき、 L2(直流重畳1.5Aでの値)≧2.5mH(2.5
×10-3ヘンリー)、 容量C1≦0.5μF(0.5×10-6ファラド)、 L2(直流重畳0.4Aでの値)×C1≧1×10-1×
-1.68 の関係を満たしていることを特徴としている。
【0010】このような構成とし、高電圧発生用トラン
スの2次巻線のインダクタンスL2、平滑用コンデンサ
の容量C1、スイッチング素子のスイッチングfを上記
のような関係を満たすものとすることにより、従来回路
で示すトランス307の巻線302bを廃止でき、ラン
プの立ち消え防止性能及びランプ電流のリップル電流を
犠牲にすることなく、従来回路で示すインダクタ33
0、コンデンサ340を廃止することができる。従っ
て、部品点数を削減でき、製品の小型化、低コスト化を
図ることができる。
【0011】上記のように構成した場合、請求項2に記
載の発明のように、始動回路におけるコンデンサの充電
電圧を350V〜400Vとして、17kV以上の高電
圧を発生させ、点灯開始時にランプに十分な高電圧を印
加することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。
【0013】図1に、本発明の一実施形態にかかる自動
車用高圧放電灯装置の全体の回路構成を示す。
【0014】1は直流電源としての車載バッテリ、2は
自動車用前照灯として用いられるランプ、3はランプ2
の点灯スイッチである。なお、この実施形態では、ラン
プ2として、自動車用の35Wバルブ(例えば、フィリ
ップス社製のD2S、D2Rバルブ等)を用いている。
また、この放電灯装置は、直流電源回路としてのDC−
DCコンバータ4、点灯補助回路5、インバータ回路
6、始動回路7等の回路機能部を有している。
【0015】DC−DCコンバータ4は、バッテリ1側
に配された1次巻線41aとランプ2側に配された2次
巻線41bを有するフライバックトランス41と、1次
巻線41aに接続されたスイッチング素子としてのMO
Sトランジスタ42と、2次巻線41bに接続された整
流用のダイオード43及び出力平滑用のコンデンサ44
から構成され、バッテリ電圧VBを昇圧した昇圧電圧を
出力する。すなわち、MOSトランジスタ42がオンす
ると、1次巻線41aに1次電流が流れて1次巻線41
aにエネルギーが蓄えられ、MOSトランジスタ42が
オフすると、1次巻線41aのエネルギーが2次巻線4
1bを介して放出される。そして、このような動作を繰
り返すことにより、ダイオード43と平滑用コンデンサ
44の接続点から高電圧を出力する。
【0016】点灯補助回路5は、コンデンサ51と抵抗
52から構成され、点灯スイッチ3がオンした後にラン
プ2への印加電圧と同じ電圧にコンデンサ51が充電さ
れ、ランプ2の電極間での絶縁破壊によりランプ両端間
の電圧が低下すると、コンデンサ51に充電された電荷
をランプ2を介して放電させることにより速やかにアー
ク放電に移行させる。
【0017】インバータ回路6は、ランプ2を交流(矩
形波)点灯させるもので、Hブリッジ回路61とブリッ
ジ駆動回路62、63から構成されている。Hブリッジ
回路61は、Hブリッジ状に配置された半導体スイッチ
ング素子をなすMOSトランジスタ61a〜61dから
なる。ブリッジ駆動回路62、63は、制御回路10か
らの制御信号によって、MOSトランジスタ61a、6
1dとMOSトランジスタ61b、61cを交互にオン
オフ駆動する。この結果、ランプ2の放電電流の向きが
交互に切り替わり、ランプ2の印加電圧(放電電圧)の
極性が反転してランプ2が交流点灯する。
【0018】なお、コンデンサ61e、61fは、点灯
始動時の高電圧パルスによりランプ2の絶縁破壊時に生
じるサージ電圧からHブリッジ回路61を保護する保護
用のコンデンサである。
【0019】始動回路7は、Hブリッジ回路61の中点
電位とバッテリ1の負極端子との間に設置され、1次巻
線71aと2次巻線71bを有する高電圧発生用トラン
ス71、ダイオード72、73、抵抗74、コンデンサ
75、及び一方向性半導体素子であるサイリスタ76か
ら構成されている。なお、高電圧発生用トランス71の
1次巻線71aはコンデンサ75に接続され、2次巻線
71bはHブリッジ回路61とランプ2との間に設けら
れている。
【0020】そして、この始動回路7は、ランプ2の点
灯始動時にランプ2に高電圧パルスを印加してランプ2
を点灯させる。すなわち、点灯スイッチ3がオンする
と、MOSトランジスタ61a、61dとMOSトラン
ジスタ61b、61cが交互にオンオフ駆動され、MO
Sトランジスタ61b、61cがオンの時にコンデンサ
75が充電され、MOSトランジスタ61b、61cが
オフの時にサイリスタ76がオンするよう制御回路10
にてサイリスタ76のゲート信号が制御される。サイリ
スタ76にゲート信号が印加されると、コンデンサ75
が高電圧発生用トランス71の1次巻線71aを介して
放電し、高電圧発生用トランス71の2次巻線71bに
高電圧パルスが発生する。この高電圧パルスがランプ2
に印加され、ランプ2の電極間で絶縁破壊し、ランプ2
を点灯始動させる。
【0021】上記したMOSトランジスタ42、ブリッ
ジ回路62、63、サイリスタ76は、制御回路10に
よって制御される。この制御回路10には、DC−DC
コンバータ4とインバータ回路6の間のランプ電圧(す
なわちインバータ回路6に印加される電圧)VL及びイ
ンバータ回路6からバッテリ1の負極側に流れる電流I
Lなどが入力されている。なお、電流ILは電流検出抵
抗8により電圧として検出される。
【0022】図2に、制御回路10のブロック構成を示
す。制御回路10は、MOSトランジスタ42をPWM
信号によってオンオフさせるPWM制御回路100と、
ランプ電圧VLをサンプルホールドするサンプルホール
ド回路200と、サンプルホールドされたランプ電圧V
Lとランプ電流ILに基づいてランプ電力を所望値に制
御するランプパワー制御回路300と、Hブリッジ61
を制御するHブリッジ制御回路400と、サイリスタ7
6をオンさせてランプ2に高電圧パルスを印加する高電
圧発生制御回路500から構成されている。
【0023】上記構成において、放電灯装置の点灯動作
を説明する。
【0024】点灯スイッチ3がオンすると、図1に示す
各部に電源が供給される。そして、PWM制御回路10
0はMOSトランジスタ42をPWM制御する。その結
果、フライバックトランス41の作動によって、バッテ
リ電圧VBを昇圧した電圧がDC−DCコンバータ4か
ら出力される。また、Hブリッジ制御回路400は、H
ブリッジ回路61におけるMOSトランジスタ61a〜
61dを対角線の関係で交互にオンオフさせる。このこ
とにより、DC−DCコンバータ4から出力された電圧
が、Hブリッジ回路61を介して始動回路7のコンデン
サ75に供給され、コンデンサ75が充電される。
【0025】この後、高電圧発生制御回路500は、H
ブリッジ制御回路400から出力されるMOSトランジ
スタ61a〜61dの切換タイミングを知らせる信号に
基づいて、サイリスタ76にゲート信号を出力し、サイ
リスタ76をオンさせる。そして、サイリスタ76がオ
ンすると、コンデンサ75が放電し、トランス71を通
じて、ランプ2に高電圧パルスが印加される。その結
果、ランプ2が電極間で絶縁破壊し、点灯始動する。
【0026】この後、Hブリッジ回路61によりランプ
2への放電電圧の極性(放電電流の向き)を交互に切り
替えることで、ランプ2が交流点灯される。また、ラン
プパワー制御回路300は、ランプ電流ILとランプ電
圧VL(サンプルホールド回路200によってサンプル
ホールドされたもの)とに基づいて、ランプ電力が所望
値となるように制御し、ランプ2を安定点灯させる。
【0027】なお、サンプルホールド回路200は、H
ブリッジ回路61の切換タイミングに同期しその切換時
に発生する過渡電圧をマスクし、過渡電圧発生時以外の
ランプ電圧VLをサンプリングしてホールドする。
【0028】上記した構成によれば、図9の従来回路で
示すトランス307の巻線302b、インダクタ33
0、コンデンサ340を廃止することができる。但し、
自動車用高圧放電灯装置として機能させるためには、ラ
ンプ2の点灯始動時の高電圧パルスの発生、ランプ2の
立ち消え防止性能、およびランプ電流のリップル電流を
良好にする必要がある。以下、この点について順に説明
する。[ランプ2の点灯始動時の高電圧パルスの発生に
ついて]高電圧パルスは、コンデンサ75に充電された
状態でサイリスタ76がオンした時に高電圧発生用トラ
ンス71の1次巻線71aを介してコンデンサ75が放
電し、このとき2次巻線71bに高電圧パルスが発生す
る。このときの高電圧は、 (a)コンデンサ75の充電電圧 (b)コンデンサ75の容量 (c)高電圧発生用トランス71の巻線71a、71b
の巻数比 (d)高電圧発生用トランス71の磁気回路(巻線71
a、71bのインダクタンス)によって決まる。
【0029】ここで、コンデンサ75の充電電圧は、ラ
ンプ点灯前にランプ2に印加する電圧である。この電圧
は、ランプ2の電極間で絶縁破壊した時にアーク放電に
移行するために必要な電圧で、自動車用の35Wバルブ
では、350V以上の電圧が必要である。この電圧を高
くすると、平滑用コンデンサ44、Hブリッジ回路61
を構成する素子等の関係する素子の耐電圧を高いものに
する必要があり、大きさコスト的に不利となる。よっ
て、コンデンサ75の充電電圧は350V〜400V
で、好ましくは400Vである。
【0030】次に、コンデンサ75の容量について説明
する。
【0031】ランプ2の電極間で絶縁破壊した時に平滑
用コンデンサ44から放電電流がHブリッジ回路61を
介してランプ2に電流が流れ、アーク放電に移行し点灯
する。この作動において、平滑用コンデンサ44の放電
電流がランプ2に流れ込むためには、電極間での絶縁破
壊時に高電圧発生用トランス71から所定値以上の放電
エネルギーをランプ2に与える必要がある。このエネル
ギーE1は、数式1に示すように、コンデンサ75の容
量C75、コンデンサ75の充電電圧V、および高電圧発
生用トランス71の変換効率ηで決まり、充電電圧40
0Vの場合のコンデンサ75の容量は0.47μF程度
が必要である。
【0032】
【数1】
【0033】次に、高電圧発生用トランス71の巻線7
1a、71bの巻数比、高電圧発生用トランス71の磁
気回路(巻線71a、71bのインダクタンス)につい
て説明する。
【0034】ランプ2を絶縁破壊するために必要な電圧
は、自動車用の35Wバルブでは、実験にて求めた結
果、高電圧パルスのdv/dt(単位時間当たりの電圧
変化)が50V/nSでは波高値として17kV以上必
要である。コンデンサ75の充電電圧を400Vとし
て、高電圧発生用トランス71の2次巻線71bの両端
に17kV以上の電圧を発生させるための巻線71a、
71bの巻数比及び磁気回路(巻線71a、71bのイ
ンダクタンス)を実験にて求めた。巻数比は、開磁路、
閉磁路の2つの磁気回路にて実験し、ともにほぼ同じ結
果で巻数比80程度が最適である。
【0035】但し、高電圧パルスの波高値は、高電圧発
生用トランス71の実装形態により影響を受ける。つま
り、高電圧発生用トランス71を金属ケース内に収納す
ると、高電圧発生用トランスの漏洩磁束が金属ケースを
鎖交し、うず電流として消費されるため、高電圧パルス
の波高値が低下する。従って、漏洩磁束を少なくし性能
低下を防止するためには、閉磁路構成とするのが好まし
い。
【0036】次に、2次側巻線71bのインダクタンス
と高電圧パルスの発生電圧の関係について、高電圧発生
用トランス71を閉磁路構成とし、巻線71a、71b
の巻数比を80に固定し、2次巻線71bのインダクタ
ンスL2を変えた場合の実験結果を図3に示す。この結
果から、高電圧発生用トランス71の2次巻線71bの
両端に17kV以上の電圧を発生させるためには、2次
巻線71bのインダクタンスL2を2.5mH以上とす
る必要がある。つまり、2次巻線71bのインダクタン
スL2を2.5mH以上にすれば、巻線71a、71b
の結合を良好にし、結合係数を1に近いところにするこ
とができるため、コンデンサ75の充電電圧350V〜
400Vに対して17kV以上の高電圧を発生させるこ
とができる。なお、この実験においては、2次巻線71
bのインダクタンスL2を直流重畳1.5Aのときの値
としている。これは、後述するランプ立ち消え防止のた
めに直流重畳1.5AにおけるインダクタンスL2が必
要となるためである。
【0037】このように、直流重畳が1.5Aのときの [ランプ2の立ち消え防止性能について]平滑用コンデ
ンサ44の容量および高電圧発生用トランス71の2次
巻線71bのインダクタンスとでランプ2への印加電圧
の極性切換時に過渡電圧を発生し、この過渡電圧をラン
プ2に印加することによりランプ2の立ち消えを防止し
ている。
【0038】まず、この過渡電圧発生の作動について説
明する。
【0039】ランプ2の点灯状態でランプ2に流れるラ
ンプ電流i(図1参照)とHブリッジ回路61への印加
電圧である端子G(図1参照)の電圧波形を図4に示
す。ランプ電流iの向きが切り替わる(極性切換)たび
に過渡電圧Vpが発生する。
【0040】図5に、極性切り替わり時の端子Gの電圧
とランプ電流iの拡大波形、およびMOSトランジスタ
61a〜61dのオンオフ状態を示す。MOSトランジ
スタ61a、61dがオフ、MOSトランジスタ61
b、61cがオンして点灯している状態では、ランプ電
流i1が流れている。この状態から極性切換作動に入る
と、まずMOSトランジスタ61b、61cがオフし、
その後、時間Tが経過した後にMOSトランジスタ61
a、61dがオンする。この時間Tはデットタイムであ
り、MOSトランジスタ61a〜61dの全てがオフす
る数μ秒の時間である。このデッドタイムTは、MOS
トランジスタ61a、61bあるいはMOSトランジス
タ61c、61dが同時に導通することを確実にさける
ために設定されている。
【0041】ここで、MOSトランジスタ61b、61
cがオフする直前ではランプ電流i1は2次巻線71b
に流れている電流であり、2次巻線71bにはランプ電
流i1により、数式2で表されるエネルギーE2が蓄積
されている。
【0042】
【数2】
【0043】MOSトランジスタ61b、61cがオフ
すると、2次巻線71bに蓄積されたエネルギーは、図
6中のHで示す経路で電流が流れ、エネルギーを放出す
る。つまり、ランプ2、MOSトランジスタ61aの寄
生ダイオード、コンデンサ51、抵抗8、MOSトラン
ジスタ61dの寄生ダイオードを介して放出される。こ
の時、平滑用コンデンサ44は充電される。次に、MO
Sトランジスタ61a、61dがオンするが、この状態
でも同じ経路で放出を続け、2次巻線71bに蓄積され
たエネルギーを完全に放出するまで続く。
【0044】エネルギーを完全に放出した時点(ランプ
電流が0になった時点)で、平滑用コンデンサ44の充
電電圧は最大値Vpとなる。この瞬間にランプ2の電極
間に電圧Vpが印加される。電圧Vpがランプ2の再点
弧電圧よりも高ければ、ランプ2は再点弧し、逆方向の
電流が流れ、安定電流値に達する。ここで、電圧Vpが
ランプ2の再点弧電圧よりも低い場合は、ランプ2は再
点弧できずにランプ2は消えてしまう、つまりランプ2
の立ち消えとなる。この立ち消えはランプ2の電極が冷
えている状態が発生し易い。このため、点灯開始時に電
極温度が低いと、ランプ2の再点弧電圧は高くなる。
【0045】自動車用の35Wバルブでは、点灯開始時
にランプ電流i1は1.5A〜2.5A程度、ランプ電
圧V1は30〜50V程度になるように、ランプ2の電
力が制御される。この状態での再点弧電圧に対し、上記
した電圧Vpが必ず高くなるようにすれば、ランプ2の
立ち消えを防止することができる。ランプ2の立ち消え
を防止するために必要な電圧Vpを実験により求めた結
果、電圧Vpが120V以上であれば、ランプ2の立ち
消えを防止できることが分かった。
【0046】ここで、上記した電圧Vpは、高電圧発生
用トランス71の2次巻線71bのインダクタンスL2
と、平滑用コンデンサ44の容量C1と、ランプ電流i
1と、ランプ電圧V1により、数式3で表される。
【0047】
【数3】
【0048】この数式3から、Vp=120V、L2=
2.5mH、i1=1.5A、V1=30Vとして、C
1を求めると、C1=0.42μFとなる。また、Vp
=120V、L2=2.5mH、i1=1.5A、V1
=50VとしてC1を求めると、C1=0.47μF≒
0.5μFとなる。
【0049】従って、電圧Vpを120V以上とするた
めには、平滑用コンデンサ44の容量C1を0.5μF
以下にすることが必要である。 [ランプ電流のリップル電流について]上記した高電圧
発生用トランス71の2次巻線71bのインダクタンス
L2と、平滑用コンデンサ44の容量C1は、ランプ電
流のリップル電流値にも関係する。
【0050】このランプ電流のリップル電流は、インダ
クタンスL2、容量C1と点灯中のランプ2のインピー
ダンスと、DC−DCコンバータ4におけるMOSトラ
ンジスタ42のスイッチング周波数f(ヘルツ)で決ま
る。図7にランプ2の電流波形iを示す。iP-Pはリッ
プル電流値、tはMOSトランジスタ42のスイッチン
グの周期(1/f)を示している。
【0051】自動車用の35Wバルブでは、安定点灯時
での許容リップル電流として、10mA以下が推奨され
ている。従って、ランプ2のリップル電流iP-Pを10
mA以下にする必要があり、iP-P=10mAとなるC
1×L2とfの関係を実験により求めた。その結果を図
8に示す。この実験結果から、iP-P=10mA以下と
するためには、L2×C1≧1×10-1×f-1.68を満
たす、すなわち図8中の斜線領域の関係にする必要があ
る。但し、ランプ2の安定点灯時のランプ電流は0.4
A前後であるので、高電圧発生用トランス71の2次巻
線71bのインダクタンスL2を直流重畳0.4Aのと
きの値としている。
【0052】上記した実施形態についてまとめると、高
電圧発生用トランス71は、(1)ランプ2の電極間で
絶縁破壊させるための高電圧パルスを発生する、(2)
ランプ2の点灯後の極性切換時に、ランプ2に過渡電圧
Vpを印加し立ち消えを防止する、(3)点灯中のDC
−DCコンバータ4におけるMOSトランジスタ42の
スイッチング周波数fに応じて生じるランプ電流のリッ
プル電流を低減する、という機能を有している。
【0053】また、DC−DCコンバータ4の平滑用コ
ンデンサ44は、(4)ランプ2の点灯後の極性切換時
に、ランプ2に過渡電圧を印加し立ち消えを防止する、
(5)点灯中のMOSトランジスタ42のスイッチング
周波数fに応じて生じるランプ電流のリップル電流を低
減する、という機能を有している。
【0054】そして、高電圧パルスの発生電圧を所望の
値にするためには、高電圧発生用トランス71の2次巻
線71bのインダクタンスL2(直流重畳1.5Aのと
きの値)を2.5mH以上とする必要がある。この場
合、高電圧発生用トランス71の巻線71a、71bの
結合が良好になり、コンデンサ75の充電電圧350V
〜400Vに対して17kV以上の高電圧を発生させる
ことができる。
【0055】また、ランプ2の点灯後の極性切換時にラ
ンプ2の立ち消えを防止するためには、高電圧発生用ト
ランス71と平滑用コンデンサ44の両方が関係してお
り、高電圧発生用トランス71の2次巻線71bのイン
ダクタンスL2(直流重畳1.5Aのときの値)を2.
5mH以上とし、かつ平滑用コンデンサ44の容量C1
を0.5μF以下とする必要がある。
【0056】また、ランプ電流のリップル電流を低減す
るには、高電圧発生用トランス71と平滑用コンデンサ
44とMOSトランジスタ42のスイッチング周波数f
が関係しており、L2×C1≧1×10ー1×f-1.68
満たすことにより、リップル電流iP-Pを10mA以下
にすることができる。
【0057】なお、上記した2次巻線71bのインダク
タンスL2を、直流重畳1.5Aのときの値と、直流重
畳0.4Aのときの値としているが、これは2次巻線7
1bに流れる電流に応じてインダクタンスが変わるた
め、それぞれの電流に換算したときの値で示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる自動車用高圧放電
灯装置の全体の回路構成を示す図である。
【図2】図1中の制御回路10の構成を示すブロック図
である。
【図3】2次側巻線71bのインダクタンスと発生電圧
の関係を示す図である。
【図4】ランプ2の点灯状態において、ランプ電流iと
図1中の端子Gの電圧の電圧波形を示す図である。
【図5】極性切り替わり時の、端子Gの電圧とランプ電
流iの拡大波形、およびMOSトランジスタ61a〜6
1dのオンオフ状態を示す図である。
【図6】MOSトランジスタ61b、61cがオフした
ときの電流経路を説明するための図である。
【図7】ランプ定点灯時のランプ電流の波形を示す図で
ある。
【図8】ランプ安定点灯時でのリップル電流iP-Pを1
0mA以下にするための、L2×C1とfの関係を示す
図である。
【図9】従来の自動車用高圧放電灯装置の回路構成を示
す図である。
【符号の説明】
1…車載バッテリ、2…ランプ、3…点灯スイッチ、4
…DC−DCコンバータ、41…フライバックトラン
ス、42…MOSトランジスタ、44…平滑用コンデン
サ、5…点灯補助回路、6…インバータ回路、61…H
ブリッジ回路、7…始動回路、71…高電圧発生用トラ
ンス71、71a…1次巻線、71b…2次巻線、75
…コンデンサ。
フロントページの続き (72)発明者 奥地 弘章 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 小田 悟市 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 3K072 AA11 BA05 BB01 BB10 DD08 EB05 EB07 GA03 GB18 GC04 HA10 HB03 3K083 AA85 AA92 BA04 BA25 BA26 BA33 BC15 BC34 BC47 BD03 BD04 BD16 BD22 CA32 EA09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧源の電圧をスイッチング素子の
    スイッチングを用いて昇圧し、その昇圧電圧を平滑用コ
    ンデンサで平滑して出力する直流電源回路と、 この直流電源回路の出力電圧を用いて高圧放電灯を交流
    点灯させるHブリッジ回路と、 このHブリッジ回路の出力電圧により充電されるコンデ
    ンサと、このコンデンサに1次巻線が接続され前記Hブ
    リッジ回路と前記高圧放電灯との間に2次巻線が設けら
    れた高電圧発生用トランスとを有し、前記高圧放電灯の
    点灯始動時に前記コンデンサの充電電圧を前記高電圧発
    生用トランスで昇圧して前記高圧放電灯に高電圧を印加
    する始動回路と、を備え、 前記高圧放電灯は、自動車用の35Wバルブであって、 前記高電圧発生用トランスの2次巻線のインダクタンス
    をL2、前記平滑用コンデンサの容量をC1、前記スイ
    ッチング素子のスイッチング周波数をf(ヘルツ)とし
    たとき、 L2(直流重畳1.5Aでの値)≧2.5×10-3(ヘ
    ンリー)、 容量C1≦0.5×10-6(ファラド)、 L2(直流重畳0.4Aでの値)×C1≧1×10-1×
    -1.68 の関係を満たしていることを特徴とする自動車用高圧放
    電灯装置。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサの充電電圧を350V〜
    400Vとし、前記高電圧発生用トランスによって前記
    放電灯に17kV以上の高電圧が印加されるようになっ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用高圧
    放電灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7564199B2 (en) 2006-09-11 2009-07-21 Koito Manufacturing Co., Ltd. Discharge lamp lighting circuit
CN114157166A (zh) * 2021-12-06 2022-03-08 电子科技大学 用于提升衍射性光波导曝光电子束场强的电路

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